うい。現地観戦研究家のBall Otaku Bros(@b_o_bros)だ。
最初に断っておくが、本来、このブログはバスケオタクが低予算で現地観戦を達成するためのガイドブックである。
ただ、カレッジバスケは何の予備知識も無しには楽しめないし、NBAと比べてプレーの質が遥かに劣る試合を観に行く気にはなれないと思う。
と言うことで、この度、「NCAA基礎講座」と題してアメリカのカレッジバスケについて解説&紹介することにした。
これらの記事で基礎知識を身に着けて、自分の好奇心の赴くままに歴史、コーチのスタイル、戦術、各大学のカルチャーetcをディグり、最終的に現地を訪れてもらえれば幸いだ。

NCAAの視聴方法
日本からカレッジバスケを視聴する方法を紹介!!
今回はミッドメジャーを紹介する。
おさらい
詳細
NCAA: 全米最大の大学体育協会
NCAA(National Collegiate Athletic Association)は約1100校が加盟する全米最大の大学体育協会だ。
但し、アメリカに存在する大学体育協会はNCAAだけでは無い。アメリカにはNCAA以外にも複数のだ大学スポーツを管理する組織がある。例えば、JUCO(短大)を組織するNJCAA、バスケットボールの発明者ジェームス・ネイスミス博士が立ち上げた団体に由来するNAIA、キリスト教系の大学を集めたNCCAA等がある。
つまり、NCAAは数ある大学体育協会の中の1つに過ぎない。
ディビジョン: 所属ディビジョンは金次第!!
ディビジョン | 所属校 | 大学規模 | 奨学生(バスケ部) |
DivisionⅠ | 350校 | 大~小 | 13人 |
DivisionⅡ | 300校 | 中~小 | 10人 |
DivisionⅢ | 300校 | 小 | 0人 |
現在、NCAAには約1100校が加盟している。が、予算や運動部に対する考えが違う1100校に足並みを揃えさせるのは色々と無理が生じる。故に、NCAAは加盟校は各々の運動部の運営方針に沿ったディビジョンでプレーできるように3つのディビジョン(Division Ⅰ、ディビジョンⅡ、ディビジョンⅢ)を設けている。
各校の所属ディビジョンは強さでは無く、大学の意向(運動部の予算)で決まる。入れ替え戦は無い。NCAAは大学に各ディビジョンでプレーするための条件を課しているのだが、その主要な条件に「D1でプレーするためには各大学は男女合計14部以上を運営しなければならない」というのがある。言い換えれば、「バスケ部とフットボール部だけあればOK」という大学は運動部をD1でプレーさせることができない。当然、運営する部活の数が増えればその分だけ運営費用等の金が必要になる。つまり、ディビジョンは金で決まる。
ちなみに、男子バスケ部においてはD1校は1チーム13人、D2校は10人、D3校は0人の奨学生枠がある。
カンファレンス:
NCAA D1の約350校は全32個のカンファレンスのいずれかに所属している。カンファレンスとはリーグ戦を行う大学の連盟だ。各カンファレンスは「同じような実力」でなお且つ「地理的に近い」大学で組織される傾向が強い。カンファレンスの所属校数は8~16校と幅広い。
メジャー
メジャー: 強さを表す専門用語
メジャー:
強豪校: ハイメジャー
中堅校: ミッドメジャー
弱小校: ローメジャー
カレッジバスケはカンファレンス単位で語られることが多い。例えば、「今季のACC(デューク大学やノースカロライナ大学が所属するカンファレンス)は強い」といった具合にだ。
と言うのも、カンファレンス間には大きな実力差があるからだ。カンファレンスは同じような実力の大学が集まる傾向にある。つまり、強い大学は強い大学同士で、弱い大学は弱い大学同士でカンファレンスを組織している。故に、それが同じD1内でも各カンファレンスの間に実力の差を生んでいるのだ。
そして、強さを表す際に用いられるのがメジャー(major)という単語だ。強豪校はハイメジャー校、中堅校はミッドメジャー校、弱小校はローメジャー校と呼ばれ、ハイメジャー校が集まっているカンファレンスはハイメジャーカンファレンス、ミッドメジャー校同士のカンファレンスはミッドメジャーカンファレンス、ローメジャー校のカンファレンスはローメジャーカンファレンスと表現される。
ハイメジャーカンファレンス: 主要7カンファレンス
ハイメジャー(強豪)
ACC
アメリカン
ビッグイースト
ビッグ10
ビッグ12
SEC
パック12
一般的に上記の7つのカンファレンスに所属している大学がハイメジャーと定義されている。数にすれば全D1大学約350校中ハイメジャー校は約90校程度だ。ハイメジャー校は、NBA級のアリーナと盛り上がるファン等、所謂日本人がイメージしているアメリカのカレッジバスケ像だ。代表的な所を挙げれば、ケンタッキー大学やデューク大学はまさにこれにあたる。
ミッドメジャー/ローメジャー
- ミッドメジャー(中堅)
上記以外のカンファレンス所属校 - ローメジャー(弱小)
ミッドメジャー内でもさらに弱いカンファレンス所属校
一方、ハイメジャー以外の大学は全てミッドメジャーと定義される。つまり、7つのカンファレンス以外の25のカンファレンスに所属している全てのチームがミッドメジャーということだ。
しかし、ミッドメジャーだけでも250校以上はあり、その中でも実力差があるため、ミッドメジャーの中でレベルが劣るカンファレンスやチームをローメジャーとして区別する場合がある。
ミッド/ローメジャー校は、一部盛り上がっている大学もあるが、全体としてはあまり盛り上がっていない。同じD1でもハイメジャー校とはまったくの別物である。ローメジャー校の試合は観客が1000人にも満たない場合もザラで、そもそも会場のキャパシティーが1000人程度の大学もある。
メジャーの定義: 曖昧
メジャーの定義は非常に曖昧だ。例えば、ゴンザガ大学、ネバダ大学ラスベガス校(UNLV)、ブリガム・ヤング大学(BYU)はハイメジャーカンファレンス以外のカンファレンスに所属しているが、予算の大きさや強さはハイメジャーと遜色が無いため、広義ではハイメジャー扱いだ。渡邉雄太選手の母校ジョージワシントン大学が所属しているアトランティック・10・カンファレンスも時代によってはハイメジャー扱いだった。一方、狭義ではフットボールに倣ってパワーカンファレンス(ACC、B1G、ビッグ12、SEC、Pac-12)だけをハイメジャーとする場合もある。
ハイメジャーvsミッドメジャー: NCAAトーナメントへの出易さは一長一短
| 強いカンファレンス | 弱いカンファレンス |
カンファレンストーナメント 優勝 (Automatic Bid) 32校 | 難しい | 簡単 |
招待 (At-Large Bid) 36校 | 簡単 | 難しい |
NCAAトーナメントへ出場するためには「カンファレンストーナメントで優勝する」か「シーズン中に良い成績を残して選考委員会に招待される」かのどちらかをクリアしなければならない。端的に言えば、弱いカンファレンスに所属していれば、カンファレンストーナメントで優勝する可能性は高いのだが、一方、弱いカンファレンスに所属しているとシーズン中の戦いがあまり評価されないため招待を受けにくい。
しかし、ミッド/ローメジャー校はほとんどAt-Large Bidを獲得できないのが現状だ。しかも、ローメジャー校はほぼ毎回下位シードに位置付けされるため、ほとんどの場合、ローメジャー校は1回戦で優勝候補のチームと対戦して大敗を喫して会場を後にすることとなる。
ただ、しばしば下位シードのローメジャー校が上位シード校を倒すアップセットが起こる。近年では2018年に第16シードのメリーランド大学ボルチモア・カウンティ校が第1シードのバージニア大学を倒して大きな話題となった。
NBA選手: スーパースターはミッドメジャー校出身が多い
主なミッドメジャー出身選手
- ラリー・バード(インディアナステイト大学)
- ジョン・ストックトン(ゴンザガ大学)※当時は弱小校
- カール・マローン(ルイジアナ工科大学)
- スティーブ・ナッシュ(サンタ・クララ大学)
- ステフィン・カリー(デビッドソンカレッジ)
- カワイ・レナード(サンディエゴステイト大学)
- デイミアン・リラード(ウェバーステイト大学)
- CJ・マカラム(リーハイ大学)
- ポール・ジョージ(フレズノステイト大学)
基本的にNBAドラフトで上位指名される選手はハイメジャー校出身の選手達だ。ミッドメジャーからはミッドメジャー全体で数人程度しかNBA契約を勝ち取れない。が、何故かスーパースターにはミッドメジャー出身者が多い。ちなみに、2019年NBAドラフト全体2位のジャ・モラント(マレー・ステイト大学)もミッドメジャー出身だ。
北東部
アイビー・リーグ
詳細
名称: Ivy League
愛称: アイビー
設立: 1954年
本部: ニュージャージー州プリンストン
HP: ivyleague.com
所属校(大まかな所在地) |
ハーバード大学(マサチューセッツ州ボストン)は実はバスケットボールもそこそこ強い。ジェレミー・リンがプレーしていた。 |
イェール大学(コネチカット州ニューヘブン)のバスケ部は黎明期から活動している。 |
コロンビア大学(ニューヨーク州ニューヨーク)はKJ松井選手の母校だ。 |
プリンストン大学はプリンストンオフェンスが発明された場所だ。 |
ペンシルベニア大学(ペンシルベニア州フィラデルフィア)はバスケットボールが強い。 |
コーネル大学(ニューヨーク州)は2010年にテンプル大学とウィスコンシン大学を破ってスウィート16に進出した。 |
ブラウン大学(ロードアイランド州プロビデンス)は2019年にCBIに出場した。 |
ダートマス大学(バーモント州)は1940年代に2度NCAAトーナメント準優勝を果たしたが、1959年を最後にNCAAトーナメントから遠ざかっており、現在最長の不出場記録を更新し続けている。 |
アイビーリーグは東海岸の世界的に優秀な大学が集まったカンファレンスだ。アイビーリーグはスポーツ以外の活動も推奨しているため、スポーツ奨学金制度が無く、大学院生のプレーを許していない。しかし、ハーバード大学やペンシルベニア大学には勉強、運動、その他の活動も有能な学生が世界中から集まって来るため、ミッドメジャーの中でもそこそこ強い。
アトランティック・10・カンファレンス
詳細
名称: Atlantic 10 Conference
愛称: A10(エーテン)
設立: 1976年
本部: バージニア州ニューポートニュース
HP: atlantic10.com
視聴方法: ESPN
大学(大まかな所在地)※太字は注目校 |
デビッドソンカレッジ(ノースカロライナ州シャーロット)はステフィン・カリーの母校だ。韓国人のLee Hyun Junが在籍している。 |
デイトン大学(オハイオ州デイトン)は実質的にはハイメジャー校だ。UDアリーナはNCAAトーナメントのファースト4(プレーイントーナメント)の会場になっている。 |
バージニアコモンウェルス大学(バージニア州リッチモンド) |
フォーダム大学(NYC)はスマッシュ・パーカーの母校だ。 |
ジョージ・ワシントン大学(ワシントンD.C.)は渡邉雄太選手の母校だ。 |
ジョージ・メイソン大学(ワシントンD.C.)はGWのライバル校だ。2006年にNCAAトーナメントファイナル4に進出して一世を風靡した。 |
ラセール大学(ペンシルベニア州フィラデルフィア) |
St.ジョセフズ大学(ペンシルベニア州フィラデルフィア)はジャミーア・ネルソンの母校だ。 |
セントルイス大学(セントルイス) |
ロードアイランド大学(キングストン)は1998年にUCLAから都落ちした名将ジム・ハリックに率いられてカンザス大学を破りエリート8に進出した。出身者にはラマー・オドムがいる。 |
リッチモンド大学(バージニア州リッチモンド)はNCAAトーナメント当落線上を行き来する実力がある。 |
デュケイン大学(ペンシルベニア州ピッツバーグ)ではレブロンの高校時代の恩師Keith DambrotがHCを務めている。 |
マサチューセッツ大学(マサチューセッツ州アマースト)は名将ジョン・カリパリが自身の名を挙げた大学だ。出身者にはDr. Jことジュリアス・アービングもいる。 |
St.ボナベンチャー大学(ニューヨーク州バッファロー)はボブ・レイニアーが率いて1970年にファイナルフォーに進出した。 |
A10は主に北東部の大学が集まったカンファレンスだ。渡邉雄太選手の母校ジョージ・ワシントン大学もここに所属している。最近は全体的に弱体化の傾向にあるが、A10をパワーカンファレンスとして見なす場合もある。VCUとステフィン・カリーの母校のデビッドソン・カレッジが強い。
MAC
詳細
名称: Mid-American Conference
愛称: MAC
設立: 1946年
本部: オハイオ州クリーブランド
HP: getsomemaction.com
視聴: 調査中…
イーストディビジョン
所属校(大まかな所在地) |
バッファロー大学(ニューヨーク州バッファロー)は2018年のNCAAトーナメント1回戦でディアンドレ・エイトン擁するアリゾナ大学をアップセットした。 |
アクロン大学(オハイオ州クリーブランド)は長らくレブロンの高校時代の恩師がHCを務めていた。 |
ケントステイト大学(オハイオ州クリーブランド)はアクロン大学のライバル校で毎年20勝程度を挙げる実力校だ。 |
ボウリンググリーンステイト大学(オハイオ州トレド)は2019年にヒル真理選手が短大から編入して女子チームに加入した。 |
オハイオ大学(オハイオ州)は岡山学芸館高校卒モリス・ンドゥールとゲイリー・トレントSrの母校だ。 |
マイアミ大学(オハイオ州シンシナティ)はウェイン・エンブリー、ロン・ハーパー、ウォーリー・ザービアックの3人のNBAスターを輩出している。出身者にはジュリアン・マブンガもいる。 |
ウェストディビジョン
所属校(大まかな所在地) |
トレド大学(オハイオ州トレド)は実力校だ。 |
イースタンミシガン大学はアール・ボイキンスの母校だ。 |
セントラルミシガン大学はミシガン大学の隣町にある。 |
ウェスタンミシガン大学 |
イースタンイリノイ大学(イリノイ州) |
MACはオハイオ州とミシガン州の大学が中心となって集まっているカンファレンスだ。近年はバッファロー大学が連続でNCAAトーナメントに出場しているが、実はトレド大学は勝るとも劣らない実力のあるチームだ。
南部
コロニアル・アスレティック・アソシエーション
詳細
名称: Colonial Athletic Association
愛称: CAA
設立: 1979年
本部: バージニア州リッチモンド
HP: caasports.com
所属校(大まかな所在地) |
ノースカロライナ大学ウィルミントン校はテーブス海選手が所属していた大学だ。 |
ノースイースタン大学(ボストン) |
ホフストラ大学(ニューヨーク)はCAAトップ校の一角だ。2019年、ジャスティン・ライト-フォーマンがスピディー・クラクストン以来のNBA入りを果たした。 |
ドレクセル大学(フィラデルフィア)はダミオン・リーを輩出した。 |
タウソン大学(ボルチモア) |
イーロン大学(ノースカロライナ州ピードモントトライアド) |
チャールストン大学(サウスカロライナ州チャールストン) |
ウィリアム&メアリー大学(バージニア州)はハーバード大学に次ぐ米国で2番目に古い名門大学だ。 |
ジェームス・マディソン大学 |
デラウェア大学 |
CAAは大西洋側の大学が集まったカンファレンスだ。テーブス海選手がプレーするUNCWが所属しているカンファレンスとして有名だ。JJバレアの母校ノースイースタン大学とホフストラ大学が強い。
サザン・カンファレンス
詳細
名称: Southern Conference
愛称: SoCon
設立: 1921年
本部: サウスカロライナ州スパルタンバーグ
HP: soconsports.com
大学 |
ウォッフォード大学(サウスカロライナ州スパータンバーグ)は大学歴代No.1シューターのフレッチャー・マギーを輩出した。 |
ノースカロライナ大学グリーンズボロ校(ノースカロライナ州ピートモンドトライアド) |
イースト・テネシー・ステイト大学 |
テネシー大学チャタヌーガ校(テネシー州チャタヌーガ) |
ファーマン大学 |
マーサー大学は2014年に30年ぶりに出場したNCAAトーナメントの1回戦でデューク大学をアップセットした。 |
サムフォード大学 |
ウェスタンカロライナ大学はケビン・マーティンの出身校だ。 |
バージニア・ミリタリー・インスティチュート |
ザ・シタデル |
SoCoは南部の大学で組織された歴史の古いカンファレンスだ。設立当初はケンタッキー大学やオーバン大学等のSEC校とノースカロライナ大学やバージニア大学等のACC校が所属していた。現在はウォッフォード大学、UNCG、ETSUの三つ巴となっている。2019年はウォッフォード大学がNCAAトーナメントへの切符を手にしたが、残りの2校もNITに招待された。
オハイオ・バレー・カンファレンス
詳細
名称: Ohio Valley Conference
愛称: OVC
設立: 1948年
本部: テネシー州ブレントウッド
HP: ovcsports.com
所属校(大まかな所在地) |
マレーステイト大学はジャ・モラントを輩出した。 |
ベルモント大学(テネシー州ナッシュビル)は2019年1巡目指名選手のディラン・ウィンドラーの母校だ。 |
ジャクソンビルステイト大学(アラバマ州)のHCレイ・ハーパーはNCAA D2のケンタッキーウェズリアン大学で6年連続のNCAAトーナメント決勝進出とオクラホマシティ大学でNAIA2連覇と準優勝1回を達成した隠れた名将である。 |
テネシーステイト大学(ナッシュビル)はロバート・コビントンの母校だ。 |
テネシー大学マーティン校はNCAAトーナメントに出場したことが無い。 |
オースティン・ピー・ステイト大学(テネシー州)はストリートボール界の伝説フライ・ウィリアムス(1972-74)がプレーしていた。ウィリアムスはプロアマリーグで100点を記録したことがある。 |
イースタンイリノイ大学はオールスター2度選出のケビン・ダックワースの母校だ。 |
サザンイリノイ大学エドワーズビル校は未だに1度もNCAAトーナメント出場を果たせていない。 |
イースタンケンタッキー大学は殿堂入り選手のアーニー・ライゼンの母校だ。 |
モアヘッドステイト大学は2011年のNCAAトーナメントでケニス・ファリードが軸となってルイビル大学をアップセットした。 |
テネシー・テクノロジー大学は1963年のロヨラ大学シカゴ校の伝説的なNCAAトーナメント制覇の1回戦で同校に42-111で敗れて以降NCAAトーナメントに出場していない。 |
OVCは中西部と南部の大学が集まるカンファレンスだ。近年の勢力図はジャ・モラントを引き当てたマレー・ステイト大学、ベルモント大学、ジャクソンビル・ステイト大学の三つ巴になっている。
サンベルト・カンファレンス
詳細
名称: Sun Belt Conference
愛称: サンベルト
設立: 1976年
本部: ルイジアナ州ニューオーリンズ
HP: www.sunbeltsports.org
所属校(大まかな所在地) |
テキサス大学アーリントン校(ダラス)は毎年20勝程度を挙げる実力校だ。 |
テキサスステイト大学(サンアントニオ)はインディアナ・ペイサーズ一筋だったジェフ・フォスターの母校だ。 |
アパラチアステイト大学 |
コースタルカロライナ大学 |
トロイ大学 |
ジョージアステイト大学(ジョージア州アトランタ)は名将リック・バーンズが絶大な信頼を置くロブ・レイニアーがHCに就任した。今後GSUはサンベルトで圧倒的になるかもしれない。 |
ジョージアサザン大学 |
ルイジアナ大学ラファイエット校(ルイジアナ州ラファイエット)は八王子学園出身で拓殖大学にも在籍していたゲイ・ドゥドゥがプレーしている。 |
ルイジアナ大学モンロー校 |
サウスアラバマ大学 |
アーカンソー大学リトルロック校(リトルロック) |
アーカンソーステイト大学 |
サンベルト・カンファレンスは南部全体に広がるカンファレンスだ。テキサス大学アーリントン校とジョージア・ステイト大学が覇権争いに弓波英人選手のジョージア・サザン大学とドゥドゥ(元八王子留学生)のルイジアナ大学ラファイエット校が割って入れるかに注目が集まる。ちなみに、サンベルトは古豪アラバマ大学バーミンガム校が1980年代の全盛期に所属していたカンファレンスでもある。
カンファレンスUSA
詳細
名称: Conference USA
愛称: C-USA
設立: 1995年
本部: テキサス州ダラス
HP: conferenceusa.com
大学(大まかな所在地) |
オールド・ドミニオン大学(バージニア州ノーフォーク)は2019年にNCAAトーナメントに出場した。同大は女子バスケ界のレジェンドNancy Liebermanの母校としても知られている。 |
マーシャル大学(ウェストバージニア州)は現HCマイク・ダントーニが3年間プレーしていたて元HCは弟ダン・ダントーニだ。ビリー・ドノバンがHCを務めていた時期もあり、ハッサン・ホワイトサイドの母校でもある。ジェイソン・ウィリアムスが1年間プレーしていた。 |
アラバマ大学バーミンガム校は1980年代にレジェンドコーチのジーン・バートウがHCに就任して一時代を築き上げた。 |
ウェスタンケンタッキー大学はハイメジャー級の実力を持つチームだ。 |
ノーステキサス大学(テキサス州ダラス)は個人的に最も注目しているミッドメジャー校の1つだ。HCエリック・マキャスランドはキャリアを通して20勝に満たなかったシーズンが無い。 |
テキサス大学エルパッソ校は1966年に全米No.1に輝いた。タイニー・アーチボルドの母校でもある。 |
ライス大学(テキサス州ヒューストン)は1970年を最後にNCAAトーナメントに出場していない。現HCはジェームス・ハーデンの高校と大学時代の恩師スコット・ピラだ。 |
テキサス大学サンアントニオ校 |
サザンミシシッピ大学 |
ノースカロライナ大学シャーロット校(ノースカロライナ州シャーロット)はボストン・セルティックスで永久欠番となっているセドリック・マックスウェルの母校だ。ベネット父子のアシスタントを務めていたロン・サンチェスがHCに就任して以降、リクルートに強くなった今後注目の1校である。 |
フロリダ・インターナショナル大学 |
フロリダ・アトランティック大学 |
ルイジアナ工科大学はカール・マローンの母校である。 |
ミドル・テネシー・ステイト大学(ナッシュビル) |
カンファレンスUSA(ユーエスエー)はハイメジャーになれるポテンシャルを持つカンファレンスだ。カンファレンス内は戦国時代でどこが勝ち上がるか分からない。鉄壁のディフェンスを誇るODU、リクルートに強いWKU、MTSU、マーシャルがトーナメント出場の座を獲得しているが、2019年はシャーロット大学がスリースターを4人も集めたため、より群雄が割拠してきた。
中西部
ホライゾン・リーグ
詳細
名称: Horizon League
愛称: Horizon
設立: 1979年
本部: インディアナ州インディアナポリス
HP: horizonleague.org
所属校(大まかな所在地) |
ノーザンケンタッキー大学(オハイオ州シンシナティ)はNCAA D2から昇格後間も無くしてホライゾンリーグのトップに躍り出た新進気鋭のチームだ。 |
デトロイトマーシー大学はスペンサー・ヘイウッドを輩出した。 |
イリノイ大学シカゴ校(イリノイ州シカゴ)は直近3シーズンで勝率5割以上を達成した。施設はドラフトコンバインの会場として使用されている。 |
ウィスコンシン大学グリーンベイ校(ウィスコンシン州グリーンベイ) |
ウィスコンシン大学ミルウォーキー校はclass of 2021のトッププロスペクトの1人パトリック・ボルドウィンJrの父親がHCを務めている。 |
ライトステイト大学(オハイオ州デイトン)は、2016年に現HCスコット・ネイギーが就任して以降、毎年20勝以上を挙げている。 |
クリーブランドステイト大学(オハイオ州クリーブランド)はスリーキングス時代のマイアミ・ヒートで活躍したノリス・コールの母校として知られているチームだ。 |
ヤングスタウンステイト大学(オハイオ州クリーブランド)は特筆事項が無いチームだ。 |
オークランド大学(ミシガン州デトロイト)は近年キー・フィールダーとケンドリック・ナンを輩出した。HCのGreg Kampeは勤続35年以上でこれは現役HCでは3番目に長い。 |
インディアナ大学-パデュー大学インディアナポリス校(インディアナ州インディアナポリス)はD1で最も長い名前の大学だ。ジョージ・ヒルの母校でもある。 |
パデュー大学フォートウェイン校は2020年にサミットリーグから移籍してきた。 |
ホライゾン・リーグは五大湖周辺の都市の大学が集まったカンファレンスだ。バスケットボールのレベルは高く、毎年リーグ全体から1人はNBA選手が出てきており、所属校がアットラージビッドを貰える年もある。2年連続NCAAトーナメント準優勝(2010&2011)を果たしたバトラー大学も当時はホライゾン・リーグに所属していた。現在はライト・ステイト大学と新加入のノーザン・ケンタッキー大学の二強時代に突入している。
ミズーリ・バレー・カンファレンス
詳細
名称: Missouri Valley Conference
愛称: MVC
設立: 1907年
本部: ミズーリ州セントルイス
HP: mvc-sports.com
大学 |
ロヨラ大学(シカゴ)は2018年にファイナル4へと進出した。 |
ノーザンアイオワ大学 |
バルパライソ大学 |
ブラッドリー大学 |
ドレイク大学 |
インディアナ・ステイト大学はラリー・バードの母校だ。 |
イリノイステイト大学 |
エバンズビル大学(インディアナ州)は1977年NCAA D1に昇格した最初のシーズンに同乗していなかった選手1人を除いた選手とコーチ全員が飛行機事故で命を落とし、その後、交通事故でその同乗していなかった選手も帰らぬ人となったという暗い過去を持っている。 |
ミズーリステイト大学 |
サザンイリノイ大学 |
MVCはビッグ10・カンファレンスに次ぐ2番目に古いカンファレンスだ。少し前までは最盛期のウィチタ・ステイト大学が所属していた。現在は2018年にファイナル4に返り咲いた古豪ロヨラ大学シカゴ校と新加入のバルパライソ大学の一騎打ちとなっている。
西部
マウンテン・ウェスト・カンファレンス
詳細
名称: Mountain West Conference
愛称: MWC
設立: 1999年
本部: コロラド州コロラドスプリングス
HP: themw.com
所属校(主な所在地)※太字は重要校 |
ネバダ大学リノ校(ネバダ州リノ)はハイメジャーに勝るとも劣らない強豪だ。ジャベール・マギーとファジーカス・ニック選手の母校でもある。 |
サンディエゴステイト大学(サンディエゴ)はカワイ・レナードの母校だ。 |
ユタステイト大学(ユタ州)は強豪だ。 |
ネバダ大学ラスベガス校(UNLV)は1990年前後に一世を風靡したチームだ。毎年夏、大学はサマーリーグや米国代表キャンプの会場になる。 |
カリフォルニアステイト大学フレズノ校はポール・ジョージの母校だ。卒業生にはジェリー・ターカニアンもいる。 |
ボイシ・ステイト大学 |
コロラド・ステイト大学 |
ニューメキシコ大学(アルバーカーキー)はボブ・ナイトの弟子デイブ・ブリスが率いて1990年代にNCAAトーナメント常連校となった。 |
サンノゼステイト大学(ベイエリア)はベイエリアで唯一MWC校だ。ブランドン・クラークがゴンザガ大学へ編入する前にプレーしていた。 |
ワイオミング大学(ワイオミング州)は1942-43にNCAAトーナメントを制覇、その後レッドクロスゲームでNITチャンピオンのSt.ジョーンズ大学を破り、堂々の全米No.1に輝いて。近年ではラリー・ナンスJrがプレーしていた。 |
エアフォース |
MWCは山岳地帯と西海岸の大学が集まったカンファレンスだ。近年は群雄割拠で面白い。ネバダ大学が覇権を握ったかと思えばHCエリック・ミュゼルマンが去ったため王朝も終わりを告げようとしている。ニーミアス・キエイタのユタ・ステイト大学やブランド力だけは高いUNLVは注目だ。
ウェスト・コースト・カンファレンス
詳細
名称: West Coast Conference
愛称: WCC
設立: 1952年
本部: カリフォルニア州サンブルーノ
HP: wccsports.com
所属校(大まかな所在地) |
ゴンザガ大学(ワシントン州スポーケン)は八村塁選手が通っていた大学だ。世界中から選手をリクルートして毎年全米トップレベルのチームを築くことに成功している。 |
St.メアリーズ大学(ベイエリア)はゴンザガ大学のライバルだ。オーストラリアとのコネクションがある。 |
サンタ・クララ大学(ベイエリア)はスティーブ・ナッシュとアトランタ・ホークスのロイド・ピアースHCの母校だ。 |
サンフランシスコ大学(ベイエリア)はビル・ラッセルの母校として知られている。ラッセルは同大をNCAAトーナメント連覇に導いた。 |
パシフィック大学(カリフォルニア州ストックトン)は現在デイモン・スタウダマイヤーがHCを務めている。リック・バリーの息子で元NBA選手のジョン・バリーや1998年1巡目1位のマイケル・オロウォカンディーを輩出した。 |
ブリガム・ヤング大学(ソルトレイクシティ)は金持ちの白人が通うハイメジャー級の大学だ。ジマー・フレデッテが在籍していた時は非常に盛り上がっていた。 |
ポートランド大学(ポートランド)は日本と馴染みがある。伊藤大司選手の母校であり、現在は帝京長岡高校卒のタヒロウ・ディアバテ選手が在籍している。 |
ロヨラ・メリーマウント大学(ロサンゼルス)は試合中にNBAプロスペクトのハンク・ギャザーズが亡くなったという過去がある。 |
ペッパーダイン大学(ロサンゼルス)は超敏腕リクルーターのロレンゾ・ラマーがHCに戻ってきた。 |
サンディエゴ大学(サンディエゴ) |
WCCは西海岸の大学で組織されたカンファレンスだ。都市部の大学が多いので現地観戦は行きやすい。ここ数年はゴンザガ大学が支配的だが、2019年はカンファレンストーナメント決勝でSMCがゴンザガ大学を破ってライバルとしての意地を見せた。元帝京長岡高校のタヒロウ・ディアバテ選手と日本代表候補のヒュー・ホグランド選手がプレーしていたポートランド大学も所属している。
まとめ
A10
デイトン大学
バージニアコモンウェルス大学(VCU)
C-USA
ウェスタンケンタッキー大学
MWC
ネバダ大学ラスベガス校(UNLV)
ネバダ大学
WCC
ゴンザガ大学
ブリガムヤング大学(BYU)
St.メアリーズ大学(カリフォルニア)
他にもチェックすべきチームはあるが、超厳選すれば、基本的には上記の8校はチェックすべきチームだ。
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