【NCAA】デトロイトのミッドメジャー3校

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※2020-21シーズン=イレギュラースケジュール(コロナ禍)

デトロイト・マーシー大学

基本情報
  • 校名: University of Detroit Mercy
  • 愛称: Titans/Detroit/UDM
  • 所属: Horizon League
  • 成績
    2023-24: 1勝31敗(1勝19敗)
https://detroittitans.com/sports/mens-basketball

近年の話: デイビス親子時代終了

近年の話
  • アントワン・デイビス歴代総得点2位(2022-23)
  • アブドゥラウ・オラジュワン(2022-): アキーム・オラジュワン息子

デイビス親子時代が終焉を迎えた。HCマイク・デイビスは闘将ボブ・ナイトの後任としてHC就任2年目にインディアナ大学をNCAAトーナメント準優勝に導き、その後に成績不振で僅か6年で解任となったものの、アラバマ大学バーミンガム校とテキサスサザン大学で好成績を残し、世間に自身の手腕を再評価させ、デトロイト・マーシー大学に赴任してきた。そして、息子アントワン・デイビス(Antoine Davis)はハイメジャータレントの実力をミッドメジャー界隈で遺憾なく発揮し、平均24点以上×5シーズンを叩き出し、最終的にNCAA D1歴代2位の通算得点でカレッジキャリアを終えた。

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2000年、マイク・デイビスはボブ・ナイトの「次の職場でも雇う」&「決まるまでの間の給料も支払う」との提案を「こんなチャンスが人生でもう来るわけがない!!」と断ってインディアナ大学の代理HCのオファーを受け、2001-02に代理のまま奇跡的にNCAAトーナメント準優勝を果たし、後日正HCとなった。

ホライゾン・リーグ

基本情報
  • 名称: Horizon League
  • 愛称: Horizon
  • 設立: 1979年
  • 本部: インディアナ州インディアナポリス
  • 放送: ESPN
  • HP: horizonleague.org
所属校(大まかな所在地)
ノーザンケンタッキー大学(オハイオ州シンシナティ)はNCAA D2昇格後からホライゾン・リーグのトップに躍り出た。
デトロイト・マーシー大学はスペンサー・ヘイウッドと通算得点NCAA D1歴代2位のアントワン・デイビスを輩出している。
ウィスコンシン大学グリーンベイ校
ウィスコンシン大学ミルウォーキー校は2021-22にパトリック・ボルドウィンJrを擁していた。
ライトステイト大学(オハイオ州デイトン)は2016年の現HCスコット・ネイギー就任から毎年20勝/勝率8割以上を挙げている。
クリーブランドステイト大学はノリス・コールを輩出した。
ヤングスタウンステイト大学(オハイオ州クリーブランド)
オークランド大学(ミシガン州デトロイト)は勤続35年以上のHCグレッグ・ケンピの下でキー・フィールダーとケンドリック・ナンを輩出している。
インディアナ大学インディアナポリス校(旧インディアナ大学-パデュー大学インディアナポリス校)はジョージ・ヒルの母校だ。
パデュー大学フォートウェイン校*は近年ジョン・コンチャーを輩出した。
ロバート・モリス大学*(ペンシルベニア州ピッツバーグ)は2013年にNITでケンタッキー大学を破った。
*2020年加入

ホライゾン・リーグは五大湖周辺の大学で組織されている。レベルはミッドメジャーからローメジャーに成り下がりつつある。最大の元所属校はNCAAトーナメント準優勝×2(2010&2011)のバトラー大学だろう。現在はライトステイト大学とノーザンケンタッキー大学の二強時代に突入している。

チーム史

ロイド・ブラジル時代(1930-46)

ボブ・キャリハーンが1937-38~1939-40の3シーズンをプレーしていた。同氏は1948年にHCとしてデトロイト大学に戻り、殿堂入り選手のデイブ・ディバッシャーとスペンサー・ヘイウッドを教え、アスレティックディレクターも務めた。その後、1977年、ホームアリーナが「キャリハーン・アリーナ」と名付けられた。

ボブ・キャリハーン時代(1948-69)
主な成績
  • NCAAトーナメント出場(1962)
  • NIT出場
  • AP通信評: 3位(1960-61)/11位(1959-60)
  • NBA選手輩出
    ノーム・スワンソン(1949-53): 1953年2巡目11位指名
    デイブ・ディバッシャー(1958-62)
    スペンサー・ヘイウッド(1968-69)

デイブ・ディバッシャー(1958-62)
デイブ・ディバッシャーは僅か13名のNBA&MLBアスリートの1人だ。同選手はフレッシュマンルール(1年生は公式戦出場不可)明けの後、バスケットボールでは平均24.8点/19.3Rの圧倒的なパフォーマンスでNCAAトーナメント初出場と2度のNIT出場に導き、野球ではピッチャーとして3度のNCAAトーナメント出場に貢献した。

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デイブ・ディバッシャーはNBAでは地元デトロイト・ピストンズで8度のオールスターに選ばれ、1964-65~1967-68間はコーチも兼ね、1970年と1973年にニューヨーク・ニックスでNBA制覇を経験し、MLBではシカゴ・ホワイトソックスで2季程ピッチャーとして登板し、ABAコミッショナーとしてNBAとの吸収合併に協力した。

スペンサー・ヘイウッド(1968-69)
スペンサー・ヘイウッドはミシガン州州知事とデトロイト市長に直々に「市民の癒し」としてデトロイト大学への入学を懇願された。当時、同氏は西海岸の大学を志してニューメキシコ州のトリニダード短期大学に在籍していた。しかも、ネバダ大学ラスベガス校への編入も決まっていた。一方、デトロイト市の黒人達は1967年のデトロイト市警のアフリカ系アメリカ人の人種差別抗議活動に対しての過剰攻撃事件で意気消沈としていた。そのため、地元凱旋が決まった。その後、結局、在籍期間は養父ウィル・ロビンソンのHC就任の反故によって僅か1年に終わった。成績は脅威の平均32.1P&22.1Rだった。

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スペンサー・ヘイウッドは1950年代に黒人大移動(南部の綿花産業衰退と北東部の自動車産業隆盛)の道中でウィル・ロビンソンに拾われてバスケを始め、高校時代にテネシー大学初の黒人選手のオファーを受け、人種差別抗議で辞退のカリーム・アブドル・ジャバーの代替要員として1968年のメキシコ五輪代表に選ばれ、NBAの年齢制限からABAでプロデビューし、ナイキのエンドースメント契約時に代理人の身勝手な行動で株式10%を売られてビリオネアの機会を逃した。青年期は正にアメリカ史である。

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アメリカ社会の理解はアメリカのバスケ界の理解に繋がる。特に黒人vs.警察は深刻な問題だ。NBAも「ジョージ・フロイド氏の窒息死事件→人種差別抗議BLM運動(2020)」からステイトメントジャージー着用や試合中止の抗議活動を行っている。映画「デトロイト(2018)」はデトロイト暴動を舞台に黒人アフリカ系アメリカ人の警察官の職権乱用被害を巧みに描いている。

ディック・バイテル時代(1973-78)
主な成績
  • NCAAトーナメント出場(1978)
  • NBA選手輩出
    ロン・ボスティック(1973-77): 1977年下位指名*
    テリー・タイラー(1974-78): 1978年2巡目23位指名
    ジョン・ロング(1974-78): 1978年2巡目29位指名
レイ・マカラム時代(2008-16)
主な成績
  • NCAAトーナメント出場(2012)
  • NBA選手輩出
    レイ・マカラムJr(2011-13)
    パリス・バス(2014-16)
    -NBAデビュー(2021-22)

デトロイト・マーシー大学は有望な高校生の父親をHCに据えて息子をリクルートした。2010年、レイ・マカラムはマクドナルド・オールアメリカンの息子レイ・マカラムJrを迎え入れ、2011-12にホライゾンリーグを勝ち上がってNCAAトーナメント出場を果たした。一方、その後は上手く行かなかった。一応、パリス・バスが2021-22の新型コロナウィルス陽性選手の代替選手特需でNBAデビューを果たしている。

マイク・デイビス時代(2016-23)

後任HCマイク・デイビスも優秀な息子をリクルートした。しかも、同氏は闘将ボブ・ナイトの後任としてHC就任2年目にインディアナ大学をNCAAトーナメント準優勝に導き、その後に成績不振で僅か6年で解任となったものの、アラバマ大学バーミンガム校とテキサスサザン大学で好成績を残し、世間に自身の手腕を再評価させた。そして、息子アントワン・デイビス(Antoine Davis)はハイメジャータレントの実力をミッドメジャー界隈で遺憾なく発揮し、平均24点以上×5シーズンを叩き出し、最終的にNCAA D1歴代2位の通算得点でカレッジキャリアを終えた。

オークランド大学

基本情報
  • 名称: Oakland University
  • 愛称: Golden Grizzlies
  • 所属: Horizon league
  • 成績
    2023-24: 24勝12敗(15勝5敗)NCAAトーナメント出場
    2022-23: 14勝19敗(11勝9敗)
    2021-22: 20勝12敗(12勝7敗)
    2020-21: 12勝18敗(10勝10敗)
https://goldengrizzlies.com/sports/mens-basketball

近年の話: 現役3番目の長さ

近年の話
  • NCAAトーナメント初勝利(2024)
  • ロケット・ワッツ加入(2022)
退部(2024)
トレイ・タウンセンド(Trey Townsend)→アリゾナ大学

現HCグレッグ・ケンピ(Greg Kempe)は1984-85からオークランド大学の指揮を執っている。現在、NCAAの1チーム在任期間はマイク・シャシェフスキー(デューク大学)とジム・べハイム(シラキュース大学)の勇退によって1位に繰り上がった。そして、2022年、元地元スター高校生のロケット・ワッツが編入してきた。同選手は、既に「ミシガンステイト大学→ミシシッピステイト大学(2021)」の転校をしてはいたものの、昨シーズンの大半を欠場していたため、2022-23のプレー許可が下りた。

チーム史

グレッグ・ケンピ時代(1984-)
主な成績
  • NCAAトーナメント勝利(2024)
  • NCAAトーナメント出場×3(2004、10、11)
  • リクルート
    レジー・ハミルトン(2009-12): NCAA D1得点(2012)
    トラビス・ベイダー(2010-14): 3pt試投数歴代1位&成功数歴代2位
    キー・フィールダー(2013-16): 2016年2巡53位
    ケンドリック・ナン(2016-18): NBAデビュー

レジー・ハミルトン(2009-12)
レジー・ハミルトンは2009年にミズーリ大学カンザスシティ校からオークランド大学へ編入し、2009-10のレッドシャツ期間の後、2010-11には自慢の得点力でNCAAトーナメント出場に貢献し、翌2011-12には平均26.2点を記録してNCAA D1の得点王に輝いた。

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新潟アルビレックスBB(2015-16/6試合出場/bjリーグ)

リクルート期
その後、リクルートは光った。まず、トラビス・ベイダー(Travis Bader)はスリーポイント試投数(歴代1位)と成功数(歴代2位)を誇る。2013-14のFT94.8%も歴代2位である。スリーポイント成功数は「2014年2月2日のJJ・レディック突破~2019年のフレッチャー・マギー(ファーマン大学)の追越」間に歴代1位だった。また、キー・フィールダーは高校2年生(日本の高校1年生相当)の時からの熱心な勧誘でオークランド大学への入学を決め、見事に1年次からチームを引っ張り、3年次に平均24.4P&9.3Aを記録し、2016年のNBAドラフトで2巡53位でアトランタ・ホークスに指名された。そして、ケンドリック・ナンはイリノイ大学放校時にグレッグ・ケンピに拾われ、NCAAの編入規定のレッドシャツを経て、翌2017-18にトレイ・ヤングに次ぐ平均25.9点を記録した。

イースタンミシガン大学

基本情報
  • 校名: Eastern Michigan University
  • 愛称: Eagles
  • 所属: Mid-American Conference
  • 成績
    2023-24: 13勝18敗(6勝12敗)
    2022-23: 8勝23敗(5勝13敗)
    2021-22: 10勝21敗(5勝15敗)
Men's Basketball
The official Men's Basketball page for the Eastern Michigan University Eagles

近年の話: イモニ・ベイツ凱旋!!

イースタンミシガン大学は実力校復帰に本気を出し始めた。2021年、同校はスタン・ヒースをHCに招聘した。同氏は就任1年目にケントステイト大学で30勝を達成した後、アーカンソー大学とサウスフロリダ大学のHCを歴任し、近年はGリーグのレイクランド・マジックの指揮を執っていた。そして、2022年、元No.1プロスペクトのイモニ・ベイツがメンフィス大学から地元イースタンミシガン大学へ編入してきた。同選手は背中の怪我で2021-22は18試合の出場に留まっている。

ミッド-アメリカン・カンファレンス

基本情報
  • 名称: Mid-American Conference
  • 愛称: MAC
  • 設立: 1946年
  • 本部: オハイオ州クリーブランド
  • 放送: CBS/ESPN
  • HP: getsomemaction.com
所属校(大まかな所在地)
バッファロー大学(ニューヨーク州)は2018年のNCAAトーナメントでアリゾナ大学をアップセットした。
イースタンミシガン大学(デトロイト)はジョージ・ガービン、アール・ボイキンス、元No.1プロスペクトのイモニ・ベイツ等を輩出している。
セントラルミシガン大学は1974-75に将来のNBA選手3名を擁していた。
ウェスタンミシガン大学(グランドラピッズ)
アクロン大学(オハイオ州クリーブランド)は長らくレブロンの高校時代の恩師がHCを務めていた。
ケントステイト大学(クリーブランド)は現在25季連続で勝率5割以上をキープしている。
オハイオ大学はモリス・ンドゥールとゲイリー・トレントSrの母校だ。
マイアミ大学(オハイオ州シンシナティ)はウェイン・エンブリー、ロン・ハーパー、ウォーリー・ザービアックを輩出している。出身者にはジュリアン・マブンガもいる。
トリード大学は近年ではライアン・ローリンズをNBAに輩出している。
ボウリンググリーンステイト大学(オハイオ州トリード)は1940年代に全米トップレベルの力を持ちながら1967年を最後にNCAAトーナメントから遠ざかっている。
ボールステイト大学(インディアナ州インディアナポリス)はリック・マジェラスやレイ・マカラム時代に優秀な成績を収めていた。
ノーザンイリノイ大学(イリノイ州)は近年ではゼイビア・サイラスがNBAに辿り着いた。

ミッド-アメリカン・カンファレンスは五大湖周辺の大学で組織されている。勢力図は常に乱世だ。毎年、NCAAトーナメント出場校が異なる。

チーム史

リチャード・アダムス時代(1960-66)
主な成績
  • NBA選手輩出
    ハービー・マルラット(1966-70): 1970年下位指名

1961年、イースタンミシガン大学はNCAAカレッジディビジョンからNAIAへ運動部を移籍させた。ハービー・マルラットは1970年16巡目224位指名からデトロイト・ピストンズで2シーズン半を過ごし、NBA史上最低順位指名のNBAデビュー者とされている。

ジム・ダッチャー時代(1966-72)
主な成績
  • NAIAトーナメント準優勝(1971)
  • NCAA D2トーナメント4位(1972)
  • NBA選手輩出
    ケネディ・マキントッシュ(1967-71): 1971年1巡目15位指名
    ジョージ・ガービン(1970-72): 1974年下位指名

ケビン・マキントッシュ期
1966年、地元ミシガン州出身のジム・ダッチャー(Jim Dutcher)がHCに採用された。1970-71、イースタンミシガン大学はケネディ・マキントッシュと共にNAIAトーナメント準優勝を果たした。

ターニングポイント
一方、1970-71途中、ジョージ・ガービンが西海岸ロングビーチステイト大学からホームシックで地元のイースタンミシガン大学への編入を決めた。しかも、NCAAのディビジョン再建が発表された。そして、運動部のNCAAトップディビジョンへの移行が決まった。

ジョージ・ガービン期
そして、1971-72、イースタンミシガン大学は新天地NCAA D2でも勝ち星を重ねてNCAA D2トーナメント最終4位入賞を果たした。その後、1972年、ジム・ダッチャーは母校ミシガン大学にACとして入閣し、ジョージ・ガービンはHCの去就に伴ってプロに転向した。

アラン・フロイント時代(1972-76)
主な成績
  • NBA選手輩出
    ボブ・リドル(1973-77): 1976年下位指名*

1973年、ユニバーシティディビジョンとカレッジディビジョンはディビジョン1、2、3に再編された。そして、イースタンミシガン大学男子バスケ部は1973-73から晴れてNCAA D1プログラムとなり、1シーズンのインディペンデント校生活の後、翌1974-75からミッド-アメリカン・カンファレンスのリーグ戦に参戦した。

ベン・ブラウン時代(1986-96)
主な成績
  • スウィート16(1991)
  • NCAAトーナメント出場×2(1988&96)
  • AP25×1(1995-96)
  • NBA選手輩出
    マーカス・ケネディ(1989-91): 1991年2巡目54位/NBA出場無し
    カール・トーマス(1987-91)
    チャールズ・トーマス(1987-91)
    アール・ボイキンス(1994-98)
    デリック・ダイアル(1994-98): 1998年2巡目52位

ベン・ブラウン(Ben Braun)はEMUをミッドメジャー屈指の強豪へと押し上げた。同氏は1985-86途中に暫定HCとなり、1987-88に将来のNBA選手3名を率いてチームを初のNCAAトーナメントに導き、1990-91にNCAA D2編入生マーカス・ケネディと最高学年のトーマス双子を擁してスウィート16進出を達成した後、1995-96にアール・ボイキンス+デリック・ダイアル+ブライアン・トルバート(EMU得点数歴代4位)の超攻撃的布陣で同校史上初のAP25入り&第9シード獲得を果たし、NCAAトーナメント1回戦でデューク大学を破った。

ミルトン・バーンズ時代(1996-2000)
主な成績
  • NCAAトーナメント出場(1998)

ミルトン・バーンズは、1997-98にアール・ボイキンスとデリック・ダイアルの両輪でNCAAトーナメント出場にこぎ着けたものの、前任者の置き土産無しでは戦えず、僅か4シーズンで解任となった。

現地観戦

デトロイト(ミシガン州)

規模標準時間
時差
気候
(11~3月)
観光
地方都市(中)東部標準時
-14時間
最高気温: 10℃
最低気温: -5℃

アクセス

日本→五大湖エリア
直行便都市
  • シカゴ: 本数(多)
  • デトロイト: 航空券代(やや高)
  • トロント: カナダ→米国の入国審査(要)

直行便はトロント、デトロイト、シカゴに就航している。所要時間は片道14時間程度だ。最も現実的な出入国口は運行本数的にシカゴだろう。つまり、非直行便都市の行き方は「日本→シカゴ→目的地」となる。無論、出入口は必ずしも上記の3都市の必要はない。シアトル、ポートランド、ミネアポリス、NY、ボストンも時と場合によっては入国地となり得る。格安航空券はいくつかの売残り席を繋いで目的地に到着する。例えば、「成田→クリーブランド」が「成田→ポートランド→ソルトレイクシティ→クリーブランド」となる。

【現地観戦ガイド】五大湖エリア
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北米都市→デトロイト
デトロイト(ダウンタウン)→ホームアリーナ
ホームアリーナ
  • デトロイト・マーシー大学
    会場: Calihan Hall
    住所: 4001 W. McNichols Rd. Detroit, MI
  • オークランド大学
  • イースタンミシガン大学

チケット

ミッドメジャー/ローメジャー校のチケットは会場購入で良いだろう。理由はオンライン購入時の手数料約$10程度の節約だ。概してチケットの購入の手数料は「会場: 無」「オンライン: 有」となっている。ミッドメジャー/ローメジャー校のチケットの売切れはほぼ起こらない。そのため、チケットの事前購入は不要だ。オンライン購入時の手数料は払い損になる。

グッズ

直営店
直営店
  • NCAAショップ*
  • カンファレンスストア*
  • ブックストア: 教科書+アパレル+日用品+土産の雑貨屋
  • チームストア(アリーナ/スタジアム併設): 品揃え△
*実店舗無し

NCAAショップとカンファレンスストアは申し訳程度にオンラインストアを構えている。そして、唯一のオススメはメインのブックストアだ。米国の大学生は基本的に寮やキャンパス付近で生活している。そのため、生活必需品全般がカレッジロゴや名前入りで売られている。立地はキャンパス内or付近にある。サブのブックストアやチームストアは品揃え的に微妙だ。

専門オンラインサイト: ファナティクス系列

ファナティクス社は世界中のスポーツチームのグッズ販売の裏方企業だ。実際、NCAAショップ+カンファレンスストア+チームストアはファナティクス式の設計になっている。一方、同社は世界各エリア向けの自社サイトでそれぞれのエリアの人気スポーツリーグのグッズを販売している。そして、北米系サイトは全NCAA D1校のグッズを取り扱っている

一般小売店
一般小売店
  • スポーツ用品店
    Dick’s Sporting Goods
  • デパート
    Macy’s
    Nordstorm
  • ファンショップ

最大手ディックズ・スポーティンググッズは「地元プロチーム」「同州の代表的な大学」「最寄り大学」のアパレルを置いている。狙い目は型落ち品のセールだ。大手デパートチェーン4社はファングッズ/アスレティックアパレルコーナーでカレッジグッズを売っている。ファンショップは全米の人気校のグッズを置いている。

選手個人サイト/SNSアカウント

NILグッズは選手個人のホームページやSNSアカウント等でも売られている。

@b_o_bros
@b_o_bros

アパレルはNBAグッズに限ず基本的に初回生産のみだ。アパレル業界は商品の売れ残りを恐れている。そのため、新商品は初回生産(少)&追加生産(無)のリスク回避全振りで作られる。しかも、工場の製造ラインは常に予約で埋まっている。そのため、急な確保が難しい。その結果、人気品すらも滅多に追加生産されない。つまり、河村勇輝選手のグッズはほぼほぼ現品限りだ。

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グランドラピッズ(ミシガン州)

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  • NCAA D1(中堅): セントラルミシガン大学
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  • 聖地: ジェネバ大学(最初の大学試合開催地)

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日本から「ESPN+」を利用する方法について紹介&解説!!
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参考

デトロイト・マーシー大学
Detroit Mercy Titans School History(sports-reference.com)
The backward lives of Mike and Antoine Davis(theathletic.com)
Dave DeBusschere, 62, Relentless Forward On Knicks’ Championship Teams, Is Dead(nytimes.com)
Fifty years later, it’s time for Denver to give Spencer Haywood his due(theathletic.com)
Agent had Spencer Haywood turn down 10 percent ownership stake in Nike(foxsports.com)
How Spencer Haywood Almost Became Basketball’s First Billionaire(boardroom.tv)
1968 United States Men’s Olympic Basketball(basketball-reference.com)
Kareem Abdul-Jabbar details passing on 1968 Olympics in new book(olympics.nbcsports.com)

オークランド大学
Oakland Golden Grizzlies School History(sports-reference.com)
Rocket Watts gets NCAA waiver, set to play for Oakland in 2022-23(sports.yahoo.com)
Travis Bader(sports-reference.com)

イースタンミシガン大学
Eastern Michigan Eagles School History(sports-reference.com)
2023-24 Men’s Basketball Digital Media Guide(emueagles.com)
Emoni Bates, former No. 1 basketball recruit and Memphis Tiger, transferring to Eastern Michigan(espn.com)
Harvey Wilson Marlatt(greenfuneralhomes.com)
Jerry Tarkanian’s greatest loss might have been George Gervin(latimes.com)
Athletic Hall of Fame Jim Dutcher(eclubletterwinners.com)
Athletic Hall of Fame Kennedy McIntosh(eclubletterwinners.com)
Athletic Hall of Fame George Gervin(eclubletterwinners.com)
Former EMU Basketball Coach Allan Freund Passes Away(emueagles.com)

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