【NCAA】「ステフィン・カリーの母校」デビッドソンカレッジ&2校(シャーロット#3)

うい。現地観戦研究家のB.O. Bros(@b_o_bros)だ。


当ブログはバスケオタクが低予算で現地観戦を達成するためのガイドブックである。


では、早速本題に入る。

今回はノースカロライナ州シャーロット付近のミッドメジャー3校を紹介する。

デビッドソン・カレッジ

基本情報

名称: Davidson College
愛称: Wildcats
所属: Atlantic 10 Conference
19-20: 16勝14敗
18-19: 24勝10敗NIT出場
17-18: 21勝12敗NCAAトーナメント出場
16-17: 17勝15敗

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約20年間、負け越し無し

Lee Hyun Jung(이현중) 2019-20 NCAA Highlights

デビッドソン・カレッジは実力校だ。現HCのボブ・マキロップ(Bob McKilop)が1989年にHCに就任して以来、チームはミッドメジャー上位をキープしていて、就任4年目の1992-93シーズンから現在まで負け越しでシーズンを終えていない。


現ロスターには韓国人シューターのリ・ヒュンジョン(Hyunjung Lee)がいる。リはフレッシュマンの時から主力として活躍し、昨季は28試合に出場して平均8.4点を挙げている。

アトランティック・10・カンファレンス

名称: Atlantic 10 Conference
愛称: A10(エーテン)
設立: 1976年
本部: バージニア州ニューポートニュース
HP: atlantic10.com

大学(大まかな所在地)※太字は注目校
デビッドソンカレッジ(ノースカロライナ州シャーロット)はステフィン・カリーの母校だ。韓国人のLee Hyun Junが在籍している。
デイトン大学(オハイオ州デイトン)はNCAAトーナメントのファースト4の会場になっている。
バージニアコモンウェルス大学(バージニア州リッチモンド)
フォーダム大学(NYC)はスマッシュ・パーカーの母校だ。
ジョージ・ワシントン大学(ワシントンD.C.)は渡邉雄太選手の母校だ。
ジョージ・メイソン大学(ワシントンD.C.)はGWのライバル校だ。2006年にNCAAトーナメントファイナル4に進出して一世を風靡した。
ラセール大学(ペンシルベニア州フィラデルフィア)
St. ジョセフズ大学(ペンシルベニア州フィラデルフィア)はジャミーア・ネルソンの母校だ。
セントルイス大学(セントルイス)
ロードアイランド大学(キングストン)は1998年にUCLAから都落ちした名将ジム・ハリックに率いられてカンザス大学を破りエリート8に進出した。出身者にはラマー・オドムがいる。
リッチモンド大学(バージニア州リッチモンド)はNCAAトーナメント当落線上を行き来する実力がある。
ディキュエンス大学(ペンシルベニア州ピッツバーグ)ではレブロンの高校時代の恩師Keith DambrotがHCを務めている。
マサチューセッツ大学(マサチューセッツ州アマースト)は名将ジョン・カリパリが自身の名を挙げた大学だ。出身者にはDr. Jことジュリアス・アービングもいる。
St.ボナベンチャー大学(ニューヨーク州)はボブ・レイニアーが率いて1970年にファイナルフォーに進出した。

A10は主に北東部の大学が集まったカンファレンスだ。渡邉雄太選手の母校ジョージ・ワシントン大学もここに所属している。最近は全体的に弱体化の傾向にあるが、A10をパワーカンファレンスとして見なす場合もある。VCUとステフィン・カリーの母校のデビッドソン・カレッジが強い。

チーム史

レフティー・ドリセル時代(1960-69)

主な実績
  • エリート8(1968、69)
  • スウィート16(1967)
  • AP最高3位(1963-64)

レフティー・ドリセル(Lefty Driesell)はカリーが来る40年以上前にデビッドソン・カレッジの名をバスケットボール界に轟かせた人物だ。レフティーは毎年10勝もできなかった小規模校の弱小チームを超低予算で全米トップクラスのプログラムに仕立て上げた。


特筆すべきはチャールズ・スコットを最初にリクルートしたことだ。結局、スコットはディーン・スミスの下でノースカロライナ大学初の黒人奨学生になる道を選んだのだが、スミスがスコットの存在を知る以前にレフティーはスコットをキャンパスに招待していた。その後、1968年と1969年にデビッドソン・カレッジはスコット率いるノースカロライナ大学にエリート8で敗れている。


2018年、メリーランド大学でも一時代を築いたレフティーは遂に殿堂入りを果たした。

ステフィン・カリー(2006-09)

Steph Curry-Blake Griffin duel in 2008 Davidson-Oklahoma game | College Hoops Highlights
主な実績
  • エリート8(2008)
  • NCAA平均得点第1位(2008-09)

ハイメジャー校からの奨学金オファーが無かったステフィン・カリーは地元シャーロットに程近いデビッドソン・カレッジを選んだ。


カリーのシューティング能力はフレッシュマンの時から遺憾なく発揮された。2006-07シーズンに1年生の中でケビン・デュラントに次ぐ第二位の平均得点21.5点を叩き出したカリーは夏にU19アメリカ代表にも選出された。


そして、2008年、チームはサザン・カンファレンス内で20勝0敗の圧倒的な成績を残してNCAAトーナメントに進出し、本戦ではカリーが毎試合30点以上を挙げる獅子奮迅の活躍でゴンザガ大学、ジョージタウン大学、ウィスコンシン大学を次々となぎ倒した。


その後、惜しくも2点差でマリオ・チャルマースなどNBA選手6名を擁するカンザス大学に敗れたが、ウィスコンシン大学戦にレブロン・ジェームスが来場する等、カリーとデビッドソン・カレッジは一大ブームを巻き起こした。


翌年、カリーはPGスキルを磨くために大学に残った。残念ながらチームはNCAAトーナメント進出とはならなかったが、2009年NBAドラフト1巡目8位でカリーはゴールデンステイト・ウォリアーズに指名された。

ホームアリーナ

基本情報

名称: John M. Belk Arena
住所: 200 Baker Drive, Davidson, NC 28036

デビッドソン・カレッジのホームアリーナはキャンパス内にあるJohn M. Belk Arenaだ。同大へはシャーロットからローカルバスで行けなくも無いが、レンタカーで行くのが望ましい。

ノースカロライナ大学シャーロット校

基本情報

名称: The University of North Carolina at Charlotte
愛称: 49ers/Charlotte
所属: C-USA
19-20: 16勝13敗
18-19: 8勝21敗
17-18: 6勝23敗
16-17: 13勝17敗
出身選手: セドリック・マックスウェル

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The official Men's Basketball page for the Charlotte 49ers

C-USAでリクルート1位

2018年、ロン・サンチェス(Ron Sanchez)がHCに迎え入れられた。サンチェスはディック・ベネットとトニー・ベネット父子の下でアシスタントを15年以上も務めた人物である。


ディックはウィスコンシン大学を47年ぶりのNCAAトーナメント出場(1997年)とファイナルフォー(2000年)に導いて同プログラムを立て直したことで知られた名コーチで、息子トニーはパック12でドアマットとなっていたワシント・ステイト大学をスウィート16に導き、昨年はバージニア大学を率いて父も成し遂げられなかった全米チャンピオンとなった人物だ。


サンチェスはまずはリクルートで手腕を発揮している。2019年、247sports.comによれば、スリースター高校生4人とスリースタートランスファー1人を獲得してC-USAでリクルートランク1位となった。今後、サンチェスはそんな有望な選手を率いてどこまでやれるのか、非常に注目である。

カンファレンスUSA

名称: Conference USA
愛称: C-USA
設立: 1995年
本部: テキサス州ダラス
HP: conferenceusa.com

大学(大まかな所在地)
オールド・ドミニオン大学(バージニア州ノーフォーク)は2019年C-USA代表としてNCAAトーナメントに出場した。同大は女子バスケ界のレジェンドNancy Liebermanの母校としても知られている。
マーシャル大学(ウェストバージニア州)は現HCマイク・ダントーニが3年間プレーしていたて元HCは弟ダン・ダントーニだ。ビリー・ドノバンがHCを務めていた時期もあり、ハッサン・ホワイトサイドの母校でもある。ジェイソン・ウィリアムスが1年間プレーしていた。
アラバマ大学バーミンガム校は80年代に一時代を築き上げた。
ウェスタン・ケンタッキー大学
ノース・テキサス大学(テキサス州ダラス)は個人的に最も注目しているミッドメジャー校の1つだ。HCエリック・マキャスランドはキャリアを通して20勝に満たなかったシーズンが無い。
テキサス大学エルパッソ校は1966年に全米No.1に輝いた。タイニー・アーチボルドの母校でもある。
ライス大学(テキサス州ヒューストン)は1970年を最後にNCAAトーナメントに出場していない。
テキサス大学サンアントニオ校
サザン・ミシシッピ大学
ノースカロライナ大学シャーロット校(ノースカロライナ州シャーロット)はボストン・セルティックスで永久欠番となっているセドリック・マックスウェルの母校だ。ベネット父子のアシスタントを務めていたロン・サンチェスがHCに就任して以降、リクルートに強くなった今後注目の1校である。
フロリダ・インターナショナル大学
フロリダ・アトランティック大学
ルイジアナ工科大学はカール・マローンの母校である。
ミドル・テネシー・ステイト大学

カンファレンスUSA(ユーエスエー)はハイメジャーになれるポテンシャルを持つカンファレンスだ。カンファレンス内は戦国時代でどこが勝ち上がるか分からない。鉄壁のディフェンスを誇るODU、リクルートに強いWKU、MTSU、マーシャルがトーナメント出場の座を獲得しているが、2019年はシャーロット大学がスリースターを4人も集めたため、より群雄が割拠してきた。

レジェンド: セドリック・マックスウェル(1973-77)

Vintage Cedric Maxwell Highlights
セドリック・マックスウェル
  • ファイナルフォー進出(1977)
  • NBA優勝×2回(1981、1984)
  • ファイナルMVP(1981)

UNCシャーロット校のレジェンドは1980年代にボストン・セルティックスの2回の優勝に貢献したセドリック・マックスウェルだ。


1973年、マックスウェルは地元シャーロット校に入学した。49ersはそれまでは1シーズンに15勝以上を挙げたことが無かったが、マックスウェルの加入によって一気に連勝チームへと変貌を遂げた。マックスウェルが在籍していた4年間(1973-77)、チームは毎年22勝以上を挙げ、4年次にはファイナルフォーへと進出した。


卒業後、1977年NBAドラフトでマックスウェルは全体12位指名でボストン・セルティックスに指名され、2年目には平均19.9P/9.9Rとオールスター級のパフォーマンスを発揮してチームの期待に応えた。


当時、セルティックスにはラリー・バード、ケビン・マクヘイル、ロバート・パリッシュといった錚々たる面々がチームに在籍していたが、この豪華なメンバーの中でもマックスウェルは輝きを放った。


特に大勝負に強く、1981年のNBAファイナルではファイナルMVPを受賞し、1984年のNBAファイナルのゲーム7では28得点、8リバウンド、8アシストを記録してチームを2回の優勝に導いた。


2003年12月15日、マックスウェルはその功績を讃えられて、着用していた#31はボストン・セルティックスの永久欠番となった。

ホームアリーナ

基本情報

名称: HALTON ARENA
住所: Barnhardt Student Activity Center, 9201 University City Blvd #202, Charlotte, NC 28223

​シャーロット大学のホームアリーナはキャンパス内にあるHALTON ARENAだ。ダウンタウンからシャーロット校へは路面電車とバスで行ける。

ウィンスロップ大学

基本情報

名称: Winthrop University
愛称: Eagles
所属: Big South Conference
19-20: 24勝10敗NCAAトーナメント出場枠獲得
18-19: 18勝12敗
17-18: 19勝12敗

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The official Men's Basketball page for the Winthrop University Eagles

ビッグサウスの強豪

毎年ウィンスロップ大学は好成績を残している。昨季は19-20シーズンは全米18位に位置付けられたいたSt.メアリーズ大学をアップセットし、デューク大学とテキサス・クリスチャン大学とも好勝負を繰り広げた。

ビッグ・サウス・カンファレンス

名称: Big South Conference
愛称: ビッグサウス
設立: 1983年
本部: ノースカロライナ州シャーロット
HP: bigsouthsports.com

大学(大まかな所在地)
キャンベル大学(ノースカロライナ州リサーチトライアングル)はNCAA D1歴代3位の得点記録を持つクリス・クレモンズを輩出した。
ガードナー・ウェブ大学(サウスカロライナ州アップステイト)は、最近NCAAディビジョン2から昇格してきたにも関わらず、2019年にNCAAトーナメント初出場を果たした。
ラドフォード大学(バージニア州)は2019年に卒業生のジャボンテ・グリーンが同校史上初のNBA選手となった。
ウィンスロップ大学(ノースカロライナ州シャーロット)は2019-20はあと一歩でNCAAトーナメント出場を果たせた。
ハンプトン大学(バージニア州ノーフォーク)は初出場となった2001年のNCAAトーナメントで第2シードのアイオワステイト大学をアップセットした。
ハイポイント大学(ノースカロライナ州ピードモントトライアド)は2018年に名将トゥビー・スミス氏(卒業生)がHCに就任した。
チャールストン・サザン大学(サウスカロライナ州チャールストン)
ロングウッド大学
ペデストリアン大学
ノースカロライナ大学アッシュビル校
サウスカロライナ大学アップステイト校
NCAT大学(ノースカロライナ州ピートモンドトライア)は2020年にMEACから移籍してきた。同校はアル・アットルズ氏の母校でもある。

ビッグサウスは南部の東海岸沿いの大学が集まっているカンファレンスだ。キリスト教系の大学が多く所属している。2019年はガードナー・ウェブ大学が同校史上初のNCAAトーナメント出場を果たした。

チーム史: グレッグ・マーシャル時代(1998-2007)

Winthrop Basketball Preview

ウィンスロップ大学に「勝つ文化」を根付かせたのがグレッグ・マーシャルだ。マーシャルは就任初年度(1998-99シーズン)からチームをNCAAトーナメントに導き、結果的に9シーズン全てを勝ち越しで終え、内6シーズンでNCAAトーナメント出場を果たした。


その後、マーシャルはウィチタ・ステイト大学に年収$80万ヘッドハンティングされた。WSUでは2012-13シーズンにファイナルフォー進出と翌2013-14シーズンにレギュラーシーズン無敗を達成して一大旋風を巻き起こした。

ホームアリーナ

基本情報

名称: Winthrop Coliseum
住所: 1162 Eden Terrace, Rock Hill, SC 29730

ウィンスロップ大学のホームアリーナはキャンパス内にあるWinthrop Coliseumだ。同大は州境を跨いだサウスカロライナ州ロックヒルにあるが、シャーロットからロックヒルへはローカルバスでアクセスできる。ただ、ロックヒルのダウンタウンからアリーナへは徒歩で40分程かかるので、やはりレンタカーで行くのが望ましい。

現地観戦

チケット

今回紹介したようなミッドメジャー校のチケットは会場で買うのがオススメだ。理由は手数料約$10(約1100円)を節約できるからである。


チケットはTicketmasterStubHubVIVIDSEATSで$10~で買えるのだが、チケット売買サイトは手数料と送料で約$10程は余計に取られる。ミッドメジャーやローメジャー校のチケットは売り切れる心配がほとんど無いので、そんなチケットに$10も余計に払うのはバカらしい。その$10は飲食代やガソリン代などに充てた方が良い。ミッドメジャーのチケットは会場での購入一択だ。


因みに、各大学の公式サイトで手数料と送料が無いチームもある。そういった場合は、むしろ各大学の公式サイトから事前に購入した方が良い。

カレッジギア

大学のグッズの購入はキャンパス内のブックストア(カレッジストア)がオススメだ。場所はグーグルマップで「大学名 bookstore」で検索すれば出てくる。


ブックストアは書店では無い。ブックストアはアパレルと日用品が売られている雑貨屋だ。と言うのも、アメリカの大学生は基本的に寮やキャンパス付近での生活を強いられるため彼らの生活に必要となるアイテムが置いてあるのである。


ちなみに、カレッジのアイテムはアリーナでも買える。が、品揃えは良くない。時間があれば是非ともキャンパス内or付近のブックストアに立ち寄ることを俄然オススメする。

合わせて行きたい: サウスエリア

参考

Hyunjung Lee(basketball.realgm.com)
The Case For Lefty Driesell(theathletic.com)
Sophomore sensation Curry returning to Davidson(espn.com)
Davidson Wildcats School History(sports-reference.com)
Charlotte 49ers find next basketball coach on bench of No. 1 NCAA seed(charlotteobserver.com)
Charlotte 2019 Basketball Commits(247sports.com)
Cedric Maxwell – Celtics Legend | Boston Celtics(nba.com)
Marshall: Winthrop didn’t force me to leave(heraldonline.com)

管理人

俺達B.O.Brosはアメリカかぶれの”bro”2人だ。両者共にアメリカの大学に留学経験(1人は現在留学5年目)がある。元々はバスケ好きが高じて渡米したのだが、今ではバスケを通り越してアメリカ的価値観や文化そのものの虜になり、固まった休みが取れ次第、試合観戦がてらアメリカ各地を巡っている。トレンドの話はTwitter、俺達自身についてはInstagram、ブログのコンセプト外の話はnoteで発信しているので、興味があれば、そちらもチェックしてもらえれば、と思う。

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