ロヨラ・メリーマウント大学
基本情報
名称: Loyola Marymount University
愛称: LMU/Lions
所属: WCC
2021-22: 11勝18敗
2020-21: 13勝9敗
近年の話: 新HCと留学生
2020年3月、スタン・ジョンソン(Stan Johnson)が新HCに就任した。同氏はマーケット大学でACを務めていた。一方、前任者マイク・ダンラップ(Mike Dunlap)は、2018年頃から米国外から積極的にリクルートし、2019-20には8名が留学生となっていたものの、志半ばで解雇となってしまった。
ウェスト・コースト・カンファレンス
- 名称: West Coast Conference
- 愛称: WCC
- 設立: 1952年
- 本部: カリフォルニア州サンブルーノ
- 放送: CBS/ESPN
- HP: wccsports.com
所属校(大まかな所在地) |
ゴンザガ大学(ワシントン州スポーケン)は世界中から選手をリクルートして毎年全米トップレベルのチームを築いている。 |
ポートランド大学は岡山恭崇氏、伊藤大司選手、渡辺飛勇選手、タヒロウ・ディアバテ(帝京長岡高卒)と日本と馴染みが深い。2023-24は山之内ウィリアムス選手がプレーする。 |
St.メアリーズ大学(ベイエリア)はオセアニアとのコネクションで知られている。 |
サンタ・クララ大学(ベイエリア)はスティーブ・ナッシュの母校だ。 |
サンフランシスコ大学(ベイエリア)はビル・ラッセル時代にNCAAトーナメント連覇を達成した。 |
パシフィック大学(カリフォルニア州ストックトン)はジョン・バリーや1998年1巡目1位のマイケル・オロウォカンディーの出身校だ。 |
ロヨラ・メリーマウント大学(LA)はNBAプロスペクトのハンク・ギャザーズが試合中に命を落とした。 |
ペッパーダイン大学(LA)は超敏腕リクルーターのロレンゾ・ラマーがHCに戻ってきた。 |
サンディエゴ大学はしばしば米国代表やNBA球団のキャンプ地として利用される。 |
WCCは西海岸の小規模校で組織されている。2010年代以降、ゴンザガ大学が圧倒的だ。St.メアリーズ大学やサンフランシスコ大学はハイメジャー級の実力を持っている。近年はサンタ・クララ大学も実力をつけてきている。そして、強豪ブリガム・ヤング大学が遂にビッグ・12・カンファレンスへ移籍してしまった。
チーム史
悲劇
LMUには暗い過去がある。NBAプロスペクトのハンク・ギャザーズが試合中に心臓発作で倒れた後に搬送先の病院で命を落としたのだ。
1985年、高校時代から名を馳せていたギャザーズはチームメイトのボー・キンブルと共に名門USCの門を叩いた。しかし、1年目終了後に自分達をリクルートしたコーチ陣が解雇となったため、地元フィラデルフィアで世話になった人物の助言でポール・ウェストヘッド(Paul Westhead)率いるLMUへの編入を決めた。
ウェストヘッドはNBAロサンゼルス・レイカーズをHC就任1年目に優勝へと導いた人物である。彼の哲学は兎に角速いペースで相手以上に得点することだった。このシステムによって膨大なポゼッションを得たギャザーズはRS3年の1988-89シーズンに平均32点13リバウンド以上を記録して一気にロッタリーピック候補となった。
しかし、母の要望でギャザーズは家族最初の学位取得を目指してRS4年次も大学に残ることを決意した。1989-90シーズン、チームは1試合平均得点122.4点/平均失点108点を記録するハイペースなシーズンを送っていた。
一方、実は以前から心臓の問題は判明していた。1989年12月4日のUCサンタバーバラ戦でもコートに倒れこんだこともあった。そして、1990年3月4日、ポートランド大学とのホームゲームでアリウープダンクを決めた直後、ギャザーズは突如としてコートに倒れこみ、そのまま帰らぬ人となってしまった。
その後、ライオンズはNCAAトーナメント出場を果たした。実はギャザーズには利き腕とは逆の左手で打ったフリースローを成功させたことで大きな話題を呼んだことがあったのだが、トーナメント1回戦でキンブルは亡き元チームメイトのために左手でFTを放ち、見事、それを成功させた。

親族は「速いペースが死亡に寄与していた」とポール・ウェストヘッドを訴訟したものの、故人が生前にパフォーマンス低下を嫌って医師の指示通りに静脈薬を飲んでいなかったことが明らかになったため、後日撤回した。
クレイ・トンプソンの兄(2007-11)
兄マイケル・トンプソン(Mychel Thompson)は2007-11にチーム史上歴代4位のスリーポイントを成功させた。
ペッパーダイン大学
基本情報
名称: Pepperdine University
愛称: Waves
所属: West Coast Conference
2022-23: 9勝22敗
2021-22: 7勝25敗
2020-21: 15勝12敗
2019-20: 16勝18敗(NCAAトーナメント中止)
近年の話: ローレンゾ・ラマーが復帰
- プロ転向/転校(2023)
マックス・ルイス(2021-23)→NBAドラフト - ロレンゾ・ラマーの復帰(2018)
- NBA輩出
ケスラー・エドワーズ(2018-21): 全体44位
2018年、ローレンゾ・ラマー(Lorenzo Romar)が復帰した。同氏は1996年にペッパーダイン大学でHCデビューを果たした後、2002年からは名門ワシントン大学でブランドン・ロイ、アイザイア・トーマス、ネイト・ロビンソン、マーケル・フルツ、トニー・ローテン等の地元シアトルの有望選手をNBAに送り込んできた。そして、2021年、ケスラー・エドワーズが同校復帰後のNBA第一号となった。また、マックス・ルイスが同校史上2番目に高いリクルートとしてチームに加入した。
チーム史
ウィリアム”バード”エイブリット(1970-73)
ウィリアム”バード”エイブリットはWCC史上最高のスコアラーの1人だ。1970-71、当時はフレッシュマンはルールで公式戦に出場できなかったが、1年生同士の試合でエイブリットは天下のUCLAを相手に2試合で87点を叩き出し、翌1971-72には平均28.9点でチームを導き、そして、1972-73に平均33.9点以上を記録して同シーズンの得点王に輝いた。その後、ルイスはABAでプロデビューを果たし、プロ2年目(1974-75)には地元球団のケンタッキー・コロネルズをABA制覇に導き、NBAとABAの吸収合併後はニューヨーク・ネッツ等で活躍した。現在、エイブリットの平均33.9点(1972-73)と通算平均31.4点(1972-74)はWCC史上最高記録となっている。
デニス・ジョンソン(1975-76)
- NBA優勝(1979、84、86)
- ファイナルMVP(1979)
- オールスター選出5回(1979-82、85)
- NBA 1stチーム(1981)
- NBA 2ndチーム(1980)
- NBA Defensive 1stチーム(1979-83、76)
- NBA Defensive 2ndチーム(1984-86)
- 永久欠番#3(ボストン・セルティックス)
デニス・ジョンソンは高校時代は補欠だったものの、高校卒業後に身長が193㎝にまで伸び、市民大会でロサンゼルス・ハーバー・カレッジからスカウトされて学生アスリートとなった後、4年次にペッパーダイン大学に編入してチームをNCAAトーナメント2回戦(スウィート16)に導き、1976年のNBAドラフトで2巡目29位でシアトル・スーパーソニックスから指名を受けた。
ダグ・クリスティー(1989-92)
- NBA Defensive 1stチーム(2003)
- NBA Defensive 2ndチーム(2001-02、03)
ダグ・クリスティーは、3年次と4年次にカンファレンス最優秀選手賞の活躍でチームを2年連続のNCAAトーナメントに導いた後、NBAではサクラメント・キングスでジェイソン・ウィリアムス、ペジャ・ストヤコビッチ、クリス・ウェバー、ブラデ・ディバッツと並んでスターターを務め、得意の守備で球団の最盛期を支えた。
その他
【ジェイ・ユーン(2018-23)】
ジェイ・ユーンは、韓国出身の両親の韓国生まれではあるものの、アメリカ国籍を取得しているようだ。同選手はペッパーダイン大学で48試合/5シーズンに出場した。
カリフォルニアステイト大学ロングビーチ校
基本情報
名称: California State University, Long Beach
愛称: Long Beach State/49ers/LBSU
所属: Big West Conference
2021-22: 20勝13敗
2020-21: 6勝12敗
2019-20: 11勝21敗(NCAAトーナメント中止)
2018-19: 15勝19敗
近年の話: 約10年振りのカンファレンス1位
- ビッグウェスト1位(2021-22)
- 元スター高校生2名在籍(2020-21)
アイザイア・ワシントン: ジェリーレイアップ
ジョー・ハンプトン: オークヒル高校出身
LBSUは直近2シーズンは調子が良い。同校は2020-21にアイザイア・ワシントンとジョー・ハンプトンの元スター高校生2名を編入させ、翌2021-22にはNCAAトーナメントこそ逃したものの、約10シーズンぶりにビッグ・ウェスト・カンファレンスのリーグ戦を1位で通過した。

LBSUは1969年のカンファレンス発足時から
ビッグ・ウェスト・カンファレンス
- 名称: Big West Conference
- 設立: 1969年
- 本部: カリフォルニア州アーバイン
- 放送: ESPN
- HP: www.bigwest.org
所属校(大まかな所在地) |
UCアーバイン校(LA)はビッグ・ウェスト・カンファレンスの覇者だ。 |
UCリバーサイド校(LA)は2020-21にマイク・マグパヨが初のアジア系NCAA D1 HCとなった。 |
UCデイビス校(サクラメント)は2020-21に渡辺飛勇選手がプレーしていた。 |
UCサンディエゴ校は2020-21からD1に昇格した。 |
CSUフラートン校(LA)はブライアン・ボーウェンの母校だ。 |
CSUベイカーズフィールド校は2020年にウェスタン・アスレティック・カンファレンスから移籍してきた。 |
CSUサンタバーバラ校はブライアン・ショーの母校として知られている。 |
CSUロングビーチ校(LA)は1970年代前半に全米トップクラスの実力を誇っていた。同校は同カンファレンスのパシフィック・コースト・アスレティック・カンファレンス時代からの唯一のオリジナルメンバーだ。 |
CSUノースリッジ校(LA)は高橋マイケルの出身校だ。 |
カリフォルニア・ポリテクニック・ステイト大学(セントラルコースト)はデビッド・ヌワバが2013-16にプレーしていた。 |
ハワイ大学は2023-24にジェイコブス昌選手がプレーする。 |
ビッグ・ウェスト・カンファレンスはカリフォルニア州の大学とハワイ大学が集まっている。UCアーバインとUCサンタバーバラが一つ頭が抜けている。
チーム史
ジェリー・ターケニアン時代(1968-73)
- エリート8×2(1971&72)
- スウィート16×2(1970&73)
- 短大編入生でチーム強化の開祖
ジェリー・ターカニアンは僅か5年間で無名のLBSUを全米トップ校へと引き上げた。同氏は黒人選手の同時起用やJUCO(短大)編入生等の当時としては非常に革新的な手法でチームを一気に強化し、チームを2度のエリート8に導き、計9名のオールアメリカンを輩出した。一方、当時の成績は「選手とギャンブラーとの繋がり」「低い卒業率」等の理由でNCAAの公式記録から抹消されている。

同氏はその後に同様の方法でUNLVを約20年もの間トップチームに君臨させ、1990年にはNCAAトーナメント制覇も達成し、最後には殿堂入りも果たした。また、現在、他大生の編入は最も手堅いチーム補強法となっている。
ルート・オルソン時代(1973-74)
ルート・オルソンはアリゾナ大学を全米屈指のパワーハウスに築いた人物だ。同氏は1973-74だけLBSUのHCを務め、NCAAからの制裁でNCAAトーナメントこそ出場しなかったものの、チームを24勝2敗(AP最終10位)に導いた。
テックス・ウィンター時代(1978-83)
テックス・ウィンター(Tex Winter)はフィル・ジャクソンの師匠だ。同氏は南カリフォルニア大学で考案者サム・バリー(Sam Barry)から直接トライアングルの原案を学んだ後、1950~60年代にカンザスステイト大学でトライアングルを実用化させて好成績を残したものの、あまり評価はされず、その後はシカゴ・ブルズに拾われるまで約25年間全米各地を流浪していた。主な実績は1978-79のAP15位、1979-80の22勝12敗+NIT出場、クレイグ・ホッジスの発掘だ。
クレイグ・ホッジス(1978-82)
クレイグ・ホッジスはスリーポイントコンテスト3連覇を果たした希代のシューターだ。ホッジスは大学時代はそこまで目立つ選手ではなかったものの、スリーポイントシュートを武器にNBAの競争を勝ち抜き、1991年と1992年には大学時代の恩師テックス・ウィンターと共にシカゴ・ブルズでNBA制覇も達成したのだが、その後の黒人の人権問題に関する言動でNBAから厄介者扱いを受けたため、1993年のスリーポイントコンテスト出場を最後にNBAから遠ざかった。
ラッセル&ハリス(1990-93)
- NCAAトーナメント進出(1993)
- AP25位
- 2名のNBA選手が在籍
ブライオン・ラッセル(1990-93)
ルシアス・ハリス(1989-93)
1990-91~1992-93、ブライオン・ラッセルとルシアス・ハリスが在籍し、1992-93には久しぶりのNCAAトーナメント進出に導き、数か月後のNBAドラフトで両者は共に指名を受けた。その後、ラッセルは持ち前の守備力でユタ・ジャズのNBAファイナル進出に貢献し、 一方のハリスもニュージャージー・ネッツで2年連続のNBAファイナル進出に力を添え、共に10年以上もNBAで生き残った。現在、それぞれが着用していた背番号はLBSUの永久欠番となっている。

ブライオン・ラッセルはザ・ショットの際のディフェンダーとして知られている。ザ・ショットは、MJがラッセルを押しているか否かが今でも論争になっているが、当人のラッセルはジョーダンがシュートを決めたことを称賛しており、また、両者は2002-03にワシントン・ウィザーズでチームメイトになったこともあってか、両者は良好な関係を築いているため、当人同士では納得済みのようだ。
ジェームス・エニス(2011-13)
ジェームス・エニスⅢは3年次にJUCOからLBSUに編入し、2011-12に主力選手としてNCAAトーナメント進出に貢献した後、翌シーズンはカンファレンス最優秀選手賞を受賞する活躍でチームを牽引した。
カリフォルニアステイト大学ノースリッジ校
基本情報
名称: California State University, Northridge
愛称: Matadors/CSUN
所属: Big West Conference
2020-21: 9勝13敗
2019-20: 15勝17敗
2018-19: 13勝21敗CBI出場

近年の話: やっぱり駄目だった…
2021-22、CSUノースリッジ校は仮HCのトレント・ジョンソンの指導で臨む。2018年、CSUNはマーク・ゴットフリード(Mark Gottfried)を招聘し、ACに1995年にUCLAを31年ぶりの優勝に導いたジム・ハリック(Jim Harrick)と元NBAオールスターのモー・ウィリアムスを迎えたのだが、ゴットフリードはノースカロライナステイト大学をNCAA規則違反疑惑で解雇された過去があり、さらにはハリックもUCLAを不正で追われた”いわくつき物件”だった。そして、案の定、CSUNの内部調査でNCAA規則違反の可能性が出たため、ゴットフリードは解雇となった。
チーム史
高橋マイケル(1993-95)
元日本代表の高橋マイケル選手(1993-95)はカリフォルニア大学ノースリッジ校の出身だ。
ボビー・ブラスウェル時代(1996-2013)
CSUNは1991年にNCAA D1に昇格した後、1996年にボビー・ブラスウェル(Bobby Braswell)がHCに就任した。ブラスウェルは2000-01シーズンにチームを念願のNCAAトーナメント初出場へと導いた。
その後、ブラスウェルのNCAA規定違反でチームはポストシーズントーナメント出場を禁じられる制裁を受けることとなったが、それが明けた2008-09シーズンにチームは2度目のNCAAトーナメント出場を果たした。結果は残念ながら1回戦敗退に終わってしまったが、タイリーク・エバンス率いるメンフィス大学との熱戦を演じて称賛を浴びた。
しかし、2013年、大学は度重なる不祥事で悪評が漂っていたブラスウェルとの契約更新を見送り、17年に渡るブラスウェル政権は幕を閉じた。
レジー・ティウス時代(2013-18)
元NBAオールスターのレジ―・ティウスは、Stephen Maxwell(2011-15)、Amir Garret(2013-14)、コービー・パレス(2017-18)等リクルートは頗る良かったものの、成績改竄等の問題が発覚し、僅か5シーズンで解雇となった。
カリフォルニアステイト大学フラートン校
基本情報
名称: California State University, Fullerton
愛称: Titans
所属: Big West Conference
2022-23: 20勝13敗
2021-22: 21勝11敗NCAAトーナメント出場
2020-21: 6勝10敗
2019-20: 11勝20敗(NCAAトーナメント中止)

近年の話: 強さを維持できるか?
- プロ転向/転校(2023)
ラトレル・ライトセルJr(2020-23)→アラバマ大学
CSUフラートン校は「安定感の欠如」というミッドメジャーの典型的な悩みを抱えている。2018年、チームは10年ぶりにNCAAトーナメントに復帰し、翌2019年にはCITから招待を受けたが、2019年は大きく負け越してしまった。前任者のボブ・バートン(Bob Burton)時代も20勝シーズンもあれば負け越しシーズンもあった。現HCデドリック・テイラー(Dedrique Taylor)に課せられているのはCSUFを安定感を持たせることだ。
チーム史
レオン・ウッド(1981-84)
レオン・ウッドは大学2年次に名門アリゾナ大学からCSUフラートン校に編入し、レッドシャツ期間を含めて4年間同大でプレーした後、1984年1巡目10位でフィラデルフィア・セブンティーシクサーズに指名された。

レオン・ウッドは、1984-85にサラリーキャップが導入された際にフィラデルフィア・セブンティーシクサーズが瀬戸際にいたため、ロッタリーピックにも関わらず$75000の1年契約だった。
最もタレントに溢れたチーム(1989-90)
- セドリック・セバロス(1988-90)
スラムダンクチャンピオン(1992)
NBAオールスター(1995) - ブルース・ボーウェン(1989-93)
NBA優勝(2003、05、07)
NBA Defensive 1stチーム(2004-08)
1989-90シーズンはプログラム史上最もタレントが集まっていた。当時、ロスターには元オールスターのセドリック・セバロスと守備職人ブルース・ボーウェンが在籍していたのだ。
ボビー・ブラウン(2003-07)
ボビー・ブラウンはサクラメント・キングス等で4シーズンを過ごし、2010年からヨーロッパや中国に活躍の場を移した後、2016年にヒューストン・ロケッツでNBAへ帰還を果たした。
デドリック・テイラー時代(2013-)
- NCAAトーナメント出場×2(2018&22)
その他
【モーゼス・モーガン(2013-15)】
モーゼス・モーガンは2013年にデポール大学からCSUフラートン校へ編入し、2013-14のレッドシャツ期間を含む2シーズンを過ごした後、2022年にタイ代表として東アジアゲームスに出場した。
【ジョニー・ワン(2017-21)】
ジョニー・ワン(Johnny Wang)は2018-19(2年次)にスターターの座を勝ち取り、翌2019-20にはシーズン終盤に複数回の二桁得点でチームを引っ張るまでに至るも、2020‐21は怪我の影響で14試合に終わり、失意のままにカレッジキャリアを終えた。
カリフォルニア大学アーバイン校
基本情報
名称: University of California, Irvine
愛称: UCI/Anteaters
所属: Big West Conference
2022-23: 23勝12敗NIT出場
2021-22: 15勝10敗
2020-21: 18勝9敗
2019-20: 21勝11敗(NCAAトーナメント中止)
近年の話: ビッグウェストの覇者
UCアーバイン校はビッグ・ウェスト・カンファレンスで不動の地位を築き始めている。2010年の現HCラッセル・ターナー就任以降、同校はカンファレンスリーグ戦1位×6度に輝き、2018-19にはNCAAトーナメント初勝利も挙げている。
チーム史
スコット・ブルックス(1985-87)
「ウィザーズ密着24/7」先日、スコット ブルックスHCの母校、カリフォルニア大学アーバイン校でブルックスさんの永久欠番セレモニーが行われました! pic.twitter.com/stm2N4M4On
— ワシントン ウィザーズ (@washwizardsjp) December 4, 2019
スコット・ブルックスはTCUと短大を経た後、3年次にUCへアーバイン校に編入し、4年次に平均23.8点を挙げた。
ママドウ・ンジャイン(2013-16)
ママドウ・ンジャイン(226㎝)は、2013年にNCAA歴代最長選手としてUCアーバイン校に入学し、2014-15にはチームをNCAAトーナメントに導き、本戦でルイビル大学をあと一歩の所まで追い詰めてた。その後、最高身長記録はタッコ・フォールに抜かれた。
UCアーバイン校 vs U22日本代表(2018)
UCアーバイン校は2018年に韓国で開催されたアジア・パシフィック・ユニバーシティー・チャレンジにアメリカ代表として参加し、U22日本代表を104-58で下した。
カリフォルニア大学リバーサイド校
基本情報
名称: The University of California, Riverside
愛称: UCR/Highlanders
所属: Big West Conference
2022-23: 22勝12敗
2021-22: 16勝12敗
2020-21: 14勝8敗

近年の話: アジア系HC爆誕!!
- プロ転向/転校(2023)
ザイオン・プリン(2019-23)→フロリダ大学
2020年、マイク・マグパヨ(Mike Magpayo)がアジア系初のNCAA D1 HCとなった。同氏はフィリピン系のアメリカ人だ。そして、2022-23、UCリバーサイドは同校史上初の20勝/3度目の勝ち越しでシーズンを終えた。
チーム史
デビッド・パトリック時代(2018-20)
デビッド・パトリック(David Patrick)は、St.メアリーズ大学(カリフォルニア)のAC時代のコネでオーストラリアとニュージーランドの選手の勧誘に成功し、2019-20にネブラスカ大学のアップセットを皮切りに好スタートを切って、同校史上2度目の勝ち越しを決めたものの、アーカンソー大学のエリック・ミュゼルマン(Eric Musselman)のスタッフに入閣してしまった。
カリフォルニア・バプティスト大学
基本情報
名称: California Baptist University
愛称: CBU/Lancers
所属: Western Athletic Conference
2022-23: 17勝16敗
2021-22: 18勝16敗CBI出場
2020-21: 13勝10敗
2019-20: 21勝10敗(NCAAトーナメント中止)
近年の話: 新進気鋭
- 離脱(2023)
テイレン・アームストロング(2021-23)→プロ転向 - NCAA D1昇格移行期間終了(2022)
- NCAA D1昇格(2018)
主な選手(2023-24) | 備考 |
NCAA D1昇格以降、カリフォルニア・バプティスト大学は5シーズン連続で勝越しを決めている。HCリック・クロイ(Rick Croy)はSt.メアリーズ大学(カリフォルニア)でのAC経験からオセアニアのコネクションを持っている。そして、同校はNCAA D1昇格移行期間(NCAAトーナメント出場資格保留)を終了した。目指すはNCAAトーナメント初出場だ。一方、2023年、主力テイレン・アームストロングがオーストラリアに帰ってしまった。
ウェスタン・アスレティック・カンファレンス
- 名称: Western Athletic Conference
- 愛称: WAC
- 設立: 1962年
- 本部: コロラド州イングルウッド
- 放送: ESPN
- HP: www.wacsports.com
大学(大まかな所在地) |
テキサス大学アーリントン校(ダラス)*は直近5年は実力校からローメジャー校に戻りつつある。 |
ターレトンステイト大学(ダラス)は2020-21からNCAA D1に昇格した。現HCは元ハイメジャーHC/富永啓成選手の恩師のビリー・ギリスピーだ。 |
アビリーン・クリスチャン大学(テキサス州)は2021年にNCAAトーナメントでテキサス大学をアップセットした。 |
スティーブン・F・オースティン・ステイト大学(テキサス州パイニーウッズ)は2019年にデューク大学をキャメロン・インドア・スタジアムで打ち破った。 |
テキサス大学リオグランデバレー校 |
ユタ・バレー大学は「短大→四年制大学」移行期にロニー・プライスがプレーしていた。 |
ユタ工科大学は2020-21からD1に昇格し、2022年にディクシーステイト大学から改称した。 |
サザンユタ大学* |
グランドキャニオン大学(アリゾナ州フェニックス)は2013-14のNCAA D1昇格直後から毎年20勝程度を挙げている新進気鋭校だ。 |
シアトル大学はエルジン・ベイラーの母校だ。 |
カリフォルニア・バプティスト大学(LA)はNCAA D1昇格以降5年連続で勝越しを決めている。出身者にはルーク・エバンスがいる。 |
ウェスタン・アスレティック・カンファレンスは入れ替わりが激しい。2013~22年には大幅な改変の末にシカゴ-フェニックス-シアトルの大学が所属していた。近年の動きは「NCAA D1昇格組2校(2020)」「サウスランド・カンファレンス4校吸収(2021)」「UTアーリントン&サザンユタ大学加入(2022)」の加入&4校の離脱(2020-)があった。そして、2023年7月、顔的存在NMSUが遂にWACを離れた。
チーム史
ルーク・エバンス(2009-13)
ルーク・エバンスは2012-13(当時NCAA D2所属)に全26試合にスターターで出場して平均12.5点、5.4リバウンドを挙げた。
現地観戦
ホームアリーナ
チケット
ミッドメジャー/ローメジャー校のチケットは会場購入で良いだろう。理由はオンライン購入時の手数料約$10程度の節約だ。ミッドメジャー/ローメジャー校のチケットは売り切れの心配はほとんど無い。そのため、チケットの事前購入の必要は無い。手数料は払い損になる。
グッズ
公式ストア(ブックストア/チームストア)
カレッジグッズは各大学キャンパス内のブックストア(カレッジストア)が最も品揃えが豊富だ。ブックストアは書店では無い。ブックストアはアパレルと日用品が売られている雑貨屋だ。場所は「大学名 bookstore」で検索で出てくる。
ファナティクス
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ファナティクス社は世界中のスポーツチームのグッズ販売の裏方だ。同社は世界の複数エリア向けに自社サイトを運営している。各サイトはそれぞれのエリアの人気スポーツリーグのグッズを販売している。値段や在庫も異なる。Lidsのみ実店舗もある。そして、北米系サイトは全NCAA D1校のグッズを取り扱っている。

例えば、ファナティクスでは大谷翔平選手(MLB)と八村塁選手(NBA)と角田裕毅(F1)のグッズのまとめ買いが可能だ。
NILグッズ
- 選手関連品
名前&番号入りジャージー/写真やイラスト入りTシャツ等 - 選手のプライベートブランド商品
- 選手のサインや実用品
NILグッズは公式の選手関連商品だ。2021年、NCAAは学生アスリートが自身のName-Image-Likenessを活用してのマネタイズを解禁した。現在、「選手名&番号入りジャージー」「選手のイラストや写真のTシャツ」等の販売が超メジャー校から徐々に始まっている。販路は各大学の実店舗やオンラインストア or サードパーティーマーケットプレイスとなっている。

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カリフォルニアエリア

ベイエリア(カリフォルニア州)
NBA: ゴールデン・ステイト・ウォリアーズ
NCAA D1(強豪): カリフォルニア大学バークレー校、
NCAA D1(強豪): スタンフォード大学
NCAA D1(中堅): St.メアリーズ大学
NCAA D1(中堅): サンタクララ大学
NCAA D1(中堅): サンノゼステイト大学
サクラメント(カリフォルニア州)
NBA: サクラメント・キングス
NCAA D1(中堅): UCデイビス
NCAA D1(中堅): サクラメントステイト大学
ストックトン(カリフォルニア州)
Gリーグ: ストックトン・キングス
NCAA D1(中堅): パシフィック大学
リノ(ネバダ州)
NCAA D1(中堅): ネバダ大学リノ校
観光: カジノタウン
サンホアキンバレー(カリフォルニア州)
NCAA D1(中堅): フレズノステイト大学
NCAA D1(中堅): CSUベイカーズフィールド校
セントラルコースト(カリフォルニア州)
NCAA D1(中堅): カリフォルニア大学サンタバーバラ校
NCAA D1(中堅): カリフォルニア・ポリテクニック・ステイト大学
ロサンゼルス(カリフォルニア州)
NBA: ロサンゼルス・レイカーズと
NBA: ロサンゼルス・クリッパーズ
NCAA D1(名門): UCLA
NCAA D1(名門): 南カリフォルニア大学
NCAA D1(中堅): ミッドメジャー8校
プロアマリーグ: Drew League
プロアマリーグ: VBL
サンディエゴ(カリフォルニア州)
NCAA D1(実力校): サンディエゴステイト大学
NCAA D1(中堅): サンディエゴ大学
NCAA D1(中堅): カリフォルニアステイト大学サンディエゴ校
NCAA D1(中堅): カリフォルニア大学サンディエゴ校
ラスベガス(ネバダ州)
NBA: NBAサマーリーグ
Gリーグ: Gリーグ・イグナイト
NCAA D1(古豪): ネバダ大学ラスベガス校(UNLV)
NCAA D1: 小規模大会(11月)
NCAA D1: カンファレンストーナメント(3月)
その他: アメリカ代表戦、AAUキャンプ、高校大会等
リザベーションエリア(ユタ州)
NCAA D1(中堅): サザンユタ大学
NCAA D1(中堅): ユタ工科大学
ノーザンアリゾナ大学
フェニックス(アリゾナ州)
NBA: フェニックス・サンズ
NCAA D1(強豪): アリゾナステイト大学
NCAA D1(中堅): グランドキャニオン大学
高校: ヒルクレストプレップ高校
アリゾナ大学(トゥーソン)
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参考
Remembering Hank Gathers 30 years after his tragic death during tournament game(sports.yahoo.com)
Hank Gathers, 25 years later(espn.com)
LMU Men’s Basketball History and Records(lmulions.com)
Legends profile: Dennis Johnson(nba.com)
1975-76 Pepperdine Waves Roster and Stats(sports-reference.com)
Pepperdine Mourns Passing of Bird Averitt(pepperdinewaves.com)
2009 Hall of Fame Inductee: Doug Christie(pepperdinewaves.com)
Cal State Long Beach 49ers School History(sports-reference.com)
Former UNLV basketball coach Jerry Tarkanian, who led Long Beach State from 1969 to 1973, dies at 84(ocregister.com)
HODGES STILL FIGHTS SYSTEM(web.archive.org)
Big West Announces 2012-13 Men’s Basketball All-Conference Team(web.archive.org)
Cal State Northridge puts men’s basketball coach Mark Gottfried, staff on leave(espn.com)
Cal St Northridge fires coach Braswell after 17 years(si.com)
バスケ日本代表、そして東京五輪へ。ビッグマン渡辺飛勇が描く夢物語。(number.bunshun.jp)
Reggie Theus to exit as CSU Northridge coach, sources say(espn.com)
Cal State Fullerton Titans School History(sports-reference.com)
Dedrique Taylor: Developed by family and passion(dailytitan.com)
SPORTS PEOPLE; ; Wood Sues N.B.A.(nytimes.com)
Cal State Fullerton Titans School History(sports-reference.com)
UC Irvine honors Scott Brooks, retires his number 12(nba.com)
‘It’s a Responsibility’: History-Making Mike Magpayo Ready to Make a Difference On and Off the Court(si.com)
Australian pipeline fueling California Baptist, UC Riverside(midmajormadness.com)
ルーク・エヴァンス選手 契約基本合意のお知らせ(susanoo-m.com)
Luke Evans(basketball.realgm.com)