【NCAA】メンフィス大学

メンフィス大学

基本情報

名称: The University of Memphis
愛称: Tigers
所属: American Athletic Conference
2022-23: 26勝9敗NCAAトーナメント出場
2021-22: 22勝11敗NCAAトーナメント出場
2020-21: 20勝8敗
2019-20: 21勝10敗(NCAAトーナメント中止)

https://gotigersgo.com/sports/mens-basketball

近年の話: 地元の英雄が汚名の危機から脱出

近年の話題
  • 主な選手(2022-23)
    ケンドリック・デイビス(2022-23): 編入生
    ディアンドレ・ウィリアムス(2020-)
    アレックス・ロマックス(2018-23)
    ケオディリッチ・アコンブドゥ-ヒアゴ(2022-23)*: 編入生
  • NCAAの複数規則違反通告(2022)
  • NBA輩出
    イモニ・ベイツ(2021-22)
    ジェイレン・デュレーン(2021-22)
  • マイク・ミラー辞職(2020)
  • ジェームス・ワイズマン出場停止(2019-20)
    ペニーの高校時代の引っ越し費用立替
  • リクルートランク1位(2019-20)
    ジェームス・ワイズマン
    プレシャス・アチューワ
※NBAドラフトアーリーエントリー(代理人有*/無**)

HCペニー・ハーダウェイは見事に汚名の危機を逃れた。同氏は選手時代に「地元メンフィス→メンフィスステイト大学(当時)→NBAスター」へと登り詰めた後、メンフィスイースト高校を全国区に押し上げたため、HC就任時の期待はかなり高かった。一方、メンフィス大学はジェームス・ワイズマンの選手資格停止を筆頭に苦しい戦いを強いられていた。そんな中、昨2021-22、遂にNCAAトーナメント出場+1回戦勝利の結果が出た。

アメリカン・アスレティック・カンファレンス

基本情報
  • 名称: American Athletic Conference
  • 愛称: AMERICAN/AAC
  • 設立: 1979年
  • 所属校: 12校
  • 放送: ESPN/CBS
  • HP: http://theamerican.org/
所属校(大まかな所在地)
メンフィス大学 は現在ペニー・ハーダウェイがHCを務めている。出身者にはデリック・ローズやタイリーク・エバンスなどがいる。
ヒューストン大学は1980年代にクライド・ドレクスラーとアキーム・オラジュワン等を擁したダンカ―集団”Phi Slama Jama”で一世を風靡した。
シンシナティ大学 はNCAAトーナメント連覇とオスカー・ロバートソンを輩出した古豪だ。
ウィチタステイト大学は2014年にレギュラーシーズン無敗を達成した。当時の主力にはフレッド・バンブリートがいる。
セントラルフロリダ大学(オーランド)はタッコ・フォールの出身校だ。
サウスフロリダ大学(タンパ)はアメリカン内を勝ち越しで終えたことがない。
テンプル大学(フィラデルフィア)は1938年にNITを制覇して初の全米No.1に輝いた古豪だ。未だに歴代勝利数はトップ10付近にいる。
テュレーン大学(ニューオーリンズ) は中国人のケビン・ジャンがプレーしていた。
タルサ大学はノーラン・リチャードソン、トゥビー・スミス、ビル・セルフの3人が自身の実力を証明したチームだ。3人共にその後他大学でNCAAトーナメントを制覇している。
イーストカロライナ大学(ノースカロライナ州)は2020年2巡目39位のイライジャ・ヒューズが1年だけプレーしていた。
SMU(ダラス)は名将ラリー・ブラウン時代に瞬間的に強かった。

アメリカン・アスレティック・カンファレンスは南部の強豪校を中心に組織されている。同カンファレンスは東海岸のオリジナルメンバーが「ビッグ・イースト・カンファレンス」の名と共に独立してしまったため2013年にAACへと改称した。そして、近年は弱体化が著しい。直近のNCAAトーナメント出場校は2校程度だ。2024年までにヒューストン大学、UCF、シンシナティ大学の離脱が予定されている。

チーム史

初期(1951-70): 地元の小規模校から全国屈指のバスケ校に

ユージン・ランバート(1951-56)

1951年、メンフィスステイト大学は名前を売るべくバスケ部に力を注ぎ始めた。そこで白羽の矢が立ったのがアーカンソー大学をファイナル4へと導いたユージン・ランバート(Eugene Lambert)だ。ランバートの採用は見事に的中した。タイガースは1955年に初、1956年に2年連続となるNCAAトーナメント出場を果たした。

NCAAトーナメント出場の出場枠の変遷

1939~78: 8~32校
1979~84: 40~53校
1985~現在: 64~68校

1984年までは出場するだけでも凄いことだった。

ボブ・バナッタ(1956-62)

1956年、アラバマ大学に引き抜かれたランバートに代わってミズーリステイト大学をNAIAトーナメント2連覇に導いた敏腕のボブ・バナッタ(Bob Vanatta)がポジションに就いた。バナッタもランバートと同様に評判に違わなぬ手腕を発揮し、僅か6シーズンの間にチームは109勝を積み上げ、3度のNIT出場と1度のNCAAトーナメント出場を果たした。

ウェイン・イェイツ(選手: 1958-61/HC: 1974-79)

選手時代(1958-61)

ウェイン・イェイツ(Wayne Yates)は同大最初のスタープレーヤーだ。1958年、イェイツはニューメキシコ大学からの編入し、1年間のレッドシャツ期間を経て1959-60と1960-61の2シーズンをプレーし、1961年NBAドラフト全体5位指名でロサンゼルス・レイカーズに入団した。

HC(1974-79)

1974年、イェイツはアシスタントコーチからHCに昇格し、最初の3シーズンこそバートウの貯金でNCAAトーナメントとNITに出場していたが、徐々に成績が下降し、5年目終了後に契約解除となった。

モー・イバ(1966-70)

1966年、モー・イバ(Moe Iba)がHCに就任した。イバはオクラホマA&M大学(現オクラホマステイト大学)でNCAAトーナメント2連覇(1945&46)を達成したヘンリー・イバの息子であり、また、前年度には偶然にもコーチングスタッフとしてテキサスウェスタン大学の歴史的な快挙にも携わっていた”生粋のカレッジバスケ界のサラブレッド”だったのだが、就任1年目こそ18勝8敗でNITの招待を受けたものの、就任2年目にミズーリ・バレー・カンファレンスに加盟したことで実力校と対戦せざるを得なくなり、3年連続で10勝以下に終わったため、僅か4シーズンで解雇となった。

ジーン・バートウ時代(1970-74): NCAAトーナメント準優勝

主な実績
  • NCAAトーナメント準優勝(1973)

1970年、ジーン・バートウ(Gene Bartow)がHCに就任した。バートウはその後の数々の実績で殿堂入りを果たす人物だ。1970-71、バートウは前年度に6勝20敗(ミズーリ・バレー・カンファレンス内1勝15敗)のチームを18勝8敗に大きく向上させ、翌1971-72にはMVC2位とNIT招待を受けるまでに至らせた。そして、1972-73、タイガースはラリー・フィンチ(Larry Finch)とスーパー新入生ラリー・ケノンを軸にシーズン中に12連勝を記録する好調ぶりを見せ、遂にNCAAトーナメントへの切符を手にし、本戦でも平均90点以上の攻撃力で1、2回戦、さらには準決勝を快勝し、決勝戦ではジョン・ウッデンとビル・ウォルトン率いるUCLAに完敗したものの、NCAAトーナメント初出場で決勝戦進出の快挙を成し遂げた。その後、フィンチはコンセンサス・オール-アメリカンに選ばれ、ケノンはABAに進み、バートウはイリノイ大学への栄転を決めた。

ダナ・カーク時代(1979-86): 地元出身選手達でファイナル4へ進出したが…

主な実績
  • ファイナル4(1985)
  • スウィート16×3(1982~84)

大抜擢

1979年、ダナ・カークがHCに就任した。当時、カークは大した実績も無ければ、地元出身でも無いため、何故採用されたのかは疑問だが、兎にも角にもカークの抜擢は大当たりだった。カークは超短期間で地元出身の選手達だけでコンテンダーチームを作り上げてしまったのだ。1981-82、タイガースは地元スターのキース・リーに導かれて23勝4敗でメトロ・カンファレンスを制し、NCAAトーナメント出場を果たした。その後、1982年にアンドレ・ターナー、1983年にウィリアム・ベドフォード、1984年ビンセント・アスキューと次々と地元メンフィス出身の有望選手が加入した。

早過ぎた最後

1984-85は結果的にカークの最初で最後のサクセスだった。タイガースはサウスカロライナ大学とデトロイトマーシー大学に土をつけられる苦戦もあったものの、上記4人の活躍でメトロカンファレンスを制してNCAAトーナメント出場を果たし、本戦では2回戦でバートウ率いるUAB、3回戦で当時波に乗っていたビッグ・イースト・カンファレンスのボストンカレッジ、準々決勝ではオクラホマ大学に全て2点差で競り勝ち、ファイナル4進出を果たした。

失脚

主なスキャンダル
  • カークの脱税
  • 選手への金銭譲渡
  • 選手の大学卒業率の低さ
  • 八百長疑惑

1986年、カークは早くも失脚することとなった。きっかけはカーク自身が脱税の容疑での逮捕だったのだが、その後の調査でコーチやブースターから選手への金銭譲渡等が発覚した。リーは「進路決定時にカークに靴箱に入れられた札束を見せられ、在学中は毎月$600のお小遣い、車、テレビ、ステレオ等の支給を受け、5連勝する度に$100のボーナスをもらっていた」と語っている。そして、その後は選手の大学卒業率の低さも指摘されるようになり、最終的には八百長の噂までもが浮上する事態となった。その結果、大学は「カークの解雇」「全成績の公式記録からの抹消」「翌1986-87のポストシーズン自粛」を発表した。

リーは1985年1巡目11位、ベドフォードは1986年1巡目6位、ターナーは下位指名でNBA入りを果たしたのだが、全員250試合未満の出場に留まり、NBAでは成功を収められなかった。

ラリー・フィンチ時代(1986-97): 新旧レジェンドコンビ

主な実績
  • エリート8(1992)
  • スウィート16(1995)

レジェンド就任(1986-91)

1986年、ACのラリー・フィンチがHCに昇格した。昇格当初、元人気選手のフィンチに要求されていたことはタイガースのイメージアップだった。つまり、結果を残すことはあまり期待されていなかった。が、フィンチは早速結果を残した。1986-87、主力はアスキューしか残っておらず、なお且つNCAAトーナメント出場自粛で選手のモチベーションが保つのが難しい中、最終成績は26勝8敗だった。しかも1987年に地元出身のエリオット”ソックス”ペリーが加入し、ペリーの活躍でチームは1987-91に2度のNCAAトーナメント出場を果たした。

ペニー・ハーダウェイ降臨!!(1991-94)

1991年、地元メンフィス出身で全米No.1プレーヤーのペニー・ハーダウェイがメンフィスステイト大学に入学した。ペニーは1991‐92こそ学業成績不振起因のエリジビリティー(出場資格)停止を受け、さらには強盗に右足の骨3本を折られる重傷を負ったが、これらを機に心を改めた。翌1992-93、ペニーはGPA3.4の成績を収める程に学業に熱心に取り組んでエリジビリティ要件を満たし、パフォーマンスの波は激しかったものの、見事タイガースをエリート8に導いた。

大学名変更!!(1994-97)

主な選手
  • ロレンゼン・ライト
  • デビッド・バーン

1994年、メンフィスステイト大学からメンフィス大学に名称が変わった。同時にメンフィス育ちのロレンゼン・ライトが加入した。ライトはユニバシアード福岡大会で来日も果たしている選手だ。1994-95、デビッド・バーンとライトの活躍でタイガースはスウィート16に進出、1995年にデビッド・バーン、1996年にライトがそれぞれ1巡目指名でNBA入りを果たした。が、1997年、直近の2シーズンで思わしい結果を残せなかったフィンチはチームから離れることとなった。

ジョン・カリパリ時代(2000-09): 歴史は繰り返す!!

主な実績
  • NCAAトーナメント準優勝(2008)
  • エリート8×2(2006、07)

忘れられた最初のスーパースター(2000-05)

2000年、現ケンタッキー大学HCのジョン・カリパリがHCに就任した。2001-02、ディショーン・ワーグナーがフレッシュマンながら全36試合に出場して平均21.2点を記録し、当時としては非常に珍しいワン&ダンで2002年1巡目6位でクリーブランド・キャバリアーズへの入団が決まった。

現在ケンタッキー大学のHCを務めているカリパリは全米トップのリクルーターとして知られている。ウォール、ブギー、AD、ブッカー、ブレッドソー等、彼の下を1年間で通過したスーパー高校生は数知れない。しかし、そんなカリパリが最初に獲得したスーパー高校生がこのワーグナーだ。

ワン&ダンの風(2005-09)

高卒禁止(2005~)

2005年、NBAの高卒ルーキー禁止がカリパリの追い風となった。NBAはNBAドラフトへのエントリー条件に「高校卒業1年以上経過」or「ドラフトされた年以内に19歳になっている」を加えたのだ。また、当時は近年の様に国内プロ(GリーグやOTE)、海外プロ、ポスト-グラデュエート制度の活用といったオルタナティブも未開だった。そのため、トップリクルート達は最低でも1年間は大学に行かざるを得なくなった。2005-06、前年度入学のロドニー・カーニーとダリアス・ワシントンJrのファイブスターリクルートにショーン・ウィリアムスが加わり、タイガースは33勝4敗でエリート8に進出した。

デリック・ローズ降臨(2007-08)
主な選手
  • デリック・ローズ(2007-08)
  • クリス・ダグラス-ロバーツ(2005-08): コンセンサス・オール-アメリカン
  • アントニオ・アンダーソン(2005-09)
  • ロバート・ドジャー(2004-08)

2007年、クリス・ダグラス-ロバーツとデリック・ローズの最強デュオが完成した。2007-08、タイガースは両者に導かれて開幕26連勝を含む33勝1敗でNCAAトーナメントに出場し、DJ・オーガスティン率いるテキサス大学やケビン・ラブ、ラッセル・ウェストブルック、ダレン・コリソン、ルック・バームーテ擁する銀河系軍団のUCLAをなぎ倒して決勝戦へと駒を進めたのだが、決勝戦では残り10.8秒でFT2本を獲得して優勝まであと一歩のところまで辿り着いたものの、残念ながらFTを1本しか決めることができず、それどころか、逆にマリオ・チャルマースに値千金のスリーをねじ込まれて延長戦へと持ち込まれ、最後は力尽きた。

最後の「インテショナルファールを恐れてファールをしなかった」ローズの判断は賛否が分かられる。なぜならKUはタイムアウトを残していなかったからだ。もしメンフィス大学がファールをした場合、KUのFTの直後のポゼッションは数秒を稼ぐだけで良かった。また、もしその後にメンフィス大学が63-62の状況でのFTを外したとしても、KUはバックコートから2~3秒でまともな形でのシュートを作れる可能性は低かった。

台風一過(2008-09)

一方、2008-09はタイリーク・エバンスがコミットしてデリック・ローズとCDRの穴を埋めた。タイガースはカンファレンス-USAを16勝0敗で駆け抜け、第2シードで昨季の雪辱を晴らす戦いに臨んだが、スウィート16でデマー・キャロル率いるミズーリ大学に敗れた。そして、カリパリはケンタッキー大学への転任が発表された。また、数か月後、ローズの学業成績改竄(身代わり受験)が発覚した。その結果、NCAAはローズがプレーしていた2007-08のメンフィス大学の全成績を公式記録から抹消し、メンフィス大学は二度目の成績抹消処分を受けることになった。一方、カリパリへの監督不行き届き的なお咎めはなかった。

身代わり受験はデリック・ローズがSAT(大学入学適性試験)を出身地のシカゴでは無く、デトロイトで受けていたことから発覚した。

ジョシュ・パストナー時代(2009-16): カリパリになれなかった男

主な選手
  • ウィル・バートン
  • ジョー・ジャクソン
  • ジェイレン・ケンドリック
  • タリーク・ブラック
  • ジェレミア・マーティン(2015-19)

2009年、ジョシュ・パストナー(Josh Pastner)がHCに昇格した。パストナーは1990~2000年代にルート・オルソンの右腕としてアリゾナ大学を陰で支え、2008年にリクルート力を買われてカリパリの配下に就いた全米屈指のリクルーターなのだが、2010‐11こそウィル・バートン、ジョー・ジャクソン、ジェイレン・ケンドリックの3人のファイブスターとタリーク・ブラックを入学させて世間を驚かせたものの、2010-11と2011-12はNCAAトーナメント2回戦敗退に終わり、その後は2013年のアメリカン・アスレティック・カンファレンスへの移籍によってNCAAトーナメントすらも厳しくなってしまったため、最終的にはリクルートすらも振るわなくなってしまった。

現地観戦

ホームアリーナ

基本情報

名称: FedEx Forum
住所: 191 Beale St, Memphis, TN 38103

ホームアリーナはダウンタウンのフェデックス・フォーラムだ。

メンフィス・ピラミッド

基本情報

名称: Memphis Pyramid
住所: 1 Bass Pro Dr Memphis, TN 38105

メンフィス・ピラミッドはピラミッド型のアリーナで町のシンボル的存在だ。1991~2004年、ピラミッドはタイガースのホームアリーナとして使わていた。建物自体は現在も使用されている。

チケット

ハイメジャー校は試合によってはチケットが売り切れる。あるいは、会場購入の場合、列に並ぶ必要が出る。そのため、チケットは事前のオンライン購入が無難だ。

グッズ

公式ストア(ブックストア/チームストア)

カレッジグッズは各大学キャンパス内のブックストア(カレッジストア)が最も品揃えが豊富だ。ブックストアは書店では無い。ブックストアはアパレルと日用品が売られている雑貨屋だ。場所は「大学名 bookstore」で検索で出てくる。

ファナティクス
複数のリーグのグッズ購入にオススメ!!
※全て日本への発送に対応

ファナティクス社は世界中のスポーツチームのグッズ販売に携わっている企業だ。同社は自社の「Fanatics」「Fanatics International(欧州軸)」「Fanatics Big Tall(デカいサイズ)」「LIDS(子会社)」で全NCAA D1校のグッズを販売している。

NILグッズ
主なNILグッズ
  • 選手関連品
    名前&番号入りジャージー/写真やイラスト入りTシャツ等
  • 選手のプライベートブランド商品
  • 選手のサインや実用品

NILグッズは公式の選手関連商品だ。2021年、NCAAは学生アスリートが自身のName-Image-Likenessを活用してのマネタイズを解禁した。現在、「選手名&番号入りジャージー」「選手のイラストや写真のTシャツ」等の販売が超メジャー校から徐々に始まっている。販路は各大学の実店舗やオンラインストア or サードパーティーマーケットプレイスとなっている。

【NCAA】カレッジバスケ解説: NIL(Name-Image-Likeness)稼業
学生アスリートの知名度(Name)、イメージ(Image)、好感度(Likeness)を活用したマネタイズ解禁について解説!!

故デズモンド・メリウェザー氏

ペニーがコーチングキャリアを始めたきっかけがは旧友デズモンド・メリウェザー(Desmond Merriweather)の頼みだった。メリウェザーは2人の母校レスター中学校のコーチだったのだが、2012年にガンの進行で1人でコーチをすることが困難となり、子ども達の目標としても相応しいペニーにACの仕事を依頼した。


その後、ペニーとメリウェザーのコンビはレスター中学校をテネシー州の州大会3連覇に導き、2015年、教え子達の高校進学に連動して2人もメンフィス東高校に転任した。2015-16、高校での初タイトルを目指す中、メリウェザーは帰らぬ人となってしまったが、メリウェザーの意思を継いだペニーと選手達は見事州チャンピオンに輝き、続く2017年と2018年も州大会制覇を成し遂げて3連覇を達成し、さらには全米屈指の強豪チームへと変貌した。


現在、メンフィス大学のロスターにはペニーとメリウェザーが手塩に掛けて育ててきた地元メンフィス出身の子ども達もいる。2020年NBAドラフトトップ5指名候補のジェームス・ワイズマンも、高校途中からではあるが、ペニーの高校時代からの教え子だ。

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参考

Report: Penny Hardaway, Memphis Allegedly Committed Multiple Level 1 NCAA Violations(bleacherreport.com)
ANFERNEE “PENNY” HARDAWAY(gotigers.com)
Memphis’ James Wiseman Ruled Ineligible by NCAA, Plays Anyway After Court Order(si.com)
Mike Miller leaves Memphis coaching staff to focus on family(apnews.com)
No. 24-rated prospect Moussa Cisse commits to Memphis basketball(espn.com)
NBA & ABA Players Who Played For Memphis(basketball.realgm.com)
The Top 15 Memphis Tigers of All Time(memphisflyer.com)
Memphis Tigers School History(sports-reference.com)
Lamnbert Resigns Post For Memphis State Job(news.goole.com)
Dr. Gene Lambert New Tide Mentor(news.google.com)
Ex-Tiger basketball coach Bob Vanatta dies at 98(commercialappeal.com)
KEITH LEE TESTIFIES OF PAYMENTS FROM KIRK(washingtonpost.com)
TROUBLED TIMES AT MEMPHIS STATE(vault.si.com)
The Next Chapter: Retired NBA player Elliot Perry on leaving basketball, collecting art and living in Memphis(theundefeated.com)
On These Courts: A Miracle Season that Changed a City, a Once-Future Star …(books.google.co.jp)
How Penny Hardaway became the godfather of Memphis basketball(sbnation.com)

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