ニューオーリンズ大学
基本情報
名称: University of New Orleans
愛称: Privateer/UNO
2021-22: 18勝14敗
2020-21: 10勝15敗
2019-20: 9勝21敗(NCAAトーナメント中止)
2018-19: 19勝14敗

近年の話
ニューオーリンズ大学は典型的なローメジャー校だ。HCマーク・スレッシンガー(Mark Slessinger)は2012-13シーズンからチームの指揮を任されている。
サウスランド・カンファレンス
名称: Southland Conference
愛称: SLC
設立: 1963年
本部: テキサス州フリスコ
放送: ESPN
HP: www.southland.org
大学(大まかな所在地) |
テキサスA&M大学コマース校(ダラス)は2022年にNCAA D1に昇格した。 |
ヒューストン・クリスチャン大学(ヒューストン)は2022年にヒューストン・バプテスト大学から大学名を改称した。HCロン・コットレルは1990年から指揮を執っている。 |
ラマー大学(ヒューストン)は2022年に僅か1年でWACから戻ってきた。山之内ウィリアムス選手が在籍している。 |
インカーネイト・ワード大学(サンアントニオ) |
テキサスA&M大学コーパスクリスティー校 |
ニューオーリンズ大学は1990年前後にティム・フロイドに率いられてトップ25入りを果たした。 |
ニコールズステイト大学(ニューオーリンズ)は直近2季でSLCのRS1位通過を果たしている。現HCは就任5季目にして33歳と若い。 |
サウスイースタンルイジアナ大学(ニューオーリンズ)はビリー・ケネディが名を挙げた場所だ。 |
マクニースステイト大学(ルイジアナ州レイクチャールズ)はジョー・デュマ―スの母校だ。 |
ノースウェスタンステイト大学(ルイジアナ州アレクサンドリア)は隻腕のハンセル・エマニュエルがプレーしている。 |
SLCはルイジアナ州とテキサス州の大学が集まっている。2021年、スティーブンF・オースティン・ステイト大学、アビリーン・クリスチャン大学、サム・ヒューストン・ステイト大学、ラマー大学がウェスタン・アスレティック・カンファレンスに移籍してしまった。
チーム史
ロン・グリース時代(1969-77)
- NCAA D2準優勝(1975)
- NCAA D2ファイナル4(1974)
- NBA選手輩出
ウィルバー・ホランド(1973-75)
ウェイン・クーパー(1974-78)
ロン・グリース(Ron Greece)は最初の功労者だ。同氏は1969年の創部間もない頃にチームをNCAA D2の強豪へと押し上げた。そのかいあってか、UNOは1975年に運動部のNCAA D1への引き上げを決めた。そして、彼のリクルートのウェイン・クーパーは「NCAA D2の平均的選手→NBAドラフト指名選手(1978年2巡目40位)→約1,000試合/14季出場」にまで花開いた。
ベニー・ディーズ時代(1985-87)
- NCAAトーナメント出場(1987)
- AP25×2(1986-87)
- NBA選手輩出
ロニー・グランディゾン(1984-87)
レデル・エックルズ(1986-88)
ベニー・ディーズ(Benny Dees)は就任2年目にニューオーリンズ大学に同校史上初の「AP25入り」「NCAAトーナメント出場」「NCAAトーナメント勝利」をもたらした。同氏はWKUやアラバマ大学でのアシスタント経験から勝ち方を熟知していた。そして、1986年、レデル・エックルズが短大から編入してきた。1986-87、UNOは強豪相手に勝ち星を積み重ね、最終週でAP16位に入り、NCAAトーナメントの招待を勝ち取った。

その後、ベニー・ディーズは1987年に古豪ワイオミング大学へと栄転し、ベニー・ディーズは1987-88に暫定HCの下でチームのNBAドラフト2巡目36位でワシントン・ブレッツに加入した。
ティム・フロイド時代(1988-94)
- NCAAトーナメント出場×2(1991&93)
- AP25
1990-91×3
1992-93×5 - NBA選手輩出
アービン・ジョンソン(1989-93)
マイケル・マクドナルド(1991-95)
ティム・フロイドはニューオーリンズ大学を全米トップ25まで押し上げた。きっかけはアービン・ジョンソンの開花だ。1990-91、同校はバージニア大学のアップセットを皮切りに16連勝を達成して「AP25入り」&「NCAAトーナメント出場(招待枠)」を決め、1992-93にはサンベルト・カンファレンスを18勝0敗で駆け抜け、再びNCAAトーナメントに戻った。

その後、ティム・フロイドはアイオワステイト大学HCへと栄転し、暗黒期のシカゴ・ブルズで指揮を執った後、ニューオーリンズ・ホーネッツHCとしてNOLAへ凱旋し、最後はUSCとUTEPを渡り歩いた。
ティック・プライス時代(1994-97)
- NCAAトーナメント出場(1996)
1994年、ティック・プライス(Tick Price)は、新HCトミー・ジョー・イーグスの急逝によってHCを任されたものの、3シーズン連続で20勝以上を達成し、メンフィス大学へと栄転した。
インディペンデント校時代(2010-13)
ニューオーリンズ大学は2012-13シーズンをインディペンデント校として過ごした。理由はNCAA D2移籍の撤回だ。同校は2010年10月に数年以内のNCAA D2移籍を発表し、サンベルト・カンファレンスを離れ、インディペンデント校としての活動に入ったものの、2012年3月にNCAA D2移籍を撤回し、同年夏に翌2013-14からのサウスランド・カンファレンス参加を取り付けた。そのため、合計3季のインディペンデント校活動が続いた。
ニコールズステイト大学
基本情報
名称:Nicholls State University
愛称: Privateer/UNO
2021-22: 21勝12敗
2020-21: 18勝7敗
2019-20: 21勝10敗(NCAAトーナメント中止)
2018-19: 14勝17敗

近年の話
現HCオースティン・クランチ(Austin Claunch)は若手注目株の1人だ。同氏は2018年に30歳前ながらチームの指揮を任された。そして、ニコールズステイト大学は直近2季でSLCのRS1位通過を果たし、2020-21こそ大会の縮小で招待を受けられなかったものの、2021-22には見事にNITに出場した。
チーム史
リッキー・ブルサード時代(1990-2002)
- NCAAトーナメント出場×2(1995&98)
リッキー・ブルサードはニコールズステイト大学を2度のSLC王者に導いた。同氏は1994-95と1997-98にSLC1990年代チーム選出者複数名を擁してチームをNCAAトーナメントに導いた。一方、その後は一気に成績は下降した。最後の2001-02は2勝25敗に終わっている。そんな中、一人気を吐いていたのがロニー・プライスだ。同選手は高校卒業時の身長が170㎝程度だったためにウォークオンとしてチームに加入しながら1年次にチームトップの平均得点を叩き出した。

2002年夏、ロニー・プライスはHC解任に伴ってユタ・バレー・ステイト短大に編入し、翌2003年に同校がユタ・バレー大学として四年制大学に転身したことで晴れてNCAA D1スポーツ奨学生となり、2005年にはNBAドラフト候補にまで至った。
サウスイースタンルイジアナ大学
基本情報
名称: Southeastern Louisiana University
愛称: Privateer/Southeastern
2021-22: 19勝15敗
2020-21: 8勝18敗
2019-20: 8勝23敗(NCAAトーナメント中止)

近年の話: 得点源上位4名離脱
SEルイジアナ大学は昨2021-22は前2019‐20のロスターの70%が留まっていたため勝ち越しを決めた。一方、今季は逆に平均得点上位4名が一斉に抜けたため厳しいシーズンになるだろう。現HCデイビッド・キーファー(David Kiefer)は2019-20からチームの指揮を執っている。
チーム史
ビリー・ケネディ時代(1999-05)
- NCAAトーナメント出場(2005)
2004-05、ビリー・ケネディ(Billy Kennedy)はSEルイジアナ大学を同大史上初のNCAAトーナメント出場に導いた。その後、同氏はマイアミ大学(フロリダ)で1年間アシスタントを務めた後、新天地マレーステイト大学でも結果を残し、2011年にはテキサスA&M大学HCへと栄転し、「NBA選手育成(クリス・ミドルトン、アレックス・カルーソ、ダニュエル・ハウス、ロバート・ウィリアムス三世)」と「スウィート16進出×2」を成し遂げた。
現地観戦
ホームアリーナ
チケット
ミッドメジャー/ローメジャー校のチケットは会場で買うのがオススメだ。理由は公式サイトや二次売買サイト経由の場合の手数料約$10(約1100円)程度を節約できるからである。ミッドメジャーやローメジャー校のチケットは売り切れる心配がほとんど無い。だから、$10を余計に払う必要は無い。ミッドメジャーのチケットは会場での購入一択だ。
グッズ
公式ストア(ブックストア/チームストア)
カレッジグッズは各大学キャンパス内のブックストア(カレッジストア)が最も品揃えが豊富だ。ブックストアは書店では無い。ブックストアはアパレルと日用品が売られている雑貨屋だ。場所は「大学名 bookstore」で検索で出てくる。
ファナティクス
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ファナティクス社は世界中のスポーツチームのグッズ販売に携わっている企業だ。同社は自社の「Fanatics」「Fanatics International(欧州軸)」「Fanatics Big Tall(デカいサイズ)」「LIDS(子会社)」で全NCAA D1校のグッズを販売している。
NILグッズ
- 選手関連品
名前&番号入りジャージー/写真やイラスト入りTシャツ等 - 選手のプライベートブランド商品
- 選手のサインや実用品
NILグッズは公式の選手関連商品だ。2021年、NCAAは学生アスリートが自身のName-Image-Likenessを活用してのマネタイズを解禁した。現在、「選手名&番号入りジャージー」「選手のイラストや写真のTシャツ」等の販売が超メジャー校から徐々に始まっている。販路は各大学の実店舗やオンラインストア or サードパーティーマーケットプレイスとなっている。

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NCAA基礎講座
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バスケ留学解説

NCAAの視聴方法

参考
New Orleans Privateers School History(sports-reference.com)
New Orleans NBA Draft Selections(basketball.reaglgm.com)
New Orleans Athletics History(unoprivateers.com)
Nicholls State Colonels School History(sports-reference.com)
Ronnie Price’s remarkable road to the NBA started with a meeting and a media guide(desert.com)
Southeastern Louisiana Lions School History(sports-reference.com)
