概要
| 旧ルール | 新ルール |
|---|---|
| 1.時間制約 大学入学期限: 高校卒業後1年以内(原則) 在学期間制限: 最初の大学入学5年以内 プレーシーズン数: 最大4季 特例: 有 | 1.時間制約(2026-27~) 年齢期限: 大学入学時19歳未満 在学期間制限: 最初の大学入学5年以内 プレーシーズン数: 最大5季 特例: 無 |
| 2.学力基準 GPA/単位etc テストスコア: SAT/ACT(留学生) | 2.学力基準 GPA/単位etc テストスコア: SAT/ACT(留学生) |
| 3.アマチュアステータス プロチーム在籍経験: 可(条件付き) 競技力起因の対価経験: 原則不可 スポーツ代理人契約経験: 可(条件付き) | 3.アマチュアステータス(2025-26) 過去不問 ※現役中のプロ行為制限有り |
NCAAの選手資格の三大要素は時間制約と学力とアマチュアステータスだ。2025年度と2026年度、NCAAディビジョン1の選手資格が大幅に変更された。2025-26以降、プロ契約経験者も公式に条件無しで選手資格を付与される。そして、2026年、最大プレイシーズン数が原則的に大学入学5年以内で最大4季から大学入学時の年齢から最大5季に切り替わる。一方、2021年7月のNIL解禁以降、カレッジアスリートの状態が”実質的に”ビジネス化し、選手資格制度自体が経済活動の阻害でアンチトラスト法違反と訴訟され、NCAAは対応に追われている。実際、一部の選手はNCAA規則への暫定的一時差止命令(Temporary Restraining Order)や予備差止命令(Preliminary Injunction)で強引に試合出場を果たしている。通称パビア案件は類似経歴「非NCAA校で1~2シーズンのプレー歴+2024-25にエリジビリティ満了+残留タイムクロック有り」選手全員対象の2025-26のエリジビリティ付与のウェイバーに至った。
エリジビリティの条件1: 時間制約
NCAA D1の大幅変更(2026-27)
| 旧ルール 通称「時間制限型」 4in5 | 新ルール 通称「年齢準拠型」 5in5 |
|---|---|
| 最大4季/5年 (特例有り) | 最大5季/5年以内 (特例無し) |
| 入学時年齢 高校卒業後原則1年以内 | 入学時年齢 19歳未満 |
| レッドシャツ無し | |
| ウェイバー無し |
モデルチェンジ
2026年6月、NCAA D1の選手資格が時間制限型(Time Clock Model)から年齢準拠型(Age-Based Model)に大幅変更された。NCAA D2&D3やNAIAは現行通りだ。結論、選手資格制度は単純化された。競技参加可能なシーズン数が最初の大学入学時の年齢から最大5シーズンとなる。そして、最大の特徴がウェイバーの廃止だ。近年、理不尽なケースへの救済措置の余白がトラブルの一因になってしまっていた。つまり、寛容さの排除の結果、ルールが単純化した。
大幅変更の背景
大幅変更の理由は近年の選手資格審査と選手資格関連訴訟増加の悪循環だ。NCAA規則は独自に作成されており、プロリーグのようなリーグと選手間の労使協約の上に成立しておらず、法的後ろ盾を持っていない。一方、NCAAの選手資格審査はケースバイケースで、細かな審査基準は謎に包まれており、予てより結果は一貫性を欠いていた。そして、2021年7月1日のNIL解禁以降、カレッジスポーツは経済活動と化した。結果、相当数の選手がより多くの選手資格を求め、粗末なウェイバー申請が激増し、一部は州や連邦裁判所に「プレーシーズン数制限等は経済活動の阻害でアンチトラスト法違反だ」と駆け込み、2024年頃以降の20代前半プロへの選手資格満期付与等の弱腰判定はさらなる不満を生み、NCAAはウェイバー審査と訴訟の対応に忙殺された。
現役選手への対応
| 現役選手への対応 |
|---|
| 2025-26後に選手資格満了予定者: 追加選手資格無し |
| 2026-27後に選手資格残存予定者: 現行or新ルール適用(好都合な方) |
| 2026-27中に大学入学予定者: 現行or新ルール適用(好都合な方) |
| 2027-28以降の大学入学予定者: 新ルール適用 |
現役選手への対応は2022年高校卒業組(≒5季目の選手資格無し)を怒らせた。オハイオ州州裁判所の男女バスケ部員24名の集団代表訴訟もテネシー州州裁判所の男子バスケ部員19名の集団代表訴訟もNCAA規則の該当項目への予備差止と原告への転校先の模索と5季目の選手資格付与の命令となった。そして、ノーザンコロラド大学男子バスケ部員のブルック・ウィズネ(Brock Wisne)は2026年7月8日のコロラド州連邦裁判所に駆け込み、7月13日に11名の集団代表訴訟となり、7月31日に2022-23にカレッジアスリートキャリア開始の全選手への5季目の選手資格付与を命じた。NCAAは8月4日に第10巡回区連邦控訴裁判所にウェズネ裁判の控訴状を提出した。
ウィズネ裁判以降
ウェズネオーダー対象者が続々とカレッジに戻ってきている。2026年度の大学入学手続きは秋学期開始直前の8月半ば頃までだ。次のタイミングは春学期開始前の冬休みとなる。一方、現在、大半のチームのロスターはほぼ埋まっている。空きは少ない。しかも、リターナー達は2026-27途中の控訴裁判所の判決次第で再び選手資格を失う。
【新ルール】年齢準拠型
入学時年齢制限
NCAA D1の全競技統一の年齢規定が定められた。最大5季のプレイシーズンが大学入学時の年齢に比例で付与される。大学入学時19歳未満の選手は5シーズンの選手資格を付与される。以降、競技可能シーズン数は超過年齢分で割り引かれる。
プレイシーズン数: 原則4季→最大5季
新モデルの選手資格は最大5季の例外対応無しとなっている。旧モデルの選手資格は大学入学5年以内に最大4季の例外対応有りだ。公式戦未出場のレッドシャツシーズンはプレイシーズンにカウントされない。追加選手資格申請制度のウェイバーも存在する。
ウェイバーの個別対応の廃止
新モデルはウェイバーの個別対応を廃止している。NCAAは公式戦未出場級のシーズンのレッドシャツ認定をケースバイケースで対応していた。例えば、開幕3試合目の大怪我でシーズン全休の場合は基本的にメディカルレッドシャツの扱いとなる。
【旧ルール】時間制限型
高校卒業後1年以内の大学入学
NCAA D1&D2の男女バスケ部の場合、原則は高校卒業後12カ月以内の大学入学となっている。高校卒業2年後の大学入学の場合、基本の「4シーズン/大学入学5年以内」の選手資格が「3シーズン/大学4年以内」等に減損される。一方、年齢制限は無い。高校卒業時に20歳の学生はザラにいる。また、留学生はしばしば母国と米国の高校卒業時期の違いや入学手続きの準備等で猶予を超えてしまう。結果、大学入学遅れ(Delay Enrollment)は2年程度なら許容されている。
タイムクロック: 最初の大学入学から5年以内
- 例: A選手
大学生活開始(2015年)
休学(2016~2018年)
残り→2年間
NCAA D1&D2の男女バスケ部員は最初の大学入学(NCAA D1、D2、D3、非NCAA校、短大、日本の大学等)から5年以内しかプレーできない。例えば、2019年〇〇短期大学入学→2020年NCAA D1××大学編入の場合、タイムクロックは5年間から〇〇短期大学の2019-20の1年分を差し引いて4年間となる。しかも、タイムクロックは止まらない。そのため、最初の大学生活開始後の休学期間もカウントされる。
プレーシーズン数: 最大4季
NCAA D1&D2の男女バスケ部員は合計4シーズンまでしかプレーできない。プレーシーズン数はあらゆるカレッジキャリアの合算だ。公式戦1秒の出場も原則的に1シーズンにカウントされる。一方、公式戦未出場級のシーズンはレッドシャツ認定の申請で
レッドシャツ: プレーシーズン数の浪費防止
レッドシャツ(redshirt)は同シーズン中の公式戦出場無しの状態や選手だ。先述の通り、公式戦1秒の出場も原則的に1シーズンにカウントされる。つまり、公式戦完全未出場のレッドシャツシーズンはプレーシーズンにカウントされない。そのため、ローテーション外や満身創痍の選手は残存プレイシーズンの保全目的で自ら1シーズンをレッドシャツで過ごしている。


NCAAは大学院生のプレーを許可している。大学3年卒業や大学4年卒業(1シーズンレッドシャツ)や大学3年卒業(1シーズンレッドシャツ)の学生は残留分のシーズンをプレーできる。実際、渡辺飛勇選手はポートランド大学を3年で卒業し、カリフォルニア大学デイビス校で大学院生としてプレーした。
ウェイバー(一般事例)
| ウェイバー事例 |
|---|
| バーナード・ジェームス 空軍勤務×数年 NJCAAタラハシー短大(2008‐10) NCAA D1フロリダステイト大学(2010-12) |
| カイル・コリンズワース ブリガム・ヤング大学(2010-11) モルモン教布教活動×2年 ブリガム・ヤング大学(2013-16) |
| ウェイバー事例 |
|---|
| ウコイ・ウゴウ ルイビル大学(2013-14): 19試合 ルイビル大学(2014-15): 3試合→怪我&編入模索RS ジョージタウン大学(2015-16): 0試合→編入&怪我RS ジョージタウン大学(2016-17): 32試合 SMU(2017-18): 27試合 ルイビル大学(2018-19): 19試合 |
| ザック・ロフトン サンジャシント短大(2012-13) イリノイステイト大学(2013-14): 31試合 ミネソタ大学(2014): 退学 テキサスサザン大学(2015-16): 編入RS テキサスサザン大学(2016-17): 35試合 ニューメキシコステイト大学(2017-18): 33試合 |
ウェイバーは5シーズン/6年目以降の選手資格の例外措置だ。主目的は不条理なエリジビリティ消費の救済措置となる。元来の意義は一般的なライフイベント(軍務、宗教活動、妊娠、インターンシップ、海外留学等)の対応だ。元NBAバーナード・ジェームスは数年間の空軍在籍後にNJCAAタラハシー短期大学経由で25~27歳時にNCAA D1フロリダステイト大学でプレーした。元NBA&Bリーグのカイル・コリンズワースはモルモン教の布教活動でBYU在学中に2年間チームを離れていた。一方、自身のコントロール外の出来事もケースバイケース対応になる。最多のパターンが大怪我全休相当シーズンだ。2010年代中盤以降、姿勢は寛容になっている。最大20試合弱の出場者(1/3欠場)がウェイバーを認められている。
過去の選手資格
フレッシュマンルール
- 朝鮮戦争措置: 一時停止(1949-51)
- アメフトとバスケ以外で廃止(1968年)
- 小規模校バスケで廃止(1971年)
- 完全撤廃(1972年)
1922~1972年、1年生は公式戦出場を禁じられていた。そのため、フレッシュマンはフレッシュマンチームやジュニアバーシティチームでバーシティチームの練習相手や非公式の2軍戦で1シーズンを過ごしていた。当然、当時の選手の公式記録は3シーズン分だけだ。一方、フレッシュマンチーム保有は負担となっていた。そのため、フレッシュマン起用は数年間の様子見から完全廃止に至った。当然、以降、現NCAA D1校は即座に2軍を廃止した。
エクストラ・イヤー・オブ・エリジビリティ(コロナ救済措置)
Traci Carter
— Kevin Sweeney (@CBB_Central) December 18, 2021
Jalen Coleman-Lands
Camron Justice
KJ Walton
The four members of CBB’s “Year 7” club.
They were in the same HS class as Ben Simmons, Jaylen Brown and Brandon Ingram.
| 高齢選手 |
|---|
| セス・タウンズ ハーバード大学(2016-20)2シーズン/在学4年 -メディカルレッドシャツ(2018-20) オハイオステイト大学(2020-22)3シーズン/在学6年 -メディカルレッドシャツ(2021-22) 空白期間(2022-23) ハワード大学(2023-24)4シーズン/在学8年 ハワード大学(2024-25)5シーズン目/大学9年目(辞退) |
| パーカー・フォックス(Parker Fox) NCAA D2ノーザンステイト大学(2017-21)3シーズン/在学4年 -レッドシャツ(2017-18) ミネソタ大学(2021-25)5シーズン/在学8年 -メディカルレッドシャツ(2021-23) |
学生アスリート(2020年秋大学入学済み)は「大学6年目」や「5シーズン目」のプレー資格を持っている。2020年10月、NCAAは「2019‐20の新型コロナウィルス起因の中止+先行き不透明」に配慮し、現ウィンタースポーツの学生アスリートに「1シーズン/在学1年」の選手資格追加を発表した。実際、富永啓生選手はNJCAAレンジャーカレッジ(2019-20+2020-21)+NCAA D1ネブラスカ大学(2021-22+2022-23+2023-24)の計5シーズンをプレーした。そして、異例の大学7年目以上の選手もちょいちょい誕生した。

追加エリジビリティは奨学金枠争いを激化させた。通常、奨学金枠は5~6学年間で争われる。一方、2020年以降は6~7学年間の競争となった。しかも、編入生市場がトランスファールールの大幅緩和によって拓かれた。そして、カレッジリクルートの基本は上級生の獲得だ。つまり、優先順位は現四年制大学や短大の編入希望者となる。その結果、奨学金枠が高校生やポストグラデュエート学年にまわりにくくなってしまった。
パビアウェイバー
2024年11月、バンダ―ビルト大学アメフト部員のディエゴ・パビアはNJCAAニューメキシコ軍事学校時代のエリジビリティカウントの除外を求めてテネシー州で裁判を起こし、翌12月に見事にNCAAルールの仮差し止め命令を勝ち取り、2024-25&2025-26のエリジビリティを獲得した。そのため、NCAAは2025-26のエリジビリティ付与のウェイバーを類似経歴「非NCAA校で1~2シーズンのプレー歴+2024-25にエリジビリティ満了+残留タイムクロック有り」の選手を対象に特設した。
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2025年10月、フォックススポーツとダゾーン(DAZN)は米国外でのアメリカンフットボールと男女バスケのサブリース契約を結んだ。2025-26、大半の試合は一定期間内に無料配信を予定されている。
エリジビリティの条件2: 学力基準
- イニシャルエリジビリティ
フルタイム学生
高校卒業
GPA
必修科目単位: 16単位 - 大学在学中
フルタイム学生
イニシャルエリジビリティ: 最初のNCAA D1&D2校入学時の条件
高校生/ポストグラデュエート生
- フルタイム学生
- 高校卒業
※高卒認定試験(General Educational Development)16歳以降受験可 - 必修科目単位: 16単位(高校4年間)
英語(母語)/数学/科学系/社会系/外国語/倫理系 - 必須科目のGPA
NCAA D1: 2.3以上
NCAA D2: 2.2以上 - SAT/ACT(留学生)
新大学生はNCAA D1&D2校にフルタイム学生として入学しなければならない。つまり、交換留学生や聴講生はエリジビリティを認められない。次に、高校卒業も必須だ。また、2016年高卒組以降は高校1~4年生(9~12年生)間にコアコース16単位を段階的且つ一定数以上GPAで取得しなければならない。一方、2023年8月以降、テストスコア(SAT/ACT)が米国高校通学者のイニシャルエリジビリティ条件から除外された。米国外の高校通学者はSAT/ACTの提出のみ求められる。
短大編入生
短大編入生もNCAA D1/D2校にフルタイム学生として入学しなければならない。そして、一定数の編入先の四年制大学へ持越し可能な短大時代の取得単位数とGPAが必要になる。必要数は短大時代のステータス(クオリファー/アカデミックレッドシャツ/ノンクオリファー)や通学歴(1学期/2学期以上/卒業)で異なる。
クオリファー&ノンクオリファー
NCAA D1: クオリファー
| 高校生/PG生 | 短大編入生 | 短大編入生 |
| フルタイム学生 高校卒業 10単位@7学期前 16単位(GPA2.3) | クオリファー@短大 a.フルタイム学生 b.引継可能12単位/期 c.引継単位GPA2.5 | ノンクオリファー@短大 短大卒業&単位取得率25% 3学期以上通学 引継可能48単位取得 引継単位GPA2.5 |
クオリファーは大学初年度の公式戦出場+練習+奨学金授受を許可されている。
NCAA D1: アカデミックレッドシャツ
| 高校生/PG生 | 短大編入生 | 短大編入生 |
| フルタイム学生 高校卒業 16単位(GPA2.0) | クオリファー@短大 a.フルタイム学生 b.引継可能12単位/期 c.引継単位GPA2.5 →1つ以上× | ノンクオリファー@短大 短大卒業&単位取得率25% 3学期以上通学 引継可能48単位取得 GPA2.5未満 |
アカデミックレッドシャツは奨学金受給(1年目)とキャンパス内練習(1学期目)のみ許可される。公式戦出場は通年で不可だ。2学期目の練習参加の可否は学業成績次第となる。アカデミックレッドシャツ年度は1シーズン/大学1年としてカウントされない。
NCAA D1: ノンクオリファー
| 高校生/PG生 | 短大編入生 |
| フルタイム学生 高校卒業 16単位(GPA2.0) →1つ以上× | ノンクオリファー@短大 短大卒業&単位取得率25% 3学期以上通学 引継可能48単位取得 →1つ以上× |
ノンクオリファーは大学初年度の「公式戦出場」「練習参加」「奨学金授受」を認められていない。そして、ノンクオリファー年度は1シーズン/大学1年分としてカウントされる。4シーズン目/大学5年目のプレー資格は在学中の成績次第となる。
NCAA D2: クオリファー
| 高校生/PG生 | 短大編入生 | 短大編入生 | 短大編入生 |
| フルタイム学生 高校卒業 16単位(GPA2.2) | 1学期のみ学生 フルタイム学生 引継可能12単位/期 引継単位GPA2.2 | 2学期以上通学 フルタイム学生 引継可能12単位/期 引継単位GPA2.2 引継可能9単位/最終期 | 短大卒業生 フルタイム学生 単位取得率25% 引継可能9単位/最終期 |
クオリファーは大学初年度の公式戦出場+練習+奨学金授受を許可されている。
NCAA D2: パーシャルクオリファー
| 高校生/PG生 | 短大編入生 | 短大編入生 | 短大編入生 |
| フルタイム学生 高校卒業 16単位(GPA2.2) →1つ以上× | 1学期のみ学生 フルタイム学生 引継可能12単位/期 引継単位GPA2.2 →1つ以上× | 2学期以上通学 フルタイム学生 引継可能12単位/期 引継単位GPA2.2 引継可能9単位/最終期 →1つ以上× | 短大卒業生 フルタイム学生 単位取得率25% 引継可能9単位/最終期 →1つ以上× |
パーシャルクオリファーは練習参加&奨学金授受可能なステータスだ。2021年、NCAA D2はノンクオリファーを削除した。唯一の違いはエリジビリティの消耗だ。パーシャルクオリファー年度は1シーズン/大学1年分としてカウントされている。

NCAA D1のパーシャルクオリファーは2012年にアカデミックレッドシャツとしてリニューアルされた。
アーリークオリファー
カレッジアスリート志望者は高校7学期目前までに「NCAA D1→14単位(GPA3.0以上)」「D2→14単位(GPA2.5以上)」の成績でアーリークオリファーとして認められる。
エリジビリティの更新(大学2年目~)
- 大学2年目開始時
取得単位: 24単位
GPA: 現在籍校平均GPAの9割 - 大学3年開始時
卒業単位: 40%取得
GPA: 現在籍校平均GPAの9.5割 - 大学4年開始時
卒業単位: 60%取得
GPA: 現在籍校平均GPA - 大学5年開始時
卒業単位: 80%取得
GPA: 現在籍校平均GPA
学生アスリートは学期毎に自身の専攻の卒業単位と平均GPA程度を取得し続けなければならない。
ウェイバー申請
NCAAの選手資格の判断へのウェイバー申請が認められている。最低ラインはチーム練習参加とスポーツ奨学授受可能なアカデミックレッドシャツだ。大半のノンクオリファーは退学となる。競技こそが在籍理由だからである。誰も実質的に一般学生の状態に高額な大学費用を支払いたくない。
学校の独自基準
一部の大学はNCAAの基準以上の学業成績基準を設けている。そして、高い基準がしばしばリクルートの障壁となっている。例えば、ミシガン大学は編入生に厳しい。2023年、ケイレブ・ラブの編入も単位不足で幻に終わった。前2022年のテレンス・シャノンJrや翌2024年のジョネル・デイビスのリクルート失敗も学業的理由と噂されている。また、ノースウェスタン大学も高い学業成績基準からリクルートを制限されている。
学力不振の高校生の進路
ポストグラデュエート制度
| メリット | デメリット |
|---|---|
| エリジビリティ消費無し 春学期入学→大学デビュー可 | 要テストスコア(2023年以降不要) |
ポストグラデュエート制度は高校卒業後の大学進学準備期間だ。学生は最大1年間プレップスクールやプレッププログラムに通って学業とスポーツに励める。そして、プレップスクールは大学として扱われない。そのため、ポストグラデュエート学年のシーズンはNCAAエリジビリティにカウントされない。一方、2023年のテストスコア撤廃以前、学業不振者のPG進学は限られていた。「ポストグラデュエート学年→NCAA D1/D2校」進学は進学の扱いになる。そのため、テストスコアが引き続き求められていた。
短大(JUCO)
| メリット | デメリット |
|---|---|
| テストスコア不要 | エリジビリティ消費 春学期入学→大学デビュー不可 |
2023年のテストスコア撤廃以前、人気の代替ルートは短大進学だった。最大の鬼門のテストスコアが不要になるからだ。必要な学業成績は短大の成績(+高校卒業資格)だけだ。短大の単位取得は学力テストのスコア取得より簡単だ。しかも、NJCAAやCCCAAのエリジビリティはあっていないようなものだ。高校”未”卒業者すら短大でプレーできる。実際、NCAA D1やD2コーチは学力未達の学生に将来的なスポーツ奨学金内定の状態で短大進学を提案していた。一方、短期大学は大学の扱いとなる。そのため、短大シーズンと在学年数はNCAAのエリジビリティにカウントされる。
高校留年
高校留年(卒業保留)も選択肢だ。普通の高校の場合、全米高校体育協会(NFHS)と州高校体育協会のルールの下、大半の留年生はプレーシーズン数からプレーできない。一方、現在の米国の強豪校やプレッププログラムは独自にスケジュールを組んでいる。そのため、20歳の高校生もちょいちょい存在する。
エリジビリティ条件3: アマチュアステータス
【新】過去のプロ経歴の緩和
プロ経歴不問(2025-26~)
2025-26以降、NCAAの選手資格は大学入学以前のプロ経歴を不問とした。大学在学中のプロ活動は引き続き制限される。2025年、アマチュアリズム項が2025-26年度版のNCAA規則からしれっと姿を消した。2024-25以前、NCAA D1&D2競技参加志望者は完全なアマチュアステータスの保持を求められた。一方、2010年代、欧州留学生のリクルートが本格化し、NCAAはプロクラブのジュニアチーム経験者の選手資格審査に忙殺され、アマチュア契約者がなし崩し的に解禁された。そして、2021年のNIL解禁以降、プロ契約経験者も給料から必要経費の差額分の返金や寄付の条件付きで選手資格を付与されていた。
過去の大会賞金授受不問(2026-27~)
プロ行為1: 金品授受
【不可】ペイ・フォー・プレー
- プロ契約賃金: 試合出場やパフォーマスの対価
- 大会賞品: パフォーマスの対価
自身の専門競技の競技力やパフォーマスへの対価の受取りは禁止だ。プロ契約の賃金から小さな大会の参加賞の景品までが一律で受領不可となる。実際、2021年、NCAA D1サンノゼステイト大学のリチャード・ワシントンは3on3大会で小遣い程度の金銭の授受で2021-22シーズンの出場停止を言い渡されている。2025-26以降、過去のプロ行為は不問となった。在学中のプロ行為は引き続き禁止だ。
【可】スポーツ奨学金/アマチュア契約(生活経費)
- 衣食住: 食費/寮費/宿泊費
- 医療: 医療費/保険
- 競技活動: 衣料費/移動費/施設使用料/指導料金/参加費
最大受領可能な金額は生活経費となっている。つまり、不要な金品の授受は禁止だ。スポーツ奨学金の受取りは問題無い。2010年代、留学生のアマチュア契約もなし崩し的に許容となった。実際、ケイン・ロバーツ選手と山之内ウィリアムズ選手は東京アースフレンズZからNCAA D1校に進学している。
【可】NIL
2021年7月1日以降、NIL(Name-Image-likeness)の対価の受取りが解禁された。学生アスリートは大学入学以前から自身の専門競技”外”の個性を換金できる。一応、NIL所得は競技力やパフォーマス以外の部分の対価の扱いとなる。
【可】ダイレクトペイメント: NIL使用料の授受
2024-25以降、NCAA D1校から在籍学生への直接的な支払いも解禁となった。先述の通り、ペイ・フォー・プレイは禁止だ。スポーツ奨学金も大学生活の経費までとなっている。そのため、ダイレクトペイメントはあくまでもNIL使用料の形式で在籍学生に支払われている。つまり、ダイレクトペイメント所得は不労所得の扱いになっている。
【不可】経費とNIL以外の金品授受
総合的な学校生活の経費とNIL以外の金品の授受は禁止されている。2026年夏、テネシー大学LBのエイリオン・カーター(Arion Carter)は2026年2月のスポーツ代理人からの計$427分の航空券の授受で選手資格を失効し、NCAAと大学の交渉で全額返金で選手資格を復帰させ、2026シーズンの開幕2試合の出場停止処分となった。当初は完全なプロ転向予定だったらしい。一方、2025シーズンの怪我の悪化の結果、人生設計は大学キャリアの続行へと変わった。そのため、スポーツ代理人からの金品授受がNCAA規則違反になってしまった。
プロ行為2: 代理人
【原則不可】スポーツ代理人
一応、“自身の競技力宣伝”目的のスポーツ代理人契約は禁止だ。唯一の例外は米国のドラフトプロセス期間中である。スポーツ代理人はやはりアスリートに不可欠な存在だ。2018年以降、NBAドラフトエントリー者はNBAドラフトプロセス期間中のみNCAAとNBPA認定代理人との契約を許可されている。2022-23、デイミオン・バウは非公認エージェントとの契約で6試合の出場停止処分を下されている。
【可】NIL代理人
2021年7月1日、NIL業務の代理人契約は解禁となった。一応、商談内容はNILに限定されている。一方、多くのNIL代理人はスポーツ代理人である。つまり、スポーツ代理人契約は実質的に解禁状態である。
その他の代理業者
- リクルーティング/スカウティング業者
- 求人
- 法律相談
学生アスリートは「進学」「キャリア(就職)」「法律相談」でエージェントサービスを活用できる。
プロ行為3: プロとの交流
- NBAドラフトプロセス
NBAドラフトコンバイン
Gリーグドラフトコンバイン
プロチーム練習
スポーツ代理人主催練習 - プロ転向の就活
トライアウトや練習参加: 48H/球団 - オフシーズン
選手主催の練習
チーム旅行でプロと対戦
国代表活動参加
NCAA公認プロアマリーグ参加
在学中のプロ活動は規定されている。
アマチュアステータスの回復
アマチュアステータスは回復可能だ。先述の通り、2024-25までNCAA選手資格はアマチュアステータスを条件としていた。そのため、プロ契約者や過度な金品授受者は過剰受領分の返金や寄付でアマチュアステータスを回復できた。
現在の争点
プロ転向からの出戻り
プロ転向からの出戻りは注目だ。一部のNBAドラフトアーリーエントリー組は復学を狙っている。チャールズ・ベディアコは2023年のアラバマ大学2年生終了時にプロに転向し、2年間のGリーグ生活後、2025年の復学時にタイムクロック内にも関わらず、NCAAから2025-26の選手資格を認められなかった。
海外留学生問題
- レター・オブ・クリアランス(競技許可書)
- 移籍金制度
2025年、米国大学の欧州若手プロ引き抜きが遂に議題に上がった。NIL解禁以降、欧州の20歳前後のプロ選手が米国の大学に引き抜かれ始めた。理由は金だ。欧州主要リーグの1.5軍~2部や非主要リーグのサラリーは$数万程度のプロ契約~アマチュア契約と手頃だ。一方、NIL金は最低10倍程度にのぼる。バイアウト金の立替も容易だ。$100万以上もある。しかも、移籍のルールが存在しない。その結果、2025年5月、FIBAがルール整備の必要性の声明を発表した。
過去のルール(厳格時代)
NBAドラフトアーリーエントリー
学生アスリートはスポーツ代理人との契約はご法度だった。2017年以前、NBAドラフトアーリーエントリー者はNCAAの選手資格の維持にエージェント契約無しでNBAドラフトプロセスに臨まなければならなかった。2020-21、シャリーフ・クーパーはスポーツ代理人の父親の存在からNCAA調査の対象となり、開幕数カ月間エリジビリティを停止されている。
プロ活動
学生アスリートはプロチーム/選手との関わりでエリジビリティを危ぶまれた。実際、2015年、タヒロウ・ディアバテ選手のアルビレックス新潟の練習参加予定がポートランド大学からのアマチュアステータス喪失懸念で急遽中止となった。
エリジビリティ訴訟
エリジビリティルールの法的妥当性
NCAA規則の法的根拠の不在
近年、エリジビリティは法的妥当性を問われている。通常のプロリーグの場合、ルールはリーグと選手会間の団体交渉協定で取り決められている。一方、NCAA規則はNCAAの独断で決められている。つまり、法的根拠が存在しない。
NILの解禁
NIL解禁以前、エリジビリティは教育的性質に留まっていた。1998年の第三巡回区控訴裁判所のスミス裁判の判決事例もある。一方、現在、カレッジスポーツはカレッジアスリートの経済活動になっている。つまり、商業的性質が生まれた。そのため、数十名のカレッジアスリートが選手資格の制限を経済活動の阻害で訴訟を起こしている。
カレッジアスリートの戦略
基本的な理屈
- 答弁段階(Pleadings)
訴状提出(Complaint): 原告の裁判所への訴状提出
送達(Service of Process): 被告への訴状と召喚状送達
答弁書(Answer): 被告の答弁書提出
→暫定的一時差止命令(Temporary Restraining Order)
→予備差止命令(Preliminary Injunction) - 証拠開示(Discovery)
デポジション(Deposition): 証人や当事者に宣誓下で口頭質問
質問状(Interrogatories): 書面の質問と回答
文書提出要求(Request for Production): 書類やデータの提出要求 - 申立て段階(Motions)
却下申立て(Motion to Dismiss)
即決裁判(Summary Judgment) - 公判(Trial)
陪審員選任(Jury Selection/Voir Dire)
冒頭陳述(Opening Statement)
証拠調べ・反対尋問(Cross-Examination)
最終弁論(Closing Argument)
評決・判決(Verdict and Judgment) - 公判後および上訴(Post-Trial and Appeal)
(Emergency Interim Injunction)
現在、最も人気の訴訟が追加エリジビリティ目的の「エリジビリティ=アンチトラスト法違反」or「不公平な判断」裁判だ。多くの選手が基本+コロナ追加選手資格の5シーズンの満了後に欠場気味のシーズンへのウェイバーをNCAAに断られ、選手資格起因のNIL機会損失を経済活動の阻害と主張し、追加エリジビリティを獲得すべく、エリジビリティルールの予備命令を求め、裁判所に駆け込んでいる。
州裁判所の訴訟: 選手個人の選手資格
| 州裁判所の訴訟 |
|---|
| 法律 債務不履行(Breach of Contract ) 不法行為(State Torts) 州のアンチトラスト法違反 |
| 効力 原告本人~州 |
| TROとPIの条件 1.本案勝訴の可能性(likelihood of success on the merits) -不公平アピール戦略: “NCAAのウェイバー審査は恣意的できまぐれ(arbitrary and capricious)だ” 2.回復不能な損害(irreparable harm) -NIL関連付け戦略: “私は選手資格の制限でNIL機会を失った” 3.当事者間の利益と不利益の比較衡量(balance of hardships) -対比強調アピール: “俺の公式戦出場はNCAAの$数十億産業に損害を与えない” 4.公益(public interest):社会公共の利益 |
| メリット テンポの速さ 地元贔屓の判事 |
90%以上は在籍校所在地の州の州裁判所でNCAAのエリジビリティ制度を州法違反と主張し、NCAA規則の該当項目への第一審の暫定的一時差止命令+予備差止命令or第二審の緊急暫定差止命令を引出し、原告本人のみの直近シーズンのプレー許可を狙っている。
連邦裁判所の訴訟: 米国内全体の選手資格
- 法律
アンチトラスト法 - 効力: ~全米
- メリット
テンポの遅さ
一部はルールの抜本的な変更を目指している。連邦裁判所の判決は先述のウィズネ裁判やパビア裁判のように米国内全体に影響を与える。裁判期間は数年に及ぶ。
NCAAの戦略
州裁判所の訴訟
| 州裁判所の訴訟 |
|---|
| 最悪のシナリオ: 敗訴⇒類似訴訟連鎖 |
| 理想: 勝訴 |
| 第1盾: NCAAの任意団体扱い(契約法)⇒司法非介入=却下 |
| 第2盾: 他の選手の損害 |
| 第3盾: 原告側の時間的制約⇒時間切れ=取下げ -事案の管轄移転通知: 州裁判から連邦裁判所へ事案移転⇒裁判の長期化 ※原告側の事案の差戻しの申立可 |
州裁判所の訴訟の目標は勝訴だ。一つの敗訴が全米各地の類似訴訟を引き起こすからである。最大の強みは州法上の任意団体の扱いだ。NCAAは手芸クラブや市内の少年サッカーリーグの類となる。州裁判所は貴重な時間の節約の観点から自主的な組織の内輪揉めに司法非不介入を採っている。例えば、地方裁判所が草野球チームの遅刻への罰金$5の制度を取り扱わない。結果、相当数のNCAA規則への訴訟は個人間トラブルの扱いで門前払いとなる。次の盾が周囲への影響だ。NCAAは安易なリターナー増加とニューカマーの減少を意味する。総合的な損益は重要な判断材料である。そして、裁判の場合、基本方針は長期化だ。原告側の要求は翌シーズンのエリジビリティである。数か月後の裁判は意味を成さない。結果、訴訟は一定時間の経過後に取り下げられる。
連邦裁判所の訴訟
| 連邦裁判所の訴訟 |
|---|
| 最悪のシナリオ: 連邦最高裁判所で敗訴⇒NCAA規則の変更&関連項目の訴訟対象化 |
| 理想: 勝訴 妥協: 下級裁判所で事案終了 |
| ムートネス戦術: 係争中に原告側の要求に対応⇒訴えの利益の消滅⇒事案終了 和解戦術: 係争中に原告側の要求に対応⇒訴状の取下げ |
目下、連邦裁判所の訴訟の目標は下級裁判所での事案終了だ。無論、理想は勝訴である。一方、厳しいケースもある。最悪のシナリオは連邦最高裁判所での敗訴だ。NCAA規則の関連項目が次の訴訟の対象になりかねない。そのため、近年の着地点は下級裁判所でのケース終了だ。不利な裁判はムートネス戦略での対応となっている。NCAAが係争中に原告側の要求にある程度応え、訴えの利益の消滅に追い込み、裁判を終了させる。
勝敗
カレッジアスリート側の勝率は低い。大半の選手個人の訴訟はアマチュアクラブの壁を突破できない。ノースカロライナ大学とデューク大学のフットボール部員計4名件の判事は「NCAAのエリジビリティはカレッジアスリートの経済活動の阻害を目的としていない」と訴えを理由不十分で棄却している。
主要選手資格関連訴訟
エリジビリティ=アンチトラスト法違反
ただの追加エリジビリティ目的の「エリジビリティ=アンチトラスト法違反」裁判はほぼ全敗中だ。
ハードシップウェイバー訴訟
2025年、パフ・ジョンソンは連邦裁判所で訴えを棄却され、控訴を取り下げ、州裁判所で訴え直し、TROを勝ち取り、2025-26途中から9試合に出場した。
トランスファーレッドシャツ訴訟〇
2023年11月、ロバート・ビーズリー(Robert beasley)はカリフォルニア州で当時の2回目以降の編入直後シーズンのレッドシャツに異を唱え、翌12月に仮差し止め命令を勝ち取り、2023-24に12月30日から計17試合に出場した。そして、翌2024年度、NCAAはトランスファーレッドシャツを全廃した。
タイムクロック訴訟
| ジョン・ウェイド三世(John Wade Ⅲ) |
|---|
| キャリア 2018-19: NCAA D1カリフォルニア大学デイビス校(男子バスケ部非所属) 2019-22: NJCAAコントラコスタ短期大学 -2020-21: シーズン休止 2022-23: NCAA D1カリフォルニアステイト大学ノースリッジ校 -レッドシャツ 2023-24: NCAA D2カリフォルニアステイト大学スタニスロース校 -エクストラ・イヤー・オブ・エリジビリティ(コロナ救済措置) |
| 裁判 要求: 2024-25の選手資格 訴状提出(2024/12/20) 第1審ミシシッピ州南地区連邦裁判所: TRO棄却(2024/12/24) 第1審ミシシッピ州南地区連邦裁判所: PI熟考(2025/1/10) 取下げ(2025/1/18) |
| 結果 NCAAの和解戦略: 特例ウェイバー付与(2025/1/17) 2024-25途中からNCAA D1サザンミシシッピ大学で公式戦出場 |
ジョン・ウェイド三世は2024年12月20日に2018-19の男子バスケ部非加入のUCデイビス校時代のウェイバー申請の却下後に訴訟を起こした。2025年1月10日、判事は証拠審問で予備差止命令の判断を保留した。そのため、NCAAは和解戦略に切り替えた。2025年1月17日、特例ウェイバーが2022-23のレッドシャツシーズンの救済の形で付与された。結果、2024-25途中以降の公式戦出場が叶った。後日、訴えは取り下げられた。
短大シーズンのカウント訴訟
| パビア裁判 Diego Pavia(アメフト) |
|---|
| キャリア NJCAAニューメキシコ軍事学校(2020&21) ↑2シーズン分 NCAA D1ニューメキシコステイト大学(2022&23) NCAA D1バンダ―ビルト大学(2024-) |
| 裁判 訴状提出(2024/11/8) 第一審テネシー州中央地区連邦裁判所: PI(2024/12/18) 控訴(2025/3/21) 第二審第6区巡回控訴裁判所: 控訴棄却(2025/10/1) |
| 結果 類似経歴者*への2025-26追加選手資格発布(2024/12) *1季以上の非NCAA校歴+2024-25にプレイシーズン消耗+残留タイムクロック有り 選手資格改正&NIL損害賠償の計26名の集団代表訴訟で係争中 |
ディエゴ・パビアは2024年11月にエリジビリティカウントに異を唱え、NJCAAニューメキシコ軍事学校時代2年分の選手資格を求め、テネシー州中央地区連邦裁判所に駆け込み、翌12月にNCAAルールへの予備差止命令を勝ち取り、暫定的に2025シーズンのエリジビリティを許された。連邦裁判所の判決は他の類似訴訟の後押しとなる。そのため、NCAAは2024年12月に翌2025-26シーズンの追加選手資格を類似経歴「1シーズン以上の非NCAA校歴+2024-25にエリジビリティ満了+残留タイムクロック有り」の選手を対象に特設した。そして、2025年10月、第6区巡回控訴裁判所はNCAAの控訴を訴えの利益の消滅と棄却した。一方、将来の選手資格改正&NIL損害賠償請求の訴えは計26名の集団代表訴訟で係争中だ。
| パビアウェイバー対象外訴訟 |
|---|
| Jett Elad(アメフト) NCAA D1オハイオ大学(2019~21) -レッドシャツ(2019) -3試合出場→ウェイバー認可(2020) NJCAAガーデンシティ短大(2022) NCAA D1ネバダ大学ラスベガス校(2023&24) NCAA D1ラトガース大学(2025-) 2025/3/25 第一審NJ州: 付与(4/25) |
パビアウェイバー対象外の訴訟の結果は半々だ。パビアウェイバー非対象者がパビアウェイバーを不公平と訴訟を起こした。ジェット・イラッドは2025年2月にタイムクロック超過でパビアウェイバーを適用されず、個別のウェイバーも棄却され、ニュージャージー州の司法で仮差し止め命令を勝ち取った。一方、野球部員2名の類似訴訟は共に棄却されている。野球の2025シーズンは2024-25年度扱いのためパビアウェイバーの対象外となる。
NCAA D2シーズンのカウント訴訟
| Nyzier Fourqurean(アメフト) |
|---|
| キャリア NCAA D2グランドバレーステイト大学(2021&22) →2シーズン分 NCAA D1ウィスコンシン大学(2023-) |
| 裁判 訴状提出(2025/1/30) 第一審ウィスコンシン州: PI(2025/2/6) 第二審WI州: 覆審(2025/7/16) |
| 結果 NCAA D1ウィスコンシン大学(2025): 開幕前の練習参加で終了 |
NCAA D2経歴非カウント訴訟はほとんど認められていない。ニージア・フォークレン(Nyzier Fourqurean)は2025年2月の第一審で仮差し止め命令を勝ち取ちながら、第二審でNCAAの控訴を認められ、2025シーズンをプレーできなかった。他の訴訟は第一審で却下or棄却に終わっている。
アマチュアステータス訴訟
| 主要訴訟 |
|---|
| ライアン・ビューリー&マット・ビューリー 訴状提出(2023/11/1) オーバータイム・エリート(2021-23) 第一審IL州: 棄却(11/14) 第二審IL州: 棄却(1/14) 取下げ(2024/4) |
2023年、ライアン・ビューリーとマット・ビューリーはNCAAのエリジビリティを経済活動の阻害としてアンチトラスト法違反で訴訟を起こし、暫定的差し止め命令や仮差し止め命令のいずれも棄却され、2024年4月に訴えを取り下げた。
| チャールズ・ベディアコ(Charles Bediako) |
|---|
| キャリア アラバマ大学(2021-23) GLグランドラピッズ・ゴールド(2023-24) GLモーターシティ・クルーズ(2024-25) アラバマ大学(2025-26) |
| 裁判 訴状提出(2026/1/20) 第一審アラバマ州群巡回裁判所: TRO(2026/1/21) 第一審アラバマ州群巡回裁判所: PI却下(2026/2/9) 控訴(2026/2/23) 第二審アラバマ州最高裁判所: EII却下(2026/2/27) 取下げ(2026/3/16) |
| 結果 5試合出場(TRO中) |
プロ転向出戻り訴訟は1件だけだ。チャールズ・ベディアコは2023年のアラバマ大学2年生終了時にプロに転向し、2年間のGリーグ生活後、2025年の復学時にNCAAから選手資格を認められず、2026年1月20日にアラバマ州の群巡回裁判所に出向き、暫定的一時差止命令で2026年1月24日のテネシー大学戦の出場を果たした。一方、担当判事がアラバマ大学への多額寄付者のため交代となった。そして、第一審アラバマ州群巡回裁判所の新担当判事は2026年2月9日にチャールズ・ベディアコの訴えを棄却し、選手資格は再停止となり、第二審アラバマ州最高裁判所も緊急暫定差止命令の請求を棄却し、控訴は取下げられた。一応、5試合の出場は叶った。
補足情報
NCAA D3のエリジビリティ
NCAA D3のエリジビリティは大学やカンファレンスの判断に委ねられている。結論、ほとんどの学生がエリジビリティを認められている。実際、30歳前後の学生はNCAA D3で公式戦に出場し、いくつかのチームは高齢選手の活躍でNCAAトーナメント上位進出を果たし、あるいは後にNBA入りもしている。つまり、チート級の20代中盤の選手もプレーできる。

倫理規定
- 違法行為
- ドーピング
- スポーツベッティングへの関与
所属校の別の運動部: 1季/1年の選手資格喪失
所属運動部: 無期限選手資格剝奪
カレッジアスリートは倫理規定違反で選手資格を失う。
春学期入学(12月)
春学期入学&シーズン後半の大学デビューも可能だ。米国の大学入学のタイミングは学期毎になっている。毎年、少数の高校生やポストグラデュエート生が12月の秋学期と春学期間の冬休みのシーズン後半から大学デビューを果たしている。四年制大学や短大生の場合、春学期からの編入自体は可能だ。但し、NCAAは同シーズン中の別の大学でのプレーを禁じている。そのため、後半デビューは選手の同シーズン中の秋学期中次第となる。
カンファレンスルール
- 大学院生禁止/アイビー・リーグ
- パーシャルクオリファー制限/複数
いくつかのカンファレンスは独自のエリジビリティルールを設けている。アイビー・リーグは学業要視の姿勢から大学院生のプレーを禁じている。そのため、アイビーリーガー達はカレッジキャリア引退or他カンファレンスの大学院進学を迫られる。例えば、2020年、セス・タウンズとブライス・エイケンはハーバード大学卒業後に2020-21をオハイオステイト大学とシートン・ホール大学の大学院生としてプレーした。
デュアルアスリート
- グレッグ・ポーラス
2005-09: バスケ@デューク大学
2009: フットボール@シラキュース大学 - パット・スペンサー
2016~19: ラクロス@ロヨラ大学(メリーランド)
2019-20: バスケ@ノースウェスタン大学 - イアン・シェフェリン(Ian Schieffelin)
2021-25: バスケ@クレムソン大学
2025: フットボール@クレムソン大学
複数の競技のプレーも可能だ。エリジビリティはタイムクロック5年以内+プレーシーズン4季以内/競技の範囲内に限られる。一応、別の季節の競技の場合、交互の競技参加も可能だ。一方、近年のデュアルアスリートは最初の競技でのエリジビリティを満了後に残りのタイムクロック1年で別の競技を1シーズンだけプレーしている。グレッグ・ポーラスはデューク大学のスターターPGとシラキュース大学スターターQBのスーパーマンぶりで知られている。パット・スペンサーは大学ラクロスのトップ選手からビッグ10・カンファレンスの主力選手となった。そして、2025年、イアン・シェフェリンがNIL金欲しさにバスケのエリジビリティ満了後にフットボール部転向を果たした。
JR・スミスのエリジビリティ付与
2021年、JR・スミスは高校卒業から約15年のNBAキャリアを終えてノースカロライナA&Tステイト大学に入学し、NCAAからゴルフ部のエリジビリティを許可された。大学生活の様子はアマゾンプライムビデオの「再生 ~JR・スミス、新たなる挑戦~(Redefined: J.R. Smith)」に収められている。
トランスジェンダーの選手資格
- トランスジェンダー女性(出生時男性)
女性競技の競技会や試合出場×
練習参加やケア〇 - トランスジェンダー男性(出生時女性)
男性競技の競技会や試合出場〇
2025年2月6日、NCAAはトランスジェンダー選手の女性としての競技参加禁止の大統領令を受けて、即日で女性競技のコンペティションへの参加を出生時の女性選手に限定した。練習の参加やケアの権利は認められている。トランスジェンダー選手の男性競技への参加は問題無い。そして、助け舟が本心だろう。NCAAはトランスジェンダー問題に手をこまねいていた。トランスジェンダー選手の選手資格も寛容な姿勢のアピールに終わっている。染色体やホルモンやテストステロン値等でのトランスジェンダー選手の女性競技参加資格の保障は約半数の州に留まっていた。そんな中、州法の改正への積極的な働きかけはなかった。
タイムライン
http://fs.ncaa.org/Docs/eligibility_center/International_Information/International_Guide.pdfNCAAアカウントの作成
- 学業&アマチュア証明
→NCAA D1&D2校 - アマチュア証明
→NCAA D3(留学生)
NCAA D3校(留学生)

まとめ
| 旧ルール | 新ルール |
|---|---|
| 1.時間制約 大学入学期限: 高校卒業後1年以内(原則) 在学期間制限: 最初の大学入学5年以内 プレーシーズン数: 最大4季 特例: 有 | 1.時間制約(2026-27~) 年齢期限: 大学入学時19歳未満 在学期間制限: 最初の大学入学5年以内 プレーシーズン数: 最大5季 特例: 無 |
| 2.学力基準 GPA/単位etc テストスコア: SAT/ACT(留学生) | 2.学力基準 GPA/単位etc テストスコア: SAT/ACT(留学生) |
| 3.アマチュアステータス プロチーム在籍経験: 可(条件付き) 競技力起因の対価経験: 原則不可 スポーツ代理人契約経験: 可(条件付き) | 3.アマチュアステータス(2025-26) 過去不問 ※現役中のプロ行為制限有り |
NCAAの選手資格の三大要素は時間制約と学力とアマチュアステータスだ。2025年度と2026年度、NCAAディビジョン1の選手資格が大幅に変更された。2025-26以降、プロ契約経験者も公式に条件無しで選手資格を付与される。そして、2026年、最大プレイシーズン数が原則的に大学入学5年以内で最大4季から大学入学時の年齢から最大5季に切り替わる。一方、2021年7月のNIL解禁以降、カレッジアスリートの状態が”実質的に”ビジネス化し、選手資格制度自体が経済活動の阻害でアンチトラスト法違反と訴訟され、NCAAは対応に追われている。実際、一部の選手はNCAA規則への暫定的一時差止命令(Temporary Restraining Order)や予備差止命令(Preliminary Injunction)で強引に試合出場を果たしている。通称パビア案件は類似経歴「非NCAA校で1~2シーズンのプレー歴+2024-25にエリジビリティ満了+残留タイムクロック有り」選手全員対象の2025-26のエリジビリティ付与のウェイバーに至った。
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NCAA基礎講座
大学一覧

バスケ留学解説

NCAAの視聴方法
- NBA軸
- NCAA軸
- サ終
【近日公開】B1G+
【近日公開】Fox ONE
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参考
全体
Division I adopts age-based eligibility model(ncaa.org)
ウィズネ裁判
Ohio lawsuit alleges new NCAA rule unfairly denies high school Class of ’22 athletes a 5th season(apnews.com)
Ohio judge grants injunction for hoops players suing NCAA(espn.com)
In temporary injunction, 19 players granted 5th season(espn.com)
Group of 11 athletes challenge new NCAA eligibility rules in suit(espn.com)
Judge grants injunction for Class of ’22 athletes seeking 5th NCAA season(espn.com)
Summary of NCAA Regulations NCAA Division I 2011-12(fs.ncaa.org)
時間制限
Akoy Agau transfers to Georgetown(espn.com)
Official Hoya statement on Agau(sports.yahoo.com)
Akoy Agau(gocards.com)
How 2 College Basketball Players Ended Up With 6 Years of Eligibility(nytimes.com)
Texas Southern grad transfer Zach Lofton signs with NMSU(lcsun-news.com)
Report: Zach Lofton will transfer from U to Texas Southern(startribune.com)
Minnesota dismisses transfer guard Zach Lofton(si.com)
This is how a college football player gets 7 years of eligibility(sbnation.com)
DI Council extends eligibility for winter sport student-athletes(ncaa.org)
Initial-eligibility status terms(ncaa,org)
At Top Athletics Programs, Students Often Major in Eligibility(chronicle.com)
Seth Towns enters portal ahead of 8th college hoops season(espn.com)
学業基準
Summary of Key NCAA Regulations − NCAA Division I 2022-23(ncaaorg.s3.amazonasws.com)
Summary of Key NCAA Regulations − NCAA Division I 2021-22(ncaaorg.s3.amazonasws.com)
NCAA task force backs removal of standardized test score requirement(ncaa.org)
New eligibility standards on the way(espn.com)
Eligibility vs. academic preparedness(espn.com)
Does a PSA need to submit a standardized test score to the NCAA?(ncaa.egain.cloud)
Division II Initial-Eligibility Changes(fs.ncaa.org)
NCAA Division II Removes Non-Qualifier Status(informedathlete.com)
NCAA declares Evansville basketball recruit Deandre Williams ineligible for 2018-19(courierpress.com)
Want to Transfer?(ncaa.org)
Difference Between Prep School and JUCO: For Athletes(prolimitathletics.com)
アマチュアステータス
San Jose State basketball will be without Richard Washington after the NCAA handed down a season-long suspension(mwwire.com)
Tips for Recruiting/Scouting Services(fs.ncaa.org)
NBA Draft Rule Changes Explained: The New System for Hiring Agents and Returning to School(si.com)
What’s Really to Come From the NCAA’s Student-Athlete Agent Announcement?(si.com)
TCU’s Damion Baugh serving 6-game ban for signing with agent(espn.com)
Sources: Auburn Tigers’ Sharife Cooper awaits NCAA eligibility ruling(espn.com)
Pearl: Top Auburn recruit not yet declared eligible by NCAA(apnews.com)
Freshman guard Sharife Cooper practicing with Auburn again(auburnwire.usatoday.com)
[2017.01.26] ディアベイト・タヒロウ選手の練習参加について(albirex.com)
エリジビリティの回復
NCAA DIVISION I COMMITTEE ON STUDENT-ATHLETE REINSTATEMENT GUIDELINES Revised – December 2023(ncaaorg.s3.amazonaws.com)
Five stars, seven figures, zero eligibility: Why are the Bewley twins still paying?(nytimes.com)
エリジビリティ訴訟
Rutgers Football Transfer Wins Court Ruling to Keep Playing(sportico.com)
Judge denies injunction for players suing NCAA in N.C. court(espn.com)
パフ・ジョンソン
Ohio State’s Puff Johnson granted TRO for immediate eligibility(espn.com)
BEASLEY v. NATIONAL COLLEGIATE ATHLETIC ASSOCIATION(s3.amazonaws.com)
パビア裁判
Vanderbilt QB Diego Pavia suing NCAA over eligibility rules(espn.com)
Vandy QB Diego Pavia wins injunction allowing him to play D-I football in 2025(apnews.com)
NCAA appealing Pavia injunction as D-I board grants waiver to former JUCO players(apnews.com)
Appeals panel upholds Vanderbilt QB Diego Pavia’s eligibility(espn.com)
ジョン・ウェイド三世
Southern Miss basketball player John Wade III ruled eligible after lawsuit with NCAA(hattiesburgamerican.com)
Judge rules Southern Miss basketball’s John Wade III eligible to play immediately(supertalk.fm)
Decision reached on Georgia baseball’s Dylan Goldstein motion for a preliminary injunction(onlineathens.com)
Alberto Osuna’s bid to play baseball for Tennessee hits legal setback(espn.com)
ELAD v. NATIONAL COLLEGIATE ATHLETIC ASSOCIATION(govinfo.gov)
NCAA D2裁判
Wisconsin’s Fourqurean files injunction saying Division II years shouldn’t count against eligibility(apnews.com)
Judge grants injunction allowing Wisconsin CB Nyzier Fourqurean to keep playing this fall(apnews.com)
Wisconsin’s Fickell says delay in eligibility ruling for CB Nyzier Fourqurean is ‘unacceptable’(wmtv15news.com)
ベディアコ裁判
Ex-Alabama, G League player Bediako sues NCAA over eligibility(espn.com)
Charles Bediako gets TRO for Alabama return in NCAA lawsuit(espn.com)
Alabama’s Charles Bediako deemed ineligible by Tuscaloosa County judge(usatoday.com)
Alabama Supreme Court denies Charles Bediako’s request to play for Alabama again(apnews.com)
Alabama basketball’s Charles Bediako saga ends ahead of NCAA Tournament(sports.yahoo.com)
FIBA explains why international transfers to NCAA must be regulated by LOC(basketnews.com)
その他
Nearly 550 College Athletes Demand NCAA Pull Championships From States With Anti-Trans Sports Legislation(si.com)
FRESHMEN GIVEN VARSITY STATUS IN MAJOR SPORT(nytimes.com)
Timeline – 1920s(ncaa.org)
NCAA Rules J.R. Smith Eligible to Play Golf for North Carolina A&T(si.com)
NCAA announces transgender student-athlete participation policy change(ncaa.org)
