【NCAA】カレッジバスケ解説: コート内外のルールと制限

うい。現地観戦研究家のBall Otaku Bros(@b_o_bros)だ。


最初に断っておくが、本来、このブログはバスケオタクが低予算で現地観戦を達成するためのガイドブックである。


ただ、カレッジバスケは何の予備知識も無しには楽しめないし、NBAと比べてプレーの質が遥かに劣る試合を観に行く気にはなれないと思う。


と言うことで、この度、NCAA基礎講座」と題してアメリカのカレッジバスケについて解説&紹介することにした。


これらの記事で基礎知識を身に着けて、自分の好奇心の赴くままに歴史、コーチのスタイル、戦術、各大学のカルチャーetcをディグり、最終的に現地を訪れてもらえれば幸いだ。

NCAAの視聴方法
日本からカレッジバスケを視聴する方法を紹介!!

と言うことで、今回、俺達はNCAAのルールについて紹介する。

コート外のルール

エリジビリティ(プレー資格)

主なプレー資格を得るための条件
  • 大学生活5年目以内
  • 合計4シーズン以内
  • 学力基準
  • アマチュアステータス

NCAAはエリジビリティと呼ばれる資格を設けている。学生アスリート達は学力基準やアマチュアステータス等のいくつかの条件を満たさなければ公式戦に出場することができない。

【NCAA】カレッジバスケ解説: エリジビリティ(プレー資格)編
今回はエリジビリティー(プレー資格)について紹介する。

練習の制限

NCAAは学生の本分である勉学が疎かにならないために練習の制限を設けている。制限にはコーチが選手を指導できる時間、チーム練習の総時間、ボールを使用した練習に対してだ。例えば、チーム練習は1日最大4時間&週に20時間までと決まっている。

リクルートの制限

さらに特に厳しいのが選手のリクルートに対するルールだ。

【NCAA】カレッジバスケ解説: リクルート編
今回はリクルートについて解説する。

主なルールの相違点

時間

試合時間

男子バスケの試合は前半20分と後半20分だ。延長戦は5分となっている。

ショットクロック

ショットクロックは30秒だ。リセット時は20秒になる。

ファール

個人ファール

個人ファールはFIBAと同じだ。通常のファールとテクニカルファールを合わせて5つ目のファールを犯した選手は退場となる。

テクニカルファール

テクニカルファールがコールされた場合、対戦相手のチームにはフリースロー2本とポゼッションが与えられる。

チームファール

7つ目のチームファール以降、対戦相手には1&1のフリースローが与えられる。つまり、対戦相手には1本のフリースローが与えられ、もしそのフリースローが成功した場合に限り、2本目のフリースローが与えられる。但し、オフェンスファールの場合はフリースローは与えられず、なお且つ10個目のチームファール以降は対戦相手に必ず2本のフリースローが与えられる。チームファールは後半開始時にリセットされる。

コート上のライン

スリーポイントライン

スリーポイントラインはNCAA D1の男子においては2019-20シーズンよりFIBAと同じ距離(6.75m)が採用されているが、NCAA D2とD3では2020-21までは旧ライン(約6.32m)を使用する予定だ。女子は全ディビジョンで旧ラインのままである。

タイムアウト

チームタイムアウト

両チームには3つの30秒タイムアウトと1つの60秒タイムアウトが与えられている。タイムアウトはボールを保持している選手とヘッドコーチにコールする権利があり、両者は試合中のいつでも両種のタイムアウトをコールすることができる。但し、30秒タイムアウトは2つしか後半に持ち越せない。

メディアタイムアウト

メディアタイムアウトは一定の時間を経過した直後のデッドボール時に強制的に発動されるタイムアウトだ。メディアタイムアウトは文字通り試合を中断してテレビコマーシャルを放送するために設けられている。基本的にはメディアタイムアウトは試合の残り時間が「16分/12分/8分/4分」付近のデッドボール時にコールされるが、直前にチームタイムアウトが発動されていた場合等、特定の条件下においてはコールされずに次の区切りまで持ち越される場合もある。

過去に存在していたルール

フレッシュマンルール

フレッシュマン(1年生)は試合に出場できない

1972年まではフレッシュマン(1年生)は公式戦に出場できない通称フレッシュマンルールが存在した。故に、それまでは1年生はジュニアバーシティチーム(2軍)で練習と試合に臨んでいた。


しかし、1968年にフットボールとバスケットボール以外のスポーツでフレッシュマンルールが解かれ、その後、1971-72シーズンからはバスケットボールでも小規模大学のみフレッシュマンの起用が許可されるようになり、1972-73シーズンからはフットボールとバスケットボールでも解除となった。


それに伴って多くの大学がジュニアバーシティチームを廃止した。現在、NCAA D1でジュニアバーシティチームを持っているのはノースカロライナ大学位だ。一方、NCAA D2とD3にはジュニアバーシティチームを持っているチームも多い。通常、JVの試合はバーシティチームの試合の前に行われる。

ダンク禁止(1967~76年)

1967-68シーズンからNCAAはダンクを禁止していた。NCAAは禁止の理由を「バックボード付近の怪我が多い」と「スキルを必要としないダンクは学生の教育にならない」としているが、実際にはUCLAのルー・アルシンドラー(カリーム・アブドゥル-ジャバ―)が支配的だったからと言われている。故に、ジュリアス・アービングはマサチューセッツ大学時代にダンクはしていなかった。その後、1977-78シーズンからダンクは再び解禁になった。

まとめ

選手やチームへの厳しい制限と古くからのルール(前後半制)から分かる通りNCAAはかなり保守的な組織だ。

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当ブログで紹介しているNCAAディビジョン1の大学一覧

参考

Cal Poly calls NCAA sanctions ‘despicable’ — and it’s headed to Indianapolis to fight them(sunlouissobispo.com)
College and NBA basketball’s biggest rule differences(ncaa.com)
Men’s college basketball 3-point line extended to international distance(ncaa.com)
2018-19 NCAA Division I Men’s Basketball Regular Season Media Timeout Format (Rule 5-14.10)()
FRESHMEN GIVEN VARSITY STATUS IN MAJOR SPORT(nytimes.com)
From its cagey beginnings to the here and now — dig into the history of basketball’s marquee move.(redbull.com)

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