【NCAA】カレッジバスケ解説: カンファレンス-ハイメジャー(強豪)編

うい。現地観戦研究家のB.O. BROS(@b_o_bros)だ。


最初に断っておくが、本来、このブログはバスケオタクが低予算で現地観戦を達成するためのガイドブックである。


ただ、カレッジバスケは何の予備知識も無しには楽しめないし、NBAと比べてプレーの質が遥かに劣る試合を観に行く気にはなれないと思う。


と言うことで、この度、NCAA基礎講座」と題してアメリカのカレッジバスケについて解説&紹介することにした。


これらの記事で基礎知識を身に着けて、自分の好奇心の赴くままに歴史、コーチのスタイル、戦術、各大学のカルチャーetcをディグり、最終的に現地を訪れてもらえれば幸いだ。

今回はハイメジャー(強豪)について紹介する。

おさらい

NCAA: 全米最大の大学体育協会

概要

名称: National Collegiate Athletic Association
所属校: 約1100校
ディビジョン: 3つ
HP: https://www.ncaa.com/

NCAA(National Collegiate Athletic Association)は約1100校が加盟する全米最大の大学体育協会だ。


但し、アメリカに存在する大学体育協会はNCAAだけでは無い。アメリカにはNCAA以外にも複数のだ大学スポーツを管理する組織がある。例えば、JUCO(短大)を組織するNJCAA、バスケットボールの発明者ジェームス・ネイスミス博士が立ち上げた団体に由来するNAIA、キリスト教系の大学を集めたNCCAA等がある。


つまり、NCAAは数ある大学体育協会の中の1つに過ぎない。

ディビジョン: 所属ディビジョンは金次第!!

ディビジョン所属校大学規模奨学生(バスケ部)
DivisionⅠ350校大~小13人
DivisionⅡ300校中~小10人
DivisionⅢ300校0人

現在、NCAAには約1100校が加盟している。が、予算や運動部に対する考えが違う1100校に足並みを揃えさせるのは色々と無理が生じる。故に、NCAAは加盟校は各々の運動部の運営方針に沿ったディビジョンでプレーできるように3つのディビジョン(Division Ⅰ、ディビジョンⅡ、ディビジョンⅢ)を設けている。


各校の所属ディビジョンは強さでは無く、大学の意向(運動部の予算)で決まる。入れ替え戦は無い。NCAAは大学に各ディビジョンでプレーするための条件を課しているのだが、その主要な条件に「D1でプレーするためには各大学は男女合計14部以上を運営しなければならない」というのがある。言い換えれば、「バスケ部とフットボール部だけあればOK」という大学は運動部をD1でプレーさせることができない。当然、運営する部活の数が増えればその分だけ運営費用等の金が必要になる。つまり、ディビジョンは金で決まる。


ちなみに、男子バスケ部においてはD1校は1チーム13人、D2校は10人、D3校は0人の奨学生枠がある。

カンファレンス:

NCAA D1の約350校は全32個のカンファレンスのいずれかに所属している。カンファレンスとはリーグ戦を行う大学の連盟だ。各カンファレンスは「同じような実力」でなお且つ「地理的に近い」大学で組織される傾向が強い。カンファレンスの所属校数は8~16校と幅広い。

メジャー

メジャー: 強さを表す専門用語

メジャー:
強豪校: ハイメジャー
中堅校: ミッドメジャー
弱小校: ローメジャー

カレッジバスケはカンファレンス単位で語られることが多い。例えば、「今季のACC(デューク大学やノースカロライナ大学が所属するカンファレンス)は強い」といった具合にだ。


と言うのも、カンファレンス間には大きな実力差があるからだ。カンファレンスは同じような実力の大学が集まる傾向にある。つまり、強い大学は強い大学同士で、弱い大学は弱い大学同士でカンファレンスを組織している。故に、それが同じD1内でも各カンファレンスの間に実力の差を生んでいるのだ。


そして、強さを表す際に用いられるのがメジャー(major)という単語だ。強豪校はハイメジャー校、中堅校はミッドメジャー校、弱小校はローメジャー校と呼ばれ、ハイメジャー校が集まっているカンファレンスはハイメジャーカンファレンス、ミッドメジャー校同士のカンファレンスはミッドメジャーカンファレンス、ローメジャー校のカンファレンスはローメジャーカンファレンスと表現される。

ハイメジャーカンファレンス: 主要7カンファレンス

ハイメジャー(強豪)
ACC
アメリカン
ビッグイースト
ビッグ10
ビッグ12
SEC
パック12

一般的に上記の7つのカンファレンスに所属している大学がハイメジャーと定義されている。数にすれば全D1大学約350校中ハイメジャー校は約90校程度だ。ハイメジャー校は、NBA級のアリーナと盛り上がるファン等、所謂日本人がイメージしているアメリカのカレッジバスケ像だ。代表的な所を挙げれば、ケンタッキー大学やデューク大学はまさにこれにあたる。

ミッドメジャー/ローメジャー

  • ミッドメジャー(中堅)
    上記以外のカンファレンス所属校
  • ローメジャー(弱小)
    ミッドメジャー内でもさらに弱いカンファレンス所属校

一方、ハイメジャー以外の大学は全てミッドメジャーと定義される。つまり、7つのカンファレンス以外の25のカンファレンスに所属している全てのチームがミッドメジャーということだ。


しかし、ミッドメジャーだけでも250校以上はあり、その中でも実力差があるため、ミッドメジャーの中でレベルが劣るカンファレンスやチームをローメジャーとして区別する場合がある。


ミッド/ローメジャー校は、一部盛り上がっている大学もあるが、全体としてはあまり盛り上がっていない。同じD1でもハイメジャー校とはまったくの別物である。ローメジャー校の試合は観客が1000人にも満たない場合もザラで、そもそも会場のキャパシティーが1000人程度の大学もある。

メジャーの定義: 曖昧

メジャーの定義は非常に曖昧だ。広義ではゴンザガ大学、ネバダ大学ラスベガス校(UNLV)、ブリガム・ヤング大学(BYU)等の上記7カンファレンス以外のカンファレンスに所属していながら、予算の大きさはハイメジャーと遜色無いチームをハイメジャーとする場合があり、渡邉雄太選手の母校ジョージワシントン大学が所属しているアトランティック・10・カンファレンスは時代によってはハイメジャーだった。

ハイメジャーvsミッドメジャー: NCAAトーナメントへの出易さは一長一短

強いカンファレンス弱いカンファレンス
カンファレンストーナメント
優勝
(Automatic Bid)
32校
難しい簡単
招待
(At-Large Bid)
36校
簡単難しい

NCAAトーナメントへ出場するためには「カンファレンストーナメントで優勝する」か「シーズン中に良い成績を残して選考委員会に招待される」かのどちらかをクリアしなければならない。端的に言えば、弱いカンファレンスに所属していれば、カンファレンストーナメントで優勝する可能性は高いのだが、一方、弱いカンファレンスに所属しているとシーズン中の戦いがあまり評価されないため招待を受けにくい。


しかし、ミッド/ローメジャー校はほとんどAt-Large Bidを獲得できないのが現状だ。しかも、ローメジャー校はほぼ毎回下位シードに位置付けされるため、ほとんどの場合、ローメジャー校は1回戦で優勝候補のチームと対戦して大敗を喫して会場を後にすることとなる。


ただ、しばしば下位シードのローメジャー校が上位シード校を倒すアップセットが起こる。近年では2018年に第16シードのメリーランド大学ボルチモア・カウンティ校が第1シードのバージニア大学を倒して大きな話題となった。

NBA選手: スーパースターはミッドメジャー校出身が多い

主なミッドメジャー出身選手
  • ラリー・バード(インディアナステイト大学)
  • ジョン・ストックトン(ゴンザガ大学)※当時は弱小校
  • カール・マローン(ルイジアナ工科大学)
  • スティーブ・ナッシュ(サンタ・クララ大学)
  • ステフィン・カリー(デビッドソンカレッジ)
  • カワイ・レナード(サンディエゴステイト大学)
  • デイミアン・リラード(ウェバーステイト大学)
  • CJ・マカラム(リーハイ大学)
  • ポール・ジョージ(フレズノステイト大学)

基本的にNBAドラフトで上位指名される選手はハイメジャー校出身の選手達だ。ミッドメジャーからはミッドメジャー全体で数人程度しかNBA契約を勝ち取れない。が、何故かスーパースターにはミッドメジャー出身者が多い。ちなみに、2019年NBAドラフト全体2位のジャ・モラント(マレー・ステイト大学)もミッドメジャー出身だ。

東海岸

ビッグ10・カンファレンス

名称: Big 10 Conference
愛称: B1G
設立: 1896年
所属校: 14校
HP: www.bigten.org

所属校(大まかな所在地)※太字は注目のチーム
オハイオ・ステイト大学(コロンバス)は全米最大規模を誇る大学だ。グレッグ・オデン、マイク・コンリー、エバン・ターナー、ディアンジェロ・ラッセルなど一昔前まではトッププロスペクトをリクルートできたが、近年はそのブランド力が少し陰りを見せている。
ミシガン大学(デトロイト)は2019-20シーズンから元ファブファイブのジュワン・ハワードが指揮を執ることとなった。
ミシガン・ステイト大学(デトロイト)はマジック・ジョンソンとドレイモンド・グリーンの母校だ。現HCトム・イゾーはファイナル4進出8回を誇る超名将である。
パデュー大学
インディアナ大学()は名将ボブ・ナイト(1971-2000)が率いて3度のNCAAチャンピオンに輝いた。
メリーランド大学カレッジパーク校(ワシントンD.C.)はジョージタウン大学と並ぶワシントンD.C.の強豪だ。同大のNBAドラフト高順位指名者はバストになる傾向がある。
アイオワ大学(アイオワシティ)は対戦車砲でも止められないルカ・ガルーザが在籍している。
ミネソタ大学(ミネアポリス)は1980年代のセルティックスとレイカーズの時代に両チームにビッグマン(ケビン・マクヘイルとマイカル・トンプソン)を送り込んだ。
イリノイ大学()
ウィスコンシン大学は2015年に38勝0敗のケンタッキー大学を破ってNCAAトーナメント決勝に進出した。
ノースウェスタン大学(シカゴ)はビッグ10の古株だが、運動部には注力しておらず、初めてNCAAトーナメント出場したのは2017年のことだった。
ペンシルベニア・ステイト大学
ネブラスカ大学(ネブラスカ州リンカーン)は2019年にISUを再建したフレッド・ホイバーグがHCに就任した。2021年秋、桜丘高校出身の富永選手が入学予定となっている。
ラトガース大学は1991年を最後にNCAAトーナメントから遠ざかっているが、19-20シーズンは快進撃を続けていた。

ビッグ10は北東部から中西部のマンモス校で結成されているカンファレンスだ。ミシガン大学、ミシガン・ステイト大学、オハイオ・ステイト大学が所属している。近年の勢力図はミシガン大学とミシガン・ステイト大学が飛びぬけて強く、その後をメリーランド大学が追っている形となっている。フィジカルなリーグで各校はタフなビッグマンを揃えている。

ビッグ・イースト・カンファレンス

名称: Big East Conference
愛称: Big East
設立: 1979年
所属校: 10校
HP: https://www.bigeast.com/

所属校(大まかな所在地)※太字は注目のチーム
St. ジョーンズ大学(NYC) は1943年と1944年に当時はNCAAトーナメントよりも格式が高かったNITを連覇した古豪だ。MSGをホームアリーナとして使用している。
シートン・ホール大学(NYC)はニュージャージー・ネッツが使用していたアリーナを使用している。19-20シーズンはチーム史上ベストのチームだった。
ジョージタウン大学(ワシントンD.C.) はパトリック・ユーイング(現HC)やディケンベ・ムトンボ等のレジェンドセンターを輩出したビッグマンの登竜門だ。アイバーソンの母校としても有名である。
ビラノバ大学(フィラデルフィア) は2016年と2018年にNCAAトーナメントを制覇した。HCのJay Wrightは非常に目利きの優れた人物で近年はNBAに優秀なロールプレーヤー達を多数輩出している。
コネチカット大学(コネチカット州)は過去に4回もNCAAトーナメントを制覇した元超強豪だ。2020年にアメリカン・アスレティック・カンファレンスから移籍してきた。
バトラー大学(インディアナポリス) はブラッド・スティーブンスが率いて2年連続でNCAAトーナメント準優勝を果たした。
ゼイビア大学(シンシナティ) はデビッド・ウェストの母校だ。
デポール大学(シカゴ) は長らくプログラムに力を注いでいなかった。しかし、近年はリクルートに成功している。
マーケット大学(ミルウォーキー)はドウェイン・ウェイドやドック・リバースを輩出した。
クレイトン大学(ネブラスカ州オマハ)のダグ・マクダモートの父がHCを務めている。今後、注目すべきチームの1つだ。

ビッグ・イースト・カンファレンスは東海岸の強豪が集まったカンファレンスだ。近年の勢力図はビラノバ大学は全米トップクラスに強いが、その他はNCAAトーナメントで1回勝てるかどうかレベルだった。が、19-20シーズンはトップ25に常に3校位が名を連ねていた。ちなみに、ビッグ・イースト・カンファレンスは新旧2つある。旧ビッグ・イースト・カンファレンス(現アメリカン・アスレティック・カンファレンス)からフットボール部を登録していなかった大学が離脱して立ち上げたのがこの新ビッグ・イースト・カンファレンスだ。

南部

アトランティック・コースト・カンファレンス

名称: Atlantic Coast Conference
愛称: ACC
設立: 1953年
所属校: 15校
HP: http://theacc.com/
YouTube: https://www.youtube.com/channel/UC0hy7TcR1gGD8nQBqrF2FaA

アトランティック・ディビジョン

所属校(大まかな所在地)※太字は注目のチーム
ルイビル大学(ケンタッキー州ルイビル)は運動部の予算が全米で最も高い。
シラキュース大学(ニューヨーク州シラキュース)は2003年に1年生のカーメロ・アンソニーがチームを率いてNCAAトーナメントを制覇した。
フロリダ・ステイト大学(タラハシー)はタッコ・フォール等規格外ビッグマンをアフリカからリクルートすることで有名だ。
ウェイク・フォレスト大学(ノースカロライナ州ピートモンドトライアド)はティム・ダンカンとクリス・ポールを輩出した。
NCステイト大学(ノースカロライナ州リサーチトライアングル)はノースカロライナ州のカレッジバスケ人気に火をつけた古豪だ。
ボストン・カレッジ(ボストン) はACCで唯一の大都会にあるチームだ。
クレムソン大学(サウスカロライナ州アップステイト)はサウスカロライナ州を代表する大学だ。故に、同州出身のザイオン・ウィリアムソンの進学先候補として名前が挙がっていた。
ノートルダム大学(インディアナ州)は女子チームは超強豪だ。

コースタル・ディビジョン

所属校(大まかな所在地)
デューク大学(リサーチトライアングル)は名門中の名門だ。NBA、カレッジ、ライターとバスケ界の至る所にコーチKの息のかかった人間がいる。
ノースカロライナ大学チャペルヒル校(リサーチトライアングル)はマイケル・ジョーダンの母校だ。
バージニア大学()は2019年に悲願の全米制覇を成し遂げた。
バージニア工科大学はデル・カリーの出身校だ。息子ステフに奨学金オファーを出さなかった十字架を背負っている。
ジョージア工科大学(ジョージア州アトランタ)はクリス・ボッシュの母校だ。Bリーガーのシェーファー幸樹選手がウォークオンとして1年半だけチームに在籍していた。
マイアミ大学(マイアミ)
ピッツバーグ大学

ACCはデューク大学とノースカロライナ大学のカンファレンスだ。サザン・カンファレンスで不満を募らせていたデューク大学など計7校が1953年に独立したことで設立された。設立当初からノースカロライナ大学が強く、その後、コーチK率いるデューク大学の台頭があり、近年ではバージニア大学がNCAAトーナメントを制するまでに強くなった。現在はその3校の三つ巴にルイビル大学やFSUが追随する状況となっている。

SEC

名称: Southeastern Conference
愛称: SEC
設立: 1932年
所属: 14校
HP: https://www.secsports.com/

イースト・ディビジョン

所属校(大まかな所在地)※太字は重要校
ケンタッキー大学(ケンタッキー州レキシントン)は毎年ロッタリー指名選手を輩出している全米屈指のパワーハウスだ。
テネシー大学()は名将リック・バーンズが率いている。
フロリダ大学はビリー・ドノバン(現サンダーHC)が率いてNCAAトーナメント連覇を達成した。
バンダ―ビルト大学(テネシー州ナッシュビル)は現在ジェリー・スタックハウスがHCを務めている。
ジョージア大学はバスケットボール校では無いが地元出身のアンソニー・エドワーズがプレーした。
ミズーリ大学はマイケル・ポーターJrがプレーしていた。
サウスカロライナ大学(サウスカロライナ州コロンビア)は2016年に奇跡的にファイナル4に進出した。

ウェスト・ディビジョン

所属校(大まかな所在地)※太字は重要校
オーバーン大学(アラバマ州)はチャールズ・バークレイの母校だ。2019年にファイナル4に進出した。
LSU(ルイジアナ州)はシャックとベン・シモンズの母校だ。2019-20途中、UCLAプレーしていた息子シャリーフが編入してきた。
ミシシッピ大学
ミシシッピステイト大学
テキサスA&M大学はディアンドレ・ジョーダンやアレックス・カルーソの母校だ。
アーカンソー大学は黒人HCノーラン・リチャードソンが率いて1994年にNCAAトーナメントを制覇した。現在、エリック・ミュゼルマンが就任してリクルートがかなり強化されている。
アラバマ大学はアントニオ・マクダイスやモー・ウィリアムス等を輩出している。

SECはケンタッキー大学の所属するカンファレンスだ。同カンファレンスは1932年にサザン・カンファレンスから13校が独立した後、多少の増減があって現在の14校体制となった。勢力図はケンタッキー大学が安定して強いが、それ以外はフットボール校なので強くは無い。

アメリカン・アスレティック・カンファレンス

名称: American Athletic Conference
愛称: AMERICAN
設立: 1979年
所属校: 12校
HP: http://theamerican.org/

所属校(大まかな所在地)※太字は重要校
メンフィス大学(テネシー州メンフィス) は現在ペニー・ハーダウェイがHCを務めている。出身者にはデリック・ローズやタイリーク・エバンスなどがいる。
ヒューストン大学(テキサス州ヒューストン)は1980年代にクライド・ドレクスラーとアキーム・オラジュワン等を擁したダンカ―集団”Phi Slama Jama”で一世を風靡した。
シンシナティ大学(オハイオ州シンシナティ) は過去にNCAAトーナメント2連覇とオスカー・ロバートソンを輩出した古豪だ。
ウィチタ・ステイト大学(カンザス州ウィチタ)は2014年にレギュラーシーズン無敗を達成した。当時の主力にはフレッド・バンブリートがいる。
セントラル・フロリダ大学はタッコ・フォールの出身校だ。
サウス・フロリダ大学
テンプル大学(ペンシルベニア州フィラデルフィア)は地味に強い大学だ。
テュレーン大学(ルイジアナ州ニューオーリンズ)
タルサ大学(オクラホマ州タルサ)はノーラン・リチャードソン、トゥビー・スミス、ビル・セルフの3人が自身の実力を証明したチームだ。3人共にその後他大学でNCAAトーナメントを制覇している。
イースト・カロライナ大学
SMU(テキサス州ダラス)は名将ラリー・ブラウンが指揮を執っていて一気に強くなったが、ブラウンの十八番「不正」が発覚して再び転落してしまった。

アメリカンはいわゆる旧ビッグ・イースト・カンファレンスだ。ビッグ・イースト・カンファレンスとして活動していたのだが、フットボール部を登録している大学と登録していない大学とで不都合が生じたため、ジョージタウン大学等のノンフットボール7校がビッグ・イースト・カンファレンスという名前と共に新ビッグ・イースト・カンファレンスとして独立した。その結果、同カンファレンスは名前をアメリカン・アスレティック・カンファレンスに改めた。現在はメンフィス大学とヒューストン大学が強い。

中西部

ビッグ12

名称: Big 12 Conference
愛称: Big 12
設立: 1994
所属校: 10校
HP: https://big12sports.com/

所属校(大まかな所在地)※太字は重要校
カンザス大学(カンザス州ローレンス)はネイスミス博士が初代HCを務めた由緒正しいチームだ。近年は毎年優勝候補に挙げられている。
カンザスステイト大学(カンザス州マンハッタン)はトライアングルオフェンスが実践化された大学だ。イノベーターのテックス・ウィンターはその後フィル・ジャクソンの参謀となってブルズとレイカーズの優勝に貢献した。
テキサス大学(テキサス州オースティン)はケビン・デュラントの母校として有名だ。近年は強くは無いが、ビッグマンのリクルートは素晴らしく、ジャクソン・ヘイズ、モー・バンバ、ジャレット・アレン、マイルズ・ターナーがワン&ダンで通過していった。
テキサス工科大学は成り上がりのHCクリス・ビアードが就任して2019年にNCAAトーナメント決勝まで進んだチームだ。
ベイラー大学(テキサス州ウェイコー)は列車事故、度重なるNCAA規定違反、チームメイト殺人事件等、近年の強さとNBA選手輩出とは裏腹に暗い過去が多い。
テキサス・クリスチャン大学(ダラス)はピッツバーグ大学をNCAAトーナメント常連校に押し上げたジェイミー・ディクソンがHCに就任して以降、2018年に20年ぶりのNCAAトーナメント出場を果たす等、早速結果を残している。
オクラホマ大学(オクラホマシティ)はフットボール校にも関わらず準優勝2回を含む合計5回のファイナル4進出を誇るチームだ。地元出身のブレイク・グリフィンとトレイ・ヤングの母校でもある。
オクラホマステイト大学(オクラホマ州)は1945、46年にNCAA連覇を達成した古豪だ。出身者にはトニー・アレンやマーカス・スマートなどディフェンスのスペシャリストがいる。Class of 2020のトッププロスペクトの1人であるケイド・カニンガムがコミットした。
アイオワステイト大学はフレッド・ホイバーグの手腕で再興した。
ウェストバージニア大学はジェリー・ウェストの母校だ。日本ではアルバルク東京のスタッフの森高大氏が通っていたことで知られている。その森氏のコネなのかWVU出身の選手がBリーグにちょいちょい来ている。

ビッグ12はカンザス大学のカンファレンスだ。1994年にビッグ8・カンファレンスとサウスウェスト・カンファレンスが合併して誕生した。その後、所属校数は10校となったが、ネームバリューを維持するためビッグ12を名乗り続けている。勢力図はカンザス大学が安定して強く、その時調子の良い大学(初期はオクラホマ大学、数年前はISU、近年ではテキサス工科大学)が交代で出ては消えるといった状況だ。

西部

パック12

名称: Pac-12 Conference
愛称: パック12
設立: 1915年
所属校: 12校
HP: pac-12.com

所属校(大まかな所在地)※太字は重要校
UCLA(ロサンゼルス)は1967~73年の7連覇を含む合計11回のNCAAトーナメント制覇を誇る超名門だ。
USCロサンゼルスはUCLAと双璧を成すLAの名門大学だ。最近ではUCLAよりもリクルートに強い。
アリゾナ大学(アリゾナ州ツーソン)は1990年代にPac-12を代表するパワーハウスとなったが、プレー資格の無い選手の起用やリクルートの不正が発覚したためNCAAからの制約を受けて近年は弱体化を余儀なくされた。
アリゾナステイト大学(フェニックス)はジェームス・ハーデンの母校として有名だ。
オレゴン大学(オレゴン州ユージーン)はNIKEのスポンサードによる高いブランド力で毎年リクルートに成功している。
オレゴンステイト大学(オレゴン州コーバリス)はゲイリー・ペイトン父子を輩出した大学だ。
ワシントン大学(シアトル)は地元シアトルのキッズをNBA選手に仕立て上げることで有名だ。
スタンフォード大学(ベイエリア)は1980年代後半~00年代前半まではNCAAトーナメント常連校だった。現在は緩やかに下降気味だが、今でもNBA選手をちょいちょい輩出している。卒業生にはコリンズ兄弟(97-01)とロペス兄弟(06-08)の二組の双子ビッグマンがいる。
カリフォルニア大学バークレー校(ベイエリア)はケビン・ジョンソン、ジェイソン・キッド、アブドゥル-ラヒーム、最近ではジェイレン・ブラウン等を輩出している。ただ、2018-19はカンファレンス内で1勝もできなかった。
コロラド大学(デンバー)はコロラド州史上最高のプレーヤーと評されるチャウンシー・ビラップスの母校だ。
ユタ大学(ソルトレークシティー)は1990年代にアンドレ・ミラーやキース・バン・ホーンらを擁して最盛を迎えた。日系人初のNBA選手ワッツ・ミサカ氏の母校でもある。
ワシントンステイト大学(ワシントン州スポーケン)はワシントン州の”じゃない方”大学と評されているPac-12の残念なチームだ。が、2000年代に現バージニア大学HCのトニー・ベネットが就任して一時期は強かった。当時のエースがクレイ・トンプソンである。

パック12はアリゾナ大学とUCLAに代表されるカンファレンスだ。ただ、現在の勢力図はワシントン大学とオレゴン大学がリードしている状況となっている。PacはPacific(太平洋)の略で、 同連盟は西海岸で唯一のパワーカンファレンスである。Pac-12は各校共にリクルートは優れているのだが強くは無い。

まとめ

もしNCAAを見始めるのであれば、ハイメジャーカンファレンスのチームから見るのがマストだ。しかし、ハイメジャー校だけでも100校弱あるため、1シーズンに全てをチェックするのは不可能に近い。だから、まずは各カンファレンスの太字のチームをチェックすると良い。

カレッジフープスの記事

参考

管理人

俺達B.O.Brosはアメリカかぶれの”bro”2人だ。両者共にアメリカの大学に留学経験(1人は現在留学5年目)がある。元々はバスケ好きが高じて渡米したのだが、今ではバスケを通り越してアメリカ的価値観や文化そのものの虜になり、固まった休みが取れ次第、試合観戦がてらアメリカ各地を巡っている。トレンドの話はTwitter、俺達自身についてはInstagram、ブログのコンセプト外の話はnoteで発信しているので、興味があれば、そちらもチェックしてもらえれば、と思う。

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