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概要
- NCAA D1校: 約350校
- カンファレンス: 32
ハイメジャー: 強豪
ミッドメジャー: 中堅
ローメジャー: 弱小 - スケジュール: 11~4月
- D1選手
総数: 約5500名
奨学生: 13名
NCAA DivisionⅠ(D1)は全米大学体育協会NCAAの最上位ディビジョンだ。現在、NCAA D1には「約360校」「全32カンファレンス」「約5,500名」が存在する。各校は毎年11~4月にリーグ戦やポストシーズントーナメントを戦う。
NCAA
- NCAA: 全米最大の大学体育協会
- NAIA: 小規模校が所属
- NJCAA: 全米の短大が所属
- CCCAA: カリフォルニア州の短大が所属
- NCCAA: 小規模のキリスト教系大学が所属
NCAAは全米最大の大学体育協会だ。大学体育協会は競技大会の運営や各大学運動部の管理を行っている組織である。

ディビジョン
三部制
現在、NCAAは三部(DivisionⅠ、DivisionⅡ、DivisonⅢ)制を敷いている。各ディビジョンの所属校数は300~350校だ。一般的にDivisionはDに略される。数字はローマ数字(Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ)では無く、算用数字(1、2、3)が使用される。例えば、「DivisonⅠをD1」と書いてDivisionⅠでプレーしている学生アスリートをD1プレーヤーと表記する。
ディビジョンの決定
所属ディビジョンは大学の意向(運動部の予算)で決まる。NCAAは各ディビジョンの所属に際していくつもの条件を大学に課している。例えば、NCAA D1では各大学は男女合計14部以上を運営しなければならない。そして、概して上位ディビジョンはより大きな予算が必要になる。強さは関係無い。例えば、シカゴステイト大学は毎年5勝25敗程度にも関わらずNCAAの条件をクリアしているためD1に居続けている。ちなみに、近年ではNCAA D1は「昇格→毎年数校/降格→数年に1校」のため微増傾向にある。2021年にはSt.トーマス大学が異例のNCAA D3からNCAA D1へジャンプアップした。
ディビジョンの比較
各ディビジョンの所属校の傾向
ディビジョン | 所属校 | カンファレンス | 大学規模 |
DivisionⅠ | 約360校 | 32 | 大~小 |
DivisionⅡ | 約300校 | 23 | 中~小 |
DivisionⅢ | 約300校 | 43 | 小 |
先述した通り、上位ディビジョンでプレーするためにはより大きな予算が必要となる。故に、自然と規模の大きな大学はD1、中規模の大学はD2、小規模の大学はD3に所属する傾向にある。
選手
ディビジョン | 選手数 | 高校バスケ部員に対する割合 |
DivisionⅠ | 約5500名 | 約1.0% |
DivisionⅡ | 約5500名 | 約1.0% |
DivisionⅢ | 約7500名 | 約1.4% |
NCAA D1~3プレーヤーはかなり少ない。全ディビジョンを合わせた選手数はアメリカの高校のバスケ部員の約3.5%程だ。
ルール
- 各チームのスポーツ奨学生数
- エリジビリティ(プレー資格)
- リクルート
各ディビジョン間ではルールが異なる。最も代表的なのはスポーツ奨学金枠数だ。NCAA D1校は最大13名、NCAA D2校は10名、NCAA D3は0名までと決まっている。エリジビリティ(プレー資格)に関するルールは上位ディビジョンの方が厳しい。

スケジュール
ディビジョン | ノンカンファレンス期 | カンファレンス期 | ポストシーズン |
DivisionⅠ | 11試合前後 (10~12月下) | 18試合前後 (1~3月中) | 2月下~4月上 |
DivisionⅡ | 8試合前後 (11~12月中) | 18試合前後 (1~2月中) | 2月下~3月中 |
DivisionⅢ | 5試合前後 (11~12月上) | 18試合前後 (1~2月中) | 2月下~3月中 |
スケジュールはディビジョンが下がるに連れて試合数と開催期間が小さくなっている。D2とD3の場合、冬休み期間(12月中旬~1月上旬)は試合を行わない場合も多い。

NCAAトーナメント
ディビジョン | 出場枠 | 開催期間 |
DivisionⅠ | 68校 | 3月中~4月上 |
DivisionⅡ | 64校 | 3月上~中 |
DivisionⅢ | 64校 | 3月上~中 |
NCAAトーナメントは各ディビジョンごとに開催されている。つまり、D1のNCAAトーナメント、D2のNCAAトーナメント、D3のNCAAトーナメントがある。各ディビジョン共に出場校数はほとんど同じで全6ラウンド制なのも共通している。最大の違いは「D1→2ラウンドごとに会場移動」「D2&D3→3ラウンドごとに会場移動」だ。そのため、前者と後者では開催期間が異なる。

ディビジョンの歴史
ディビジョン制は1956年に各大学を総合大学と単科大学でユニバーシティーディビジョン(現在のD1)とカレッジディビジョン(現在のD2)として始まった。その後、両ディビジョン名は大学の規模と運動部の予算が必ずしも比例しなくなったため現在のD1とD2に改められた。そして、1972年、NCAA D3がD2の予算すら厳しい所属校を集めて組織された。
ディビジョンⅠ(D1)
所属校: 約350校
カンファレンス: 32
シーズン: 11月~4月
HP: http://www.ncaa.org/about?division=d1
所属校
The ultimate MORE with LESS story (@JonRothstein). Saint Peter’s has now improbably train rattled through Kentucky, Murray State, and Purdue.
— SBUnfurled (@SBUnfurled) March 26, 2022
A look at how they compare to those schools in a few key categories: pic.twitter.com/qMJCIYdKrC
現在、NCAA D1には約360校が所属している。NCAA D1には運動部に予算を投じることのできる比較的規模の大きい大学が所属している。一方、NCAA D1内でもピンからキリまで存在する。例えば、St.ピーターズ大学(生徒数2,000名/バスケ部予算$1.2M)とケンタッキー大学(生徒数3万名/バスケ部予算$20M)まで様々だ。
カンファレンス
カンファレンス=リーグ戦を行う大学群
NCAA D1には全部で32個のカンファレンスが存在する。カンファレンスとはリーグ戦を行う大学の連盟だ。現在、NCAA D1のバスケ部においては必ずどこかのカンファレンスに所属しなければならない。一方、NCAA D1のバスケ部以外ではカンファレンス無所属のインディペンデント(Independent)校も存在する。
カンファレンスの組織
各カンファレンスは「同じような実力」+「地理的に近い」大学で組織される傾向が強い。所属校数は8~16校と幅広い。大学のカンファレンス移籍はしばしば起こる。直近ではビッグ・12・カンファレンスで2025年までに「テキサス大学とオクラホマ大学→アウト」と「BYU、シンシナティ大学、UCF、ヒューストン大学→イン」の大編成が予定されている。C-USAも2022~2023年間に9/14校が抜ける予定だ。
カンファレンスの重要性
強いカンファレンス | 弱いカンファレンス | |
カンファレンストーナメント 優勝 (Automatic Bid) 32校 | 難しい | 簡単 |
招待 (At-Large Bid) 36校 | 簡単 | 難しい |
カンファレンスはNCAAトーナメント出場に大きく関わっている。NCAAトーナメント出場の条件は「カンファレンストーナメント優勝」or「選考委員会に戦いぶりを評価されての招待(」の2つだ。端的に言えば、NCAAトーナメント出場の可能性は「弱いカンファレンス→カンファレンストーナメント優勝(高)/招待(低)」と「強いカンファレンス→カンファレンストーナメント優勝(低)/招待(高)」となっている。

メジャー
強さを表す際にはメジャー(major)という単語が用いられる。強豪校はハイメジャー、中堅校はミッドメジャー、弱小校はローメジャーと呼ばれ、ハイメジャー校が集まっているカンファレンスはハイメジャーカンファレンスといった表現がされる。



スケジュール
レギュラーシーズン: ノンカンファレンス期(11月中~12月下旬)
シーズンはノンカンファレンス期から始まる。ノンカンファレンス期は所属している大学体育協会、ディビジョン、カンファレンスに関係無く試合を行う期間だ。各大学は自由にスケジュールを組めるので、例えば、D1校がD2やD3校と対戦したり、NAIA校と試合をすることも可能だ。試合数は12試合前後である。
レギュラーシーズン: カンファレンス期(12月下~3月上旬)
そして、年末年始付近からカンファレンス期(カンファレンス内でのリーグ戦)が始まる。試合数はどこのカンファレンスでも18試合前後だ。このカンファレンス内の戦績で3月に始まるカンファレンストーナメントのシード順位が決まる。
ポストシーズン: カンファレンストーナメント(3月上~中旬)
レギュラーシーズンの全日程が終了したら、随時、各カンファレンスでカンファレンストーナメントが行われる。カンファレンストーナメントはNCAAトーナメント出場校を決める一発勝負の大会だ。各カンファレンスの優勝校は自動的にNCAAトーナメント出場権を獲得できる。
ポストシーズン: ポストシーズントーナメント(3月中~4月上旬)
そして、3月下旬から4月の第1週の週末にかけてNCAAトーナメントが行われる。裏ではNIT、CBI、CITも同時に開催される。

D1プレーヤー
- 総数: 約5,500名
- スポーツ奨学生
人数(男子バスケ部): 13名
補償: 全額
更新: 1年 - ウォークオン(奨学金無し)
プリファードウォークオン: 将来の奨学金の内定有り
トライアウト組 - 選手資格
時間: 高校卒業後1年以内に入学/大学入学後5年以内/合計4季等
学力: GPAや単位所得数
経験: プロ経験の有無
NCAA D1バスケ部員はエリート中のエリートだ。総数は米国高校バスケ部員約1%程しかいない。最大の理由はNCAA D1の男子バスケ部は最大13名にしかスポーツ奨学金を渡せないからだ。しかも、NCAAには厳しい選手資格も存在する。だから、コーチ達は安易に選手をリクルートしない。一方、スポーツ奨学金無しのウォークオン(walk-on)もチームに在籍している。ウォークオンには主に将来の奨学金が内定済みのプリファードウォークオン(preferred walk-on)とトライアウト合格組がいる。



日本人DⅠプレーヤー
現役D1選手
- ヒュー・ホグランド(UCデイビス校/2020~)
- 弓波英人(ジョージア・サザン大学/2018~)
現在、現役の日本人D1プレーヤーは2人しかいない。1人は日本のビッグマンとして期待される渡辺飛勇(ヒュー・ホグランド)選手だ。
渡辺選手は2017年にポートランド大学に入学し、1年目(2017-18)をレッドシャツで過ごした後、2年目(2018-19)にローテーションプレーヤーとなったが、3年目(2019-20)のシーズン途中にチームを離脱した。その後、グラデュエート・スチューデントとしてカリフォルニア州サクラメントにあるUCデイビス校に編入することが本人から発表された。渡辺選手のエリジビリティーは来季(2020-21)から2シーズン分となっている。
一方、弓波英人選手は2018年にウォークオンとしてジョージア・サザン大学に入学した。弓波選手はこれまでの2シーズンで合計16試合の出場を果たした。今後、同選手が他大学に転校したり、日本に戻ってくる可能性もあるが、現状維持であればエリジビリティーは来季(2020-21)から2シーズン分残っている。
D1経験者
主な元日本人DⅠプレーヤー
- 高橋マイケル(CS Northridge/93-95/元日本代表)
- 桜木JR(UCLA/94-98/シーホース三河)
- ニック・ファジーカス(Nevada/03-07/川崎ブレイブサンダース)
- 松井啓十郎(Columbia/05-09/シーホース三河)
- 伊藤大司(Portland/06-10/滋賀レイクスターズ)
- 渡邉雄太(George Washington/14-18/メンフィス・グリズリーズ)
- シェーファー幸樹(Georgia Tech/17-18/アルバルク東京)
- 八村塁(Gonzaga/16~19/ワシントン・ウィザーズ)
- テーブス海(UNCW/17~19/宇都宮ブレックス)
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NCAA基礎講座
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大学一覧

バスケ留学解説



NCAAの視聴方法

参考
The New Big 12 Should Be Just Fine in Men’s Basketball(si.com)
Texas, Oklahoma Regents Approve Move to SEC in 2025(si.com)
Underrated(theplayerstribune.com)
Men’s Basketball: Probability of competing beyond high school(ncaa.org)
