【NCAA】モービルのミッドメジャー2校

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サウスアラバマ大学

基本情報

名称: The University of South Alabama
愛称: Jaguars/USA
所属: サンベルト・カンファレンス
2022-23: 19勝16敗
2021-22: 21勝12敗
2020-21: 17勝11敗
2019-20: 20勝11敗（NCAAトーナメント中止）

Men's Basketball

The official Men's Basketball page for the University of South Alabama Jaguars

近年の話: 新HC就任以降4季連続5割以上達成!!

現HCリッチー・ライリーは見事にサウスアラバマ大学を立て直しに成功している。同氏は2018年の就任1年目から常に勝率5割以上を残している。残すはNCAAトーナメント復帰だ。

サンベルト・カンファレンス

基本情報

名称: Sun Belt Conference
愛称: サンベルト
設立: 1976年
本部: ルイジアナ州ニューオーリンズ
放送: ESPN
HP: www.sunbeltsports.org

所属校（大まかな所在地）

オールド・ドミニオン大学（バージニア州ノーフォーク）*は2019年にNCAAトーナメントに出場した。同大は女子バスケ界のレジェンドNancy Liebermanの母校としても知られている。

ジェームス・マディソン大学（バージニア州シャーロッツビル）*は2022年にCAAから移籍してきた。

マーシャル大学（ウェストバージニア州）*はマイク・ダントーニ（選手）、ビリー・ドノバン（HC）、ハッサン・ホワイトサイド、ジェイソン・ウィリアムスを輩出した。

アパラチアンステイト大学（ノースカロライナ州）

コースタル・カロライナ大学（サウスカロライナ州）は2010&11に28勝を挙げながら2年連続でNCAAトーナメントに招待されなかった。HCは長老クリフ・エリスだ。

ジョージアステイト大学（アトランタ）は2010年代に当時HCの手腕でNCAAトーナメント準常連校に登り詰めていた。

ジョージアサザン大学（サバンナ）

トロイ大学（アラバマ州モンゴメリー）はNCAA D2時代に1試合258点を記録した。

サウスアラバマ大学（モービル）は新HC就任以降5シーズン連続で勝率5割以上を達成している。

サザンミシシッピ大学（モービル）*は一度はハイメジャー校に手の届くレベルにいた。

ルイジアナ大学モンロー校は1970年代後半にナット兄弟がプレーしていた。

ルイジアナ大学ラファイエット校は元八王子学園&拓殖大学ゲイ・ドゥドゥがプレーしていた。

アーカンソーステイト大学（テネシー州メンフィス）

テキサスステイト大学（サンアントニオ）はジェフ・フォスターの母校だ。

*新加入（2022年）

サンベルト・カンファレンスは南部全体に広がるカンファレンスだ。近年はジョージアステイト大学が覇権を握っている。2022-23にカンファレンス-USAからマーシャル大学、サザンミシシッピ大学、オールド・ドミニオン大学とCAAからジェームス・マディソン大学が移籍してきた。

チーム史

クリフ・エリス時代（1975-84）

主な成績

NCAAトーナメント出場×2（1979&80）
AP25: 11位（1980‐81）
NBA選手輩出
ローリー・ホワイト（1977-82）
エド・レインズ（1977-81）
デクスター・シャウス（1983-85）: 1985年下位指名
テリー・キャットリッジ（1982-85）: 1985年1巡目21位

サウスアラバマ大学は若干30歳のクリフ・エリス（Cliff Ellis）の抜擢で見事にNCAA D1でのスタートダッシュに成功した。1978-79～1980-81、同氏はエド・レインズとローリー・ホワイト（1979-80はほぼ全休）の活躍で同校史上初を含む2年連続のNCAAトーナメント出場とAP25入りに導いた。

@b_o_bros

クリフ・エリスは、クレムソン大学とアラバマ大学でチームをスウィート16に導いた後、現在もコースタル・カロライナ大学でHCを務めている。

第1期ロニー・アロウ時代（1987-95途中）

主な成績

NCAAトーナメント出場×2（1989&91）
NBA選手輩出
ケルビン・ケイト（1992-93）: 1997年1巡目15位

ロニー・アロウ（Ronnie Arrow）はアップテンポのスタイルでチームを2度のNCAAトーナメントに導いた。ケルビン・ケイトが1年次のみUSAでプレーしていた。

ビル・マッセルマン時代（1995-97）

主な成績

NCAAトーナメント出場（1997）

1995年、サウスアラバマ大学は元クリーブランド・キャバリアーズ&ミネソタ・ティンバーウルブスHCのビル・マッセルマンの招聘に成功した。同氏は就任2年目の1996-97にチームをあっさりとNCAAトーナメント出場に導いて再びNBAに戻った。

ボブ・ウェルトリッチ時代（1997-2002）

主な成績

NCAAトーナメント出場（1998）

サウスアラバマ大学はボブ・ウェルトリッチ（Bob Weltlich）を迎え入れた。同氏はミシガン大学とフロリダ国際大学にNCAAトーナメント初出場をもたらした敏腕だ。そして、1997-98、USAは前任者のリクルートを軸としたチームでNCAAトーナメント出場を決めた。

ジョン・ペルフリー時代（2002-07）

主な成績

NCAAトーナメント出場（2006）

ジョン・ペルフリー（John Pelphrey）は、就任3年間は苦戦を強いられていたものの、2005-06に自身のリクルート達の成熟によって一気に勝ち星を伸ばし、勢いそのままにサンベルト・カンファレンスを制してNCAAトーナメント出場を果たした。その後、同氏も例に漏れずUSAの実績を買われてハイメジャー校へと栄転した。

@b_o_bros

サウスアラバマ大学はUCLA（1996）→アリゾナ大学（1997）→フロリダ大学（2006）と3回連続で優勝校に当たってしまった。

第2期ロニー・アロウ時代（2007-13途中）

主な成績

NCAAトーナメント出場（2008）

2007年、サウスアラバマ大学は三者連続短命を受けて旧知の仲のロニー・アロウをHCとして再招集した。そして、2007-08、同氏は前任者の良質な置き土産のおかげで見事にチームをNCAAトーナメントに導いて最低限の仕事を終えた後、2012年12月のシーズン途中にコーチ業から退いた。

サザンミシシッピ大学

基本情報

名称: The University of Southern Mississippi
愛称: Goalden Eagles/USM
所属: サンベルト・カンファレンス
2022-23: 25勝8敗NIT出場
2021-22: 7勝26敗
2020-21: 8勝17敗
2019-20: 9勝22敗（NCAAトーナメント中止）

Men's Basketball - Southern Miss

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近年の話: カンファレンス移籍

近年の話

プロ転向/転校（2023）
フェリペ・ハセ（2022-23）→選手資格満了
ディアンドレ・ピンクニー（2022-23）→選手資格満了
カンファレンス移籍（2022）
C-USA→Sun Belt
NBA輩出
ケルジン・ブレビンズ（2014-16）

主な選手（2023-24）	備考
オースティン・クラウリー	元★4 ミシシッピ大学（2019-22）サザンミシシッピ大学（2022-）
アンドレ・カーベロ	イリノイ大学（2020-22） St.ジョーンズ大学（2022-23）上位編入生（2023）

2022-23、サザンミシシッピ大学は「カンファレンス-USA→サンベルト・カンファレンス」のカンファレンス移籍によってNCAAトーナメント出場まであと一歩の所まで進んだ。そして、成績改善はNCAA D1史上最大となった。C-USAは、2022～23年に大幅な弱体化が予想されているものの、直近数年は実力校14校でNCAAトーナメント1枠を争う超激戦区だった。

チーム史

MK・ターク時代（1976-96）

主な成績

NCAAトーナメント出場×2（1990&91）
AP25
9位（1990-91）
18位（1987-88）
NBA選手輩出
ランドルフ・キーズ（1984-88）1988年1巡目22位
デレク・ハミルトン（1984-88）1988年下位指名
クリアランス・ウェザスプーン（1988-92）: 1992年1巡目9位/900試合

MK・タークはサザンミシシッピ大学をミッドメジャー屈指の実力校に押し上げた。同氏はデレク・ハミルトンとランドルフ・キーズを擁してAP18位に評されながらNCAAトーナメント出場を逃す苦い経験を経て、1990-91に新エースのクラレンス・ウェザスプーンと共に「AP最高9位」「NCAAトーナメント初出場」にこぎ着け、翌1991-92にはNCAAトーナメント初勝利を挙げた。

ラリー・ユースタシー時代（2004-12）

主な成績

NCAAトーナメント出場（2012）

ラリー・ユースタシーは実質的に同校史上最も強いプログラムを作り上げていた。同氏は実力派のカンファレンス-USAで5/8シーズンで勝ち越しを決めた。2011-12、サザンミシシッピ大学は開幕からハイメジャー校を次々と倒し、C-USAでも実質的ハイメジャー校を相手に勝ち星を重ね、NCAAから同校史上最高位の第9シードでNCAAトーナメントに招待された。

ドニー・タインダル時代（2012-14）

ドニー・タイダル（Donnie Tyndall）は、現在はその後の学業成績改竄の発覚によって多くの成績が公式記録から抹消されているものの、僅か2シーズンでUSMを「56勝17勝」「NIT出場×2」に導き、すぐさまテネシー大学への栄転を決めた。その後、同大はNCAAから2014～16年の観察処分を受けた。

現地観戦

ホームアリーナ

チケット

ミッドメジャー/ローメジャー校のチケットは会場購入で良いだろう。理由はオンライン購入時の手数料約$10程度の節約だ。概してチケットの購入の手数料は「会場: 無」「オンライン: 有」となっている。ミッドメジャー/ローメジャー校のチケットの売切れはほぼ起こらない。そのため、チケットの事前購入は不要だ。オンライン購入時の手数料は払い損になる。

グッズ

カレッジグッズの種類

主な商品

一般ファングッズ
ジャージー（選手名+番号無し）/Tシャツ/ショーツ/スウェット/日用雑貨等
NIL
選手名+番号入りジャージー/Tシャツ/実着品/サイン/写真/NFT/トレーディングカード/プレーヤーオウンブランド品/ビデオメッセージ等

公式サプライヤー品（アパレル）
公式サプライヤー品は当該大学運動部の実用品提供メーカーの製品だ。NCAA D1校の運動部はナイキ（ジョーダン）、アディダス、アンダーアーマー、ニューバランスのいずれかと公式サプライヤー契約を結んでいる。2010年代後半まではラッセル（Russell Athletic）もいくつかのサプライヤーを務めていた。一般的に契約は数年単位だ。鞍替えも起こる。各校のサプライヤーの確認はユニフォームのロゴで可能だ。

公式ライセンス品（アパレル/日用雑貨）
数多のメーカーが大学からロゴ等の商業利用許可を貰って商品を販売している。最たる例が日本でも定番のカレッジトレーナーだろう。そして、実は競合メーカーのライセンス品も当たり前だ。例えば、デューク大学（ナイキ校）のアディダスやアンダーアーマー社製品もキャンパス内で売られている。

NIL商品
NILは選手関連商品だ。2021年7月、NCAAは学生アスリート達のNIL（Name-Image-Likeness）のマネタイズを解禁した。主要メーカー製の選手名+番号のジャージー販売は「2022‐23: 超人気校のフットボール」「2023-24: 人気校のバスケットボール」と始まったばかりである。販路は「大学公式店（実店舗/オンラインストア）」「選手個人サイト/SNS」「サードパーティーマーケットプレイス」と多岐に渡る。

コレクターズアイテム（流通品）
コレクターズアイテムは読んで字のごとく収集目的の製品だ。特に人気の収集対象はイヤーブック（雑誌）だろう。

スニーカー
特に地方限定販売/支給オンリーのカレッジカラー版は高い人気を誇っている。

バスケットボールシューズ購入の基礎知識

メーカー直営店、ブティック、スニーカーチェーン、即売会等について紹介!!

レプリカ
現存のカレッジジャージーはカスタム品（大学名のみのジャージーに自身で番号と選手名を追加） or 非公式レプリカ品だ。NCAAは2021年7月まで現役選手の名前&番号記載商品の販売を禁止していた。そのため、NIL解禁以前、ファンは大学名のみのジャージ（番号&名前無し）に専門業者やDIYで番号と選手名を張り付けるか、あるいは非公式レプリカジャージを購入していた。過去の選手のジャージは販売されている。例えば、ナイキはアンソニー・デイビス（ケンタッキー大学）のジャージやベン・シモンズ（LSU）のTシャツを販売している。

NCAAグッズ販売店

直営店
NCAAショップ*: NCAA D1全校
カンファレンスストア*: カンファレンス所属校
ブックストア（カレッジストア）
チームストア
一般小売店
スポーツ用品店
-DICK’S SPORTING GOODS
デパート
-Macy’s/JCPenny/Kohl’s/Nordstrom
ファンショップ
-Locker Room By Lids/Fanzz/Just Sports/Rally House

*実店舗無し

直営店
NCAAはNCAAショップを運営している。品揃えはNCAA D1全校だ。また、多くのカンファレンスストアもカンファレンスストアを申し訳程度で構えている。モチベーションは軒並み低い。そして、ブックストア（カレッジストア）は教科書+アパレル+日用品+土産の雑貨屋だ。米国の大学生は基本的に寮やキャンパス付近で生活している。そのため、品揃えはカレッジロゴや名前入りの生活必需品だ。場所はキャンパス内or付近にある。一部の強豪校はアリーナやスタジアムにチームストアも持っている。品揃えはブックストア（カレッジストア）に劣る。

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ファナティクス
ファナティクス社は世界中のスポーツチームのグッズ販売の裏方企業だ。実際、NCAAショップ+カンファレンスストア+チームストアはファナティクス式の設計になっている。一方、同社は世界各エリア向けの自社サイトでそれぞれのエリアの人気スポーツリーグのグッズを販売している。そして、北米系サイトは全NCAA D1校のグッズを取り扱っている。

Fanatics（本家）

Fanatics Canada

Fanatics-International（英国）

@b_o_bros

例えば、ファナティクスでは大谷翔平選手（MLB）と八村塁選手（NBA）と角田裕毅（F1）のグッズのまとめ買いが可能だ。

選手個人サイト/SNSアカウント
NILグッズは選手個人のホームページやSNSアカウント等でも売られている。

一般小売店
最大手ディックズ・スポーティンググッズは「地元プロチーム」「同州の代表的な大学」「最寄り大学」のアパレルを置いている。狙い目は型落ち品のセールだ。大手デパートチェーン4社はそれぞれのファングッズ/アスレティックアパレルコーナーでカレッジグッズを売っている。ファンショップは全米の人気校のグッズを置いている。