【NCAA】ボストンのミッドメジャー3校(ボストン#4)

うい。現地観戦研究家のB.O. Bros(@b_o_bros)だ。


当ブログはバスケオタクが低予算で現地観戦を達成するためのガイドブックである。


では、早速本題に入る。

今回はボストンのミッドメジャー3校を紹介する。

ハーバード大学

基本情報

名称: Harvard University
愛称: Crimson
所属: Ivy League
19-20: 21勝8敗
18-19: 19勝12敗 NIT2回戦
17-18: 18勝14敗 NIT出場

General
The official General page for the

近年の話: 大きな期待はされていたが…

Bryce Aiken Harvard 2019 Season Highlights

現HCのトミー・アメイカー(Tommy Amaker)の就任以降、2013年には約70年ぶりのNCAAトーナメント出場を果たす等、ハーバード大学は着実に強くなっている。しかし、直近の数年間は歯がゆいシーズンだった。元フォースターリクルートのセス・タウンズ(Seth Towns)とボブ・クージー(ベストPG)賞候補にもなったブライス・エイケン(Bryce Aiken)がいたにも関わらず、両者共に故障が続いてしまったため、結局チームは一度もNCAAトーナメント出場を果たすことができず、タウンズはオハイオ・ステイト大学、エイケンはシートン・ホール大学にグラデュエート・スチューデントとして編入することが決まった。

アイビー・リーグ

名称: Ivy League
愛称: アイビー
設立: 1954年
本部: ニュージャージー州プリンストン
HP: ivyleague.com

所属校(大まかな所在地)
ハーバード大学(マサチューセッツ州ボストン)は実はバスケットボールもそこそこ強い。ジェレミー・リンがプレーしていた。
イェール大学(コネチカット州ニューヘブン)
コロンビア大学(ニューヨーク州ニューヨーク)はKJ松井選手の母校だ。
プリンストン大学はプリンストンオフェンスが発明された場所だ。
ペンシルベニア大学(ペンシルベニア州フィラデルフィア)はバスケットボールが強い。
コーネル大学(ニューヨーク州)は2010年にテンプル大学とウィスコンシン大学を破ってスウィート16に進出した。
ブラウン大学(ロードアイランド州プロビデンス)は2019年にCBIに出場した。
ダートマス大学(バーモント州)は1940年代に2度NCAAトーナメント準優勝を果たしたが、1959年を最後にNCAAトーナメントから遠ざかっており、現在最長の不出場記録を更新し続けている。

アイビーリーグは東海岸の世界的に優秀な大学が集まったカンファレンスだ。アイビーリーグはスポーツ以外の活動も推奨しているため、スポーツ奨学金制度が無く、大学院生のプレーを許していない。しかし、ハーバード大学やペンシルベニア大学には勉強、運動、その他の活動も有能な学生が世界中から集まって来るため、ミッドメジャーの中でもそこそこ強い。

チーム史

ジェレミー・リン時代(2006-10)

主な実績
  • アジア系
  • ハーバード大学出身

ハーバード大学バスケットボール部は最古のチームの1つだ。同プログラムは1900-01から活動を開始し、第二次世界大戦直後の1946年にはNCAAトーナメント出場も果たした。


しかし、その後、ハーバード大学はバスケットボール部に力を入れることは無く、勝ち越しでシーズンを終えれば御の字といった力の入れ具合だった。当然、NBAプレーヤーが出てくることも無かった。


そんなチームに突如として現れたのがジェレミー・リンだった。リンは台湾出身の両親の下で育った、所謂、中国系アメリカ人二世だ。高校時代、カリフォルニア州出身のリンは西海岸の名門校スタンフォード大学やUCLAを目指していた。が、両校がリンにオファーしたのは奨学金無しのウォークオンだった。ウォークオンはプレータイムも保証されていない。故に、リンはプレータイムを保証してくれた世界随一の名門校ハーバード大学を選んだ。


その後、2007年に現HCアメイカーが現職に就いた。アメイカーはデューク大学の選手として活躍した後、大学院生としてMBA取得を目指しながらコーチKのアシストを務め、長きに渡ってコーチKからバスケットボールを学んだ人物だ。


そんなアメイカーの指導で着実に成長したリンは2008-09にアイビーリーグの年間最優秀選手を受賞し、翌2009-10も同賞に輝いた。

ホームアリーナ

基本情報

名称: Lavietes Pavilion
住所: 45 N Harvard St Allston, MA 02134

​ハーバード大学のホームアリーナはキャンパス近くのLavietes Pavilionだ。同施設は地下鉄Red LineのHarvard駅から徒歩10分程の場所にある。

ノースイースタン大学

基本情報

名称: Northeastern University
愛称: Huskies
所属: Colonial Athletic Association
19-20: 17勝16敗
18-19: 23勝11敗 NCAAトーナメント1回戦
17-18: 23勝10敗

Men's Basketball
The official Men's Basketball page for the Northeastern University Howlin Huskies

近年の話: ミッドメジャー上位校

注目選手は得点ランキングトップ(11月26日現在)に立っているJordan Roland(RS4年/コンボイガード/185cm/#12)だ。2015-17の2シーズンはジョージ・ワシントン大学でプレーしていたが、その後ノースイースタン大学に転校してきた。

コロニアル・アスレティック・アソシエーション

名称: Colonial Athletic Association
愛称: CAA
設立: 1979年
本部: バージニア州リッチモンド
HP: caasports.com

所属校(大まかな所在地)
ノースカロライナ大学ウィルミントン校はテーブス海選手が所属していた大学だ。
ノースイースタン大学(ボストン)
ホフストラ大学(ニューヨーク)はCAAトップ校の一角だ。2019年、ジャスティン・ライト-フォーマンがスピディー・クラクストン以来のNBA入りを果たした。
ドレクセル大学(フィラデルフィア)
タウソン大学(ボルチモア)
イーロン大学(ノースカロライナ州ピードモントトライアド)
チャールストン大学(サウスカロライナ州チャールストン)
ウィリアム&メアリー大学…ハーバード大学に次ぐ米国で2番目に古い名門大学。19-20シーズンは強い。
ジェームス・マディソン大学
デラウェア大学

CAAは大西洋側の大学が集まったカンファレンスだ。テーブス海選手がプレーするUNCWが所属しているカンファレンスとして有名だ。JJバレアの母校ノースイースタン大学とホフストラ大学が強い。

チーム史

レジ―・ルイス(1983-87)

主な実績
  • NCAAトーナメント出場(1983-87)
  • 同大史上初の1巡目指名選手(1987)
  • 同大歴代得点記録
  • NBAオールスター(1992)

ノースイースタン大学のレジェンドと言えば満場一致でレジ―・ルイス(Reggie Lewis)だ。当時、後にチームの指揮を執っていたのがジム・カルフーン(Jim Calhoun)だ。カルフーンは後にコネチカット大学を3度のNCAAトーナメント優勝に導く殿堂入りコーチである。現在はNCAA D3のSt.ジョセフズカレッジ(コネチカット州)で指揮を執っている。

「カルフーン、へ~、凄い人なんだ」位の感覚かもしれないが、現デューク大学HCのコーチKと並んで語られるレベルにヤバい。NCAAトーナメントはファイナル4に1回進出しただけでも相当凄い。優勝なんてしたら尚更だ。カルフーンはそれを3回も達成している。しかも割と短い期間で。ジャンプ漫画で喩えるならば、UCLAで10回優勝したジョン・ウッデンがドラゴンボール、5回優勝のコーチKがワンピース、カルフーンはNARUTOだ。

ルイスは持ち前の得点力でチームを4年連続のNCAAトーナメント出場へと導き、1987年のNBAドラフトでボストン・セルティックスから指名を受けてノースイースタン大学史上初の1巡目指名選手となっり、入団当初はラリー・バード、ケビン・マクヘイル、ロバート・パリッシュの在籍していたチームで出場時間を獲得するのに苦労していたが、その後は1992年にはオールスターに選出されるまでに至った。


しかし、1994年夏、練習中に心停止に陥ってしまったルイスはそのまま帰らぬ人となってしまった。死因は、NBAと家族の意向で公式には発表されていないが、コカインの過剰摂取とされている。その後、ボストン・セルティックスはルイスの着用していた#35を永久欠番とした。

JJ・バレア(2002-06)

主な実績

ホームアリーナ

基本情報

名称: Matthews Arena
住所: 238 St Botolph St, Boston, MA 02115

​NUのホームアリーナはダウンタウンにあるMatthews Arenaだ。目の前に地下鉄Orage LineのMassachusetts Ave駅がある。

ボストン大学

基本情報

名称: Boston University
愛称: Terriers /BU
所属: Patriot League
19-20: 21勝13敗NCAAトーナメント出場権獲得
18-19: 15勝18敗
17-18: 15勝16敗

Men's Basketball
The official Men's Basketball page for the Boston University Terriers

近年の話: 念願のNCAAトーナメント出場権を獲得!!

ボストン大学は、毎年勝率5割前後をキープしているので、決して悪いチームでは無い。しかし、それは強くない相手と対戦しているからである。唯一見る価値があるのは、ボストンUが所属するペイトリオット・リーグで圧倒的な実力を誇るバックネル戦だ。


ちなみに、日本で言うボストン大学はこのBoston Universityであり、Boston Collegeではないので注意が必要だ。アメリカでは前者はBotson U(ボストンユー)、後者はBC(ビーシー)と呼び分けられている。

ペイトリオット・リーグ

名称: Patriot League
HP: http://www.patriotleague.org

所属校(大まかな所在地)
バックネル大学(ペンシルベニア州)は同カンファレンスの強豪だ。
コルゲイト大学(ニューヨーク州)
リーハイ大学(ペンシルベニア州)はCJマカラムの母校だ。
アメリカン大学(ワシントンD.C.)
ラファイエット大学(ペンシルベニア州)
ボストン大学(マサチューセッツ州ボストン)は2020年にNCAAトーナメント出場の切符を手に入れた。
ロヨラ大学メリーランド校(メリーランド州ボルチモア)
ホーリクロス大学(マサチューセッツ州ウースター)は1947年にボブ・クージーがチームを率いてNCAAトーナメント制覇を果たした。近年はマルコム・ミラーを輩出した。
ネイビー(海軍士官学校)はデビット・ロビンソンの母校だ。
アーミー(陸軍士官学校)は1965~71年まで名将ボブ・ナイトが指揮を執っていた。その時の教え子の1人がコーチKである。

ペイトリオット・リーグはアメリカ東海岸付近の伝統校と士官学校のカンファレンスだ。リーグの方針は「アカデミック>スポーツ」であり、所属校がアスレティック・スカラシップを採用したのは2001年からと非常に遅い。最近はバックネル大学とコルゲート大学の二強時代が続いているが、そこにCJマカラムを輩出したリーハイ大学が割って入ろうとしている。

レジェンド

ラジャ・ベル(1994-96)

NBAで長らくディフェンダーとして活躍したラジャ・ベルが1、2年次にボストン大学でプレーしていた。

ホームアリーナ

基本情報

名称: Case Gym
住所: 285 Babcock St, Boston, MA 02215

​ボストン大学のホームアリーナはキャンパス近くのCase Gymだ。地下鉄B LineのPleasant Street駅から徒歩10分程で行ける。

現地観戦

チケット

今回紹介したようなミッドメジャー校のチケットは会場で買うのがオススメだ。理由は手数料約$10(約1100円)を節約できるからである。


チケットはTicketmasterStubHubVIVIDSEATSで$10~で買えるのだが、チケット売買サイトは手数料と送料で約$10程は余計に取られる。ミッドメジャーやローメジャー校のチケットは売り切れる心配がほとんど無いので、そんなチケットに$10も余計に払うのはバカらしい。その$10は飲食代やガソリン代などに充てた方が良い。ミッドメジャーのチケットは会場での購入一択だ。


因みに、各大学の公式サイトで手数料と送料が無いチームもある。そういった場合は、むしろ各大学の公式サイトから事前に購入した方が良い。

カレッジギア

大学のグッズの購入はキャンパス内のブックストア(カレッジストア)がオススメだ。場所はグーグルマップで「大学名 bookstore」で検索すれば出てくる。


ブックストアは書店では無い。ブックストアはアパレルと日用品が売られている雑貨屋だ。と言うのも、アメリカの大学生は基本的に寮やキャンパス付近での生活を強いられるため彼らの生活に必要となるアイテムが置いてあるのである。


ちなみに、カレッジのアイテムはアリーナでも買える。が、品揃えは良くない。時間があれば是非ともキャンパス内or付近のブックストアに立ち寄ることを俄然オススメする。

まとめ

ハーバード大学もボストン大学もアカデミック的に超優秀な大学だ。が、バスケットボール部も普通に強い。ノースイースタン大学も良いチームだ。


ハーバード大学の学生気分を味わえる映画ソーシャルネットワーク(2015)を紹介する。この映画は当時ハーバード大学の学生だったマーク・ザッカーバーグがFacebookを立ち上げて世に広めるまでを描いた作品だ。劇中にはハーバード大学付近の学生街も登場する。だから、この作品を観ればボストンの雰囲気を掴むのはもちろん、実際にボストンを訪れた際に作中に登場した場所が聖地と化すので、よりボストン観光が楽しめるはずだ。ボストンまでのフライトのお供に是非!


ちなみに、ボストンには日本代表の強化合宿にも招待された小川春太(Tim Kostolansky)選手が通うマサチューセッツ工科大学もある。

合わせて行きたい: ボスウォッシュエリア

参考

Harvard Crimson School History(sports-reference.com)
Harvard’s Seth Towns to miss entire 2019-20 season(ivyhoopsonline.com)
Immigrant dream plays out through son(wecitataion.org)

Reggie Lewis(basketball-reference.com)
Going Home: Bryce Aiken Announces Transfer to Seton Hall(thecrimson.com)

管理人

俺達B.O.Brosはアメリカかぶれの”bro”2人だ。両者共にアメリカの大学に留学経験(1人は現在留学5年目)がある。元々はバスケ好きが高じて渡米したのだが、今ではバスケを通り越してアメリカ的価値観や文化そのものの虜になり、固まった休みが取れ次第、試合観戦がてらアメリカ各地を巡っている。トレンドの話はTwitter、俺達自身についてはInstagram、ブログのコンセプト外の話はnoteで発信しているので、興味があれば、そちらもチェックしてもらえれば、と思う。

B.O. BROSをフォローする
タイトルとURLをコピーしました