ネバダ大学ラスベガス校(UNLV)
基本情報
名称: The University of Nevada, Las Vegas
愛称: Runnin’ Rebels/UNLV
所属: Mountain West Conference
19-20: 17勝15敗
近年の話: 新HCに注目!!
近年、UNLVはHCに苦闘している。
2016年3月27日、UNLVはクリス・ビアード(Chris Beard)がHCに就任したが、直後に10年以上もACを務めたテキサス工科大学のHC職が空きとなり、しかも家族がテキサス州在住だったこともあって、2016年4月15日にTTUに移ってしまった。2019年、TTUはNCAAトーナメント準優勝を果たした。
そのため、急遽マービン・メンジーズ(Marvin Menzies)がHCに就任し、2017年にはU19アメリカ代表のブランドン・マッコイをリクルートしたが、チームは3年連続でNCAAトーナメント出場を逃したため2019年に解雇となった。
そして、2019年、TJ・オツエルバーガー(TJ Otzelberger)がHCに就任した。オツエルバーガーはグレッグ・マクダモート(アイオワステイト大学)とロレンゾ・ロマー(ワシントン大学)の下でリクルートやスカウティング面で彼らを支えた後、2016年にサウスダコタステイト大学のHCに就任し、初年度から2年連続でチームをNCAAトーナメント出場に導いた若手だ。
しかし、2021年、オツエルバーガーも解雇となった。
注目選手
注目選手は3年生のブライス・ハミルトン(Bryce Hamilton)だ。ハミルトンは2019-20にマウンテン・ウェスト・カンファレンスの1stチームに選ばれた。ちなみに、従兄弟には元ヒューストン・ロケッツのジョーダン・ハミルトンと2016年の2巡目指名選手でNBAで25試合に出場したダニエル・ハミルトンがいる。
マウンテン・ウェスト・カンファレンス
名称: Mountain West Conference
愛称: MWC
設立: 1999年
本部: コロラド州コロラドスプリングス
放送: CBS/FOX
HP: themw.com
所属校(主な所在地)※太字は重要校 |
ネバダ大学(ネバダ州リノ)はジャベール・マギーとファジーカス・ニック選手の母校だ。当時はハイメジャー級の実力があった。現在は低迷中だ。 |
サンディエゴステイト大学(サンディエゴ)はカワイ・レナードの母校だ。2021年に元帝京長岡高校のタヒロウ・ディアバテ選手がポートランド大学から同校へと編入した。 |
ユタステイト大学(ユタ州)は強豪だ。 |
ネバダ大学ラスベガス校(UNLV)は1990年前後に一世を風靡したチームだ。毎年夏、大学はサマーリーグや米国代表キャンプの会場になる。 |
カリフォルニアステイト大学フレズノ校はポール・ジョージの母校だ。卒業生にはジェリー・ターカニアンもいる。 |
ボイシステイト大学 |
コロラドステイト大学 |
ニューメキシコ大学(アルバーカーキー)はボブ・ナイトの弟子デイブ・ブリスが率いて1990年代にNCAAトーナメント常連校となった。 |
サンノゼステイト大学(ベイエリア)はベイエリアで唯一MWC校だ。ブランドン・クラークがゴンザガ大学編入前にプレーしていた。 |
ワイオミング大学(ワイオミング州)は1942-43にNCAAトーナメントを制覇、その後レッドクロスゲームでNITチャンピオンのSt.ジョーンズ大学を破り、堂々の全米No.1に輝いた。近年ではラリー・ナンスJrがプレーしていた。 |
エアフォース |
MWCは山岳地帯と西海岸の実力校が集まったカンファレンスだ。近年はサンディエゴステイト大学が抜群の安定感でカンファレンスを支配している。その後を追うのがユタステイト大学だ。また、ネバダ大学、UNLV、ニューメキシコ大学は未だにリクルート力は健在である。CSUやボイシステイト大学も強い。
チーム史
ジェリー・ターケニアン期(1973-92): 小規模校からベガスの象徴に!!
ジェリー・ターケニアン着任
1973年、UNLVは奇才ジェリー・ターケニアン(Jerry Tarkanian)をHCに招聘した。
1960年代、カレッジバスケ界はジョン・ウッデン率いるUCLAの大王朝時代だったのだが、タークはロングビーチステイト大学(LBSU)をUCLAを脅かす存在にまで仕立て上げていた。実際、LBSUがUCLAに勝ったことは無かったが、ウッデンがLBSUとの試合を避けていたため、両校は同じロサンゼルスエリアにキャンパスを構えていながら対戦は僅か5回だけだった。
タークのラインナップは黒人、JUCO編入生、問題児のアベンジャーズだった。当時、「黒人選手を同時に起用するのは2人まで」という暗黙の了解があったのだが、タークはそれを無視して黒人学生を好きなようにプレーさせた。しかも、タークは様々な理由で短大に行かざるを得なかった選手やそもそも大学に行けないような選手を積極的にリクルートした。
しかし、このような掟破りの行為はNCAAや他大学のコーチ達を敵に回した。タークは多くの教え子が大学を卒業していなかったことやロスターのほぼ全員が編入生という傭兵部隊だったことが学生スポーツ的でないとして非難され、その結果、追われるようにして砂漠に囲まれた小規模校へと赴任したのだった。
ハードウェイ8(1976-77): 初のファイナル4進出
- ファイナル4(1977)
1976-77、タークは超攻撃的なチームを作り上げた。当時、ショットクロックもスリーポイントも無かったにも関わらず、リベルズは1試合平均得点107点を挙げ、主力8名の情け容赦ないプレースタイル(=ハードウェイ)とラスベガスという土地柄からギャンブルでサイコロの4のぞろ目が揃うことを指すハードエイトからハードウェイエイトと呼ばれた。
その後、レギュラーシーズンを29勝3敗で終えたハードウェイエイトはNCAAトーナメント本戦でも攻撃力を武器に西地区を制覇し、ファイナル4へと進出した。
残念ながらハードウェイエイトは準決勝でディーン・スミスの奇策の前に屈した。しかし、彼らの躍進は東海岸のアトランティックシティ(ニュージャージー州)の隆盛で勢いを失っていたラスベガスに元気と希望を与え、以来、UNLVは地元ファンは固い絆で結ばれるようになった。
NCAA vs.ターク(1977-86)
ラウンド1: 勝訴
しかし、NCAAはタークの成功を良く思っていなかった。NCAAはLBSU時代に数々の規定違反があったとしてタークに2年間の出場停止を言い渡し、タークは「その制裁は不当だ」と裁判に持ち込んだ。その結果、ネバダ地裁は証拠不十分でNCAAの制裁は不当だと判決を下し、タークはコーチングを続けることが可能となった。
ラウンド2: 前任者の規定違反を持ち出す
NCAAは今度はUNLVの前任者の規定違反を掘り返してリベルズに2年間のポストシーズントーナメント出場停止処分を言い渡した。
ちなみに、規定違反はどこの大学も行っていた。そして、2年間のポストシーズントーナメント出場停止はかなり重い処分である。
ラウンド3: インディペンデント校冷遇
1979年、NCAAはどこのカンファレンスにも属さないインディペンデント校を冷遇するようになった。1978-79、インディペンデント校は約70校あり、NCAAは8校をNCAAトーナメントに呼んでいたのだが、1979-80、インディペンデント校は20校に減り、NCAAは2校しかNCAAトーナメントに招待しなかった。以降、インディペンデント校は減少の一途をたどり、UNLVも毎年20勝以上を挙げながらもNCAAトーナメントに招待されなくなり、1982年にパシフィック・コースト・アスレティック・アソシエーション(現ビッグ・ウェスト・カンファレンス)に加入することになった。
タークの右腕(1981)
1981年、タークはティム・グーグリッチ(Tim Grgurich)をアシスタントに採用した。このグーグリッチの登用がタークの運命を変えた。グーグリッチは”アモエバ”と呼ばれるディフェンスを発展させてピッツバーグ大学をエリート8に導いた。アモエバはスティールを積極に狙うギャンブル性の高いゾーンディフェンスなのだが、グーグリッチによってリスクを抑えての運用が可能となり、これによって課題だったディフェンスを改善しつつターク好みのハイスコアゲームを維持できた。しかも、グーグリッチは選手の育成にも長けていた。その結果、多くのNBA選手が育った。
ベガスの名物に(1982)
さらに、タークはラベルズをラスベガスらしいチームにプロデュースした。1982年、タークは大学に16000人収容のトーマス&マックセンターを建設させ、試合前の選手紹介では花火やレッドカーペットを用いた派手な演出を施した。その結果、アスレティックでハイペースなプレースタイルも相まって、ラベルズの試合は多くのセレブが訪れるベガスの名物となった。
遂にその時はやって来た(1986-87)
- ファイナル(1987)
タークが拾った選手達(1986-87)
アーメン・ギリアム(1984-87)JUCO→UNLV→1987年1巡目2位
ジェラルド・パディオ(1986-88)JUCO→JUCO→UNLV→NBA
PCAA加入以降、UNLVは再びNCAAトーナメントに招待されるようになった。が、今度はNCAAトーナメントで勝てない歯がゆいシーズンが続いた。1983年はシンデレラチームのNCステイト大学、1984年はパトリック・ユーイング率いるジョージタウン大学と2年連続で優勝校と当たる不運が続き下位ラウンドで敗退、その後数シーズンはシンプルにロスターがイマイチだった。
1986-87、遂にUNLVのターンがやってきた。タークが見つけ出した才能をグーグリッチが磨き上げたのだ。アーメン・ギリアム、ジェラルド・パディオ、そして1983年マクドナルド・オール-アメリカンのフレディー・バンクス率いるリベルズはNCAAトップの平均得点を挙げる破壊力抜群のチームと化し、33勝1敗、AP最終1位でNCAAトーナメントに進み、勢いそのままに1~3回戦を全て快勝、そしてアイオワ大学を制して10年ぶりにファイナル4に戻ってきた。
しかし、名将ボブ・ナイト率いるインディアナ大学にあと一歩及ばずターク悲願の優勝はお預けとなった。
正義 vs 悪(1989-90)
- NCAAトーナメント優勝(1990)
タークが拾った選手達(1989-90)
ラリー・ジョンソン(1989-91)JUCO→UNLV→1巡目1位
デイブ・ライス(1989-91)JUCO→D1コーチ
ジョージ・アックルズ(1989-91)JUCO→UNLV→2巡目29位
グレッグ・アンソニー(1987-91)ポートランド大学→UNLV
エルモア・スペンサー(1990-92)ジョージア大学→JUCO→UNLV→1巡目25位
1989-90、その時は訪れた。オデッサカレッジからの編入生ラリー・ジョンソンを中心としたラベルズは圧倒的な強さ、派手なプレースタイル、オフコートでの振る舞いが、調度HIPHOPの隆盛とも重なり、全米中で人気を博した。
一方、NCAAからの風当たりがより一層強くなった。NCAAは頻繁にUNLVにスタッフを派遣しては些細な規定違反を見つけて当該選手を出場停止処分に追い込んでいた。違反は不必要な昼食等、規定違反ではあるが今までNCAAが黙認していたようなものばかりだった。その結果、毎試合、選手の誰かしらが何かしらの理由で出場停止処分を食らう事態になっていた。
しかし、レベルズは西地区第1シードでNCAAトーナメントに堂々と出場し、ハンク・ギャザーズとボー・キンブル率いるLMUとの打ち合いを制して遂に決勝の舞台に到達した。
決勝戦の相手はデューク大学だった。デューク大学は超優秀な金持ちが通うエリート校だ。しかも、主力選手はクリスチャン・レイトナーやボビー・ハーリーといった白人だった。故に、メディアはデューク大学を正義、UNLVを悪に見立てて世間を煽った。
しかし、蓋を開ければUNLVの快勝(103-73)、タークとUNLVは見事初優勝を果たした。
本当の敵(1990-91)
- ファイナル4(1991)
1990-91、UNLVは前年度よりもより一層強かった。優勝メンバーのほとんどが残り、しかも上級生の方が有利とされているカレッジバスケでスターター5人の合計大学キャリアが23年だったからだ。案の定、UNLVは強かった。30勝0敗、しかも全て二桁差で勝利、APランクは最初から最後まで常に1位、2連覇に大きな期待が寄せられた
そして、難無く勝ち上がって迎えたファイナル4、対戦相手はリベンジと初優勝に燃えるデューク大学だった。
しかし、試合終盤、4年生PGのアンソニーがチャージングでファールアウトとなってしまった。アンソニーは昨季顔面を骨折しても試合を欠場しなかったタフガイで精神的支柱でもあった。対戦相手のコーチKも”ラッキーだった”と回想しているが、この退場が勝負の明暗を分けた。アンソニー無しの延長戦は分が悪いと踏んだUNLVは79-77で2点差を追いかけるラストポゼッションでスリーを狙わざるを得なかった。そして、運命のスリーはタフショットになり、2連覇の夢は儚く散った。
シーズン終了後、UNLVの選手3名がラスベガスの悪名高いギャンブラーと一緒にホットタブに浸かっている写真がリークされた。結果的にスポーツ賭博の事実は無く、タークも選手達に注意を促していたことから監督不行き届きでも無かったのだが、NCAAの圧力に負けたUNLVはタークと翌1991-92以降の契約を更新しないことを発表した。
その他
ステイシー・オーグモン(1987-91)
ステイシー・オーグモンは全盛期のUNLVの主力選手の1人だ。1991年1巡目9位でアトランタ・ホークスに加入したオーグモンは1991-92にラリー・ジョンソンと共にオール・ルーキー1stチーム入りを果たした。
応援ソング
当時、UNLVやタークの応援ソングがいくつか制作された。『Walk Like a Tarkanian』は1980年代後半に人気を博したガールズバンドThe Banglesの『Walk Like an Egyptian』の替え歌だ。
ウォーターボム事件
ポストターケニアン時代(1992-2000)
ローリー・マッシミーノ(1992-94)
1992年、ローリー・マッシミーノ(Rollie Massimino)がタークの後任となった。マッシミーノは1985年にビラノバ大学を第8シードからNCAAトーナメント優勝に導いた人物だ。しかし、度重なる欠場、成績不振、不適切なメディア対応、そして不誠実な契約金等でファンが一気に離れていったため、5年契約だったが、僅か2シーズンでマッシミーノは解雇となった。
アイザイア・ライダー(1991-93)
1991年、アイザイア・ライダーがJUCOから編入してきた。ただタイミングが悪かった。加入した年にUNLVがNCAAから制裁を受けたのだ。故に、ライダーはNCAAトーナメントを経験できず、しかもタークとグーグリッチの指導を受けられたのも1991-92だけだった。しかし、そんな鬱憤がライダーのモチベーションになっていたのか、1993年1巡目5位でNBA入りした後、ライダーはルーキーシーズンにダンクコンテスト優勝とNBAオール・ルーキー1stチーム入りする活躍を見せた。
ロン・クルーガー時代(2004-11): NCAAトーナメント常連校に
グラデュエートトランスファー(2006-07)
- スウィート16(2007)
2004年、ロン・クルーガー(Lon Kruger)がHCに就任した。クルーガーは、ターク時代を知っているファンからすれば物足りなさは否めなかっただろうが、UNLVをNCAAトーナメント常連校に戻した。
2006-07、息子ケビン・クルーガーがNCAA史上初のグラデュエートトランスファーとしてチームに加入した。グラデュエートトランスファーとは大学“院”に編入してきた選手だ。基本的に転校生は直後の1年間をレッドシャツ(公式戦に出場できない選手)として過ごさなければならないのだが、大学卒業後に他大学の大学院に転校した場合はレッドシャツ無しに即プレーできるのだ。しかも、身体的にも精神的にも成熟している上級生が多い方が有利とされている。だから、今でこそグラデュエートトランスファーは当たり前になっているが、当時は全く知られていなかったため議論を呼んだ。
実際、UNLVはケビンの活躍で成績が飛躍的に向上した。2006-07、リベルズはカンファレンストーナメント決勝戦でBYUに勝ってAP最終19位でNCAAトーナメントに出場、1回戦でサディアス・ヤングとジャバリス・クリテントンのワン&ダンデュオを擁するジョージア工科大学を破り、2回戦では優勝候補のウィスコンシン大学をアップセットしてスウィート16に進出し、最終成績は30勝7敗だった。
NCAAトーナメント常連校(2007-11)
2007-08、UNLVは再びカンファレンストーナメントで強豪BYUに勝ってNCAAトーナメントに進み、徐々にUNLVの評価は向上、トップ100位以内のリクルートが来るようになり、その後もNCAAトーナメント出場権を立て続けに獲得した。2011年、この実績を評価されたクルーガーはオクラホマ大学にヘッドハンティングされた。
デイブ・ライス時代(2011-16): タークを凌ぐリクルートだったが…
主なリクルート
キーム・バーチ(2012-14)
アンソニー・ベネット(2012-13)
クリスチャン・ウッド(2013-15)
ラシャード・バーン(2014-15)
パトリック・マカウ(2014-16)
ドウェイン・モーガン(2014-17)
スティーブン・ジマーマン(2015-16)
デリック・ジョーンズJr(2015-16)
2011年、UNLVは卒業生で元コーチングスタッフのデイブ・ライス(Dave Rice)を呼び戻した。ライスは1989-91に選手としてNCAAトーナメント制覇を経験し、なお且つ大学を卒業した数少ないタークの教え子の1人だ。
ライスはリクルートこそ良かったがチームを勝たせることができなかった。ことリクルートに関して言えばそれこそ恩師タークをも凌いでいたが、NCAAトーナメントに出場したのは前任者クルーガーが置いていった選手達がいた最初の2シーズンだけだった。ロスターは豪勢になる一方でチームの成績は下降していった。その結果、まだ5年目の途中にライスは解雇された。
思うにライスとタークの決定的な違いはスタッフの登用だ。タークは、選手だけでは無く、フラン・ウェブスター然り、ティム・グーグリッチ然り、コーチも手元に呼んだ。だから、タークはキャリア後期に勝つことができた。これがただ評価の高い選手達を集めたライスと本当に才能のある人物を呼んだタークは根本的には全く違うといっても過言では無い。
日本と所縁のある選手
モーゼス・スカリー(1988-90)
モーゼス・スカリーは、ネバダ大学ラスベガス校(UNLV)の人気メンバーとして1990年のNCAAトーナメント優勝に貢献した後、熊谷組に加入したが、その後にカージャックに関与したとして2年間の刑に服すこととなった。現在、モーゼスは無事出所しているようだ。2015年に恩師ジェリー・ターカニアンが死去した際、モーゼスは元チームメイト達と同じ追悼タトゥーを入れていた。加えて、2019年にUNLVがUNLVとは無縁のTJ・オツエルバーガーの採用した際は、ミシガン大学が卒業生のジュワン・ハワードを採用したことを引き合いに出して、UNLVも卒業生を採用しろといった旨の投稿をしていた。
現地観戦
ホームアリーナ
名称: Thomas & Mack Center
住所: 4505 S Maryland Pkwy, Las Vegas, NV 89154
ホームアリーナはキャンパス内にあるトーマス&マック・センター(Thomas & Mack Center)だ。同施設へはマカラン国際空港、ダウンタウン、ストリップエリアからローカルバスでアクセス可能だ。
チケット
同大はパワーカンファレンスに所属しているため、試合によってはチケットが売り切れる可能性もある。だから、チケットの購入は会場では無く、 Ticketmaster、StubHub、VIVIDSETAS、公式サイト等で事前に購入するのがオススメだ。
グッズ
公式ストア(ブックストア/チームストア)
カレッジグッズは各大学キャンパス内のブックストア(カレッジストア)が最も品揃えが豊富だ。ブックストアは書店では無い。ブックストアはアパレルと日用品が売られている雑貨屋だ。場所は「大学名 bookstore」で検索で出てくる。
ファナティクス
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ファナティクス社は世界中のスポーツチームのグッズ販売に携わっている企業だ。同社は自社の「Fanatics」「Fanatics International(欧州軸)」「Fanatics Big Tall(デカいサイズ)」「LIDS(子会社)」で全NCAA D1校のグッズを販売している。
NILグッズ
- 選手関連品
名前&番号入りジャージー/写真やイラスト入りTシャツ等 - 選手のプライベートブランド商品
- 選手のサインや実用品
NILグッズは公式の選手関連商品だ。2021年、NCAAは学生アスリートが自身のName-Image-Likenessを活用してのマネタイズを解禁した。現在、「選手名&番号入りジャージー」「選手のイラストや写真のTシャツ」等の販売が超メジャー校から徐々に始まっている。販路は各大学の実店舗やオンラインストア or サードパーティーマーケットプレイスとなっている。

まとめ
近年、UNLVは微妙だったが、TJ・オツエルバーガーは敏腕だ。今後は注目しても良いだろう。

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カリフォルニアエリア

カリフォルニアエリア(西海岸)
カリフォルニアエリアはカリフォルニア州を中心にネバダ州とアリゾナ州を括ったエリアだ。
ベイエリア(カリフォルニア州)
ベイエリアとはサンフランシスコ、オークランド、サンノゼの総称だ。最近ではIT企業の本社が軒を連ねるシリコンバレーがサンノゼからベイエリア全体に拡大している。NBAゴールデン・ステイト・ウォリアーズ、カリフォルニア大学バークレー校、スタンフォード大学、ゴンザガ大学のライバルStメアリーズ大学、スティーブ・ナッシュの母校サンタクララ大学などがある。
サクラメント(カリフォルニア州)
サクラメントはサクラメント・キングスと渡辺飛勇選手が編入するUCデイビスがある。街全体が落ち着いて日本人に合うと思う。同市はベイエリアに近く、ベイエリアに行くのであれば是非とも一緒に寄りたい。
リノ(ネバダ州)
ネバダ州リノはラスベガスに次ぐ同州第二位のカジノの街だ。町自体は小さいのだが華やかなためThe Biggest Little Cityという愛称で呼ばれている。ニック・ファジーカスの母校ネバダ大学リノ校がある。
ロサンゼルス(カリフォルニア州)
ロサンゼルスは西海岸最大のバスケ都市だ。NBAはロサンゼルス・レイカーズとクリッパーズがある。NCAA D1は名門UCLAと南カリフォルニア大学の他、個性的なミッドメジャー8校がキャンパスを構えている。夏にはDrew LeagueやVBLも開催されている。また、イベントや大会の開催も多い。
サンディエゴ(カリフォルニア州)
軍港サンディエゴはサンディエゴ・ステイト大学、サンディエゴ大学、カリフォルニアステイト大学サンディエゴ校、カリフォルニア大学サンディエゴ校の4校がある。
ラスベガス(ネバダ州)
ラスベガスは1970年代後半~90年代に一世を風靡したネバダ大学ラスベガス校(UNLV)がある。前半夏はNBAサマーリーグ、アメリカ代表戦、AAUキャンプ、サンクスギビング期間(11月末)はカレッジのカップ戦、年末年始は高校生の大会、3月はカンファレンストーナメントと1年中何かしらのイベントが開催されている。

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NCAAの視聴方法

参考
T.J. OTZELBERGER(unlvrebels.com)
Don’t sell T.J. Otzelberger short as he embarks on returning UNLV to glory(theathletic.com)
How Texas Tech plucked Chris Beard from UNLV, setting two programs on divergent paths(sports.yahoo.com)
Marvin Menzies fired as UNLV basketball coach — VIDEO(reviewjournal.com)BRYCE HAMILTON(unlvrevels.com)
UNLV Players In The NBA(basketball.realgm.com)
Nevada-Las Vegas Rebels School History(sports-reference.com)
Stars from 1977 UNLV team remember their Final Four game against North Carolina(lasvegtassun.com)
Former UNLV basketball coach Jerry Tarkanian, who led Long Beach State from 1969 to 1973, dies at 84(ocregister.com)
UNLV’s Jerry Tarkanian, Rebel with a cause vs. NCAA, has died(indystar.com)
Independent(sports-reference.com)
‘Humbled’ Tim Grgurich receives 2018 Tex Winter Assistant Coach Lifetime Impact Award(nba.com)
Scandal hooks Rollie at Nevada-Las Vegas(web.archive.org)
EX-UNLV STAR HEADED TO PRISON(chicagotribune.com)
UNLV stars honor Jerry Tarkanian with matching tattoos(sports.yahoo.com)
Moses Scurry does not like the T.J. Otzelberger hire(lvsportsmetwork.com)
