バッファロー大学
- 名称: State University of New York at Buffalo
- 愛称: Buffalo/Bulls
- 所属: MAC
- 成績
近年の話: 準ハイメジャー校復帰なるか?
- 新HCジョージ・アルコベッジ三世就任(2023)
- NBA輩出
ネイト・ウィリアムス(2018-22)
バッファロー大学は新章に突入した。2010年代、同校はNCAA D1のHC未経験者のボビー・ハーリーとネイト・オーツ(Nate Oats)の大抜擢で一躍ハイメジャー級の実力を手にした。その後、両者は共にハイメジャー校にヘッドハンティングされている。一方、第3の男ジム・ホワイトセル(Jim Whitesell)はNCAAトーナメント常連校から負け越しに落としてしまった。そして、2023年、ビラノバ大学ACのジョージ・アルコベッジ三世(George Halcovage)が見いだされた。
ミッド-アメリカン・カンファレンス
- 名称: Mid-American Conference
- 愛称: MAC
- 設立: 1946年
- 本部: オハイオ州クリーブランド
- 放送: CBS/ESPN
- HP: getsomemaction.com
所属校(大まかな所在地) |
バッファロー大学(ニューヨーク州)は2018年のNCAAトーナメントでアリゾナ大学をアップセットした。 |
イースタンミシガン大学(デトロイト)はジョージ・ガービンとアール・ボイキンスの母校だ。2022年、元No.1プロスペクトのイモニ・ベイツがメンフィス大学から凱旋編入してきた。 |
セントラルミシガン大学は1974-75に将来のNBA選手3名を擁していた。 |
ウェスタンミシガン大学(グランドラピッズ) |
アクロン大学(オハイオ州クリーブランド)は長らくレブロンの高校時代の恩師がHCを務めていた。 |
ケントステイト大学(クリーブランド)は現在25季連続で勝率5割以上をキープしている。 |
オハイオ大学はモリス・ンドゥールとゲイリー・トレントSrの母校だ。 |
マイアミ大学(オハイオ州シンシナティ)はウェイン・エンブリー、ロン・ハーパー、ウォーリー・ザービアックを輩出している。出身者にはジュリアン・マブンガもいる。 |
トリード大学は近年ではライアン・ローリンズをNBAに輩出している。 |
ボウリンググリーンステイト大学(オハイオ州トリード)は1997年NBAドラフト全体4位指名のアントニオ・ダニエルズの母校だ。最後のNCAAトーナメント出場は1967年まで遡る。 |
ボールステイト大学(インディアナ州インディアナポリス)はリック・マジェラスやレイ・マカラム時代に優秀な成績を収めていた。 |
ノーザンイリノイ大学(イリノイ州)は近年ではゼイビア・サイラスがNBAに辿り着いた。 |
ミッド-アメリカン・カンファレンスは五大湖周辺の大学が集まっている。勢力図は常に乱世だ。2020年の2リーグ制廃止以降、トリード大学が3年連続でRS王者に輝くも、NCAAトーナメント出場校は毎年異なる。
チーム史
NCAA D3時代(1973-88)
NCAA D3-インディペンデント期(1973-78)
1973年、NCAAは二部制「ユニバーシティ/カレッジ」→三部制「D1-2-3」にリニューアルした。そして、バッファロー大学はNCAA D3所属の道を選んだ。1975-76、サム・ぺロム(1972-76)が平均16.2本で繰り上げでリバウンド王に輝いた。ロバート・パリッシュ(平均18R)がNCAAとセンテナリー大学の学力基準の認識の違いにも関わらず最終的に無資格選手となったためだ。つまり、当該記録はが無効となった。
サム・ぺロルは、1970年代はNCAAディビジョンの差異がほとんどなかったものの、一応は稀有なNCAA D3→NBA選手の1人である。
NCAA D3-SUNYAC期(1978-88)
ティム・コーアン時代(1993-00途中)
1988年、バッファロー大学は主要運動部のNCAA D3→D1昇格を決めた。男子バスケ部は「インディペンデント校(1988-90/1992-93)」と「イースト・コースト・カンファレンス(1990-92/1993-94)」の往来の後に「ミッド-コンティネント・カンファレンス(1994-98)」に加入し、現在の「MAC(1998-)」に落ち着いた。ティム・コーアン(Tim Cohan)は難しい移行期を勝率5割程度で終えた。
ボビー・ハーリー時代(2013-15): NCAAトーナメント初出場!!
2013年、バッファロー大学は”コーチ歴3年”のボビー・ハーリーをHCに抜擢した。同氏は殿堂入りコーチの父が指揮を執るSt.アンソニー高校で全米No.1に導き、その後デューク大学でクリスチャン・レイトナーやグラント・ヒルと共にNCAAトーナメント2連覇を達成、1993年に全体7位指名でサクラメント・キングスに入団したのだが、NBA入り早々に交通事故で生死を彷徨った末に27歳で引退を余儀なくされ、その後バスケットボールとは無縁の場所でも紆余曲折があり、2010年に”仕方なく”コーチの道へ進んだ面白い経歴の持ち主である。そして、2015年、バッファロー大学は同校史上初のNCAAトーナメントを果たした。
ネイト・オーツ時代(2015-19): ミッドメジャー屈指の実力校
2015年、ACネイト・オーツがボビー・ハーリーのアリゾナステイト大学栄転によってHCに昇格した。同氏は無名のミッドメジャー校を準ハイメジャー校に拡大させた。そして、バッファロー大学は2017-18にNCAAトーナメント1回戦でデアンドレ・エイトンのアリゾナ大学をアップセットして名を挙げた。その後、翌2018-19、同校はNCAAトーナメントは2回戦で準優勝のテキサス工科大学の鉄壁の守備の前に為す術無く完敗したものの開幕前以外でAP通信評トップ25位以内を保持した。その試合でエイトンを体を張って守っていたのがBリーグのアルビレックス新潟に加入したニック・パーキンスである。
ネイト・オーツは2012-13にミシガン州の高校コーチから当時ロングアイランド大学ACのボビー・ハーリーに見出された後、NCAA D1のHCに就任した。
ジム・ホワイトセル時代(2019-23)
2019年、ACジム・ホワイトセル(Jim Whitesell)がネイト・オーツのアラバマ大学栄転に伴ってHCに昇格した。その後。バッファロー大学は前任者のリクルートのジネイサン・ウィリアムスとロナルド・セグーのディオでそこそこの成績を維持した。一方、2022-23、同校は前任者のリクルート達の離脱直後に一気に負け越しにまで落ちてしまった。そして、同氏はNCAAトーナメント常連校を負け越しにまで落としてしまった。
カニシアス大学
- 名称: Canisius College
- 愛称: Golden Griffins
- 所属: MAAC
- 成績
2022-23: 10勝20敗
2021-22: 11勝21敗
2020-21: 7勝6敗
2019-20: 12勝20敗(NCAAトーナメント中止)
近年の話: NCAAトーナメントに出場できるかも?
現HCレジー・ウェザースプーン(Reggie Witherspoon)はそろそろヤバいだろう。同氏は就任2年目までは前任者のリクルートの力もあって好成績を残していた。一方、直近5シーズンは負け越しで終わっている。ナイアガラ大学とカニシアス大学はライバル関係にある。毎年、両校は通称「バトル・オブ・ザ・ブリッジ(Battle of the Bridge)の」で様々な種目の直接対決のトータルスコアで勝ち負けを争っている。
MAAC
- 名称: Metro Atlantic Athletic Conference
- 愛称: MAAC(マック)
- 設立: 1980年
- 放送: ESPN?
- HP: https://maacsports.com/
所属校(大まかな所在地) |
アイオナ大学(NYC)は2020~23年に名将リック・ピティーノが指揮を執っていた。 |
マンハッタン大学(NYC)は1995年にAt-Large枠でNCAAトーナメント出場を果たした。 |
St.ピーターズ大学(NYC)は2022年にエリート8進出を果たした。 |
シエナ大学(ニューヨーク州オールバニー)はライアン・ロシターの母校だ。 |
メアリスト大学(ニューヨーク州ポキプシー)は1988年1巡目2位指名/オールスターのリック・スミッツの母校だ。 |
カニシアス大学(バッファロー)はナイアガラ大学とライバル関係にある。 |
ナイアガラ大学(バッファロー)はカルビン・マーフィーの母校だ。 |
クイニピアック大学(コネチカット州ニューヘブン)はマイク・ダンリービーJrの弟がHCを務めている。 |
フェアフィールド大学(コネチカット州ニューヘブン)は現プロビデンス大学HCエド・クーリーが名を挙げた場所だ。 |
ライダー大学(ニュージャージー州トレントン)は元ロッタリーピックのジェイソン・トンプソンの母校である。 |
マウント・セント・メアリーズ大学(メリーランド州)は2022年にNECから移籍してきた。1954~2003年までジム・フィランがHCを務めていた。 |
MAACはNYC付近の小規模大学とバッファローの2校が集まっている。2021-22はSt.ピーターズ大学がシンデレラランでエリート8に輝いて一躍時の人となった。一方、恒久的に強いのは名将リック・ピティーノのアイオナ大学だ。同大は直近10季中9回はリーグ戦 or カンファレンストーナメントのいずれかを制している。
チーム史
たった3校のカンファレンス
1946~1958年、ナイアガラ大学、カニシアスカレッジ、St.ボナベンチャー大学は3校だけでウェスタン・ニューヨーク・リトル・スリー・カンファレンス(WNYL3)を組織していた。現在もライバル関係は継続している。
クリス・マンヘルツ(2010-14)
クリス・マンヘルツ(Chris Manhertz)はノンフットボール校からNFLに辿り着いた。同選手は大学キャリア終了後にフットボールに転向し、2016年にニューオーリンズ・セインツでNFLデビューを果たし、カロライナ・パンサーズでタイトエンドとして活躍している。
ナイアガラ大学
- 名称: Niagara University
- 愛称: NU/Purple Eagles
- 所属: MAAC
- 成績
2022-23: 16勝15敗
2021-22: 14勝16敗
2020-21: 9勝11敗
2019-20: 12勝20敗(NCAAトーナメント中止)
近年の話: コーチKの教え子
米国バスケットボール界隈はコーチKの教え子で溢れかえっている。2019年、ナイアガラ大学は元デューク大学選手のグレッグ・ポールス(Greg Paulus)をHCに採用した。
チーム史
ラリー・コステロ(1951-54)
ラリー・コステロ(Larry Costello)は複数回のオールスター選出と選手とコーチのどちらでもNBAチャンピオンに輝いた人物だ。1966年、バックアップPGとしてフィラデルフィア・ウォリアーズの優勝に貢献したコステロは引退後に新設のミルウォーキー・バックス初代HCとなって創部3年目にルー・アルシンドラー(カリーム・アブドゥル-ジャバ―)と共にNBAチャンピオンとなった。
ブー・エリス(1956-59)
ブー・エリス(Alex “Boo” Ellis)は196cmながらにして1957-58のNCAAリバウンド王に輝いた。最高記録は1956-57のケントステイト大学戦での31P31Rだ。
カルビン・マーフィー(1967-70)
- コンセンサス・オール-アメリカン1stチーム(1969、70)
- コンセンサス・オール-アメリカン2nd(1968)
- NCAAトーナメント2回戦
カルビン・マーフィーは175cmながらにしてピート・マラビッチと並んで3年連続でコンセンサス・オール-アメリカンに選出されたスーパースターだ。その後、ロケッツに指名されたマーフィーは、1979年にオールスターに選出され、1981年にはチームをファイナル進出に導き、1983年にロケッツ一筋で引退した。現在、着用していた#23はロケッツの永久欠番となっている。
St.ボナベンチャー大学
- 名称: St. Bonaventure University
- 愛称: Bonnies/BONA
- 所属: Atlantic 10 Conference
- 成績
2022-23: 14勝18敗
2021-22: 23勝10敗
2020-21: 16勝5敗NCAAトーナメント出場
2019-20: 19勝12敗(NCAAトーナメント中止)
近年の話
St.ボナベンチャー大学は準ハイメジャー校だ。現HCマーク・シュミット(Mark Schmidt)は2007年からチームの指揮を執っている。
アトランティック・10・カンファレンス
- 名称: Atlantic 10 Conference
- 愛称: A10
- 設立: 1976年
- 本部: バージニア州ニューポートニューズ
- 放送: ESPN/CBS
- HP: atlantic10.com
大学(大まかな所在地) |
マサチューセッツ大学(アマースト)は名将ジョン・カリパリ時代にNCAAトーナメント優勝候補にまで登り詰めた。出身者にはDr. Jがいる。 |
ロードアイランド大学(キングストン)は1998年にUCLAから都落ちしたジム・ハリックに率いられてカンザス大学を破りエリート8に進出した。出身者にはラマー・オドムがいる。 |
St.ボナベンチャー大学(バッファロー)はボブ・レイニアーが率いて1970年にファイナル4に進出した。 |
フォーダム大学(NY)はスマッシュ・パーカーの母校だ。1925年開館のローズ・ヒル・ジムはNCAA D1校が現在使用している中で最も古い。 |
St.ジョセフズ大学(ペンシルベニア州フィラデルフィア)はジャミーア・ネルソンの母校だ。 |
ラセール大学(ペンシルベニア州フィラデルフィア)は1950年代に全米No.1に輝いた古豪だ。 |
ジョージ・ワシントン大学(ワシントンD.C.)は渡邉雄太選手の母校だ。 |
ジョージ・メイソン大学(ワシントンD.C.)は2006年にファイナル4進出で話題を集めた。 |
バージニアコモンウェルス大学(バージニア州リッチモンド)は2011年にNCAAトーナメント史上初のファースト4 to ファイナル4を達成した。 |
リッチモンド大学(バージニア州リッチモンド)はNCAAトーナメント当落線上を行き来する実力がある。 |
デビッドソン大学(ノースカロライナ州シャーロット)はステフィン・カリーの母校だ。 |
デュケイン大学(ペンシルベニア州ピッツバーグ)はレブロンの高校時代の恩師キース・ダンブロトがHCを務めている。 |
デイトン大学(オハイオ州デイトン)は実質的にはハイメジャー校だ。UDアリーナはNCAAトーナメントのファースト4の会場になっている。 |
ロヨラ大学(シカゴ)*は全米1位やファイナル4進出経験有りの古豪だ。 |
セントルイス大学 |
A10は北東部の大学を中心に組織されている。同カンファレンスは最近は全体的に弱体化傾向にあるもののハイメジャーとして見なされる場合も少なくない。多くの大学がファイナル4以上進出の歴史を持っている。2022年に実力校ロヨラ大学(シカゴ)が満を持して加入してきた。
チーム史
エドワード・メルビン(1947‐53)
エドワード・ドノバン(1953-61)
ラリー・ウィージー時代(1961-73)
現地観戦
バッファロー(ニューヨーク州)
規模 | アクセス | 公共交通機関 | 観光 |
地方都市(中) | 飛行機 長距離バス 鉄道 | 路面電車 路線バス | ナイアガラの滝 |
バッファローは米加国境沿いの都市とナイアガラの滝で知られている。公共交通機関は実質的に路線バスだけだ。路面電車はダウンタウンの一部のみにしか敷かれていない。一応、路線バスはダウンタウン-NCAA D1ミッドメジャー各校-バッファロー・ナイアガラ国際空港/ナイアガラフォールズ国際空港に通じている。
アクセス
日本→五大湖エリア
- シカゴ: 本数(多)
- デトロイト: 航空券代(やや高)
- トロント: カナダ→米国の入国審査(要)
直行便はトロント、デトロイト、シカゴに就航している。所要時間は片道14時間程度だ。最も現実的な出入国口は運行本数的にシカゴだろう。つまり、非直行便都市の行き方は「日本→シカゴ→目的地」となる。無論、出入口は必ずしも上記の3都市の必要はない。シアトル、ポートランド、ミネアポリス、NY、ボストンも時と場合によっては入国地となり得る。格安航空券はいくつかの売残り席を繋いで目的地に到着する。例えば、「成田→クリーブランド」が「成田→ポートランド→ソルトレイクシティ→クリーブランド」となる。
北米都市→バッファロー
- 北: トロント
- 東: シラキュース/オルバニー
- 西: クリーブランド/トリード
- 南: ピッツバーグ
鉄道&長距離バスの移動限界は「トロント(北)」「シラキュース(東)」「クリーブランド/トリード(西)」「ピッツバーグ(南)」だ。上記以外からの移動手段は飛行機となる。
バッファロー→ホームアリーナ
- バッファロー大学
名称: アルムナイ・アリーナ
住所: 80 Coventry Rd, Buffalo, NY - カニシアス大学
名称: コエスラー・アスレティック・センター
住所: 1829 Main St, Buffalo, NY - ナイアガラ大学
- St.ボナベンチャー大学
名称: ライリー・センター
住所: Reilly Center, St. Bonaventure University, Saint Bonaventure, NY
一応、ダウンタウン-キャンパスは路線バスで往来可能だ。現実的な移動手段はレンタカーや配車サービスになるだろう。
チケット
ミッドメジャー/ローメジャー校のチケットは会場購入で良いだろう。理由はオンライン購入時の手数料約$10程度の節約だ。概してチケットの購入の手数料は「会場: 無」「オンライン: 有」となっている。ミッドメジャー/ローメジャー校のチケットの売切れはほぼ起こらない。そのため、チケットの事前購入は不要だ。オンライン購入時の手数料は払い損になる。
グッズ
カレッジグッズの種類
- 一般ファングッズ
ジャージー(選手名+番号無し)/Tシャツ/ショーツ/スウェット/日用雑貨等 - NIL
選手名+番号入りジャージー/Tシャツ/実着品/サイン/写真/NFT/トレーディングカード/プレーヤーオウンブランド品/ビデオメッセージ等
公式サプライヤー品(アパレル)
公式サプライヤー品は当該大学運動部の実用品提供メーカーの製品だ。NCAA D1校の運動部はナイキ(ジョーダン)、アディダス、アンダーアーマー、ニューバランスのいずれかと公式サプライヤー契約を結んでいる。2010年代後半まではラッセル(Russell Athletic)もいくつかのサプライヤーを務めていた。一般的に契約は数年単位だ。鞍替えも起こる。各校のサプライヤーの確認はユニフォームのロゴで可能だ。
公式ライセンス品(アパレル/日用雑貨)
数多のメーカーが大学からロゴ等の商業利用許可を貰って商品を販売している。最たる例が日本でも定番のカレッジトレーナーだろう。そして、実は競合メーカーのライセンス品も当たり前だ。例えば、デューク大学(ナイキ校)のアディダスやアンダーアーマー社製品もキャンパス内で売られている。
NIL商品
NILは選手関連商品だ。2021年7月、NCAAは学生アスリート達のNIL(Name-Image-Likeness)のマネタイズを解禁した。主要メーカー製の選手名+番号のジャージー販売は「2022‐23: 超人気校のフットボール」「2023-24: 人気校のバスケットボール」と始まったばかりである。販路は「大学公式店(実店舗/オンラインストア)」「選手個人サイト/SNS」「サードパーティーマーケットプレイス」と多岐に渡る。
コレクターズアイテム(流通品)
コレクターズアイテムは読んで字のごとく収集目的の製品だ。特に人気の収集対象はイヤーブック(雑誌)だろう。
スニーカー
特に地方限定販売/支給オンリーのカレッジカラー版は高い人気を誇っている。
レプリカ
現存のカレッジジャージーはカスタム品(大学名のみのジャージーに自身で番号と選手名を追加) or 非公式レプリカ品だ。NCAAは2021年7月まで現役選手の名前&番号記載商品の販売を禁止していた。そのため、NIL解禁以前、ファンは大学名のみのジャージ(番号&名前無し)に専門業者やDIYで番号と選手名を張り付けるか、あるいは非公式レプリカジャージを購入していた。過去の選手のジャージは販売されている。例えば、ナイキはアンソニー・デイビス(ケンタッキー大学)のジャージやベン・シモンズ(LSU)のTシャツを販売している。
NCAAグッズ販売店
- 直営店
NCAAショップ*: NCAA D1全校
カンファレンスストア*: カンファレンス所属校
ブックストア(カレッジストア)
チームストア - 一般小売店
スポーツ用品店
-DICK’S SPORTING GOODS
デパート
-Macy’s/JCPenny/Kohl’s/Nordstrom
ファンショップ
-Locker Room By Lids/Fanzz/Just Sports/Rally House
直営店
NCAAはNCAAショップを運営している。品揃えはNCAA D1全校だ。また、多くのカンファレンスストアもカンファレンスストアを申し訳程度で構えている。モチベーションは軒並み低い。そして、ブックストア(カレッジストア)は教科書+アパレル+日用品+土産の雑貨屋だ。米国の大学生は基本的に寮やキャンパス付近で生活している。そのため、品揃えはカレッジロゴや名前入りの生活必需品だ。場所はキャンパス内or付近にある。一部の強豪校はアリーナやスタジアムにチームストアも持っている。品揃えはブックストア(カレッジストア)に劣る。
ファナティクス
ファナティクス社は世界中のスポーツチームのグッズ販売の裏方企業だ。実際、NCAAショップ+カンファレンスストア+チームストアはファナティクス式の設計になっている。一方、同社は世界各エリア向けの自社サイトでそれぞれのエリアの人気スポーツリーグのグッズを販売している。そして、北米系サイトは全NCAA D1校のグッズを取り扱っている。
例えば、ファナティクスでは大谷翔平選手(MLB)と八村塁選手(NBA)と角田裕毅(F1)のグッズのまとめ買いが可能だ。
選手個人サイト/SNSアカウント
NILグッズは選手個人のホームページやSNSアカウント等でも売られている。
一般小売店
最大手ディックズ・スポーティンググッズは「地元プロチーム」「同州の代表的な大学」「最寄り大学」のアパレルを置いている。狙い目は型落ち品のセールだ。大手デパートチェーン4社はそれぞれのファングッズ/アスレティックアパレルコーナーでカレッジグッズを売っている。ファンショップは全米の人気校のグッズを置いている。
関連記事
五大湖エリア
トロント(カナダ)
- NBA: トロント・ラプターズ
- Gリーグ: ラプターズ905
- カナダリーグ: NBL(秋冬)
- カナダリーグ: CEBL(夏)
- イベント: Ball Don't Stop Pro Am
シラキュース(ニューヨーク州)
- NCAA D1(強豪): シラキュース大学
- NCAA D1(中堅): ルモイン大学
バッファロー(ニューヨーク州)
- NCAA D1(中堅): バッファロー大学
- NCAA D1(中堅): カニシアス大学
- NCAA D1(中堅): ナイアガラ大学
- NCAA D1(中堅): St.ボナベンチャー大学
デトロイト(ミシガン州)
- NBA: デトロイト・ピストンズ
- Gリーグ: モーターシティ・クルーズ
- NCAA D1(中堅): デトロイト・マーシー大学
- NCAA D1(中堅): オークランド大学
- NCAA D1(中堅): イースタンミシガン大学
アナーバー(ミシガン州)
イーストランシング(ミシガン州)
グランドラピッズ(ミシガン州)
- Gリーグ: グランドラピッズ・ゴールド
- NCAA D1(中堅): セントラルミシガン大学
- NCAA D1(中堅): ウェスタンミシガン大学
ピッツバーグ(ペンシルベニア州)
- NCAA D1(強豪): ピッツバーグ大学
- NCAA D1(中堅): デュケイン大学
- NCAA D1(中堅): ロバート・モリス大学
- 聖地: ジェネバ大学(最初の大学試合開催地)
モーガンタウン(ミシガン州)
- NCAA D1(名門): ウェストバージニア大学
バフィントン(OH&WV州)
クリーブランド(オハイオ州)
- NBA: クリーブランド・キャバリアーズ
- Gリーグ: クリーブランド・チャージ
- NCAA D1(中堅): クリーブランドステイト大学
- NCAA D1(中堅): アクロン大学
- NCAA D1(中堅): ケントステイト大学
- NCAA D1(中堅): ヤングスタウンステイト大学
トリード(オハイオ州)
- NCAA D1(中堅): トリード大学
- NCAA D1(中堅): ボウリンググリーンステイト大学
コロンバス(オハイオ州)
デイトン(オハイオ州)
サウスベンド(MI&IN州)
- NCAA D1(強豪): ノートルダム大学
- NCAA D1(中堅): ヴァルパライソ大学
- NCAA D1(中堅): インディアナ大学フォートウェイン校
インディアナポリス(インディアナ州)
- NBA: インディア・ペイサーズ
- Gリーグ: インディアナ・マッドアンツ
- WNBA: インディアナ・フィーバー
- NCAA D1(強豪): バトラー大学
- NCAA D1(中堅): IUPUI
- NCAA D1(中堅): ボールステイト大学
- NCAA D1(中堅): インディアナステイト大学
- 聖地: NCAA本部&博物館
- 聖地: レジー・ミラー壁画
- 聖地: Carmel High School(高校最大級アリーナ)
- 聖地: インディアナ・バスケットボール殿堂
- 聖地: ニューキャッスル高校
パデュー大学
インディアナ大学
ミルウォーキー(ウィスコンシン州)
- NBA: ミルウォーキー・バックス
- NCAA D1(強豪): マーケット大学
- NCAA D1(中堅): ウィスコンシン大学ミルウォーキー校
ウィスコンシン大学(マディソン)
シカゴ(イリノイ州)
- NBA: シカゴ・ブルズ
- Gリーグ: ウィンディシティ・ブルズ
- WNBA: シカゴ・スカイ
- NCAA D1(強豪): デポール大学
- NCAA D1(強豪): ノースウェスタン大学
- NCAA D1(中堅): ロヨラ大学(シカゴ)
- NCAA D1(中堅): イリノイ大学シカゴ校
- NCAA D1(中堅): シカゴステイト大学
- NCAA D1(中堅): ノーザンイリノイ大学
- プロアマリーグ: Chicago United Pro-Am
- プロアマリーグ: PRO League Chicago(旧Matteson Pro Am)
- プロアマトーナメント: Chi League
NCAA基礎講座
大学一覧
バスケ留学解説
NCAAの視聴方法
参考
バッファローにおける平均的な気候(jp.wetherspark.com)
Buffalo Bulls School History(sports-reference.com)
Ex-Romulus coach Oats realizes ‘lifelong dream’ with Buffalo job(detroitnews.com)
The story behind Alabama hiring Nate Oats in 3 days(al.com)
Whitesell named UB head coach(ubbullrun.com)
Canisius Golden Griffins Men’s Basketball School History(sports-reference.com)
Niagara Purple Eagles School History(sports-reference.com)
Alex Ellis, NU’s Leading Rebounder, Passes Away(web.archive.org)
Legends profile: Calvin Murphy(nba.com)
NBA Rankings: The Five Best Coaches Not in the Hall of Fame(bleacherreport.com)
St. Bonaventure Bonnies Men’s Basketball School History(sports-reference.com)