【NCAA】ケンタッキー大学

ケンタッキー大学

基本情報

名称: University of Kentucky
愛称: Wildcats/UK
所属: Southeastern Conference
2020-21: 9勝16敗
2019-20: 25勝6敗(NCAAトーナメント中止)
2018-19: 30勝7敗エリート8

https://ukathletics.com/sports/mens-basketball

近年の話: ワン&ダン選手を量産!!

最近の話
  • 主力
    タイタイ・ワシントンJr: NBAプロスペクト
    オスカー・シブエ: ベストビッグマンの1人
  • 2022年高卒組No.1シェイドン・シャープの加入(2022年1月)
  • 過去最低の成績(2020-21)
  • テレンス・クラークの死去(2021年)

2021-22、ケンタッキー大学は例年とは全く違う。2009年のHC就任以降、ジョン・カリパリ(John Calipari)は就任会見時の「俺はベストオブベストをリクルートするためにここに来た」との発言の通りに毎年フレッシュマンを中心としたチームを構築し続けてきたが、昨2020‐21が就任以降過去最低の9勝16敗だったことの反省からか、今季はオスカー・シブエ(ウェストバージニア大学)、キーラン・グレイディ(デビッドソン大学)、サビア・ウィラー(ジョージア大学)、デイビオン・ミンツ(クレイトン大学)と他大学で経験を積んだ上級生達中心の手堅いチームを編成した。専らワン&ダンはタイタイ・ワシントンJr位だ。

2021年10月、シェイドン・シャープは当初の2022年5月の高校卒業を早めて卒業し、2021年10月にケンタッキー大学付近で生活を始めた後、2022年1月の春学期開始のタイミングで正式に大学入学を果たした。当人は「2022年5月30日に19歳」&「高校卒業後にNBAの1シーズンが経過」のため2022年NBAドラフトへのエントリーが可能だ。但し、現在はレッドシャツになっている。

サウスイースタン・カンファレンス(SEC)

名称: Southeastern Conference
愛称: SEC
設立: 1932年
所属: 14校
放送: ESPN(SEC Network)/CBS
HP: https://www.secsports.com/

イースト・ディビジョン

所属校(大まかな所在地)※太字は重要校
ケンタッキー大学(ケンタッキー州レキシントン)は毎年ロッタリー指名選手を輩出している全米屈指のパワーハウスだ。
テネシー大学は名将リック・バーンズが率いている。
フロリダ大学はビリー・ドノバン(現サンダーHC)が率いてNCAAトーナメント連覇を達成した。
バンダ―ビルト大学(テネシー州ナッシュビル)は最初にバスケ部を設立した大学だ。現在、ジェリー・スタックハウスがHCを務めている。
ジョージア大学は2019-20に地元ジョージア州出身のアンソニー・エドワーズがプレーした。
ミズーリ大学はマイケル・ポーターJrがプレーしていた。
サウスカロライナ大学(コロンビア)は2016年に奇跡的にファイナル4に進出した。出身者には1982-83のNBA得点王アレックス・イングリッシュがいる。

ウェスト・ディビジョン

所属校(大まかな所在地)※太字は重要校
オーバーン大学(アラバマ州)は歴史こそ古いものの強くなったのは最近の遅咲き校だ。
ルイジアナステイト大学(ルイジアナ州バトンルージュ)はシャックとベン・シモンズの母校だ。
アーカンソー大学は黒人HCノーラン・リチャードソンが率いて1994年にNCAAトーナメントを制覇した。現在、エリック・ミュゼルマンが就任してリクルートがかなり強化されている。
アラバマ大学はアントニオ・マクダイスやモー・ウィリアムス等を輩出している。
テキサスA&M大学はディアンドレ・ジョーダンやアレックス・カルーソの母校だ。
ミシシッピ大学はオールミス(Ole Miss)と呼ばれている。
ミシシッピステイト大学は1996年にエリック・ダンピアが率いてファイナル4に進出した。

サウスイースト・カンファレンス(SEC)は南部の大規模大学が所属している。SECは1932年に13校がサザン・カンファレンスから独立して設立された後、各校が競うようにフットボールに力を入れ、現在ではパワーカンファレンスの1つに数えられる程に至っている。バスケットボールはケンタッキー大学以外は安定して強い訳ではない。2025年にテキサス大学とオクラホマ大学の加入がほぼ確定している。

チーム史

アドルフ・ラップ時代(1930-72): ケンタッキー大学をパワーハウス化させた張本人

主な実績
  • NCAAトーナメント優勝×4(1948、49、51、58)
  • NIT優勝(1946)
  • NCAAトーナメント準優勝(1966)
  • NIT準優勝(1947)
  • ファイナル4(1942)
  • NIT3位(1944)

ケンタッキー大学始動!!

コーチングツリー@カンザス大学

ジェームス・ネイスミス博士: バスケットボールの発明者

フォグ・アレン: コーチングの父

アドルフ・ラップ: ケンタッキー大学
ディーン・スミス: ノースカロライナ大学

1930年、アドルフ・ラップ(Adolp Rupp)がHCに就任した。ラップはカンザス大学で”コーチングの父”フォグ・アレンに学び、その後就任したケンタッキー大学を全米屈指の強豪へと変貌させた張本人である。

ポストシーズントーナメント常連校(1942-51)

先行者利益的タイトル
  • 1941-42: NCAAトーナメントファイナル4
  • 1943-44: NIT3位
  • 1945-46: NIT優勝
  • 1946-47: NIT準優勝
  • 1947-48: NCAAトーナメント優勝
  • 1948-49: NCAAトーナメント優勝(2連覇)
  • 1950-51: NCAAトーナメント優勝

1940年代、ラップはどこよりもポストシーズントーナメント制覇に燃えていた。当時、カレッジバスケットボール界の勢力図は新しい物を積極的に取り入れるリベラルな大学が集まっていた東海岸だったが、ケンタッキー大学はいち早くバスケットボールに力を入れ始め、南部の大学にも関わらず全米屈指の強豪となった。

ファビュラス・ファイブ(Fablous Five)は1947-48のアレックス・グローザ、ラルフ・ビアード(NBA 1stチーム)、ウォーレス・ジョーンズ、クリフ・バーカー、ケニー・ローリンズのニックネームだ。同5名は1947-48にNCAAトーナメントを制し、数か月にオリンピックのアメリカ代表として金メダルを獲得した。翌1948-49、ローリンズは卒業してしまったが、その他の4名はNCAAトーナメント2連覇も果たしている。

数々のスキャンダル(1951)

しかし、1951年、いくつものスキャンダルが発覚した。まず、選手数名がギャンブラーと結託して八百長に加担していたことが発覚し、NCAAが調査を進める中で選手への金銭譲渡とプレー資格の無い選手の起用も明らかになり、NCAAはケンタッキー大学に1952-53の活動休止を言い渡した。また、ファビュラス・ファイブのアレックス・グローザとラルフ・ビアードは1950-51のNBA 1stチームに選ばれていたが、同事件の関与によってNBAから追放され、その他の3名も2シーズン以内に引退した。

黒人選手のリクルート開始(1968-69)

1969年、ラップはケンタッキー州ルイビル出身のトム・ペイン(Tom Payne)を初の黒人選手としてリクルートした。1960年代、カレッジバスケットボールは公民権運動の影響を大きく受けた。1963年にはロヨラ大学(シカゴ)が「コートに黒人選手は1人」や「ロスター内の黒人選手は3人」といった暗黙の了解を無視してのNCAAトーナメント優勝を果たし、さらには西海岸ではUCLAやロングビーチステイト大学がブラックパワーを借りて勢力を伸ばしていたのだ。一方、ケンタッキー大学はNCAAトーナメント出場すらも危うい状態にまで落ちぶれていた。そして、1965-66、決定的な出来事が起きた。全員白人のケンタッキー大学はNCAAトーナメント決勝でスターター5名全員が黒人のテキサスウェスタン大学(現テキサス大学エルパッソ校)に敗れたのだ。

ケンタッキー大学が頑なに黒人選手をリクルートしなかったのはアドルフ・ラップだけが理由ではない。NBA7番目の黒人選手ボブ・ウィリアムスは「1955年にアドルフ・ラップに勧誘されていたものの大学理事達の承認が得られなかったため入学できなかった」と語っている。その後、同氏は1955-56にミネアポリス・レイカーズ初の黒人選手となった。

ジョー・ホール時代(1972-85): 過小評価されたレジェンド

主な実績
  • NCAAトーナメント優勝(1978)
  • NCAAトーナメント準優勝(1975)
  • ファイナル4(1984)

ザ・スーパー・キッテンズ(1972-75)

後任にはACのジョー・ホール(Joe B. Hall)が就任した。1974-75、ラップ最後のリクルート組の1人ケビン・グレビーに率いられたワイルドキャッツはNCAAトーナメント決勝まで進出したが、決勝戦の相手は1960年~70年代に9度の優勝を誇る絶対王者UCLA、しかも、同シーズンはHCジョン・ウッデンにとって最後のシーズンだった。その結果、グレビーの35得点も虚しく、軍配は何としても優勝して有終の美を飾りたいUCLAに上がった。

祝福の無いシーズン(1977-78)

1977-78は最も張り詰めたシーズンだった。ケンタッキー大学は主力メンバーのほとんどが1年次にNCAAトーナメント準優勝を経験した4年生だったため優勝以外は許されなかったのだ。そして、開幕後、UKはAPランキングで開幕前と2月の2週分を除いて全て1位の独走を見せ、本戦でも最大の山場のエリート8でマジック・ジョンソンを僅か6得点に抑えてミシガンステイト大学との泥仕合を制し、決勝戦で初優勝に燃えるデューク大学を退けて見事優勝を果たした。その後、ホールは同シーズンを「一切祝福の無いシーズン(A Season Without Celebration)」と回想している。 高い期待はプレッシャーでしか無かったようだ。

悲しきツインタワー(1983-84)

1983-84、ワイルドキャッツはサム・ブーイとメルビン・ターピン(Melvin Turpin)のツインタワーでファイナル4に戻った。1984年のNBAドラフトでブーイはマイケル・ジョーダンよりも上の2位、ターピンも6位指名と評価が高かったが、どちらもNBAでは大成しなかった。

リック・ピティーノ時代(1989-97): 天才降臨!!

主な実績
  • NCAAトーナメント優勝(1996)
  • NCAAトーナメント準優勝(1997)
  • ファイナル4(1993)

The Unforgettables(1989-92): 制裁期間を支えた地元出身の4人

天才降臨!!

1989年、リック・ピティーノ(Rick Pitino)がHCに就任した。ピティーノは1976年からシラキュース大学で指揮を執るジム・ベーハイム(Jim Boeheim)を師に持ち、20代中盤でボストン大学HCに就任して同チームを24年振りのNCAAトーナメントに導き、その後転任したプロビデンス大学でファイナル4進出を成し遂げた次世代を担う天才だった。

死刑宣告(1989-91)

一方、ケンタッキー大学は前任者エディ・サットン(Eddie Sutton)時代の数々の不正によってNCAAから死刑(Death Penalty)と呼ばれる最も重い処罰(1989-91ポストシーズントーナメント出場停止等)を受けることとなった。

忘れられない理由1: 地元愛
ジ・アンフォアゲッタブルス(1988-92)
  • リッチー・ファーマー(Richie Farmer): 2004~12年共和党員
  • ジョン・ペルフレイ(John Pelphrey): 現テネシー工科大学HC
  • ショーン・ウッズ(Sean Woods): 現サザン大学HC
  • デロン・フェルドハウス: 日本でプレー

一般的に制裁中の大学からは転校する選手達が多い中、UKに残って苦しいチームを支えたのが地元出身の4名”ジ・アンフォアゲッタブルス(The Unforgettables)”だった。そして、1991-92、制裁解除後、アンフォゲッタブルズはフルコートプレスを武器にNCAAトーナメント出場を果たし、本戦でもカリ上がりを見せ、デューク大学の待つ準々決勝へと駒を進めた。

忘れられない理由2: 衝撃の結末

しかし、 延長戦残り2秒、ショーン・ウッズが値千金のランナーを決めて103-102とリードを奪ったものの、その後にクリスチャン・レイトナーにベースラインからのベースボールパスをキャッチしてターンアラウンドジャンパーをブザービーターで沈められ、ジ・アンフォアゲッタブルスのシーズンは終幕を迎えた。以来、ケンタッキー大学ファンは”I Still Hate Laettner”のTシャツを着るようになった。

AP1位と第1シード奪還!!(1992-93)

1992-93、晴れて卒業を迎えたアンフォアゲッタブルスに代わってチームのエースとなったのがジャマール・ウォッシュバーンだった。コンセンサス・オール-アメリカンの1stチームに選ばれる活躍を見せたウォッシュバーンに導かれたワイルドキャッツは、シーズン中盤に1987-88以来となるAP1位に輝き、南東地区第1シードでNCAAトーナメント優勝に臨んだ。

ローマ帝国(1995-97)

1995-96
  • アントニー・ウォーカー(1996年1巡目6位)
  • トニー・デレク(1996年1巡目16位)
  • ウォルター・マキャティー(1996年1巡目19位)
  • ロン・マーサー(1997年1巡目6位)
  • デレク・アンダーソン(1997年1巡目13位)
  • ロドリック・ローズ(1997年1巡目24位)
  • ナジー・モハメッド(1998年1巡目29位)

1995-96、ケンタッキー大学はピティーノがイタリア系であることから”ローマ帝国”と呼ばれる程のパワーハウスに戻った。しかし、開幕前AP1位と評されて自惚れていたワイルドキャッツは開幕2戦目にジョン・カリパリとマーカス・キャンビー率いるマサチューセッツ大学に自慢の攻撃力を完璧にシャットダウンさせられてまさかの敗退を喫し、その後、無敗の25連勝でレギュラーシーズンを駆け抜けたにもかかわらず、2月末に入るまでAP2位以上には上がることができず、最終的にAP2位だった。


本戦、ワイルドキャッツは1回戦~準々決勝まで全て20点差以上の圧勝でファイナル4の舞台に戻ってきた。


そして、準決勝、対戦相手は因縁の相手マサチューセッツ大学だった。


試合は互いにフルコートプレスを仕掛ける激闘となった。残り2分30秒、ケンタッキー大学が71-61とリードを広げたが、マサチューセッツ大学はディフェンスを修正、連続ターンオーバーを誘って3点差に詰め寄り、試合は残り1分で両チーム共にタイムアウトを使い切り、なお且つ主力選手も退場する消耗戦となった。


しかし、最後のタイムアウトが勝敗を決めた。ピティーノはドリブルでは無くパスを使ったプレスの攻略法を選手に授け、選手達が見事にそれを遂行して「勝負あり」となり、勢いそのままに決勝戦でシラキュース大学を破って18年振りの優勝を果たした。


1996-97、主力選手の4年生の卒業とアントニー・ウォーカーのアーリーエントリーで主力選手の顔ぶれが大きく変わったが、昨季唯一の主力メンバーのデレク・アンダーソンとロン・マーサーが下級生達を導き、準々決勝でユタ大学、準決勝でミネソタ大学と次々とニューカーマ―の夢を砕いて2連覇まであと1勝となった。


しかし、ルート・オルソン(Lute Olson)率いる初優勝を狙うアリゾナ大学に延長戦の末に敗れて2連覇の夢は散った。その後、ピティーノはNBAボストン・セルティックスのHCとなった。

トゥビー・スミス時代(1997-2007): 一応、優勝はしたが…

主な実績
  • NCAAトーナメント優勝(1998)

恐慌シーズンを物に!!(1997-98)

  • アリゾナ大学: ジェイソン・テリーとマイク・ビビー
  • ノースカロライナ大学: ビンス・カーターとアントワン・ジェイミソン
  • デューク大学: エルトン・ブランドとシェーン・バティエ
  • カンザス大学: ポール・ピアースとリーフ・ラフレンツ(1998年1巡目3位)

1997年、トゥビー・スミス(Tubby Smith)がかなり荷が重いピティーノの後釜を引き受けた。当時、ワイルドキャッツはローマ帝国と呼ぶにはあまりに質素なロスターだったものの、幸運なことに1997-98はどこのチームもイマイチだった。優勝候補のアリゾナ大学、カンザス大学、デューク大学、ノースカロライナ大学の4校ですらもタレント、経験、ケミストリーのいずれかに不安を残していたのだ。そのため、ケンタッキー大学は楽々とSECを制覇してNCAAトーナメント出場を果たし、本戦ではエリート8でデューク大学とは大接戦となったが、仮想敵のカンザス大学、アリゾナ大学、ノースカロライナ大学が全員姿を消していたこともあってか、結果的にスミスはピティーノの後任というプレッシャーを背負いながら初陣でまさかの優勝を果たした。

1998-99は優勝メンバーが最上級生となって期待されたシーズンだったがエリート8に終わった。

スミスの挑戦(1999-2004)

主な選手
  • ティショーン・プリンス(1998-2002)
  • キース・ボーガンズ(1999-2003)
  • マービン・ストーン(1999-2002)

21世紀突中直後、実はケンタッキー大学は地味なロスターでの優勝を狙っていた。2000年、ジャマール・マグロワの旅立ちによってロスターはスミスのリクルートした選手達だけとなった。2002-03、ワイルドキャッツはSECをレギュラーシーズンとカンファレンストーナメントを19勝0敗で終え、遂に最終週にAP1位を獲得したが、ドゥウェイン・ウェイド(マーケット大学)にトリプルダブルの活躍を許してエリート8に終わった。そして、翌2003-04、ワイルドキャッツはシーズン中盤以降に畳み掛けるように勝ち星を重ねて最終的にAP2位に至ったものの、2回戦でアラバマ大学バーミンガム校にアップセットされてしまった。

再びタレント重視に(2004-07)

マクドナルド・オール-アメリカン3人
  • ラジョン・ロンド(2004-06)
  • ランドルフ・モリス(2004-07)
  • ジョー・クロフォード(2004-08)

2004-05、ケンタッキー大学はマクドナルド・オール-アメリカン3名の加入によって再びタレントがストックされ、レイジョン・ロンドの活躍によってエリート8進出を果たしたが、UKファンの求める「ファイナル4以上の結果」と「NBA選手の輩出」の両立には至っていなかったため、2007年、スミスはロンドのNBAの飛躍を待たずして解雇となった。

ランドルフ・モリスは1週間内にカレッジとNBAの試合に出た稀有な経歴の持ち主だ。当時、選手はNBAドラフトへのエントリー後も指名が無かった場合は大学に戻ることが可能だった。また、一度エントリーを表明した選手はFA選手の扱いだった。そのため、モリスは2005年のNBAドラフトへエントリーしたのだが、2005-06と2006-07はケンタッキー大学に戻り、そして、2006-07のシーズン途中に大学を辞めてニューヨーク・ニックスと契約し、実際に試合にも出場を果たした。

ジョン・カリパリ時代(2009-): NBAスター量産工場

主な実績
  • NCAAトーナメント優勝(2012)
  • NCAAトーナメント準優勝(2014)
  • ファイナル4×2(2011、15)

有言実行(2009-10)

リクルート(2009)
  • ジョン・ウォール
  • デマーカス・カズンズ
  • エリック・ブレッドソー
  • ダニエル・オートン(2010年1巡目29位)
  • Jon Hood(トップ100)

2009年、HC就任時、ジョン・カリパリは「俺はベストオブベストをリクルートするためにここに来た」と発言し、程なくしてケンタッキー大学史上最も才能に溢れるロスターが完成した。2009-10、ケンタッキー大学は開幕19連勝を達成し、レギュラーシーズンとカンファレンストーナメントの両方でSECを制覇して32勝2敗でNCAAトーナメント出場を果たし、準々決勝では不運にもことごとくシュートが外れてウェストバージニア大学に敗れたものの、1~3回戦を全て15点以上の差をつけてエリート8まで勝ち進んだ。

ギリスピーの置き土産(2010-11)

ギリスピーの置き土産+リクルート(2010)
  • ジョシュ・ハレルソン(2008-11/2巡目45位)
  • ディアンドレ・リギンズ(2008-11/2巡目53位)
  • ダリアス・ミラー(2008-12/2巡目46位)
  • ブランドン・ナイト(2010-11/1巡目8位)
  • テレンス・ジョーンズ(2010-12/1巡目18位)
  • ドロン・ラム(2010-12/2巡目42位)

2010年、昨季の選手が次々とワン&ダンでキャンパスを後にする中、僅か2シーズンで解雇された前任者ビリー・ギリスピー(Billy Gillispie)のリクルートした選手達は引き続き大学に残った。2010-11、カリパリのロスターにしては珍しく上級生の比率の高いチームは前シーズンよりも上のファイナル4進出を果たし、ギリスピーの汚名を僅かながら返上した。

カリパリを優勝させた男(2011-12)

リクルート(2011)
  • アンソニー・デイビス(2011-12/1巡目1位)
  • マイケル・キッド-ギルクリスト(2011-12/1巡目2位)
  • マーキス・ティーグ(2011-12/1巡目29位)

カリパリの仕事はNBAプロスペクトをリクルートすることだが、手段を選ばないカリパリを良く思わないアンチはこぞってカリパリが優勝していないことを叩いた。


2011-12、ワイルドキャッツは、SECのカンファレンストーナメント優勝は掴み損ねたものの、32勝2敗でNCAAトーナメント出場が決まり、トーナメント本戦も順当に勝ち進み、決勝戦にたどり着いた。


対戦相手のカンザス大学はカリパリがメンフィス大学時代に決勝で敗れた私怨の相手だった。2008年NCAAトーナメント決勝、デリック・ローズの上からマリオ・チャルマースに同点スリーを決められ、延長戦の末にカリパリとローズはカンザス大学の前に屈した。


そして、決勝戦、アンソニー・デイビスがカンザス大学の徹底マークでFG1/10の6得点に抑えられ、カリパリの脳裏には2010-11の悪夢が過った。が、ストレスフルな状況でもデイビスは集中力を欠かなかった。デイビスは6ブロックと16リバウンドでゴール前に立ちはだかり、逆にカンザス大学を抑え返した。その結果、ケンタッキー大学は終始リードしたままディフェンス勝ちで優勝を決めた。

1位、ランク外、準優勝(2013-14)

マクドナルド・オール-アメリカン6名
  • ジュリアス・ランドル(2013-14/1巡目6位)
  • ジェームス・ヤング(2013-14/1巡目17位)
  • アンドリュー・ハリソン(2013-15/2巡目44位)
  • アーロン・ハリソン(2013-15/ドラフト外)
  • ダカリ・ジョンソン(2013-15/2巡目48位)
  • マーカス・リー(2013-16/ドラフト外)

2013-14は奇妙なシーズンだった。マクドナルド・オール-アメリカン6人が入学したケンタッキー大学はAPで開幕前1位と評されたが、頻繁に試合を取りこぼした結果、最終週ではまさかのランク外にまで落ちてしまった。


しかし、ワイルドキャッツは2回戦で35勝0敗で優勝を狙うウィチタステイト大学をアップセット、続く3回戦でピティーノ率いるライバルのルイビル大学を破り、その後ミシガン大学とウィスコンシン大学のビッグ10校を2タテ、名門にも関わらず”シンデレラチーム”になってしまった。


そして、決勝戦、対戦相手は東地区第7シードから勝ち上がってきたこちらもシンデレラチームのコネチカット大学だった。そのため、オッズはポテンシャルの高いUKにあった。が、シャバズ・ネイピアに翻弄されて2年振りの優勝は幻に終わった。

同大史上最強38勝1敗(2014-15)

主な選手
  • カール・アンソニー-タウンズ(2014-15/)
  • デビン・ブッカー(2014-15/)
  • トレイ・ライルズ(2014-15)
  • タイラー・ウリス(2014-16)
  • ウィリー・コーリー-スタイン(2012-15/)

2014-15、ケンタッキー大学は開幕前から同大史上最強と言われていた。案の定、ワイルドキャッツは強かった。レギュラーシーズンとカンファレンストーナメントの成績は34勝0敗、APランキングは開幕前から最終週まで常に1位だった。


そして、NCAAトーナメント3回戦、ワイルドキャッツは2011年に優勝を阻まれたウェストバージニア大学を78-39のダブルスコアで蹴散らし、続く準々決勝で古豪ノートルダム大学に接戦を演じられるも、最後にエースのジェリアン・グラントを抑えて2点差で競り勝ち、ファイナル4に進出した。


しかし、昨シーズンと同じ顔ぶれとなった準決勝、年間最優秀選手賞のフランク・カミンスキーにリベンジを果たされてケンタッキー大学の無敗神話は最終回(決勝戦)目前に打ち切りとなった。

近年(2015-19)

近年の主な出身選手
  • タイラー・ヒーロー(2018-19/2019年1巡目13位)
  • PJ・ワシントン(2017-19/1巡目12位)
  • ケルドン・ジョンソン(2018-19年/1巡目29位)
  • ケビン・ノックス(2017-18/2018年1巡目9位)
  • シェイ・ギル-アレクサンダー(2017-18/1巡目11位)
  • ディアーロン・フォックス(2016-17/2017年1巡目5位)
  • マリーク・モンク(2016-17/2017年1巡目11位)
  • バム・アデバヨ(2016-17/2017年1巡目14位)
  • ジャマール・マレー(2015-16/2016年1巡目7位)
  • スカル・バズリアー(2015-16/2016年1巡目28位)
  • +ファイブスターリクルートや2巡目指名選手多数

現地観戦

レキシントン(ケンタッキー州)

基本情報
  • 規模: カレッジタウン(大)
  • 標準時/時差: 東部標準時/-14時間
  • アクセス: 飛行機/長距離バス
  • アリーナ: Rapp Arena
  • 公共交通機関: ローカルバス
  • 気温(11~3月): 15/0℃
  • 観光: 競馬/バーボン/ソフトクリーム

ケンタッキー大学はケンタッキー州の中央にある。シンシナティとルイビルが近い。アクセスは飛行機と長距離バスで可能だ。ダウンタウンは結構栄えている。近くにはシンシナティとルイビルがある。

昔からラップ・アリーナには名称変更案が上がっている。理由はアドルフ・ラップが人種差別主義者だったためだ。2020年1月、ケンタッキー大学の学長はラップの名称継続を発表したが、同年7月にケンタッキー大学のアフリカ系アメリカ人団体らが学長にラップ・アリーナ及びキャンパス内で人種差別主義者の名を冠した施設の名称変更を要求した。

チケット

同大はパワーカンファレンスに所属しているため、試合によってはチケットが売り切れる可能性もある。だから、チケットの購入は会場では無く、 TicketmasterStubHubVIVIDSETAS、公式サイト等で事前に購入するのがオススメだ。

カレッジグッズ

公式ストア(ブックストア/チームストア)

カレッジグッズは各大学キャンパス内のブックストア(カレッジストア)が最も品揃えが豊富だ。ブックストアは書店では無い。ブックストアはアパレルと日用品が売られている雑貨屋だ。場所は「大学名 bookstore」で検索で出てくる。

ファナティクス
複数のリーグのグッズ購入にオススメ!!
※全て日本への発送に対応

ファナティクス社は世界中のスポーツチームのグッズ販売に携わっている企業だ。同社は自社の「Fanatics」「Fanatics International(欧州軸)」「Fanatics Big Tall(デカいサイズ)」「LIDS(子会社)」で全NCAA D1校のグッズを販売している。

NILグッズ
主なNILグッズ
  • 選手のプライベートブランド商品
  • 選手のサインや実用品

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日本からカレッジバスケを視聴する方法を紹介!!

参考

Shaedon Sharpe, 18, can apply for 2022 NBA draft after joining Kentucky Wildcats in January(espn.com)
Kentucky Wildcats School History(sports-reference.com)
NBA & ABA Players Who Played For Kentucky(basketball-reference.com)
NBA pioneer Bob Williams’s legacy as Minneapolis Lakers’ first Black player(archive.ph)
Kentucky Schedule(1952-53)(bigbluehistory.net)
A Season Without Celebration: Hall(news.google.com)
Where are they now: Feldhaus unforgotten in Kentucky lore(coachcal.com)
Like Rome, Kentucky basketball is a storied, flawed empire: Bill Livingston(cleveland.com)
Former Grissom Basketball Standout Marvin Stone Dies at 27(waff.com)
The problematic prospect(sports.yahoo.com)
30 for 30: One and Not Done(espnplayer.com)
Some Kentucky faculty want name change for arena named after former basketball coach Adolph Rupp(espn.com)

NCAAの視聴方法
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