【NCAA】デポール大学

うい。現地観戦研究家のBall Otaku Bros(@b_o_bros)だ。

今回は強豪ビッグ・イースト・カンファレンスに所属しているデポール大学を紹介する。

デポール大学

基本情報

名称: DePaul University
愛称: Blue Demons
所属: Big East Conference
19-20: 16勝16敗
18-19: 19勝17敗CBI準優勝
17-18: 11勝20敗
16-17: 9勝23敗

2020-21 Men's Basketball Schedule - DePaul University Athletics
The official 2020-21 Men's Basketball schedule for the DePaul University Blue Demons

近年の話1: もうミッドメジャーとは言わせない!?

デポール大学はビッグ・イースト・カンファレンスに所属している。ビッグイーストはビラノバ大学やジョージタウン大学など強豪校が所属しているカンファレンスなのだが、 デポール大学はあまりプログラムに力を注いなかったため、ずっとカンファレンス下位に沈んでいた。最後にNCAAトーナメントに出場したのも2004年である。


しかし、近年、デポール大学はようやく重い腰を上げた。まず、リクルートに強いデイブ・レティアーノ(Dave Letiano)をHCに呼んだ。レティアーノは、2016年にマックス・ストラス(NBA/Gリーグ選手)、2017年にフォースターリクルートのJustin Robertsとポール・リード(NBAプロスペクト)、2019年にRomeo Weems(USA代表候補)とMarkese Jacobs(イリノイ州第2位リクルート)と次々と有望選手を入学させた。


その結果、2018-19はビッグイースト内でも7勝11敗、2019-20はオールアメリカン1stチームのルカ・ガルーザ率いるアイオワ大学、前年度NCAAトーナメント準優勝のテキサス工科大学、バトラー大学を破る等、デポール大学は明らかな成長を見せている。


そして、2020年夏、ケンタッキー大学のアスレティックディレクター(運動部部長)だったドゥウェイン・ピーヴィー(DeWayne Peevy)を新ADとして迎え入れた。ピーヴィーはジョン・カリパリの相棒的存在、つまり、多少、強引な手段であっても欲しい物は手に入れるタイプの人間だ。シカゴはウェイド、ローズ、アンソニー・デイビスといったリクルートの産地である。デポール大学がパワーハウスになる日も近い。


ちなみに、

近年の話2: ベンチリアクションが話題に!!

2019-20シーズン、デポール大学はベンチリアクションの良さでも話題となった。

注目選手

ロミオ・ウィームス(2年/#1/201cm/フォワード)

Class of 2019 Wing Romeo Weems Highlights (USA Basketball)

注目選手の1人はロミオ・ウィームス(Romeo Weems)だ。ウィームスはアンダーカテゴリーのUSA代表合宿に招待された経験を持つ一応NBAプロスペクトである。2019-20の成績は平均8.0点、4.9リバウンドだった。

ポーリー・ポーリキャップ(RS4年/#?/203cm/フォワード)

#33 Pauly Paulicap 2017-18 Highlight Mixtape | Manhattan College Basketball

ポーリー・ポーリキャップ(Pauly Paulicap)は身体能力が魅力的なマンハッタンカレッジからの編入生だ。ポーリキャップは、一時期ホームレス生活を送るなどで本格的にバスケットボールを始めたのは高校入学後からだったが、徐々に才能を開花させて大学2年次にD1アスリートになった。ちなみに、懸念点としては直近2シーズンは怪我で思うようにプレーができていないことだ。

ビッグ・イースト・カンファレンス

名称: Big East Conference
愛称: Big East
設立: 1979年
所属校: 10校
HP: https://www.bigeast.com/

所属校(大まかな所在地)※太字は注目のチーム
St. ジョーンズ大学(NYC) は1943年と1944年に当時はNCAAトーナメントよりも格式が高かったNITを連覇した古豪だ。MSGをホームアリーナとして使用している。
シートン・ホール大学(NYC)はニュージャージー・ネッツが使用していたアリーナを使用している。19-20シーズンはチーム史上ベストのチームだった。
ジョージタウン大学(ワシントンD.C.) はパトリック・ユーイング(現HC)やディケンベ・ムトンボ等のレジェンドセンターを輩出したビッグマンの登竜門だ。アイバーソンの母校としても有名である。
ビラノバ大学(フィラデルフィア) は2016年と2018年にNCAAトーナメントを制覇した。HCのJay Wrightは非常に目利きの優れた人物で近年はNBAに優秀なロールプレーヤー達を多数輩出している。
コネチカット大学(コネチカット州)は過去に4回もNCAAトーナメントを制覇した元超強豪だ。2020年にアメリカン・アスレティック・カンファレンスから移籍してきた。
バトラー大学(インディアナポリス) はブラッド・スティーブンスが率いて2年連続でNCAAトーナメント準優勝を果たした。
ゼイビア大学(シンシナティ) はデビッド・ウェストの母校だ。
デポール大学(シカゴ) は長らくプログラムに力を注いでいなかった。しかし、近年はリクルートに成功している。
マーケット大学(ミルウォーキー)はドウェイン・ウェイドやドック・リバースを輩出した。
クレイトン大学(ネブラスカ州オマハ)のダグ・マクダモートの父がHCを務めている。今後、注目すべきチームの1つだ。

ビッグ・イースト・カンファレンスは東海岸の強豪が集まったカンファレンスだ。近年の勢力図はビラノバ大学は全米トップクラスに強いが、その他はNCAAトーナメントで1回勝てるかどうかレベルだった。が、19-20シーズンはトップ25に常に3校位が名を連ねていた。ちなみに、ビッグ・イースト・カンファレンスは新旧2つある。旧ビッグ・イースト・カンファレンス(現アメリカン・アスレティック・カンファレンス)からフットボール部を登録していなかった大学が離脱して立ち上げたのがこの新ビッグ・イースト・カンファレンスだ。

チーム史

レイ・メイアー時代(1942-84)

主な実績
  • NIT優勝(1945)
  • NCAAトーナメントファイナル4×2(1943、79)
  • エリート8(1978)
  • スウィート16×6(1953、59、60、65、76、84)

レイ・メイアー(Ray Mayer)はジョージ・マイカンと共にバスケットボールをビッグマンのゲームにした伝説的なコーチだ。


当時、バスケットボールは鈍臭い長身選手(200cm越え程度)には不向きだとされていたのだが、メイアーは新入生のジョージ・マイカン(208cm)に可能性を見出し、その期待に応えたマイカンは試合を支配した。


特に人々を驚かせたのはブロックショットだった。当時、選手がリングより上にあるボールを叩けるとは考えられていなかったのだが、マイカンはいとも簡単にブロックできてしまっため、度々ゲームが成立しなくなってしまった。その結果、1944年からNCAAはゴールテンディングルールを採用した。


しかし、ゴールテンディング採用後もマイカンの支配力は変わらなかった。1945年、マイカン要するデポールは当時NCAAトーナメントよりも格式が高かったNITで優勝を果たした。


その後、マイカンはプロでも大活躍だった。その結果、ビッグマンの評価は180度変わり、その後ビル・ラッセル、ウィルト・チェンバレンが続いて、2010年代前半まで続く長いビッグマンの時代が到来した。

ジョーイ・メイアー時代(1984-97)

主な実績
  • スウィート16×2(1986、87)

現地観戦

ホームアリーナ

基本情報

名称: Wintrust Arena
住所: 200 E Cermak Rd, Chicago, IL 60616

キャンパスとアリーナが別々の場所にあるので注意だ。キャンパスはダウンタウンを北上した場所にあるのだが、ホームアリーナはダウンタウンから南下した場所にある。最寄り駅は地下鉄RED LINEのCermak-Chinatown駅だ。ちなみに、ダウンタウンにキャンパスストアがあり、グッズはそこでも購入できる。

チケット

同大はパワーカンファレンスに所属しているため、試合によってはチケットが売り切れる可能性もある。だから、チケットの購入は会場では無く、 TicketmasterStubHubVIVIDSETAS、公式サイト等で事前に購入するのがオススメだ。

カレッジギア

大学のグッズの購入はキャンパス内のブックストア(カレッジストア)がオススメだ。場所はグーグルマップで「大学名 bookstore」で検索すれば出てくる。


ブックストアは書店では無い。ブックストアはアパレルと日用品が売られている雑貨屋だ。と言うのも、アメリカの大学生は基本的に寮やキャンパス付近での生活を強いられるため彼らの生活に必要となるアイテムが置いてあるのである。


ちなみに、カレッジのアイテムはアリーナでも買える。が、品揃えは良くない。時間があれば是非ともキャンパス内or付近のブックストアに立ち寄ることを俄然オススメする。

まとめ

近い将来、デポール大学がNCAAトーナメントに復帰するのは間違いない。加えて、ビッグイースト全体が強くなっている。今から注目しても損は無いはずだ。

合わせて行きたい: 五大湖エリア

カレッジフープスの記事

参考

DePaul 2019 Basketball Commits(247sports.com)
Romeo Weems(depaulbluedemonds.com)
Hamilton: DeWayne Peevy must be ruthless to resuscitate DePaul basketball(theathletic.com)
Kentucky’s DeWayne Peevy Named Director of Athletics at DePaul University(depaulbluedemons.com)
2020 Pomeroy College Basketball Ratings(kenpom.com)
DePaul Blue Demons School History(sports-reference.com)
DePaul Players In The NBA(basketball.realgm.com)
The M and M Boys(web.archive.org)
George Mikan(hoophall.com)
Raymond J. “Ray” Meyer(hoophall.com)

管理人

俺達B.O.Brosはアメリカかぶれの”bro”2人だ。両者共にアメリカの大学に留学経験(1人は現在留学5年目)がある。元々はバスケ好きが高じて渡米したのだが、今ではバスケを通り越してアメリカ的価値観や文化そのものの虜になり、固まった休みが取れ次第、試合観戦がてらアメリカ各地を巡っている。トレンドの話はTwitter、俺達自身についてはInstagram、ブログのコンセプト外の話はnoteで発信しているので、興味があれば、そちらもチェックしてもらえれば、と思う。

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