【NCAA】デポール大学

うい。


Bro Institute of Ball&Tripはbroに向けてバスケ界隈の解説&紹介を行っているサイトだ。

主なコンテンツ

※全て参考文献付き

そして、各大学の記事は「近年の話」「チーム史」「現地観戦情報」の構成で各チーム(男子バスケ部)について紹介している。


ちなみに、俺達が記事にしている大学は実際に訪れた場所だけだ。もし俺達に紹介してほしい大学がある場合、サイドバーやフッターの投げ銭から1校につき現地観戦費用5万円で現地訪問して記事にするので、「遠戚を訪ね周る」「中高時代の同級生に急に連絡する」「プロミスに駆け込む」なりで都合をつけてくれ。

今回はジョージ・マイカンの母校デポール大学についてだ。

デポール大学

基本情報

名称: DePaul University
愛称: Blue Demons
所属: Big East Conference
19-20: 16勝16敗
18-19: 19勝17敗CBI準優勝
17-18: 11勝20敗
16-17: 9勝23敗

2021-22 Men's Basketball Schedule - DePaul University Athletics
The official 2021-22 Men's Basketball schedule for the DePaul University Blue Demons

近年の話1: もうミッドメジャーとは言わせない!?

デポール大学はビッグ・イースト・カンファレンスに所属している。ビッグイーストはビラノバ大学やジョージタウン大学など強豪校が所属しているカンファレンスなのだが、 デポール大学はあまりプログラムに力を注いなかったため、ずっとカンファレンス下位に沈んでいた。最後にNCAAトーナメントに出場したのも2004年である。


しかし、近年、デポール大学はようやく重い腰を上げた。まず、リクルートに強いデイブ・レティアーノ(Dave Letiano)をHCに呼んだ。レティアーノは、2016年にマックス・ストラス(NBA/Gリーグ選手)、2017年にフォースターリクルートのJustin Robertsとポール・リード(NBAプロスペクト)、2019年にRomeo Weems(USA代表候補)とMarkese Jacobs(イリノイ州第2位リクルート)と次々と有望選手を入学させた。


その結果、2018-19はビッグイースト内でも7勝11敗、2019-20はオールアメリカン1stチームのルカ・ガルーザ率いるアイオワ大学、前年度NCAAトーナメント準優勝のテキサス工科大学、バトラー大学を破る等、デポール大学は明らかな成長を見せている。


そして、2020年夏、ケンタッキー大学のアスレティックディレクター(運動部部長)だったドゥウェイン・ピーヴィー(DeWayne Peevy)を新ADとして迎え入れた。ピーヴィーはジョン・カリパリの相棒的存在、つまり、多少、強引な手段であっても欲しい物は手に入れるタイプの人間だ。シカゴはウェイド、ローズ、アンソニー・デイビスといったリクルートの産地である。デポール大学がパワーハウスになる日も近い。

近年の話2: ベンチリアクションが話題に!!

2019-20シーズン、デポール大学はベンチリアクションの良さでも話題となった。

注目選手

ロミオ・ウィームス(2年/#1/201cm/フォワード)

注目選手の1人はロミオ・ウィームス(Romeo Weems)だ。ウィームスはアンダーカテゴリーのUSA代表合宿に招待された経験を持つ一応NBAプロスペクトである。2019-20の成績は平均8.0点、4.9リバウンドだった。

ポーリー・ポーリキャップ(RS4年/#?/203cm/フォワード)

ポーリー・ポーリキャップ(Pauly Paulicap)は身体能力が魅力的なマンハッタンカレッジからの編入生だ。ポーリキャップは、一時期ホームレス生活を送るなどで本格的にバスケットボールを始めたのは高校入学後からだったが、徐々に才能を開花させて大学2年次にD1アスリートになった。ちなみに、懸念点としては直近2シーズンは怪我で思うようにプレーができていないことだ。

ビッグ・イースト・カンファレンス

名称: Big East Conference
愛称: Big East
設立: 1979年
所属校: 10校
HP: https://www.bigeast.com/

所属校(大まかな所在地)※太字は注目のチーム
St. ジョーンズ大学(NYC) は1943年と1944年に当時はNCAAトーナメントよりも格式が高かったNITを連覇した古豪だ。MSGをホームアリーナとして使用している。
シートン・ホール大学(NYC)はニュージャージー・ネッツが使用していたアリーナを使用している。19-20シーズンはチーム史上ベストのチームだった。
ジョージタウン大学(ワシントンD.C.) はパトリック・ユーイング(現HC)やディケンベ・ムトンボ等のレジェンドセンターを輩出したビッグマンの登竜門だ。アイバーソンの母校としても有名である。
ビラノバ大学(フィラデルフィア) は2016年と2018年にNCAAトーナメントを制覇した。HCのJay Wrightは非常に目利きの優れた人物で近年はNBAに優秀なロールプレーヤー達を多数輩出している。
コネチカット大学(コネチカット州)は過去に4回もNCAAトーナメントを制覇した元超強豪だ。2020年にアメリカン・アスレティック・カンファレンスから移籍してきた。
バトラー大学(インディアナポリス) はブラッド・スティーブンスが率いて2年連続でNCAAトーナメント準優勝を果たした。
ゼイビア大学(シンシナティ) はデビッド・ウェストの母校だ。
デポール大学(シカゴ) は長らくプログラムに力を注いでいなかった。しかし、近年はリクルートに成功している。
マーケット大学(ミルウォーキー)はドウェイン・ウェイドやドック・リバースを輩出した。
クレイトン大学(ネブラスカ州オマハ)のダグ・マクダモートの父がHCを務めている。今後、注目すべきチームの1つだ。

ビッグ・イースト・カンファレンスは東海岸の強豪が集まったカンファレンスだ。近年の勢力図はビラノバ大学は全米トップクラスに強いが、その他はNCAAトーナメントで1回勝てるかどうかレベルだった。が、19-20シーズンはトップ25に常に3校位が名を連ねていた。ちなみに、ビッグ・イースト・カンファレンスは新旧2つある。旧ビッグ・イースト・カンファレンス(現アメリカン・アスレティック・カンファレンス)からフットボール部を登録していなかった大学が離脱して立ち上げたのがこの新ビッグ・イースト・カンファレンスだ。

チーム史

レイ・マイヤー時代(1942-84)

主な実績
  • NIT優勝(1945)
  • ファイナル4×2(1943、79)
  • エリート8(1978)
  • スウィート16×6(1953、59、60、65、76、84)

ゲームチェンジャー(1942-46)

レイ・マイヤー(Ray Mayer)はジョージ・マイカンと共にバスケットボールをビッグマンのゲームに変えた伝説的なコーチだ。


当時、バスケットボールは鈍臭い長身選手(200cm越え程度)には不向きだとされていたのだが、マイヤーは新入生のジョージ・マイカン(208cm)に可能性を見出し、その期待に応えたマイカンは試合を支配した。


特に人々を驚かせたのはブロックショットだった。当時、選手がリングより上にあるボールを叩けるとは考えられていなかったのだが、マイカンはいとも簡単にブロックできてしまっため、度々ゲームが成立しなくなってしまった。その結果、1944年からNCAAはゴールテンディングルールを採用した。


しかし、ゴールテンディング採用後もマイカンの支配力は変わらなかった。1945年、マイカン要するデポールは当時NCAAトーナメントよりも格式が高かったNITで優勝を果たした。


その後、マイカンはプロでも大活躍だった。その結果、ビッグマンの評価は180度変わり、その後ビル・ラッセル、ウィルト・チェンバレンが続いて、2010年代前半まで続く長いビッグマンの時代が到来した。

ポスト-マイカン(1946-75)

誠意制作中

カムバック(1975-78)

デイブ・コーザイン(1974-78): 1978年1巡目18位
ゲイリー・ガーランド(1975-79): 1979年2巡目30位

しかし、メイヤーは次々と優秀な選手を発掘してカムバックを果たした。1975-76、デーモンンズはシーズン終盤に複数の強豪校から白星を挙げて10年以上振りのNCAAトーナメント出場し、翌1976-77は失望のシーズンとなったが、1977-78にはデイブ・コーザインとゲイリー・ガーランドの躍進によってレギュラーシーズンを24勝2敗(AP通信最終3位)で終えてエリート8進出を果たした。

勝負弱さ(1978-84)

マーク・アギーレ(1978-81): 1981年1巡目1位
テリー・カミングス(1979-82): 1982年1巡目2位
タイロン・コービン(1981-85): 1985年2巡目35位

1978年、地元シカゴ出身で全米No.1高校生(Mr. Basketball USA)のマーク・アギーレが入学した。1978-79、アギーレの現代であればワン&ダン間違い無しの活躍でチームはシーズン終盤に優勝候補のノートルダム大学から大金星を挙げ、AP通信最終6位でNCAAトーナメントに臨み、準々決勝で将来のNBA選手軍団UCLAをアップセットして36年振りにファイナル4の舞台に戻った。


しかし、デポール大学は勝負弱かった。1979-80、アギーレの年間最優秀選手に輝く活躍でチームは開幕25連勝を達成して優勝最有力候補となったが、UCLAにリベンジを果たされて早々に会場を後にし、翌1980-81は開幕前から優勝候補筆頭で27勝1敗でRSを終えたにも関わらず、St.ジョセフズ大学にアップセットを食らって再び予定よりも早い帰宅となった。


1981-82は、テリー・カミングスがコンセンサス・オール-アメリカンに選ばれるパフォーマンスでアギーレの穴を埋め、チームは26勝1敗でレギュラーシーズンを終えたが、何の因果か、ボストンカレッジに敗れて再び初戦で姿を消した。その後、1983-84、デポール大学は開幕16連勝を達成して再び優勝候補としてNCAAトーナメントに臨んだが、初戦こそ勝利を収めたものの、次戦でウェイク・フォレスト大学に敗れて、またもやNCAAトーナメント制覇の夢は幻に終わった。


そして、1984年、レイ・マイヤーは引退を発表し、後任にはアシスタントで息子のジョーイ・マイヤーが就いた。

ジョーイ・メイアー時代(1984-97)

主な実績
  • スウィート16×2(1986、87)

親の七光り(1984-91)

ダラス・カムジス(1983-87): 1987年1巡目21位
ロッド・スティックランド(1985-88): 1988年1巡目19位
ケビン・エドワーズ(1986-88): 1988年1巡目20位
スタンリー・ブランディー(1985-89): 1989年2巡目32位

1984年、ジョーイ・マイアーが跡を継いだ。1984-85、デポール大学はジョーイの初陣への期待と前シーズンの主力が残っていたことから開幕前には優勝候補の一角として期待されていたが、徐々に負けが込み、結局はNCAAトーナメント出場するに留まった。


1985-86、成績は16勝12敗だったが、前年度からNCAAトーナメントの出場枠が64校に拡大したためデポール大学も招待を受け、運良く2回勝ってスウィート16進出を果たした。翌1986-87、将来のNBA選手4名をロスターに抱えたチームは開幕16連勝で一気に優勝候補に名乗りを上げたがスウィート16に終わった。


しかし、カレッジバスケットボール界は超戦国時代に突入していた。コーチK率いるデューク大学、ファブファイブを結成したミシガン大学、NCAAにも牙をむくUNLV、天才リック・ピティーノを招聘して鬼に金棒状態のケンタッキー大学、就任当初から黒い噂が絶えなかったジョン・カリパリのマサチューセッツ大学が鎬を削り合っていたのだ。もはや親の七光りだけで勝てる余地はなかった。

インディペンデント脱却(1991-97)

1991年、デポール大学は遂にインディペンデント(どこのカンファレンスにも所属しない状態)を辞めて新設のグレート・ミッドウェスト・カンファレンス(GMWC)への加入を決意した。当時、NCAAはインディペンデント校を冷遇を始めたからである。


しかし、初年度こそレギュラーシーズン1位とNCAAトーナメント出場を果たしたデポール大学だったが、GMWCにはシンシナティ大学やメンフィス大学といった手だえれが集まっていたため、2シーズン目からは思ったようには勝てなくなり、NCAAトーナメント不出場のシーズンが続いた。


そして、1995年、GMWCがメトロ・カンファレンスと合併してカンファレンス-USAとなったことが決定打となった。デポール大学は1995-96は2勝12敗、翌1996-97は1勝13敗と競争力が高まったカンファレンスでドアマットチームとなってしまったのだ。


その結果、1997年、大学は渋々ジョーイ・マイヤーの解雇を決断した。

その他

ビリー・ギャレットJr(2013-17)

ビリー・ギャレットJrは偉大な祖父の遺伝子を色濃く受け継いだ選手だ。


まず、最初に受け継いだのは高い運動能力だ。ギャレットJrは2013年高卒組の有望PGとしてデポール大学に入学した大学史上でも指折りのハイリクルート選手なのだが、実は祖父ビル・ギャレットは「ビッグ・10・カンファレンス初の黒人選手」&「NBA史上3人目の黒人指名選手」の黒人アスリートの先駆けであり、父ビリー・ギャレットも大学時代にフットボールで名を馳せたアスリートだった。


一方、もう1つが鎌状赤血球症だ。鎌状赤血球症は赤血球が鎌状(アルファベットのCの形)に変化し、それらが血管内で絡み合ってしまうことで血液の流れを悪くし、結果的に身体全体に酸素が運搬されなくなる貧血症の一種だ。アスリートの場合、常に水分補給に気を配る必要があり、症状の痛みから競技を諦めざるを得ないこともある。そして、実はこの病気は遺伝によって発症することが多く、父ビル・ギャレットも子どもの頃に貧血で倒れて病院に搬送された経験を持っていた。


その後、2018-19、ギャレットはシーズン終盤にニューヨーク・ニックスと10日間契約を結んでNBAデビューを果たし、初の鎌状赤血球症患者のNBA選手となった。

現地観戦

ホームアリーナ

基本情報

名称: Wintrust Arena
住所: 200 E Cermak Rd, Chicago, IL 60616

キャンパスとアリーナが別々の場所にあるので注意だ。キャンパスはダウンタウンを北上した場所にあるのだが、ホームアリーナはダウンタウンから南下した場所にある。最寄り駅は地下鉄RED LINEのCermak-Chinatown駅だ。ちなみに、ダウンタウンにキャンパスストアがあり、グッズはそこでも購入できる。

チケット

同大はパワーカンファレンスに所属しているため、試合によってはチケットが売り切れる可能性もある。だから、チケットの購入は会場では無く、 TicketmasterStubHubVIVIDSETAS、公式サイト等で事前に購入するのがオススメだ。

カレッジギア

大学のグッズの購入はキャンパス内のブックストア(カレッジストア)がオススメだ。場所はグーグルマップで「大学名 bookstore」で検索すれば出てくる。


ブックストアは書店では無い。ブックストアはアパレルと日用品が売られている雑貨屋だ。と言うのも、アメリカの大学生は基本的に寮やキャンパス付近での生活を強いられるため彼らの生活に必要となるアイテムが置いてあるのである。


ちなみに、カレッジのアイテムはアリーナでも買える。が、品揃えは良くない。時間があれば是非ともキャンパス内or付近のブックストアに立ち寄ることを俄然オススメする。

まとめ

近い将来、デポール大学がNCAAトーナメントに復帰するのは間違いない。加えて、ビッグイースト全体が強くなっている。今から注目しても損は無いはずだ。

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テンプル大学AMERICANフィラデルフィア
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SMU
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ウィチタステイト大学AMERICANウィチタ
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オハイオステイト大学B1G
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ミシガン大学B1G
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オクラホマ大学BIG 12
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A10ワシントンD.C.
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参考

DePaul 2019 Basketball Commits(247sports.com)
Romeo Weems(depaulbluedemonds.com)
Hamilton: DeWayne Peevy must be ruthless to resuscitate DePaul basketball(theathletic.com)
Kentucky’s DeWayne Peevy Named Director of Athletics at DePaul University(depaulbluedemons.com)
2020 Pomeroy College Basketball Ratings(kenpom.com)
DePaul Blue Demons School History(sports-reference.com)
DePaul Players In The NBA(basketball.realgm.com)
The M and M Boys(web.archive.org)
George Mikan(hoophall.com)
Raymond J. “Ray” Meyer(hoophall.com)
Ex-DePaul coach Ray Meyer dies at 92(espn.com)
Ray Meyer, Former DePaul Coach, Dies at 92(nytimes.com)
Billy Garrett Jr. follows family’s example in fight against sickle cell(si.com)

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