カンザス大学
基本情報
名称: University of Kansas
愛称: Jayhawks/KU
所属: Big 12 Conference
2022-23: 28勝8敗NCAAトーナメント出場
2021-22: 34勝6敗NCAAトーナメント優勝
2020-21: 21勝9敗NCAAトーナメント出場
2019-20: 28勝3敗(NCAAトーナメント中止)

近年の話: 伝統校の光と影
- NBAドラフト(2023)
ジェイレン・ウィルソン(2019-23)*
グレイディ・ディック(2022-23)* - HCビル・セルフ体調不良(2022-23)
- NCAAトーナメント優勝(2021-22)
オチャイ・アバジ
デビッド・マコーマック
クリスチャン・ブラウン
ジェイレン・ウィルソン
レミー・マーティン - セルフの無期雇用契約(2021)
契約更新年に自動的に5年契約更新
主な選手(2023-24) | 備考 |
ケビン・マクラ― | テキサス工科大学(2019-22) カンザス大学(2022-) NBAドラフト撤回 |
KJ・アダムス | カンザス大学(2021-) |
デュワン・ハリス | カンザス大学(2019-) |
ハンター・ディキンソン | ミシガン大学(2019-23) トップ編入生(2023) |
アーテリオ・モリス | ★5 テキサス大学(2022-23) 上位編入生(2023) 退部(2023) |
ニコラス・ティンバーレイク | タウソン大学(2018-23) 上位編入生(2023) |
パーカー・ブラウン | ミズーリ大学(2019-21) サンタ・クララ大学(2021-23) クリスチャン・ブラウン兄弟 |
エルマルコ・ジャクソン | ★5 |
クリス・ジョンソン | ★4 |
2021-22、カンザス大学は数年前の「NBAプロスペクト中心→NCAAトーナメント制覇を目指す選手」へのリクルート路線変更から遂にNCAAトーナメント優勝を果たした。一方、スキャンダル調査が未だに続いている。2017年、アディダスのTJ・ガスノーラ(T.J. Gassnola)とHCビル・セルフのリクルート不正が明らかになった。現在、元選手のビリー・プレストンとシルビオ・デ・ソーサ(Silvio De Sousa)の保護者やACの関与は確定している。

2022-23、ビル・セルフはリクルート不正の自罰として自ら数試合のコーチングを自粛した。
ビッグ・12・カンファレンス
- 名称: Big 12 Conference
- 設立: 1994
- 所属校: 10校
- 放送: ESPN/FOX/CBS
- HP: https://big12sports.com/
所属校(大まかな所在地) |
ウェストバージニア大学は現役最多勝利のボブ・ハジンスがHCを務めている。 |
シンシナティ大学(オハイオ州)*はNCAAトーナメント連覇とオスカー・ロバートソンを輩出した古豪だ。 |
セントラルフロリダ大学(オーランド)*はタッコ・フォールの出身校だ。 |
カンザス大学(ローレンス)は初代HCジェームス・ネイスミス博士に始まる正統派だ。 |
カンザスステイト大学(マンハッタン)はトライアングルオフェンスの実戦導入成功で知られている。その後、テックス・ウィンターはフィル・ジャクソンの参謀となった。 |
アイオワステイト大学は2010年代前半にフレッド・ホイバーグの手腕で再興した。 |
オクラホマ大学(オクラホマシティ)はフットボール校にも関わらず合計5回のファイナル4進出を誇る。地元出身のブレイク・グリフィンとトレイ・ヤングも通っていた。 |
オクラホマステイト大学(タルサ-オクラホマシティ)は1945、46年にNCAA連覇を達成した古豪だ。最近ではケイド・カニンガムがプレーしていた。 |
テキサス大学(オースティン)はケビン・デュラントの母校として有名だ。近年はジャクソン・ヘイズ、モー・バンバ、ジャレット・アレン、マイルズ・ターナー、グレッグ・ブラウンがワン&ダンで通過していった。 |
テキサス・クリスチャン大学(ダラス)は、ジェイミー・ディクソンがHCに就任して以降、2018年に20年ぶりのNCAAトーナメント出場を果たす等、早速結果を残している。 |
ベイラー大学(テキサス州ウェイコー)は列車事故、度重なるNCAA規定違反、チームメイト殺人事件等を乗り越えて2021年にNCAAトーナメント初制覇を成し遂げた。 |
テキサス工科大学は2019年にNCAAトーナメント決勝まで進んだ。 |
ヒューストン大学*は1980年代にクライド・ドレクスラーとアキーム・オラジュワン等を擁したダンカ―集団”Phi Slama Jama”で一世を風靡した。 |
ブリガム・ヤング大学(ユタ州)*はジマー・フレデッテが一世を風靡した。 |
ビッグ・12・カンファレンスは1994年にビッグ・8・カンファレンスとサウスウェスト・カンファレンスが合併して誕生した。勢力図はカンザス大学+一時的に好調な大学が交代で出てくる状況だ。2023年7月、シンシナティ大学+UCF+ヒューストン大学+BYUが加入した。一方、2024年にテキサス大学とオクラホマ大学がSECに移籍してしまう。
チーム史
ジェームス・ネイスミス博士時代(1898-1907)
1898年、ジェームス・ネイスミス博士が知り合いのコネでカンザス大学で教鞭を執ることになった。同氏は、「バスケットボール=キリスト教的紳士育成のアクティビティ」と考えていたため、勝敗には関心を示さず、戦術の指導もほとんど行っていなかった。実際、通算成績はカンザス大学HCで唯一負け越しとなっている。

バスケットボールの非接触性はジェームス・ネイスミス博士の思想に基づいている。同氏は「激しい身体のぶつかり合いはキリスト教的教育観に反する」と考えていた。そのため、小さな接触もファールになっている。そして、バスケットボールは”ソフトさ”故に女性に受け入れられた。一方、同競技は中西部カンザス州では女子の競技として広まってしまっていた。そのため、当初、カンザス大学の男子学生達はバスケをプレーしたがらなかった。
フォグ・アレン時代(1907-09/1919-56)
- NCAAトーナメント優勝(1952)
- NCAAトーナメント準優勝×2(1940、53)
- NCAAトーナメント出場(1942)
コーチングの父
二代目フォグ・アレン(Phog Allen)はバスケットボールにコーチの概念をもたらした。同氏はカンザス大学選手時代から師ジェームス・ネイスミス博士の思想に背いて隣町のベイカー大学バスケ部でコーチングを行っていた。そして、コーチングはバスケットボールをレクリエーションからスポーツに変えた。その後、教え子アドルフ・ラップ(ケンタッキー大学)とディーン・スミス(ノースカロライナ大学)はそれぞれの赴任先でバスケットボール部の礎を築いた。
バスケットボールの収益化
一方、フォグ・アレンはバスケットボールでビジネスも行っていた。同氏は自作の「バスケットボールシューズ」「栄養ドリンク」「コーチングやバスケットボール本」を販売していた。実際に「新聞に高評価レビューを寄稿したコーチにチーム分のシューズ提供」のキャンペーンすら行われている。
最高傑作
そして、1956年、同氏はウィルト・チェンバレンのリクルートを最後に勇退した。

ディック・ハープ時代(1956-64)
- NCAAトーナメント準優勝(1957)
絶対的エースの無駄遣い
1956年、愛弟子ディック・ハープ(Dick Harp)にバトンが引き継がれた。1956-57、カンザス大学はNCAAトーナメント決勝に進んだものの、ノースカロライナ大学にトリプルチームでウィルト・チェンバレンを封じられて54-53の泥仕合の末に優勝を逃し、翌1957-58に至ってはNCAAトーナメント出場すら果たせず、終いには絶対的エースのプロ転向を引き留めることもできなかった。

ウィルト・チェンバレンは「NBAアーリーエントリー禁止→興行団体ハーレム・グローブトロッターズ入団(1958)→NBAドラフトエントリー(1959)→地元出身選手の優先指名」の手順でフィラデルフィア・ウォリアーズに入団した。
唯一の実績
その後、1959-60、同氏は自身のリクルートのビル・ブリッジス(Bill Bridges)に開花によってチームをエリート8に導いた。
テッド・オーウェンズ時代(1964-83): ファイナル4進出
- ファイナル4×2(1971、74)
- エリート8(1966)
- スウィート16(1981)
実はドラマチックだった準々決勝(1965-66)
1964年、テッド・オーウェンズ(Ted Owens)がACからHCに昇格した。翌1965-66、カンザス大学は孤軍奮闘のウォルト・ウェズリーにジョジョ・ホワイトが加入して火力が増し、ビッグ8を13勝1敗と大きく勝ち越し、NCAAトーナメント2回戦(準々決勝)では優勝校テキサスウェスタン大学(現テキサス大学エルパッソ校)と決勝戦に劣らぬ激戦を演じた。その後、同校は黒人選手を積極的に起用して全員白人のケンタッキー大学を破って歴史的なNCAAトーナメント制覇を達成した。

ジョジョ・ホワイトは「金メダル@メキシコ五輪(1968)」「NBAドラフト1巡目9位→ボストン・セルティックス加入(1969)」「オールスター常連(1970年代)」「NBA優勝(1974&76)」「ファイナルMVP(1976)」「永久欠番(引退後)」と大成功を収めた。
ツインタワー(1970-71)
1970-71、カンザス大学はデイブ・ロビッシュ(19.2P&10.1R)とロジャー・ブラウン(平均11.2P&11.1R)でインサイドを圧倒し、24勝1敗でレギュラーシーズンを終え、本戦でも2回勝ってファイナル4へと進出し、絶対君主UCLAを相手に好勝負を演じた。

UCLAにはシドニー・ウィックス、カーティス・ロウ、ヘンリー・ビビー(元NBAマイク・ビビーの父)が在籍していた。
スタープレーヤー不在(1973-74)
1973-74、カンザス大学は相変わらずスタープレーヤーを欠いていたものの、負け越しシーズンから一転、平均二桁得点5名の全員バスケでビッグ8を13勝1敗で乗り切り、NCAAトーナメント出場を決め、優勝校マーケット大学に敗れるまで勝ち進み、ファイナル4へと進出した。
低迷(1974-83)
しかし、その後は困難を極めた。最後の9季は「NCAAトーナメント出場3回」「最後2季は負け越し」と散々なものだった。

ラリー・ブラウン時代(1983-88): 劇薬
- NCAAトーナメント制覇(1988)
- ファイナル4(1986)
ラリー・ブラウンは僅か5シーズンで「NCAAトーナメント優勝」「ファイナル4」「全体1位指名選手輩出」を果たした。1987-88、KUは18勝11敗と優勝候補からは程遠い位置にいたものの、ダニー・マニングが勝負強さを発揮し、カンザスステイト大学、デューク大学、オクラホマ大学を相手にレギュラーシーズンの借りを返し続け、終わってみればNCAAトーナメント制覇を成し遂げた。

実は1986-87にグレッグ・ポポビッチが陰ながらチームに関わっていた。同氏はポモナ-ピッツァ大学の体育指導員の立場から特別研究期間を利用し、ラリー・ブラウンからコーチングを学びにカンザス大学に来ていた。
ロイ・ウィリアムス時代(1988-2003): パワーハウス化
- 準優勝×2(1991、2003)
- ファイナル4×2(1993、2002)
- エリート8(1996)
後任にはロイ・ウィリアムス(Roy Williams)が抜擢された。当時のアスレティック・ディレクターのボブ・フレデリック(Bob Frederick)は長期間HC職を全うできる人物を探していた。ウィリアムスはカンザス大学の卒業生でも無ければD1でのHC経験も無かったが、カンザス大学卒業生でアレンの教え子のディーン・スミスの愛弟子、そしてカンザス大学への敬意を持っていたため、フレデリックはウィリアムスが適任者だとしてオファーを出した。
就任3年目、ウィリアムスは後の殿堂入りコーチとしての片鱗を見せた。1991年、ウィリアムスはファイナル4の舞台で師匠スミス率いるノースカロライナ大学を破って決勝に進出した。1993年、日系アメリカ人のレックス・ウォルターズが中心となって再びファイナル4に進んだ。
これによって世間一般からの評価を勝ち取ったウィリアムスは有望なリクルートを巧みに口説き落とした。1995-98の3年間、KUはラエフ・ラフレンツ、ポール・ピアース、ジャック・ボーン、スコット・ポラードなど国内1、2位を争うパワーハウスと化し、彼らと代わるようにして1999年にはカーク・ハインリック、ドリュー・グッデン、ニック・コリソンが入学してきた。
しかし、どちらのチームでも残念ながら惜しくも優勝には至らなかった。
そして、2003年、相棒フレデリックが既に引退していたこともあり、ウィリアムスはKUへの忠誠心で2000年に一度断っていた母校ノースカロライナ大学のHC職のオファーを受けた。
ビル・セルフ時代(2003-)
- 優勝(2008)
- 準優勝(2012)
- ファイナル4(2018)
- エリート8()
優勝(2007-08)
【理想のチーム】
- ダーネル・ジョンソン(2004-08)
- サーシャ・カーン(2004-08)
- ブランドン・ラッシュ(2005-08)
- マリオ・チャルマース(2005-08)
- ダレル・アーサー(2006-08)
- コール・オルドリッジ(2007-10)
2003年、ビル・セルフがHCに就任した。同氏は「オーラル・ロバーツ大学: NCAA D1残留危機→NIT招待」「タルサ大学: 同大史上最高エリート8」「イリノイ大学: 全3季優勝候補」と中西部でのし上がっていた。そして、2007-08、主力が自身のリクルート&将来のNBA選手達で埋まった。ジェイホークスは開幕20連勝を達成し、ビッグ12のリーグ戦(テキサス大学と同率)とカンファレンストーナメントの両方を制し、中西部地区第1シードを獲得した。
【第一の刺客】
準々決勝、デビッドソンカレッジが牙をむいてきた。カンザス大学はステフィン・カリーのスリーポイントを4/16に抑えたものの、引き換えにレイアップやミッドレンジシュートを決められ、相手を引き離せずに終盤を迎えた。そして、試合は相手の師勝負所のスリーで59-57の1ポゼッションゲームとなった。そんな中、同校はダブルチームで相手エースのラストショットを諦めさせた。その後、ワイドオープンスリーは幸運にも外れた。辛くもファイナル4進出が決まった。
【第二の刺客】
- タイラー・ハンズブロー
- タイ・ローソン
- ウェイン・エリントン
- ダニー・グリーン
準決勝、対戦相手は優勝筆頭候補のノースカロライナ大学だった。同校は「大学ベストプレーヤー2名」を「将来NBAシューター2名」が脇を固めていた。そして、前任者ロイ・ウィリアムスがHCを務めていた。そんな中、カンザス大学は上級生達の試合巧者ぶりであっさりと決勝へと駒を進めた。
【第三の刺客】
決勝戦、対戦相手はジョン・カリパリのメンフィス大学だった。残り10.8秒/60-62、絶対的エースのデリック・ローズにFT2本が与えられた。しかも、タイムアウトは残っていなかった。そんな中、幸運にもFT1本が外れた。さらに、相手はノーファールの判断ミスも犯した。その結果、マリオ・チャルマースは気持ち良く同点スリーを決めた。そして、ビル・セルフは悲願のNCAA制覇を成し遂げた。
苦い思い出(2009-10)
- シェロン・コリンズ(2006-10): コンセンサス・オール-アメリカン1stチーム
- コール・オルドリッジ(2007-10): 2010年1巡目11位
- タイショーン・テイラー(2008-12): 2012年2巡目41位
- マーキフ・モリス(2008-11)
- マーカス・モリス兄弟(2008-11)
- ゼイビア・ヘンリー(2009-10): 2010年1巡目12位
2009-10、カンザス大学は再び優勝を狙える豪華なロスターを揃え、「開幕14連勝」「AP1位×15/19」「最終32勝2敗」でNCAAトーナメントに臨んだものの、2回戦で「将来のNBA選手無し」「NCAAトーナメント出場回数5回」のノーザンアイオワ大学にまさかのアップセットを食らって失意のまんじゃにローレンスに帰った。
疑心暗鬼(2011-12)
【上級生ロスター】
- トーマス・ロビンソン(2009-12): 2012年1巡目5位
- タイショーン・テイラー(2008-12): 2012年2巡目41位
- ジェフ・ウィットニー(2009-13): 2013年2巡目39位
- エリジャウ・ジョンソン(2009-13): ファイブスター
2011-12、ジェイホークスは上級生だけで固められたセルフ好みロスターだった。その後、ジェイホークスはビッグ12を16勝2敗と大きく勝ち越して中西部地区第2シードを獲得し、エリート8で将来のNBA選手7名を擁するノースカロライナ大学を破り、続くファイナル4でパワーハウスのオハイオステイトをアップセットし、決勝に臨んだ。
【自身の哲学を揺るがす敗戦】
- アンソニー・デイビス(2011-12/1巡目1位)
- マイケル・キッド-ギルクリスト(2011-12/1巡目2位)
- テレンス・ジョーンズ(2010-12/1巡目18位)
- マーキス・ティーグ(2011-12/1巡目29位)
- ドロン・ラム(2010-12/2巡目42位)
- ダリアス・ミラー(2008-12/2巡目46位)
そして、決勝戦、カンザス大学はアンソニー・デイビスを6点(FG1/10)に抑えたものの、6ブロックと16リバウンドでペイントエリア内を支配され、結局、自身の哲学の対極の下級生チームに破れた。そして、ビル・セルフはリクルートの路線を変更した。
迷走(2013-15)
- 2013
アンドリュー・ウィギンス
ウェイン・シェルダン
ジョエル・エンビート
ブランネン・グリーン(Brannen Green)
コナー・フランカンプ(Conner Frankamp)
フランク・メイソン - 2014
クリフ・アレクサンダー
ケリー・ウーブレ - 2015
チェイク・ディアロ(McDAA)
カールトン・ブラッグJr(McDAA)
2013-14、カンザス大学は同大史上1、2位を争うタレントに溢れたロスターとなった。HCビル・セルフは遂にワン&ダン選手に手を出したのだ。その結果、最終成績は25勝10敗でNCAAトーナメント2回戦敗退のらしからぬ結果に終わった。翌2014-15も結果は同じだった。そして、2015-16、同氏は、結果的にエリート8に進出したものの、結局は上級生を中心の起用でシーズンを戦ってしまった。以降、ワン&ダン系選手は0~2名に限定された。
後NBAプロスペクト期(2015-現在)
- 2016: ジョシュ・ジャクソン
- 2017: ビリー・プレストン
- 2018: クエンティン・グライムス
【スキャンダル発覚(2017)】
2017年、アディダスのTJ・ガスノーラ(T.J. Gassnola)が有望なリクルートに金銭を渡してアディダス校への入学を仕向していたことが発覚した際、元マクドナルド・オール-アメリカンのビリー・プレストンとフォワードのシルビオ・デ・ソーサ(Silvio De Sousa)の保護者の関与が明らかになったのだ。2021年には新たにアシスタントコーチの関与も発覚した。現在も調査は続いている。

ビリー・プレストンは交通事故もあって大学を去った。シルビオ・デ・ソーサは選手資格停止の後、2019-20に試合中の乱闘と別件の暴行容疑の発覚でカンザス大学を離れ、2021-22に編入先テネシー大学チャタヌーガ校でNCAAトーナメントに出場した。
現地観戦
ローレンス(カンザス州)
- 規模: カレッジタウン(大)
- 標準時/時差: 中部標準時/-15時間
- アクセス: 鉄道/長距離バス
- アリーナ: Allen Field House
- 公共交通機関: ローカルバス
- 気温(11~3月): 10/-7℃
- 観光: KUの歴史
カンザス大学はミズーリ州カンザスシティと州都トピカの間にある。アクセスは鉄道と長距離バスで可能だ。衣食住は問題無い。観光はBooth Family Hall of FameやDeBruce Centerの博物館がある。

DeBruce Centerの入り口前にジェームス・ネイスミス博士の銅像が腰掛けている。
チケット
ハイメジャー校は試合によってはチケットが売り切れる。あるいは、会場購入の場合、列に並ぶ必要が出る。そのため、チケットは事前のオンライン購入が無難だ。
グッズ
公式ストア(ブックストア/チームストア)
カレッジグッズは各大学キャンパス内のブックストア(カレッジストア)が最も品揃えが豊富だ。ブックストアは書店では無い。ブックストアはアパレルと日用品が売られている雑貨屋だ。場所は「大学名 bookstore」で検索で出てくる。
ファナティクス
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ファナティクス社は世界中のスポーツチームのグッズ販売の裏方だ。同社は世界の複数エリア向けに自社サイトを運営している。各サイトはそれぞれのエリアの人気スポーツリーグのグッズを販売している。値段や在庫も異なる。Lidsのみ実店舗もある。そして、北米系サイトは全NCAA D1校のグッズを取り扱っている。

例えば、ファナティクスでは大谷翔平選手(MLB)と八村塁選手(NBA)と角田裕毅(F1)のグッズのまとめ買いが可能だ。
NILグッズ
- 選手関連品
名前&番号入りジャージー/写真やイラスト入りTシャツ等 - 選手のプライベートブランド商品
- 選手のサインや実用品
NILグッズは公式の選手関連商品だ。2021年、NCAAは学生アスリートが自身のName-Image-Likenessを活用してのマネタイズを解禁した。現在、「選手名&番号入りジャージー」「選手のイラストや写真のTシャツ」等の販売が超メジャー校から徐々に始まっている。販路は各大学の実店舗やオンラインストア or サードパーティーマーケットプレイスとなっている。

関連記事
ミッドウェストエリア
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ミネアポリス(ミネソタ州)
NBA: ミネソタ・ティンバーウルブス
NCAA D1(強豪): ミネソタ大学
NCAA D1(中堅): St.トーマス大学
高校: ミネハハアカデミー
その他
-NCAA D3ハムライン大学: 初の大学試合催行
グランドフォークス-ファーゴ(ノースダコタ州)
NCAA D1(中堅): ノースダコタ大学
NCAA D1(中堅): ノースダコタステイト大学
スーフォールズ(ノースダコタ州)
Gリーグ: スーフォールズ・スカイフォース
NCAA D1(中堅): サウスダコタ大学
NCAA D1(中堅): サウスダコタステイト大学
シーダーラピッズ(アイオワ州)
NCAA D1(強豪): アイオワ大学
NCAA D1(中堅): ノーザンアイオワ大学
デモイン(アイオワ州)
Gリーグ: アイオワ・ウルブス
NCAA D1(強豪): アイオワステイト大学
NCAA D1(中堅): ドレイク大学
オマハ-リンカーン(ネブラスカ州)
NCAA D1(強豪): ネブラスカ大学
NCAA D1(強豪): クレイトン大学
NCAA D1(中堅): ネブラスカ大学オマハ校
イリノイ大学(シャンペーン)
スプリングフィールド(イリノイ州)
NCAA D1(中堅): ブラッドリー大学
NCAA D1(中堅): ウェスタンイリノイ大学
NCAA D1(中堅): イリノイステイト大学
NCAA D1(中堅): イースタンイリノイ大学
セントルイス(ミズーリ州)
NCAA D1(中堅): セントルイス大学
NCAA D1(中堅): リンダウッド大学
NCAA D1(中堅): サザンイリノイ大学エバンスビル校
ミズーリ大学(コロンビア)
カンザスシティ(ミズーリ州)
NCAA D1(中堅): ミズーリ大学カンザスシティ校(UMKC)
その他:
-全米初の大学No.1決定戦開催地(NAIA前身)byジェームス・ネイスミス博士
-NAIA本部
-NAIAトーナメント開催地
-カレッジフープスの博物館
カンザス大学(カンザス州ローレンス)

カンザスステイト大学(マンハッタン)

ウィチタ(カンザス州)
NCAA D1(中堅): ウィチタステイト大学
高校: サンライズ・クリスチャン・アカデミー
NCAA基礎講座
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大学一覧

バスケ留学解説

NCAAの視聴方法



参考
Kansas Signs Coach Bill Self to Lifetime Contract(si.com)
Kansas Jayhawks School History(sports-reference.com)
Kansas Players In The NBA(basektball.realgm.com)
Kansas Basketball: The Top 50 Players in School History(bleacherreport.com)
Kansas to ‘Fiercely Dispute’ Charges in Notice of Allegations(si.com)
Kansas Forward Silvio De Sousa Eligible for 2019-20 Season After Winning NCAA Appeal(si.com)
Silvio De Sousa Suspended 12 Games by Big 12 After Kansas State Brawl(si.com)
Former KU basketball player Silvio De Sousa facing charge of aggravated battery, court records show(www2.ljworld.com)
New court filing: Kansas assistant coach talked of routing funds to recruit’s family(theathletic.com)
Kansas 2020 Basketball Commits(247sports.com)
Harp, Dick(khof.org)
Joseph Henry “Jo Jo” White(hopphall.com)
1966: Miners edge Kansas, 81-80, in overtimes(elpasotimes.com)
Throwback Thursday: Ted Owens(kuathletics.com)
Hiring Williams at Kansas a gamble that paid off(espn.com)
Frederick, Bob(kshof.org)
Woodling: Popovich’s KU connections still paying off(www2.kusports.com)