うい。
「全米中のバスケを訪れる」が目標、乗り鉄的現地観戦愛好家のBall Otaku Bros(@b_o_bros)だ。
今回はブラッド・スティーブンスが指揮して2年連続NCAAトーナメント準優勝を果たしたバトラー大学について紹介する。
バトラー大学
基本情報
名称: Butler University
愛称: Bulldogs
所属: Big East Conference
18-19: 16勝17敗NIT出場
17-18: 21勝14敗NCAAトーナメント2回戦
16-17: 25勝9敗NCAAトーナメントスウィート16
バスケットボールスクール
バトラー大学はバスケットボールスクールとして知られている。つまり、大学で最も盛り上がっている運動部がバスケットボール部ということである。ほとんどの大学はフットボールに最も力を入れている。故に、当然ながら学生やその町の注目はフットボール部に持っていかれてしまうのだが、同大の場合はフットボール部に力を入れていないのだ。ちなみに、バトラー大学の学生総数は4000人程であるが、毎試合8000人程の観客が入る。
ビッグ・イースト・カンファレンス
チーム史
トッド・リックリタ―時代(2001-07)
- スウィート16×2()
ブラッド・スティーブンス時代(2007-13)
- NCAAトーナメント準優勝×2(2010、11)
- スウィート16(2013)
バトラー大学は現ボストン・セルティックスHCのブラッド・スティーブンスが頭角を現したチームとして知られている。スティーブンスの下でブルドッグスは2010年と2011年に2年連続でNCAAトーナメント準優勝を果たした。
2010年時のエースが現ボストン・セルティックスのゴードン・ヘイワードだ。2010年のNCAAトーナメント決勝戦は、今でも語り継がれている名勝負なのだが、上の動画はその決勝戦でヘイワードが逆転を狙って放ったブザービーターショットだ。惜しくもシュートはリムに弾かれてしまったが、もしこれが決まっていれば、間違いなくNCAAトーナメント史上のベストブザービーターに選ばれていただろう。
ちなみに、その後、ヘイワードは2010年のNBAドラフトにエントリーしユタ・ジャズに入団した。バトラー大学はヘイワードを失うも、シェルビン・マックを中心に再びNCAAトーナメントの決勝まで勝ち進んだが、勢いに乗っていたケンバ・ウォーカー率いるコネチカットに大差で負け、2年連続で優勝を逃した。
ホームアリーナ
バトラー大学のホームアリーナはキャンパス内のHinkle Fieldhouseだ。インディアナポリスのダウンタウンからバスが通っている。以前よりも本数が増えたので行きやすくなった。
チケット
同大はパワーカンファレンスに所属しているため、試合によってはチケットが売り切れる可能性もある。だから、チケットの購入は会場では無く、 Ticketmaster、StubHub、VIVIDSETAS、公式サイト等で事前に購入するのがオススメだ。
カレッジギア
大学のグッズの購入はキャンパス内のブックストア(カレッジストア)がオススメだ。場所はグーグルマップで「大学名 bookstore」で検索すれば出てくる。
ブックストアは書店では無い。ブックストアはアパレルと日用品が売られている雑貨屋だ。と言うのも、アメリカの大学生は基本的に寮やキャンパス付近での生活を強いられるため彼らの生活に必要となるアイテムが置いてあるのである。
ちなみに、カレッジのアイテムはアリーナでも買える。が、品揃えは良くない。時間があれば是非ともキャンパス内or付近のブックストアに立ち寄ることを俄然オススメする。
その他: クロスロード・クラシック
正式名称: Crossroads Classic
時期: 12月中旬
詳細: https://www.crossroadsclassic2018.com/
クロスロードクラシックは毎年12月中旬に行われるカレッジバスケの大会だ。バンカーズフィールド・ライフハウスで行われる。インディアナ州の強豪4校、インディアナ大学、パーデュー大学、ノートルダム大学、バトラー大学が集まり、毎年違う組み合わせで合計2試合が行われる。チケットは通し券だ。
関連記事
五大湖エリア

五大湖エリア(北東部)
五大湖エリアは五大湖周辺を括ったエリアだ。北にミネソタエリア、東にニューイングランドエリアとボスウォッシュエリア、南にオハイオバレーエリア、西にカンザスシティエリアがある。
トロント(カナダ)
トロントはカナダ最大の都市だ。NBAトロント・ラプターズとGリーグチームのラプターズ905、そしてカナダ国内リーグのチームがある。一方、多民族都市で市内では様々な文化体験ができる。ナイアガラ滝も近い。
バッファロー(ニューヨーク州)
バッファローはカナダとの国境の街だ。アメリカからトロントへ向かう通過点にあるためかなり行きやすい。NCAAトーナメント常連校になりつつあるバッファロー大学を含めて合計3校のNCAA D1大学がある。
ピッツバーグ(ペンシルベニア州)
ピッツバーグは鉄鋼の町として知られているが、同時に学術都市でもある。NCAA D1はピッツバーグ大学、デュケイン大学、ロバート・モリス大学、NCAA D3は最初の大学の試合を行ったとされるジェネバカレッジがキャンパスを構えている。
ウェストバージニア大学(ウェストバージニア州)
デトロイト(ミシガン州)
デトロイトは自動車産業で酸いも甘いも経験した街だ。近年はかつての賑わいを取り戻しつつある。NBAデトロイト・ピストンズが郊外からダウンタウンにホームアリーナを移転したのはその最たる例だ。
ミシガン大学(ミシガン州)
ミシガン大学はデトロイト・ウェイン・カウンティ国際空港から長距離バスで45分程のアナーバーにある。
ミシガンステイト大学(ミシガン州)
ミシガンステイト大学はデトロイト・ウェイン・カウンティ国際空港から長距離バスで1時間半程のイーストランシングにある。
クリーブランド(オハイオ州)
クリーブランドはレブロン・ジェームスを産んだ労働者の町だ。NBAクリーブランド・キャバリアーズはそんな街の唯一の希望だったレブロンが去って以降一気に高額チームから格安チームに転落した。その他、クリーブランドステイト大学等ミッドメジャー4校がキャンパスを構えている。
オハイオステイト大学(オハイオ州)
オハイオステイト大学は全米最大規模の超マンモス大学だ。キャンパスはオハイオ州のど真ん中の州都コロンバスにある。
ニューキャッスル(インディアナ州)
ニューキャッスルはインディアナポリスとデイトンの中間に位置する田舎町だ。インディアナ・バスケットボール殿堂とニューキャッスル高校がある。
インディアナポリス(インディアナ州)
インディアナポリスは五大湖から離れた内陸部にある地方都市だ。エリアの中で最も雰囲気が良い。NBAインディア・ペイサーズとブラッド・スティーブンス時代に2年連続でNCAAトーナメント準優勝を果たしたバトラー大学がある。
シカゴ(イリノイ州)
シカゴはアメリカ北東部と中西部のターミナルとして栄えた大都市だ。NBAはシカゴ・ブルズ、NCAAはデポール大学、ノースウェスタン大学、ロヨラ大学(シカゴ)など古い歴史を持つチームがキャンパスを構えている。
ミルウォーキー(ウィスコンシン州)
ミルウォーキ-はシカゴと一緒に周っておきたい町だ。NBAはミルウォーキー・バックス、NCAA D1はドウェイン・ウェイドの母校マーケット大学とNBAプロスペクトのパトリック・ボルドウィンJrの進学先候補のウィスコンシン大学ミルウォーキー校がある。
ウィスコンシン大学(ウィスコンシン州)
強豪ウィスコンシン大学はミルウォーキーから長距離バスで片道1、2時間程のマディソンという町にある。
参考
Butler 2019 Basketball Commits(247sports.com)
2020 Pomeroy College Basketball Ratings(kenpom.com)
Butler Bulldogs School History(sports-reference.com)
Butler Players in the NBA(basketball.realgm.com)