バトラー大学
基本情報
名称: Butler University
愛称: Bulldogs
所属: Big East Conference
2022-23: 14勝18敗
近年の話: 敏腕リクルーターの出戻り
- プロ転向/転校(2023)
ジェイデン・テイラー(2021-23)→NCステイト大学
シマース・ルコーシャス(2021-23)→シンシナティ大学
チャック・ハリス(2020-23)→SMU - サッド・マッタ就任(2022)
主な選手(2023-24) | 備考 |
マニー・ベイツ | 元★3-4 NCステイト大学(2019-22) バトラー大学(2022-) |
ポシュ・アレクサンダー | St.ジョーンズ大学(2020-23) 上位編入生(2023) |
ジャミール・テルフォート | ノースイースタン大学(2020-23) 上位編入生(2023) |
フィンリー・ビジャック | ★3-4 |
2022年、バトラー大学はサッド・マッタ(Thad Matta)をHCに呼び戻した。同氏は2000年代に「2000-01: 就任1年目にNCAAトーナメント出場@バトラー大学」→「2003-04: エリート8進出@ゼイビア大学」→「2006-07: グレッグ・オデンとマイク・コンリーのリクルート&NCAAトーナメント準優勝@オハイオステイト大学」と出世街道を猛スピードで駆け上がったものの、2010年代にリクルートと成績不振が続き、2017年から半引退状態となっていた。
ビッグ・イースト・カンファレンス
- 名称: Big East Conference
- 設立: 2013年
- 所属校: 10校
- 放送: FOX/CBS/FloSports
- HP: https://www.bigeast.com/
所属校(大まかな所在地) |
St.ジョーンズ大学(NYC) は1943年と1944年にNITを連覇した。 |
シートン・ホール大学(NYC)はニュージャージー・ネッツが使用していたアリーナを使用している。 |
ビラノバ大学(フィラデルフィア)は2016年と2018年にNCAAトーナメントを制覇した。2022年にHCジェイ・ライトが勇退した。 |
ジョージタウン大学(ワシントンD.C.) はパトリック・ユーイングやディケンベ・ムトンボ等のレジェンドセンターを数多く輩出している。出身者にはアレン・アイバーソンもいる。 |
ゼイビア大学(シンシナティ) はデビッド・ウェストの母校だ。 |
バトラー大学(インディアナポリス) はブラッド・スティーブンスが率いて2年連続でNCAAトーナメント準優勝を果たした。 |
デポール大学(シカゴ) は元祖スタービッグマンのジョージ・マイカンの母校だ。 |
マーケット大学(ミルウォーキー)はドウェイン・ウェイドやドック・リバースを輩出した。 |
クレイトン大学(ネブラスカ州オマハ)のダグ・マクダモートの父がHCを務めている。 |
ビッグ・イースト・カンファレンスは東海岸の強豪が集まっている。2013年、同カンファレンスは元祖ビッグ・イースト・カンファレンスのメンバー校が現アメリカン・アスレティック・カンファレンスから「ビッグ・イースト・カンファレンス」の名称や元々の歴史と共に独立して誕生した。近年の勢力図はビラノバ大学が頭一つ抜けて強い。その他はNCAAトーナメントで1回勝てるかどうかだ。
チーム史
トッド・リックリタ―時代(2001-07)
- スウィート16×2(2003&07)
2001年、卒業生でACのトッド・リックリタ―(Todd Lickliter)がHCに昇格した。2002-03、ブルドッグスは奇跡的にミッドメジャー校ながら招待枠(At-Large bid)でのNCAAトーナメント出場が決まり、ミシシッピステイト大学とルイビル大学を破ってスウィート16進出を果たした。そして、2006-07、同氏は再び上級生を中心とした守備型のチームを作り上げ、中盤以降はAP通信の25位以内をキープする戦いぶりで再び招待枠でNCAAトーナメントに臨み、優勝したフロリダ大学に敗れたものの、スウィート16に進出した。
ブラッド・スティーブンス時代(2007-13): 天才が頭角を現す
- 準優勝×2(2010&11)
- スウィート16(2013)
天才出現(2007-09)
2007年、ブラッド・スティーブンスがトッド・リックリターのアイオワ大学への栄転に伴ってHCに昇格した。2007-08、バトラー大学は鉄壁の守備を武器にミシガン大学、バージニア工科大学、テキサス工科大学、オハイオステイト大学を相手に4連勝を記録した後、ホライゾン・リーグもあっさりと制し、残念ながら本戦では2回戦でテネシー大学に延長戦の末に敗れたものの、その名を全米に轟かせた。
ゴードン・ヘイワード(2008-10)
(2010) Gordon Hayward comes inches away from one of the most clutch shots ever. pic.twitter.com/LPXdo87KUZ
— Timeless Sports (@timelesssports_) July 4, 2017
2008年、ブラッド・スティーブンスはゴードン・ヘイワードとシェルビン・マックの戦友2人のリクルートに成功した。2009-10、バトラー大学はホライゾン・リーグで20連勝を記録してNCAAトーナメントに臨み、NCAAトーナメント本戦では下位ラウンドでミッドメジャー校を蹴散らし、その後も優勝候補シラキュース大学、カンザスステイト大学、ミシガンステイト大学をなぎ倒し、決勝の舞台にまでたどり着いた。そして、残念ながら結果は準優勝に終わった。

ゴードン・ヘイワードのラストショットは名シーンとして語り継がれている。
再びの決勝(2010-13)
2010-11、バトラー大学はシェルビン・マックを中心に再びNCAAトーナメントの決勝まで勝ち進んだものの、ケンバ・ウォーカー(コネチカット大学)に大敗し、ミッドメジャー校の優勝は幻に終わった。そして、2013年、ブラッド・スティーブンスはボストン・セルティックスのHCに就任した。

以降、バトラー大学(学生総数4,000名程)の成功は小規模校の成功事例として学校経営の研究対象となっている。
クリス・ホルトマン時代(2014-17)
- スウィート16(2017)
2014年、ブランドン・ミラーが健康上の理由で僅か1シーズンでHCから退いた。2014-15、新HCクリス・ホルトマン(Chris Holtman)はブラッド・スティーブンス時代の教え子達を率いて前年度に加入したビッグ・イースト・カンファレンスを12勝6敗の好成績で終えてNCAAトーナメント出場も果たし、翌2015-16は大幅なスタイル変更で苦戦しつつもNCAAトーナメント出場にこぎ着け、2016-17はケイラン・マーティンを軸にチームをまとめ上げ、王者ビラノバ大学から2勝を奪う等の活躍でAP25位以内をキープし、スウィート16に進出した。
ラバール・ジョーダン時代(2017-22)
- NCAAトーナメント出場(2018)
- AP5位(2019-20)
ラバール・ジョーダン(LaVall Jordan)は就任3年目までは前任者の置き土産で戦えていたものの、最盛期の3年目(2019-20)はAP5位に登り詰めながらコロナでNCAAトーナメントが中止となり、その後は実力不足を露呈し、解雇となった。
現地観戦
ホームアリーナ
Get Directions
ホームアリーナはキャンパス内のHinkle Fieldhouseだ。アクセス方法はローカルバスがある。
チケット
ハイメジャー校は試合によってはチケットが売り切れる。あるいは、会場購入の場合、列に並ぶ必要が出る。そのため、チケットは事前のオンライン購入が無難だ。
グッズ
公式ストア(ブックストア/チームストア)
カレッジグッズは各大学キャンパス内のブックストア(カレッジストア)が最も品揃えが豊富だ。ブックストアは書店では無い。ブックストアはアパレルと日用品が売られている雑貨屋だ。場所は「大学名 bookstore」で検索で出てくる。
ファナティクス
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ファナティクス社は世界中のスポーツチームのグッズ販売の裏方だ。同社は世界の複数エリア向けに自社サイトを運営している。各サイトはそれぞれのエリアの人気スポーツリーグのグッズを販売している。値段や在庫も異なる。Lidsのみ実店舗もある。そして、北米系サイトは全NCAA D1校のグッズを取り扱っている。

例えば、ファナティクスでは大谷翔平選手(MLB)と八村塁選手(NBA)と角田裕毅(F1)のグッズのまとめ買いが可能だ。
NILグッズ
- 選手関連品
名前&番号入りジャージー/写真やイラスト入りTシャツ等 - 選手のプライベートブランド商品
- 選手のサインや実用品
NILグッズは公式の選手関連商品だ。2021年、NCAAは学生アスリートが自身のName-Image-Likenessを活用してのマネタイズを解禁した。現在、「選手名&番号入りジャージー」「選手のイラストや写真のTシャツ」等の販売が超メジャー校から徐々に始まっている。販路は各大学の実店舗やオンラインストア or サードパーティーマーケットプレイスとなっている。

関連記事
五大湖エリア

トロント(カナダ)
NBA1: トロント・ラプターズ
Gリーグ: ラプターズ905
その他: カナダリーグ
バッファロー(ニューヨーク州)
NCAA D1(中堅): バッファロー大学
NCAA D1(中堅): St.ボナベンチャー大学
NCAA D1(中堅):
NCAA D1(中堅): ナイアガラ大学
ピッツバーグ(ペンシルベニア州)
NCAA D1(強豪): ピッツバーグ大学
NCAA D1(中堅): デュケイン大学
NCAA D1(中堅): ロバート・モリス大学
聖地: ジェネバカレッジ(最初の大学試合開催地)
デトロイト(ミシガン州)
NBA: デトロイト・ピストンズ
NCAA D1(中堅): デトロイト・マーシー大学
NCAA D1(中堅): セントラルミシガン大学
ミシガン大学(ミシガン州)

ミシガンステイト大学(ミシガン州)

ウェストバージニア大学(モーガンタウン)
クリーブランド(オハイオ州)
NBA: クリーブランド・キャバリアーズ
NCAA D1(中堅): クリーブランドステイト大学
NCAA D1(中堅): アクロン大学
NCAA D1(中堅): ケントステイト大学
NCAA D1(中堅): ヤングスタウンステイト大学
オハイオステイト大学(オハイオ州)

サウスベンド(MI&IN州)
NCAA D1(中堅): ヴァルパライソ大学
NCAA D1(中堅): インディアナ大学フォートウェイン校
NCAA D1(中堅): ウェスタンミシガン大学
ニューキャッスル(インディアナ州)
聖地: インディアナ・バスケットボール殿堂
聖地: ニューキャッスル高校
インディアナポリス(インディアナ州)
NBA: インディア・ペイサーズ
NCAA D1(強豪): バトラー大学
NCAA D1(中堅): IUPUI
NCAA D1(中堅): ボールステイト大学
NCAA D1(中堅): インディアナステイト大学
シカゴ(イリノイ州)
NBA: シカゴ・ブルズ
NCAA D1(強豪): デポール大学
NCAA D1(強豪): ノースウェスタン大学
NCAA D1(中堅): ロヨラ大学(シカゴ)
NCAA D1(中堅): イリノイ大学シカゴ校
NCAA D1(中堅): シカゴステイト大学
NCAA D1(中堅): ノーザンイリノイ大学
ミルウォーキー(ウィスコンシン州)
NBA: ミルウォーキー・バックス
NCAA D1(強豪): マーケット大学
NCAA D1(中堅): ウィスコンシン大学ミルウォーキー校
ウィスコンシン大学(マディソン)
NCAA基礎講座
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バスケ留学解説

NCAAの視聴方法



参考
Butler 2019 Basketball Commits(247sports.com)
2020 Pomeroy College Basketball Ratings(kenpom.com)
Butler Bulldogs School History(sports-reference.com)
Butler Players in the NBA(basketball.realgm.com)