【NCAA】St.ジョーンズ大学

St.ジョーンズ大学

基本情報

名称: St. John’s University in Queens
愛称: Red Storm
所属: ビッグ・イースト・カンファレンス
2021-22: 17勝15敗
2020-21: 16勝11敗
2019-20: 17勝15敗(NCAAトーナメント中止)

MBB next game vs. Lafayette - St. John's University Athletics - Official Athletics Website
MBB next game vs. Lafayette

近年の話: タフなディフェンスで古豪復活を目指す

近年の話
  • ジュリアン・シャンペニーのプロ転向(2022)

St.ジョーンズ大学はn度目の古豪復活に絶賛失敗中だ。2019年、SJUは同大レジェンドのクリス・マリンを解雇して現HCマイク・アンダーソンを雇った。同氏は黒人HCノーラン・リチャードソンから1994年にアーカンソー大学で全米制覇を成し遂げた”40 minutes of Hell”ディフェンスを学んだ人物だ。そして、2020-21、同氏はビッグ・イースト・カンファレンスの最優秀コーチ賞獲得しながらも「選手達のNIT出場ボイコット→シーズン終了後9名の編入」+「元ACの『不当解雇』訴訟」とリーダーシップの欠如を露呈した。翌2021-22も微妙な成績に終わっている。潮時は近い。

ビッグ・イースト・カンファレンス

名称: Big East Conference
愛称: Big East
設立: 1979年
所属校: 10校
放送: FOX/CBS/FloSports
HP: https://www.bigeast.com/

所属校(大まかな所在地)※太字は注目のチーム
St. ジョーンズ大学(NYC) は1943年と1944年に当時はNCAAトーナメントよりも格式が高かったNITを連覇した古豪だ。MSGをホームアリーナとして使用している。
シートン・ホール大学(NYC)はニュージャージー・ネッツが使用していたアリーナを使用している。19-20シーズンはチーム史上ベストのチームだった。
ジョージタウン大学(ワシントンD.C.) はパトリック・ユーイング(現HC)やディケンベ・ムトンボ等のレジェンドセンターを輩出したビッグマンの登竜門だ。アイバーソンの母校としても有名である。
ビラノバ大学(フィラデルフィア) は2016年と2018年にNCAAトーナメントを制覇した。HCのJay Wrightは非常に目利きの優れた人物で近年はNBAに優秀なロールプレーヤー達を多数輩出している。
コネチカット大学(コネチカット州)は過去に4回もNCAAトーナメントを制覇した元超強豪だ。2020年にアメリカン・アスレティック・カンファレンスから移籍してきた。
バトラー大学(インディアナポリス) はブラッド・スティーブンスが率いて2年連続でNCAAトーナメント準優勝を果たした。
ゼイビア大学(シンシナティ) はデビッド・ウェストの母校だ。
デポール大学(シカゴ) は長らくプログラムに力を注いでいなかった。しかし、近年はリクルートに成功している。
マーケット大学(ミルウォーキー)はドウェイン・ウェイドやドック・リバースを輩出した。
クレイトン大学(ネブラスカ州オマハ)のダグ・マクダモートの父がHCを務めている。今後、注目すべきチームの1つだ。

ビッグ・イースト・カンファレンスは東海岸の強豪が集まったカンファレンスだ。現在の加盟校は1980年代にビッグ・イースト・カンファレンスとしてジョージタウン大学を中心に人気を博したのだが、その後のメンバー校の入れ替えの結果、オリジナルメンバー達が「ビッグ・イースト・カンファレンス」の名と共に独立することとなり、そして現在の新ビッグ・イースト・カンファレンスが誕生した。近年の勢力図はビラノバ大学が頭一つ抜けて強い。その他はNCAAトーナメントで1回勝てるかどうかだ。

チーム史

第一次ジョセフ・ラップチック時代(1936-47)

主な実績
  • NIT連覇(1943、44)
  • NIT準決勝進出×2(1939、45)
  • NIT出場×3(1940、46、47)

ジョセフ・ラップチック(Joe Lapchick)はカレッジフープス黎明期にSt.ジョーンズ大学を強豪に押し上げた。当時、NIT(National Invitation Tournament)は”世界で最も有名なアリーナ”マディソン・スクエア・ガーデンでの全試合開催だったためにNCAAトーナメントよりも格式が高かった。実際、1940年代は多くの大学がNCAAトーナメントを蹴ってNITに出場している。そして、SJUは地元ニューヨークの期待に応える形で1943年と1944年にNIT連覇を達成した。

フランク・マクガイア時代(1947-52)

主な実績
  • NCAAトーナメント準優勝(1952)
  • NCAAトーナメント出場(1951)
  • NIT準決勝進出×2(1950、51)
  • NIT出場×2(1949、52)

St.ジョーンズ大学はジョセフ・ラップチックがニューヨーク・ニックスに移ってからも全米屈指の実力を保ち続けた。後任は卒業生のフランク・マクガイア(Frank McGuire)が就いた。同氏はその後の1957年にウィルト・チェンバレン擁するカンザス大学を破ってノースカロライナ大学を初のNCAAトーナメント制覇に導く人物だ。1951年と1952年、SJUは当時は可能だったNCAAトーナメント&NITのダブル出場を果たした。

第二次ジョセフ・ラップチック時代(1956-65)

主な実績
NITの評価

NITは1974年までを評価している。1975年、NCAAトーナメントは出場枠を32校に増やした。

第一次ルー・カーネセッカ時代(1965-70)

主な実績
  • スウィート16×2(1967、69)

1965年、ジョセフ・ラップチックは健康上の理由でコーチ職を退いた。1966-67、卒業生のルー・カーネセッカ(Lou Carnesecca)は相続したロイド”ソニー”ドーブの恩恵を受けてチームをスウィート16進出に導いた。そして、1968-69、同氏は今度は自身のリクルートのジョン・ウォーレンとビリー・ポールツを率いて3年連続のNCAAトーナメント出場とスウィート16進出を果たした。

第二次ルー・カーネセッカ時代(1973-92)

主な実績
  • ファイナル4(1985)
  • エリート8×2(1979、91)
  • スウィート16(1983)

復帰

1973年、カーネセッカは再び母校に帰ってきた。

クリス・マリン(1981-85)

主なチームメイト
  • デビッド・ラッセル(1979-83): 1979年2巡目37位
  • ケビン・ウィリアムス(1979-83): 1983年2巡目46位
  • ウォルター・ベリー(1984-86): 1986年1巡目14位
  • マーク・ジャクソン(1983-87): 1987年1巡目16位
  • シェルトン・ジョーンズ(1984-88): 1988年2巡目27位

1981年、クリス・マリンが入学してきた。マリンはニューヨークシティ界隈では知られた存在だった。と言うのも、マリンは白人ながらブロンクスやハーレム地区といった黒人が多く住む”フッド”に顔を出してはコート上で暴れまくっていたからだ。1982-83、マリンはビッグイーストの年間最優秀選手賞と評される活躍でチームの東地区第1シード獲得に貢献、翌1983-84、ケビン・ウィリアムスとデビッド・ラッセルの2巡目選手コンビの抜けた穴は大きく、チームは大幅に成績を落としたが、マリンは2年連続のビッグイーストMVPを受賞する活躍だった。


1984-85、ウォルター・ベリー、ビル・ウェニントン、マーク・ジャクソンといった選手達が成長したSt.ジョーンズ大学は再び優勝候補となった。レッドメンはレギュラーシーズン中には19連勝を飾り、ビッグイーストのタイトルこそ取りこぼしたが、続く本戦でもアーカンソー大学、ケンタッキー大学、NCステイト大学といった強豪を破って30年振りのファイナル4進出を果たした。


そして、準決勝、対戦相手は同じビッグイーストのライバルでありながら前年度NCAAトーナメント制覇を果たして絶大な人気を誇っていたパトリック・ユーイングとジョン・トンプソン率いるジョージタウン大学だった。しかも、彼らこそがSJUの19連勝を止め、なお且つカンファレンストーナメント優勝を奪った張本人だった。


案の定、苦手意識を拭えていなかったSJUはジョージタウン大学に苦戦、軍配はジョージタウン大学に上がった。

ポストマリン期(1985-92)

レジェンドのさらに上に行った男(1985-86)
ウォルター・ベリー(1985-86)
  • ジョン・ウッデン賞
  • オスカー・ロバートソン賞
  • コンセンサス・オール-アメリカン(1stチーム)
  • その他の年間最優秀選手賞

1985-86、St.ジョーンズ大学は絶対的エースの離脱で前評判は高くなかったが、ウォルター・ベリーが第二得点源からカレッジベストプレーヤー(平均23得点&11R)へと大躍進し、レッドメンはビッグイーストのレギュラーシーズンとカンファレンストーナメントの2冠(ジョージタウン大学2勝含む)を達成し、本戦ではオーバーン大学にアップセットされたものの、西地区第1シード獲得を果たした。

ジェイソン・ウィリアムス(1988-89)

1988-89、将来のNBAオールスターのジェイソン・ウィリアムスがマリン、ベリー、ジャクソンに続いてレッドメンの長となったが、ウィリアムスは平均20点近い活躍も虚しく、チームはビッグイースト内で6勝10敗と負け越し、7年連続のNCAAトーナメント出場が途切れてしまった。

マリーク・シーリー(1989-92)

そして、頭角を現したのがマリーク・シーリーだった。1989-90、シーリーは怪我のウィリアムスに代わってレッドメンのNCAAトーナメント復帰と準優勝のデューク大学との善戦に導いた。翌1990-91、チームはウィリアムスのNBA入りで平均得点がリーグ200位に落ち込んでいたが、シーリーの獅子奮迅の活躍でレッドメンは一時期AP5位に評される程に至り、本戦で優勝候補のオハイオステイト大学を破ってエリート8進出を果たした。そして、1991-92、チームは辛うじて19勝11敗のNCAAトーナメント出場を果たしたものの、1回戦敗退を喫し、カーネセッカ時代は幕を閉じた。

マイク・ジャービス時代(1998-2004)

1999年、チームはNCAAトーナメントエリート8に進出した。

クリス・マリン時代(2015-19)

主なリクルート
  • シャモリ―・パンズ
  • ジャスティン・サイモン
  • LJ・フィゲロア

その他

主な人物
  • マックス・ザスロフスキー(1945-46): 元最年少NBA 1st チーム
  • アル・マクガイア(1947-51): NCAAトーナメント優勝コーチ
  • フェリペ・ロペス(1994-98):元No.1高校生
  • J.コール(2007年組): ラッパー

マックス・ザスロフスキーは2006年にレブロン・ジェームスが更新するまでNBA 1st チーム入りの最年少記録を保持していた。アル・マクガイアはフランク・マクガイアの下でプレーしていた。両者に血縁関係は無い。J.コールは音楽活動と学業に専念するためウォークオンとしてチームに加入するのを断念した。

現地観戦

ホームアリーナ

MSG

基本情報

名称: Madison Square Garden
住所: 4 Pennsylvania Plaza, New York, NY 10001

St.ジョーンズ大学

基本情報

名称: Carnesecca Arena
住所: 80-00 Utopia Pkwy, Jamaica, NY 11432

SJUはマディソン・スクエア・ガーデンをホームアリーナとして使用している。ただ、試合によっては下記の大学キャンパス内のアリーナで試合をするので注意が必要だ。

チケット

同大はパワーカンファレンスに所属しているため、試合によってはチケットが売り切れる可能性もある。だから、チケットの購入は会場では無く、 TicketmasterStubHubVIVIDSETAS、公式サイト等で事前に購入するのがオススメだ。

カレッジグッズ

公式ストア(ブックストア/チームストア)

カレッジグッズは各大学キャンパス内のブックストア(カレッジストア)が最も品揃えが豊富だ。ブックストアは書店では無い。ブックストアはアパレルと日用品が売られている雑貨屋だ。場所は「大学名 bookstore」で検索で出てくる。

ファナティクス
複数のリーグのグッズ購入にオススメ!!
※全て日本への発送に対応

ファナティクス社は世界中のスポーツチームのグッズ販売に携わっている企業だ。同社は自社の「Fanatics」「Fanatics International(欧州軸)」「Fanatics Big Tall(デカいサイズ)」「LIDS(子会社)」で全NCAA D1校のグッズを販売している。

NILグッズ
主なNILグッズ
  • 選手のプライベートブランド商品
  • 選手のサインや実用品

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参考

Mike Anderson Named St. John’s Men’s Basketball Head Coach(redstormsports.com)
Lawsuit alleges St. John’s basketball coach Mike Anderson fired assistant Steve DeMeo for health issues(cbssports.com)
2020 Pomeroy College Basketball Ratings(kenpom.com)
SEC Storied: 40 Minutes of Hell(secsports.com)
Julian Champagnie(basketball.realgm.com)
St. John’s (NY) Red Storm School History(sports-reference.com)
St. John’s Players In The NBA(basketball.realgm.com)
An Issue That Follows the NBA Like a White Shadow(washingtonpost.com)
LeRoy Ellis, rebounding specialist, dies of cancer(expressnews.com)
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