【NCAA】オクラホマステイト大学

うい。


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主なコンテンツ

※全て参考文献付き

そして、各大学の記事は「近年の話」「チーム史」「現地観戦情報」の構成で各チーム(男子バスケ部)について紹介している。


ちなみに、俺達が記事にしている大学は実際に訪れた場所だけだ。もし俺達に紹介してほしい大学がある場合、サイドバーやフッターの投げ銭から1校につき現地観戦費用5万円で現地訪問して記事にするので、「遠戚を訪ね周る」「中高時代の同級生に急に連絡する」「プロミスに駆け込む」なりで都合をつけてくれ。

と言うことで、今回はオクラホマステイト大学についてだ。

オクラホマステイト大学

基本情報

名称: Oklahoma State University in Stillwater
愛称: Cowboys/OSU/Ok State
所属: Southeast Conference
19-20: 21勝15敗
18-19: 12勝20敗
17-18: 18勝14敗

Men's Basketball
The official Men's Basketball page for the Oklahoma State University Cowboys and Cowgirls

近年の話: ケイド・カニンガム入学&強引にNCAAトーナメント出場!!

近年、オクラホマステイト大学は話題に事欠いていない。


まず、最初の話題は高校生ベストプレーヤーの1人であるケイド・カニングハム(Cade Cunningham)の入学だ。カニンガムははケンタッキー大学やノースカロライナ大学等の超名門に行く選択肢もあったが、2019年6月から兄ケイン・カニングハム(Cane Cunningham)がオレゴンステイト大学のACに雇用されていたことが決め手となってOSUを選んだ。


しかし、2020年、あろうことかNCAAはOSUに過去の不正に対する制裁を発表した。2017年、元ACレイモント・エバンズ(Lamont Evans)が選手やエージェントに賄賂を渡していたことが発覚したのだが、NCAAはこの不正への処罰としてオクラホマステイト大学に2020-21のポストシーズントーナメント出場禁止等を言い渡したのだ。つまり、カニンガムがいくら活躍したとしてもオクラホマステイト大学は2021年のNCAAトーナメントには出場できない状況になった。


その後、世間では「ケイド・カニングハムが入学直前に他大学へ転校するのではないか?」との憶測や噂が飛び交うようになってしまったため、ケイド・カニングハム自体が自身のTwitterでオクラホマステイト大学に残る意思を改めて表明する事態に至った。


そして、2020-21、当初はオクラホマステイト大学はNCAAの処分を受け入れる姿勢を見せていた。と言うのも、そもそもNCAAトーナメント出場の望みが薄かったからである。オクラホマステイト大学が強豪が集うビッグ・12・カンファレンス内で勝ち抜いくとは彼ら自身も思っていなかったのだ。


しかし、事態は一転した。バスケ部はシーズンが進むにつれて期待以上の好成績を残したのだ。そのため、オクラホマステイト大学は当初の方針を変更して処分への不服の申し立てを行った。その結果、オクラホマステイト大学への制裁は再審議となった。つまり、NCAAトーナメント出場禁止処分が一旦取り下げになった


2021年3月、現在もオクラホマステイト大学への処分は検討されているが、オクラホマステイト大学はNCAAトーナメント出場の招待を受けて実際に出場を果たした。

ビッグ・12・カンファレンス

詳細

名称: Big 12 Conference
愛称: Big 12
設立: 1994
所属校: 10校
HP: https://big12sports.com/

所属校(大まかな所在地)※太字は重要校
カンザス大学(カンザス州ローレンス)はネイスミス博士が初代HCを務めた由緒正しいチームだ。近年は毎年優勝候補に挙げられている。
カンザスステイト大学(カンザス州マンハッタン)はトライアングルオフェンスが実践化された大学だ。イノベーターのテックス・ウィンターはその後フィル・ジャクソンの参謀となってブルズとレイカーズの優勝に貢献した。
テキサス大学(テキサス州オースティン)はケビン・デュラントの母校として有名だ。近年は強くは無いが、ビッグマンのリクルートは素晴らしく、ジャクソン・ヘイズ、モー・バンバ、ジャレット・アレン、マイルズ・ターナーがワン&ダンで通過していった。
テキサス工科大学は成り上がりのHCクリス・ビアードが就任して2019年にNCAAトーナメント決勝まで進んだチームだ。
ベイラー大学(テキサス州ウェイコー)は列車事故、度重なるNCAA規定違反、チームメイト殺人事件等、近年の強さとNBA選手輩出とは裏腹に暗い過去が多い。
テキサス・クリスチャン大学(ダラス)はピッツバーグ大学をNCAAトーナメント常連校に押し上げたジェイミー・ディクソンがHCに就任して以降、2018年に20年ぶりのNCAAトーナメント出場を果たす等、早速結果を残している。
オクラホマ大学(オクラホマシティ)はフットボール校にも関わらず準優勝2回を含む合計5回のファイナル4進出を誇るチームだ。地元出身のブレイク・グリフィンとトレイ・ヤングの母校でもある。
オクラホマステイト大学(オクラホマ州)は1945、46年にNCAA連覇を達成した古豪だ。出身者にはトニー・アレンやマーカス・スマートなどディフェンスのスペシャリストがいる。Class of 2020のトッププロスペクトの1人であるケイド・カニンガムがコミットした。
アイオワステイト大学はフレッド・ホイバーグの手腕で再興した。
ウェストバージニア大学はジェリー・ウェストの母校だ。日本ではアルバルク東京のスタッフの森高大氏が通っていたことで知られている。その森氏のコネなのかWVU出身の選手がBリーグにちょいちょい来ている。

ビッグ12はカンザス大学のカンファレンスだ。1994年にビッグ8・カンファレンスとサウスウェスト・カンファレンスが合併して誕生した。その後、所属校数は10校となったが、ネームバリューを維持するためビッグ12を名乗り続けている。勢力図はカンザス大学が安定して強く、その時調子の良い大学(初期はオクラホマ大学、数年前はISU、近年ではテキサス工科大学)が交代で出ては消えるといった状況だ。

チーム史

ヘンリー・イバ時代(1934-70): NCAAトーナメント連覇!!

主な実績
  • NCAAトーナメント2連覇(1945、46)
  • レッドクロスゲーム勝利(1945)
  • NIT出場×2(1940、44)

1934年、ヘンリー・イバ(Henry Iba)がHCに就任した。翌2年目の1935-36以降、オクラホマA&M大学はミズーリ・バレー・カンファレンスを5連覇、1939-40には当時NCAAトーナメントよりも格式が高かったNIT(National Invitation Tournament)から招待を受けた。


1942年、ボブ・カーランドが入学した。カーランドはデポール大学のジョージ・マイカンと共にバスケットボールをビッグマンのゲームに変えたレジェンドだ。当時、動きが鈍いビッグマンはバスケットボールには不向きと言われていたのだが、高い身体能力を誇るマイカンとカーランドがリングの上のボールを触り始めたためバスケットボールは一気にビッグマンが有利なゲームへと変貌した


そして、1943-44、カーランドに導かれたアギーズは再びNIT出場を果たし、2回戦でマイカンのデポール大学と相対することとなった。結果は38-41でマイカンに転んだ。


しかし、翌年、カーランドとアギーズはリベンジを果たした。第二次世界大戦中、アメリカ赤十字社はNCAAトーナメント優勝校とNIT優勝校を招待したチャリティーゲーム”ザ・レッド・クロス・ゲーム(The Red Cross Game)”を開催していたのだが、1944-45、カウボーイズはNCAAトーナメントを、デポール大学はNITを制覇したため両者はレッドクロスゲームで再戦する運びとなり、アギーズは52-44で昨シーズンのリベンジを果たした。


その後、ビッグマン2人の活躍によってゴールテンディングがプロリーグに先駆けて採用された。1945-46、ゴールテンディングは多少効果はあったが、カーランドの支配力は変わらず、アギーズはNCAAトーナメント2連覇を達成、原動力となったカーランドは昨季に続いてトーナメントMVPを獲得した。

エディ・サットン時代(1990-06): OSUを復活させたイバの愛弟子!!

主な実績
  • ファイナル4×2(1995、2004)
  • エリート8(2000)
  • スウィート16×2(1991、92)

古豪復活の狼煙(1990-92)

1990年、選手とACとしてイバから指導を受けた愛弟子のエディ・サットン(Eddie Sutton)がHCに就任した。サットンは1985年にケンタッキー大学のHCに就任したが、度重なる選手のスキャンダルでNCAAからケンタッキー大学に”死刑”と呼ばれる重い制裁が下されたため、逃げるようにして母校に戻ってきた。


就任初年度からサットンの手腕は発揮された。1990-91、カウボーイズは10勝4敗で25年振りとなるビッグ8のレギュラーシーズン1位に輝き、7年振りのNCAAトーナメントでスウィート16進出の快挙を遂げ、翌1991-92はシーズン中にAP最高2位に入る躍進を見せて見事南東地区第2シードを獲得、惜しくもミシガン大学にアップセットを喫したが、再びスウィート16進出を果たし、古豪復活の予感にファンは大いに喜んだ。


その後、主力メンバーのバイロン・ヒューストンとコーリー・ウィリアムスは両者共にシカゴ・ブルズから指名を受けてNBA入りを果たし、息子のショーン・サットンも卒業となった。

ブライアント・リーブス(1991-95): 40年以上振りのファイナル4へ

OSU Hall of Honor – Bryant Reeves

その後はブライアント”ビッグカントリー”リーブスがチームの中心になった。1994-95、 ビッグ8トーナメントを制覇したカウボーイズは、相手を50点程度に抑えて1、2回戦を勝ち上がり、3回戦でティム・ダンカン擁する優勝候補のウェイクフォレスト大学をアップセットしてスウィート16の壁を突破した。


続く準々決勝、対戦相手は若き日のジョン・カリパリ(現ケンタッキー大学)率いるマサチューセッツ大学だった。マサチューセッツ大学は、典型的なミッドメジャー校だが、カリパリの目利きでマーカス・キャンビーやルー・ローらが見出され、大学史上初のAP1位を獲得する等、勢いも実力も凄まじかった。カウボーイズはそんな新星マサチューセッツ大学をディフェンスで封じ込めてファイナル4へと進出した。


しかし、OSUの挑戦は準決勝で終わった。対戦相手のUCLAはジョン・ウッデン以来の優勝を狙うUCLAだった。

編入生傭兵部隊(2003-04)

編入生部隊(2003-04)
トニー・アレン
ジョン・ルーカス三世
ジョーイ・グラハム
スティーブン・グラハム

サットンはNBAタレント1、2人では限界があることを悟った。しかし、カンザス大学、ケンタッキー大学、デューク大学のようなブランド力の無いオクラホマステイト大学がトップ高校生を口説き落とすのは多難を極めた。故に、注力したのが他大学で燻っている選手達を編入させることだ。


サットンの努力は実った。トニー・アレン、ジョン・ルーカス三世、ジョーイ・グラハム、スティーブン・グラハムといった後にNBAで5年以上活躍する選手4名がスティルウォーターに通うことになり、その結果、アイバン・マクファーリン(2011-12にリンク栃木ブレックスでプレー)以外の主力は編入生という傭兵部隊が編成された。


2003-04、編入生傭兵部隊はビッグ12をレギュラーシーズン(12勝2敗)とカンファレンストーナメントの両方で優勝を成し遂げた。その後、カウボーイズは2回戦でNBAから戻ってきたカリパリ率いるメンフィス大学、3回戦で知将ジェイミー・ディクソン(Jamie Dixon)のピッツバーグ大学、準々決勝でジャミアー・ネルソンとデロンテ・ウェストのNCAAトップのバックコート陣を誇るSt.ジョセフズ大学をなぎ倒してファイナル4の舞台に戻ってきた

2004 Final Four Georgia Tech-Oklahoma State End of Game

そして、準決勝、相手はジョージア工科大学だった。ジョージア工科大学は前シーズンにクリス・ボッシュをNBA入りで失ったが、残ったメンバーが成長して勝ち上がってきていた。試合は残り2秒、前ポゼッションにスリーポイントで同点に追いついたカウボーイズだったが、好調だった伏兵ウィル・バイナムにドライビングレイアップを決められ、タイムアウトが切れていたカウボーイズはシュートまで運べず、サットンのNCAAトーナメント制覇のラストチャンスは無残にも崩れ去った

トラビス・フォード時代(2008-16): タレント揃いのシーズンもあったが…

タレントトリオ(2012-13)
マーケル・ブラウン(2014年2巡目44位)
マーカス・スマート(2012年卒No.1PG)
ルブライアン・ナッシュ(マクドナルド・オール-アメリカン)

2008年、トラビス・フォード(Travis Ford)がHCに就任した。


2012年、サットン時代を彷彿させるタレント揃いのチームが完成した。しかし、2012-13、ガードトリオはビッグ12で13勝5敗の好成績を残してNCAAトーナメント出場を果たしたものの、4年生を中心としたオレゴン大学に経験の差を見せつけられ、1回戦敗退を喫した。


翌2013-14、主力3人が残るカウボーイズは開幕前のAPランキングで9位と高い期待を持たれていたが、ビッグ12内で8勝10敗と苦しみ、再びNCAAトーナメント1回戦敗退に終わり、シーズン終了後にスマートとブラウンはチームを去った。


2015-16、卒業を迎えたナッシュに代わってマクドナルド・オール-アメリカンのジャワン・エバンスが加入した。が、成績は12勝20敗、遂にはNCAAトーナメント出場も果たせなくなり、フォードは解任となった。

その他

REMEMBER THE TEN

2001年1月27日、飛行機の墜落事故でOSUの選手2名、スタッフ、メディア関係者、乗務員計10名が命を落とした。同飛行機はコロラド大学との試合を終えたチームを乗せた3機の内の1機で、デンバーからスティルウォーターへ向かっていた最中に雪嵐に見舞われ、凄惨な結果となった。以降、オクラホマステイト大学は被害者10名を”REMEMBER THE TEN”として毎年追悼イベントを開催している。

日本と所縁のある選手

アイバン・マクファーリン(2001-05)

アイバン・マクファーリンはトニー・アレン、ジョン・ルーカス三世、ジョーイ・グラハム、スティーブン・グラハムらと共に2003-04のファイナル4進出に貢献した。その後、マクファーリンは2011-12にリンク栃木ブレックス(現宇都宮ブレックス)でプレーした。

ルブライアン・ナッシュ(2010-14)

ルブライアン・ナッシュは、同大史上最高のリクルートの1人として大きな期待を背負って入学してきたが、ビッグ12で好成績を残すに留まった。2015-16、ナッシュは福島ファイヤーボーンズでプロキャリアを歩み、一旦Dリーグ等を経由した後、2018-19は八王子ビートレインズで日本に復帰し、その後マッカビ・ハイファに移った後、再び2020-21に仙台エイティナイナーズで日本に戻ってきた。

現地観戦

詳細

スティルウォーター(オクラホマ州)

総評: 上級者向け

スティルウォーターは中級~上級者向けだ。

基本情報

オクラホマ州スティルウォーターはタルサとオクラホマシティ中間にある。標準時間は西部標準時、日本との時差は-16時間だ。

アクセス: ★

飛行機空港長距離バス
鉄道
無し無し無し

スティルウォーターへ行く公共交通機関は無い。但し、OSUのタルサ校とスティルウォーター校の両キャンパスを結ぶシャトルバスを利用するという手もある。シャトルバス(通称: Big Orange Bus)は学期中の平日であれば片道$13で乗車することができる。

BOB - OSU's Big Orange Bus
BOB, OSU's Big Orange Bus, is a shuttle service between the Stillwater and Tulsa campuses. The shuttle makes nine trips daily from each campus Monday through Th...

快適度: ★★★

規模公共交通機関気候
(11~3月)
カレッジタウン無し最高気温: 20℃
最低気温: -2℃
詳細

スティルウォーターは典型的なカレッジタウンだ。 故に、衣食住には困らない。公共交通機関は無い。気候は日本と同じ位だ。

観光: ★

観光で行く場所では無い。

ホームアリーナ

基本情報

名称: Gallagher-Iba Arena
住所: Athletic Center, 200, Stillwater, OK 74078

カウボーイズのホームアリーナはキャンパス内にギャラガー-イバ・アリーナだ。

チケット

同大はパワーカンファレンスに所属しているため、試合によってはチケットが売り切れる可能性もある。だから、チケットの購入は会場では無く、 TicketmasterStubHubVIVIDSETAS、公式サイト等で事前に購入するのがオススメだ。

カレッジギア

大学のグッズの購入はキャンパス内のブックストア(カレッジストア)がオススメだ。場所はグーグルマップで「大学名 bookstore」で検索すれば出てくる。


ブックストアは書店では無い。ブックストアはアパレルと日用品が売られている雑貨屋だ。と言うのも、アメリカの大学生は基本的に寮やキャンパス付近での生活を強いられるため彼らの生活に必要となるアイテムが置いてあるのである。


ちなみに、カレッジのアイテムはアリーナでも買える。が、品揃えは良くない。時間があれば是非ともキャンパス内or付近のブックストアに立ち寄ることを俄然オススメする。

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まとめ

注目はケイド・カニンガムがビッグ12の強豪校相手にどの程度やれるのかだ。

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テキサスエリア

参考

Top recruit Cade Cunningham still going to Oklahoma State despite postseason ban(espn.com)
Oklahoma State given one-year NCAA tournament ban, will appeal(espn.com)
NCAA tournament bracketology: Oklahoma State will probably make it despite its postseason ban(washingtonpost.com)
Bracketology: Who benefits from Oklahoma State’s postseason ban?(espn.com)
Oklahoma State 2020 Basketball Commits(247sports.com)
Oklahoma State Cowboys School History(sports-reference.com)
Oklahoma State Players In The NBA(basketball.realgm.com)
Investigation continues in Oklahoma State crash(espn.com)
スティルウォーターにおける平均的な気候(jp.wetherspark.com)

ダイハードオタク話(有料)

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