概要
- NCAA
NCAA D1
→ハイメジャーカンファレンス(上位)
→ミッドメジャーカンファレンス(中位)
→ローメジャーカンファレンス(下位)
NCAA D2
NCAA D3 - NAIA
- その他大学体育協会
ローメジャーカンファレンスはNCAA D1の弱小カンファレンスを指して用いられる。近年、NCAAトーナメントではFGCU(スウィート16)、UMBC(第1シード校撃破)、オーラル・ロバーツ大学(スウィート16)、St.ピーターズ大学(エリート8)、フェアリー・ディキンソン大学(第1シード校撃破)等の下剋上が続いている。
基礎知識
大学体育協会: 大学スポーツ運営組織
- NCAA: 全米最大の大学体育協会(四年制大学)
- NAIA: 最古の大学体育協会
- NJCAA: 全米最大の短大の組織
- CCCAA: カリフォルニア州の短大
- NCCAA: キリスト教系大学
アメリカの大学スポーツや運動競技は大学体育協会管理の下で運営されている。そして、実はアメリカには複数の大学体育協会が存在する。各大学は学長や運動局局長(アスレティックディレクター)の方針と予算から運動部をいずれかの大学体育協会に所属させている。
NCAA: 全米最大の大学体育協会
ディビジョン | 所属校 | 条件(予算) | 奨学金枠(男子バスケ部) |
DivisionⅠ | 360校 | 難(多) | 13名 |
DivisionⅡ | 300校 | 中(中) | 10名 |
DivisionⅢ | 300校 | 易(少) | 0名 |
NCAAは全米”最大”の大学体育協会だ。現在、NCAAでは3ディビジョン制が敷かれている。そして、所属ディビジョンは大学の意向(運動部の予算)で決まる。各ディビジョンには難易度D1>D2>D3順の所属条件がある。最たる例は運営部数(NCAA D1→男女計14部以上/NCAA D3→10部)だ。一方でルールもディビジョン間で多少異なる。詰まる所、上位ディビジョンはより大きな予算が必要となる。その結果、「上位ディビジョン: 大規模校」「下位ディビジョン: 小規模校」の傾向がある。
カンファレンス
- カンファレンス: 運動競技用大学連盟
- カンファレンス数(男女バスケ部)
NCAA D1: 32→31(2024-25)*
NCAA D2: 23
NCAA D3: 43 - 所属校数: 8~16校
- インディペンデント: 無所属
NCAA D1男子バスケ→カンファレンス所属必須
カンファレンス(アスレティックカンファレンス)はスポーツや運動競技の大学対抗戦のための大学連盟だ。同一大学の運動部は原則的に同一カンファレンスに所属する。一方、いくつかの部活は様々な事情で別カンファレンス所属やインディペンデントとなる。例えば、ノートルダム大学は「大半→ACC」「男子アイスホッケー→B1G」「アメフト→インディペンデント」で活動している。
メジャー: 「強さ」(定義曖昧)
ハイメジャーカンファレンス: 強豪
- パワーカンファレンス(パワー5): フットボール有り
アトランティック・コースト・カンファレンス
ビッグ・10・カンファレンス
ビッグ・12・カンファレンス
SECパック-12・カンファレンス(解散) - 非パワーカンファレンス: フットボール無し
ビッグ・イースト・カンファレンス
ハイメジャー校は「NBA級アリーナ」「ファンベース」等で所謂日本人の米国カレッジバスケ像を持っている。2024-25以降、ハイメジャーカンファレンスは「パワーカンファレンス」+「ビッグ・イースト・カンファレンス」の5つを指す。2023年7月、アメリカン・アスレティック・カンファレンスがヒューストン大学、UCF、シンシナティ大学の離脱で完璧にミッドメジャーに成り下がってしまった。そのため、2023-24、トップシックスリーグの呼称が出始めた。そんな中、2024年7月、パック-12・カンファレンスがほぼ解散となった。つまり、今後、「パワーファイブ」と「トップシックスリーグ」の呼称はなくなる。
ミッドメジャー: 中堅
- 準ハイメジャー: NCAAトーナメント出場1校以上
アメリカン・アスレティック・カンファレンス: メンフィス大学等
アトランティック・10・カンファレンス: デイトン大学/VCU/セントルイス大学等
カンファレンス・USA: WKU
マウンテン・ウェスト・カンファレンス: SDSU/UNLV/UNM/ネバダ大学等
ウェスト・コースト・カンファレンス: ゴンザガ大学等 - 中堅: NCAAトーナメント出場1校
コロニアル・アスレティック・アソシエーション
ホライゾン・リーグ
アイビー・リーグ
ミッド-アメリカン・カンファレンス
ミズーリ・バレー・カンファレンス
オハイオ・バレー・カンファレンス
サザン・カンファレンス
サンベルト・カンファレンス
ウェスタン・アスレティック・カンファレンス
ミッドメジャーは定義に幅を持っている。広義の場合はハイメジャー以外を意味する。狭義はハイメジャー以外の実力派のみを指す。一部のミッドメジャー校はミッドメジャーカンファレンスに所属しながらハイメジャー級の実力と予算を持っている。
ローメジャー: 弱小
弱小カンファレンスはしばしばローメジャーと呼ばれる。一部の大学は総学生数3,000名程度でNCAA D3相当の規模だ。
インディペンデント(カンファレンス無所属)
- 1980年代: インディペンデント校冷遇
- 1992‐93~: 常時5校程度
- 2014-15: 1校
ニュージャージー工科大学(カンファレンス未定) - 2015~22: 0校
- 2022-23: 2校
シカゴステイト大学(不明)
ハートフォード大学(NCAA D3移行中) - 2023-24: 1校
シカゴステイト大学(NEC加盟決定) - 2024-25: 0校
インディペンデントはカンファレンス無所属の状態だ。現在、NCAA D1の男女バスケ部の場合、インディペンデントは原則的に禁止されている。NCAA D1昇格希望校もいずかれのカンファレンス加盟の内定をもらわなければならない。そのため、近年のNCAA D1バスケ部のインディペンデント活動は「ハートフォード大学: NCAA D3降格直前シーズン(2022-23)」と「シカゴステイト大学: WAC脱退→活動の先行き不明→NEC加盟(2022-24)」だけだ。
所属カンファレンス決定要因
- フットボール部
NCAA D1フットボール校
→Football Bowl Subdivision(FBS)
→→Power 5(ACC/B1G/BIG12/Pac-12/SEC)
→→Group of Five(AAC/C-USA/MAC/MWC/SBC)
→→インディペンデント校
→Football Championship Subdivision(FCS)
NCAA D1ノンフットボール校 - 実力
- 地理的距離
- 収益(TV放映権の分配等)
テキサス大学&オクラホマ大学移籍(BIG12→SEC)
UCLA&USC移籍(Pac-12→B1G)
所属カンファレンスは大学の自由意思によって決められる。カンファレンス移籍も自由だ。一年以内の引越しも起きている。そして、最大の決め手はアメフト部だ。例えば、ゴンザガ大学は全米トップ級の男子バスケ部を有しながらアメフト部を持たないためにパワーカンファレンスへ移籍できずにいる。フットボール部の振り分け後、各校は往々にして自身の「実力(運動部への注力具合)」「地理的距離」の近しい場所に収まる。一方、近年、超強豪校が次々とリベニューシェアリングへの不満でカンファレンスを移籍している。例えば、UCLAは2022年にパック-12・カンファレンス離脱を決めた。直近3年間の収支は新型コロナウィルス等の理由で約$1億($102.8M)の赤字だった。一方、2024年移籍先のビッグ・10・カンファレンスの加盟校への分配金は2023年7月~2030年の計$70億のTV放送契約によって$8,000万~1億/年となっている。
一方、近年のカンファレンス移籍の成功例は「ミズーリ大学: ビッグ12→SEC」「ラトガース大学: AAC→B1G」と宝くじ当選級に稀だ。しかも、両ケースはパワーカンファレンスへの移籍である。ミッドメジャーカンファレンス間の移籍はほぼ無意味だ。
北東部
アメリカ・イースト・カンファレンス
- 名称: America East Conference
- 愛称: AEC
- 設立: 1979年
- 放送: ESPN
- HP: https://americaeast.com/
大学(大まかな所在地) |
バーモント大学はトップ25位以内も射程圏内の強豪だ。 |
ニューハンプシャー大学 |
メイン大学 |
マサチューセッツ大学ローウェル校(ボストン) |
ブライアント大学(ロードアイランド州プロビデンス)は2022年にNECから移籍してきた。 |
ニューヨークステイト大学アルバーニー校 |
ニューヨークステイト大学ビンガムトン校は2008-09にNCAAトーナメント出場を果たした。 |
ニュージャージー工科大学(NYC)は2020年にエーサン・カンファレンスから移籍してきた。 |
メリーランド大学ボルチモアカウンティ校は2018年にNCAAトーナメント1回戦にてバージニア大学を相手にNCAA史上初の第16シード-第1シードアップセットを果たした。 |
AECは北東部の大学が集まっている。現在、バーモント大学の一強が続いている。
ペイトリオット・リーグ
- 名称: Patriot League
- 放送: ESPN/CBS
- HP: http://www.patriotleague.org
所属校(大まかな所在地) |
ボストン大学は2020年にNCAAトーナメント出場の切符を手に入れた。 |
ホーリー・クロス大学(ボストン)は1947年にボブ・クージーがチームを率いてNCAAトーナメント制覇を果たした。近年はマルコム・ミラーがプレーしていた。 |
コルゲイト大学(ニューヨーク州シラキュース) |
アーミー陸軍学校(NY)は1965~71年まで名将ボブ・ナイトが指揮を執っていた。その時の教え子の1人がコーチKである。 |
バックネル大学(ペンシルベニア州ハリスバーグ)は同カンファレンスの覇者だ。マイク・マスカーラが4年間在籍していた。 |
ラファイエット大学(ペンシルベニア州アレンタウン) |
リーハイ大学(ペンシルベニア州アレンタウン)はCJ・マカラムの母校だ。 |
ロヨラ大学(メリーランド)(ボルチモア)は2019-21にサンティ・アルダマとキャム・スペンサーの将来のNBA選手2名を擁していた。 |
ネイビー海軍学校(ボルチモア)はデビット・ロビンソンの母校だ。 |
アメリカン大学(ワシントンD.C.)は2017-18に32歳にしてNBAデビューを果たしたアンドレ・イングラムの母校だ。 |
ペイトリオット・リーグは東海岸付近の伝統校と士官学校のカンファレンスだ。同リーグは「学業>スポーツ」の方針から2001年までスポーツ奨学金制度を禁じていた。最近はバックネル大学とコルゲート大学の二強だ。
MAAC
- 名称: Metro Atlantic Athletic Conference
- 愛称: MAAC(マック)
- 設立: 1980年
- 放送: ESPN?
- HP: https://maacsports.com/
所属校(大まかな所在地) |
メリマック大学(ボストン)は2019年にNCAA D1に昇格した。 |
アイオナ大学(NYC)は2020~23年に名将リック・ピティーノが指揮を執っていた。 |
マンハッタン大学(NYC)は1995年にAt-Large枠でNCAAトーナメント出場を果たした。 |
セントピーターズ大学(NYC)は2022年にエリート8進出を果たした。 |
シエナ大学(ニューヨーク州オールバニー)はライアン・ロシターの母校だ。 |
メアリスト大学(ニューヨーク州ポキプシー)は1988年1巡目2位指名&NBAオールスターのリック・スミッツの母校だ。 |
カニシアス大学(バッファロー)は2024年にジム・クリスチャンをHCに迎えた。 |
ナイアガラ大学(バッファロー)はカルビン・マーフィーの母校だ。 |
クイニピアック大学(コネチカット州ニューヘブン)はマイク・ダンリービーJrの弟がHCを務めている。 |
フェアフィールド大学(コネチカット州ニューヘブン)は現プロビデンス大学HCエド・クーリーが名を挙げた場所だ。 |
セイクリッド・ハート大学(コネチカット州フェアフィールド)は1986年にNCAA D2トーナメントを制覇した。 |
ライダー大学(ニュージャージー州トレントン)は元ロッタリーピックのジェイソン・トンプソンの母校だ。 |
マウント・セント・メアリーズ大学(メリーランド州)は1954~2003年のHCジム・フィラン長期政権で知られている。 |
MAACはNYC付近の小規模大学とバッファローの2校で組織されている。2021-22、セントピーターズ大学がシンデレラランでエリート8に輝いて一躍時の人となった。一方、恒久的に強いのはアイオナ大学だ。同校は直近9/10季でリーグ戦 or カンファレンストーナメントのいずれかを制している。
NEC
- 名称: Northeast Conference
- 愛称: NEC
- 設立: 1981
- 放送: ESPN/CBS/SNY/MASN
- HP: https://northeastconference.org/
大学(大まかな所在地) |
ストーンヒル大学(ボストン)は2022-23にNCAA D2から昇格してきた。 |
セントラル・コネチカット・ステイト大学(ハートフォード) |
ルモイン大学(ニューヨーク州シラキュース)*は2023年にNCAA D1に昇格した。 |
フェアリー・ディキンソン大学(NYC)は同大史上最高選手のダーネル・エッジがチームをNCAAトーナメントに率いた。 |
ロングアイランド大学(NYC)は2019-20に2つのキャンパスのチームを統合した。 |
ワグナー大学(NYC)は新進気鋭のHCベイサー・メイソンが指揮を執るチームだ。 |
セントフランシス大学(ペンシルベニア)はNBAアシスト王×4度のケビン・ポーターを輩出した。2022‐24、元U18日本代表キショーン・マクニール選手がチームに所属していた。 |
マーシーハースト大学(ペンシルベニア州エリー)は2024年にNCAA D1に昇格した。 |
シカゴステイト大学は現HCの就任からNCAA D1最弱校の汚名を返上しつつある。 |
NECは「高レベルのバスケットボールリーグ」を目標に発足されながら約40年間ローメジャーに甘んじている。そんな中、2023年、フェアリー・ディキンソン大学がNCAA史上2度目の第16-第1シードアップセットの快挙を成し遂げた。一方、超古株のSt.フランシス大学(ブルックリン)が静かに100年以上のプルグラム史に幕を閉じた。2024年、メリマック大学とセイクリッド・ハート大学がMAACに移籍し、シカゴステイト大学が加入した。
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南部
アトランティック・サン・カンファレンス
- 名称: Atlantic Sun Conference
- 愛称: ASUN(エーサン)
- 放送: ESPN
- HP: http://www.asunsports.org/landing/index
大学(大まかな所在地) |
クイーンズ大学(ノースカロライナ州シャーロット)は2022年にNCAA D1に昇格した。 |
ベラミン大学(ケンタッキー州ルイビル)は2020年にNCAA D1に昇格し、2021-22にはカンファレンストーナメントを制覇したものの、移行期間でNCAAトーナメント出場資格が無かったため、泣き寝入りすることとなった。 |
イースタンケンタッキー大学*(レキシントン)はアーニー・ライゼンとニック・メイヨを輩出した。 |
オースティン・ピー・ステイト大学*(テネシー州ナッシュビル)はストリートボールレジェンドのフライ・ウィリアムス在籍時に瞬間的に強かった。 |
リプスコン大学(ナッシュビル)は近年ではグレイソン・マシューズを輩出している。 |
ウェストジョージア大学(ジョージア州アトランタ)は2024年にNCAA D1昇格した。 |
ノースフロリダ大学(フロリダ州ジャクソンビル) |
ジャクソンビル大学は1970年にアーティス・ギルモアが率いてNCAAトーナメント準優勝を果たした。 |
ステットソン大学(フロリダ州オーランド)は2024年に悲願のNCAAトーナメント初出場を決めた。 |
フロリダ・ガルフコースト大学(フォートマイヤーズ)は2013年にDunk Cityのニックネームでスウィート16に進出して一大旋風を巻き起こした。 |
ノースアラバマ大学は女子チームに鈴木姫乃選手(2020-23)が在籍していた。 |
セントラルアーカンソー大学*(リトルロック)はスコティ・ピペンの出身校だ。 |
アトランティック・サン・カンファレンスは南部のローメジャー校で組織されている。2016~23年間、愛称エーサン・カンファレンスがリブランディング目的で正式名称となっていた。近年、大学の出入りが激しい。
MEAC
- 名称: Mid-Eastern Athletic Conference
- 愛称: MEAC
- 設立: 1970年
- 本部: バージニア州ノーフォーク
- 放送: ESPN等
- HP: meacsports.com
大学(大まかな所在地) |
コピンステイト大学(メリーランド州ボルチモア)は1997年のNCAAトーナメントで第15-第2シードのアップセットを果たした。 |
モーガンステイト大学(メリーランド州ボルチモア)は1974年にマービン・ウェブスターを擁してNCAA D2トーナメントを制覇した。 |
ハワード大学(ワシントンD.C.)はHBCUの名門大学だ。 |
デラウェアステイト大学(デルマーバ半島)はフィラデルフィアのストリートボールレジェンドのエマニュエル・デイビスがプレーしていた。 |
メリーランド大学イースタンショア校(デルマーバ半島) |
ノーフォークステイト大学(バージニア州)は2012年のNCAAトーナメント1回戦でカイル・オクインの活躍で第2シードのミズーリ大学をアップセットした。 |
NCセントラル大学(リサーチトライアングル)は人種隔離政策時代のデューク大学医学部と通称”シークレットゲーム”を開催した。 |
サウスカロライナステイト大学(コロンビア) |
ミッド-イースタン・アスレティック・カンファレンスは東海岸の歴史的黒人大学(Historical Black Colleges and Universities)のカンファレンスだ。HBCUは人種隔離時代の有色人種向けの大学である。2019年以降、合計5校が脱退している。
ビッグ・サウス・カンファレンス
- 名称: Big South Conference
- 設立: 1983年
- 本部: ノースカロライナ州シャーロット
- 放送: ESPN
- HP: bigsouthsports.com
大学(大まかな所在地) |
ラドフォード大学(バージニア州)は2019年にジャボンテ・グリーンが同校初のNBA選手となった。 |
ロングウッド大学(バージニア州)は2019年に同校初のポストシーズントーナメント出場を果たした。 |
ハイポイント大学(ノースカロライナ州ピードモントトライアド)は2018年に名将トゥビー・スミスがHCに就任した。 |
ウィンスロップ大学(ノースカロライナ州シャーロット)は2022-23に元エースのゼイビア・クックがNBAデビューを果たした。 |
ノースカロライナ大学アッシュビル校は2006-08にケニー・ジョージ(約231㎝)がプレーしていた。 |
ガードナー・ウェブ大学(サウスカロライナ州アップステイト)は2019年にNCAAトーナメント初出場を果たした。 |
プレスビテリアン大学(アップステイト)はNCAA D1昇格以降で1度しか勝率5割を達成したことがない。 |
サウスカロライナ大学アップステイト校はトーリー・クレイグが同校史上2人目のNBA選手となった。 |
チャールストンサザン大学(サウスカロライナ州チャールストン) |
ビッグ・サウス・カンファレンスは南部の東海岸沿いのキリスト教系大学を中心に組織されている。2019年はガードナー・ウェブ大学が同校史上初のNCAAトーナメント出場を果たした。
SWAC
- 名称: Southwestern Athletic Conference
- 愛称: SWAC
- 設立: 1920年
- 本部: アラバマ州バーミンガム
- 放送: ESPN
- HP: swac.org
イーストディビジョン
大学(大まかな所在地) |
フロリダA&M大学(タラハシー)は2021年からレブロン・ジェームスのロゴのスポンサード校になった。 |
ベスーン・クックマン大学(フロリダ州デイトナビーチ)は伝説的HCジョン・チェイニーの出身校だ。 |
アラバマA&M大学は新HCに元台湾代表HCのオーティス・ヒューリーを迎えた。 |
アラバマステイト大学(モンゴメリー)はラッパーの2 Chainzがプレーしていた。 |
ジャクソンステイト大学は2022年にモー・ウィリアムスをHCに採用した。 |
ミシシッピ・バレー・ステイト大学(ジャクソン)は元ユーロリーグ得点王、同年NBAドラフト2巡目指名2人、NCAAリバウンド王2名を輩出している。 |
ウェストディビジョン
大学(大まかな所在地) |
アーカンソー大学パインブラフ校(リトルロック) |
アルコーンステイト大学(ミシシッピ州ジャクソン)は1992-93にNBA選手3名のHBCU屈指のタレントロスターを誇っていた。 |
グランブリングステイト大学(ルイジアナ州スポーツマンズパラダイス)は1969-70のMVPウィルス・リードの出身校だ。 |
サザン大学(ルイジアナ州バトンルージュ)はエイブリー・ジョンソンが2シーズンで数々のアシスト記録を樹立した。ボブ・ラブ |
テキサスサザン大学(ヒューストン)は2010年代にSWACで圧倒的な力を誇っていた。 |
プレイリ―ビューA&M大学(ヒューストン)はバスケ殿堂入りゼルモ・ビーティ―の母校だ。 |
SWACは南西部の歴史的黒人大学(HBCU)で組織されている。2021年にフロリダA&M大学とベスーン-クックマン大学がMEACから移籍してきた。
サウスランド・カンファレンス
- 名称: Southland Conference
- 愛称: SLC
- 設立: 1963年
- 本部: テキサス州フリスコ
- 放送: ESPN
- HP: www.southland.org
大学(大まかな所在地) |
テキサスA&M大学コマース校(ダラス)は2022年にNCAA D1に昇格した。 |
ラマー大学(テキサス州パイニーウッズ)は2022年に僅か1年でWACから戻ってきた。山之内勇登ウィリアムス選手が2022-23に在籍していた。 |
ヒューストン・クリスチャン大学は2022年にヒューストン・バプテスト大学から大学名を改称した。2024年、勤続約35年のHCロン・コットレルが遂にチームを離れた。 |
インカーネイト・ワード大学(サンアントニオ) |
テキサスA&M大学コーパスクリスティー校は2年連続でNCAAトーナメントに出場している。 |
ニューオーリンズ大学は1990年前後にティム・フロイドに率いられてトップ25入りを果たした。 |
ニコルズステイト大学(ルイジアナ州ニューオーリンズ)は現HCは就任5シーズンを終えてまだ30代半ばと若い。 |
サウスイースタンルイジアナ大学(バトンルージュ)はビリー・ケネディが名を挙げた場所だ。 |
マクニースステイト大学(ルイジアナ州レイクチャールズ)はジョー・デュマ―スの母校だ。 |
ノースウェスタンステイト大学(ルイジアナ州アレクサンドリア)は2022-23に隻腕のハンセル・エマニュエルがプレーしていた。 |
SLCはルイジアナ州とテキサス州の大学が集まっている。2021年、スティーブンF・オースティン・ステイト大学、アビリーン・クリスチャン大学、サム・ヒューストン・ステイト大学、ラマー大学がウェスタン・アスレティック・カンファレンスに移籍してしまった。
中西部/西部
サミット・リーグ
- 名称: Summit League
- 愛称: the summit
- 設立: 1982年
- 本部: サウスダコタ州スーフォールズ
- 放送: ESPN/Midco Sports
- HP: thesummitleague.org
所属校(大まかな所在地) |
セントトーマス大学(ミネソタ州ミネアポリス)は2021年に異例のD3→D1昇格を果たした。 |
ノースダコタ大学(ミネソタ州ファーゴ)はフィル・ジャクソンの母校だ。 |
ノースダコタステイト大学 |
サウスダコタ大学 |
サウスダコタステイト大学 |
ミズーリ大学カンザスシティ校はBリーグ外国籍選手トレイ・ジョーンズの1校目だ。 |
ネブラスカ大学オマハ校 |
デンバー大学 |
オーラル・ロバーツ大学(オクラホマ州タルサ)はNCAA加盟3年目にエリート8に進出した。 |
サミット・リーグは大学を構成されている。2000年代以降、同カンファレンスは中西部のNCAA D1昇格校を積極的に受け入れている。そのため、現所属校のほとんどはNCAA D1歴20年未満である。近年の勢力図はノースダコタステイト大学とサウスダコタステイト大学の二強だ。
ビッグ・スカイ・カンファレンス
- 名称: Big Sky Conference
- 設立: 1963年
- 放送: ESPN
- HP: https://bigskyconf.com/index.aspx
所属校(大まかな所在地) |
ポートランドステイト大学はNCAA D1歴代3位得点のフリーマン・ウィリアムスやイーメイ・ユドーカを輩出している。 |
モンタナ大学はビッグ・スカイ・カンファレンスの覇者だ。 |
モンタナステイト大学は後世に1928-29の全米1位と評されている。近年ではケルジン・ブレビンスがNBAに辿り着いた。 |
イースタンワシントン大学(ワシントン州スポーケン)はロドニー・スタッキーがプレーしていた。 |
アイダホ大学(ワシントン州スポーケン)は1981-82に突如として優勝候補に躍り出た。 |
アイダホステイト大学 |
ウィバーステイト大学(ユタ州ソルトレイクシティ)はデイミアン・リラードの母校だ。 |
ノーザンコロラド大学(デンバー) |
サクラメントステイト大学は台湾人初のNCAA D1スポーツ奨学生ジェフ・ウーがプレーしていた。 |
ノーザンアリゾナ大学はルーベン・ボイキンの母校だ。 |
ビッグ・スカイ・カンファレンスはロッキー山脈付近の大学が集まっている。近年はモンタナ大学とウェバーステイト大学の二強時代が続いている。同カンファレンス校のNCAAトーナメント勝利は2006年のノーザンアリゾナ大学 vs. ニック・ファジーカス(ネバダ大学)まで遡る。
ビッグ・ウェスト・カンファレンス
- 名称: Big West Conference
- 設立: 1969年
- 本部: カリフォルニア州アーバイン
- 放送: ESPN
- HP: www.bigwest.org
所属校(大まかな所在地) |
UCアーバイン校(LA)はビッグ・ウェスト・カンファレンスの覇者だ。 |
UCリバーサイド校(LA)は2020-21にマイク・マグパヨが初のアジア系NCAA D1 HCとなった。 |
UCデイビス校(サクラメント)は2020-21に渡辺飛勇選手がプレーしていた。 |
UCサンタバーバラ校はブライアン・ショーの母校として知られている。 |
UCサンディエゴ校は2020-21からD1に昇格した。 |
CSUフラートン校(LA)はブライアン・ボーウェンの母校だ。 |
CSUベイカーズフィールド校は2020年にウェスタン・アスレティック・カンファレンスから移籍してきた。 |
CSUロングビーチ校(LA)は1970年代前半に全米トップクラスの実力を誇っていた。同校は同カンファレンスのパシフィック・コースト・アスレティック・カンファレンス時代からの唯一のオリジナルメンバーだ。 |
CSUノースリッジ校(LA)は高橋マイケルの出身校だ。 |
カリフォルニア・ポリテクニック・ステイト大学(セントラルコースト)はデビッド・ヌワバの出身校だ。 |
ハワイ大学は2023-24にジェイコブス昌選手が所属している。 |
ビッグ・ウェスト・カンファレンスはカリフォルニア州の大学とハワイ大学で構成されている。UCアーバインとUCサンタバーバラが安定して強い。
ハイメジャー vs. ミッドメジャー
NCAAトーナメント出場の難易度
強いカンファレンス | 弱いカンファレンス | |
カンファレンストーナメント優勝 (Automatic Bid) 32校 | 難しい | 簡単 |
招待 (At-Large Bid) 36校 | 簡単 | 難しい |
カンファレンスはNCAAトーナメント出場に大きく関わっている。NCAAトーナメントの出場権は「カンファレンストーナメント優勝」or「選考委員会からの招待」で与えられる。端的に言えば、難易度は「強いカンファレンス→優勝(難)/招待(易)」「弱いカンファレンス→優勝(易)/招待(難)」とななる。一方、実際にミッド/ローメジャー校の招待はビジネス的理由から少ない。そのため、実質的にミッドメジャー校にはカンファレンストーナメント優勝以外にNCAAトーナメント出場の道は無い。
ジョージ・ワシントン大学は2015-16に23勝10敗でAP25に2度ランクインしたにも関わらずNCAAトーナメントに招待されなかった。
カンファレンス再編の歴史
1991~95年
- メトロ・カンファレンス入替(1991)
- グレイト・ミッドウェスト・カンファレンス(1991-95)
- 元祖ビッグ・イースト・カンファレンスのフットボール開始(1991)
- メトロ・カンファレンス解散(1995)
- カンファレンス-USA新設(1995)
- アトランティック・10・カンファレンス拡大(1995)
ハイメジャーカンファレンスの改装(2004~05年)
カンファレンス-USA(2005) |
脱退 ビッグ・イースト・カンファレンス: シンシナティ大学、デポール大学、ルイビル大学、マーケット大学、サウスフロリダ大学 アトランティック・10・カンファレンス: セントルイス大学、シャーロット大学 加入 ウェスタン・アスレティック・カンファレンス: サザンメソジスト大学、タルサ大学、テキサス大学エルパソ校、ライス大学 ミッド-アメリカン・カンファレンス: マーシャル大学 アトランティック・サン・カンファレンス: セントラルフロリダ大学 サンベルト・カンファレンス: フロリダ国際大学 |
元祖ビッグ・イースト・カンファレンス(2005) |
脱退(2004-05) アトランティック・コースト・カンファレンス: マイアミ大学(フロリダ)、バージニア工科大学、ボストンカレッジ 加入(2005) カンファレンス-USA: シンシナティ大学、デポール大学、ルイビル大学、マーケット大学、サウスフロリダ大学 |
元祖ビッグ・イースト・カンファレンスの入れ替え
元祖ビッグ・イースト・カンファレンス(現アメリカン・アスレティック・カンファレンス)は1990年代加入組3校を失いながらもカンファレンス-USAの主幹校達をごっそりと吸収してパワーカンファレンスの仲間入りを目指した。
カンファレンス-USA陥落(2005)
一方、カンファレンス-USAは2005年に古豪校を一気に失ってミッドメジャーカンファレンスに成り下がった。同カンファレンスは1995年の発足時から毎年4校程度をNCAAトーナメントに送り込んでいる。以降、NCAAトーナメント出場校は1~2校で推移している。
アトランティック・コースト・カンファレンスの門戸開放
アトランティック・コースト・カンファレンスは2004~05年間に一気にビッグ・イースト・カンファレンスの3校を追加した。加盟校増加は1953年の創設からジョージア工科大学とフロリダステイト大学に次いで3度目だった。
元祖ビッグ・イースト・カンファレンス分裂(2010~14年)
元祖ビッグ・イースト・カンファレンス分裂 |
新生ビッグ・イースト・カンファレンス プロビデンス大学、セントジョーンズ大学、シートン・ホール大学、ビラノバ大学、ジョージタウン大学、ゼイビア大学、バトラー大学、デポール大学、マーケット大学、クレイトン大学 アメリカン・アスレティック・カンファレンス 残留組: コネチカット大学、テンプル大学、サウスフロリダ大学、シンシナティ大学 残留組(2013-14): ラトガース大学、ルイビル大学 CUSA組(2013): セントラルフロリダ大学、メンフィス大学、サザンメソジスト大学、ヒューストン大学 CUSA組(2014): イースタンカロライナ大学、タルサ大学、テュレーン大学 |
元祖ビッグ・イースト・カンファレンス分裂
2013年、元祖ビッグ・イースト・カンファレンスは2つのカンファレンスに分裂した。東海岸のオリジナルメンバー校は「ビッグ・イースト・カンファレンス」の名称と共にカンファレンスを新たに起ち上げた。一方、残留組は「アメリカン・アスレティック・カンファレンス」と名を改め、2013~14年に再びカンファレンス-USAから優等生校をがっつり引き抜き、ハイメジャー力保持に努めた。
カンファレンス-USAの総入れ替え(2度目)
パック-12・カンファレンス崩壊&アメリカン・アスレティック・カンファレンス弱体化(2021~24年)
- 2021年
7月: テキサス大学とオクラホマ大学移籍話浮上(B12→SEC)
9月: BYU移籍予定(WCC→B12) - 2022年
7月: UCLAとUSCのB1G移籍話浮上(P12→B1G) - 2023年
7月: ヒューストン大学、シンシナティ大学、UCF加盟(AAC→B12)
7月: BYU加盟(WCC→B12) - 2024年
7月: P12開店休業
スタンフォード大学&カリフォルニア大学→ACC
ワシントン大学、オレゴン大学、UCLA、USC→B1G
ユタ大学、アリゾナ大学、アリゾナステイト大学、コロラド大学→B12
7月: テキサス大学&オクラホマ大学加盟(B12→SEC)
7月: SMU加盟(AAC→ACC)
パック-12・カンファレンスの瀕死
2024年、パック-12・カンファレンスは開店休業状態に追い込まれた。きっかけは2022年のUCLAとサザンカリフォルニア大学のビッグ・テン・カンファレンス移籍話だ。両校は放映権収入に不満を持っていた。そして、2024年以降の契約は魅力的ではなかった。その後、他の加盟校も次々と脱会を決めた。そして、2024年、唯一の加盟校はワシントンステイト大学とオレゴンステイト大学だけとなった。そのため、現在、両校の運動部は一時的に別のカンファレンスの競技大会やリーグ戦に準加盟校として参加している。バスケットボールの場合はウェスト・コースト・カンファレンスだ。
アメリカン・アスレティック・カンファレンスの完全ミッドメジャー化
アメリカン・アスレティック・カンファレンスは主要校の喪失で完全にミッドメジャーカンファレンスとなった。2010年代半ばまではNCAAトーナメント出場3~4枠のハイメジャーカンファレンスだった。そんな中、2020年、コネチカット大学がビッグ・イースト・カンファレンスに移り、2023年、ヒューストン大学、シンシナティ大学、セントラルフロリダ大学がビッグ・12・カンファレンスに移籍し、翌2024年にサザン・メソジスト大学がACCに移った。そして、カンファレンス・USAの生粋のミッドメジャー校が数合わせとして加わった。
カンファレンス・USAの総入れ替え(3度目)
パワーカンファレンスの減少と肥大化
パック-12・カンファレンスの崩壊とアメリカン・アスレティック・カンファレンスの弱体化は残りのパワーカンファレンスを肥大化させた。パワー4はそれぞれ2023~24年間に収支で2~5校の増加となっている。特にビッグ・12・カンファレンスはテキサス大学とオクラホマ大学の脱会+ヒューストン大学、シンシナティ大学、UCF、BYU、ユタ大学、アリゾナ大学、アリゾナステイト大学の入会+コロラド大学の再入会で計10校絡みの大幅改装となった。また、AACとビッグ・テン・カンファレンスは既存の東海岸校と新規加盟の西海岸校でプロリーグさながらの様相を呈している。
パック-12・カンファレンス再編ドミノ(2026年)
- パック-12・カンファレンス再編
2024年9月: ボイシステイト大学、コロラドステイト大学、フレズノステイト大学、サンディエゴステイト大学
2024年9月: ユタステイト大学
2024年10月: ゴンザガ大学
※2026月7月1日加盟予定 - マウンテン・ウェスト・カンファレンス再編
2024年10月: ハワイ大学加盟発表
2024年11月: グランドキャニオン大学加盟発表
※2026年7月1日加盟予定 - ACC独立→カンファレンス新設の候補校
シラキュース大学
バージニア大学
バージニア工科大学
ウェイク・フォレスト大学
クレムソン大学
フロリダステイト大学
パック-12・カンファレンス再建開始
2024年9月、パック-12・カンファレンスは2026年7月からのカンファレンス再編を開始した。まず、2024年9月12日、ボイシステイト大学、コロラドステイト大学、フレズノステイト大学、サンディエゴステイト大学の加盟が一気に発表された。当然、カレッジフープスとフットボール界隈は次の加盟校を予想し始めた。大方の予想は比較的西寄りのミッドメジャー実力校だ。その後、不要な噂は学校運営に支障をきたしていたのだろう。同月23日、サウスフロリダ大学、テュレーン大学、メンフィス大学、テキサス大学サンアントニオ校は連名でアメリカン・アスレティック・カンファレンスへのコミットメントを発表した。そんな中、翌24日、ユタステイト大学の加盟が追加発表された。そして、10月2日、遂にゴンザガ大学の加盟も決まった。
おそらく、パック-12・カンファレンスはカリフォルニア大学とスタンフォード大学の奪還を目論んでいる。両校は運動部の然程熱量を持っていない。つまり、いずれ運動部の東部派遣等の不満が爆発するはずだ。一方、残り8校は難しい。唯一の可能性はユタ大学だけだろう。
マウンテン・ウェスト・カンファレンスの再編
先述の通り、マウンテン・ウェスト・カンファレンスはカレッジスポーツの食物連鎖に巻き込まれた。近年、男子バスケは”西部最強”と評されている。直近数年のNCAAトーナメント出場校数は4校(2022)→4校(2023)→6校(2024)とハイメジャーカンファレンスに勝るとも劣らない。サンディエゴステイト大学は2023年にNCAAトーナメント準優勝に至っている。そんな中、2026年7月の計5校のパック-12・カンファレンス移籍が決まってしまった。そのため、カンファレンス再編が急務となった。そして、2024年10月15日と11月1日にハワイ大学とグランドキャニオン大学の加盟が発表された。
アトランティック・コースト・カンファレンスの分裂論
アトランティック・コースト・カンファレンスの分裂説がまことしやかに囁かれている。実際、スタンフォード大学とカリフォルニア大学加盟の賛否投票も全会一致ではなかった。最も代表的な不満は移動だろう。東海岸と西海岸校の対戦は大きなコストだ。フットボールの場合、トラックが週末の試合に向けて火曜日に出発しなければならない。
NBA選手: スーパースターのミッドメジャー出身率
- ラリー・バード(インディアナステイト大学)
- ジョン・ストックトン(ゴンザガ大学)
- カール・マローン(ルイジアナ工科大学)
- スティーブ・ナッシュ(サンタ・クララ大学)
- ステフィン・カリー(デビッドソン大学)
- カワイ・レナード(サンディエゴステイト大学)
- デイミアン・リラード(ウィバーステイト大学)
- CJ・マカラム(リーハイ大学)
- ポール・ジョージ(フレズノステイト大学)
- ジャ・モラント(マレーステイト大学)
NBAドラフト指名者はハイメジャー校出身で埋め尽くされる。一方、スター選手は意外にもミッドメジャー出身だったりする。
米国の大学への留学方法
米国の大学への進学は一般的に「エッセイ(自己PR文)」「高校の成績(GPA)」「テストスコア(TOEFL/SAT/ACT等)」「推薦状」「銀行口座の残高証明書」が求められる。エッセイは「高校生活で何を頑張ってきたか」「大学で何を学びたいか」「将来の夢」等の自己アピール文である。高校成績は日本の高校の10段階評価をGPAに換算する。テストスコアは英語力の証明としてよく求められる。時に推薦状も必要だ。一方、大半の日本の高校教員は米国の大学の正規入学の方法を知らないだろう。実際、俺の場合(公立高校→米国四年制大学卒業)も「提出物: 高校の担任教諭が留学エージェントのサンプルを参考に作成」「エッセイ/テスト/面接: 留学エージェントの対策講座」「奨学金獲得(合計500万円程度): 留学エージェントのコネ」でやり遂げた。詰まる所、留学は留学エージェントが必須だ。相談だけでも思いもよらない案の教示で価値はある。
実は多くの留学エージェントは東南アジアの語学学校しか取り扱っていない。そんな中、上記の通り、留学情報館は多様なパターンの留学に対応している。最近は「短大→名門大学編入」や「海外出稼ぎ」等のサポートもある。留学先も北米-オセアニア-欧州等様々だ。そして、カウンセリングは無料だ。
まとめ
- NCAA
NCAA D1
→ハイメジャーカンファレンス(上位)
→ミッドメジャーカンファレンス(中位)
→ローメジャーカンファレンス(下位)
NCAA D2
NCAA D3 - NAIA
- その他大学体育協会
ローメジャーカンファレンスはNCAA D1の弱小カンファレンスを指して用いられる。近年、NCAAトーナメントではFGCU(スウィート16)、UMBC(第1シード校撃破)、オーラル・ロバーツ大学(スウィート16)、St.ピーターズ大学(エリート8)、フェアリー・ディキンソン大学(第1シード校撃破)等の下剋上が続いている。
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NCAA基礎講座
大学一覧
バスケ留学解説
NCAAの視聴方法
参考
Research: Switching Conferences a Big Gamble for Colleges(athleticbusiness.com)
視聴方法
‘AE on ESPN’ Enters Fourth Year with Nearly 40 Live Events on ESPN+ and ESPN3 this Fall(americaeast.com)
Patriot League Reaches Multi-Year Rights Agreement With ESPN+ For Live Game Coverage Starting This Fall(patriotleague.org)
Northeast Conference Announces 2021-22 Basketball Television Schedule(northeastconference.org)
ASUN Conference Expands Broadcast Coverage to ESPN+ Platform(asunsports.org)
Big South and ESPN Announce Seven-Year Extension, Presence on ESPN+(bigsouthsports.com)
SWAC Announces Men’s Basketball ESPN Schedule(swac.org)
SOUTHLAND CONFERENCE ANNOUNCES NEW MEDIA RIGHTS AGREEMENT WITH ESPN AND ESPN+(southland.org)
WAC Reaches New, Expanded Media Rights Agreement with ESPN(wacsports.com)
WAC Officially Welcomes ‘Texas Four’ to Conference(wacsports.com)
Big Sky reaches new TV agreement with ESPN(nbcmontana.com)
ESPN Reaches Multi-Year, Multi-Platform Rights Agreement with Big West(bigwest.org)
カンファレンス再編
Texas, Oklahoma were to pay a steep price for leaving Big 12 early. That’s not how it turned out(usatoday.com)
Pac-12 Releases Statement on USC, UCLA Departures(si.com)
Ushering in a new era, the Pac-12 Conference strengthens its legacy by welcoming four respected academic and athletic universities(pac-12.com)
Pac-12 Conference and Utah State University Unite to Advance the New Era of the 100-Year-Old Legacy(pac-12.com)
Pac-12 Conference and Gonzaga University Unite to Build a Basketball Powerhouse, Advancing the New Era of the Conference’s 100-Year Legacy(pac-12.com)
Memphis, Tulane, USF, UTSA commit to AAC amid Pac-12 interes(espn.com)
Mountain West Officially Welcomes Hawaiʻi as a Full-Time Member(themw.com)
Mountain West Officially Welcomes Grand Canyon University(themw.com)
Potential ACC Split Is a Reminder College Sports Runs on Business Calculations(si.com)
Source: Florida State among 4 ACC schools against adding Cal, Stanford(espn.com)