うい。
「全米中のバスケを訪れる」が目標、乗り鉄的現地観戦愛好家のBall Otaku Bros(@b_o_bros)だ。
今回はデトロイト・ピストンズについて紹介する。
デトロイト・ピストンズ
魅力1: 元スーパースター
デトロイト・ピストンズの魅力は元スーパースターの最後の雄姿を見届けられることだ。同球団は元スーパースターと契約する傾向にある。例えば、トレイシー・マグレディーやアレン・アイバーソンだ。2019年オフにはジョー・ジョンソンも開幕ロスター候補に入っていた。現在は元レギュラーシーズンMVPのデリック・ローズが在籍している。ローズは2020-21まで契約が残っているので、何も無ければ来季もデトロイトで彼のプレーが見られるはずだ。
魅力2: 新アリーナ
弟がサンクスギビング休暇中にキャブス@ピストンズを観に行っていました。
— Ball Otaku Bros (@BOIBROS) November 25, 2018
この席で手数料と送料込みで$45(約5500円)とのこと!#現地観戦兄弟 pic.twitter.com/xP908H1YhK
【2日目】バックス@ピストンズ: 令和2年初のNBA観戦(画面越し込み)。カレッジばかり見ていたせいか、NBA(選手、アリーナ、演出)のゴージャスさが新鮮だった。改めてNBAの凄さを実感。#現地観戦兄弟 pic.twitter.com/316YrPWB4m
— Ball Otaku Bros (@BOIBROS) February 21, 2020
そして、もう1つの魅力が2017年にオープンした新アリーナのリトル・シザース・アリーナだ。ちなみに、アリーナのリトルシザース(Little Caesars)はデトロイトに本社を構える全米第三位の大手ピザチェーンである。
チケット
コスパは悪い
順位 | チーム | チケット平均価格 | 最安値 |
1 | ウォリアーズ | $463 | $52 |
2 | レイカーズ | $444 | $32 |
3 | ニックス | $285 | $9 |
20 | ピストンズ | $135 | $4 |
30 | ペリカンズ | $48 | $7 |
ピストンズのチケットはNBA全体の中では安い部類に入る。The Streetの記事によれば、NBA全30球団中20位だ。
しかし、個人的な意見として非常にコスパは悪い。なぜならピストンズは再建中の勝つ気があまり無く、なお且つスーパースタープレーヤーが不在だからだ。ピストンズの下にはプレーオフ常連でスタープレーヤーがいるチームもある。
ただ、2020-21シーズンから2年位はチケットはもう少し値下りした状態で出回るかもしれない。と言うのも、一般的に弱いチームの客足は遠のくので需要が下がる分だけチケットも安くなるのだが、ピストンズは再び再建モードに突入したからである。
が、一方でデトロイト自体が復興しているという話もある。故に、デトロイト全体の物価が上昇してチケット価格も例に漏れずに上昇、あるいは維持という可能性も考えられる。
いずれにせよ、現時点では決して得とは言えない値段だと俺は思う。魅力的な選手が加入するか、チームが強くなるか、チケットが下がるかに期待したい。
アリーナ
リトル・シザース・アリーナ
名称: Little Caesars Arena
住所: 2645 Woodward Ave, Detroit, MI 48201
詳細: https://www.313presents.com/venues-events/little-caesars-arena
ピストンズのホームアリーナはダウンタウンにあるリトル・シザース・アリーナだ。2017年にパレス・オブ・オーバーンヒルズから移転した。
アリーナルール
入場時の格好: 基本的には手ぶらで
主な持ち込み禁止物
・14″×14″×6″以上のバッグ
・バックパック
・スーツケース
・タブレット
・プロ用カメラ+レンズ
・ベビーカー
・飲食物
・自撮り棒
・マスク
NBAゲームへはできるだけ軽装で行くのが基本だ。男ならスマホ、財布、チケット、身分証明証(パスポート)の四種の神器が現地人の基本的な入場スタイルである。もちろん公共のマナーに反しない程度に衣類は纏っておかなければならない。
サインボードのルール: 内容は選手やチームへの応援に
サインボードのルール
・棒をつけるのは禁止
・18インチ以内
・政治、中傷、性的なメッセージ
・他のファンの観戦の妨げになる
そして、もし選手やチームを応援するためにサインボードを作成するつもりであれば、サインボードは、メッセージ性があるという特徴上、厳しいルールが敷かれているので、注意が必要だ。基本的なルールは上に羅列したが、詳しくは下のQ&AのSign Policyを読んでくれ。

グッズ
チームストア
名称: Team Store
営業: 月~土(11:00~18:00)/日(12:00~17:00)
※ゲームデイは開場~閉場までもオープン
HP: https://pistonslockerroomstore.com/about-us/
ピストンズのグッズはリトル・シザース・アリーナに併設されているチームストアで購入できる。
NBAの各アリーナにはメインのチームストアに加えてサブストアと出店がある。重要なのはそこらはメインのチームストアとは微妙に品揃えが異なる点だ。例えば、過去に在籍していた選手のジャージーやアディダス時代のTシャツなどがセールになって置いてある。だから、もし興味があって時間が許すのであれば、早めに入場してメインのストア以外も行ってみると良い。思わぬ出会いがあるかもしれない。
サイン
- 出待ち
a. アリーナ出入口前
b. アリーナ内練習時
c. ホテル前 - イベント
出待ち
アリーナ出入口
選手にサインや写真を求める手段の1つが会場入り口での出待ちだ。多くの場合、試合当日の午前中~夕方にかけてホームもアウェイチームもアリーナ内で練習をする。その出入りを狙って出待ちが可能だ。アリーナにはいくつもの出入口があるが、選手やコーチが通る出入口にはほぼ必ず柵が立てられている。だから、もし出待ちをするべき出入口か分からなかったら、とりあえず柵が立てられている出入口で待つと良いだろう。柵では無く警備員や他のファンも目印になる。
試合前の練習時(試合のチケット必須)
もう1つの手段がアリーナ内での練習時だ。試合開始前のアリーナ内での練習時、何人かの選手はファンサービスも行ってくれる。基本的にアリーナは試合開始前の2~3時間前に開場するので、その日の試合のチケットを見せて開場時間と同時に入場する。断言はできないが、試合開始前の練習の見学はどこの座席のチケットでもフロアの近くまで降りることができるので、入場したらトンネル(関係者用通路)付近に行ってそこで陣取れば良い。この場合も柵、警備員、ファンが目印となる。
ホテル前
アウェイチームの選手達が宿泊するホテル前でもサインを貰うことができる。チーム御用達のホテルは基本的にはその街の最高級ホテルだ。ホテルの場合もアリーナ出入口と同様に警備員、ファン、柵が目印になる。
- 出待ちのルールは時と場合によって異なる。NBAで統一されたルールは無い。同じ会場でも「昨日はOKだったのに今日はダメ」なんてこともザラにある。警備員のさじ加減による場合が大きい。
- 選手全員がファンに対応してくれるわけではない。ファン対応はチームによって異なるので、若手の仕事であったり、試合ごとにファン対応の当番が交代していたり、それはチームで異なるようだ。
イベント
地元のスーパーマーケットやスポーツ用品店では選手のサイン会がちょいちょい行われている。チームの公式アカウントやHPで告知している。出待ちと違って公式のイベントなので選手の応対もフレンドリーな場合が多い。
Gリーグ: グランドラピッズ・ドライブ
名称: DeltaPlex Arena & Conference Center
住所: 2500 Turner Ave NW, Walker, MI 49544
詳細: https://grandrapids.gleague.nba.com/
デトロイト・ピストンズは傘下にGリーグチームのグランドラピッズ・ドライブを持っている。本拠地ミシガン州グランドラピッズはデトロイトから長距離バスで片道5時間弱程の場所にある。
2019-20シーズンはセコウ・ドゥブンヤが16試合もプレーした。10代の選手とは言え1巡目指名選手がGリーグでこれだけの試合数をプレーするのは珍しい。同様にワン&ダン選手のルイス・キングJrも31試合出場した。ピストンズは若手選手を高頻度でドライブに送り込む意向なのかもしれない。若手選手の活躍を見たいのであれば現地観戦を検討する余地はありそうだ。
ただ、俺達はグランドラピッズに行ったことが無い。俺達には実際に足を運んだことが無い場所は紹介しないポリシーがある。だから、ここではグランドラピッズ・ドライブというチームが存在するということだけに留める。もし今後グランドラピッズに行った際には追記して紹介する。
まとめ
・元スターの最後の雄姿が見られるかも
・新アリーナ
・チケットのコスパは悪い
デトロイトは日本との直行便があるので行きやすい。ただ、今は再建期でスターもいない割にはチケットが高いので、現地観戦するのに絶好のタイミングではない。
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五大湖エリア

五大湖エリア(北東部)
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トロント(カナダ)
トロントはカナダ最大の都市だ。NBAトロント・ラプターズとGリーグチームのラプターズ905、そしてカナダ国内リーグのチームがある。一方、多民族都市で市内では様々な文化体験ができる。ナイアガラ滝も近い。
バッファロー(ニューヨーク州)
バッファローはカナダとの国境の街だ。アメリカからトロントへ向かう通過点にあるためかなり行きやすい。NCAAトーナメント常連校になりつつあるバッファロー大学を含めて合計3校のNCAA D1大学がある。
ピッツバーグ(ペンシルベニア州)
ピッツバーグは鉄鋼の町として知られているが、同時に学術都市でもある。NCAA D1はピッツバーグ大学、デュケイン大学、ロバート・モリス大学、NCAA D3は最初の大学の試合を行ったとされるジェネバカレッジがキャンパスを構えている。
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ミシガン大学(ミシガン州)
ミシガン大学はデトロイト・ウェイン・カウンティ国際空港から長距離バスで45分程のアナーバーにある。
ミシガンステイト大学(ミシガン州)
ミシガンステイト大学はデトロイト・ウェイン・カウンティ国際空港から長距離バスで1時間半程のイーストランシングにある。
クリーブランド(オハイオ州)
クリーブランドはレブロン・ジェームスを産んだ労働者の町だ。NBAクリーブランド・キャバリアーズはそんな街の唯一の希望だったレブロンが去って以降一気に高額チームから格安チームに転落した。その他、クリーブランドステイト大学等ミッドメジャー4校がキャンパスを構えている。
オハイオステイト大学(オハイオ州)
オハイオステイト大学は全米最大規模の超マンモス大学だ。キャンパスはオハイオ州のど真ん中の州都コロンバスにある。
ニューキャッスル(インディアナ州)
ニューキャッスルはインディアナポリスとデイトンの中間に位置する田舎町だ。インディアナ・バスケットボール殿堂とニューキャッスル高校がある。
インディアナポリス(インディアナ州)
インディアナポリスは五大湖から離れた内陸部にある地方都市だ。エリアの中で最も雰囲気が良い。NBAインディア・ペイサーズとブラッド・スティーブンス時代に2年連続でNCAAトーナメント準優勝を果たしたバトラー大学がある。
シカゴ(イリノイ州)
シカゴはアメリカ北東部と中西部のターミナルとして栄えた大都市だ。NBAはシカゴ・ブルズ、NCAAはデポール大学、ノースウェスタン大学、ロヨラ大学(シカゴ)など古い歴史を持つチームがキャンパスを構えている。
ミルウォーキー(ウィスコンシン州)
ミルウォーキ-はシカゴと一緒に周っておきたい町だ。NBAはミルウォーキー・バックス、NCAA D1はドウェイン・ウェイドの母校マーケット大学とNBAプロスペクトのパトリック・ボルドウィンJrの進学先候補のウィスコンシン大学ミルウォーキー校がある。
ウィスコンシン大学(ウィスコンシン州)
強豪ウィスコンシン大学はミルウォーキーから長距離バスで片道1、2時間程のマディソンという町にある。
NBA
ノースウェスト
ダラス・マーベリックス
ヒューストン・ロケッツ
メンフィス・グリズリーズ
ニューオーリンズ・ペリカンズ
サンアントニオ・スパーズ
現地観戦観の記事
参考
Pistons’ Blake Griffin Undergoes Surgery on Knee Injury; No Timetable for Return(bleacherreport.com)
Pistons Notes: Griffin, Jackson, Drummond, Doumbouya(hopsrumors.com)
Detroit Pistons: Their salary cap situation right now(hoopshype.com)
2019-2020 Grand Rapids Drive Regular Season Roster(basketball.realgm.com)