うい。
「全米中のバスケを訪れる」が目標、乗り鉄的現地観戦愛好家のBall Otaku Bros(@b_o_bros)だ。
今回はNBAを黎明期から支えたボストン・セルティックスを紹介する。
ボストン・セルティックス
魅力1: ブラッド・スティーブンス
セルティックス最大の魅力はHCブラッド・スティーブンスだ。いつの時代も新しいスタンダードを作り上げるのは若き天才だと歴史は証明している。もし今後のNBAの道筋を予想したいのであれば、スティーブンスは間違いなく研究対象の1人である。
魅力2: 歴史
やはり無視できないのは歴史だ。NBAの歴史はセルツと共にあると言っても過言では無い。TDガーデンにはレッド・アワーバック&ビル・ラッセル時代、ラリー・バード時代、ビッグ3&ラジョン・ロンド時代の展示物が至る所にある。それらを楽しむためにもセルティックスのチーム史は勉強してから行った方が俺は良いと思う。
チケット
奮発すべし
セルティックスのチケットは奮発することがオススメだ。チープシートですらそこそこの値段がするからである。
ticketiq blogによれば、17-18シーズンのチケットの平均価格は$167だったが、18-19シーズンのチケットの平均価格は$234だ。確かにチケットの平均価格から分かることは少ない。チケット代は$10~1000以上までかなり幅がある。だから、コート近くの高額チケットだけがバブル的に急上昇のよって平均価格が吊り上げられているだけかもしれない。
しかし、俺独自の調査(と言うほど大それた物では無いが)でもチケット代は全体的に上昇していた。例えば、人気の無いホークス戦ですらNBA全体のチケット相場(独自調べ)の1.5倍位の値段で取引されており、また、チーペストシート(ゴール裏3階席後列)ですら$45(約5000円)以上だった。チーペストシートは$10以下で取引されているような席だ。$45はかなり高い。
ESPNによれば、17-18シーズンの満席率は100%で、18-19シーズンも100%だ。セルティクスは人気のあるチームなので、2010年代の強くなかった頃でも観客席は埋まっていたが、近年チームの期待が高まっているため、チケット需要が上がっているのだろう。
結論としてチケット代は高い。チーペストシートですらそこそこの値段がする。チーペストシートは現地観戦する意味が無いシートだ。選手は米粒にしか見えないので、試合も天井に吊るされているモニターで観戦することになる。これでは現地で観戦する意味は無い。
だから、チケットは奮発して、できるなら1階席中盤で観戦するほうが良いだろう。その方が満足度の高い体験になるはずだ。 それに、このチームはそのチケット代に見合う価値のあるチームだ。
アリーナ
アリーナ: TDガーデン
名称: TD Garden
住所: 100 Legends Way, Boston, MA 02114
HP: https://www.tdgarden.com/policies
セルティックスのホームアリーナのTDガーデンはダウンタウンにある。地下鉄のNorth Stationから徒歩1分程だ。
アリーナルール
入場時の格好: 基本的には手ぶらで
主な持ち込み禁止物
・14″×14″×6″以上のバッグ
・バックパック
・スーツケース
・タブレット
・プロ用カメラ+レンズ
・ベビーカー
・飲食物
・自撮り棒
・マスク
NBAゲームへはできるだけ軽装で行くのが基本だ。男ならスマホ、財布、チケット、身分証明証(パスポート)の四種の神器が現地人の基本的な入場スタイルである。もちろん公共のマナーに反しない程度に衣類は纏っておかなければならない。
サインボードのルール: 内容は選手やチームへの応援に
サインボードのルール
・棒をつけるのは禁止
・18インチ以内
・政治、中傷、性的なメッセージ
・他のファンの観戦の妨げになる
そして、もし選手やチームを応援するためにサインボードを作成するつもりであれば、サインボードは、メッセージ性があるという特徴上、厳しいルールが敷かれているので、注意が必要だ。基本的なルールは上に羅列したが、詳しくは下のQ&AのSign Policyを読んでくれ。

グッズ
チームストア
名称: Boston ProShop
営業: 月~土(10:00~17:00)/日(10:00~17:00)
※ゲームデイの閉店時刻は試合終了後30分
HP: https://www.bostonproshop.com/
TDガーデンにはセルティックスとNHLブルーインズのチームストアが併設されている。チームストアは試合の無い日も営業しているので、オフシーズンでもグッズを購入することができる。
NBAの各アリーナにはメインのチームストアに加えてサブストアと出店がある。重要なのはそこらはメインのチームストアとは微妙に品揃えが異なる点だ。例えば、過去に在籍していた選手のジャージーやアディダス時代のTシャツなどがセールになって置いてある。だから、もし興味があって時間が許すのであれば、早めに入場してメインのストア以外も行ってみると良い。思わぬ出会いがあるかもしれない。
サイン
- 出待ち
a. アリーナ出入口前
b. アリーナ内練習時
c. ホテル前 - イベント
出待ち
アリーナ出入口
選手にサインや写真を求める手段の1つが会場入り口での出待ちだ。多くの場合、試合当日の午前中~夕方にかけてホームもアウェイチームもアリーナ内で練習をする。その出入りを狙って出待ちが可能だ。アリーナにはいくつもの出入口があるが、選手やコーチが通る出入口にはほぼ必ず柵が立てられている。だから、もし出待ちをするべき出入口か分からなかったら、とりあえず柵が立てられている出入口で待つと良いだろう。柵では無く警備員や他のファンも目印になる。
試合前の練習時(試合のチケット必須)
もう1つの手段がアリーナ内での練習時だ。試合開始前のアリーナ内での練習時、何人かの選手はファンサービスも行ってくれる。基本的にアリーナは試合開始前の2~3時間前に開場するので、その日の試合のチケットを見せて開場時間と同時に入場する。断言はできないが、試合開始前の練習の見学はどこの座席のチケットでもフロアの近くまで降りることができるので、入場したらトンネル(関係者用通路)付近に行ってそこで陣取れば良い。この場合も柵、警備員、ファンが目印となる。
ホテル前
アウェイチームの選手達が宿泊するホテル前でもサインを貰うことができる。チーム御用達のホテルは基本的にはその街の最高級ホテルだ。ホテルの場合もアリーナ出入口と同様に警備員、ファン、柵が目印になる。
- 出待ちのルールは時と場合によって異なる。NBAで統一されたルールは無い。同じ会場でも「昨日はOKだったのに今日はダメ」なんてこともザラにある。警備員のさじ加減による場合が大きい。
- 選手全員がファンに対応してくれるわけではない。ファン対応はチームによって異なるので、若手の仕事であったり、試合ごとにファン対応の当番が交代していたり、それはチームで異なるようだ。
イベント
地元のスーパーマーケットやスポーツ用品店では選手のサイン会がちょいちょい行われている。チームの公式アカウントやHPで告知している。出待ちと違って公式のイベントなので選手の応対もフレンドリーな場合が多い。
まとめ
セルティックスはチケットは高いがそれだけの価値はある。
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ボスウォッシュエリア

ボスウォッシュエリア(北東部)
ボスウォッシュエリアは「ボストン~ワシントンD.C.」間の東海岸のメガロポリスのエリアだ。北にニューイングランドエリア、南にアトランティックエリア、西に五大湖エリアがある。
ボストン(マサチューセッツ州)
ボストンはアメリカ最古の都市だ。名門ボストン・セルティックスがある。同時にボストンは東海岸随一の学生街だ。ACC所属のボストン・カレッジ、実はバスケも強いハーバード大学、小川春太選手が通うマサチューセッツ工科大学(NCAA D3)等がキャンパスを構えている。
プロビデンス(ロードアイランド州)
プロビデンスはボストンの隣町だ。強豪プロビデンス大学と実力校ロードアイランド大学に加え、アイビー・リーグのブラウン大学、台湾人プレーヤーのBenson Linがプレーしているブライアント大学の計4校のNCAA D1大学がキャンパスを構えている。
バスケットボール殿堂(マサチューセッツ州)
マサチューセッツ州スプリングフィールドはバスケットボールが誕生した町だ。バスケットボール殿堂とスプリングフィールドカレッジがある。
コネチカット大学(コネチカット州)
名門コネチカット大学はボストンとニューヨークの間にある。
ニューヨーク(ニューヨーク州)
ニューヨークはバスケットボールのメッカだ。NBAはニックスとネッツ、NCAAはSt.ジョーンズ大学、シートン・ホール大学、その他ミッドメジャー11校がある。さらには大学や高校のイベントが年中開催されている。ラッカーパークやダイクマン等のストリートボールの聖地も多い。
トレントン(ペンシルベニアニュージャージー州)
トレントンは世界で初めてプロバスケットボールの試合が行われた町だ。1896年、興行団体のトレントンズはメイソニック・テンプル・ホールで試合を開催して試合後に売り上げを選手に還元した。
フィラデルフィア(ペンシルベニア州)
フィラデルフィアはチェンバレンとコービーを育てたタフな街だ。シクサーズと2016年と2018年にNCAAトーナメントを制覇したビラノバ大学がある。NYCとワシントンD.C.の間にあるためアクセスが良い。
ボルチモア(メリーランド州)
メリーランド州ボルチモアは首都ワシントンD.C.の隣にある学生街だ。2018年にNCAAトーナメント史上最大のアップセットをかましたUMBC等計5校のミッドメジャー校がキャンパスを構えている。コロナ関連のニュースでお馴染みのジョンズ・ホップキンス大学(NCAA D3)も実はボルチモアにある。
ワシントンD.C.
首都ワシントンD.C.は実はバスケが盛んなエリアだ。八村塁選手が所属するワシントン・ウィザーズはもちろん、ユーイングがHCを務めるジョージタウン大学、強豪メリーランド大学、渡邉雄太選手の母校ジョージ・ワシントン大学があり、夏には複数のPro-Amリーグが開催されている。
NBA
ノースウェスト
ダラス・マーベリックス
ヒューストン・ロケッツ
メンフィス・グリズリーズ
ニューオーリンズ・ペリカンズ
サンアントニオ・スパーズ
現地観戦観の記事
参考
Prices For Celtics Tickets Up 40% On Secondary Market Heading Into 2018-19 Season(ticketiQ.com)