うい。
「全米中のバスケを訪れる」が目標、乗り鉄的現地観戦愛好家のBall Otaku Bros(@b_o_bros)だ。
今回はカリフォルニア州で最もチケットが安いサクラメント・キングスについて紹介する。
サクラメント・キングス
魅力1: 会場の雰囲気が良い
キングスの魅力として推したいのは会場(ファン)の雰囲気だ。レイカーズやニックスなどが最たる例だが、人気チームの試合には憂さ晴らしや騒ぎたいだけで試合をほとんど見ていないファンが結構な数いる。
(彼らが会場を盛り上げているのは間違いないし、ビジネスとしてそういった層を取り込むことは重要だ。だから、彼らの存在を否定している訳では無い。)
しかし、人気が無いキングスの試合には本当のバスケ好きorキングスファンしか来場しない。相手チームの良いプレーにも拍手が起こるし、会場全体もチームを応援する人々で溢れている。日本人は結構気に入るはずだ。
ちなみに、2016年竣工のゴールデン・ワン・センターは音響設備などがかなり良く、スリープ・トレイン・アリーナも昔ながらの会場でそれはそれで味わい深かったのだが、それも雰囲気作りに一役買っている。
魅力2: サンフランシスコから日帰りで行ける
もう1つの魅力はサクラメントはサンフランシスコから日帰りで行けることだ。サンフランシスコは観光地かつゴールデンステイト・ウォリアーズの本拠地である。サンフランシスコからサクラメントへは長距離バスで片道3時間程、運賃も最安で往復$20、運行本数も多く、深夜便も走っている。だから、昼間に出発して試合後の夜中にサンフランシスコに戻ってくることも可能だ。
魅力3: カリフォルニアで唯一チケットが安い
キングスはカリフォルニア州のチームで唯一チケットが安い。TicketIQによれば、2019-20シーズンのセカンダリーマーケットでの平均チケット価格はトップ3がレイカーズ($473)、ウォリアーズ($458)、クリッパーズ($267)でカリフォルニア州のチームが1~3位を独占してしまった。
一方、キングスは$107とやや安い部類だ。ロサンゼルス・レイカーズは兼ねてよりチケットが高かった。が、2000年代までは地味なチーム仲間だったゴールデンステイト・ウォリアーズはリーグでダントツにラグジュアリーなチームになり、「LAで安くNBAが観られる」を売りにしていたクリッパーズもオーナーの交代でスーパースターを抱えたリーグの顔の1つとなってしまったため、キングスはカリフォルニア州で唯一チケットが安いチームになってしまった。
アリーナ
ゴールデン・ワン・センター
名称: Golden One Center
住所: 500 David J Stern Walk, Sacramento, CA 95814
詳細: https://www.golden1center.com/about/faqs
キングスのホームアリーナはダウンタウンにあるゴールデン・ワン・センターだ。
アリーナルール
入場時の格好: 基本的には手ぶらで
主な持ち込み禁止物
・14″×14″×6″以上のバッグ
・バックパック
・スーツケース
・タブレット
・プロ用カメラ+レンズ
・ベビーカー
・飲食物
・自撮り棒
・マスク
NBAゲームへはできるだけ軽装で行くのが基本だ。男ならスマホ、財布、チケット、身分証明証(パスポート)の四種の神器が現地人の基本的な入場スタイルである。もちろん公共のマナーに反しない程度に衣類は纏っておかなければならない。
サインボードのルール: 内容は選手やチームへの応援に
サインボードのルール
・棒をつけるのは禁止
・18インチ以内
・政治、中傷、性的なメッセージ
・他のファンの観戦の妨げになる
そして、もし選手やチームを応援するためにサインボードを作成するつもりであれば、サインボードは、メッセージ性があるという特徴上、厳しいルールが敷かれているので、注意が必要だ。基本的なルールは上に羅列したが、詳しくは下のQ&AのSign Policyを読んでくれ。

グッズ
チームストア
名称: Sacramento Kings Team Store
営業: 月~金(9:00~17:00)/土(10:00~18:00)/日(10:00~17:00)
HP: https://www.golden1center.com/about/faqs
キングスのグッズはゴールデン・ワン・センターに併設されているチームストアで購入することが可能だ。基本的にはチームストアが最も取り扱っている商品数は多い。
ただ、実はゴールデン・ワン・センターの横にあるMacy’sでもサクラメント・キングスのアパレルを取り扱っている。しかも少し古い型の商品がセールとなっている。
また、サクラメントのダウンタウンには古着屋やリサイクルショップがある。運が良ければ、思わぬ掘り出し物にも出会えるかもしれない。ちなみに、俺も数件を周ったのだが、サンフランシスコに近い土地とあってウォリアーズの商品の方が多かった。
NBAの各アリーナにはメインのチームストアに加えてサブストアと出店がある。重要なのはそこらはメインのチームストアとは微妙に品揃えが異なる点だ。例えば、過去に在籍していた選手のジャージーやアディダス時代のTシャツなどがセールになって置いてある。だから、もし興味があって時間が許すのであれば、早めに入場してメインのストア以外も行ってみると良い。思わぬ出会いがあるかもしれない。
サイン
- 出待ち
a. アリーナ出入口前
b. アリーナ内練習時
c. ホテル前 - イベント
出待ち
アリーナ出入口
選手にサインや写真を求める手段の1つが会場入り口での出待ちだ。多くの場合、試合当日の午前中~夕方にかけてホームもアウェイチームもアリーナ内で練習をする。その出入りを狙って出待ちが可能だ。アリーナにはいくつもの出入口があるが、選手やコーチが通る出入口にはほぼ必ず柵が立てられている。だから、もし出待ちをするべき出入口か分からなかったら、とりあえず柵が立てられている出入口で待つと良いだろう。柵では無く警備員や他のファンも目印になる。
試合前の練習時(試合のチケット必須)
もう1つの手段がアリーナ内での練習時だ。試合開始前のアリーナ内での練習時、何人かの選手はファンサービスも行ってくれる。基本的にアリーナは試合開始前の2~3時間前に開場するので、その日の試合のチケットを見せて開場時間と同時に入場する。断言はできないが、試合開始前の練習の見学はどこの座席のチケットでもフロアの近くまで降りることができるので、入場したらトンネル(関係者用通路)付近に行ってそこで陣取れば良い。この場合も柵、警備員、ファンが目印となる。
ホテル前
アウェイチームの選手達が宿泊するホテル前でもサインを貰うことができる。チーム御用達のホテルは基本的にはその街の最高級ホテルだ。ホテルの場合もアリーナ出入口と同様に警備員、ファン、柵が目印になる。
- 出待ちのルールは時と場合によって異なる。NBAで統一されたルールは無い。同じ会場でも「昨日はOKだったのに今日はダメ」なんてこともザラにある。警備員のさじ加減による場合が大きい。
- 選手全員がファンに対応してくれるわけではない。ファン対応はチームによって異なるので、若手の仕事であったり、試合ごとにファン対応の当番が交代していたり、それはチームで異なるようだ。
イベント
地元のスーパーマーケットやスポーツ用品店では選手のサイン会がちょいちょい行われている。チームの公式アカウントやHPで告知している。出待ちと違って公式のイベントなので選手の応対もフレンドリーな場合が多い。
Gリーグ: ストックトン・キングス
名称: Stockton Arena
住所: 248 W Fremont St, Stockton, CA 95203
詳細: https://stockton.gleague.nba.com/
サクラメント・キングスは傘下にGリーグチームのストックトン・キングスを持っている。ストックトンはサクラメントの隣町である。
ただ、俺達はストックトンに行ったことが無い。俺達には実際に足を運んだことが無い場所は紹介しないポリシーがある。だから、ここではストックトン・キングスというチームが存在するということだけに留める。
もし今後ストックトンに行った際には追記して紹介する。
まとめ
キングスはカリフォルニア州のチームで唯一チケットが安いチームだ。現地観戦はサンフランシスコが本拠地のゴールデンステイト・ウォリアーズと一緒に周るプランがオススメである。
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カリフォルニアエリア

ベイエリア(カリフォルニア州)
ベイエリアとはサンフランシスコ、オークランド、サンノゼの総称だ。最近ではIT企業の本社が軒を連ねるシリコンバレーがサンノゼからベイエリア全体に拡大している。NBAゴールデン・ステイト・ウォリアーズ、カリフォルニア大学バークレー校、スタンフォード大学、ゴンザガ大学のライバルStメアリーズ大学、スティーブ・ナッシュの母校サンタクララ大学などがある。
サクラメント(カリフォルニア州)
サクラメントはサクラメント・キングスと渡辺飛勇選手が編入するUCデイビスがある。街全体が落ち着いて日本人に合うと思う。同市はベイエリアに近く、ベイエリアに行くのであれば是非とも一緒に寄りたい。
リノ(ネバダ州)
ネバダ州リノはラスベガスに次ぐ同州第二位のカジノの街だ。町自体は小さいのだが華やかなためThe Biggest Little Cityという愛称で呼ばれている。ニック・ファジーカスの母校ネバダ大学リノ校がある。
ロサンゼルス(カリフォルニア州)
ロサンゼルスは西海岸最大のバスケ都市だ。NBAはロサンゼルス・レイカーズとクリッパーズがある。NCAA D1は名門UCLAと南カリフォルニア大学の他、個性的なミッドメジャー8校がキャンパスを構えている。夏にはDrew Leagueが開催されている他、AAUキャンプ、BIG3、高校生オールスターゲームなど様々なイベントや大会の開催地となっている。
サンディエゴ(カリフォルニア州)
軍港サンディエゴはサンディエゴ・ステイト大学、サンディエゴ大学、カリフォルニアステイト大学サンディエゴ校、カリフォルニア大学サンディエゴ校の4校がある。
ラスベガス(ネバダ州)
ラスベガスは1970年代後半~90年代に一世を風靡したネバダ大学ラスベガス校(UNLV)がある。前半夏はNBAサマーリーグ、アメリカ代表戦、AAUキャンプ、サンクスギビング期間(11月末)はカレッジのカップ戦、年末年始は高校生の大会、3月はカンファレンストーナメントと1年中何かしらのイベントが開催されている。
フェニックス(アリゾナ州)
フェニックスは地味にバスケ資源に恵まれている。NBAフェニックス・サンズだけでは無く、ハーデンの母校アリゾナ・ステイト大学、全米屈指のパワーハウスHillcrest高校があり、夏にはPro-Amリーグも開催されている。
アリゾナ大学(アリゾナ州)
アリゾナ大学はアリゾナ州南部のトゥーソンにある。
NBA
ノースウェスト
ダラス・マーベリックス
ヒューストン・ロケッツ
メンフィス・グリズリーズ
ニューオーリンズ・ペリカンズ
サンアントニオ・スパーズ
現地観戦観の記事
参考
How To Find The Cheapest NBA Tickets For The 2019-20 Schedule + Onsale Dates & More(blog.ticketiq.com)