うい。
「全米中のバスケを訪れる」が目標、乗り鉄的現地観戦愛好家のBall Otaku Bros(@b_o_bros)だ。
今回はロサンゼルス・レイカーズの現地観戦について紹介する。
ロサンゼルス・レイカーズ
魅力1: レブロン
現地観戦の観点から見たレイカーズの見所は何と言ってもレブロン・ジェームスだ。レブロンは今年で35歳・・・いつ衰えが来るか分からない年齢にいる。昨18-19シーズンのパフォーマンスは未だにトッププレーヤーではあったが、20代の頃に比べれば休息時間が増えており、身体的にきつくなっているのは間違いない。衰えは急に来るものだ。いつレブロンがレブロンたらしめられなくなるかは分からない。それまでにレブロンを拝めることが現地観戦的観点から見たレイカーズの見所だ。
魅力2: 熱狂的なアリーナ
熱狂的なファンもレイカーズの魅力の1つだ。コービーが在籍時はプレーオフが絶望的なシーズンのレギュラーシーズンの普通の試合ですらプレーオフ並の熱狂に包まれていた。コービー引退後、少し静かだった時期もあったが、レブロンが来てからはその熱狂が戻ってきた。個人的にステイプルズ・センターは最も熱いアリーナだと思う。
チケット
チケットはNBAトップ
TicketIQによれば、2019-20シーズンのセカンダリーマーケットでの平均チケット価格はロサンゼルス・レイカーズ($473)がトップだった。2位は2014-15シーズンからトップを独占していたゴールデンステイト・ウォリアーズ($458)、3位はカワイ・レナードとポール・ジョージが加入したロサンゼルス・クリッパーズ($267)とカリフォルニア州のチームが1~3位を独占している。
ちななみに、レイカーズのチケットは基本的には高い。Barry’s Ticketによれば、コービーもレブロンも不在だった暗黒の2016-17ですらレイカーズ戦の平均チケット価格はNBA平均の2倍以上だった。
狙い目は不人気チームとの試合
対戦相手 | 最低価格 |
ゴールデンステイト・ウォリアーズ | $333 |
ボストン・セルティックス | $263 |
デンバー・ナゲッツ | $239 |
~ | ~ |
サクラメント・キングス マイアミ・ヒート シャーロット・ホーネッツ オーランド・マジック | $100 |
しかし、実は対戦相手によってチケット代は大きく違う。barrystickets.comによれば、上の表にある通り、ウォリアーズやセルティックス戦は鬼のように高いが、マジックやホーネッツはリーズナブルな値段となっている。だから、狙い目は不人気チームとのゲームだ。
客層
ステイプルズ・センターは座席によって客層が全然違う。300レベル(3階席)は輩も多いので敵チームのユニフォームを着ていると野次られることもある。一方、100レベル(1階席)は富裕層のジェントルマンとレディ―が多く、アリーナの熱狂も感じつつ、割とゆったりと試合観戦ができる。
アリーナ
ステイプルズ・センター
名称: Staples Center
住所: 1111 S Figueroa St, Los Angeles, CA 90015
HP: https://www.nba.com/lakers/tickets/things-to-do-at-staples-center?ls=nav_extended_tickets
ステイプルズ・センターはダウンタウンの少し外れにある。徒歩5分の場所に路面電車のPico駅がある。
アリーナルール
入場時の格好: 基本的には手ぶらで
主な持ち込み禁止物
・14″×14″×6″以上のバッグ
・バックパック
・スーツケース
・タブレット
・プロ用カメラ+レンズ
・ベビーカー
・飲食物
・自撮り棒
・マスク
NBAゲームへはできるだけ軽装で行くのが基本だ。男ならスマホ、財布、チケット、身分証明証(パスポート)の四種の神器が現地人の基本的な入場スタイルである。もちろん公共のマナーに反しない程度に衣類は纏っておかなければならない。
サインボードのルール: 内容は選手やチームへの応援に
サインボードのルール
・棒をつけるのは禁止
・18インチ以内
・政治、中傷、性的なメッセージ
・他のファンの観戦の妨げになる
そして、もし選手やチームを応援するためにサインボードを作成するつもりであれば、サインボードは、メッセージ性があるという特徴上、厳しいルールが敷かれているので、注意が必要だ。基本的なルールは上に羅列したが、詳しくは下のQ&AのSign Policyを読んでくれ。

グッズ
チームストア
正式名称: TEAM LA STORE
営業: 月~金(9:00~18:00)土日(9:00~17:00)
住所: Staples Center
HP: https://lakersstore.com/apps/store-locator
レイカーズのメインのチームストアは試合の無い日も営業している。試合のある日は開始の2時間前から外からは入れなくなってしまうので注意が必要だ。その日の試合のチケットがあれば入場してアリーナ内から入店できる。
NBAの各アリーナにはメインのチームストアに加えてサブストアと出店がある。重要なのはそこらはメインのチームストアとは微妙に品揃えが異なる点だ。例えば、過去に在籍していた選手のジャージーやアディダス時代のTシャツなどがセールになって置いてある。だから、もし興味があって時間が許すのであれば、早めに入場してメインのストア以外も行ってみると良い。思わぬ出会いがあるかもしれない。
Jumpman by Footaction
名称: Jumpman by Footaction
住所: 620 S Broadway, Los Angeles, CA 90014
HP: https://stores.footaction.com/us/ca/los-angeles/620-s-broadway.html
ダウンタウンのSouth Broadway沿いはショッピング街になっている。その街道沿いに最近新たなにオープンしたのがFootactionがJordanだけを取り扱うJumpman by Footactionだ。店内の隣にはバスケットボールコートが設置されている。ちなみに、この通り沿いには普通のFootactionもある。
XL3 Vintage Clothing
名称: XL3 Vintage Clothing
住所: 1426 W Pico Blvd Los Angeles, CA 90015
インスタ: https://www.instagram.com/xl3vintageclothing/
HP: https://xl3vintageclothing.net/
XL3はロサンゼルスに行くのであれば是非とも立ち寄りたい。ここは北米四大スポーツギア専門の古着屋だ。商品は店主のおっちゃんが買い漁っていると言っていたのだが、古くは70年代の物から置いてある。量もすごい。しかも値段もすこぶる高いわけではない。Tシャツは5千円以下、ジャージーも1万円前後と一般人でも手に届く範囲だ。ちなみに、以前は店舗がダウンタウンとハリウッドの中間という非常に不便な場所にあった。
サードストリート・プロムナード
名称: Third Street Promenade
住所: 1351 3rd Street Promenade, Santa Monica, CA 90401
HP: https://www.downtownsm.com/
サンタモニカは街全体がショッピング街と化している。ここにはFootlocker(House of Hoops付)、Footaction、Champ Sports、NIKEやアディダスのブティックがある。
サイン
- 出待ち
a. アリーナ出入口前
b. アリーナ内練習時
c. ホテル前 - イベント
出待ち
アリーナ出入口
選手にサインや写真を求める手段の1つが会場入り口での出待ちだ。多くの場合、試合当日の午前中~夕方にかけてホームもアウェイチームもアリーナ内で練習をする。その出入りを狙って出待ちが可能だ。アリーナにはいくつもの出入口があるが、選手やコーチが通る出入口にはほぼ必ず柵が立てられている。だから、もし出待ちをするべき出入口か分からなかったら、とりあえず柵が立てられている出入口で待つと良いだろう。柵では無く警備員や他のファンも目印になる。
試合前の練習時(試合のチケット必須)
もう1つの手段がアリーナ内での練習時だ。試合開始前のアリーナ内での練習時、何人かの選手はファンサービスも行ってくれる。基本的にアリーナは試合開始前の2~3時間前に開場するので、その日の試合のチケットを見せて開場時間と同時に入場する。断言はできないが、試合開始前の練習の見学はどこの座席のチケットでもフロアの近くまで降りることができるので、入場したらトンネル(関係者用通路)付近に行ってそこで陣取れば良い。この場合も柵、警備員、ファンが目印となる。
ホテル前
アウェイチームの選手達が宿泊するホテル前でもサインを貰うことができる。チーム御用達のホテルは基本的にはその街の最高級ホテルだ。ホテルの場合もアリーナ出入口と同様に警備員、ファン、柵が目印になる。
- 出待ちのルールは時と場合によって異なる。NBAで統一されたルールは無い。同じ会場でも「昨日はOKだったのに今日はダメ」なんてこともザラにある。警備員のさじ加減による場合が大きい。
- 選手全員がファンに対応してくれるわけではない。ファン対応はチームによって異なるので、若手の仕事であったり、試合ごとにファン対応の当番が交代していたり、それはチームで異なるようだ。
イベント
地元のスーパーマーケットやスポーツ用品店では選手のサイン会がちょいちょい行われている。チームの公式アカウントやHPで告知している。出待ちと違って公式のイベントなので選手の応対もフレンドリーな場合が多い。
まとめ
レイカーズ戦は四の五の言わずにレブロンが衰える前に行くべきだ。チケットは確かに物凄く高い。が、NBAで1、2位を争う盛り上がりを見せるステイプルズセンターはその価値はある。
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カリフォルニアエリア

ベイエリア(カリフォルニア州)
ベイエリアとはサンフランシスコ、オークランド、サンノゼの総称だ。最近ではIT企業の本社が軒を連ねるシリコンバレーがサンノゼからベイエリア全体に拡大している。NBAゴールデン・ステイト・ウォリアーズ、カリフォルニア大学バークレー校、スタンフォード大学、ゴンザガ大学のライバルStメアリーズ大学、スティーブ・ナッシュの母校サンタクララ大学などがある。
サクラメント(カリフォルニア州)
サクラメントはサクラメント・キングスと渡辺飛勇選手が編入するUCデイビスがある。街全体が落ち着いて日本人に合うと思う。同市はベイエリアに近く、ベイエリアに行くのであれば是非とも一緒に寄りたい。
リノ(ネバダ州)
ネバダ州リノはラスベガスに次ぐ同州第二位のカジノの街だ。町自体は小さいのだが華やかなためThe Biggest Little Cityという愛称で呼ばれている。ニック・ファジーカスの母校ネバダ大学リノ校がある。
ロサンゼルス(カリフォルニア州)
ロサンゼルスは西海岸最大のバスケ都市だ。NBAはロサンゼルス・レイカーズとクリッパーズがある。NCAA D1は名門UCLAと南カリフォルニア大学の他、個性的なミッドメジャー8校がキャンパスを構えている。夏にはDrew Leagueが開催されている他、AAUキャンプ、BIG3、高校生オールスターゲームなど様々なイベントや大会の開催地となっている。
サンディエゴ(カリフォルニア州)
軍港サンディエゴはサンディエゴ・ステイト大学、サンディエゴ大学、カリフォルニアステイト大学サンディエゴ校、カリフォルニア大学サンディエゴ校の4校がある。
ラスベガス(ネバダ州)
ラスベガスは1970年代後半~90年代に一世を風靡したネバダ大学ラスベガス校(UNLV)がある。前半夏はNBAサマーリーグ、アメリカ代表戦、AAUキャンプ、サンクスギビング期間(11月末)はカレッジのカップ戦、年末年始は高校生の大会、3月はカンファレンストーナメントと1年中何かしらのイベントが開催されている。
フェニックス(アリゾナ州)
フェニックスは地味にバスケ資源に恵まれている。NBAフェニックス・サンズだけでは無く、ハーデンの母校アリゾナ・ステイト大学、全米屈指のパワーハウスHillcrest高校があり、夏にはPro-Amリーグも開催されている。
アリゾナ大学(アリゾナ州)
アリゾナ大学はアリゾナ州南部のトゥーソンにある。
NBA
ノースウェスト
ダラス・マーベリックス
ヒューストン・ロケッツ
メンフィス・グリズリーズ
ニューオーリンズ・ペリカンズ
サンアントニオ・スパーズ
現地観戦観の記事
参考
How Much Are Lakers Tickets at the Staples Center?(barrystickets.com)
How To Find The Cheapest NBA Tickets For The 2019-20 Schedule + Onsale Dates & More(blog.ticketiq.com)
Which NBA Teams Offer the Most Affordable Home Games?(nerdwallet.com)