うい。
「全米中のバスケを訪れる」が目標、乗り鉄的現地観戦愛好家のBall Otaku Bros(@b_o_bros)だ。
今回はシャーロット・ホーネッツの現地観戦について紹介する。
シャーロット・ホーネッツ
魅力1: チケットが超安い
近くの凡庸な選手>遠くのスター
最大の魅力は「NBAの迫力を体感できる席を破格で買える」ことだ。コートから5列目位が3万円以内で買える。遠くからスターを眺めるよりも近くで平凡な選手を見た方が100倍良い。NBA選手の迫力あるぶつかり合いと洗練された動きは感動を覚えると共に参考になる。ホーネッツではそれが手頃な価格で体験できる。
魅力2: 並ばない
- 土地柄
シャーロットのあるノースカロライナ州はプロスポーツよりもカレッジスポーツが盛んだ。デューク大学、ノースカロライナ大学、NCステイト大学、ウェイクフォレスト大学がある。地元民にとってはカレッジの方が身近なのだ。 - チームが弱い
負け試合を好んで観に行く人は少ない。チームが弱ければ客足は遠のくのが一般的だ。 - スーパースター不在
フランチャイズプレーヤーのケンバ・ウォーカーが去ってしまった。
ほとんどのアリーナの場合、ハーフタイムにコンコースにある飲食店はどこも人が並んでいて10~20分は待たなければならないのだが、俺が行ったときは10人も並んでいなかった。ESPNによれば、2018-19シーズンのホーネッツのホームゲームの満席率は86.5%だった。スペクトラム・センターの座席数は16501名分なので平均観客数は14273人だ。つまり、平均2227席はチケットが余っていることになる。チケットが安い訳である。
魅力3: ロスターが渋い
ポジティブに考えればホーネッツはロスターが激渋だ。ネバダ大学のマーティン双子とSDSUのジェイレン・マクダニエルズというマウンテン・ウェスト・カンファレンス勢と元スーパースター高校生のドゥウェイン・ベイコンがいる。ミッドメジャーやプレップも追っているファンなら楽しめるに違いない。
チケット
チケットはかなり安い
ホーネッツのチケットはかなり安い。TicketIQによれば、2019-20シーズンのセカンダリーマーケットにおけるチケットの平均価格はNBAで2番目に安い$64だった。チケット価格は対戦相手に左右されるのだが、もし対戦相手も人気の無いチーム(ホークスやマジック等)であれば、$250(約3万円)程度でコートから5列目以内の観戦もできるかもしれない。
オススメ: マイケル・ジョーダンの席
ホーネッツのオーナーであるマイケル・ジョーダンはホーネッツベンチの左端(オフィシャルから遠い場所)に座っている。セクション101の左端(チャートでは上)の前列はジョーダンを拝みつつホーネッツの選手とタッチができる可能がある。運が良ければタオルなどを投げ入れて貰えるかもしれない。
アリーナ
スペクトラム・センター
名称: Spectrum Center
住所: 333 E Trade St, Charlotte, NC 28202
詳細: http://www.spectrumcentercharlotte.com/plan-your-visit/a-z-guide
ホーネッツのホームアリーナのスペクトラム・センターはダウンタウンにある。
アリーナルール
入場時の格好: 基本的には手ぶらで
主な持ち込み禁止物
・14″×14″×6″以上のバッグ
・バックパック
・スーツケース
・タブレット
・プロ用カメラ+レンズ
・ベビーカー
・飲食物
・自撮り棒
・マスク
NBAゲームへはできるだけ軽装で行くのが基本だ。男ならスマホ、財布、チケット、身分証明証(パスポート)の四種の神器が現地人の基本的な入場スタイルである。もちろん公共のマナーに反しない程度に衣類は纏っておかなければならない。
サインボードのルール: 内容は選手やチームへの応援に
サインボードのルール
・棒をつけるのは禁止
・18インチ以内
・政治、中傷、性的なメッセージ
・他のファンの観戦の妨げになる
そして、もし選手やチームを応援するためにサインボードを作成するつもりであれば、サインボードは、メッセージ性があるという特徴上、厳しいルールが敷かれているので、注意が必要だ。基本的なルールは上に羅列したが、詳しくは下のQ&AのSign Policyを読んでくれ。

グッズ
チームストア
名称: Hornets Fan Shop
営業: 月~金(11:00~18:00)/土(10:00~17:00)
※日曜日と他のイベント(コンサート等)のある日は休み
※試合開始2時間前はチケットが無ければ入れない
住所: 333 East Trade Street Charlotte, NC 28202
HP: https://www.nba.com/hornets/hornets-fan-shop
スペクトラム・センターにはホーネッツのチームストアが併設されている。チームストアは試合の無い日も営業しているので、オフシーズンでもグッズを購入することができる。
NBAの各アリーナにはメインのチームストアに加えてサブストアと出店がある。重要なのはそこらはメインのチームストアとは微妙に品揃えが異なる点だ。例えば、過去に在籍していた選手のジャージーやアディダス時代のTシャツなどがセールになって置いてある。だから、もし興味があって時間が許すのであれば、早めに入場してメインのストア以外も行ってみると良い。思わぬ出会いがあるかもしれない。
ショッピングモール: サウスパーク
名称: Southpark
住所: 4400 Sharon Rd, Charlotte, NC 28211
営業: 月~土(10:00~21:00)/日(11:00~19:00)
HP: https://www.simon.com/mall/southpark
チームストアがオープンしていない場合、SouthParkに行くと良いだろう。このモールには大手スポーツ小売店のFoot LockerとDick’s Sporting Goodsがある。フットロッカーはノースカロライナ大学カラーのシューズが売っている場合もあるし、ディックズはチームストアには無いホーネッツのアパレルが置いてある場合が多い。
サイン
- 出待ち
a. アリーナ出入口前
b. アリーナ内練習時
c. ホテル前 - イベント
出待ち
アリーナ出入口
選手にサインや写真を求める手段の1つが会場入り口での出待ちだ。多くの場合、試合当日の午前中~夕方にかけてホームもアウェイチームもアリーナ内で練習をする。その出入りを狙って出待ちが可能だ。アリーナにはいくつもの出入口があるが、選手やコーチが通る出入口にはほぼ必ず柵が立てられている。だから、もし出待ちをするべき出入口か分からなかったら、とりあえず柵が立てられている出入口で待つと良いだろう。柵では無く警備員や他のファンも目印になる。
試合前の練習時(試合のチケット必須)
もう1つの手段がアリーナ内での練習時だ。試合開始前のアリーナ内での練習時、何人かの選手はファンサービスも行ってくれる。基本的にアリーナは試合開始前の2~3時間前に開場するので、その日の試合のチケットを見せて開場時間と同時に入場する。断言はできないが、試合開始前の練習の見学はどこの座席のチケットでもフロアの近くまで降りることができるので、入場したらトンネル(関係者用通路)付近に行ってそこで陣取れば良い。この場合も柵、警備員、ファンが目印となる。
ホテル前
アウェイチームの選手達が宿泊するホテル前でもサインを貰うことができる。チーム御用達のホテルは基本的にはその街の最高級ホテルだ。ホテルの場合もアリーナ出入口と同様に警備員、ファン、柵が目印になる。
- 出待ちのルールは時と場合によって異なる。NBAで統一されたルールは無い。同じ会場でも「昨日はOKだったのに今日はダメ」なんてこともザラにある。警備員のさじ加減による場合が大きい。
- 選手全員がファンに対応してくれるわけではない。ファン対応はチームによって異なるので、若手の仕事であったり、試合ごとにファン対応の当番が交代していたり、それはチームで異なるようだ。
イベント
地元のスーパーマーケットやスポーツ用品店では選手のサイン会がちょいちょい行われている。チームの公式アカウントやHPで告知している。出待ちと違って公式のイベントなので選手の応対もフレンドリーな場合が多い。
まとめ
1. チケットが破格
2. 並ばない
3. ロスターが渋い
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アトランティックエリア

アトランティックエリア(南部)
アトランティックエリアはワシントンD.C.からアトランタまでのバージニア州、ノースカロライナ州、サウスカロライナ州北部、ジョージア州東部を括ったエリアだ。北にはボスウォッシュエリア、南にはフロリダエリア、西にはディープサウスエリアがある。
リッチモンド(バージニア州)
バージニア州リッチモンドはアメリカ最古の都市の1つだ。NCAA D1のバージニアコモンウェルス大学(VCU)とリッチモンド大学の実力校2校がキャンパスを構えている。
ノーフォーク(バージニア州)
ノーフォークは大西洋に面した湾岸都市だ。オールド・ドミニオン大学、ハンプトン大学、ノーフォークステイト大学がキャンパスを構えている。近くにはアメリカで2番目に古いウィリアム&メアリー大学もある。
バージニア大学(バージニア州)
バージニア大学は内陸部のシャーロッツビルにある。
バージニア工科大学(バージニア州)
バージニア工科大学はアパラチア山脈の麓にある。
リサーチトライアングル(ノースカロライナ州)
リサーチトライアングルとはノースカロライナ州中央に位置するノースカロライナ大学、デューク大学、NCステイト大学があるエリアだ。ワシントンD.C.とシャーロットからバスや鉄道で行ける。
ピートモンドトライアド(ノースカロライナ州)
ピートモンドトライアドはグリーンズボロ、ウィンストン=セイラム、ハイポイントで形成されたノースカロライナ州第三の都市圏だ。シャーロットとリサーチトライアングルの間にある。Gリーグのグリーンズボロ・スウォーム、ティム・ダンカンとクリス・ポールの母校ウェイク・フォレスト大学、その他ミッドメジャー4校がある。
シャーロット(ノースカロライナ州)
シャーロットは南部の数少ないNBA都市の1つだ。NBAはシャーロット・ホーネッツ、NCAA D1はステフィン・カリーの母校デビッドソン大学等合計3校がキャンパスを構えている。
アップステイト(サウスカロライナ州)
アップステイトはサウスカロライナ州北西のシャーロットとアトランタの中間のエリアだ。NCAA D1はサウスカロライナ州の顔クレムソン大学とその他ミッドメジャー4校がある。
オーガスタ(ジョージア州)
ジョージア州オーガスタとサウスカロライナ州ノースオーガスタはゴルフのマスターズの開催地として有名な町だが、NIKE EYBLの決勝ラウンドのピーチジャムの開催地としても知られている。
ジョージア大学(ジョージア州)
ジョージア大学はアトランタから少し東に行ったアセンズにある。
アトランタ(ジョージア州)
南部の玄関口ジョージア州アトランタは空港と高速道路が超"busy"なことで有名だ。NBAアトランタ・ホークス、クリス・ボッシュの母校ジョージア工科大学、実力校ジョージア・ステイト大学があり、夏にはアンダーアーマー主催のAAU大会やトレイ・ヤングとジョン・コリンズが参加したPro-Amリーグが開催されている。
NBA
ノースウェスト
ダラス・マーベリックス
ヒューストン・ロケッツ
メンフィス・グリズリーズ
ニューオーリンズ・ペリカンズ
サンアントニオ・スパーズ
現地観戦観の記事
参考
How To Find The Cheapest NBA Tickets For The 2019-20 Schedule + Onsale Dates & More(blog.ticketiq.com)
NBA Attendance Report – 2019(espn.com)