うい。
「全米中のバスケを訪れる」が目標、乗り鉄的現地観戦愛好家のBall Otaku Bros(@b_o_bros)だ。
今回はシカゴ・ブルズの現地観戦について紹介する。
シカゴ・ブルズ
魅力1: 現役最強ダンカー
やはり現地に行く意味というのはド派手なプレーを見られてこそである。と言うことで、現地観戦の視点から見たシカゴ・ブルズの最大の魅力は現役最強ダンカーのザック・ラビーンだ。ラビーンは年々ハンドリングを磨いており、ドライブからディフェンダーを飛び越えてダンクをしたり、試合中でもダンクコンテストさながらのダンクができる。
魅力2: アリーナの展示物

- マイケル・ジョーダン(the Spirit)はアトリウム(Atrium/Gate4)と呼ばれる建物の中にある。
- スコッティ・ピッペンはセクション113~115の出入口付近(Gate7)のコンコース
- レッド・カーはセクション101~103の出入口付近(Gate3)のコンコース
ユナイテッド・センターにはアメリカ三大美術館のシカゴ美術館に勝るとも劣らない展示物が並べてある。マイケル・ジョーダン、スコティ・ピッペン、レッド・カーの銅像、優勝旗と永久欠番のバーナー(天井)、優勝トロフィーなどがアリーナの至る所に展示されている。ユナイテッドセンターに訪れるのであれば、是非これらも周ってブルズのレガシーを堪能してほしい。
チケット
最も人気があるチームの1つ
ブルズは言わずもがなNBA屈指の人気を誇るチームだ。ESPNの調査によれば、ブルズの17-18シーズンのホームゲームの集客は平均観客数: 20,776人(満席率: 99.3%)だった。
MONEY INCの記事によれば、ブルズの16-17シーズンのチケットの平均価格は$97だった。NBAのチケットはピンキリなので、同記事によれば、「ある試合では$30~$2261、ある試合では$18~3719」とチケットの価格にはかなり幅がある。
だから、チケットが高いか安いかを断言することはできないが、個人的な印象としてはやや高い位の印象だ。ウォリアーズ、レイカーズ、ニックスのように全試合が300レベル(3階席)中段で1万5000円程度する高さでは無いが、対戦相手によってはそのレベルに至っている。
アクセス
ユナイテッド・センター
名称: United Center
住所: 1901 West Madison Street, Chicago, IL 60612
開場: 1時間半前
閉場: 試合後1時間
詳細: https://www.unitedcenter.com/venue/visitors-guide/
Q&A: https://www.unitedcenter.com/venue/frequently-asked-questions/#security
ユナイテッド・センターへは地下鉄BLUE LINEのIllinois Medical District駅から徒歩10分程だ。
アリーナルール
入場時の格好: 基本的には手ぶらで
主な持ち込み禁止物
・14″×14″×6″以上のバッグ
・バックパック
・スーツケース
・タブレット
・プロ用カメラ+レンズ
・ベビーカー
・飲食物
・自撮り棒
・マスク
NBAゲームへはできるだけ軽装で行くのが基本だ。男ならスマホ、財布、チケット、身分証明証(パスポート)の四種の神器が現地人の基本的な入場スタイルである。もちろん公共のマナーに反しない程度に衣類は纏っておかなければならない。
サインボードのルール: 内容は選手やチームへの応援に
サインボードのルール
・棒をつけるのは禁止
・18インチ以内
・政治、中傷、性的なメッセージ
・他のファンの観戦の妨げになる
そして、もし選手やチームを応援するためにサインボードを作成するつもりであれば、サインボードは、メッセージ性があるという特徴上、厳しいルールが敷かれているので、注意が必要だ。基本的なルールは上に羅列したが、詳しくは下のQ&AのSign Policyを読んでくれ。
荷物を預ける場所

ユナイテッド・センターを道路を挟んだ場所にAdvocate Centerというブルズのトレーニング施設がある。その横に屋台トラックが停まっていているので、そこにいるオッサンらに会場内に持ち込めない荷物を預ける。もちろん無料だ。荷物を預けたら引換券を貰えるのでそれをキープしておき、帰り際にそれと預けた荷物を交換するシステムだ。
グッズ
チームストア
名称: MADHOUSE TEAM STORE
イベントデイ: 10:00~試合後1時間
ノンイベントデイ: 10:00~18:00(日曜休み)
HP: https://www.madhouseteamstore.com/
ユナイテッドセンターにはMAD HOUSEとBulls Marketという2つのチームストアがある。MADHOUSEは試合が無い日でも営業している。両ストアでは品揃えもセール品も微妙に異なるので、どちらも訪れることをオススメする。
NBAの各アリーナにはメインのチームストアに加えてサブストアと出店がある。重要なのはそこらはメインのチームストアとは微妙に品揃えが異なる点だ。例えば、過去に在籍していた選手のジャージーやアディダス時代のTシャツなどがセールになって置いてある。だから、もし興味があって時間が許すのであれば、早めに入場してメインのストア以外も行ってみると良い。思わぬ出会いがあるかもしれない。
South State Street
この通りには何より32 South State Street(ジョーダン専門店)があり、フットロッカー(Nation of Hoop有)、FOOTACTION、Champ Sportsというスニーカー店が立ち並んでいる。シカゴ限定シューズはここで買える。キャップが欲しければLids、 ディスカウントストアのRoss Dress For Less、スポーツグッズが10%程安く買えるデパートMacy’sもある。
マグニフィセントマイル
次に行くのがマグニフィシェントマイルだ。ここはショッピング街として有名で、NIKEやADIDASのブティックがある。
Dick’s Sporting Goods
ディックズは全米チェーンのスポーツ小売店だ。地元のプロチームや大学のアパレルが置いてある。チームストアが開いなくても、ブルズの商品はここでも買える。
サイン
- 出待ち
a. アリーナ出入口前
b. アリーナ内練習時
c. ホテル前 - イベント
出待ち
アリーナ出入口
選手にサインや写真を求める手段の1つが会場入り口での出待ちだ。多くの場合、試合当日の午前中~夕方にかけてホームもアウェイチームもアリーナ内で練習をする。その出入りを狙って出待ちが可能だ。アリーナにはいくつもの出入口があるが、選手やコーチが通る出入口にはほぼ必ず柵が立てられている。だから、もし出待ちをするべき出入口か分からなかったら、とりあえず柵が立てられている出入口で待つと良いだろう。柵では無く警備員や他のファンも目印になる。
試合前の練習時(試合のチケット必須)
もう1つの手段がアリーナ内での練習時だ。試合開始前のアリーナ内での練習時、何人かの選手はファンサービスも行ってくれる。基本的にアリーナは試合開始前の2~3時間前に開場するので、その日の試合のチケットを見せて開場時間と同時に入場する。断言はできないが、試合開始前の練習の見学はどこの座席のチケットでもフロアの近くまで降りることができるので、入場したらトンネル(関係者用通路)付近に行ってそこで陣取れば良い。この場合も柵、警備員、ファンが目印となる。
ホテル前
アウェイチームの選手達が宿泊するホテル前でもサインを貰うことができる。チーム御用達のホテルは基本的にはその街の最高級ホテルだ。ホテルの場合もアリーナ出入口と同様に警備員、ファン、柵が目印になる。
- 出待ちのルールは時と場合によって異なる。NBAで統一されたルールは無い。同じ会場でも「昨日はOKだったのに今日はダメ」なんてこともザラにある。警備員のさじ加減による場合が大きい。
- 選手全員がファンに対応してくれるわけではない。ファン対応はチームによって異なるので、若手の仕事であったり、試合ごとにファン対応の当番が交代していたり、それはチームで異なるようだ。
イベント
地元のスーパーマーケットやスポーツ用品店では選手のサイン会がちょいちょい行われている。チームの公式アカウントやHPで告知している。出待ちと違って公式のイベントなので選手の応対もフレンドリーな場合が多い。
まとめ
1. アリーナの展示物がスゴい
2. チケットは高い
3. グッズはチームストア以外でも買える
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五大湖エリア

五大湖エリア(北東部)
五大湖エリアは五大湖周辺を括ったエリアだ。北にミネソタエリア、東にニューイングランドエリアとボスウォッシュエリア、南にオハイオバレーエリア、西にカンザスシティエリアがある。
トロント(カナダ)
トロントはカナダ最大の都市だ。NBAトロント・ラプターズとGリーグチームのラプターズ905、そしてカナダ国内リーグのチームがある。一方、多民族都市で市内では様々な文化体験ができる。ナイアガラ滝も近い。
バッファロー(ニューヨーク州)
バッファローはカナダとの国境の街だ。アメリカからトロントへ向かう通過点にあるためかなり行きやすい。NCAAトーナメント常連校になりつつあるバッファロー大学を含めて合計3校のNCAA D1大学がある。
ピッツバーグ(ペンシルベニア州)
ピッツバーグは鉄鋼の町として知られているが、同時に学術都市でもある。NCAA D1はピッツバーグ大学、デュケイン大学、ロバート・モリス大学、NCAA D3は最初の大学の試合を行ったとされるジェネバカレッジがキャンパスを構えている。
ウェストバージニア大学(ウェストバージニア州)
デトロイト(ミシガン州)
デトロイトは自動車産業で酸いも甘いも経験した街だ。近年はかつての賑わいを取り戻しつつある。NBAデトロイト・ピストンズが郊外からダウンタウンにホームアリーナを移転したのはその最たる例だ。
ミシガン大学(ミシガン州)
ミシガン大学はデトロイト・ウェイン・カウンティ国際空港から長距離バスで45分程のアナーバーにある。
ミシガンステイト大学(ミシガン州)
ミシガンステイト大学はデトロイト・ウェイン・カウンティ国際空港から長距離バスで1時間半程のイーストランシングにある。
クリーブランド(オハイオ州)
クリーブランドはレブロン・ジェームスを産んだ労働者の町だ。NBAクリーブランド・キャバリアーズはそんな街の唯一の希望だったレブロンが去って以降一気に高額チームから格安チームに転落した。その他、クリーブランドステイト大学等ミッドメジャー4校がキャンパスを構えている。
オハイオステイト大学(オハイオ州)
オハイオステイト大学は全米最大規模の超マンモス大学だ。キャンパスはオハイオ州のど真ん中の州都コロンバスにある。
ニューキャッスル(インディアナ州)
ニューキャッスルはインディアナポリスとデイトンの中間に位置する田舎町だ。インディアナ・バスケットボール殿堂とニューキャッスル高校がある。
インディアナポリス(インディアナ州)
インディアナポリスは五大湖から離れた内陸部にある地方都市だ。エリアの中で最も雰囲気が良い。NBAインディア・ペイサーズとブラッド・スティーブンス時代に2年連続でNCAAトーナメント準優勝を果たしたバトラー大学がある。
シカゴ(イリノイ州)
シカゴはアメリカ北東部と中西部のターミナルとして栄えた大都市だ。NBAはシカゴ・ブルズ、NCAAはデポール大学、ノースウェスタン大学、ロヨラ大学(シカゴ)など古い歴史を持つチームがキャンパスを構えている。
ミルウォーキー(ウィスコンシン州)
ミルウォーキ-はシカゴと一緒に周っておきたい町だ。NBAはミルウォーキー・バックス、NCAA D1はドウェイン・ウェイドの母校マーケット大学とNBAプロスペクトのパトリック・ボルドウィンJrの進学先候補のウィスコンシン大学ミルウォーキー校がある。
ウィスコンシン大学(ウィスコンシン州)
強豪ウィスコンシン大学はミルウォーキーから長距離バスで片道1、2時間程のマディソンという町にある。
NBA
ノースウェスト
ダラス・マーベリックス
ヒューストン・ロケッツ
メンフィス・グリズリーズ
ニューオーリンズ・ペリカンズ
サンアントニオ・スパーズ
現地観戦観の記事
参考
STATUES(unitedcenter.com)
ATRIUM AT THE UNITED CENTER(unitedcenter.com)
NBA TEAMS AVERAGE DATA FOR THE CURRENT SEASON(en.hispanosnba.com)
LAURI MARKKANEN NBA DRAFT SCOUTING REPORT AND VIDEO ANALYSIS(draftexpress.com)