※2020-21シーズン=イレギュラースケジュール(コロナ禍)
デビッドソン大学
- 校名: Davidson College
- 愛称: Wildcats
- 所属: Atlantic 10 Conference
- 成績
2024-25: 17勝16敗(6勝12敗)
2023-24: 15勝17敗(5勝13敗)
2022-23: 16勝16敗(8勝10敗)

近年の話: HC世襲
- ステフィン・カリーのリクルート支援(2025)
- HC世襲(2022)
ロスター(2024-25) |
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ロバーツ・ブルムス(Roberts Blums) ラトビア(2023-24) NBAドラフトエントリー撤回(2024-) デビッドソン大学(2024-) |
2022年、ボブ・マキロップ(Bob McKilop)がコーチング業を引退した。同氏は1989年のHC就任以降で計4シーズンしか負け越しでシーズンを終えなかった。しかも、その内の3シーズンは就任3年目までだ。その後、新HCは息子に世襲された。そして、2025年3月、ステフィン・カリーが男女バスケ部への$10M以上の資金援助と男子バスケ部アシスタントGM就任を発表した。近年のリクルート力はほぼ金で決まる。NIL資金力の差が露骨に成績に影響を及ぼし始めた。しかも、2025年、大学からカレッジアスリートへのリベニューシェアリングの開始が予定されている。つまり、直近数年の不利な状況はやや改善されるだろう。
アトランティック10・カンファレンス
- 名称: Atlantic 10 Conference
- 愛称: A10
- 設立: 1976年
- 本部: バージニア州ニューポートニューズ
- 放送: ESPN/CBS
- HP: atlantic10.com
大学(大まかな所在地) |
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マサチューセッツ大学(アマースト)は名将ジョン・カリパリ時代にNCAAトーナメント優勝候補にまで登り詰めた。出身者にはDr. Jがいる。 |
ロードアイランド大学(キングストン)は1998年にUCLAから都落ちしたジム・ハリックに率いられてカンザス大学を破りエリート8に進出した。出身者にはラマー・オドムがいる。 |
セントボナベンチャー大学(ニューヨーク州バッファロー)は1970年にボブ・レイニアーに率いられてファイナル4に進出した。 |
フォーダム大学(NY)はスマッシュ・パーカーの母校だ。1925年開館のローズ・ヒル・ジムは現在NCAA D1校最古のホームアリーナとなっている。 |
セントジョセフズ大学(ペンシルベニア州フィラデルフィア)は2000年代にジャミーア・ネルソンとデロンテ・ウェストのバックコート陣で一世を風靡した。 |
ラセール大学(ペンシルベニア州フィラデルフィア)は1950年代の全米No.1に輝いている。 |
ジョージ・ワシントン大学(ワシントンDC)は渡邉雄太選手の母校だ。 |
ジョージ・メイソン大学(ワシントンDC)は2006年にシンデレラランでファイナル4に進出した。 |
バージニアコモンウェルス大学(バージニア州リッチモンド)は2011年にNCAAトーナメント史上初のファースト4 to ファイナル4を達成した。 |
リッチモンド大学(バージニア州リッチモンド)はNCAAトーナメント当落線上を行き来する実力がある。 |
デビッドソン大学(ノースカロライナ州シャーロット)はステフィン・カリーの母校だ。 |
デュケイン大学(ペンシルベニア州ピッツバーグ)は1955&56年にディック・リケッツとシヒューゴ・グリーンのNBAドラフト全体1位指名選手を輩出した。 |
デイトン大学(オハイオ州デイトン)は実質的にハイメジャー校だ。UDアリーナはファースト4の会場になっている。 |
ロヨラ大学(シカゴ)*は全米1位やファイナル4進出経験有りの古豪だ。 |
セントルイス大学 |
アトランティック10・カンファレンスは北東部の古豪を中心に組織されている。多くの大学がNBAレジェンド輩出やファイナル4以上進出の歴史を持っている。以前は準ハイメジャーレベルだった。最近は全体的に弱体化の傾向にある。2022年に実力校ロヨラ大学(シカゴ)が満を持して加入してきた。NCAAトーナメント出場枠が15校程で1.5校とかなりきつい。
チーム史
レフティー・ドリセル時代(1960-69)
- エリート8×2(1968&69)
- スウィート16(1967)
- AP最高3位(1963-64)
レフティー・ドリセル(Lefty Driesell)はデビッドソンカレッジの名をバスケットボール界に轟かせた。毎年10勝未満の小規模校のささやかなチームが超低予算で全米トップクラスのプログラムに様変わりした。特筆すべきはチャールズ・スコットを最初にリクルートしたことだ。結局、スコットはディーン・スミスの下でノースカロライナ大学初の黒人奨学生になる道を選んだのだが、スミスがスコットの存在を知る以前にレフティーはスコットをキャンパスに招待していた。その後、1968年と1969年にデビッドソン・カレッジはスコット率いるノースカロライナ大学にエリート8で敗れている。2018年、メリーランド大学でも一時代を築いたレフティーは遂に殿堂入りを果たした。
ボブ・マキロップ時代(1989-2022)
- エリート8(2008)
- NCAAトーナメント出場×9(1998、2002、06、07、12、13、15、18、22)
- NCAA平均得点第1位(2008-09)
- NBA選手輩出
ステフィン・カリー(2006-09): 2009年1巡目7位指名
ステフィン・カリー期(2006-09)
カレッジコーチ達の目は節穴だった。2006-07、ステフィン・カリーは強豪校の奨学金オファー無しの屈辱を晴らし、平均得点21.5点でNCAA D1の1年生の中でケビン・デュラントに次ぎ、夏にはU19アメリカ代表に選出された。そして、2007-08、デビッドソンカレッジはサザン・カンファレンスのリーグ戦を20勝0敗で圧倒し、NCAAトーナメントでは第1週目にゴンザガ大学とジョージタウン大学を倒し、翌週末のウィスコンシン大学をバンドワゴンファンのレブロン・ジェームスの前でアップセットし、準々決勝でも優勝校カンザス大学と2点差の接戦を演じ、一大ブームを巻き起こした。翌2008-09はNCAAトーナメント不出場に終わっている。
A10移籍以降
韓国人シューターのリ・ヒュンジョン(Hyunjung Lee)はフレッシュマンの時から主力として活躍した。
ノースカロライナ大学シャーロット校
- 名称: The University of North Carolina at Charlotte
- 愛称: 49ers/Charlotte
- 所属: American Athletic Conference
- 成績
2023-24: 19勝12敗(13勝5敗)
近年の話: 超サプライズ人事
- HC交代(2023)
- カンファレンス移籍(2023)
CUSA→アメリカン・アスレティック・カンファレンス
ロスター(2024-25) |
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ジェレマイア・オデン(Jeremiah Oden) ワイオミング大学(2020-23) デポール大学(2023-24) 優良編入生(2024) ノースカロライナ大学シャーロット校(2024-25) |
2023年、ノースカロライナ大学はNCAA史上前代未聞のサプライズ人事に踏み切った。前HCロン・サンチェス(Ron Sanchez)は名将親子ディック・ベネットとトニー・ベネットの双方の弟子として知られ、2018年にHCに迎え入れられたものの、2023年に再びバージニア大学のアシスタントに戻ってしまった。そして、急遽、オーストラリア人のアーロン・ファーン(Aaron Fearne)が抜擢された。同氏は米国のバスケットボール文化に一切触れてきていない。NCAAバスケットボールは傍から見れば奇妙な文化やしきたりばかりである。門外漢の成功は間違いなくコーチング人事の常識を覆す。
アメリカン・アスレティック・カンファレンス
- 名称: American Athletic Conference
- 愛称: AMERICAN/AAC
- 設立: 1979年
- 所属校: 12校
- 放送: ESPN/CBS(数試合)
- HP: http://theamerican.org/
所属校(大まかな所在地) |
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テンプル大学(フィラデルフィア)は1938年のNIT制覇で全米No.1に輝いている。歴代勝利数はトップ10付近にいる。 |
イーストカロライナ大学(ノースカロライナ州)はNBAドラフト2020年2巡目39位のイライジャ・ヒューズを見出した。 |
ノースカロライナ大学シャーロット校*は1970年代のNCAA再編時加入組ながらファイナル4進出や複数の1巡目指名選手輩出と豊かな歴史を誇っている。 |
サウスフロリダ大学(タンパ)はチャッキー・アトキンスの母校だ。 |
フロリダ・アトランティック大学(マイアミ)*は2022-23にファイナル4進出を果たした。 |
アラバマ大学バーミンガム校は1980年代のHCジーン・バートウ時代に一時代を築いた。 |
メンフィス大学はペニー・ハーダウェイ、デリック・ローズ、タイリーク・エバンス等輩出の実質的ハイメジャー校だ。 |
ウィチタステイト大学は2013-14にフレッド・バンフリートを中心にレギュラーシーズン無敗で大旋風を巻き起こした。 |
タルサ大学はNCAAトーナメント制覇HCノーラン・リチャードソン、トゥビー・スミス、ビル・セルフ3名の足掛かりとなった。 |
テュレーン大学(ニューオーリンズ) は希少な元パワーカンファレンス所属のミッドメジャー校だ。ジョン・”ホットロッド”・ウィリアムスやJBL外国籍選手ジェラルド・ハニーカットを輩出している。 |
ノーステキサス大学(ダラス)*はHCエリック・マキャスランド時代にミッドメジャー実力校に成り上がった。 |
ライス大学(テキサス州ヒューストン)*は1970年を最後にNCAAトーナメントに出場していない。 |
テキサス大学サンアントニオ校*はデビン・ブラウンの母校だ。 |
アメリカン・アスレティック・カンファレンスは南部の実力校で組織されている。一方、ルーツは元祖ビッグ・イースト・カンファレンスに由来している。現カンファレンス名は2013年の現「ビッグ・イースト・カンファレンス」設立に伴って改められた。そして、近年、弱体化が著しい。2023年、同カンファレンスはヒューストン大学、UCF、シンシナティ大学のビッグ・12・カンファレンス移籍によって完全にミッドメジャーに成り下がってしまった。
チーム史
ビル・フォスター時代(1970-75): スタートダッシュ成功
- リクルート
セドリック・マックスウェル(1973-77): 1977年1巡目12位指名
ルー・マッシー(1974-78): 1978年2巡目38位指名*
1970年、ノースカロライナ大学シャーロット校はNAIAからNCAA D1引越しに際して地元シャーロット出身のビル・フォスター(Bill Foster)をHCに抜擢した。同氏は1962~67年間にNAIAショーター大学で110勝31敗の好成績を残し、直近の1967~70年はザシタデル軍学校でACとしてコーチング修行をしていた。その後、サプライズ人事が功を奏した。計5シーズンは全て勝ち越しで終わった。しかも、最後2シーズンは45勝7敗の勝率85%越えだった。
リー・ローズ時代(1975-78): ファイナル4進出
- ファイナル4(1977)
- NIT準優勝(1976)
- NBA選手輩出
チャド・キンチ(1976-80): 1980年1巡目22位指名
脅威の目利き
1975年、またしても目利きが光った。ノースカロライナ大学シャーロット校はリー・ローズ(Lee Rose)をHCとADに抜擢した。同氏は1968~75年のNAIAトランスベイニア大学を160勝57敗に導いていた。しかも、前任者が最高級の置き土産に残してくれていた。1975-76、同校はルー・マッシーとセドリック・マックスウェルの平均20点越えの急成長によってNIT準優勝でシーズンを終えた。
ビッグダンスの夜明け前
その後、1976年、NCAAトーナメント出場の下地がようやく整った。同校は新設のサンベルト・カンファレンスへの加盟によって晴れてインディペンデント校を卒業した。1980年前後、インディペンデント校はただでさえNCAAトーナメントには招待でしか出場できないにも関わらずNCAAのカンファレンス整備計画によって冷遇を受けていた。一方、カンファレンス加盟校はカンファレンス代表枠と推薦枠でNCAAトーナメント出場の可能性を有していた。そのため、カンファレンス加盟は必至だった。
初出場&ファイナル4
1976-77、ノースカロライナ大学シャーロット校はルー・マッシーとセドリック・マックスウェルにチャド・キンチを加え、サンベルト・カンファレンスの初代王者に輝いてNCAAトーナメント初出場を勝ち取り、本戦では1回戦でセントラルミシガン大学に苦戦を強いられるも、スウィート16で優勝候補のミシガン大学をアップセットし、ファイナル4進出を果たした。その後、1978年、リー・ローズはパデュー大学に栄転した。

セドリック・マックスウェルはボストン・セルティックスでラリー・バード、ケビン・マクヘイル、ロバート・パリッシュ等の錚々たる面々と臆せずにプレーし、2年目には平均19.9P/9.9Rのオールスター級のパフォーマンスでチームを牽引し、1981年にファイナルMVPの活躍でチームを優勝に導き、1984年のNBAファイナルゲーム7で28得点、8リバウンド、8アシストの活躍で再びチームを救った。
ジェフ・ムリンズ時代(1985-96)
- NCAAトーナメント出場×3(1988、92、95)
準ハイメジャー校へ
ノースカロライナ大学シャーロット校は1991年にメトロ・カンファレンスへ移籍し、1995年に後継のカンファレンス-USAにスライドし、準ハイメジャー校の道を歩んだ。
メルビン・ワトキンス時代(1996-98)
- NCAAトーナメント出場×2(1997&98)
ボビー・ルーツ時代(1998-2010)
- NCAAトーナメント出場×5(1999、2001、02、04、05)
- NBA選手輩出
ロドニー・ホワイト(2000-01): 2001年1巡目9位指名
エディ・バスデン(2001-05): 2005年ドラフト外
ロドニー・ホワイト(2000-01)
ロドニー・ホワイトはプログラム史上最高のリクルートの1人だ。当時、C-USAは複数のNCAAトーナメント出場枠濃厚だった。そのため、トッププロスペクトがC-USA校に行くのも不思議なことではなかった。2000-01、ノースカロライナ大学シャーロット校はC-USAトーナメントを優勝してNCAAトーナメント出場を果たした。
準ハイメジャー校継続
2005年、ノースカロライナ大学シャーロット校はカンファレンス-USAの弱体化から準ハイメジャー校の地位保持のためにアトランティック10・カンファレンスへ移った。
クイーンズ大学(シャーロット)
- 名称: Queens University of Charlotte
- 愛称: Royals
- 所属: ASUN Conference
- 成績
2023-24: 14勝19敗(7勝9敗)
2022-23: 18勝15敗(7勝11敗)
近年の話: NCAA D1に昇格
クイーンズ大学は2022年にNCAA D1に昇格した。昨2021-22にはジャバリ・スミスの従兄弟のジャマリ・スミスがプレーしていた。
アトランティック・サン・カンファレンス
- 名称: Atlantic Sun Conference
- 愛称: ASUN(エーサン)
- 放送: ESPN
- HP: http://www.asunsports.org/landing/index
大学(大まかな所在地) |
クイーンズ大学(ノースカロライナ州シャーロット)は2022年にNCAA D1に昇格した。 |
ベラミン大学(ケンタッキー州ルイビル)は2020年にNCAA D1に昇格し、2021-22にはカンファレンストーナメントを制覇したものの、移行期間でNCAAトーナメント出場資格が無かったため、泣き寝入りすることとなった。 |
イースタンケンタッキー大学*(レキシントン)はアーニー・ライゼンとニック・メイヨを輩出した。 |
オースティン・ピー・ステイト大学*(テネシー州ナッシュビル)はストリートボールレジェンドのフライ・ウィリアムス在籍時に瞬間的に強かった。 |
リプスコン大学(ナッシュビル)は近年ではグレイソン・マシューズを輩出している。 |
ウェストジョージア大学(ジョージア州アトランタ)は2024年にNCAA D1昇格した。 |
ノースフロリダ大学(フロリダ州ジャクソンビル) |
ジャクソンビル大学は1970年にアーティス・ギルモアが率いてNCAAトーナメント準優勝を果たした。 |
ステットソン大学(フロリダ州オーランド)は2024年に悲願のNCAAトーナメント初出場を決めた。 |
フロリダ・ガルフコースト大学(フォートマイヤーズ)は2013年にDunk Cityのニックネームでスウィート16に進出して一大旋風を巻き起こした。 |
ノースアラバマ大学は女子チームに鈴木姫乃選手(2020-23)が在籍していた。 |
セントラルアーカンソー大学*(リトルロック)はスコティ・ピペンの出身校だ。 |
アトランティック・サン・カンファレンスは南部のローメジャー校で組織されている。2016~23年間、愛称エーサン・カンファレンスがリブランディング目的で正式名称となっていた。近年、大学の出入りが激しい。
ウィンスロップ大学
- 名称: Winthrop University
- 愛称: Eagles
- 所属: Big South Conference
- 成績
2023-24: 17勝15敗(8勝8敗)
2022-23: 15勝17敗(10勝8敗)
2021-22: 23勝9敗(14勝2敗)
近年の話: ビッグサウスの強豪
- HC交代(2021)
マーク・プロッサー(2021-)
パット・ケルシー(2012-21)
ロスター(2024-) |
ローガン・ダンカム(Logan Duncomb) 元★4 インディアナ大学(2021-23) 上位編入生(2023) ゼイビア大学RS(2023-24) ウィンスロップ大学(2024-) |
ウィンスロップ大学はそこそこのミッドメジャー校だ。前任者パット・ケルシー(Pat Kelsey)は2012~21年に186勝95敗の成績を残し、新天地のカレッジ・オブ・チャールストンでは2022-23に31勝4敗で30勝の大台に乗せ、現在ではルイビル大学HCにスピード出世している。その後、現HCマーク・プロッサー(Mark Prosser)がウェスタンカロライナ大学から呼ばれた。同氏は名将スキップ・プロッサーの息子だ。
ビッグ・サウス・カンファレンス
- 名称: Big South Conference
- 設立: 1983年
- 本部: ノースカロライナ州シャーロット
- 放送: ESPN
- HP: bigsouthsports.com
所属校(大まかな所在地) |
---|
ラドフォード大学(バージニア州)は2019年にNBA第1号ジャボンテ・グリーンを輩出した。山﨑一渉選手が2022-23からプレーしている。 |
ロングウッド大学(バージニア州)は2019年にポストシーズントーナメント初出場を果たした。 |
ハイポイント大学(ノースカロライナ州ピードモントトライアド)は2023年の現HCアラン・ハース就任から破竹の勢いで勝ち星を重ねている。 |
ウィンスロップ大学(ノースカロライナ州シャーロット)は2022-23に元エースのゼイビア・クックがNBAデビューを果たした。 |
ノースカロライナ大学アッシュビル校は2006-08にケニー・ジョージ(約231㎝)で有名だ。 |
ガードナー・ウェブ大学(サウスカロライナ州アップステイト)は2019年にNCAAトーナメント初出場を果たした。須藤タイレル拓選手が2023-24からプレーしている。 |
プレスビテリアン大学(アップステイト)はNBA第1号アダム・フラグラーを見出した。 |
サウスカロライナ大学アップステイト校はNBA第2号トーリー・クレイグを輩出した。 |
チャールストンサザン大学(サウスカロライナ州チャールストン) |
ビッグ・サウス・カンファレンスは南部の東海岸沿いのキリスト教系大学を中心に組織されている。実力は典型的なローメジャーカンファレンスだ。そんな中、2023-24以降、ハイポイント大学が驚異のオフェンス力を武器に勝ち星を積み重ねてブラケットロジー界隈の注目を集めている。
チーム史
グレッグ・マーシャル時代(1998-2007)
グレッグ・マーシャル(Gregg Marshall)はウィンスロップ大学に「勝つ文化」を根付かせた。マーシャルは就任初年度(1998-99)からチームをNCAAトーナメントに導き、結果的にチームは9シーズン全てを勝ち越しで終え、合計6回のNCAAトーナメント出場を果たした。その後、ウィチタステイト大学に年収$80万ヘッドハンティングされたマーシャルは2012-13にファイナルフォー進出と翌2013-14にレギュラーシーズン無敗を達成して一大旋風を巻き起こした。

2020年11月、グレッグ・マーシャルはパワハラが原因でウィチタステイト大学を解雇された際、ウィンスロップ大学でもハラスメント的な行為も元選手達からの証言で明らかになった。
パット・ケルシー時代(2012-21)
- NCAAトーナメント出場×2(2017&21)
- NCAAトーナメント出場資格獲得(2020)
- ビッグ・サウス・カンファレンス1位×4(2016、17、20、21)
- リクルート
ゼイビア・クックス(2014-18): NBA数試合出場
DJ・バーンズ(2019-22)
パット・ケルシー(Pat Kelsey)はビッグ・サウス・カンファレンスの王座奪還を果たした。ゼイビア・クックスは2017-18のビッグ・サウス・カンファレンスの最優秀選手としてチームのカンファレンスタイトル獲得とNCAAトーナメント出場に貢献している。その後、2019-20、同校はAP18位のセントメアリーズ大学をアップセットし、デューク大学とテキサス・クリスチャン大学とも好勝負を繰り広げ、NCAAトーナメント出場権も獲得した。
現地観戦
ホームアリーナ
チケット
ミッドメジャー/ローメジャー校のチケットは会場購入で良いだろう。理由はオンライン購入時の手数料約$10程度の節約だ。概してチケットの購入の手数料は「会場: 無」「オンライン: 有」となっている。ミッドメジャー/ローメジャー校のチケットの売切れはほぼ起こらない。そのため、チケットの事前購入は不要だ。オンライン購入時の手数料は払い損になる。
グッズ
直営店
- NCAAショップ*
- カンファレンスストア*
- ブックストア: 教科書+アパレル+日用品+土産の雑貨屋
- チームストア(アリーナ/スタジアム併設): 品揃え△
NCAAショップとカンファレンスストアは申し訳程度にオンラインストアを構えている。そして、唯一のオススメはメインのブックストアだ。米国の大学生は基本的に寮やキャンパス付近で生活している。そのため、生活必需品全般がカレッジロゴや名前入りで売られている。立地はキャンパス内or付近にある。サブのブックストアやチームストアは品揃え的に微妙だ。
専門オンラインサイト: ファナティクス系列
ファナティクス社は世界中のスポーツチームのグッズ販売の裏方企業だ。実際、NCAAショップ+カンファレンスストア+チームストアはファナティクス式の設計になっている。一方、同社は世界各エリア向けの自社サイトでそれぞれのエリアの人気スポーツリーグのグッズを販売している。そして、北米系サイトは全NCAA D1校のグッズを取り扱っている。
一般小売店
- スポーツ用品店
Dick’s Sporting Goods - デパート
Macy’s
Nordstorm - ファンショップ
最大手ディックズ・スポーティンググッズは「地元プロチーム」「同州の代表的な大学」「最寄り大学」のアパレルを置いている。狙い目は型落ち品のセールだ。大手デパートチェーン4社はファングッズ/アスレティックアパレルコーナーでカレッジグッズを売っている。ファンショップは全米の人気校のグッズを置いている。
選手個人サイト/SNSアカウント
NILグッズは選手個人のホームページやSNSアカウント等でも売られている。

アパレルはNBAグッズに限ず基本的に初回生産のみだ。アパレル業界は商品の売れ残りを恐れている。そのため、新商品は初回生産(少)&追加生産(無)のリスク回避全振りで作られる。しかも、工場の製造ラインは常に予約で埋まっている。そのため、急な確保が難しい。その結果、人気品すらも滅多に追加生産されない。つまり、河村勇輝選手のグッズはほぼほぼ現品限りだ。
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アトランティックエリア

リッチモンド(バージニア州)
- NCAA D1(中堅): バージニアコモンウェルス大学(VCU)
- NCAA D1(中堅): リッチモンド大学
ノーフォーク(バージニア州)
- NCAA D1(中堅): オールド・ドミニオン大学
- NCAA D1(中堅): ハンプトン大学
- NCAA D1(中堅): ノーフォークステイト大学
- NCAA D1(中堅): ウィリアム&メアリー大学
バージニア大学(シャーロッツビル)
リンチバーグ(バージニア州)
- NCAA D1(強豪): バージニア工科大学
- NCAA D1(中堅): リバティ大学
- NCAA D1(中堅): VMI
- NCAA D1(中堅): ジェームス・マディソン大学
- NCAA D1(中堅): ロングウッド大学
- NCAA D1(中堅): ラドフォード大学
リサーチトライアングル(ノースカロライナ州)
- NCAA D1(名門): ノースカロライナ大学
- NCAA D1(名門): デューク大学
- NCAA D1(名門): NCステイト大学
- NCAA D1(中堅): NCCU
- NCAA D1(中堅): キャンベル大学
- NCAA D1(中堅): イーストカロライナ大学
ピートモンドトライアド(ノースカロライナ州)
- Gリーグ: グリーンズボロ・スウォーム
- NCAA D1(強豪): ウェイク・フォレスト大学
- NCAA D1(中堅): UNCG
- NCAA D1(中堅): ハイポイント大学
- NCAA D1(中堅): イーロン大学
- NCAA D1(中堅): NCAT大学
アッシュビル(ノースカロライナ州)
- NCAA D1(中堅): ノースカロライナ大学アッシュビル校
- NCAA D1(中堅): アパラチアンステイト大学
- NCAA D1(中堅): ウェスタンカロライナ大学
- NCAA D1(中堅): テネシー工科大学
シャーロット(ノースカロライナ州)
- NBA: シャーロット・ホーネッツ
- NCAA D1(中堅): デビッドソン大学
- NCAA D1(中堅): ノースカロライナ大学シャーロット校
- NCAA D1(中堅): クイーンズ大学
- NCAA D1(中堅): ウィンスロップ大学
ウィルミントン(ノースカロライナ州)
- NCAA D1(中堅): ノースカロライナ大学ウィルミントン校
- NCAA D1(中堅): コースタルカロライナ大学
アップステイト(サウスカロライナ州)
- NCAA D1(強豪): クレムソン大学
- NCAA D1(中堅): ウォッフォード大学
- NCAA D1(中堅): ファーマン大学
- NCAA D1(中堅): ガードナー・ウェブ大学
- NCAA D1(中堅): サウスカロライナ大学アップステイト校
- NCAA D1(中堅): プレスビテリアン大学
コロンビア(サウスカロライナ州)

チャールストン(サウスカロライナ州)
- NCAA D1(中堅): カレッジ・オブ・チャールストン
- NCAA D1(中堅): チャールストンサザン大学
- NCAA D1(中堅): ザ・シタデル
- NCAA D1(中堅): サウスカロライナステイト大学
オーガスタ(ジョージア州)
- NIKE EYBLピーチジャム
アセンズ(ジョージア州)

アトランタ(ジョージア州)
- NBA: アトランタ・ホークス
- Gリーグ: カレッジパーク・スカイホークス
- WNBA: アトランタ・ドリーム
- NCAA D1(強豪): ジョージア工科大学
- NCAA D1(中堅): ジョージアステイト大学
- NCAA D1(中堅): ケネソーステイト大学
- NCAA D1(中堅): マーサー大学
- プロアマリーグ: AEBL
- AAU大会開催地

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大学一覧

バスケ留学解説

NCAAの視聴方法






参考
Hyunjung Lee(basketball.realgm.com)
The Case For Lefty Driesell(theathletic.com)
Sophomore sensation Curry returning to Davidson(espn.com)
Davidson Wildcats School History(sports-reference.com)
Charlotte 49ers find next basketball coach on bench of No. 1 NCAA seed(charlotteobserver.com)
Charlotte 2019 Basketball Commits(247sports.com)
Cedric Maxwell – Celtics Legend | Boston Celtics(nba.com)
RODNEY WHITE(charlotte49ers.com)
Rodney White faces drug charges(espn.com)
Marshall: Winthrop didn’t force me to leave(heraldonline.com)
Gregg Marshall’s abusive behavior predated Wichita State, former Winthrop players say(theathletic.com)