うい。
「全米中のバスケを訪れる」が目標、乗り鉄的現地観戦愛好家のBall Otaku Bros(@b_o_bros)だ。
今回は日本から最も近いNBA都市オレゴン州ポートランドを紹介する。
ポートランド(オレゴン州)
基本情報
オレゴン州ポートランドは太平洋側の北部にある。近くにはワシントン州シアトル、オレゴン大学、オレゴン・ステイト大学がある。標準時間は太平洋標準時、日本との時差は-17時間だ。
総評: 初心者向け
ポートランドは初級者(初心者-初級者-中級者-上級者)にもオススメできる
快適度: ★★★★
規模 | 公共交通機関 | 気候 (11~3月) |
地方都市 | 路面電車 ローカルバス | 最高気温: 10℃ 最低気温: 2℃ |
ポートランドは結構栄えている。衣食住で困ることは無い。市内はバスと路面電車が走っていてポートランド国際空港、モダ・センター、ダウンタウンは路面電車で繋がっている。気候は冬は雨が多い。
アクセス
飛行機 | 空港 | 長距離バス 鉄道 |
直行便有り | ポートランド国際空港 | Greyhound Bolt Bus Amtrak |
日本とポートランドは直行便が就航している。一方、シアトル(日本との直行便有り)等から長距離バスという手もある。乗降場はグレイハウンドはバスステーション、ボルトバスは路肩だ。鉄道も通っている。北はバンクーバーとシアトル、東はゴンザガ大学、南はオレゴン大学やカリフォルニア州北部と繋がっている。
観光: ★★★★
We unveiled the new @trailblazers court design at smallest park in the world and made the tiny replica version. My wish to do something with Mill Ends park finally came true. #keepportlandweird pic.twitter.com/khuVaWrd8k
— Mario Milošević (@marmil83) October 30, 2020
- ビール
- ミル・エンズ公園(最も小さい公園)
ポートランドの名産品はビールだ。世界で最も小さい公園のミル・エンズ公園がある。
ポートランドのバスケットボール
NBAポートランド・トレイルブレイザーズ
NBAポートランド・トレイルブレイザーズがある。チケットはリーズナブルだ。

NCAA
ポートランドにはポートランド大学とポートランド・ステイト大学がある。前者は日本と馴染みが深い。現ロスターには帝京長岡高卒のタヒロウ・ディアバテ選手が在籍している。加えて、11月の感謝祭週にはフィル・ナイト・インビテーショナルと呼ばれる招待大会が開催される予定だ。

高校
ほぼ毎年4月にブレイザーズの本拠地モダ・センターでは2つの高校生オールスターゲームが行われる。1つはアメリカ国内のトッププレーヤーを集めたマクドナルド・オール・アメリカン(2020年はヒューストンで開催)、もう1つは世界選抜とアメリカ選抜で試合を行うNIKE HOOP SUMMITだ。
ポートランド出身選手
ポートランド出身のNBAプレーヤーはそこそこ多い。最も有名な選手はAC・グリーンで間違いない。現役プレーヤーではドマンタス・サボニス、ジェラミ・グラント、テレンス・ロスがいる。さらに、ケビン・ラブとクレイ・トンプソンはポートランド近くのレイクオスウィーゴで幼少期を過ごしている。ちなみに、2人は同じ野球チームに所属していた。
聖地巡礼
ナイキ本社
名称: Nike World Headquaters
住所: One Bowerman Dr, Beaverton, OR 97005
ナイキ本社(歴史博物館付き)はポートランドにある。オレゴン州がナイキの創設者フィル・ナイトの地元であることが理由だ。ポートランドのダウンタウンから路面電車で1時間ほどだ。
ただ、行く意味はあまり無いかもしれない。なぜなら実はナイキ従業員の連れ添いが無ければ敷地内には入れないからだ。俺たちはそれを知らずに勝手に入ってしまったのだが、その時は幸運にも親切な管理人が俺達を温かく迎えてくれたため、展示物をじっくり見ることができた。
故に、オススメはしない。が、ナイキ関係者のコネがある人も珍しい。もし行きたくて仕方がないのであれば、この俺たち流のゲリラ訪問にトライしてみてはどうだろうか。
ウォレス・パーク
名称: Wallace Park
住所: 1516 NW 25th Ave, Portland, OR 97210
ダウンタウンの外れにあるウォレス・パークはブレイザーズのレジェンドのビル・ウォルトンの行きつけだった。1970年代後半、ウォルトンはポートランドの北西エリアに住んでいた。wweek.comによれば、当時、ウォルトンは自宅近くのこの公園でシューティングをしたりフリスビーを楽しんでいたとのことである。ダウンタウンから路面電車やローカルバスでアクセスできる。
買い物
ブックストア(カレッジストア)
カレッジグッズの購入は各大学キャンパス内のブックストア(カレッジストア)がオススメだ。場所はグーグルマップで「大学名 bookstore」で検索すれば出てくる。
ブックストアは書店では無い。ブックストアはアパレルと日用品が売られている雑貨屋だ。と言うのも、アメリカの大学生は基本的に寮やキャンパス付近での生活を強いられるため彼らの生活に必要となるアイテムが置いてあるのである。
ちなみに、カレッジのアイテムはアリーナでも買える。が、品揃えは良くない。時間があれば是非ともキャンパス内or付近のブックストアに立ち寄ることを俄然オススメする。
まとめ
NBAオンリー型
NBAオンリー型の現地観戦の場合、陸路で行ける範囲に他のチームは無いので、飛行機で片道数時間程度のユタ、デンバー、サンフランシス、サクラメント、ロサンゼルス辺りに行くのが良いと思う。
カテゴリー不問型
カテゴリー不問の場合、ワシントン大学、オレゴン大学、オレゴン・ステイト大学、ゴンザガ大学など強豪大学に行くのがオススメだ。
ポートランドのグレイハウンドステーションではキャリーバッグを$10(約1100円)弱で預けることができる。バスを予約していなくてもできる。
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カスカディアエリア

カスカディアエリア(西海岸)
カスカディアエリアは太平洋沿いのバンクーバー(カナダ)、ワシントン州、オレゴン州を括ったエリアだ。東にはマウンテンエリア、南にはカリフォルニアエリアがある。
バンクーバー(カナダ)
バンクーバーはカナダ西部最大の都市だ。かつてはNBAバンクーバー・グリズリーズがあった。近い将来、ポートランド・トレイルブレイザーズ傘下のGリーグチームができる予定だ。
シアトル(ワシントン州)
シアトルは北西部最大の都市だ。NBAチームこそ無いが、高校バスケが盛んで、ブランドン・ロイ、アイザイア・トーマス、ネイト・ロビンソンなど多くのスター選手がこの街で生まれ育った。ワシントン大学はそういったフッドスター達の登竜門となっている。WNBAのシアトル・ストームもある。
ゴンザガ大学(ワシントン州)
ゴンザガ大学はワシントン州東端のスポーケンという町にある。ポートランドやシアトルからは車で6時間以上、飛行機で1時間程だ。近くにはワシントンステイト大学とイースタンワシントン大学もある。
ポートランド(オレゴン州)
ポートランドは北西部有数の都市だ。NBAはポートランド・トレイルブレイザーズ、NCAAはタヒロウ・ディアバテ選手が通うポートランド大学がある。一方、同市はNIKEの城下町でもある。故にNIKE HOOP SUMMIT等のNIKE関連のイベントがしばしば行われている。
オレゴンステイト大学(オレゴン州)
オレゴンステイト大学はポートランドからは車やバスで2時間ほどの場所にある。同校は他のPac-12校に比べれば、やや地味だがゲイリー・ペイトン父子の出身校として知られている。
オレゴン大学(オレゴン州ユージーン)
オレゴン大学はポートランドから長距離バスで3時間程のユージーンにある。同大はNIKE共同創業者のフィル・ナイト氏の母校だ。近年はUCLAやアリゾナ大学に代わるパック12の顔になりつつある。
現地観戦観の記事
参考
Mill Ends Park(portland.gov)
The Best Places in Portland to Ball Out this Summer(wweek.com)
The Best NBA Players from Oregon(ranker.com)