【NCAA】カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)

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※2020-21シーズン=イレギュラースケジュール(コロナ禍)

基本情報

基本情報
  • 名称: University of California, Los Angels
  • 愛称: UCLA/Bruins
  • 所属: B1G
  • 成績
    2024-25: 23勝11敗(13勝7敗)NCAAトーナメント出場
    2023-24: 16勝17敗(10勝10敗)
    2022-23: 31勝6敗(18勝2敗)スウィート16
    2021-22: 27勝8敗(15勝5敗)スウィート16

近年の話: 名門復活なるか!?

近年の話
  • カンファレンス移籍(2024)
    Pac-12→B1G
  • ジョーダンブランド契約(2021)
  • NBA輩出
    ジョニー・ジュゼン(2019-22): 2022年ドラフト外
    ハイミー・ハケス(2019-23): 2023年1巡目18位指名
    ジェイレン・クラーク(2020-23): 2023年2巡目53位指名
    ペイトン・ワトソン(2021-22): 2022年1巡目30位指名
    アマリ・ベイリー(2022-23): 2023年2巡目41位指名
    アデム・ボナ(2022-24): 2024年2巡目41位指名
ロスター(2024-25)
ディラン・アンドリューズ(Dylan Andrews)
★4
UCLA(2022-)
ラザール・ステファノビッチ(Lazar Stefanovic)
ユタ大学(2021-23)
上位編入生(2023)
UCLA(2023-)
セバスチャン・マック(Sebastian Mack)
★4
UCLA(2023-)
アダイ・マラ(Aday Mara)
★4
UCLA(2023-)
デビン・ウィリアムス(Devin Williams)
★3-4
UCLA(2023-)
ブランドン・ウィリアムス(Brandon Williams)
★3-4
UCLA(2023-)
コービー・ジョンソン(Kobe Johnson)
USC(2021-24)
トップ編入生(2024)
UCLA(2024-)
エリック・デイリーJr(Eric Dailey Jr.)
★4-5/U19米国代表(2023)
オクラホマステイト大学(2023-24)
トップ編入生(2024)
UCLA(2024-)
スカイ・クラーク(Skyy Clark)
★4
イリノイ大学(2022-23)
上位編入生(2023)
ルイビル大学(2023-24)
上位編入生(2024)
UCL(2024-)
タイラー・ビロドー(Tyler Bilodeau)
オレゴンステイト大学(2022-24)
上位編入生(2024)
UCLA(2024-)
ウィリアム・カイル三世(William Kyle III)
サウスダコタステイト大学(2022-24)
上位編入生(2024)
UCLA(2024-)
ドミニク・ハリス(Dominick Harris)
★4
ゴンザガ大学(2020-23)
-レッドシャツ(2021-22)
ロヨラ・メアリーマウント大学(2023-24)
UCLA(2024-)
トレント・ペリー(Trent Perry)
★4-5
UCLA(2024-)
エリック・フリーニー(Eric Freeny)
★4
UCLA(2024-)
退部(2024)
アデム・ボナ(Adem Bona)→NBAドラフトアーリーエントリー(2巡目41位指名)
イアン・フィブレウール(Ilane Fibleuil)→プロ転向(フランス)
ウィル・マクレンドン(Will McClendon)→サンノゼステイト大学

近年、UCLAはNCAAトーナメント制覇に近い場所に戻ってきた。数年前は非常に厳しい状況だった。2019年、現HCミック・クロ―ニン(Mick Cronin)は過去の実績から本命までの”繋ぎ”として見られていた。しかも、2020年、ディショーン・ニックスのデコミットとクリス・スミスの全休が重なった。そんな中、2020‐21、同校は何とかNCAAトーナメント出場にこぎ着けて史上2度目の「ファースト4→ファイナル4」進出を果たした。そして、2021-22&2022-23、同校はハイミー・ハケスとタイガー・キャンベルの残留+ファイブスター等で優勝に手の届く位置をキープしている。一方、2019~21年の収支は新型コロナウィルス等の理由で約$1億($102.8M)の赤字だった。そのため、2022年、パック-12・カンファレンス離脱が発表された。2024年移籍先のビッグ・10・カンファレンスの加盟校への分配金は2023年7月~2030年の計$70億のTV放送契約によって$8,000万~1億/年となっている。

Men's Basketball - UCLA
The official Men's Basketball page for the UCLA Bruins

ビッグ10・カンファレンス

基本情報
  • 名称: Big 10 Conference
  • 愛称: B1G
  • 設立: 1896年
  • 所属校: 18校
  • 放送: CBS/FOX/NBC
  • HP: www.bigten.org
所属校(大まかな所在地)
ラトガース大学(ニュージャージー州)は2020‐21に1991年以来のNCAAトーナメント出場を果たした。
メリーランド大学(ワシントンDC)はNBAドラフト指名者のバスト率の高さで知られている。
ペンシルベニアステイト大学は1954年にファイナル4に進出している。
オハイオステイト大学(コロンバス)はカレッジバスケットボール初期~2000年代にフットボール校ながら栄華を誇っていた。
ミシガン大学(デトロイト)は前ポストシーズントーナメント時代~ファブファイブ~HCジョン・ビーラインまでかなり安定している。
ミシガンステイト大学(デトロイト)はマジック・ジョンソンとドレイモンド・グリーンの母校だ。
パデュー大学(インディアナ州)は近年は3年連続でアップセットを喰らっている。
インディアナ大学は1970~90年代30年間の名将ボブ・ナイト時代にバスケ校として一時代を築いた。
ウィスコンシン大学は2015年に38勝0敗のケンタッキー大学を破ってNCAAトーナメント決勝に進出した。
ノースウェスタン大学(シカゴ)は現HCクリス・コリンズの就任でNCAAトーナメント初出場&初勝利を果たして”じゃない方”の脱却に成功した。
イリノイ大学は2005年にデロン・ウィリアムスらの活躍でNCAAトーナメント準優勝を果たした。
ミネソタ大学(ミネアポリス)は1980年代のボストン・セルティックスvsロサンゼルス・レイカーズ時代にケビン・マクヘイルとマイカル・トンプソンを送り込んだ。
アイオワ大学はルカ・ガルーザが在籍していた。
ネブラスカ大学(リンカーン)は2019年のHCフレッド・ホイバーグ就任から侮れない存在となっている。
ワシントン大学(シアトル)は多数の地元のキッズをNBAに送り込んでいる。
オレゴン大学(ユージーン)は初代NCAAトーナメント王者&NIKEのお膝元だ。
UCLAは計11回のNCAAトーナメント制覇を誇る。
USC(ロサンゼルス)はリクルートに優れている。

ビッグ10・カンファレンスは北東部と中西部の大規模大学計14校を中心としている。近年は”じゃない方”のノースウェスタン大学、ラトガース大学、ネブラスカ大学、ペンステイト大学の下剋上と2024年のパック-12・カンファレンスの4校の加盟で乱世となっている。最大の特徴はフィジカル強度だ。

パック-12・カンファレンス(2024年運営休止中)

基本情報
  • 名称: Pac-12 Conference
  • 設立: 1915年
  • 所属校: 12校
  • 放送: Pac-12 Network/ESPN/CBS
  • HP: pac-12.com
所属校(大まかな所在地)
ワシントン大学**(シアトル)は多数の地元のキッズをNBAに送り込んでいる。
ワシントンステイト大学****(スポーケン)は2000年代のトニー・ベネット就任時に瞬間的に強かった。最も有名な選手はクレイ・トンプソンだろう。
オレゴン大学**(ユージーン)は初代NCAAトーナメント王者&NIKEのお膝元だ。
オレゴンステイト大学****(コーバリス)はゲイリー・ペイトン父子を輩出した。
カリフォルニア大学バークレー校*(ベイエリア)はケビン・ジョンソン、ジェイソン・キッド、アブドゥル-ラヒーム、ジェイレン・ブラウン等を輩出している。
スタンフォード大学*(ベイエリア)は1980年代後半~00年代前半まではNCAAトーナメント常連校だった。今でもNBA選手の輩出率は高い。
UCLA**は1967~73年の7連覇を含む合計11回のNCAAトーナメント制覇を誇る超名門だ。
USC**(ロサンゼルス)はリクルートに優れている。
コロラド大学***(デンバー)はチャウンシー・ビラップスの母校だ。
ユタ大学***(ソルトレイクシティ)は1990年代にアンドレ・ミラーやキース・バン・ホーンらを擁して最盛を迎えた。日系人NBA選手ワッツ・ミサカ氏も同校出身だ。
アリゾナステイト大学***(フェニックス)はジェームス・ハーデンの母校として知られている。
アリゾナ大学***(ツーソン)は1990年代に西海岸随一のパワーハウスとなった。現在、元ゴンザガ大学ACのトミー・ロイドがHCを務めている。
*ACC移籍/**B1G移籍/***ビッグ12/****WCC

パック-12・カンファレンスは2024年に100年以上の歴史に幕を閉じる。同カンファレンスは西海岸~西部各州の代表校で組織され、数多の競技の全米王者を輩出し、最盛期にはトップカンファレンス”Conference of Champions”の名をほしいままにしていた。一方、近年、収益が悩みだねとなっていた。そして、唯一の稼ぎ頭のUCLAとUSCがビッグ・テン・カンファレンス移籍を決めた。その後、ドミノ倒しが始まった。2024年8月、全校がカンファレンス移籍を予定している。

チーム史

前ジョン・ウッデン時代

主な成績
  • NBA選手輩出
    アラン・スウェイヤー(1945-50): 1950年下位指名
    ジョージ・スタニッチ(1947?-50): 1950年2巡目21位指名*
@b_o_bros
@b_o_bros

兄ジョン・スタニッチ(1946-48)は1950年に第1回バスケワールドカップの米国代表として銀メダルを獲得し、弟ジョージ・スタニッチは1948年ロンドン五輪で高跳びで銅メダルを獲得している。

ジョン・ウッデン時代(1948-75): UCLA帝国を樹立!!

主な成績
  • NCAAトーナメント優勝×10(1964-65、1967-73、1975)
  • 88連勝(1971-74)
  • シーズン無敗×4
夜明け前
夜明け前
  • ウィリー・ノールズ(1952-56): 1956年2巡目9位指名

ジョン・ウッデン(John Wooden)はUCLA帝国建国の父だ。一方、最初の10年間はささやかだった。

伝説の始まり(1948-65)

1961年、同氏はゲイル・グッドリッチをリクルートし、翌1962年には超万能アスリートのキース・エリクソンを編入に成功した。そして、UCLAは1964年と1965年にNCAAトーナメント初制覇と連覇を成し遂げた。

ルイス・アルシンドラー(1965-69)
主な選手
  • ルーシャス・アレン(1965-69)

1965-66、戦力はゲイル・グッドリッチとキース・エリクソンの喪失で大きく落ちた。その結果、NCAAトーナメント出場もお預けとなった。一方、翌1966-67、UCLAはルイス・アルシンドラー(カリーム・アブドゥル・ジャバー)の最優秀選手賞×3年連続の活躍であっさりと3連覇を果たした。唯一の敗戦は1968年1月20日のGame of the Century(vs. ヒューストン大学戦)だけだ。

@b_o_bros
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当時、NCAAは通称フレッシュマンルールで1年生の1軍試合の出場を禁じていた。そのため、1965-66にルー・シンドラーは1軍試合に出場していない。

NBAスター軍団(1969-71)

その後、殿堂入り選手のシドニー・ウィックス、後にデトロイト・ピストンズを優勝に導くカーティス・ロウ、マイク・ビビーの父ヘンリー・ビビーらがチームワークで1970年と1971年もNCAAトーナメント優勝を果たして後輩達に襷をつなげた。

7連覇と88連勝(1971-75)

そして、最後の襷はビル・ウォルトンとジャマール・ワイクスのオールアメリカンコンビに託された。1971-72、UCLAは30勝0敗でNCAAトーナメント優勝を果たし、翌1972-73に30勝0敗で7連覇を達成した。その後、1973-74、こウォルトンの怪我による不調でUCLAの連勝は1974年1月19日のノートルダム大学戦で88でストップし、NCAAトーナメントでもファイナル4で惜しくもNCステイト大学に敗れたが、1974-75、ウッデンは将来のNBAプレーヤー7人を抱えるチームで再びNo.1の座を奪取して優勝の美を飾って引退した。

ウッデン・レガシー(Wooden Legacy): 毎年感謝祭期間にLA近郊開催の大会
ジョン・ウッデン・アワード(John R. Wooden Award): 年間最優秀選手賞
ウッデン・コーチ・オブ・ザ・イヤー: Pac-12のコーチ賞

後任探し苦戦時代(1975-88)

ジーン・バートウ期(1975-77)
ゲイリー・カニングハム期(1977-79)
ラリー・ブラウン期(1979-81)
主な選手
  • マーク・イートン(1980-82): 1982年下位指名

マーク・イートンはローテ外だった。UCLAへの編入理由も身長だけだった。バスケ歴は短大からで1~2年と浅い。チーム内の競争相手は全米からの選りすぐりのエリート達だ。その結果、最後のシーズンの成績も11試合出場の平均1.3点に終わった。

@b_o_bros
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マーク・イートンは224㎝の長身を買われて、1982年のNBAドラフト4巡目72位でユタ・ジャズに拾われ、次第にディフェンスで頭角を現し、2度の最優秀守備選手賞や4度のブロック王に輝き、1988-89にはオールスターにも選ばれた。

ラリー・ファーマー(1981-84)
ウォルト・ハザード(1984-88)

ジム・ハリック時代(1988-96): ジョン・ウッデン勇退以降の優勝

主な成績
  • NCAAトーナメント優勝(1995年)
  • 最優秀コーチ賞(1995年)
戦国時代(1988-94)
勢力図(1990年前後)
  • ミシガン大学:ファブファイブ
  • デューク大学: クリスチャン・レイトナーとグラント・ヒル
  • UNLV: 超ラグジュアリーチーム
  • LSU: シャキール・オニール

後任探し苦戦中、カレッジバスケ界は戦国時代へ突入していた。そのため、1991-92、UCLAは将来のNBA10年選手4名を擁しながらNCAAトーナメントを勝ち上がれなかった。

追い風(1994-95)
勢力図(1994-95)
  • UCLA: 総合力
  • アーカンソー大学: 前回王者
  • ノースカロライナ大学: ジェリー・スタックハウス&ラシード・ウォーレス
  • ケンタッキー大学: リック・ピティーノ
  • マサチューセッツ大学: ジョン・カリパリ
  • ウェイク・フォレスト大学: ティム・ダンカン

1994-95、風向きが変わった。ロスターは将来のNBA選手計5名で溢れていた。一方、ライバル校達は次々と選手のNBA入りやNCAAの規定違反で弱体化していたのだ。しかも、追い風はNCAAトーナメントでも続いた。主要仮想敵が別ブロックに入ったのだ。しかも、同ブロックの脅威のウェイク・フォレスト大学とUMASSは早々に消えた。その結果、UCLAは準決勝でシンデレラのオクラホマステイト大学を難無くいなし、決勝戦でディフェンディングチャンピオンのアーカンソー大学にも完勝し、見事に31年ぶりのNCAAトーナメント優勝を果たした。

喜びもつかの間(1995-96)

しかし、1996年、リクルートの不正が発覚し、ジム・ハリックは解雇された。

ベン・ホウランド時代(2003-13): 名門復活

主な成績
  • ファイナル4×3(2005-08)
  • 将来のNBAスターを多数リクルート

その後、UCLAはベン・ホウランドをHCに迎え入れた。同氏はノーザンアリゾナ大学を大学史上初のNCAAトーナメントに導き、古豪ピッツバーグ大学を10年以上ぶりのNCAAトーナメントに引き戻した敏腕だ。その後、同大は再びカレッジバスケの中心に戻った。特筆すべきは2005-08の3年間だ。ラッセル・ウェストブルック、ケビン・ラブ、ダレン・コリソン、ルック・バームーテ、ジョーダン・ファーマーが在籍し、チームは3年連続でファイナル4に進出した。

@b_o_bros
@b_o_bros

2006年のゴンザガ大学戦、UCLAはアダム・モリソンを止められず、残り3分半の時点で9点リードを奪われていた。一方、ディフェンスが正念場で機能し始めた。そして、トラップが成功し、スティールからの得点が決勝点となり、エリート8進出が決まった。

スティーブ・アルフォード時代(2013-19途中)

主な成績

スウィート16×3(2014、15、17)

置き土産(2013-15)
前任者の置き土産(2013-14)
  • ジョーダン・アダムス: 2014年1巡目指名
  • カイル・アンダーソン: 2012年高卒3位
  • ノーマン・パウエル: 2015年2巡目指名
  • ザック・ラビーン: NBAスター
  • トラビス・ウェア: NBA68試合出場
  • デビット・ウェア: NBA2試合出場
  • トニー・パーカー: マクドナルド・オール-アメリカン(2012年)
  • アイザック・ハミルトン: マクドナルド・オール-アメリカン(2013年)

2013年、ベン・ホウランドは成績不振を理由に解雇となった。その際、将来のNBA選手6名と元マクドナルド・オール-アメリカン2名の超豪勢な置き土産が残った。その結果、2013-14、UCLAはPac-12内2位とカンファレンストーナメント優勝の好成績でNCAAトーナメント出場を決め、スウィート16進出を果たした。また、翌2014-15、同校はノーマン・パウエル以外の主力喪失で20勝13敗で情けのNCAAトーナメント招待となったものの、1回戦でSMUをアップセットし、最終的には2年連続のスウィート16でシーズンを終えた。

ロンゾ・ボール(2016-17)
主な選手
  • ロンゾ・ボール(2016-17)
  • TJ・リーフ(2016-17)
  • イケ・アノボグー(2016-17)
  • アーロン・ホリデー(2015-18)
  • トーマス・ウォルシュ(2014-18)

その後、2015-16は15勝16敗と負け越しでシーズンを終えたブルーインズだったが、2016年夏、UCLAは「ロンゾ・ボールとTJ・リーフのファイブスターコンビ入学」と「アーロン・ホリデー、トーマス・ウェルシュ、ブライス・アルフォード、アイザック・ハミルトンの残留」でタレントがリストックされた。そして、2016-17、同大は前シーズンの負け越しの鬱憤を晴らすかのように勝ち続け、シーズン中盤に優勝候補に挙げられる程の躍進を遂げ、惜しくも再びスウィート16で敗れたものの、最終成績31勝5敗でシーズンを終えた。

狂い始めた歯車(2017-19)
主な選手
  • リアンジェロ・ボール(2017)
  • ジェイレン・ハンズ(2017-19)
  • モーゼス・ブラウン(2018-19)
  • ジュルス・バーナード(2018-22): 2022年ドラフト外

しかし、その後はドミノ倒しが起こった。2017年、3人がチーム旅行中に万引きで中国当局に身柄を拘束されてしまったのだ。その後、リアンジェロ・ボールはチームを去り、他2人は1年間の出場停止処分となったため、戦力はダウンし、NCAAトーナメント出場が精々だった。また、2018-19、同大はジェイレン・ハンズとモーゼス・ブラウンの2人をファイブスターが入学したものの、苦戦は続き、ホームアリーナですらブーイングが起きる事態となった。しかも、選手達に心無い言葉を投げかけたのはファンだけではなかった。その結果、スティーブ・アルフォードはシーズン途中に解任された。

ミック・クローニン時代(2019-)

2019-20、UCLAは序盤にホームでホフストラ大学に黒星を喫する屈辱を味わったものの、徐々に勝ち星を挙げられるようになり、最終的にはパック12内で12勝6敗と大きく勝ち越し、オレゴン大学と1ゲーム差のPac-12内最終2位でシーズンを終えた。

現地観戦

ホームアリーナ

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基本情報

名称: Pauley Pavilion
住所: 301 Westwood Plaza, Los Angeles, CA 90095

​ホームアリーナはキャンパス内のPauley Pavilionだ。UCLAはビバリーヒルズ付近にある。ダウンタウンからも距離的に近いサンタモニカからも公共交通機関(バス)では行きにくい。

チケット

強豪校のチケットはオンライン購入で良いだろう。チケット売り場はやや混み合う。英語のやり取りも必要だ。チケット価格は強豪校同士の試合でも定価だ。満席率は概ね60~70%程度である。例外的なチケットの高騰や売切れは伝統の一戦やスーパースター選手出場試合だけだ。

グッズ

直営店
直営店
  • NCAAショップ*
  • カンファレンスストア*
  • ブックストア: 教科書+アパレル+日用品+土産の雑貨屋
  • チームストア(アリーナ/スタジアム併設): 品揃え△
*実店舗無し

NCAAショップとカンファレンスストアは申し訳程度にオンラインストアを構えている。そして、唯一のオススメはメインのブックストアだ。米国の大学生は基本的に寮やキャンパス付近で生活している。そのため、生活必需品全般がカレッジロゴや名前入りで売られている。立地はキャンパス内or付近にある。サブのブックストアやチームストアは品揃え的に微妙だ。

専門オンラインサイト: ファナティクス系列

ファナティクス社は世界中のスポーツチームのグッズ販売の裏方企業だ。実際、NCAAショップ+カンファレンスストア+チームストアはファナティクス式の設計になっている。一方、同社は世界各エリア向けの自社サイトでそれぞれのエリアの人気スポーツリーグのグッズを販売している。そして、北米系サイトは全NCAA D1校のグッズを取り扱っている

一般小売店
一般小売店
  • スポーツ用品店
    Dick’s Sporting Goods
  • デパート
    Macy’s
    Nordstorm
  • ファンショップ

最大手ディックズ・スポーティンググッズは「地元プロチーム」「同州の代表的な大学」「最寄り大学」のアパレルを置いている。狙い目は型落ち品のセールだ。大手デパートチェーン4社はファングッズ/アスレティックアパレルコーナーでカレッジグッズを売っている。ファンショップは全米の人気校のグッズを置いている。

選手個人サイト/SNSアカウント

NILグッズは選手個人のホームページやSNSアカウント等でも売られている。

その他

バスケットボールシューズ”ブルイン”(1972年)

1972年、ナイキは同社初のバスケットボールシューズ”NIKE Bruin”を発売した。

ハード・チェック(1994)

ハード・チェック(原題BLUE CHPS)はカレッジバスケ界を舞台にした映画だ。主人公ピート・ベル(ニック・ノルティ)は全米チャンピオンに輝いた名将なのだが、近年は不振に喘いでおり、苦渋の決断を迫られることになる。ちなみに、シャキール・オニール、ペニー・ハーダウェイ、ボブ・ナイト(インディアナ大学の闘将)、ジェリー・ターケニアン(UNLVの伝説的なコーチ)、ジム・べハイム(シラキュース大学の名将)、そして、ボブ・クージー等レジェンドたちが多数出演している。

もう1つの”コート”での戦い

現在、UCLAとアンダーアーマー社は係争中だ。2016年、総額$280Mの15年契約はNCAA史上最大のアパレル契約として話題となった。一方、両者は支払いで揉め始めた。そして、2020年6月、訴訟が始まった。そのため、2020-21、UCLAの選手達はアンダーアーマーのロゴをパッチで隠していた。その後、2020年12月、ナイキ(ジョーダン)が次期サプライヤーに決まった。

@b_o_bros
@b_o_bros

アパレルはNBAグッズに限ず基本的に初回生産のみだ。アパレル業界は商品の売れ残りを恐れている。そのため、新商品は初回生産(少)&追加生産(無)のリスク回避全振りで作られる。しかも、工場の製造ラインは常に予約で埋まっている。そのため、急な確保が難しい。その結果、人気品すらも滅多に追加生産されない。つまり、河村勇輝選手のグッズはほぼほぼ現品限りだ。

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  • Gリーグ: サンディエゴ・クリッパーズ
  • NCAA D1(実力校): サンディエゴステイト大学
  • NCAA D1(中堅): サンディエゴ大学
  • NCAA D1(中堅): カリフォルニアステイト大学サンディエゴ校
  • NCAA D1(中堅): カリフォルニア大学サンディエゴ校
  • プロアマリーグ: Swish Pro-Am League

ラスベガス(ネバダ州)

リザベーションエリア(複数州)

  • NCAA D1(中堅): サザンユタ大学
  • NCAA D1(中堅): ユタ工科大学
  • NCAA D1(中堅): ノーザンアリゾナ大学

フェニックス(アリゾナ州)

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参考

UCLA Bruins School History(sports-reference.com)
UCLA Was in ‘Significant Debt’ Before Big Ten Move, Athletic Director Says(si.com)
UCLA Men’s Hoops Selected First in Preseason Poll(uclabruins.com)
CHRIS SMITH(uclabruins.com)
UCLA-Gonzaga NCAA tilt in 2006 was a classic(dailynews.com)
UCLA fires men’s basketball coach Steve Alford(latimes.com)
From Chuck Taylor to LeBron X: Year-by-Year Evolution of NBA Sneakers(blaecherreport.com)
UCLA to still be outfitted by Under Armour despite lawsuit(espn.com)
Why Under Armour is trying to end its record $280 million apparel deal with UCLA(ftw.usatoday.com)

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