概要
今後、スニーカー購入は劇的に変わるかもしれない。極論、スニーカー市場はナイキ市場だ。そんな中、ナイキはD2C戦略で「早い者勝ち撲滅」「実店舗の見直し」「自社アプリ推し」に動いている。そのため、現地の有名店に徹夜で並んでレアスニーカーを購入等はなくなるかもしれない。一方、日本の世界指折りのスニーカー市場を鑑みた際、超レアアイテムですらも日本の市場に出回る可能性はある。そのため、まずは日本で探すのが定石だ。つまり、優先順位は「日本>北米」となる。
※電子書籍: ○○年版→最新版の可能性有り(「データについて(目次の数P後)」参照)
結局、定番のガイドブックは非常に有用だ。事前準備~現地のマナー~観光スポットやご当地グルメ等が網羅されている。情報の信頼度も高い。時間的コストパフォーマンスも「一冊のガイドブック>無料情報読み漁り」だ。個人的には「地球の歩き方」は硬派でオススメだ。同シリーズは現在の価値観/社会情勢~時代背景/歴史も記載している。
基礎知識
スニーカーの定義: ライフスタイル or バスケットボールシューズ
- ライフスタイルシューズ
バッシュ出身: AJ等
ランニングシューズ出身: エアマックス等
テニスシューズ出身: スタンスミス等
スケーボー出身: SBダンク等
ファッション出身: Yeezy等 - バスケットボールシューズ
スニーカーは「ライフスタイルシューズ(ファッションアイテム)」「バスケットボールシューズ(競技用靴)」に大別される。両者は似て非なる。購買層も違う。無論、一部の製品は両側面を兼備している。例えば、AJ11はファッションアイテムでありながら今だにNBA選手のオンコート着用も見られる。そして、適切な行動はアイテムの性質で異なる。
スニーカー市場: 一次&二次市場
- 一次市場
@メーカー: ナイキ/アディダス等
@小売店: アトモス/ABCマート等 - 二次市場
@中古品取扱店: 古着屋/ブックオフ等
@フリマサイト: メルカリ/スニダン等
@仲介業者: StockX等
@即売会: SneakerCon等
スニーカーは「一次流通」と「二次流通」で売られている。そして、二次流通こそがスニーカー市場をスニーカー市場たらしめている。2010年代、消費者間の売買取引(CtoC)が「スマホの普及→インターネット利用者の増加→フリマサイト/仲介業者勃興」によって盛んになった。そんな中、スニーカーは「定価以上の転売見込み」「コレクターの存在」「ファッションアイテム」「商品発送の容易性」等の理由で転売の対象となった。その後、スニーカー争奪戦は過熱差を増し、一般層にスニーカーの流行を錯覚させ、大量のにわかが加わり、本当にブームに到達してしまった。
製品の流通
限定品 or 流通品
限定品
限定品は極少数の生産量と販路の商品だ。高需要品はメーカーや販売店の事前のオンライン/店頭抽選によって購入者が選抜される。当然、一部の商品は二次市場で定価以上の値段で取引される。一方、大半の限定品は然程熱狂もされずに売れ残る。そして、不人気の限定品は極々少数にも関わらず低需要のため二次市場に一切出回らない。
一般流通品
一般流通品はある程度の生産量+広い販路+お手頃価格で市場に出回る。商品の購入は基本的には早い者勝ちだ。大半の商品は数か月後には徐々に割引になる。一部の不人気品はアウトレットやディスカウントストアに回される。極稀に少なめの生産量の製品が予期せぬヒットで品切れになる。
近年、スニーカーは高級化が進んでいる。高級ブランドが本格的にスニーカー製作を始めた。一方、従来のスポーツブランドも高価格帯の商品を売り始めている。
日本発売の有無
実は相当数が日本未発売に終わる。実際、中国ブランドはNBA進出から20年を迎えようとしているものの未だに日本に進出していない。日本発売品は日本での二次流通はほぼない。
メーカーと販売店の関係性
唯一の販路
メーカーと販売店の関係性は非常に複雑だ。前ネットショッピング時代、小売店はほぼ唯一の販路だった。言わずもがな、どんなに素晴らしい製品も棚に置かれなければ売れない。競合間の棚争奪戦は20年前までは当たり前だった。
ブティック/セレクトショップ
そんな中、最も重要な存在がブティック/セレクトショップだった。有名店は「得意の目利きで良い商品を仕入れる」→「消費者に『全ての仕入れ品が良いに違いない』と思われる」→「当該社製品のブランド価値が上がる」でメーカーのブランディングに欠かせなかった。一方、店側も売れ筋商品を大量に仕入れて利益を上げたがっていた。両者の関係は自ずと深まっていった。その後、2000年頃にはメーカー×ショップのコラボ品が登場した。そして、最終的には通称「別注品」が店側の要望によって製造され始めた。
ハズレ品
メーカーと販売店は喧嘩もしている。
DtoC戦略&実店舗の再定義
実店舗の存在意義の変化
近年、ナイキはD2C(Direct to Customer)に舵を切っている。つまり、メーカーと消費者の関係性が重要視されている。そして、今後、実店舗は売場から関係作りの場となる。昨今、実店舗は消費者達に実物チェックの場に利用されている。実際の商品の購入はオンラインで済まされる。そのため、実店舗側は通称「ショールーム化」の消費傾向を鑑みて、店内の展示や試着の強化やイベント開催を行い、存在意義を「商品売り場→体験の場」にシフトさせている。
小売店の存在価値
D2C戦略は裏を返せば小売店の軽視だ。2023年3月、ナイキは北米の小売店に商品販売のルールを発表した。今後、人気商品は「厳守: 厳正な抽選実施(早い者勝ち×)/発売日」「禁止: 賞品化/転売業者への販売」「推奨: ナイキアプリ経由/販売数制限」の下で販売される。
D2C戦略の失敗
一方、実は小売店切りは失敗に終わった。2023年、ナイキはディックズ・スポーティンググッズ、フットロッカー、ヒビットスポーツ、DSW等と会員制度の乗り入れ等の契約を結んだ。
スニーカーの購入方法
優先順位(日本>海外)
スニーカー探しはまずは日本だ。関税や送料の追加コストからまずは日本で探すのが良い。日本は世界指折りのスニーカー市場だ。超レアアイテムすらも日本の市場に出回る可能性はある。
最良の購入方法(現地店舗)
ナイキの人気/限定商品(High Heat)
2023年3月、ナイキは北米の小売店に商品販売のルールを発表した。今後、人気商品は「厳守: 厳正な抽選実施(早い者勝ち×)/発売日」「禁止: 賞品化/転売業者への販売」「推奨: ナイキアプリ経由/販売数制限」の下で販売される。詰まる所、レアスニーカーはほぼ100%抽選になる。
通常商品(General Release)
一方、ナイキの通常商品と他メーカー品はこれまで通り早い者勝ちだ。そのため、最良の購入方法は「オンライン購入(店舗受取)」となる。オンライン購入(店舗受取)の場合、購入者は「1.豊富な品揃えからの商品選択」「2.送料不要」「3.大幅な免税」の恩恵を受けられる。つまり、具体的な流れは「オンラインストアで購入」→「渡米時に指定店舗で受取」→「日本に持ち帰る」となる。
各店舗の品揃えの特徴
NBA | NCAA | スニーカー | |
オフィシャルストア | ◎ | ◎ | – |
メーカー直営店 | △ | △ | ◎ |
スポーツ用品店 | 〇 | 〇 | × |
ブティック | △ | △ | ◎ |
アパレルチェーン | △ | △ | 〇 |
スニーカーチェーン | △ | × | 〇 |
ファンショップ | △ | △ | × |
デパート | △ | △ | × |
リサイクルショップ | △ | △ | × |
ディスカウントストア | △ | △ | △ |
主な店舗の「NBAグッズ」「NCAAグッズ」「スニーカー」の充実度は上記の通りだ。二重丸は絶対に外せない。その他は「行けたら行く」でOKだ。
コスト(関税/送料/売上税)
関税(持帰り)
- 免税: 海外小売価格20万円以下
- 簡易税率: 海外小売価格20万円以上
課税価格: “超過分”6割×関税率15%(衣類)
例: 合計金額21万円
超過分1万円×60%×15%=900円 - 一般税率: 商業利用判定
課税価格: (商品代+送料+保険料)×6割
関税率: 10%前後
現地購入品物の持帰りは「合計購入金額20万円→免税」「合計購入金額20万円以上→超過分に課税価格(海外小売価格6割)×関税率15%の課税」となる。
関税(取寄せ)
- 免税: 課税価格1万円(海外小売価格16,666円)以内
課税価格: 海外小売価格60%
16,666円×60%=約9,999.6円 - 簡易税率: 課税価格~20万円以下
課税価格: 海外小売価格6割×関税率10%(衣類) - 一般税率: 商業利用判定
課税価格: (商品代+送料+保険料)×6割
関税率: 15%前後
購入品の取寄せは「課税価格1万円以下(購入金額16,666円)→免税」「~20万円程度→海外小売価格6割×関税率10%(衣類)」となる。
国際送料(欧米→日本)
送料はサイズと重量で決まる。衣類の欧米-日本間は$15~だ。
売上税
各州は日本の消費税相当の売上税を設けている。税率は概ね8%だ。そんな中、北西部のオレゴン州とモンタナ州は売上税を設けていない。実際、ワシントン州民は大きな買い物時はいずれかの州に足を運んでいるようだ。
荷物の持ち帰り
手荷物
- レガシーキャリアのエコノミークラス
普通サイズのバックパック
Sサイズスーツケース(三辺115㎝以内) - LCCのエコノミークラス
バックパック程度
手荷物は飛行機の客室内の持込み荷物だ。搭乗客は指定内の「サイズ」×「重さ」×「個数」の荷物を機内に持込める。許容範囲は「航空会社」「搭乗クラス」「国際線/国内線」で異なる。相場は「レガシーキャリア: 普通サイズのバックパック+Sサイズスーツケース」「LCC: バックパック」程度だ。制限オーバーの荷物は受託手荷物 or 有料持込みとなる。つまり、LCC利用時の手荷物関連の追加料金はほぼ必至だ。
一応、LCCの機内持込み対応のSSサイズのスーツケースもある。
受託手荷物
- レガシーキャリアのエコノミークラス
サイズ: 三辺合計150~298㎝
重量: 15~30㎏
個数: 1~2個 - LCCのエコノミークラス
バックパック程度
受託手荷物は飛行機の貨物室保管の荷物だ。搭乗客は手荷物制限オーバーの荷物を受託手荷物として航空会社に運んでもらえる。許容範囲は「航空会社」「搭乗クラス」「国際線/国内線」「飛行機のサイズ」で異なる。当然、LCCは受託手荷物にも厳しい。制限オーバーの荷物は追加料金 or 拒否となる。
最も重要な点が施錠だ。米国出入国時の受託手荷物は無施錠orTSAロック(別名TSロック)施錠のみ推奨されている。米国の運輸保安庁(TSA)は受託手荷物を「TSA式錠→特殊器具」「非TSA式錠→破壊」で開閉して中身を検査している。言わずもがな、無施錠の選択肢は有り得ない。つまり、受託荷物予定のカバンの施錠型式の事前確認は必須だ。一方、現在、多くの海外旅行用カバンはTSAロックを採用している。また、取付式の南京錠等も売られている。
別送品
- USPS
- UPS
- DHL
- Fedex
- ヤマト
別送品は「旅行先→日本」の発送品だ。旅行者は日本帰国時に「携帯品・別送品申告書(帰国便内配布)」に別送品の有無を申告しなければならない。発送品は無申告or本人の帰国後6ヶ月以上経過の場合は関税に輸入品として扱われて課税の対象となる。
支払方法: クレジットカード
多くのウェブサイトは支払方法にクレジットカードを指定している。そして、クレジットカードは原則的に本人名義でなければならない。海外のまともなサイトは「会員登録者とクレジットカードの名前が異なる」→「不正利用の疑い」の判断で決済を止めてしまう。つまり、親のクレジットカードの使用はトラブル回避のためにも好ましくない。
そもそもの話、クレジットカードは渡航認証ESTA/eTA指定の支払方法のため必須だ。要するに、北米行きの飛行機への搭乗すらクレカ無しでは不可能である。
初クレカは楽天カードで良い。兎にも角にもポイントが貯まる。楽天Pは「楽天Pay(1%)+楽天カードチャージ(0.5%)+楽天ポイントカード/他ポイントカード提示(0.5~1%)」の三重取りで還元率2~2.5%以上になる。「入会特典」「スーパーポイントアッププログラム」「ボーナスポイント」等の大量ポイント獲得機会も多い。詰まる所、入会特典数千Pだけでも得だ。年会費も永年無料なので損も無い。
旅費稼ぎの定番はやはり治験ボランティアだ。募集は通院の数万円程度から入院の数十万まである。睡眠アプリや健康食品もある。日程もフレキシブルに富んでいる。
日本のスニーカー販売店
メーカー直営店
ナイキ
- 実店舗(30店)
旗艦店(2店)
World Flight of Tokyo Sibuya: ジョーダン専門店
RISE(2店): 競技志向
UNITE*: 家族向け
Well-Collective(2店): 健康志向
Factory Store: アウトレット - 会員: 有
- アプリ: SNKRS
- NBAシグニチャーシューズ
ナイキ: レブロン・ジェームス/ケビン・デュラント/ポール・ジョージ/ヤニス・アデトクンボ/ジャ・モラント/デビン・ブッカー(予定)
ジョーダン: ラッセル・ウェストブルック/ルカ・ドンチッチ/ザイオン・ウィリアムソン/ジェイソン・テイタム
近年、ナイキはD2Cに舵を切っている。同社は「自社製品を小売店を介さずに直接顧客に届けたい」と考えている。そのため、実店舗は商品売場から体験の場に役割を変えている。ファクトリーストアも強化対象だ。”アウトレット”はそもそも在庫処分+新規顧客獲得を目的としている。つまり、各メーカーは新規顧客の最初の商品として売残りや試供品を安価で提供している。そして、掘出物探しはトレジャーハントで一種の体験だ。一方、現在は試行錯誤中だ。名称やコンセプトの変更も頻発している。2022年にはナイキラボMA5の閉店もあった。
コンバース
- 実店舗
CONVERSE TOKYO(11店)
Factory Store(2店)
White atelier BY CONVERSE(2店) - 会員: 有
- アプリ: 有
- NBAシグニチャーシューズ
無し
コンバースは日米で99%違う。同ブランドは2000年代前半に経営破綻からナイキ社傘下に入った。そして、その際に日米の商標権取得会社の米コンバース社(ナイキ社傘下)とコンバースジャパン社(伊藤忠商事傘下)の関係性が断絶した。以降、両社はそれぞれの商圏で独自に商品を製造販売している。一応、二者間の情報共有等は行われているようだ。
アディダス
- 実店舗
ブランドコアストア
オリジナルスショップ
-旗艦店: 原宿
ファクトリーアウトレット - 会員: AdiClub
- アプリ: 有
- NBAシグニチャーシューズ
デリック・ローズ(2009-)/デイミアン・リラード(2012-)/ジェームス・ハーデン(2016-)/ドノバン・ミッチェル(2017-)/トレイ・ヤング(2018-)/アンソニー・エドワーズ(2021-)*
アディダスも一部商品の「アプリ経由抽選」「会員限定/先行販売」「オンライン/店舗限定販売」「送料無料(会員限定)」等でD2Cに傾いている。近年は1990年代半ば~2000年代のバスケットボールシューズ再販が目立つ。実店舗は「ブランドコアストア」「オリジナルスショップ」「ファクトリーアウトレット」が存在する。
アンダーアーマー
- 実店舗
旗艦店: UA Brand House
アウトレット店: UA Factory House - 会員: UAリワードアプリ
- アプリ: UAリワードアプリ
- NBAシグニチャーシューズ
ステフィン・カリー(2013-)
アンダーアーマーは幸か不幸かスニーカーブームと無縁だ。機能性は優れている。注目はカリーブランドだろう。実店舗は「ブランドハウス(都市部)」と「ファクトリーハウス(モール内)」がある。一部の商品はアンダーアーマーストア限定販売だ。2023年4月、UAリワードアプリが始まった。
プーマ
- 実店舗
PUMA STORE(8店)
SHOP IN SHOP(26店)
COBRA PUMA GOLF(12店)
OUTLET STORE(30店) - 会員: 有
- アプリ: 有
- NBAシグニチャーシューズ
ラメロ・ボール/スクート・ヘンダーソン(2023-)
プーマはアスレジャー志向で動いている。近年の目標は若者向けの普段使い可能な運動着だ。言い換えれば、製品は着用者の競技力発揮にフルコミットで製造されていない。当然、店舗の棚はファッションアイテムで埋め尽くされている。実店舗はショップインショップとアウトレット店偏重だ。
ニューバランス
- 実店舗
OFFICIAL STORE(20店)
Concept Store(1店)
OUTLET STORE(27店) - 会員: 有
- アプリ: 有
- NBAシグニチャーシューズ
ラメロ・ボール/スクート・ヘンダーソン(2023-)
ニューバランスは日米で「日本: カジュアルファッションの定番」「米国: 多種多様なコラボ連発でリブランディング中」とかなり違う。当然、商品ラインナップも日米間でかなり違う。一応、日本にも「元バスケットボールシューズ『550』激推し」の波だけは到達している。一方、残念ながら競技用バスケットボールシューズの停滞は世界共通だ。新作のペースは遅い。エースエンドサーのカワイ・レナードは欠場がちで役割を全うできていない。今後の注力加減はジャマール・マリー、ザック・ラビーン、タイリース・マキシーの活躍次第だろう。一部の実店舗はシューズフィッティングに対応している。
リーボック
リーボックは過去のシグニチャーシューズやエンドサーアイテムを売っている。2023年、約10年振りのバスケットボールシューズライン復活が発表された。
中国ブランド
アンタ(ANTA)
アンタはグローバル展開に消極的だ。現在、クレイ・トンプソンのシグニチャーシューズはクレイ・トンプソンの公式サイトで販売している。
リーニン(Li-Ning)
リーニンは唯一日本進出を果たしている。公式オンラインストアは「アマゾン」と「アリエクスプレス」にある。「Way of Wade」も
ピーク(PEAK)
ピークは複数の国のオンラインストアを持っている。オーストラリアとフランスは「英語」「海外発送可」だ。
リゴラー(Rigorer)
リゴラーは日本への商品発送に対応していない。
エックステップ(Xtep)
エクステップは「アリエクスプレス」に公式オンラインストアを開設している。
361°
361°は「アリエクスプレス」に公式オンラインストアを開設している。公式サイトは北米、欧州、豪州版はある。いずれも日本への商品発送を行っていない。
専門店
スニーカーブティック/セレクトショップ(抽選有)
日本発(店舗) |
atmos(全国+NY/PHI/DC+アジア諸国) 日本発のアトモスは2020年に名店UBIQを買収し、フィラデルフィア店とワシントンD.C.店をアトモス化したものの、2021年にフットロッカーの傘下に入った。 |
Billy’s ENT(全国) ビリーズエンターは東京文化の発信をコンセプトにしている。 |
mita sneakers(東京) ミタスニーカーズは特徴的な商品展示の金網で知られている。 |
YAMAOTOKO(東京) 山男は1985年創業の上野の名店だ。バスケットボールシューズの取扱いも多い。 |
A+S(東京) A+S(アーキテクチャ&スニーカーズ)は幅広いブランドを取り扱っている。 |
海外発(店舗) |
BAIT(東京/大阪×2+LA×4/SF/SD/DEN/POR) バイトはNBA、アニメ、映画、音楽アーティスト等のコラボグッズで知られている。 |
Dover Street Market(東京+NY/LA+アジア+欧州) DSMはコムデギャルソンの川久保玲のセレクトショップだ。第一号店はNYにある。 |
KITH(東京+NY×5/LA×2/MIA×2/TOR等+欧州) キースは昨今のスニーカーシーンのトップランナーだ。創業者ロニー・フィーグ(Ronnie Fieg) は過小評価のスニーカーを世間に再評価させてきた。 |
UNDEFETED(東京/大阪+LA×5/NY/LV/PHX) アンディフィーテッドは2006年来日の古株だ。同店は非常に珍しくオリジナルブランド商品でも成功を収めている。2023年、大半の日本の店舗は当時の運営会社の方針で閉店となった。 |
UNION(東京+LA) ユニオンはストリートファッションの草分け的存在だ。NYCの一号店は閉店してしまった。 |
ブティックやセレクトショップは大きく「スニーカー専門店」「ファッション系」「スケートボード系」に分かれる。有名店は「限定商品」や「オリジナルコラボ品(別注品)」の販売もある。抽選は「方法: アプリ/公式サイト/SNS/店頭」「ドレスコードの有無」と店舗次第だ。
「シューライフ」はアトモス創業者の本明秀文氏の自伝だ。前インターネット時代の情報は中々残っていない。そんな中、同著は米国と日本のスニーカーシーンについて生き字引自らの言葉によってまとめられている。
バスケ専門店
バスケ専門店はバスケットボールシューズを取り扱っている。
スニーカープラットフォーム/マーケットプレイス
その他 |
スニダン(東京/大阪+買取/持込み店舗) |
Flight Club(NY*/LA/MIA) -は「レアスニーカーが手に入る場所」のコンセプトで始まった。 |
StockX(東京+NY+香港) ストックXは直近5年のスニーカー売買を加速させた。2022年末時点、全3店はドロップ限定店として運営されている。 |
Kicks Crew キックスクルーは中国ブランド製品も取り揃えている。 |
スニーカープラットフォームは「スニーカーの買取&販売」「スニーカーの委託展示」を行っている。基本的に商品はデッドストック(新品未使用)+真贋鑑定済みだ。最大の有名所は「スニダン」だろう。一部の店舗は商品の買取/持込み専門店として運営されている。
ヴィンテージスニーカー専門店
ヴィンテージスニーカー専門店は1970年代~の商品を販売している。
一般小売店
スポーツ用品店
スポーツ用品店は「主要メーカーのバスケットボールシューズ」を取り扱っている。品揃えは良くはない。狙い目はセールだ。
靴屋チェーン
- ABCマート
- チヨダ
東京靴流通センター/靴チヨダ/シュープラザ - イオン系: Asbee等
靴屋チェーンは低価格帯商品をマス向けに売っている。ABCマートは申し訳程度に人気スニーカーやバスケットボールシューズを取扱っている。狙い目は一般流通品の在庫処分の大幅値下げだろう。
ECサイト(総合/ファッション系)
最大手の総合ECサイトはバスケットボールシューズやレアスニーカーを売っている。メーカーやスポーツ用品店の公式店も出店している。そして、最大の長所はポイントサービス、クーポン、セールだ。短所はスニーカーの雑な価格設定や真贋チェック無しである。つまり、ECサイトは一般流通品の割引購入向けだ。
総合リサイクルショップ/古着屋
リサイクルショップと古着屋はスニーカーを取り扱っている。狙い目は数年前発売のバスケットボールシューズだ。ほぼ新品の状態が定価の7~8割程度で売られている。
フリマサイト(CtoC)
- メルカリ
- ヤフオク
- PayPayフリマ
- ラクマ
- モバオク
フリマサイトはスニーカー探しの鉄板だ。相当数が出品されている。レアスニーカーは「過去の取引確認可」と「マニアや転売屋の出品」から妥当な価格で出回っている。バスケットボールシューズはサイズ間違い等で投げ売られている。型落ち品の横流しもある。そして、最大の問題は偽物や詐欺だ。特に「破格品」「デザインの違和感」「変な日本語」「商品名の間違い」の品は怪しい。しかも、各所は偽物や詐欺対策を謳いながらも最も重要な商品到着後の返金要求には頑なに応じようとしない。
北米のスニーカー販売店
メーカー直営店
メーカー直営店
メーカー直営店は限定スニーカーを定価で置いている。一方、近年、実店舗は「商品売り場→体験の場」に変わりつつある。昨今、消費者達は実店舗で実物をチェックし、実際の商品の購入をオンラインで済ませている。そのため、実店舗側は通称「ショールーム化」の消費傾向を鑑みて自ら店内の展示や試着の強化を始めた。新型店舗は最新のテクノロジー、ワークショップ、展示、内外装等の仕掛けが施されている。むしろ、最近は専ら商品数も少なくなっている。今後、体験が訪店の目的になるかもしれない。
ナイキ(約250店)
- 従来型
旗艦店
World of Flight: フィラデルフィア
NIKE Store: 各地域の拠点店舗 - ユニーク/体験型
ジョーダンストア
NIKE RISE: 競技志向
NIKE Community Store: 家族向け
NIKE Unite: 地域密着
Nike Well Collective(旧LIVE): 健康志向 - アウトレット型
NIKE Factory Store: 直売
NIKE Clearance Store: 大規模セール - その他
エンプロイストア
-オレゴン州ポートランド
-テネシー州メンフィス
※ナイキ従業員 or 従業員の紹介必須
従来型
従来型のナイキストア(NIKE+○○)は基本的には最新商品のみを置いている。大都市の「NIKE+都市名」店は拠点的店舗で地域限定品等も取り扱っている。
ユニーク/体験型
現在の最大の注力所が体験型だ。近年、ナイキはD2Cに舵を切っている。同社は「自社製品を小売店を介さずに直接顧客に届けたい」と考えている。そして、実店舗は商品売場から体験の場に役割を変えている。コミュニティストアは家族連れをターゲットにしている。ユナイトは地域密着を掲げている。ウェルコレクティブは2023年6月に健康関連のリテラシー提供をコンセプトに始まった。2024年、米国初のワールド・オブ・フライト店舗がフィラデルフィアにオープンした。
アウトレット型
現在、アウトレットは強化の対象だ。そもそもの話、実は”アウトレット”は在庫処分+新規顧客獲得を目的としている。つまり、各メーカーは新規顧客の最初の商品として売残りや試供品を安価で提供している。一方、これまで在庫品は小売業者に流されていた。そして、ディスカウントストアやオフプライス店は掘出物を餌に集客を行っていた。無論、掘出物探しはトレジャーハントで一種の体験だ。そんな中、ナイキはD2C戦略で「実店舗の体験の場化」&「小売店切り」の注力を始めた。近年はファクトリーストアとクリアランスストアが増設されている。前者は準新作等をセールで売っている。後者は地域一帯の売残りを集めて叩き売っている。
アディダス(約175店)
- 北米HQ: ポートランド
- 旗艦店(NY)
- 体験型
Halo Concept Store: 女性重視
アディダスもナイキに追従してD2C戦略に舵を切っている。最近は体験型の”ハロー”ストアがドバイやトロントにオープンした。アウトレットも増加している。
アンダーアーマー(約175店)
- 北米HQ: ボルチモア
- 旗艦店
ブランドハウスボルチモア/シカゴ/
アンダーアーマーはD2C戦略にとん挫しつつある。同社は、2021年に販売店数の「1万→2~3000」のカットダウンを打ち出したものの、2023年に新規販売店の開拓を発表した。しかも、NY五番街の巨大旗艦店(a.k.a.D2C戦略の象徴)も新型コロナウィルスの影響で約2年で閉店に追い込まれた。そして、実は西半分は開拓中である。旗艦店型のブランドハウスは「東部: 大都市」「西部: ダラス&ラスベガス」と東半分偏在だ。
プーマ(約100店)
- 北米HQ: ボストン
- 旗艦店: NY5番街
- 提携店
Puma Lab Powered by Foot Locker
プーマは「小売店重視」と「アスレジャー志向」で動いている。2019年、同社はNY5番街の巨大旗艦店開店時にD2C路線を否定した。売上の割合は「自社:小売=3:7」で十分らしい。実際に北米の店舗数は100店程しかない。奇抜な店舗も無い。不足分は2014年からフットロッカー店内のブース設置「Puma Lab Powered by Foot Locker」で賄われている。そして、近年の目標は若者向けの普段使い可能な運動着だ。言い換えれば、製品は着用者の競技力発揮にフルコミットで製造されていない。当然、店舗の棚はファッションアイテムで埋め尽くされている。
ニューバランス(約130店)
ニューバランスはお洒落路線に進んでいる。近年は「ニューバランス×エメレオンドレのコラボ」「スポーツ代理事務所クラッチ・スポーツ・グループ(Klutch Sports Group)のクラッチ・アスレティックス」「元バスケットボールシューズ『550』激推し」と派手な動きが目立つ。一方でボストン拠点+米国産製品も売りだ。そんな中、同社は小売店の自社製品のセール販売に対して難色を示している。理由はブランドの棄損だ。今後、販路の在り方も変わるかもしれない。
スニーカー専門店
※ショップ: バスケ軸限定(スケーター/ファッション軸無)
東海岸拠点(店舗) |
atmos(東京*+NY/PHI/DC+アジア諸国) 日本発のアトモスは2020年に名店UBIQを買収し、フィラデルフィア店とワシントンD.C.店をアトモス化し、2021年にフットロッカーの傘下に入った。 |
Bodega(BOS*/LA) 本店は雑貨屋の外装がなされている。 |
Concepts(BOS*/NY/+米国外) -はボストン発のスニーカーショップだ。 |
Flight Club(NY*/LA/MIA) -は「レアスニーカーが手に入る場所」のコンセプトで始まった。 |
KITH(東京+NY×5/LA×2/MIA×2/TOR等+欧州) キースは昨今のスニーカーシーンのトップランナーだ。創業者ロニー・フィーグ(Ronnie Fieg) は過小評価のスニーカーを世間に再評価させてきた。 |
Sneakersnstuff(STO*+NY/LA+欧州) SNSはデンマーク発だ。東京店は2023年に閉店してしまった。 |
StockX(NY+東京+香港) -はオンラインマーケットプレイスだ。同サイトは直近5年のスニーカー売買を加速させた。2022年末時点、全3店共通で実店舗での商品販売は行われていない。 |
北東部&中西部拠点 |
XHIBITION(CLE×2/DET) エキシビションはクリーブランド発のスニーカーショップだ。 |
NoJo Kicks(DET) ノージョーキックスはデッドストックを取り扱っている。 |
Succezz(CHI) サクシーズは元NBA選手ボビー・シモンズのセレクトショップだ。同選手は2001~03年のワシントン・ウィザーズ時代にマイケル・ジョーダンの影響で起業を意識し、2006-07の怪我全休時に構想を練り上げ、2008年に実際の開業に至った。2020年、NBAオールスター開催時、同店は全8色中のイエロー担当としてジョーダンブランドとコラボを果たした。 |
南部拠点(本店+支店) |
A Ma Maniere(ATL+DC/HOU) -はジェームス・ワイトナー(James Whitner)のセレクトショップブランドだ。同氏はSocial Statusの創業者として知られている。 |
Social Status(ATL/CHA/DET/HOU等) -はジェームス・ワイトナー(James Whitner)のセレクトショップブランドだ。 |
西海岸拠点(本店+支店) |
BAIT(東京/大阪×2+LA×4/SF/SD/DEN/POR) バイトはNBA、アニメ、映画、音楽アーティスト等のコラボグッズで知られている。 |
UNDEFETED(東京/大阪+LA×5/NY/LV/PHX) アンディフィーテッドは2006年来日の古株だ。同店は非常に珍しくオリジナルブランド商品でも成功を収めている。 |
ブティックはスニーカー目当てなら必至だ。有名店はシューズメーカーから「商品の優先的な卸売」や「コラボ商品の展開」等を受けている。そして、近年ではスニーカー取引所も実店舗を構え始めている。
アスレジャーチェーン
フットロッカー系列
主な店 | 備考 | 海外発送 |
Foot Locker 約900店 | 旗艦店: NY&LA House of Hoops付 Puma Lab Powered by Foot Locker | × |
Champs Sports 約500店 | 旗艦店: NY/CHI Champs Sports Homefield: MIA | × |
Footaction | 全店閉店(2023年) | – |
フットロッカー
フットロッカーは世界最大のアスレジャーチェーンだ。約1,800店舗が北米、アジア、中東、オセアニア、ヨーロッパに展開している。結論、特設ブース「ハウス・オブ・フープス」付き店舗は訪店必至だ。地域限定スニーカーが定価で置かれている。House of Hoopsの有無はグーグルマップで確認可能だ。一方、通常店舗は新品と定番商品を扱っているだけだ。訪店意義は薄い。そんな中、2023年3月、約400店舗が2026年までに閉店/リニューアルの運びとなった。つまり、店舗数が厳選される。近い将来、全店舗が訪店必至になるかもしれない。また、2024年、女性対象商品の強化が発表された。
フットロッカーは過去に日本進出に失敗している。1990年代末、数店舗が東京と大阪で数年間だけ運営されていた。一応、同社の日本法人はアトモスの親会社として存在している。
チャンプス・スポーツ
チャンプス・スポーツは一般層向けのショップブランドだ。同ショップブランドはショッピングモールに店舗を構えてファミリーにランニングシューズや地元球団のTシャツを売っている。訪店意義は無い。2023年3月、同年中の125店舗の閉店が決まった。
フットアクション
フットアクションは2023年に廃業した。同チェーンは2004年にフットロッカーのライバルから傘下に入った。一方、コンセプトが定まらなかった。そんな中、新型コロナウィルスが決定打となった。2021年、全店の2023年中の閉店が決まった。その後、オンラインストアはあっさりと閉鎖された。ジョーダンストアもシカゴとNYマンハッタンの2店舗は姿を消した。最後のブルックリンとLAの2店舗も2023年末に閉店した。
2023年10月時点でフットロッカー系列の店舗は激減している。
ヒビットスポーツ
主な店 | 店舗数/旗艦店 | 備考 |
Hibbet Sports* | 約1,000店(南部/中西部) |
ヒビットスポーツは南部のアスレジャーチェーンだ。
アスレティックシューズチェーン
主な店 | 旗艦店 | 備考 |
JD Sports | NY | 英国発 |
Finish Line 約1,000店(全国) | LA | JDスポーツ傘下 |
City Gear* 約130店(南/中西) | ATL? | Hibbet Sports傘下 |
スナイプス(SNIPES)
スナイプス(海外発送×)
スナイプスは独グローバルフットウェアチェーンだ。同社は2019年に「KicksUSA」と「Mr. Alan’s」の買収によって米国進出を果たした。現在、店舗数は欧州450店+米国300店に上る。
エクスプレッションズ(約20店)
エクステンションズはマサチューセッツ州付近にいくつかの店舗を構えている。一応、現在も屋号は残っている。
ジミージャズ(約150店/東海岸)
ジミージャズはNYC出身の人気フットウェアチェーンだ。現在も屋号は残っている。ニューヨーク市ハーレム地区の旗艦店は訪店必至だ。
JDスポーツ
JDスポーツ
英JDスポーツは世界指折りのスポーツ用品店だ。同社は2018年にフィニッシュラインの買収で米国進出を果たし、2020年12月に西部のシュープレイスとナイスキックス(メディア)も購入し、2021年3月に北東部&南部のDTLAも傘下に取り込んだ。その結果、実店舗数は既存店の鞍替えによって既に相当数にのぼっている。
フィニッシュライン
フィニッシュラインは全米最大級の大衆向け靴屋チェーンだ。
シュープレイス
シュープレインスは西海岸拠点のディスカウント系靴屋だ。購買層はヒスパニック系に寄っている。一応、バスケットボールシューズも置いてある。
DTLR
ダウンタウンロッカールーム(DTLR)は米国最大級のストリートウェアチェーンだ。実店舗は北東部と南部に約200店舗もある。バスケットボールシューズの取扱いも多い。
size?
サイズ?は英国のスニーカーブティックチェーンだ。唯一の北米店舗がカナダのトロントにある。
シティギア(City Gear)
シティギアは南部や中西部のフットウェアチェーンだ。オンラインストアはアクセスすら不可能だ。
オフプライスシューズチェーン
主な店 | 日本発送 |
DSW | × |
famous Footwear | × |
WSS 約100店 |
オフプライス小売店
オフプライス小売店は有名ブランドの売残りを安く買い付けてセール価格で販売している。主要メーカーは一応は揃っている。日本未発売品やカラーも当たり前の様に投げ売られている。一方、商品は基本的には売残りだ。ジョーダンやイージーは”納得の”製品が置かれている。一般流通品はカッコいい物もある。
DSW
DSWは全米に500店舗を構えている。現在、同社はナイキとアンダーアーマーと業務提携を結でいる。そのため、両社の品揃えは比較的多い。
フェイマスフットウェア
WSS(元Warehouse Shoe Sale)
WSSは西海岸でヒスパニック系アメリカ人に格安シューズを売っている。同社は2021年にフットロッカーの傘下に収まった。バスケットボールシューズは少なめだ。一応、ジョーダンもある。
スポーツ用品店
ディックズ・スポーティンググッズ(DICK’S SPORTING GOODS)
- 約700店舗(全米)
通常店舗
クリアランスセール店(約20カ所)
-Warehouse Sale Store
-Going, Going Gone - 品揃え
実店舗
-地元プロ球団/同州の代表的な大学/最寄り大学/バッシュ等
オンラインストア
-北米四大リーグ+MLS(全球団)/NCAA D1(全校) - 発送
海外発送×
店舗受取〇 - その他
WNBA業務提携
NIKE業務提携
アンダーアーマー業務提携
最大手ディックズ・スポーティンググッズは「地元プロチーム」「同州の代表的な大学」「最寄り大学」のアパレルを置いている。狙い目は型落ち品のセールだ。絶版の数年前の商品がセールラックに掛かっている。また、最近はアウトレット店舗が爆増中だ。そして、同社は「アンダーアーマー: UA HOVR Breakthruの共同開発(2020)」「WNBA: グッズの取扱い強化(2021)」「ナイキ: サブリナ1限定カラー4色独占販売(2023)」で女子バスケ向け商品の強化に努めている。
アカデミースポーツ+アウトドア(Academy Sports + Outdoor)
- 南部~中西部
- 品揃え
実店舗
-地元プロチーム/同州の代表的な大学/最寄り大学/バスケットボールシューズ等
オンラインストア
-北米四大リーグ+MLS: 全球団
-NCAA D1: 南部/中西部校+人気校 - 発送
海外発送×
店舗受取×
南部や中西部拠点のアカデミースポーツ+アウトドアはNBA球団のスポンサーにも関わらずファングッズに然程注力していない。主力は地域柄でキャンプやハンティングや銃火器だ。
老舗モデルズ・スポーティンググッズは新型コロナウィルスの影響で2020年に全店舗の閉鎖を決めた。現在はオンラインストアのみ稼働している。スポーツオーソリティは2016年に倒産している。
ディスカウントストア
主な店 | 店舗数 |
T.J. Maxx/Marshalls | 約1,200店/約1,000店 |
Ross Dress for Less | 約1,500店 -NE地方とNYに店舗無し |
Gabe’s | 約160店 -20州(東寄り) |
T.J.マックスとマーシャルズ
T.J.マックスとマーシャルズは掘り出し物の産地だ。主な実績は「2016年に数店舗で定価$180/相場$2,000のフラグメントのAJ1($60)」「シュプリームとザ・ノース・フェイスのコラボジャケット(半額)」「NFL選手ビクター・クルーズの未発売シグニチャーシューズ」が挙げられる。激レア品の混入は在庫品の万単位の購入に起因しているそうだ。そして、同社も「トレジャーハント」を客寄せに利用している。
ロス・ドレス・フォ・レス
ロス・ドレス・フォー・レスはNBAグッズを比較的多く仕入れている。新品のTシャツやショーツが$10程度で売られている。
ディスカウントストアは衣類の買い替えにオススメだ。ジョーダンやラルフローレンの靴下8足パックが$10程度で売られている。俺は旅先にはクタクタの靴下やパンツを持って行き、どこかしらのタイミングでディスカウントストアに立ち寄って新品を購入し、持込の衣類は使用後に捨て、洗濯の手間も省きつつ、消耗品類を新調している。
CtoC
スニーカーコンベンション
- CtoCは現金取引のみ
→$10&20札を大量に持って行くのが良い
スニーカーコンベンションはスニーカーの即売会だ。スニーカーコンベンションではマニアや業者がアリーナに集まってスニーカーの売買や交換を行う。最も有名なイベントはスニーカーコン(Sneaker Con)だ。NBAジャージーも売られている。
イーベイ(eBay)
イーベイ(eBay)は米国の老舗フリマサイトだ。多種多様なNBAグッズ、カレッジグッズ、バスケットボールシューズが売られている。日本への発送は売り手次第だ。唯一の注意点はレプリカ(模造品≒偽物)か。
クレイグリスト
クレイグリストは米国のコミュニティサイトだ。NBAグッズやバスケットボールシューズの売買やヤードセール情報の入手が可能である。
補足
ペイパル(PayPal)
- 米国発行クレカ制限突破
- 初利用の店でもクレカや住所の入力不要
→情報入力手間省略
→店側への購入者情報非公開 - 安全(返金制度充実)
- やや得
会費無し
クレカのポイントへの影響無し
全支払いに利用可能クーポン配布
日本円支払いの手数料無し
ペイパルは世界最大級の個人間送金/決済サービスだ。使い方は「クレジットカードや銀行口座をアカウントに登録→支払い時にPayPal支払いを選択」だけである。その後、支払額はクレジットカードや銀行口座から引かれる。最大の使いどころはクレジットカード制限の突破だ。一部のウェブサイトは海外発行のクレジットカードを防犯上の理由で拒否している。また、クレジットカードも国外サイトの決済時に不正利用の判断で止まってしまう。同サービスは代替の決済方法として役に立つ。アカウントの開設&維持は無料だ。
ショッピングモール(複数店舗の消化)
ショッピングモールは複数の店舗のチェックが可能だ。例えば、サンタモニカのショッピング地区には「NIKE(メーカー直営店)」「Foot Locker(アパレルチェーン)」「TJ・マックス(ディスカウントストア)」「Goodwill(リサイクルショップ)」がある。
最も効率的な店舗巡りは「リサイクルショップ(朝)→モール(昼)→チームストア(試合前後)」だ。リサイクルショップは開店時間が午前9時前後と早い。次に、チームストアは試合前後で良い。その結果、日中はショッピングモールや商店街に行くのがベストとなる。
まとめ
今後、スニーカー購入は劇的に変わるかもしれない。極論、スニーカー市場はナイキ市場だ。そんな中、ナイキはD2C戦略で「早い者勝ち撲滅」「実店舗の見直し」「自社アプリ推し」に動いている。そのため、現地の有名店に徹夜で並んでレアスニーカーを購入等はなくなるかもしれない。一方、日本の世界指折りのスニーカー市場を鑑みた際、超レアアイテムですらも日本の市場に出回る可能性はある。そのため、まずは日本で探すのが定石だ。つまり、優先順位は「日本>北米」となる。
TEMUの衣類詰め込み型トラベルピローは「衣類の収納スペース化」&「サイズや弾力調整可」でオススメだ。
Wi-Fi BOXは「ウェブ予約(当日可)→ボックス受取@空港→ボックス返却@空港」で超便利だ。従来のWi-Fiルーターレンタルの「カウンター手続き」「郵送の受取&返却」の手間が無い。しかも、ルーターはモバイルバッテリーにもなる。料金も相場程度だ。
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NBAサマーリーグ
Gリーグ
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参考
Leaked Nike Document Shows Retailer Rules for Releasing Sneakers(complex.com)
‘We’ve chosen both’: How Nike aims to connect DTC and wholesale(retaildrive.com)
株式市場の仕組みでスニーカーを売買?米国発「StockX」日本市場に参入の真のねらいとは(diamond-rm.net)
What to Know about Nike Unite(news.nike.com)
Nike’s Latest Retail Concept Powered by the Pulse of Sport(news.nike.com)
Nike’s New NYC Flagship is the Face of Living Retail(news.nike.com)
Nike’s First East Coast Community Store Opens in Washington, D.C.(news.nike.com)
Asia’s Largest Jordan-Only Store Opens In Hong Kong(footwearnews.com)
Under Armour Plans to Enter More Wholesale Doors as It Aims to Improve North American Business(footwearnews.com)
PUMA BASKETBALL(about.puma.com)
Puma is opening a massive flagship store on Fifth Avenue. Here’s a first look inside(cnbc.com)
Puma Opens New PUMA Lab Powered by Foot Locker(footwearplusmagazine.com)
Puma reportedly hires Jay-Z as face of basketball brand and hands ‘Clyde’ Frazier a lifetime contract(cbssports.com)
Puma is opening a massive flagship store on Fifth Avenue. Here’s a first look inside(cnbc.com)
Foot Locker is closing 400 stores by 2026(edition.cnn.com)
Foot Locker unveils new store concept in ‘critical year’(retaildrive.com)
NBA and Foot Locker announce multiyear partnership(nba.com)
Foot Locker Shutting Down Footaction Stores(solecollector.com)
Champs Sports Announces New Chicago Location(solecollector.com)
Jordan Brand Will Open a Huge All-Jordan Store in Los Angeles(yahoo.com)
Nike Opens First Flight 23 Jordan Store(footwearnews.com)
Rare air? Jordan flagship’s building could sell for $50 million(chicagobusiness.com)
Nike, Hibbett launch connected loyalty membership(retaildrive.com)
Finish Line to Become Exclusive Partner of Athletic Shoes for Macy’s, Both In-Store and Online(corporate.finishline.com)
ABOUT US(jimmyjazz.com)
From swap meets to the fast track: WSS thrives by focusing on selling sneakers in urban neighborhoods(latimes.com)
JD Sports Extends Sneakers Footfold With $325 Million Swoop On Shoe Palace(forbes.com)
Nike will return to DSW stores, website this fall(retaildrive.com)
First Kohl’s, Now DSW: What Under Armour’s New Retail Partnerships Say About the Brand’s Future(yahoo.com)
SUPREME X THE NORTH FACE JACKET SPOTTED AT TJ MAXX FOR OVER 50% OFF(highsnobiety.com)
$2,000 Air Jordans Are Selling for $60 at Marshalls(solecollector.com)
(complex.com)