※2020-21シーズン=イレギュラースケジュール(コロナ禍)
基本情報
- 校名: “The” Ohio Sate University
- 愛称: OSU/Buckeyes
- 所属: ビッグ10・カンファレンス
- 成績

近年の話: V字回復から泥沼でHC解雇
- HC交代(2024)
- NBA輩出
DJ・カートン(2019-20): 2021年ドラフト外
デュウェイン・ワシントンJr(2018-21): 2021年ドラフト外
EJ・リデル(2019-22): 2022年2巡目41位指名
マラカイ・ブランハム(2021-22): 2022年1巡目22位指名
ブライス・センサバー(2022-23): 2023年1巡目28位指名
ジェイミソン・バトル(2023-24): 2024年ドラフト外
ロスター(2024-25) |
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ブルース・トンプソン(Bruce Thornton) ★4 オハイオステイト大学(2022-) |
デビン・ロイヤル(Devin Royal) ★4-5 オハイオステイト大学(2023-) |
タイソン・チャットマン(Taison Chatman) ★4-5 オハイオステイト大学(2023-) -レッドシャツ(2024-25) |
アーロン・ブラッドショウ(Aaron Bradshaw) ★5 ケンタッキー大学(2023-24) トップ編入生(2024) オハイオステイト大学(2024-) |
ショーン・ステュワート(Sean Stewart) ★5 デューク大学(2023-24) 上位編入生(2024) オハイオステイト大学(2024-) |
ミーチィ・ジョンソン(Meechie Johnson) ★4 オハイオステイト大学(2020-22) サウスカロライナ大学(2022-24) NBAドラフトエントリー撤回(2023) NBAドラフトエントリー撤回(2024) 上位編入生(2024) オハイオステイト大学(2024-) |
マイカ・パリッシュ(Micah Parrish) オークランド大学(2020-22) サンディエゴステイト大学(2022-24) オハイオステイト大学(2024-) |
ジョン・モーブリー(John Mobley Jr.) ★4 オハイオステイト大学(2024-) |
退部(2024) |
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ジェイミソン・バトル(Jamison Battle)→選手資格満了 |
フェリックス・オクパラ(Felix Okpara)→テネシー大学 |
ロディ・ゲイルJr(Roddy Gayle Jr.)→ミシガン大学 |
スコッティ・ミドルトン(Scotty Middleton)→シートン・ホール大学 |
近年、オハイオステイト大学は古豪復活を目指している。前HCクリス・ホルトマン(Chris Holtmann)は2017-18の就任1年目のビッグ10・カンファレンスの最優秀コーチ賞獲得から2020-21のAP最高4位と第2シード獲得まで急ピッチでプログラムを再建しながら、まさかのNCAAトーナメント1回戦(vs.オーラル・ロバーツ大学)敗退で勢いを失い、NCAAトーナメント2回戦以上に進めず、2023-24途中に解雇された。その後、現HCジェイク・ディブラー(Jake Diebler)が暫定HCから2024年3月に正HCに昇格した。2024-25、リクルートはかなり良い。

クリス・ホルトマンはガードナー・ウェブ大学とバトラー大学時もカンファレンスのコーチ賞を貰っている。
ビッグ10・カンファレンス
- 名称: Big 10 Conference
- 愛称: B1G
- 設立: 1896年
- 所属校: 18校
- 放送: CBS/FOX/NBC
- HP: www.bigten.org
所属校(大まかな所在地) |
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ラトガース大学(ニュージャージー州)は2020‐21に1991年以来のNCAAトーナメント出場を果たした。 |
メリーランド大学(ワシントンDC)はNBAドラフト指名者のバスト率の高さで知られている。 |
ペンシルベニアステイト大学は1954年にファイナル4に進出している。 |
オハイオステイト大学(コロンバス)はカレッジバスケットボール初期~2000年代にフットボール校ながら栄華を誇っていた。 |
ミシガン大学(デトロイト)は前ポストシーズントーナメント時代~ファブファイブ~HCジョン・ビーラインまでかなり安定している。 |
ミシガンステイト大学(デトロイト)はマジック・ジョンソンとドレイモンド・グリーンの母校だ。 |
パデュー大学(インディアナ州)は近年は3年連続でアップセットを喰らっている。 |
インディアナ大学は1970~90年代30年間の名将ボブ・ナイト時代にバスケ校として一時代を築いた。 |
ウィスコンシン大学は2015年に38勝0敗のケンタッキー大学を破ってNCAAトーナメント決勝に進出した。 |
ノースウェスタン大学(シカゴ)は現HCクリス・コリンズの就任でNCAAトーナメント初出場&初勝利を果たして”じゃない方”の脱却に成功した。 |
イリノイ大学は2005年にデロン・ウィリアムスらの活躍でNCAAトーナメント準優勝を果たした。 |
ミネソタ大学(ミネアポリス)は1980年代のボストン・セルティックスvsロサンゼルス・レイカーズ時代にケビン・マクヘイルとマイカル・トンプソンを送り込んだ。 |
アイオワ大学はルカ・ガルーザが在籍していた。 |
ネブラスカ大学(リンカーン)は2019年のHCフレッド・ホイバーグ就任から侮れない存在となっている。 |
ワシントン大学(シアトル)は多数の地元のキッズをNBAに送り込んでいる。 |
オレゴン大学(ユージーン)は初代NCAAトーナメント王者&NIKEのお膝元だ。 |
UCLAは計11回のNCAAトーナメント制覇を誇る。 |
USC(ロサンゼルス)はリクルートに優れている。 |
ビッグ10・カンファレンスは北東部と中西部の大規模大学計14校を中心としている。近年は”じゃない方”のノースウェスタン大学、ラトガース大学、ネブラスカ大学、ペンステイト大学の下剋上と2024年のパック-12・カンファレンスの4校の加盟で乱世となっている。最大の特徴はフィジカル強度だ。
チーム史
ハロルド・オルセン時代(1922-46)
- NCAAトーナメント準優勝(1939)
- 3位(1946)
- ファイナル4×2(1944&45)
- NBA選手輩出
アニー・ライゼン(1943-46途中): NBAドラフト無し
前ポストシーズントーナメント期
ハロルド・オルセンは1923年と1933年にオハイオステイト大学をビッグ10・カンファレンスのリーグ戦優勝に導いた。
NCAAトーナメント開催の立役者
- 10秒ルール導入(1937)
- NCAAトーナメント開催(1939)
ハロルド・オルセンはNCAAのバスケットボール委員会長としてNCAAトーナメント開催に尽力した。そして、1938-39、オハイオステイト大学はビッグ10・カンファレンスを制覇し、第1回NCAAトーナメントで決勝戦まで駒を進め、オレゴン大学と初代王者の座を争った。

オハイオステイト大学は1970年代まで競合のナショナル・インビテーション・トーナメント(NIT)に出場していない。
アーニー・ライゼン期(1943-45)
1939年のNCAAトーナメント準優勝以降、NCAAトーナメント出場は成績不振で遠のいていた。そんな中、1943年、アーニー・ライゼンが現イースタンケンタッキー大学から編入した。そして、1943-44&1944-45、オハイオステイト大学はビッグ10・カンファレンスを制覇し、NCAAトーナメント1回戦を勝ち上がり、ファイナル4に進出した。

1942-46、ジョージ・マイカン(デポール大学)とロブ・カーランド(現オクラホマステイト大学)の巨人対決の真っ只中だった。以降、バスケットボールはビッグマンのスポーツとなる。アーニー・ライゼンは第三の男として評されている。
終焉(1945-46)
1945-46、アーニー・ライゼンがシーズン途中にプロに転向した。そんな中、オハイオステイト大学はビッグ10・カンファレンスを無事に3制覇し、再びNCAAトーナメント2回戦で敗れ、初開催の3位決定戦でカリフォルニア大学に勝利し、辛うじて前年度以上の成績の結果を残した。その後、ハロルド・オルセンはNBAの前身のBAAシカゴ・スタッグスの初代HCのオファーを受けた。
ティピー・ダイ時代(1946-50)
- エリート8(1950)
- NBA選手輩出
デイブ・シュニッカ―(1946-50): 1950年1巡目4位指名
ロバート・ドナム(1946-50): 1950年下位指名
ニール・ジョンストン(1946-48): 1950年ドラフト外
1946年、スーパー卒業生のティピー・ダイ(Tippy Dye)がACからHCに昇格した。1935-36はフットボール、バスケ、野球の兼部だった。そして、1949-50、オハイオステイト大学はコンセンサス・オールアメリカン1stチームのデイブ・シュニッカーに率いられてビッグ10・カンファレンスを制覇し、AP通信評最終週で2位に評され、NCAAトーナメント出場を果たした。

ニール・ジョンストンはバスケと野球の二刀流で、1948年にMLBフィラデルフィア・フィリーズと契約してマイナーリーグ選手となり、1951年にNBAフィラデルフィア・ウォリアーズのトライアウトを受け、最終的に3度の得点王やリバウンド王でリーグの顔となった。
フレッド・テイラー時代(1958-76)
- 優勝(1960)
- 準優勝×2(1961&62)
- ファイナル4(1968)
- NBA選手輩出
デイブ・ソレンソン(1966-70): 1970年2巡目26位指名
ジョディ・フィニー(1966-70): 1970年下位指名*
エルドン・ミラー時代(1976-86)
- スウィート16×2(1980&83)
- NCAAトーナメント出場×2(1982&85)
- NBA選手輩出
ケルビン・ランジー(1976-80): 1980年1巡目4位指名
エリン・ハウゼン(1976-80): 1980年下位指名*
ハーブ・ウィリアムス(1977-81): 1981年1巡目14位指名
ジム・スミス(1977-81): 1981年下位指名
ケニー・ペイジ(1977-78): 1981年下位指名*
カーター・スコット(1977-81): 1981年下位指名*
クラーク・ケロッグJr(1979-82): 1982年1巡目8位指名
グランビル・ウェイターズ(1979-83): 1983年2巡目39位指名
トニー・キャンベル(1980-84): 1984年1巡目20位指名
クリントン・スミス(1982-83): 1986年下位指名
デニス・ホプソン(1983-87): 1987年1巡目3位指名
ブラッド・セラーズ(1983-86): 1986年1巡目9位指名
ジム・オブライアン時代(1997-2004)
- ファイナル4(1999)
マイケル・レッドとファイナル4(1997-99)
- マイケル・レッド(1997-2000): 2000年2巡目43位指名
- ケン・ジョンソン(1997-2001): 2001年2巡目41位指名
1997年、ジム・オブライアン(Jim O’Brien)がHCに就任した。開幕前、マイケル・レッド以外に見所の無いバックアイズは全く期待されていなかったが、1998-99、レッドがチームをビッグ10内12勝4敗に導き、NCAAトーナメント3回戦で第1シードのオーバーン大学を破り、ロン・アーテスト&St.ジョーンズ大学も撃破し、ファイナル4進出を果たした。
弱体化の一途(1999-2004)
しかし、翌1999-2000、オハイオステイト大学は主力全員残留で開幕前にAP通信で3位に評されながらNCAAトーナメント2回戦でマイアミ大学(フロリダ)にアップセットを喰らって失意のままにシーズンを終わった。その後、マイケル・レッドの離脱、2000-01と2001-02は下位ラウンド敗退、翌2シーズンはNCAAトーナメント出場すら果たせず、弱体化の一途を辿った。
不当解雇&不正発覚(2004)
無実の罪で解雇
2004年6月、運動部局長アンディ・ガイガー(Andy Geiger)のリクルート不正疑惑が浮上した。不正内容は短大生アレクサンダー・ラドヤビッチへの$6000の貸与だ。NCAAは家族以外の人間が選手に金銭の援助をすることを禁じている。そして、その際、ジム・オブライアンも黙認で解雇された。一方、結局、同県はNCAAが「当該選手はプロ経験者(=NCAAのプレー資格無し)→金銭貸与とリクルートは無関係」との主張を認めたため不正にはならなかった。
新事実の発覚
しかし、新たな不正のボバン・サボビッチ(1998-2002)への金品譲渡はNCAAの規則違反となった。その結果、オハイオステイト大学は「観察処分×3年間」「NCAAトーナメント出場報酬返金」「当該選手出場の全試合の記録抹消」の処分を受けることとなった。
大きな代償
一方、ジム・オブライアンは「無実の罪で不当解雇された」とオハイオステイト大学に訴訟を起こし、見事$2.4万の賠償金を勝ち取ったものの、ボバン・サボビッチの件でNCAAから5年間(その後に2年間に減刑)のショーコーズを科せられた。ショーコーズ間にコーチを務める場合、当該人物はNCAAに定期報告の義務が発生する。そのため、ショーコーズ中はほぼ”干された”状態になる。

その後、ジム・オブライアンは2011年にNCAA D3校のHCに就任した。
サド・マッタ時代(2004-17): 4度の優勝チャンス
- 準優勝(2007)
- ファイナル4(2012)
- エリート8(2013)
マクドナルド・オール-アメリカン&1巡目指名選手トリオ(2006-07)
- グレッグ・オデン: 2007年1巡目1位指名
- マイク・コンリー: 2007年1巡目4位指名
- ディクアン・クック: 2007年1巡目21位指名
2006年、オハイオステイト大学は4年生主体の”カレッジ”チームから3人のマクドナルド・オールアメリカンを擁するスーパーチームに変貌したのだ。
2006-07、上記3名がチームの中枢を担ったバックアイズは着実に白星を重ねたが、一方で優勝候補に挙げられていたノースカロライナ大学、フロリダ大学、ウィスコンシン大学とのビッグゲームは全て落としていた。
しかし、シーズンが進むに連れて自身の才能を伸ばしたバックアイズはビッグ10内で12連勝を記録し、最終的にはビッグ10を15勝1敗で終え、カンファレンストーナメントも優勝を果たし、その中でウィスコンシン大学から2回白星を奪った。
そして、本戦、バックアイズはゼイビア大学やテネシー大学との接戦を制し、ファイナル4ではジェフ・グリーンとロイ・ヒバートを擁するジョージタウン大学を撃破して決勝戦進出を果たしたのだが、アル・ホーフォード、ジョアキム・ノア、コーリー・ブリューワー等合計6名の将来のNBA選手を擁するフロリダ大学に敗れて準優勝に終わった。

2006年、オハイオステイト大学はリクルートランキングでは第2位だった。第1位はタイ・ローソン、ウェイン・エリントン、ブランドン・ライト+フォースター2名のノースカロライナ大学だ。第3位にはケビン・デュラントとDJ・オーガスティンのテキサス大学がついていた。
エバン・ターナーと転換期(2007-10)
- コスタス・クーファス(2007-08): 2008年1巡目23位指名
- エバン・ターナー(2007-10): 2010年1巡目12位指名
- ジョン・ディエブラ―(2007-11):2011年2巡目51位指名
- バイロン・ミュレンズ(2008-12): マクドナルド・オールアメリカン
- ウィリアム・ブフォード(2008-09): 2009年1巡目24位指名
高評価の選手の獲得は必ずしも勝利に結びつく訳ではなかった。オハイオステイト大学は「不出場(2007-08)」「アップセット1回戦敗退(2008-09)」に終わった。一方、2009-10、同校はエバン・ターナーの最優秀選手獲得の孤軍奮闘振りでビッグ・10・カンファレンスをRSとCTの両方で制覇してスウィート16にまで勝ち進んだ。
不運な優勝候補(2010-13)
優勝候補(2010-11)
2010年、オハイオステイト大学は経験豊富な上級生にトップリクルートのジャレッド・サリンジャーとディショーン・トーマスを加え、開幕前から優勝候補に挙げられ、実際に開幕24連勝を記録し、堂々の第1シードでNCAAトーナメントに臨んだ。そんな中、3回戦、泥仕合の末、ケンタッキー大学のブランドン・ナイトのタフショットが決まり、またしても優勝は幻に終わった。
ファイナル4
翌2011-12は4年生離脱とリクルート不振で戦力ダウンとなった。そんな中、オハイオステイト大学はジャレッド・サリンジャーとディショーン・トーマスの力でB1G内を1位で切り抜け、第2シードから順調に勝ち上がり、準々決勝で将来のNBA選手6名のシラキュース大学を突破し、ファイナル4進出を果たした。その後、両エースがカンザス大学にFG8/33と完璧に抑えられてしまった。
再びの優勝候補
2012-13、オハイオステイト大学はジャレッド・サリンジャー以外の残留で優勝候補の一角ではあった。一方、準々決勝、対戦相手は絶頂期のウィチタステイト大学だった。そして、接戦の末、結局はエリート8に終わった。
リロード(2014-17)
- ディアンジェロ・ラッセル(2014-15): 2015年1巡目2位指名
- キエイタ・バイテス・ジョップ(2014-18): 2018年2巡目48位指名
- ジェイショーン・テイト(2014-18): 2018年ドラフト外
- マイカ・ポッター(2016-18): 2021年ドラフト外
以降、オハイオステイト大学は優勝候補から遠ざかった。2014年、リクルートは全米トップレベルだった。そのため、2014-15はジャレッド・サリンジャー学年の残党+フレッシュマントリオでそこそこの成績ではあった。一方、結局はNCAAトーナメント2回戦敗退に終わった。その後、大半の戦力も選手資格消費やプロ転向で消えた。2015-16と2016-17、平均得点はNCAA D1下位に沈んだ。そして、サッド・マッタは健康状態を理由に解任となった。
クリス・ホルトマン時代(2017-24途中)
- NCAAトーナメント出場×4(2018、19、20、21)
- NBA輩出
DJ・カートン(2019-20): 2021年ドラフト外
デュウェイン・ワシントンJr(2018-21): 2021年ドラフト外
EJ・リデル(2019-22): 2022年2巡目41位指名
マラカイ・ブランハム(2021-22): 2022年1巡目22位指名
ブライス・センサバー(2022-23): 2023年1巡目28位指名
ジェイミソン・バトル(2023-24): 2024年ドラフト外
HCクリス・ホルトマン(Chris Holtmann)は勝負弱かった。2017-18、同氏は就任1年目ながらビッグ10・カンファレンスの最優秀コーチ賞獲得の働きぶりを見せてチームをNCAAトーナメントに復帰させた。その後、2020-21、同校はAP最高4位と第2シード獲得で優勝候補に挙げられながらNCAAトーナメント1回戦でオーラル・ロバーツ大学に歴史的アップセットで会場を後にした。以降、風向きが変わった。2022-23、成績はリクルートの成功に反比例して負け越しとなった。そして、2023-24途中、三行半が突き付けられた。
現地観戦
コロンバス(オハイオ州)
規模 | 標準時間 時差 | 気候 (11~3月) | 観光 |
地方都市(小) | 東部標準時 -14時間 | 最高気温: 10℃ 最低気温: -5℃ | – |
コロンバスは実質的にはオハイオステイト大学の町だ。同市は一応はオハイオ州の州都を務めている。一方、経済規模はクリーブランドとシンシナティに次ぐ3番目だ。公共交通機関は申し訳程度の路線バスに留まっている。
アクセス
日本→五大湖エリア
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- シカゴ: 本数(多)
- デトロイト: 航空券代(やや高)
- トロント: カナダ→米国の入国審査(要)
直行便はトロント、デトロイト、シカゴに就航している。所要時間は片道14時間程度だ。最も現実的な出入国口は運行本数的にシカゴだろう。つまり、非直行便都市の行き方は「日本→シカゴ→目的地」となる。無論、出入口は必ずしも上記の3都市の必要はない。シアトル、ポートランド、ミネアポリス、NY、ボストンも時と場合によっては入国地となり得る。格安航空券はいくつかの売残り席を繋いで目的地に到着する。例えば、「成田→クリーブランド」が「成田→ポートランド→ソルトレイクシティ→クリーブランド」となる。
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北米都市→コロンバス
飛行機 | 鉄道 | 長距離バス |
– |
飛行機
「日本-コロンバス」の直行便は無い。「ダウンタウン-ポート・コロンバス国際空港」の移動は路線バスor配車サービスだ。
長距離バス
長距離バス範囲(片道7時間以内)の都市は「北: デトロイト/トリード」「北東: クリーブランド」「東: ピッツバーグ」「南: シンシナティ」「南西: ルイビル」「西: インディアナポリス」だ。乗降場はダウンタウンにある。
コロンバス(ダウンタウン)→ホームアリーナ
- 名称: The Schottenstein Center
- 住所: 555 Borror Dr, Columbus, OH
ダウンタウン-ホームアリーナ間の往来は徒歩と路線バスで可能だ。

同市内のNCAA D3オッターべイン大学はジェフ・ギブスと殿堂入りのハロルド・アンダーソン氏の母校だ。
チケット
強豪校のチケットはオンライン購入で良いだろう。チケット売り場はやや混み合う。英語のやり取りも必要だ。チケット価格は強豪校同士の試合でも定価だ。満席率は概ね60~70%程度である。例外的なチケットの高騰や売切れは伝統の一戦やスーパースター選手出場試合だけだ。
グッズ
直営店
- NCAAショップ*
- カンファレンスストア*
- ブックストア: 教科書+アパレル+日用品+土産の雑貨屋
- チームストア(アリーナ/スタジアム併設): 品揃え△
NCAAショップとカンファレンスストアは申し訳程度にオンラインストアを構えている。そして、唯一のオススメはメインのブックストアだ。米国の大学生は基本的に寮やキャンパス付近で生活している。そのため、生活必需品全般がカレッジロゴや名前入りで売られている。立地はキャンパス内or付近にある。サブのブックストアやチームストアは品揃え的に微妙だ。
専門オンラインサイト: ファナティクス系列
ファナティクス社は世界中のスポーツチームのグッズ販売の裏方企業だ。実際、NCAAショップ+カンファレンスストア+チームストアはファナティクス式の設計になっている。一方、同社は世界各エリア向けの自社サイトでそれぞれのエリアの人気スポーツリーグのグッズを販売している。そして、北米系サイトは全NCAA D1校のグッズを取り扱っている。
一般小売店
- スポーツ用品店
Dick’s Sporting Goods - デパート
Macy’s
Nordstorm - ファンショップ
最大手ディックズ・スポーティンググッズは「地元プロチーム」「同州の代表的な大学」「最寄り大学」のアパレルを置いている。狙い目は型落ち品のセールだ。大手デパートチェーン4社はファングッズ/アスレティックアパレルコーナーでカレッジグッズを売っている。ファンショップは全米の人気校のグッズを置いている。
選手個人サイト/SNSアカウント
NILグッズは選手個人のホームページやSNSアカウント等でも売られている。

アパレルはNBAグッズに限ず基本的に初回生産のみだ。アパレル業界は商品の売れ残りを恐れている。そのため、新商品は初回生産(少)&追加生産(無)のリスク回避全振りで作られる。しかも、工場の製造ラインは常に予約で埋まっている。そのため、急な確保が難しい。その結果、人気品すらも滅多に追加生産されない。つまり、河村勇輝選手のグッズはほぼほぼ現品限りだ。
関連記事
五大湖エリア
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トロント(カナダ)
- NBA: トロント・ラプターズ
- Gリーグ: ラプターズ905
- カナダリーグ: NBL(秋冬)
- カナダリーグ: CEBL(夏)
- イベント: Ball Don't Stop Pro Am
シラキュース(ニューヨーク州)
- NCAA D1(強豪): シラキュース大学
- NCAA D1(中堅): ルモイン大学
バッファロー(ニューヨーク州)
- NCAA D1(中堅): バッファロー大学
- NCAA D1(中堅): カニシアス大学
- NCAA D1(中堅): ナイアガラ大学
- NCAA D1(中堅): St.ボナベンチャー大学
デトロイト(ミシガン州)
- NBA: デトロイト・ピストンズ
- Gリーグ: モーターシティ・クルーズ
- NCAA D1(中堅): デトロイト・マーシー大学
- NCAA D1(中堅): オークランド大学
- NCAA D1(中堅): イースタンミシガン大学
アナーバー(ミシガン州)

イーストランシング(ミシガン州)

グランドラピッズ(ミシガン州)
- Gリーグ: グランドラピッズ・ゴールド
- NCAA D1(中堅): セントラルミシガン大学
- NCAA D1(中堅): ウェスタンミシガン大学
ピッツバーグ(ペンシルベニア州)
- NCAA D1(強豪): ピッツバーグ大学
- NCAA D1(中堅): デュケイン大学
- NCAA D1(中堅): ロバート・モリス大学
- 聖地: ジェネバ大学(最初の大学試合開催地)
モーガンタウン(ミシガン州)
- NCAA D1(名門): ウェストバージニア大学
バフィントン(OH&WV州)
クリーブランド(オハイオ州)
- NBA: クリーブランド・キャバリアーズ
- Gリーグ: クリーブランド・チャージ
- NCAA D1(中堅): クリーブランドステイト大学
- NCAA D1(中堅): アクロン大学
- NCAA D1(中堅): ケントステイト大学
- NCAA D1(中堅): ヤングスタウンステイト大学
トリード(オハイオ州)
- NCAA D1(中堅): トリード大学
- NCAA D1(中堅): ボウリンググリーンステイト大学
コロンバス(オハイオ州)

デイトン(オハイオ州)
サウスベンド(MI&IN州)
- NCAA D1(強豪): ノートルダム大学
- NCAA D1(中堅): ヴァルパライソ大学
- NCAA D1(中堅): インディアナ大学フォートウェイン校
インディアナポリス(インディアナ州)
- NBA: インディア・ペイサーズ
- Gリーグ: インディアナ・マッドアンツ
- WNBA: インディアナ・フィーバー
- NCAA D1(強豪): バトラー大学
- NCAA D1(中堅): IUPUI
- NCAA D1(中堅): ボールステイト大学
- NCAA D1(中堅): インディアナステイト大学
- 聖地: NCAA本部&博物館
- 聖地: レジー・ミラー壁画
- 聖地: Carmel High School(高校最大級アリーナ)
- 聖地: インディアナ・バスケットボール殿堂
- 聖地: ニューキャッスル高校
パデュー大学
インディアナ大学
ミルウォーキー(ウィスコンシン州)
- NBA: ミルウォーキー・バックス
- NCAA D1(強豪): マーケット大学
- NCAA D1(中堅): ウィスコンシン大学ミルウォーキー校
ウィスコンシン大学(マディソン)
シカゴ(イリノイ州)
- NBA: シカゴ・ブルズ
- Gリーグ: ウィンディシティ・ブルズ
- WNBA: シカゴ・スカイ
- NCAA D1(強豪): デポール大学
- NCAA D1(強豪): ノースウェスタン大学
- NCAA D1(中堅): ロヨラ大学(シカゴ)
- NCAA D1(中堅): イリノイ大学シカゴ校
- NCAA D1(中堅): シカゴステイト大学
- NCAA D1(中堅): ノーザンイリノイ大学
- プロアマリーグ: Chicago United Pro-Am
- プロアマリーグ: PRO League Chicago(旧Matteson Pro Am)
- プロアマトーナメント: Chi League
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NCAA基礎講座
大学一覧

バスケ留学解説

NCAAの視聴方法






参考
Ohio State Buckeyes School History(sports-reference.com)
Chris Holtmann fired as Ohio State men’s basketball coach(espn.com)
Ohio State officially announces Jake Diebler as men’s basketball head coach(dispatch.com)
March Madness ignited by UW–Madison grad(uwalumni.com)
Arnold D. “Arnie” Risen(hoophall.com)
Former Buckeye William H. “Tippy” Dye Passes Away – Ohio State Buckeyes(ohiostatebuckeyes.com)
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NCAA reduces O’Brien’s penalty to two years(espn.com)
Ohio State fires Thad Matta, announces search for replacement(sportingnews.com)
2006 Basketball Team Rankings(247sports.com)
2014 Basketball Team Rankings(247sports.com)