※2020-21シーズン=イレギュラースケジュール(コロナ禍)
セントメアリーズ大学(カリフォルニア)
- 校名: St. Mary’s College of California
- 愛称: SMC/Gaels
- 所属: WCC
- 成績
2024-25: 29勝6敗(17勝1敗)NCAAトーナメント出場
2023-24: 26勝8敗(15勝1敗)NCAAトーナメント出場
2022-23: 27勝8(14勝2敗)NCAAトーナメント出場
2021-22: 26勝8敗(12勝3敗)NCAAトーナメント出場
近年の話: ゴンザガ大学のライバル
ロスター未定(2024-) |
オーガスタス・マルショリョーニス セントメアリーズ大学(2021-) |
セントメアリーズ大学(カリフォルニア)はゴンザガ大学のライバルとオセアニアコネクションで知られている。近年、両校は互いにウェスト・コースト・カンファレンスのリーグ戦とカンファレンストーナメントのタイトルを分け合っている。現HCランディ・ベネット(Randy Bennet)はマシュー・デラベドバとパトリック・ミルズを連れてきた。

サリューナス・マルショリョーニスは1988年にソ連代表を金メダル獲得に導き、NBAゴールデンステイト・ウォリアーズで最盛期には平均18.9点の活躍を見せ、リトアニア代表として1992年と1996年の銅メダル獲得に貢献し、欧州プレーヤーの先駆けとなった。
ウェスト・コースト・カンファレンス
- 名称: West Coast Conference
- 愛称: WCC
- 設立: 1952年
- 本部: カリフォルニア州サンブルーノ
- 放送: CBS/ESPN
- HP: wccsports.com
所属校(大まかな所在地) |
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ゴンザガ大学(スポーケン)は世界中から選手をリクルートして毎年全米トップレベルのチームを築いている。 |
ワシントンステイト大学(スポーケン)は2000年代のトニー・ベネット就任時に瞬間的に強かった。最も有名な選手はクレイ・トンプソンだろう。 |
ポートランド大学は岡山恭崇氏、伊藤大司選手、渡辺飛勇選手、タヒロウ・ディアバテ(帝京長岡高卒)、山之内ウィリアムス選手と日本と馴染み深い。 |
オレゴンステイト大学(コーバリス)はゲイリー・ペイトン父子を輩出した。 |
セントメアリーズ大学(ベイエリア)はオセアニアとのコネクションで知られている。 |
サンタ・クララ大学(ベイエリア)はスティーブ・ナッシュの母校だ。 |
サンフランシスコ大学(ベイエリア)はビル・ラッセル時代にNCAAトーナメント連覇を達成した。 |
パシフィック大学(カリフォルニア州ストックトン)はジョン・バリーや1998年1巡目1位のマイケル・オロウォカンディの出身校だ。 |
ロヨラ・メリーマウント大学(LA)はポール・ウェストヘッド時代の数々の記録とハンク・ギャザーズの悲劇で知られている。 |
ペッパーダイン大学(LA)は |
サンディエゴ大学はしばしば米国代表やNBA球団のキャンプ地として利用される。 |
ウェスト・コースト・カンファレンスは西海岸のノンフットボール校中心に組織されている。2020年前後、ゴンザガ大学が圧倒的な力を誇っていた。セントメアリーズ大学やサンフランシスコ大学はハイメジャー級の実力を持っている。サンタ・クララ大学も強い。さらに、2024年、ワシントンステイト大学とオレゴンステイト大学がパック-12・カンファレンスの活動休止に伴って加入してきた。一方、強豪ブリガム・ヤング大学が遂にビッグ・12・カンファレンスへ移籍してしまった。
チーム史
ジェームス・ウィーバー時代(1955-62)
- エリート8(1959)
- NBA選手輩出
トム・メシェリー(1957-61): 1961年1巡目7位指名
米国外出身NBAオールスター第1号のトム・メシェリー(Tom Meschery)は満州在住のロシア人家庭に生まれ、第二次世界大戦中を東京近郊の民間人収容所で過ごし、サンフランシスコに移住した。そして、1958-59、SMCはエリート8進出を果たした。

ランディ・ベネット時代(2001-)
- エリート8(2010)
- NCAAトーナメント出場×8(2005、08、12、13、17、19、22、23)
- NBA選手輩出
パトリック・ミルズ(2007-09): 2009年2巡目55位指名
マシュー・デラベドバ(2009-13): 2013年ドラフト外
ジョック・ランデール(2014-18): 2018年ドラフト外
ジョーダン・フォード(2016-20): 2020年ドラフト外
ジョーダン・フォード(2016-20)
ジョーダン・フォードは2019-20にネイスミス・トロフィー(年間最優秀選手賞)の候補50人に選ばれた。
サンフランシスコ大学
- 校名: University of San Francisco
- 愛称: USF/DONS
- 所属: WCC
- 成績
2024-25: 25勝10敗(13勝5敗)
2023-24: 23勝11敗(11勝5敗)
2022-23: 20勝14敗(7勝9敗)
近年の話: NCAAトーナメントの壁突破&HC栄転
- HC交代
トッド・ゴールデン(2019-22) - NBA選手輩出
ジョナサン・モボ(2023-24): 2024年2巡目31位指名
ロスター(2024‐25) |
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ジェイソン・リベラ-トーレス(Jason Rivera-Torres) ★3-4 バンダ―ビルト大学(2023-24) 優良編入生(2024) サンフランシスコ大学(2024-) |
イザエル・シルバ(Isa Silva) ★4 スタンフォード大学(2021-23) カリフォルニアステイト大学ロングビーチ校(2203-24) サンフランシスコ大学(2024-) |
退部(2024) |
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ジョナサン・モボ(Jonathan Mogbo)→NBAドラフトアーリーエントリー |
サンフランシスコ大学はハイメジャー級の実力を持っている。一方、ウェスト・コースト・カンファレンスはゴンザガ大学とセントメアリーズ大学とBYU(2023年脱退)を擁している。そのため、20勝シーズンすらNCAAトーナメント出場は程遠かった。そんな中、前HCトッド・ゴールデン(Todd Golden)は2021-22に遂に絶望的な壁をぶちやぶってNCAAトーナメント出場を果たした。その後、現HCクリス・ガールセン(Chris Gurlfsen)がACから昇格した。
チーム史
ピート・ニューウェル時代(1946-50)
- NIT優勝(1949)
- NIT出場(1950)
- NBA選手輩出
ジョー・マクナミー(1946-50): 1950年1巡目9位指名
ドン・ロフガン(1948-50): 1950年1巡目11位指名
1948-49、サンフランシスコ大学はドン・ロフガンの編入で劇的に強くなり、当時の二大全米1位決定戦のNIT優勝を果たした。一方、翌1949-50、ジョー・マクナミーはおそらく怪我で僅か8試合の出場に留まった。そのため、成績もNIT出場に終わってしまった。

ジョー・マクナミーは1952年にプロキャリアを引退している。理由は不明だ。怪我起因のパフォーマス低下の可能性もある。一方、当時、プロバスケットボールの将来性は保障されていなかった。実際、相当数のカレッジスターがNBA球団のオファーを断って企業リーグを選んでいる。そのため、生活の安定が理由かもしれない。
フィル・ウールパート時代(1950-58)
- NCAAトーナメント連覇(1955&56)
- ファイナル4(1957)
- スウィート16(1958)
- 当時最長連勝記録60連勝
- 黒人選手3名スターター起用@決勝戦(1955)
- NBA選手輩出
KC・ジョーンズ(1951-56): 1955年下位指名&1956年2巡目14位指名
ジェリー・ムレン(1951-55): 1955年2巡目11位指名*
ビル・ラッセル(1952-56): 1956年1巡目2位指名
マイク・ファーマー(1954-58): 1958年1巡目3位指名
元祖ブラックパワー
サンフランシスコ大学はビル・ラッセルとKC・ジョーンズの常勝コンビ中心のディフェンスを武器に1955年と1956年にNCAAトーナメント連覇を達成した。

その後、両者は1958年にボストン・セルティクスでコンビを再結成して合計8度のNBA制覇を共に経験している。
孤軍奮闘
以降、1958年のコンセンサスオールアメリカン2ndチームのマイク・ファーマーがエースを担った。そのため、全米トップレベルの実力は維持された。1956-57&1957-58、いずれもNCAAトーナメントの上位シードを付与されている。一方、3連覇は流石に飛車角落ちでは厳しかった。サンフランシスコ大学は1957年にはNCAAトーナメントの準々決勝で前HCピート・ニューウェルのカリフォルニア大学を制してファイナル4に進みながらカンザス大学のウィルト・チェンバレンの前に為す術無く敗れ、1958年には2回戦で下位シードのシアトル大学のエルジン・ベイラーに好き放題に暴れられてしまった。

当時、元来の大学卒業年以降の選手はNBAドラフトで指名可能になっていた。そのため、レッドシャツや空白期間や入学遅れの選手は選手資格を残しながら指名を受けている。一部の選手は元来の大学卒業年と実際のカレッジキャリア終了年で計2回のドラフト指名を受けている。
ピーター・ペレッタ時代(1960-66)
- エリート8(1964&65)
- スウィート16(1963)
- NBA選手輩出
オーリー・ジョンソン(1961-65): 1965年1巡目8位指名
ボブ・ガイラード時代(1970途中-78)
- エリート8(1973&74)
- スウィート16(1972&78)
- NBA輩出
ビル・カートライト(1975-79):1979年1巡目3位指名
ビリー・リード(1977-80): 1979年&1980年下位指名
ビル・カートライトはルーキーイヤーにオールスター(1980年)に選出され、キャリア晩年にはシカゴ・ブルズで3連覇(1991、1992、1993年)、引退後の2012-13途中にbjリーグの大阪エベッサのHCに就任して17勝11敗の成績を残した。NCAAと大学の調査の結果、1976年以降の選手達の不正な金銭授受が明らかになった。そして、1978年、ボブ・ガイラード(Bob Gaillard)は解雇された。サンフランシスコ大学は1979年に1979-80の観察と1980年のポストシーズントーナメント出場停止処分を受けた。
ダン・ベローミニ時代(1978-80)
- NBA輩出
ウォレス・ブライアントJr(1978-82): 1982年2巡目30位指名
ガイ・ウィリアムス(1978-80):1983年2巡目34位指名
そんな中、ダン・ベローミ二(Dan Belloumini)時代、アシスタントコーチ2名のサム・パーキンス(スーパー高校生)の接待が判明した。そして、サンフランシスコ大学は1980-81の観察処分を言い渡された。
ピーター・バリー時代(1980-82)
- NCAAトーナメント出場×2(1981&82)
そして、ピーター・バリー(Peter Barry)はクリーンに活動しながら2シーズン連続のNCAAトーナメントに導いた。一方、1982年、コンセンサス・オール・アメリカンで1982年1巡目7位指名のクインティン・デイリーが1981-82中にキャンパス内での性的暴行で訴訟となった。そして、毎月推定$5000のブースターやコーチからの授受が明らかになった。そして、学長がバスケ部の活動自粛を発表した。
活動休止中(1982-85)
1982-85、サンフランシスコ大学は男子バスケ部の活動を自粛した。HCピーター・バリーは学長に活動休止決定後の契約継続を告げられたらしい。一方、その後の役割は不明だ。
トッド・ゴールデン時代(2019-22)
Jamaree Bouyea is having a monster senior year for 10-0 San Francisco. Hitting ridiculous pullups from all over, using his slippery handle and explosive change of gears to score inside the arc, and making tons of plays defensively. Definitely going to get NBA looks. pic.twitter.com/jVAvFhpx9J
— Jonathan Givony (@DraftExpress) December 10, 2021
- NCAAトーナメント出場(2022)
- NBA選手輩出
ジャマリー・ブーイェ(2017-22)
HCトッド・ゴールデンは2021-22に遂に絶望的な壁をぶちやぶってNCAAトーナメント出場を果たした。その後、同氏はフロリダ大栄転を決めた。
サンタ・クララ大学
- 校名: Santa Clara University
- 愛称: Broncos
- 所属: WCC
- 成績
2020-21: 21勝13敗(12勝6敗)
2023-24: 20勝13敗(10勝6敗)
2022-23: 23勝10敗(11勝5敗)NIT出場
2021-22: 21勝12敗(10勝5敗)

近年の話: NBA選手2年連続輩出
ロスター未確定(2024-) |
アダム・ボル(Adam Bal) アリゾナ大学(2021-23) サンタ・クララ大学(2023-) NBAドラフトエントリー撤回(2024) |
- NBA輩出
ブランディン・ポジエンスキー(2022-23): イリノイ大学編入生
ジェイレン・ウィリアムス(2019-22): 全体12位指名
近年、サンタ・クララ大学は実力派のWCCで安定した成績を残している。同校は2021-22にジェイレン・ウィリアムス/2022-23にブランディン・ポジエンスキーと共にNCAAトーナメントまであと一歩の所まで迫っている。最大の理由はハーブ・センデック(Herb Sendek)だ。同氏はジェームス・ハーデンのコーチとして知られている。
チーム史
初期
- NBA選手輩出
ケン・シアーズ(1951-55): 1953年下位指名&1955年1巡目4位指名
キャロル・ウィリアムス時代(1970-92)
- NCAAトーナメント出場(1987)
- NBA選手輩出
エディ・ジョー・チャベス(1974-78): 1978年下位指名*
カート・ランビス(1976-80): 1980年下位指名
ロンデール・テウス(1976-80): 1980年下位指名*
マーク・マクナメラ(1977-79): 1982年1巡目22位指名
ビル・ダフィー(1979-82): 1982年下位指名*
ニック・バノス(1981-85): 1985年2巡目32位指名
カート・ランビス&ロンデール・テウス期(1976-80)
1977-78、サンタ・クララ大学はNBAドラフト指名選手4名を抱えて21勝8敗と復活の兆しを見せた。そんな中、1978年、戦力がエディ・ジョー・チャベスのカレッジキャリア終了とマーク・マクナメラのカリフォルニア大学への転校で大幅に落ちた。その結果、以降2シーズン、カート・ランビスとロンデール・テウスは宝の持ち腐れとなった。

カート・ランビスは1981年に1シーズンの海外修行を経てロサンゼルス・レイカーズのロスタースポットを勝ち取り、1980年代にショータイムの一員として4度のNBA優勝に貢献し、「1994-95: コーチ&選手兼任」「1998-99: 暫定HC」と次第にコーチにシフトし、最終的にはコーチやフロントスタッフとして「シャック&コービーの3連覇(2001~03)」「王朝復活(2009)」「新王レブロン・ジェームス(2020)」で5度のNBA制覇を経験している。
ビル・ダフィー期(1979-82)
ビル・ダフィーは1979年にミネソタ大学からサンタ・クララ大学に編入し、1979-80のレッドシャツ後、1981-82にエースとして活躍した。

ビル・ダフィーはプロバスケ選手にならず、スポーツ代理人の道へと進み、自らBDAスポーツマネジメント社を起ち上げ、現在ではルカ・ドンチッチ、ニコラ・ブチェビッチ、ザック・ラビーン等をクライアントに抱えている。
ニック・バノス期(1981-85)
ニック・バノスは1983-84&1984-85にはWCCの1stチーム選出の活躍で在学4年間の計79勝に貢献した。
ディック・デイビー時代(1992-2007)
- NCAAトーナメント出場×3(1993、95、96)
スティーブ・ナッシュ(1992-96)
スティーブ・ナッシュは4年間でチームを3回のNCAAトーナメント出場に導き、1992-93のNCAAトーナメント第1回戦では第2シードのアリゾナ大学をアップセットし、話題を呼んだ。
ロイド・ピアース(1994-98)
ロイド・ピアースもスティーブ・ナッシュと共にサンタ・クララ大学の全盛期を支えた。
サンノゼステイト大学
- 校名: San Jose State University
- 愛称: SJSU/Spartans
- 所属: MWC
- 成績
2024-25: 15勝20敗(7勝13敗)
2023-24: 9勝23敗(2勝16敗)
2022-23: 21勝14敗(10勝8敗)CBI出場
2021-22: 8勝23敗(1勝17敗)

近年の話: ベイエリアのMWC校
- 新HCティム・マイルズ就任(2022)
- プロ転向/転校(2023)
オマリ・ムーア(2019-23)→NBAドラフトEE
ロスター(2024-25) |
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ウィル・マクレンドン(Will McClendon) ★4 UCLA(2021-24) サンノゼステイト大学(2024-) |
チョル・マリアル(Chol Marial) ★4 メリーランド大学(2019-21) オレゴンステイト大学(2021-24) サンノゼステイト大学(2024) |
2022-23、サンノゼステイト大学は初のマウンテン・ウェスト・カンファレンス内勝率5割以上を達成した。同カンファレンスはサンディエゴステイト大学(2023年NCAAトーナメント準優勝)や古豪UNLV所属のカンファレンスだ。NCAAトーナメント出場枠も最大4校に与えられている。実際、通算成績(2013~22年)は20勝138敗となっている。そして、新HCティム・マイルズはMWCの最優秀コーチ賞を獲得した。
マウンテン・ウェスト・カンファレンス
- 名称: Mountain West Conference
- 愛称: MWC
- 設立: 1999年
- 本部: コロラド州コロラドスプリングス
- 放送: CBS/FOX
- HP: themw.com
所属校(主な所在地) |
ワイオミング大学(ワイオミング州)は1942-43にNCAAトーナメントを制覇し、レッドクロスゲームでNIT王者のセントジョーンズ大学を破り、堂々の全米1位に輝いた。近年のNBA選手はラリー・ナンスJrだ。 |
ボイシステイト大学*(アイダホ州) |
コロラドステイト大学*(デンバー) |
エアフォース(コロラドスプリングス) |
ユタステイト大学*(北部)は強豪だ。 |
ネバダ大学リノ校はジャベール・マギーとニック・ファジーカスの母校だ。 |
ネバダ大学ラスベガス校(UNLV)は1990年前後に一世を風靡した。毎年夏、大学はサマーリーグや米国代表キャンプの会場になる。 |
ニューメキシコ大学(アルバーカーキー)は1990年代にNCAAトーナメント常連校だった。 |
サンノゼステイト大学(ベイエリア)はベイエリアで唯一MWC校だ。 |
カリフォルニアステイト大学フレズノ校*はジェリー・ターケニアンやポール・ジョージの母校だ。 |
サンディエゴステイト大学*は2023年にNCAAトーナメント決勝戦まで登り詰めた。2021-22には元帝京長岡高校のタヒロウ・ディアバテがプレーしていた。最も有名な出身者はカワイ・レナードだ。 |
マウンテン・ウェスト・カンファレンスは山岳地帯と西海岸の実力校で組織されている。NCAAトーナメント出場校数は4校(2022)→4校(2023)→6校(2024)とハイメジャー級だ。サンディエゴステイト大学は2023年にNCAAトーナメント準優勝を果たした。古豪のUNLVとニューメキシコ大学は未だにリクルート力を保っている。ネバダ大学、ユタステイト大学、コロラドステイト大学、ボイシステイト大学、ワイオミング大学も強い。そんな中、2026年、加盟校5校が一気にパック-12・カンファレンスに移籍する。一応、ハワイ大学とグランドキャニオン大学が代替校として内定している。
チーム史
ダン・グラインズ(1966-71)
- NBA選手輩出
コービー・ディートリック(1966-70): 1970年下位指名
ダーネル・ヒルマン(1967-69): 1971年1巡目8位指名
SJSUのレジェンドは初代スラムダンクコンテスト王者のダーネル・ヒルマンだ。

ダーネル・ヒルマンは1970年にSJSUを離れてアメリカ陸軍に入隊し、1971年のNBAドラフトで1巡目指名を受け、1977年のスラムダンクコンテストで優勝を果たした。
アイバン・ゲバラ時代(1971-79)
- NBA選手輩出
ウォーリー・ランク(1976-80): 1980年下位指名
アイバン・ゲバラ(Ivan Guevara)はウォーリー・ランクを発掘した。
ビリー・ベリー(1979-89)
- NCAAトーナメント出場(1980)
ビリー・ベリーは1979-80にウォーリー・ランク等の置き土産ロスターで見事にPCCA(現ビッグ・ウェスト・カンファレンス)のカンファレンストーナメントを勝ち上がってNCAAトーナメント出場を果たした。
スタン・モリソン時代(1989-98)
- NCAAトーナメント出場(1996)
- NBA選手輩出
タリク・アブドゥル-ワハッド(1995-97): 1997年1巡目11位指名
1995年、ミシガン大学のタリク・アブドゥル-ワハッドが編入先にサンノゼステイト大学を選んだ。そして、1995-96、同校は10勝16敗(ビッグ・ウェスト・カンファレンス内9勝9敗)ながらカンファレンストーナメントを勝ち切ってNCAAトーナメント出場を果たした。一方、成績は酷かった。通算成績は72勝172敗(勝率29.5%)に終わっている。
デイブ・ボイチック時代(2013-17)
- ブランドン・クラーク(2015-17): 2019年1巡目21位指名
ブランドン・クラークは1年次にMWCの6thマン賞を受賞し、2年次に自慢の運動能力の高さに磨きをかけ、HC交代のタイミングでゴンザガ大学に転校した。
日本と所縁の人物
ビル・カートライト
ビル・カートライトは2012-13途中にbjリーグの大阪エベッサのHCに就任して17勝11敗の成績を残した。
現地観戦
ベイエリア(カリフォルニア州)
アクセス
ホームアリーナ
チケット
ミッドメジャー/ローメジャー校のチケットは会場購入で良いだろう。理由はオンライン購入時の手数料約$10程度の節約だ。概してチケットの購入の手数料は「会場: 無」「オンライン: 有」となっている。ミッドメジャー/ローメジャー校のチケットの売切れはほぼ起こらない。そのため、チケットの事前購入は不要だ。オンライン購入時の手数料は払い損になる。
グッズ
直営店
- NCAAショップ*
- カンファレンスストア*
- ブックストア: 教科書+アパレル+日用品+土産の雑貨屋
- チームストア(アリーナ/スタジアム併設): 品揃え△
NCAAショップとカンファレンスストアは申し訳程度にオンラインストアを構えている。そして、唯一のオススメはメインのブックストアだ。米国の大学生は基本的に寮やキャンパス付近で生活している。そのため、生活必需品全般がカレッジロゴや名前入りで売られている。立地はキャンパス内or付近にある。サブのブックストアやチームストアは品揃え的に微妙だ。
専門オンラインサイト: ファナティクス系列
ファナティクス社は世界中のスポーツチームのグッズ販売の裏方企業だ。実際、NCAAショップ+カンファレンスストア+チームストアはファナティクス式の設計になっている。一方、同社は世界各エリア向けの自社サイトでそれぞれのエリアの人気スポーツリーグのグッズを販売している。そして、北米系サイトは全NCAA D1校のグッズを取り扱っている。
一般小売店
- スポーツ用品店
Dick’s Sporting Goods - デパート
Macy’s
Nordstorm - ファンショップ
最大手ディックズ・スポーティンググッズは「地元プロチーム」「同州の代表的な大学」「最寄り大学」のアパレルを置いている。狙い目は型落ち品のセールだ。大手デパートチェーン4社はファングッズ/アスレティックアパレルコーナーでカレッジグッズを売っている。ファンショップは全米の人気校のグッズを置いている。
選手個人サイト/SNSアカウント
NILグッズは選手個人のホームページやSNSアカウント等でも売られている。

アパレルはNBAグッズに限ず基本的に初回生産のみだ。アパレル業界は商品の売れ残りを恐れている。そのため、新商品は初回生産(少)&追加生産(無)のリスク回避全振りで作られる。しかも、工場の製造ラインは常に予約で埋まっている。そのため、急な確保が難しい。その結果、人気品すらも滅多に追加生産されない。つまり、河村勇輝選手のグッズはほぼほぼ現品限りだ。
関連記事
西海岸エリア

ベイエリア(カリフォルニア州)
- NBA: ゴールデン・ステイト・ウォリアーズ
- Gリーグ: サンタクルーズ・ウォリアーズ
- NCAA D1(強豪): カリフォルニア大学バークレー校
- NCAA D1(強豪): スタンフォード大学
- NCAA D1(中堅): セントメアリーズ大学(カリフォルニア)
- NCAA D1(中堅): サンフランシスコ大学
- NCAA D1(中堅): サンタクララ大学
- NCAA D1(中堅): サンノゼステイト大学
- プロアマリーグ: San Francisco Bay Pro Am Basketball League
サクラメント/ストックトン(カリフォルニア州)
- NBA: サクラメント・キングス
- Gリーグ: ストックトン・キングス
- NCAA D1(中堅): UCデイビス
- NCAA D1(中堅): サクラメントステイト大学
- NCAA D1(中堅): パシフィック大学
- NBAサマーリーグ: カリフォルニア・クラシック
リノ(ネバダ州)
- NCAA D1(中堅): ネバダ大学リノ校
- 観光: カジノタウン
サンホアキンバレー(カリフォルニア州)
- NCAA D1(中堅): フレズノステイト大学
- NCAA D1(中堅): CSUベイカーズフィールド校
セントラルコースト(カリフォルニア州)
- NCAA D1(中堅): カリフォルニア大学サンタバーバラ校
- NCAA D1(中堅): カリフォルニア・ポリテクニック・ステイト大学
ロサンゼルス(カリフォルニア州)
- NBA: ロサンゼルス・レイカーズ
- NBA: ロサンゼルス・クリッパーズ
- Gリーグ: サウスベイ・レイカーズ
- WNBA: ロサンゼルス・スパークス
- NCAA D1(名門): UCLA
- NCAA D1(名門): サザンカリフォルニア大学
- NCAA D1(中堅): ミッドメジャー8校
- プロアマリーグ: Drew League
- プロアマリーグ: VBL
サンディエゴ(カリフォルニア州)
- Gリーグ: サンディエゴ・クリッパーズ
- NCAA D1(実力校): サンディエゴステイト大学
- NCAA D1(中堅): サンディエゴ大学
- NCAA D1(中堅): カリフォルニアステイト大学サンディエゴ校
- NCAA D1(中堅): カリフォルニア大学サンディエゴ校
- プロアマリーグ: Swish Pro-Am League
ラスベガス(ネバダ州)
- WNBA: ラスベガス・エースズ
- NCAA D1(古豪): ネバダ大学ラスベガス校(UNLV)
- NBAサマーリーグ
- NBAインシーズントーナメント準決勝/決勝
- アメリカ代表戦
- イベント(NCAA): 小規模大会(11月)/カンファレンストーナメント(3月)
- AAU/高校大会
- プロアマリーグ: Desert Reign ProCity Summer League
リザベーションエリア(複数州)
- NCAA D1(中堅): サザンユタ大学
- NCAA D1(中堅): ユタ工科大学
- NCAA D1(中堅): ノーザンアリゾナ大学
フェニックス(アリゾナ州)
- NBA: フェニックス・サンズ
- Gリーグ: バリー・サンズ
- WNBA: フェニックス・マーキュリー
- NCAA D1(強豪): アリゾナステイト大学
- NCAA D1(中堅): グランドキャニオン大学
- 高校: ヒルクレストプレップ
- プロアマリーグ: Swish Pro-AM League
トゥーソン(アリゾナ州)
- NCAA D1(強豪): アリゾナ大学

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参考
Augustas Marciulionis, a top international basketball prospect, commits to Saint Mary’s(espn.com)
Saint Mary’s (CA) Gaels School History(sports-reference.com)
MBB | Ford Selected to Naismith Trophy Watch List(smcgales.com)
Memories of war have had profound effect on Meschery(japantimes.co.jp)
San Francisco Dons School History(sports-reference.com)
USF Basketball Hall-of-Famer Joe McNamee Passes Away(usfdons.com)
Bill Russell – #6 – Boston Celtics(nba.com)
Cartwright won’t return to Osaka Evessa(japantimes.co.jp)
SAN FRANCISCO DROPS ITS BASKETBALL PROGRAM(nytimes.com)
Santa Clara Broncos School History(sports-reference.com)
Bill Duffy(forbes.com)
Steph Curry thinks Hawks new coach is ‘a great hire’(ajc.com)
San Jose State Spartans Men’s Basketball School History(sports-reference.com)
REPORT: Tim Miles To Be Next San Jose State Head coach(mwwire.com)
San Jose State Retires Darnell Hillman’s #45(blogs.sjsu.edu)