【NCAA】ゴンザガ大学

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※2020-21シーズン=イレギュラースケジュール(コロナ禍)

ゴンザガ大学

基本情報
  • 校名: Gonzaga University
  • 愛称: Bulldogs/Zags/GU
  • 所属: West Coast Conference
  • 成績
    2023-24: 27勝8敗(14勝2敗)スウィート16
    2022-23: 31勝6敗(14勝2敗)スウィート16
    2021-22: 28勝4(13勝1敗)スウィート16
    2020-21: 31勝1敗(15勝0敗)準優勝

近年の話: 優勝候補→一歩後退

近年の話
  • ジョン・ストックトン出禁(2021-22)
  • リクルートの変化
    右腕トミー・ロイド去就(2021年)
    北米トップリクルート加入(2020年~)
  • NBA輩出
    ジュリアン・ストラウダー(2020-23)
    チェット・ホルムグレン(2021-22)
    アンドリュー・ネムハード(2020-22)
ロスター(2024-25)
ベン・グレッグ(Ben Gregg)
ゴンザガ大学(2020-)
ノーラン・ヒックマン(Nolan Hickman)
★4-5
ゴンザガ大学(2021-)
ブレイデン・ハフ(Braden Huff)
ゴンザガ大学(2022-)
レッドシャツ(2022-23)
ライアン・ネムハード(Ryan Nembhard)
クレイトン大学(2021-23)
トップ編入生(2023)
ゴンザガ大学(2023-)
グラハム・イケ(Graham Ike)
ワイオミング大学(2021-23)
トップ編入生(2023)
ゴンザガ大学(2023-)
スティール・べンタース(Steele Venters)
イースタンワシントン大学(2019-23)
NBAドラフト撤回(2023)
上位編入生(2023)
ゴンザガ大学(2023-)
※レッドシャツ(2019-20/2023-24)
ヨ・ジュンソク(Jun Seok Yeo)
韓国出身
高麗大学(2021-22?)
ゴンザガ大学(2022-)
※レッドシャツ(2022-23)
ダスティ・ストローマ―(Dusy Stromer)
★4
ゴンザガ大学(2023-)
マイケル・アジャイ(Michael Ajayi)
ピアース短大(2021-23)
ペッパーダイン大学(2023-24)
NBAドラフトコンバイン招待選手(2024)
NBAドラフトエントリー撤回(2024)
トップ編入生(2024)
ゴンザガ大学(2024-)
ケイリフ・バトル(Khalif Battle)
バトラー大学(2019-20)
テンプル大学(2020-23)
トップ編入生(2023)
アーカンソー大学(2023-24)
トップ編入生(2024)
※レッドシャツ(2020-21)
イスマイラ・ディアニ(Ismaila Diagne)
セネガル出身
U18レアルマドリード
ゴンザガ大学(2023-)
離脱(2024)
アントン・ワトソン(2019-24)→NBAドラフト2巡目54位
脱退(2023)
ドリュー・ティミー(2019-23)→NBAドラフト
ラシア・ボルトン(2021-23)→選手資格満了
エフトン・リード(2022-23)→ウェイク・フォレスト大学
ハンター・サリス(2021-23)→ウェイク・フォレスト大学

現在、ゴンザガ大学は優勝候補筆頭から一歩後退している。主因は右腕の喪失だ。2021年、ACトミー・ロイド(Tommy Lloyd)がアリゾナ大学に栄転してしまった。同氏は、北米のトップ選手達にそっぽを向かれていた状態の中、留学生や編入生でチームを編成し、近年は国内トップ選手をもリクルートに成功していた。そんな中、同大は直近3年間で再三の優勝機会をことごとくつかみ損ねた。そして、2022‐23、選手の質は明らかに落ちている。

Men's Basketball
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ウェスト・コースト・カンファレンス

基本情報
  • 名称: West Coast Conference
  • 愛称: WCC
  • 設立: 1952年
  • 本部: カリフォルニア州サンブルーノ
  • 放送: CBS/ESPN
  • HP: wccsports.com
所属校(大まかな所在地)
ゴンザガ大学(スポーケン)は世界中から選手をリクルートして毎年全米トップレベルのチームを築いている。
ワシントンステイト大学(スポーケン)は2000年代のトニー・ベネット就任時に瞬間的に強かった。最も有名な選手はクレイ・トンプソンだろう。
ポートランド大学は岡山恭崇氏、伊藤大司選手、渡辺飛勇選手、タヒロウ・ディアバテ(帝京長岡高卒)、山之内ウィリアムス選手と日本と馴染み深い。
オレゴンステイト大学(コーバリス)はゲイリー・ペイトン父子を輩出した。
セントメアリーズ大学(ベイエリア)はオセアニアとのコネクションで知られている。
サンタ・クララ大学(ベイエリア)はスティーブ・ナッシュの母校だ。
サンフランシスコ大学(ベイエリア)はビル・ラッセル時代にNCAAトーナメント連覇を達成した。
パシフィック大学(カリフォルニア州ストックトン)はジョン・バリーや1998年1巡目1位のマイケル・オロウォカンディの出身校だ。
ロヨラ・メリーマウント大学(LA)はポール・ウェストヘッド時代の数々の記録とハンク・ギャザーズの悲劇で知られている。
ペッパーダイン大学(LA)は
サンディエゴ大学はしばしば米国代表やNBA球団のキャンプ地として利用される。

ウェスト・コースト・カンファレンスは西海岸のノンフットボール校中心に組織されている。2020年前後、ゴンザガ大学が圧倒的な力を誇っていた。セントメアリーズ大学やサンフランシスコ大学はハイメジャー級の実力を持っている。サンタ・クララ大学も強い。さらに、2024年、ワシントンステイト大学とオレゴンステイト大学がパック-12・カンファレンスの活動休止に伴って加入してきた。一方、強豪ブリガム・ヤング大学が遂にビッグ・12・カンファレンスへ移籍してしまった。

チーム史

ダン・フィッツジェラルド時代(1978-81&85-97)

ジョン・ストックトンのリクルート(1978-81)

ダン・フィッツジェラルド(Dan Fitzgerald)はゴンザガ大学の礎を築いた張本人だ。1980年、同氏は地元のスター選手ジョン・ストックトンをリクルートした。高校時代、同選手は地元近辺では知られてはいたものの、田舎+バスケ不毛のワシントン州東部だったため、強豪校からのオファーはなかった。

ジョン・ストックトン(1980-84)

その後、ダン・フィッツジェラルドの離脱中、ジョン・ストックトンは徐々に頭角を現し、4年次(1983-84)には20.9点、7.8アシスト、3.9スティールの成績を残し、ユタ・ジャズから1巡目16位で指名を受けた。

第二次ダン・フィッツジェラルド時代(1985-97)
主なリクルート
  • ジェフ・ブラウン(1991-94): アカデミック・オール-アメリカン(1994)
  • ジョン・ライリー(1992-95)
  • ポール・ロジャース(1994-97): 1997年2巡目53位

1985年、ダン・フィッツジェラルドはダン・モリソン(Dan Morison)とマーク・フュー(Mark Few)と共に”バスケットボール不毛の地”北西部から原石の発掘に着手した。その結果、ゴンザガ大学は良質な選手の確保に成功し、1991~97年間に「毎年勝率55%以上」「4シーズンで20勝以上」「初のNCAAトーナメント初出場(1994-95)」を果たし、無名校から実力校へと出世した。その後、1997年、同氏は健康上の理由もあってHCからアスレティックディレクターに移った。

ダン・モンソン時代(1997-99): NCAAトーナメントで結果を残す

主な成績
  • エリート8(1999)
夜明け前

1997-98、ゴンザガ大学は序盤にAP5位クレムソン大学を破り、強豪ミシガンステイト大学とも接戦を演じ、WCCのリーグ戦1位にも輝いたものの、惜しくもカンファレンストーナメントで負けてしまったため、NCAAトーナメント出場はお預けとなった。

@b_o_bros
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1998年夏、ゴンザガ大学は財政難の打開策として運動部のNCAA D3降格を検討していた。最終的にNCAA D3降格案は「北西部ですらも無名校になる」との結論で廃案になっている。一方、NCAA D3降格は$100万のコストカットが見込まれていた。

ミッドメジャーの快挙

1998-99、自信は開幕3連戦(カンザス大学、メンフィス大学、パデュー大学)に表れていた。ゴンザガ大学は全て接戦で1勝2敗と渡り合った後、同州ライバルのワシントン大学から勝利を挙げ、カンファレンスシーズンでは他を寄せ付けず、NCAAトーナメント出場権を獲得した。そして、本戦、同大は中西部地区第10位ながら1回戦でミネソタ大学、2回戦で第2シードのスタンフォード大学、3回戦でフロリダ大学を撃破して当時同大史上最高成績のエリート8進出を果たした。その後、ダン・モンソンはミネソタ大学に移った。

@b_o_bros
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1999年夏、 マット・スタンジェロとダン・モリソンはワールド・ユニバーシティ・ゲームのアメリカ代表として同大会9連覇に貢献した。同大会は世界各国の大学選抜が競い合う大会だ。その他にはケニョン・マーティン、マイケル・レッド、ブランダン・ヘイウッドらが出場していた。

マーク・フュー時代(1999-現在): NCAAトーナメント常連校から全米屈指のパワーハウスへ

NCAAトーナメント常連に(1999-)

1999-2000はアップダウンの激しいシーズンとなった。開幕前、前シーズンの主力が残るザグスはAPで24位と今までの過小評価とは打って変わって高く評されていたものの、強豪校との試合をことごとく落としてしまったため、結果的に獲得したシード順位は西部地区第10位と今までと変わらなかったが、本戦で強豪ルイビル大学と第1シードのSt.ジョーンズ大学をアップセットし、スウィート16進出を果たした。

ストックトン以来の地元スター(2003-06)

2003年、スポーケン育ちのアダム・モリソンがゴンザガ大学に入学した。2005-06、才能が開花したモリソンは平均28.1点、5.5リバウンドの活躍でチームを27勝3敗、AP最終5位に導き、4年連続で下位ラウンド敗退が続いていたザグスを久しぶりのスウィート16進出に貢献した。シーズン終了後、モリソンは数々の賞を受賞、ラリー・バードの再来とも評され、全体3位指名でシャーロット・ボブキャッツ(現ホーネッツ)に入団した。

スウィート16の壁
主な選手
  • ジェレミー・パーゴ
  • オースティン・デイ

無名校、毎年20勝チーム、NCAAトーナメント常連校、着実に力をつけてきたゴンザガ大学だったが、2010年代に彼らの前に立ちはだかったのはスウィート16以上の壁だった。2008-09、ジェレミー・パーゴ、オースティン・デイ、ジョシュ・ハイトベルト(日立でプレー)のチームは3年振りに3回戦進出を果たしたが、将来のNBA選手7名を誇るノースカロライナ大学に為す術無く敗退を喫した。

優勝候補期(2012-現在)
主な成績
  • 32勝5敗スウィート16
  • 2016-17: 37勝2敗準優勝
  • 2012-13: 32勝3敗スウィート16
初の第1シード獲得(2012-13)
エリート8進出(2014-15)
初の決勝進出(2016-17)
八村塁選手の成長(2018-19)
主な選手(2018-19)
  • 八村塁(2016-19)
  • ブランドン・クラーク(2017-19)
  • ザック・ノーベル(2017-19)
  • ジョシュ・パーキンス(2014-19)

+キリアン・ティリー/コーリー・キスパート/ジョエル・アヤイ

2018-19、ゴンザガ大学は八村塁選手の成長とブランドン・クラークのレッドシャツからの解放によって新たなチームへと生まれ変わった。

スーパーチーム(2020-21)
スーパーチーム(2020-21)
  • ジェイレン・サッグス(ガード/193cm/1年/#1)
  • コーリー・キスパート(ウィング/201cm/4年/#24)
  • ドリュー・ティミー(ビッグ/208㎝/2年/#2)
  • アンドリュー・ネムハード(ガード/196cm/3年/#3)
  • ジョエル・アヤイ(ガード/196cm/RS3年/#11)

2020‐21、ゴンザガ大学はスーパーチームを結成することに成功した。最大の理由はジェイレン・サッグスの加入だ。国内のトップリクルートの加入はゴンザガ大学が一流校として認められたことを意味している。

ピーク終了(2021-)

その他

フランク・バーゲス(1958-61)

フランク・バーゲス(Frank Burgess)は、1953-54のアーカンソーAM&N大学(現アーカンソー大学パインブラフ校)+4年間の空軍での軍務の後、ゴンザガ大学に入学し、1960-61に平均32.4点でNCAAの得点王に輝き、同大初のスター選手となった。

デビッド・ストックトンの子ども

息子デイビッド・ストックトンと娘ラウラ・ストックトンもゴンザガ大学のバスケットボール部でプレーした。

現地観戦

ホームアリーナ

基本情報
  • 名称: McCarthey Athletic Center
  • 住所: 801 N Cincinnati St, Spokane, WA

ホームアリーナはキャンパス内にある。

※Amazon/Rakutenブックス: 目次/数ページ程度の内容確認可
※電子書籍: ○○年版→最新版の可能性有り(「データについて(目次の数P後)」参照)
※Yahoo!ショッピング電子書籍無し
@b_o_bros
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結局、定番ガイドブックは非常に有用だ。事前準備~現地のマナー~観光が網羅されている。情報の信頼度も高い。個人的には「地球の歩き方」は硬派でオススメだ。現在の価値観/社会情勢~時代背景/歴史も記載している。

チケット

高難易度のチケット入手
  • クラブ会員限定
  • シーズンチケットで販売
  • 一般販売は会場窓口のみ
  • 紙チケット

ゴンザガ大学のホームゲームチケットは入手が超困難だ。まず、チケットは有料のファンクラブ会員にシーズンチケットとしてしか売られていない。そのため、シングルゲームチケットはファンクラブ会員のばら売りしかない。しかも、チケットは紙チケットだ。無論、多くの売主は発送を米国内に限定している。そのため、チケットを日本に持ってくるのが難しい。つまり、ゴンザガ大学のホームで試合を見るのはほぼ不可能だ。

グッズ

直営店
直営店
  • NCAAショップ*
  • カンファレンスストア*
  • ブックストア: 教科書+アパレル+日用品+土産の雑貨屋
  • チームストア(アリーナ/スタジアム併設): 品揃え△
*実店舗無し

NCAAショップとカンファレンスストアは申し訳程度にオンラインストアを構えている。そして、唯一のオススメはメインのブックストアだ。米国の大学生は基本的に寮やキャンパス付近で生活している。そのため、生活必需品全般がカレッジロゴや名前入りで売られている。立地はキャンパス内or付近にある。サブのブックストアやチームストアは品揃え的に微妙だ。

専門オンラインサイト: ファナティクス系列

ファナティクス社は世界中のスポーツチームのグッズ販売の裏方企業だ。実際、NCAAショップ+カンファレンスストア+チームストアはファナティクス式の設計になっている。一方、同社は世界各エリア向けの自社サイトでそれぞれのエリアの人気スポーツリーグのグッズを販売している。そして、北米系サイトは全NCAA D1校のグッズを取り扱っている

一般小売店
一般小売店
  • スポーツ用品店
    Dick’s Sporting Goods
  • デパート
    Macy’s
    Nordstorm
  • ファンショップ

最大手ディックズ・スポーティンググッズは「地元プロチーム」「同州の代表的な大学」「最寄り大学」のアパレルを置いている。狙い目は型落ち品のセールだ。大手デパートチェーン4社はファングッズ/アスレティックアパレルコーナーでカレッジグッズを売っている。ファンショップは全米の人気校のグッズを置いている。

選手個人サイト/SNSアカウント

NILグッズは選手個人のホームページやSNSアカウント等でも売られている。

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参考

Gonzaga Bulldogs School History(sports-reference.com)
John Stockton Says Gonzaga Suspended His Season Tickets Over Refusal to Wear Mask(si.com)
Gonzaga freshman center Oumar Ballo ruled academic redshirt for 2019-20 season(spokenman.com)
2009-10 Gonzaga Men’s Basketball Guide(issuu.com)
Stockton to enroll at Gonzaga(news.google.com)
John Stockton’s Son & Daughter Have the Gonzaga Basketball Gene(heavy.com)
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アパレルはNBAグッズに限ず基本的に初回生産のみだ。アパレル業界は商品の売れ残りを恐れている。そのため、新商品は初回生産(少)&追加生産(無)のリスク回避全振りで作られる。しかも、工場の製造ラインは常に予約で埋まっている。そのため、急な確保が難しい。その結果、人気品すらも滅多に追加生産されない。つまり、河村勇輝選手のグッズはほぼほぼ現品限りだ。

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