【現地観戦術】仕組みを理解して賢く使う: クレジットカード

うい。


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そして、「現地観戦術」は「仕組みを理解して賢く使う」をコンセプトに現地観戦関連の解説&紹介を行っているカテゴリーである。

と言うことで、今回はクレジットカードについてだ。

実質的にクレジットカード無しに現地観戦は行けない。と言うのも、アメリカ(カナダ)に旅行に行く場合、ESTA(eTA)と呼ばれる渡航認証に申し込まなければならないのだが、ESTAとeTAの申請料の支払いにクレジットカード(本人名義が超望ましい)が必要となるからだ。

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バスケ現地観戦研究所

クレジットカードの基礎知識

概要: 「後払い」ができるカード

簡潔に言えば、クレジットカードは「後払い」ができるカードだ。本来、クレジット(credit)とは「信用」という意味だが、クレジットカードは「この人は後で必ずお金を払う」というその人の社会的信用を担保としてクレジットカード会社がその人の代わりに買い物時の支払いを済ませてくれる仕組みになっている。

支払い

引き落とし

クレジットカードの支払いは買い物をした月の総額が翌月に引き落とされる。例えば、1月に9万円の航空券と1万円のチケットを買って総額10万円の買い物をした場合、その10万円が自分の銀行口座から引き落とされるのは翌月2月だ。

一回払い

「1回払い」はそのままの通りその商品を1回で支払うことだ。つまり、先程の1月の航空券とチケット代10万円の支払いがまさに「1回払い」にあたる。1回払いには手数料はかからない

分割払い

「分割払い」はその商品を支払いに2回以上に分けることだ。例えば、1月に9万円の航空券を2回払いで購入した場合、2月と3月に4万5千円ずつ引き落とされる。もし3回払いにした場合は2月、3月、4月に3万円ずつの引き落としとなる。多くのカードは分割払いに対して手数料を上乗せするが、楽天カード等の若者(低所得者)をターゲットにしているカードは2回払いまでは手数料無しといったサービスを提供している。

リボ払い

「リボ払い」は支払いの総額を毎月の定額制にすることだ。例えば、1月の総額10万円の支払いを毎月5万円のリボ払いにした場合、2月の引き落としは5万円になる。仮に2月に再び10万円分何かを買ってそれも5万円のリボ払いとした場合、3月の引き落としも5万円になり、全ての支払いが終わるまで毎月一定額を支払い続けることになる。リボ払いにも手数料が発生する。

クレジットカードの儲けのカラクリ

  1. 加盟店からの手数料
  2. 「年会費/入会費」
  3. 「分割払い」「リボ払い」「キャッシング」の利息や手数料

クレジットカードは「年会費/入会費」、「分割払い」「リボ払い」「キャッシング」の利息や手数料、加盟店からの手数料で利益を上げている。


まず、クレジットカードは加盟店から手数料を取っている。例えば、俺がクレジットカードで1000円の本を買った場合、クレジットカード会社は1000円の数%分の手数料を俺がその本を買った書店から頂戴している。つまり、クレジットカード会社はクレジットカードが使われれば使れた分だけ加盟店から手数料を得られるのだ。だから、クレジットカード会社としてはできるだけクレジットカードを使って貰いたいと思っている。各社が競ってポイントや優待サービス等を付けてあの手この手で利用者の増加を狙うのもこれが理由だ。


また、「年会費/入会費」がクレジットカード会社の利益となっている。但し、クレジットカード会社はできるだけ利用者にクレジットカードを使って貰いたいと思っている。だから、最初の障壁となる「年会費/入会費」を無料にすることで気軽にクレジットカードを持ってもらおうと考えているカードも多い。


加えて、クレジットカードは「1回払い」であれば手数料は発生しないのだが、「分割払い」「リボ払い」「キャッシング」を利用すれば利息や手数料を払わなければならず、それらがクレジットカード会社の利益となっている。

ブランド

  • VISA: 世界最大のシェア
  • Mastercard: 世界第二位のシェア
  • JCB: 日本産国際ブランド
  • アメックス(American Express): ステータス
  • ダイナースクラブ: ステータス

結論、現地観戦の場合はVISAとマスターカードを1枚ずつ持つのが正解だ。


クレジットカードはブランド(=決済会社)VISA、Mastercard、American Express、JCBなどがある。各クレジットカードはいずれかのブランドと契約している。申し込み者は申込時にそのクレジットカードにどのブランドにするかを選べる。例えば、楽天カードの場合、楽天カードはダイナースクラブ以外と契約しているので、VISAの楽天カード、マスターカードの楽天カード、JCBの楽天カード、アメックスの楽天カードのどれでも作ることが可能だ。


各ブランドには特徴がある。まず、国際ブランドの二大巨頭のVISAとMastercardは基本的には全世界で使えるが、強いて言うならば、VISAは北米、マスターカードはヨーロッパに強い。


一方、JCBは日本産ブランドだ。但し、JCBの加盟店は日本国内、韓国、東南アジア、ハワイといった日本人が訪れる一部地域にしか無い。つまり、JCBはアメリカでは空港やホテル以外ではほとんど使えない


そして、アメックスとダイナースクラブはステータス(=金をある程度持っている奴)として認知されている。ステータスカードは手数料や年会費が他よりも高いが、その分だけマイルの積算率が高いや空港やホテルの専用ラウンジの利用が可能といったサービスが充実している。専ら飛行機に乗る頻度が高い人にはオススメだ。

クレジットカードにはプロパーカードと提携カードの2種類が存在する。プロパーカードは上記のブランドが直接発行しているカードだ。一方、提携カードは楽天カードのような企業とブランドが提携して発行しているカードである。一般的にはプロパーカードを持っていることは一種のステータスとなっている。

クレジットカードのランク

クレジットカードの中には「一般」「シルバー」「ゴールド」「プラチナ or ブラック」といったランクを持ったカードが存在する。通常、一般カードは年会費は無料~数千円程度だが、上位カードは年会費が上がる一方で保険、高いポイント還元率、様々な優待、利用限度額の上昇等のさらなる特典がある。加えて、プラチナやブラックといったランクもある。ちなみに、プラチナやブラックはカード側からの招待制(自分からは申し込めない)の場合が多い。

ヤバいこと: ブラックリストに名前が載る

ブラックリストに載る行為

  • クレジットカードの支払いの滞納
  • 債務整理
  • 短期間に複数のクレジットカードでキャッシング

最も注意すべきことはブラックリストに自分の名前を載せてしまうことだ。


ブラックリストに名前が載るとは「支払い能力が無い奴」と見なされることである。クレジットカードは申込者の社会的信用に問題無い場合のみ発行されるのだが、その審査の際、クレジットカード会社は個人信用情報機関から申込者の「年収」「職業」「現在と過去の借金」等を参考にしている。もし家賃や携帯料金の支払いの滞納や債務整理の過去がある場合、その人物は個人信用情報機関に支払い能力が怪しいと見なされてしまう。これが「ブラックリストに名前」が載るだ。


そして、もしブラックリストに名前が掲載されている場合、クレジットカードの審査に受からない可能性もある。

クレジットカード選びのポイント

  1. VISA or Mastercard
  2. マイル or ポイントが貯まる

ポイント1: 最低1枚はVISA or Mastercardを選ぶ

理由1: 北米で使える

最初の理由はVISAとMastercardはアメリカのほぼどこでも使えるからだ。一方、JCBはアメリカ&カナダではほとんど使えない。アメックス(American Express)は庶民的な場所(ガソリンスタンド等)では加盟していないパターンも多い。各ブランドの加盟店でなければ使用することができないのだが、特にVISAは世界全体の50%以上のシェアを誇っているので、最低1枚はVISAで作るべきだ。

理由2: 海外ショッピング手数料が安い

もう1つの理由が海外ショッピング手数料が安いからだ。先述した通り、日本でクレジットカードを「一回払い」で利用した場合は利用者に手数料が課せられることは無いのだが、海外でクレジットカードを使用した場合は各ブランドの事務手数料が発生する。そして、手数料のレートは一般的にVISA、Mastercard、JCBは1.6%だが、ステータスカードのAMEXは2%程度と少し高い

ポイント2: マイル or ポイントが貯まりやすい

  • 毎年現地観戦に行く予定→マイル
  • 毎年行くつもりはない→ポイント

毎年現地観戦に行く

もし毎年現地観戦に行くつもりならば、マイルが貯まるクレジットカードがオススメだ。マイルの貯まり方には「利用額毎にマイルが貯まる」と「マイルに交換可能なポイントが貯まる」の2種類ある。

毎年現地観戦に行くつもりはない

一方、もし毎年現地観戦に行くつもりはない場合、各々のポイントが貯まりやすいカードがオススメだ。


クレジットカードの多くは独自のポイント制度を導入している。例えば、楽天カードであれば楽天ポイントだ。ポイントは「1ポイント=1円」で使用できる。そして、ポイントは支払額に応じて付与される。還元率の相場は0.5~1%程だ。つまり、買い物200円につき1~2円相当のポイントが貯まる。


現地観戦は低く見積もっても20万円は必要だ。4泊6日でロサンゼルスに行った場合、往復航空券10万、宿泊(4泊)2万、チケット(3試合)3.5万、グッズ2.5万、食費2万、諸費(交通費、チップetc)1万円で20万円ほどになる。もしこの20万円を還元率1%のクレジットカードで支払った場合、2000円分がポイントとして返ってくる。2000円があればセール中のTシャツやキャップを買えるし、NBAの最安チケットが手に入る。食費2~3食分を賄うこともできる。


つまり、数十万円単位の買い物をする旅行は数千円分がポイントになるのだ。しかし、貰えるポイントは各カードのポイントの還元率に寄るため、できるだけポイント還元率が高い(1%以上=100円で1ポイント)カードを選ぶのが良い。

クレジットカードに付帯している海外旅行保険は重要ではない。海外旅行保険とは渡航先での怪我、病気、破損、盗難等の負担金をカバーする保険のことだ。補償の条件、範囲、限度額等はカードによって異なる。但し、アメリカは医療費が高いためクレジットカードの海外旅行保険で全てをカバーできるとは限らなず、結局、保険は保険で別個に契約する必要がある。

オススメのクレジットカード

楽天カード

基本情報

年会費: 永年無料
ブランド: VISA、Mastercard、AMEX、JCB
ポイント還元率: 1%(100円につき1ポイント)
海外ショッピング手数料: 1.60~2.00%
海外旅行保険: 利用付帯
入会特典: 数千ポイント付与

ただ、クレジットカードと言っても何を作って良いのかわからない人もいるはずだ。


そんな人は定番オブ定番「楽天カード」でまずは1枚目を作るのが良い。「年会費永年無料」、「ブランド選び放題」、「高いポイント還元率」、「入会時に数千ポイント付与」と作らない理由が無い。


しかも、使える店が多い。吉野家やマックなどでもポイントが貯まる。


かく言う俺も数年前の入会時の数千ポイント付与に誘われて作った口だ。

ソラチカカード

ANAJCBカード
基本情報

年会費: 2200円(初年度無料)
ブランド: JCB
ポイント還元率: 1%(100円につき1ポイント)
入会特典: 数千ANAマイル

ソラチカカードはOki Dokiポイント(JCB発行)とメトロポイント(東京メトロ発行)の2種類のANAマイル変換可能ポイントが貯まるクレジットカードだ。


まず、Oki DokiポイントはJCBが発行しているポイントサービスだ。付与は利用額1000円につき1ポイントとなっている。Oki Dokiポイントはソラチカカードに限らずJCBのクレジットカード全てに付与されるのだが、ソラチカカードはOki Dokiポイントの代わりにANAマイルが付与される。但し、変換されるマイル数はマイルコースで異なる。5マイルコース(「Oki Dokiポイント→ANAマイル」の変換手数料無し)は1000円につき5マイル、10マイルコース(変換手数料年間5000円)は1000円につき10マイルが貯まる。つまり、ソラチカカードは1000円で5 or 10ANAマイルが貯まる。


そして、メトロポイントは東京メトロが発行しているポイントサービスだ。ソラチカカードはPASUMOが付いている。メトロポイントは東京メトロの乗車(5~15ポイント)とメトロポイントPlus加盟店や自動販売でのPASUMO支払い(1ポイント/100~200円)でメトロポイントが貯まる。メトロポイントはANAマイルへの交換(100メトロポイント=90ANAマイル)が可能だ。


但し、当然だがブランドはJCBしかない。先述した通り、JCBは北米ではほとんど使えない。だから、旅行先ではほとんど使えない。つまり、ソラチカカードは日本でマイルを貯めるためのカードだ。実際、ソラチカカードは陸マイラー必携の1枚とされている。

イオンJMBカード

イオンJMBカードはイオン系列店の利用でJALマイルが貯まるクレジットカードだ。JMBはJAL MILAGE BANKの略称である。


最大のメリットはJALマイルが貯まりやすい点だ。クレジットカードショッピング or WAON(イオンの電子マネー)の利用額200円毎に1JALマイル貯まる。しかも、もし「お客様わくわくデー(毎月5、15、25日)」にイオン系列店で買い物をした場合、付与は200円毎に2JALマイルに上がる。


しかも、ブランドは「VISA」「MASTER CARD」「JCB」から選べる。だから、旅行先でも利用が可能だ。さらには、年会費も無料である。ちなみに、俺は「まいばすけっと」を頻繁に利用するため所持している。

JMB JQ SUGOCAカード

JMB JQ SUGOCAカードは交通系ICでJALマイル交換可能ポイントが貯まるクレジットカードだ。


JQ SUGOCAはJR九州が発行している交通系IC(全国各地で利用可能)なのだが、200円毎にJR九州が発行しているJRキューポが1ポイント貯まる。JRキューポは1000ポイントで500JALマイルに変換可能だ。つまり、交通系IC400円毎に1JALマイルが貯まる。


ブランドは「VISA」「MASTER CARD」「JCB」から選べる。だから、旅行先でも利用が可能だ。さらには、年会費は初年度は無料だ。2年目以降はクレジットカードを1度でも使えば無料になる。その他にJR九州の商業施設での買い物は5%オフといった特典もある。

まとめ

  • クレジットカードは必須

長々とクレジットカードの基本について説明したが、結論、渡航認証のESTAとeTAの支払い時に必要となるため、クレジットカードは作らざるを得ない


で、クレジットカード選びで最も重要なのがブランドだ。ブランドは世界中で使えるVISA or Mastercardを選ぶ。


そして、取り敢えずの最初の1枚としてオススメなのが楽天カードだ。ちなみに、俺は今までの現地観戦は全て楽天カードとエポスカード(両方共VISA)で全て乗り切れている。

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参考

カード会社はどうやって利益を出しているのか?(e法人クレジットカード.net)
プロパーカードと提携カードの違いやメリット、おすすめカードを紹介(smbc-card.com)
ブラックリストとは?消し方はある?載る理由とデメリット・確認方法を解説(saimuseiri-pro.com)
ANA To Me CARD PASMO JCB Series(ソラチカカード)について(jcb.co.jp)
メトロポイントPlusとは?(to-me-card.jp)

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俺達はこれをもってしてバスケに対するロイヤリティを示す。

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