概要
- ノンカンファレンスシーズン
11月中旬~12月下旬
12試合前後
所属カンファレンス以外の大学と対戦する期間 - ポストシーズントーナメント
NCAAトーナメント
NIT
その他
NCAAのプレイングシーズンは「ノンカンファレンスシーズン」「カンファレンスシーズン(リーグ戦)」「カンファレンストーナメント」「ポストシーズントーナメント」に分けられる。
(男女全試合ライブ配信)

NCAAのルール
- 活動内容
- 活動時間
- 時期
オン&オフシーズン
スポーツ | 学期 | |
8月下旬~9月下旬 | オフシーズン | 学期中 |
10月上旬~11月中旬 | プレシーズン | 学期中 |
11月下旬 | プレイングシーズン | 休暇中 |
12月上旬 | プレイングシーズン | 学期中 |
12月中旬~1月上旬 | プレイングシーズン | 休暇中 |
1月中旬~4月上旬 | プレイングシーズン | 学期中 |
4月中旬~5月上旬 | オフシーズン | 学期中 |
5月中旬~8月中旬 | オフシーズン | 休暇中 |
NCAAは競技の「プレシーズン」「プレイングシーズン(オンシーズン)」「オフシーズン」の大枠を定めている。そして、チームの活動の制限は「オフシーズン>プレシーズン>オンシーズン」の順に厳しく制限されている。バスケットボールの場合は「オフシーズン: チーム練習禁止」「プレシーズン: チーム練習/対外試合解禁」「オンシーズン: 公式戦解禁」となる。
活動の定義: チーム練習の定義
- カウンタブル活動: 制限有り
バスケットボール用具の使用
作戦会議
試合や練習の映像の使用 - アンカウンタブル活動: 制限無し
チームミーティング
奉仕活動
プロモーション活動
移動
NCAAはチーム活動を厳しく規定している。各活動は内容で「カウンタブル(制限有り)」と「アンカウンタブル(制限無し)」に大別される。そして、チームアクティビティ(カウンタブル)はオンシーズンのみ許されている。
時間制限
練習時間
- オフシーズン: 8時間/週(4時間/日)
- プレシーズン:
- オンシーズン: 20時間/週(4時間/日)
選手のカウンタブルアクティビティへの参加は時間で規定されている。練習時間は最大4時間/日+最大8or20時間/週に制限されている。
オフ日設定
- オフシーズン: 1~2日/週
- プレシーズン: 1~2日/週
- オンシーズン: 1日/週+14日
オフ日もルールで規定されている。例えば、チームは初学期終了後から次学期開始までの冬休み中に3日連続のオフを設けなければならない。そして、2020年、NCAAは投票日のオフ日設定を強制した。一方、2022年、免除条項が追加された。その結果、以降、多くのチームが投票日に試合や練習を行っている。一応、期日前投票はある。実際は不明だ。
学業関連
原則的に選手がNCAAトーナメントやカンファレンストーナメント出場中以外にチーム練習を理由に授業を欠席してはならない。期末テストの期間中はオフシーズン中の制限に切り替わる。
オフシーズン
自主練習(カウンタブルアクティビティ)
- 定義
練習内容: コーチへの報告無し
コーチ指導: 無し
他人からの強制: 無し
etc - 分類
スキル練習
コンディショニング - 時間制限
最大4H/日
最大8H/週
スキル練習(最大4H/週)
オフシーズンは基本的に自主練期間だ。5月~8月中旬、学生アスリート達は一般学生達の帰省を横目にキャンパスに残って自主練に励む。新1年生や編入生もキャンパスに到着する。各選手はNCAAの定義上の活動を規則の範囲内でのみ行える。
チームトラベル
オフシーズンのチーム練習とコーチの指導は原則的に禁止だ。一応、バスケットボールのルール講義は許されている。そんな中、各チームは例外的に4年に1度だけ海外へのチーム旅行を許されている。一般的に旅行中の活動は観光と試合だ。旅行中の試合数は最大10試合までとなっている。出発前の練習は10回までだ。
キャンパス外活動
- NBAドラフト系
NBA/Gリーグドラフトコンバイン
NBAチームワークアウト
代理人主催ワークアウト
等 - 国代表活動
- NCAA認可のプロアマリーグ(サマーリーグ)
NBAドラフトと国代表関連の活動への参加は許可されている。また、学生アスリートは大学 or 実家付近のNCAA公認のサマーリーグに参加できる。

現在、NCAA D1男女バスケの夏季休暇中の活動緩和が検討されている。近い将来、NCAA D1校同士の試合が夏にも開催されるかもしれない。
チームコンディショニング(新学期開始後)
新学期開始後(8月中旬)、チームコンディショニングが解禁される。学生アスリートはチーム単位でS&Cコーチの指導を受けられる。一方、抜け道も存在する。NCAAの定義上、バスケットボールはバスケットボール用具の使用の有無で決まる。つまり、バスケットボール用具不使用の運動はコンディショニングアクティビティとなる。そのため、各チームは別競技のボールでルールの縫い目をかいくぐってチーム練習を行っている。
プレシーズン(pre-season)
- 最初のチーム練習~開幕戦
チーム練習解禁(10月上旬)
チーム練習は開幕戦の42日前から可能になる。バスケットボールの場合、概ね解禁日は9月下旬~10月上旬だ。そして、名門校は日付変更直後の深夜0時に初のチーム練習「ミッドナイトマッドネス」を観客動員有りで始める。雰囲気は真面目な練習よりも新チームの披露会に近い。内容は「盛大な部員紹介」「ダンクコンテスト」「紅白戦」だ。近年、開催日時は「解禁日の夕方(増)」「深夜開催(減)」の傾向にある。

深夜から早朝5時の練習はミッドナイトマッドネスを除いて禁止されている。練習と試合の間隔も21時~翌朝6時間の8時間以上空いていなければならない。加えて、移動で21時以降に到着した場合も同様に8時間以上の空きを設けなければならない。
スクリメージ&エキシビションゲーム
その後、11月上旬にプレシーズンが始まる。各大学はスクリメージやエキシビジョンゲームを1~3試合程度を行う。スクリメージは「無観客」&「得点記録無し」等の条件がある。一方、エキシビションゲームは、観客動員こそ可能ではあるものの、対戦相手はNCAA D1以外の大学(NCAA D2、D3、NAIA校等)に限定されている。
オンシーズン: レギュラーシーズン(11月~12月末)
ノンカンファレンスシーズン(11月~12月末)
- 自由スケジュール
vs. NCAA別Div校/NAIA校等可 - 11月中旬~12月下旬
- 12試合前後
NCAAのレギュラーシーズンはノンカンファレンスシーズンから始まる。11~12月、各チームは自由に概ね12試合程度をスケジュールできる。対非NCAA D1校の試合も可能だ。一方、スケジューリングはコーチの悩みの種になっている。そのため、
カンファレンスシーズン(12月下旬~3月上旬)
- カンファレンスリーグ戦
- 18試合前後
カンファレンスシーズンはカンファレンスのリーグ戦期間だ。各校はそれぞれのカンファレンスのライバル校と試合を行う。スケジュールはカンファレンスによって異なる。一部のカンファレンスでは対戦スケジュールが所属校数の関係で「A校→H&A/B校→H/C校→A/D校→対戦無し」と変則的になっている。

ノンカンファレンスシーズン中の同一カンファレンス校同士の試合はカンファレンシーズンのリーグ戦の勝敗としてカウントされる。
スケジューリングの諸事情
ストレングス・オブ・スケジューリング(SoS)
スケジュールはNCAAトーナメントの出場に大きく関わっている。NCAAトーナメント選考委員会は強い相手との試合内容を推薦やシード順位の評価対象にしている。そして、概してスケジュールは「ハイメジャーカンファレンス校: 対強豪戦(多)→高評価」「ミッドメジャー校: 対強豪戦(少)→低評価」となる。そのため、NCAAトーナメントの推薦枠は高確率でハイメジャー校に与えられている。
ミッドメジャー強豪校: ノンカンファレンスシーズンのタフ化
極一部のミッドメジャー強豪校はスケジュール評価向上のためにノンカンファレンスシーズンにハイメジャー校の試合を多めに盛り込んで高品質な勝ち星を狙う。2023-24、ゴンザガ大学はカンファレンスシーズン真っ只中の2月にケンタッキー大学と試合を敢行した。
カンファレンスゲーム増加
一方、ハイメジャーのノンカンファレンスシーズンのスケジュールはハイメジャー校とローメジャー校戦の二極化傾向にある。ハイメジャー校戦は「白星: 評価上昇」「黒星: 評価下降無し」であり、ローメジャー校戦はほぼほぼ白星確定だからだ。ミッドメジャー校戦は「白星: 評価横ばい」「黒星: 評価急落」とハイリスク/ノーリターンである。しかも、ハイメジャー校同士の試合はカンファレンスゲーム増加やTV局主催のカンファレンス交流戦やショーケースで増加している。大きな理由の1つは収益だ。人々は強豪校同士の試合を見たがる。そして、そもそもの話、スケジューリングは面倒な作業の1つだ。そのため、コーチ達も負担になっている。
ローメジャー校の苦労
ローメジャー校@ハイメジャー校試合はバイゲーム(Buy Game)と呼ばれる。試合は基本的に強い側のホームゲームとして開催される。理由は収益だ。人気校のホームゲームは儲かる。そして、一部は対戦相手に分配される。そのため、ローメジャー校はボコされに強豪校の敵地へと赴く。逆に言えば、ハイメジャー校は勝利濃厚のローメジャー校にファイトマネーを支払って1勝を買う。その結果、ノンカンファレンススケジュールはアウェイゲームで埋め尽くされる。一方、ローメジャー校もホームゲームを開催しなければならない。そのため、ローメジャー校は非NCAA D1校でホームゲームスケジュールを取り繕う。スケジューリングは食物連鎖だ。
ノンカンファレンスシーズンの定番
アニュアルイベント1: ショーケース
- チャンピオンズ・クラシック(4校/開幕-感謝祭)
- ジミー・V・クラシック(6校/クリスマス)
ショーケースはダブルorトリプルヘッダーのイベントだ。大半は4校を1つの会場に招待して2試合を行っている。
アニュアルイベント2: ホリデートーナメント
- マウイ・インビテーショナル(8校/感謝祭)
- NITシーズン・ティップオフ(4校/開幕-感謝祭)
- フォート・メイヤーズ・チップオフ(4校/感謝祭)
- エンパイア・クラシック(4校/感謝祭)
- ESPNイベンツ・インビテーショナル(8校/感謝祭)
- ダイアモンドヘッド・クラシック(8校/クリスマス)
ホリデートーナメントは感謝祭orクリスマス休暇中のトーナメント大会だ。規模やレベルは「ミッドメジャー中心4校/2日~強豪10校以上/数週間」まで存在する。最も定番の型は「1回戦×2試合(1日目)+決勝戦&3位決定戦(2日目)」だ。
カンファレンスチャレンジ
- ACC-Big Ten(1999-2022)
- Big 12/SEC Challenge(2013-22)
- Gavitt Tipoff Games(2015-23)
- ACC–SEC Challenge(2023-)
- Big East–Big 12 Battle(2019-)
カンファレンスチャレンジは2つのカンファレンスの交流戦だ。別々のカンファレンス所属の5~14校程度同士が毎年ほぼ一斉に1試合を行う。開催時期は概ね11~12月だ。
ホーム&ホームシリーズ契約
ホーム&ホームシリーズは2校間の翌年と翌々年の試合契約だ。A校vsB校の試合が「翌年: @A校」「翌々年: @B校」で開催される。
ライバル試合
- フィラデルフィア・ビッグ・ファイブ(1995-)
ビラノバ大学
ペンシルベニア大学
ラセール大学
テンプル大学
セントジョセフズ大学
ドレクセル大学(2023年新加入) - オールド・オカー・バケット(1974-2010)
ユタ大学
ユタステイト大学
ブリガム・ヤング大学
サザンユタ大学
ユタ・バレー大学
ウェバーステイト大学
伝統的なライバル関係の大学同士はノンカンファレンスシーズンに試合を組んでいる。スケジュールはホーム&アウェイやホーム&ホーム等様々だ。そして、最大のライバル大会はフィラデルフィアのビッグファイブだろう。
オンシーズン: ポストシーズン(3月上旬~4月上旬)
- NCAAトーナメント
- NIT
- その他
カンファレンストーナメント(2月下旬~3月上旬)
- 目的: 各カンファレンスのNCAAトーナメント出場校の決定
- 時期: 2月下旬~3月中旬
- 形式: 一発勝負のトーナメント
- 会場: 中立地/上位シード校
カンファレンスリーグ戦後、カンファレンストーナメント(チャンピオンシップ)が行われる。カンファレンストーナメントは各カンファレンスのNCAAトーナメント出場校決定戦だ。カンファレンストーナメント優勝校はNCAAトーナメント出場権を獲得できる。「ブラケット(トーナメント表)のシード」「開催時期&期間」「会場」はカンファレンスによってまばらだ。そして、3月の第2週中には全32のカンファレンストーナメントが終了してNCAAトーナメント出場校32校が決まる。
セレクションサンデー(3月中旬)
全カンファレンストーナメント終了後の3月中旬の日曜日、セレクションサンデーが行われる。セレクションサンデーはNCAAトーナメントのトーナメント表(ブラケット)の発表日だ。セレクションサンデーでは「カンファレンストーナメント優勝32校」+「選考委員会推薦36校(At-Large Bid)」がテレビで順に発表される。各チームは大学のホールやミーティングルームに集まって行方を見守るのが恒例だ。その後、チームは「NCAAトーナメント出場」「別のポストシーズントーナメント出場」「解散」に分かれる。
NCAAトーナメント(3月中旬~4月上旬)

NCAAトーナメントはカレッジバスケットボールシーズンの集大成の大会だ。男子大会はプレーイン回戦「ファーストフォー(First Four)」×4か所によって計68校体制となっている。女子大会は64校体制だ。ファーストフォーはセレクションサンデーの2~3日後にオハイオ州デイトンで幕を開け、1&2回戦が木~日(木+土or金+日)に始まり、スウィート16(3回戦)とエリート8(準々決勝)は翌週の木~日(木+土or金+日)に行われ、準決勝2試合が4月の第1土曜日に催され、決勝戦は2日後の月曜日に催行される。

その他のポストシーズントーナメント(3月中~下旬)
NIT(National Invitation Tournament)

- 対戦表の組合せ: NCAAの独断と偏見
- 招待校(32校)
2025年大会
-ACC&SEC2校
-上位12カンファレンス1校
-カンファレンスリーグ戦1位(平均125位以上)
-招待校
ハイメジャーカンファレンスのNET上位各2校+20校(2024)
カンファレンスリーグ戦1位校+好成績校計32校(~2023) - 試合会場
1~3回戦: @高シード順位校
準決勝&決勝: 中間地() - 意義: 独自ルール採用
- 放送: ESPN(2024)
ナショナル・インビテーション・トーナメント(NIT)はNCAAトーナメント不出場校の招待大会だ。大会規模は1980年からほぼほぼ32校で固定されている。2002~06年、オープニングラウンド追加の40校型は失敗に終わった。また、コロナ禍の2021年大会は例外的に16校で行われている。一方、招待制度は定まっていない。2025年の招待校はACC&SEC上位各2校+Kenpom上位12カンファレンスの最上位(BPI+NET+KPI+Kenpom+SOR+WABの平均)各1校+平均125位以上のカンファレンスリーグ戦1位各校+NIT専攻委員会の招待に変更された。そして、1940~50年代、同大会はマディソン・スクエア・ガーデン開催によって最も格式高いポストシーズントーナメントとなっていた。そんな中、1950年代後半、競合相手のNCAAトーナメントが黎明期のテレビ局と手を組んだ。そして、両者の立場はテレビの普及によって逆転した。憧れはMSGからテレビ出演に移ったのだ。その後、2023年、MSG開催も遂に取り止めになった。現在の意義は新ルールの試験場だ。近年ではFIBAルールや個人ファール6個等が試されている。

NITは存在意義を問われている。2023年、インディアナ大学、メンフィス大学、ミシシッピ大学がNIT招待をリクルート活動を優先して辞退した。
CBI(College Basketball Invitational)
- 名称: College Basketball Invitational
- 出場校: 16校
- 会場: 一か所
- 設立: 2008年
- 参加費: $27,500
- 過去のレギュレーション
準決勝時の再組合(2014~17)
決勝2戦先勝制(~2021)
一か所開催(~2019) - 放送(2023)
下位回戦: FloSports
上位回戦: ESPN - HP: http://www.gazellegroup.com/main/cbi/
カレッジ・バスケットボール・インビテーショナル(CBI)はNCAAトーナメントとNIT不出場校の招待大会だ。全16校が招待される。2023年、上位入賞校は「優勝校$2.5万」「準優勝校$12,500」「準決勝進出校$2,500」のNIL契約金を獲得した。
CIT(College Insider Tournament)
- 名称: The Basketball Classic(旧College Basketball Invitational)
- 主催: CollegeInsider.com
- 出場校: 32校
- 会場: 複数
- 設立: 2022年
- 放送(2022): ESPN
- HP: https://www.collegeinsider.com/tournament/schedule-results.php
ザ・バスケットボール・クラシック(旧CIT)もNCAAトーナメント&NIT不出場のミッドメジャー校を招待している。マッチアップは1回戦毎に組み直される。毎年、出場校は招待拒否で32校に満ちていない。2023年大会は不催行だった。
College Basketball Crown(2025年開催予定)
Fox Sports has officially introduced its new rival tournament to the NIT: The "College Basketball Crown."
— Front Office Sports (@FOS) April 3, 2024
• Hosted by two arenas in Vegas
• 16 teams that fail to make NCAA Tournament
• Two auto bids each for Big Ten, Big 12 and Big East
It's set to launch Spring 2025. pic.twitter.com/d24Z7dWfmH
フォックスポーツは2025年のポストシーズントーナメント開催を予定している。同大会はNCAAトーナメント不出場16校をラスベガスに招待して行われる。内訳はビッグ・10・カンファレンス、ビッグ・12・カンファレンス、ビッグ・イースト・カンファレンスから2校ずつ+10校となっている。
シーズン終了=シーズン開始
コーチ交代
- SMU: ボブ・レイニア→アンディ・エンフィールド
- USC: アンディ・エンフィールド→エリック・マッスルマン
- アーカンソー大学: エリック・マッスルマン→ジョン・カリパリ
- ケンタッキー大学: ジョン・カリパリ→マーク・ポープ
- BYU: マーク・ポープ→ケビン・ヤング
- ライス大学: ボブ・レイニア
毎年2月末頃、コーチ人事が徐々に始まる。最初は低迷校のコーチ解雇や契約更新の見送りだ。その後、次期HCの内定や噂も明らかになってくる。NCAAトーナメント出場中のHCの転職情報すら出てくる。そして、コーチ人事は波及する。2024年、ハイメジャー校5校のコーチ交代がドミノ倒し的に発生した。コーチ交代の連鎖はコーチングカルーセルやドミノと呼ばれる。

ちなみに、ジョン・カリパリのケンタッキー大学去就の噂の報道後、複数名のコーチが次期候補に挙げられた。その後、噂は徐々に肥大化していった。そのため、ビリー・ドノバン(現NBAシカゴ・ブルズHC/元フロリダ大学HC)ジェイ・ライト(元ビラノバ大学HC)、ダン・ハーリー(コネチカット大学HC)、ネイト・オーツ(アラバマ大学HC)、シャカ・スマート(現マーケット大学HC)、スコット・ドリュー(現ベイラー大学HC)はそれぞれ自身の意思の表明に至っている。
HC去就→チーム解散
HC去就はチーム解散を意味する。米国の競技志向の学生アスリートの籍はHCに担保されている。そのため、HC去就時、既存選手はトランスファーポータルに名前を載せ、来季入学予定選手はコミットを撤回し、両者は”フリーエージェント”状態になる。
リクルート
- 既存選手の再リクルート
- 編入生
- 高校生(少)
- 留学生(少)
既存選手の再リクルート
編入生
2023年以降、3~5月はトランスファーリクルートの時期と化している。2021年4月以降、NCAA D1バスケ部員はワンタイム例外条項で最初の「四年制大学→四年制大学」転校直後のシーズンのレッドシャツの免除を受けられる。一方、2023年以降、同条項はセレクションサンデー以降の「トランスファーウィンドウ」期間内の編入希望者名簿「トランスファーポータル」掲載者のみの適用に制限された。その後、2024年、期間は60日から45日に短縮された。その結果、現役大学生の来季の動向は3月初旬には非公式に漏出し始める。来季の編入先の情報は早ければ3月下旬に出始める。
コロナ禍
2019-20シーズン
2019-20、NCAAトーナメントが中止になった。
2020-21シーズン
2020-21は11月25日に約3週間の後ろ倒しで開催された。そのため、ノンカンファレンスシーズンはNCAAは3試合程度を推奨し、一部のカンファレンスはノンカンファレンスシーズンの開催を中止し、アイビーリーグと一部の大学は同期間中にシーズン続行を断念した。そして、最も大変だったのが試合のキャンセルや延期の続出だ。NCAA、大学、州はコロナ陽性者が出た場合の一定期間の活動休止を定めていた。そのため、数え切れない程多くの試合がキャンセルや延期に追い込まれた。一方、NCAAトーナメントは「NCAA D1→インディアナ州インディアナポリス」「NCAA D2→インディアナ州エバンスビル」を半バブル状態にして無事行われた。NCAA D3は前年度に引き続きNCAAトーナメントの開催を見送った。

2021-22シーズン
オフシーズン
2021年、NCAAはサマークラス期間中に限ってノンコーチングスタッフ(学生マネージャー等)が選手のスキル指導を行えることを許可している。NCAAはコーチのリクルート活動をかなり厳しく制限しているのだが、2020-21はコロナの影響を懸念して選手とコーチの対面を長い間禁止していたため、そのしわ寄せが今夏に押し寄せ、コーチングスタッフはリクルート活動で既存の選手に手が回らない状態になっている。今回の措置はこういったコーチ達への考慮だ。
プレイングシーズン
2021-22シーズンはほぼ例年通りだった。
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NCAA基礎講座
大学一覧

バスケ留学解説

NCAAの視聴方法






参考
2020-21 NCAA DIVISION 1 MANUAL(web3.ncaa.org)
College hoops to play on Election Day after NCAA rule change(apnews.com)
Waiver granted to allow basketball instruction by non-coaching staff members this summer(ncaa.org)
DI establishes working groups for College Basketball Summer Initiative(ncaa.org)
The Big Ten, ACC and Pac-12 alliance’s impact on college basketball could be a negative one for mid-majors(cbssports.com)
What the Ivy League’s canceling its seasons means for college basketball, other sports(espn.com)
NCAA Relocating 2021 Division I Men’s Basketball Championship Sites(ncaa.org)
DI establishes working groups for College Basketball Summer Initiative(ncaa.org)
Inside the three weeks that changed men’s college basketball(espn.com)