概要
- フルライド(全額支給)
全支出: 入学金/授業料/寮費/テキスト代/食費等 - パーシャル(部分支給)
一部
スポーツ奨学金(Athletic Scholarship)は運動部員向けの奨学金だ。スポーツ奨学金は「全額支給のフルライド(full ride)」と「一部支給のパーシャル(partial)」に大別される。そして、NCAA D1以外では全額支給は滅多に無い。
基本情報
高い大学費用
- 州内公立大学: 約$2.5万/年
- 州外大学/私立大学: 平均$4万/年
アメリカの大学費用は社会問題化レベルで高い。しかも、費用は年々増加している。入学金、授業料、寮費(room&board)が掛かる。
運動部会計: スポーツ奨学金の比率
-1024x278.webp)
NCAA D1校のスポーツ奨学金は運動部支出の10%程度を占めている。
学資援助(Financial Aid)
奨学金
- Scholarship
- Grant(s)-in-Aid
- Financial Aid
奨学金の呼称は3つ存在する。
低所得者向け補助
- ペル・グラント(Pell Grant): 学部生対象
低所得者対象の奨学金も存在する。支給額は家庭の所得等で決まる。
学資ローン
北米では「返済不要給付金=奨学金」「貸与型給付金=学資ローン」とされている。つまり、日本の要返済の奨学金は厳密には学資ローンである。実際、アメリカでは4470万人が学資ローンを抱えながらの暮らしを強いられている。そのため、高額な大学費用は社会問題になっている。
非奨学金
- Student Assistance Fund
- 保護者の教育資金専用口座の預金
- 学資ローン
労働収入
- アルバイト
- インターンシップ
労働収入はフルスカラシップの減額対象にならない。
NIL
NIL
2021年7月1日、学生アスリート達は自身のNILのマネタイズが可能になった。NILは知名度(Name)、イメージ(Image)、肖像(Likeness)の頭文字だ。一言で言えば、選手達はインフルエンサー業等で金を稼げるようになった。そして、現在、強豪校の人気選手は$1M以上を稼いでいる。

ダイレクトペイメント(NEW)
- ダイレクトペイメント契約(リベニューシェアリング契約)
大学のカレッジアスリートのNILの使用権の買取
=NIL使用料扱い≠雇用契約
サブリース可能
2025年7月1日以降、NCAA D1の新レギュレーション同意校はカレッジアスリートに直接的に金銭を支払える。ダイレクトペイメント契約は大学のカレッジアスリートのNIL使用の契約だ。支払いは選手のNIL使用料の形を取る。NCAA D1の新レギュレーション不同意校とNCAA D2校は旧レギュレーションの通りにダイレクトペイメントを禁止される。
NCAA D1&D2のスポーツ奨学金
スポーツ奨学金の定義
スポーツ奨学金
- 大学のスポーツ奨学金
- 外部のスポーツ奨学金
$1,000以上
五輪 - 非学術奨学金
NCAAは運動能力や運動部関連の学資支援をスポーツ奨学金と定義している。判断基準は運動能力や運動部関連の条件や選考基準の有無だ。スポーツ奨学金は後述の支給人数制限のカウント対象となる。
非スポーツ奨学金
- 大学の学術支援金
オルストンアワード: $5,980/年 - 外部のスポーツ奨学金
$1,000以下
S1,000以上(例外) - 政府の学術奨学金
非スポーツ奨学金は後述の支給人数制限のカウントの対象にならない。最大の代表例はオルストンアワードだろう。2021年6月、最高裁がオルストン裁判でNCAA加盟校の教育関連支援の一律化を違法と判決した。その後、NCAAは新たな教育関連の支援のレギュレーションから手を引いた。以降、NCAA加盟校は自身の判断で教育関連の報奨金をカレッジアスリート1名あたり最大$5,980/年まで支払える。
支給制限①: 受給限度額
学費
学費 |
---|
Tuition&Fees: 入学金+授業料+諸費 Room&Board: 寮費(家賃)+21食分/週の食費 Book: 教科書代+文房具 |
学生アスリートはNCAA規則で最大で大学生活の総費用までしかあらゆる”学資支援”を受けられない。総費用は当該大学の学生の平均コスト等から算出される。2015年度以降、$500~2,000程度/月の余剰金の支給が可能になった。

米国連邦政府もペルグラント等の連邦政府の支援金受給者の受給限度額を大学生活の総費用までに定めている。超過時は大学支給分の減額で調整される。
減額の対象
減額対象 | 減額対象外 |
---|---|
奨学金 貰い物 スポーツイベント参加賞 ローン | ペルグラント 福祉手当 ミリタリー系給付金 学資ローン 五輪報奨金 |
フルライドの学生はスポーツ奨学金から他の学資支援、貰い物、スポーツイベントの参加賞、借金の受給分を減額される。
運動部活動費
運動部活動費 |
---|
施設利用料 道具 移動費 遠征時の宿泊費や食費 |
運動部の活動費用は大学持ちだ。2022年、医療費、保険料、学業費用、トレーニング費用等の支給も可能になった。
受給禁止
エクストラベネフィット |
---|
現金(ローン含) 自動車or自動車の使用権 |
学生アスリートは不要な利益の授受を禁じられている。
支給制限②: スポーツ奨学金の割当
旧レギュレーション: ヘッドカウント競技
NCAA D1ヘッドカウント競技
競技 | 従来 スポーツ奨学金枠 | 平均部員数 | 新ロスター枠 |
---|---|---|---|
Basketball (M) | 13 | 17 | 15 |
Football (M) | 85 | 124.3 | 105 |
Ice Hockey (M) | 18 | 28.6 | 26 |
Basketball (W) | 15 | 14.8 | 15 |
Gymnastics (W) | 12 | 19.6 | 20 |
Ice Hockey (W) | 18 | 23.3 | 26 |
Tennis (W) | 8 | 9.4 | 10 |
Volleyball (W) | 12 | 16.7 | 18 |
ヘッドカウント競技は1学年度中のスポーツ奨学金受給可能者の人数を制限されている。スポーツ奨学金受給者は金額に関わらず原則的に1名としてカウントされる。そして、ヘッドカウント競技者の奨学金はフルライドだ。NCAA D1アイビー・リーグはカンファレンスルールでスポーツ奨学金を禁じている。
旧レギュレーション: エクイバレンシー競技
NCAA D1エクイバレンシー競技
競技 | 従来 スポーツ奨学金枠 | 平均部員数 | 新ロスター枠 |
---|---|---|---|
Rifle (M&W) | 3.6 | 6 | 12 |
Stunt (M&W) | 14 | 38.5 | 65 |
Baseball (M) | 11.7 | 40.9 | 34 |
Cross Country (M) | 5 | 13.9 | 17 |
Fencing (M) | 4.5 | 17.4 | 24 |
Golf (M) | 4.5 | 10 | 9 |
Gymnastics (M) | 6.3 | 20.5 | 20 |
Lacrosse (M) | 12.6 | 38.8 | 48 |
Skiing (M) | 6.3 | 12.1 | 16 |
Soccer (M) | 9.9 | 29.7 | 28 |
Swimming & Diving (M) | 9.9 | 20.9 | 30 |
Tennis (M) | 4.5 | 10 | 10 |
Track and Field (M) | 12.6 | 34.7 | 45 |
Volleyball (M) | 4.5 | 15.3 | 18 |
Water Polo (M) | 4.5 | 21.1 | 24 |
Wrestling (M) | 9.9 | 29.4 | 30 |
Beach Volleyball (W) | 6 | 18.1 | 19 |
Bowling (W) | 5 | 8.7 | 11 |
Cross Country (W) | 6 | 13.5 | 17 |
Equestrian (W) | 15 | 28.3 | 50 |
Fencing (W) | 5 | 15.2 | 24 |
Field Hockey (W) | 12 | 21.6 | 27 |
Golf (W) | 6 | 7.9 | 9 |
Lacrosse (W) | 12 | 24.8 | 38 |
Rowing (W) | 20 | 42.4 | 68 |
Skiing (W) | 7 | 11.7 | 16 |
Soccer (W) | 14 | 27.3 | 28 |
Softball (W) | 12 | 21.8 | 25 |
Swimming & Diving (W) | 14 | 23 | 30 |
Track and Field (W) | 18 | 32.5 | 45 |
Triathlon (W) | 6.5 | 7.6 | 14 |
Tumbling (W) | 14 | 25.9 | 55 |
Water Polo (W) | 8 | 19 | 24 |
Wrestling (W) | 10 | 14.2 | 30 |
エクイバレンシー競技は競技毎の指定フルライド人数分をチーム支給限度額に設定されている。例えば、野球のチーム支給限度額の11.7名分の場合、コーチは自身の判断で全額5名+半額12名+7割1名等に予算を割当できる。そして、選手1名への最低支給額が全額支給の25%程度に設定されている。そのため、実質的な人数制限も存在する。
NCAA D1のスポーツ奨学金枠(新レギュレーション)
旧レギュレーション | 新レギュレーション (2025-26~) |
---|---|
部員数制限無し | 部員数制限有り 男子バスケ部: 15名 女子バスケ部: 15名 |
スポーツ奨学金人数制限有り 男子バスケ部: 13名 女子バスケ部: 15名 | スポーツ奨学金人数制限無し |
2025年7月1日以降、NCAA D1の新レギュレーション同意校は最大で全運動部員にスポーツ奨学金を支給できる。NCAA D1の新レギュレーション不同意校とNCAA D2校は旧レギュレーションに従う。
支給制限③: 男女平等
スポーツ奨学金の支給総額は連邦法の「タイトルⅨ」によって男女同額に定められている。当然、スポーツ奨学金の追加と削減は男女の運動部に平等に行われる。そのため、フットボール部や男子バスケ部のスポーツ奨学金枠はしばしば女子運動部のスポーツ奨学金削減に伴って空白のままになっている。
支給制限④: ダイレクトペイメントキャップ(NEW)
- 限度額: $20.5M/校(2025)→$33M/校(3035)
- リベシェア+スポーツ奨学金+オルストンアワード合算
※スポーツ奨学金拡充分$2.5M控除
ダイレクトペイメントの年間限度額が定められている。限度額は初年度$20.5M/校から年々向上する。そして、ダイレクトペイメントの支払いはリベニューシェアリング+スポーツ奨学金+オルストンアワードの合算となる。スポーツ奨学金拡充分は最大$2.5M分までカウントの対象から外される。リベニューシェアリングの割当は男女平等を求められていない。
スポーツ奨学金受給の条件
エリジビリティ
NCAAディビジョン1&2は厳格な選手資格を規定している。主な条件は時間と学力とプロアマのステータスだ。NCAA D1&D2の競技者は原則的に大学入学5年以内に4シーズンまでしかプレーできず、一定以上の学業成績を収め、アマチュアステータスを保持し、社会倫理に沿わなければならない。
NCAA D1
クオリファー | アカデミックレッドシャツ | ノンクオリファー |
---|---|---|
公式戦出場〇 練習〇 スポーツ奨学金受給〇 | 公式戦出場× 練習(1学期目)〇 練習(2学期目)△ スポーツ奨学金受給〇 | 公式戦出場× 練習× スポーツ奨学金受給× |
NCAA D1のスポーツ奨学金の受給条件は選手資格の取得だ。そして、クオリファーとアカデミックレッドシャツはスポーツ奨学金の受給を許可されている。ノンクオリファーはスポーツ奨学金の受給を認められていない。
NCAA D2
クオリファー | パーシャルクオリファー |
---|---|
公式戦出場〇 練習〇 スポーツ奨学金受給〇 | 公式戦出場× 練習〇 スポーツ奨学金受給〇 |
スポーツ奨学金の受給条件は無い。ノンクオリファーのステータス自体が2021年8月31日に廃止されたためだ。クオリファーとパーシャルクオリファーはいずれもスポーツ奨学金を受給できる。
スポーツ奨学金の保障
スポーツ奨学金の更新: 1学年度単位
多くのスポーツ奨学金の更新は1年毎だ。そして、更新の場合、理由は問われない。毎年、多くの選手が翌シーズンの奨学金の更新を見送られ、奨学金オファーを求めて
スポーツ奨学金の増額
スポーツ奨学金の増額はいつでも可能だ。
スポーツ奨学金の減額や撤回
正当 | 不当 |
---|---|
選手資格喪失 不正行為 自主都合退部(転校希望含む) | 運動能力全般 心身の状態 |
スポーツ奨学金の減額と撤回は妥当性を問われる。結論、スポーツ奨学金は運動能力やパフォーマスの低下を理由に減額や撤回されない。
編入生
2022年8月31日以降、NCAA D1編入生は編入先で学士号の取得or選手資格終了までスポーツ奨学金を保障される。
スポーツ奨学金の現状
2010年代前半頃までの全額支給学生は貧乏線以下の暮らしを強いられていた。NCAA D1のスポーツ奨学金受給者は全体の60%に満たない。しかも、フルスカラシップはフットボール、男女バスケ、野球、アイスホッケー等の花形競技の選手達で占められている。所謂”五輪競技”選手はパーシャルスカラシップ~無支給だ。無論、奨学金の金額はリクルート時の交渉材料になっている。ほとんどのレッドシャツも奨学金を受け取っていない。

NCAAは大学院生へのスポーツ奨学金の支給も認めている。そして、ブレイデン・アンダーソン(Braeden Anderson)は2015-16にシートン・ホール大学ロースクールの費用$5万をスポーツ奨学金でカバーした。
大学体育協会の比較
NAIA: 第二の四年制大学体育協会
- 受給条件: 無し
※スポーツ奨学金の定義無し - 受給限度額
学校生活総費用: 学費+寮費+教科書代
運動部活動費
余剰金: 少額の利益可(食事代や移動費等) - 支給制限
総支給額: 平均学校生活費用×指定数(バスケ部8名)
※例外条項: 学業優秀部員のカウント免除
割当: コーチ判断
NAIAは学生アスリートの金品の授受に寛容だ。そもそもスポーツ奨学金が定義されていない。そのため、学資支援支給の条件は無い。個人の学資支援受給額は学校生活の費用までと定められている。少額の利益は広く許容されている。唯一の禁止事項は運動能力やパフォーマス関連の報酬や現金の受取だけだ。一方、実際、加盟校は運動部員専用の学資支援制度を用意している。そのため、主要運動部の総支給額が「当該校の平均学校生活費用×NAIAの指定数(≠人数制限数)」に定められている。例えば、平均$10,000校バスケ部の支給限度額は$80,000となる。分配はコーチの判断に委ねられている。$10,000×8名も$5,000×16名も可能だ。
NJCAA: 全米短大体育協会
- 受給条件: 無し
※選手資格喪失者の支給打切り可 - 更新: 学年度毎(8/1~7/31)
- 支給限度額
学校生活費用
-D1: 学費+寮費+教科書代+教育関連$250+通学移動費1回/年
-D2: 学費+教科書代+$250
-D3: 無し
運動部活動費
余剰金: $500/年 - チーム支給限度額
D1&2: 15名(バスケ部)
D3: 0名
NJCAA(National Junior College Athletic Association)もスポーツ奨学金の支給を許可している。個人の学資支援受給額は学校生活の費用までと定められている。スポーツ奨学金受給の条件は無い。一方、選手資格喪失はスポーツ奨学金打ち切りの妥当な理由として定められている。大半の支給はパーシャルだ。フルライドは極稀である。短大の授業料や入学金は四年制大学に比べて安い。総費用は州外民でも$1.5万/年程度だ。しかも、多くは自宅通学で寮費を節約できる。
CCCAA: カリフォルニア州短大学体育協会
CCCAA(California Community College Athletic Association)は学生のスポーツ奨学金の受け取りを禁止している。
NCAA D1の新レギュレーション(2025-26~)
オプトインorオプトアウト校
一応、NCAA D1の319校(全365校)が2025-26度のオプトインを表明している。アイビー・リーグはオプトアウトを早々に発表している。
リベニューシェアリングの予想
- フットボール部: 7割
- 男子バスケ部: 2割
- 指定部: 1割
女子バスケ部
女子バレー部
野球部
等
結局、中規模以上の大学の花形競技者しかリベニューシェアリングの恩恵を受けられないだろう。リベニューシェアリングの割当は大学の自由だ。そして、リベニューシェアリング契約対象運動部は往々にしてフットボール部+男子バスケ部+指定部と発表されている。また、大半の大学は分配金の余裕を持ち合わせていない。
ロスター&スポーツ奨学金拡充
大半のスポーツ奨学金の増設分はリベニューシェアリング分の節約で使われないだろう。むしろ、マイナー競技は露骨な予算カットや廃部の危機にある。スポーツ奨学金の支給はタイトルⅨによって男女平等と定められている。そのため、黒字競技への露骨な贔屓は不可能だ。
その他
軍事学校
- NCAA D1
アーミー陸軍士官学校
ネイビー海軍士官学校
エアフォース空軍士官学校 - NCAA D3
コーストガード湾岸警備養成校
マーチャントマリーン商船乗組員養成校
連邦政府の軍事学校の学生は政府からフルライドの奨学金を支給される。
ポストカレッジキャリア奨学金
NCAAはカレッジアスリートキャリア終了者向けのスポーツ奨学金の支給も許可している。つまり、学生アスリートはプロ転向後やプレー資格終了後に奨学生として学位取得を目指せる。ポストカレッジキャリアのスポーツ奨学金は通常のスポーツ奨学生枠にカウントされない。
学術奨学金
各大学は学術奨学金を用意している。実際、スポーツ奨学金と学術奨学金のダブル受給者もいる。NCAA D2-3、NAIA、短大は名目上の学術奨学金や貧困家庭援助(Need-based)をスポーツ奨学金として運用している。

アパレルはNBAグッズに限ず基本的に初回生産のみだ。アパレル業界は商品の売れ残りを恐れている。そのため、新商品は初回生産(少)&追加生産(無)のリスク回避全振りで作られる。しかも、工場の製造ラインは常に予約で埋まっている。そのため、急な確保が難しい。その結果、人気品すらも滅多に追加生産されない。つまり、河村勇輝選手のグッズはほぼほぼ現品限りだ。
関連記事
NCAA基礎講座
大学一覧

バスケ留学解説

NCAAの視聴方法






参考
基本情報
Average Cost of College & Tuition(educationdata.org)
Federal Pell Grants(studentaid.org)
教育大国アメリカはローン地獄に悩んでいる(toyokeizai.net)
Why NIL has been good for college sports … and the hurdles that remain(espn.com)
2024-2025 NCAA Division I Manual(ncaapublications.com)
Athletic Financial Aid Agreement(ncaaorg.s3.amazonaws.com)
Scholarship Limits 2020-21(scholarshipstats.com)
Ole Miss Breaks Ground on Post-Alston Ruling ‘Extra Benefits’(si.com)
As College Football Teams Fret Roster Numbers, Is a Solution Near?(si.com)
New NCAA roster limits for football, baseball and other sports almost finalized: Sources(nytimes.com)
DI Board of Directors adopts student-athlete benefit legislation(ncaa.org)
A College Basketball Player Who Is Also a Law School Student(nytimes.com)
Division II Athletic Scholarships(therecruitingcode.com)
NAIA&NJCAA
2024-2025 OFFICIAL & POLICY HANDBOOK 39th edition — August 2024(naia.org)
NAIA Financial Aid(naia.org)
NAIA Athletic Scholarships(therecruitingcode.com)
Junior College Athletic Scholarships(therecruitingcode.com)
2024-25 NJCAA Handbook BYLAWS(njcaa.org)
2024-25 NJCAA Handbook Sports Procedures Chart 2025-26(njcaa.org)
Divisional Structure(njcaa.org)
CCCAA Recruiting Rules(cccaasports.org)
5 Myths About Athletic Scholarships(usnews.com)
THE PRICE OF POVERTY IN BIG TIME COLLEGE SPORTS(ncpanow.org)
Study College Athletes Worth Six Figures Live Below Federal Poverty Line(drexel.edu)
Op-Ed: How to take the scandal out of big-time college football and basketball(latimes.com)
Division I board adopts changes to transfer rules(ncaa.org)
The On3 guide to Alston awards — education-related compensation(on3.com)
Texas Tech readies revenue-sharing strategy in anticipation of July 1 changes(www.lubbockonline.com)