概要
- ディビジョン
D1
D2
D3 - 加盟校: 約360校(増加中)
- カンファレンス: 32→31(2024)*
ハイメジャー: 強豪
ミッドメジャー: 中堅
ローメジャー: 弱小 - スケジュール: 11~4月
- 選手(男子バスケ部)
総数: 約5500名
奨学生: 13名/部
NCAA DivisionⅠ(D1)は最上位ディビジョンだ。現在、NCAA D1には「約360校」「全31カンファレンス(2024-)」「約5,500名」が存在する。
基本情報
NCAA
- NCAA: 全米最大の大学体育協会
- NAIA: 小規模校中心の大学体育協会
- NJCAA: 全米最大の短大体育協会
- CCCAA: カリフォルニア州の短大体育協会
- NCCAA: 小規模のキリスト教系大学体育協会
米国の大学運動部は大学体育協会に加盟して競技大会やシーズンに参加する。大学体育協会は競技大会の運営組織だ。そして、NCAAは全米最大の四年制大学対象の大学体育協会だ。
NCAAのディビジョン
ディビジョン | 所属校 | カンファレンス(男女バスケ部) |
DivisionⅠ(D1) | 約360校 | 32→31(2024-)* |
DivisionⅡ(D2) | 約300校 | 23 |
DivisionⅢ(D3) | 約300校 | 43 |
現在、NCAAは3ディビジョン制を敷いている。そして、各ディビジョンはNCAA共通規則+独自のディビジョン規則で半自律的に運営されている。しかも、近年、ディビジョンの独立化傾向は強まっている。例えば、2023年4月、各ディビジョンはプレイングルールを採用可能になった。
所属ディビジョンの決定
NCAAの競技 | 性別 | ディビジョン |
バスケットボール | 男女 | D1-3 |
クロスカントリー | 男女 | D1-3 |
ゴルフ | 男女 | D1-3 |
体操 | 男女 | D1&2 |
アイスホッケー | 男女 | D1-2統合&D3 |
ラクロス | 男女 | D1-3 |
ライフル | 男女 | D1-3統合 |
スキー | 男女 | D1-3統合 |
サッカー | 男女 | D1-3 |
水泳 | 男女 | D1-3 |
テニス | 男女 | D1-3 |
陸上 | 男女 | D1-3 |
バレーボール | 男女 | 男D1-2統合&D3 女D1-3 |
水球 | 男女 | D1-3統合 |
野球 | 男 | D1-3 |
アメリカンフットボール | 男 | D1-3 |
レスリング | 男 | D1-3 |
ビーチバレー | 女 | D1-3統合 |
陸上ホッケー | 女 | D1-3 |
ボート | 女 | D1-3 |
ソフトボール | 女 | D1-3 |
所属ディビジョンは大学の意向(運動部の予算)で決まる。そして、ディビジョンの所属は大学単位だ。つまり、同一の大学運動部は原則的に全て同一ディビジョンの所属となる。一方、ディビジョンは所属条件を設けている。例えば、NCAA D1は男女計14部以上の運営を条件としている。概して上位ディビジョンはより大きな予算を求められる。大きな大学の運動部予算は大きく、小さな大学の運動部予算は小さい。そのため、大学規模と所属ディビジョンは相関関係にある。つまり、運動部の競技力と所属ディビジョンは無関係だ。例えば、シカゴステイト大学は毎年5勝25敗程度にも関わらずNCAA D1に居続け、ノースウェストミズーリステイト大学はNCAA D1中堅以上の実力にも関わらずNCAA D2に所属している。入れ替え戦も無い。
近年、NCAA D1校は「昇格校→毎年数校/降格→数年に1校」で微増傾向にある。2021年、セントトーマス大学が異例のNCAA D3→D1ジャンプアップを果たした。
バスケ部員数
ディビジョン | 選手数 | 対米国高校バスケ部員比 |
DivisionⅠ | 約6,000名(男) 約5,000名(女) | 約1.0%(男) 約1.3%(女) |
DivisionⅡ | 約6,000名(男) 約5,000名(女) | 約1.0%(男) 約1.2%(女) |
DivisionⅢ | 約7,000名(男) 約6,500名(女) | 約1.4%(男) 約1.7%(女) |
NCAA D1~3バスケ部員は男1,9000名弱/女16,500名程度だ。NCAAの2020年の報告によれば、全ディビジョンの選手数は米国の高校バスケ部員数の約3.5%(男)/約4.1%(女)程である。
ルール
- 各チームのスポーツ奨学生数
- エリジビリティ(プレー資格)
- リクルート
ルールはディビジョン間で若干異なる。例えば、スポーツ奨学金枠数(男子バスケ)は「NCAA D1校:13名」「NCAA D2校:10名」「NCAA D3:0名」までと決められている。
スケジュール(男女バスケ部)
ディビジョン | ノンカンファレンス期 | カンファレンス期 | ポストシーズン |
DivisionⅠ | 11試合前後 (10~12月下) | 18試合前後 (1~3月中) | 2月下~4月上 |
DivisionⅡ | 8試合前後 (11~12月中) | 18試合前後 (1~2月中) | 2月下~3月中 |
DivisionⅢ | 5試合前後 (11~12月上) | 18試合前後 (1~2月中) | 2月下~3月中 |
レギュラーシーズン: ノンカンファレンス期(11月中~12月下旬)
ノンカンファレンス期は自由スケジュール期間だ。各校は大学体育協会、ディビジョン、カンファレンスの垣根を超えて試合を組める。一応、些細な制限は設けられている。例えば、対戦相手は四年制大学に限られる。つまり、NCAA D1校 vs. NCAA D2/D3/NAIA校の試合も行われる。
レギュラーシーズン: カンファレンス期(12月下~3月上旬)
カンファレンス期はカンファレンス内のリーグ戦期間だ。カンファレンスシーズンの成績はカンファレンストーナメントのシード順位に影響する。
ポストシーズン: カンファレンストーナメント(2月下~3月中旬)
カンファレンストーナメントはカンファレンスのNCAAトーナメント出場校決定戦だ。各カンファレンスのカンファレンストーナメント優勝校はNCAAトーナメント出場権を獲得できる。
ポストシーズン: ポストシーズントーナメント(3月中~4月上旬)
- NCAA D1(68校)
- NCAA D2(64校)
- NCAA D3(64校)
NCAAトーナメントはディビジョンごとに開催されている。各大会の出場校数はほとんど同じだ。NCAA D1のみ4つのプレーインラウンドを設けている。一方、会場移動は「NCAA D1→2ラウンドごと」「NCAA D2&D3→3ラウンドごと」と違う。
ディビジョンの歴史
ディビジョン制は1956年に総合大学と単科大学でユニバーシティーディビジョンとカレッジディビジョンの分割から始まった。一方、大学規模と運動部の予算は必ずしも比例しない。そのため、両ディビジョンは現在のディビジョン1とディビジョン2に改められた。そして、1972年、NCAA D3がアカデミック志向や低予算校向けに新設された。
ディビジョンⅠ(D1)
- 所属校: 約350校
- カンファレンス: 32→31(2024–)*
- シーズン: 11月~4月
- HP: http://www.ncaa.org/about?division=d1
NCAA D1校
The ultimate MORE with LESS story (@JonRothstein). Saint Peter’s has now improbably train rattled through Kentucky, Murray State, and Purdue.
— SBUnfurled (@SBUnfurled) March 26, 2022
A look at how they compare to those schools in a few key categories: pic.twitter.com/qMJCIYdKrC
現在、NCAA D1の男子バスケ部は大きな予算にも関わらず360校以上にのぼる。NCAA D1ブランド価値は世間の認知度向上、地元や卒業生からのサポート、入学希望者増加等を見込める。そのため、総生徒数4,000名程度の小規模校もNCAA D1にしがみついている。一方、予算制限は存在しない。一部の大学運動部は州政府、地元ファンベース、大企業、超大物卒業生からの支援で莫大な予算を持っている。その結果、NCAA D1校はピンからキリまで存在する。例えば、「公立マンモス校&パワーカンファレンス所属のパデュー大学とケンタッキー大学」と「小規模校&ミッドメジャーカンファレンス所属のマリーステイト大学とセントピーターズ大学」の運動部予算は上記の通り段違いだ。
実際、2022年、セントピーターズ大学は資金難でNCAAトーナメントの会場にチアリーディング部の派遣を見送っている。
カンファレンス(アスレティックカンファレンス)
カンファレンス(バスケットボールの場合)
- カンファレンス: 運動競技用大学連盟
- カンファレンス数: 32→31組(2024-)*
※男女バスケットボール部の場合 - 所属校数: 8~16校
- インディペンデント: 無所属
カンファレンスは大学間のスポーツ競技のための連盟だ。NCAA D1男子バスケの場合、カンファレンス所属が義務付けられている。通常、同じ大学の運動部は同じカンファレンスに所属してリーグ戦やポストシーズントーナメントを戦う。一方、いくつかの部活は様々な事情で別カンファレンス所属やインディペンデントとなる。例えば、ノートルダム大学は「大半の部活→ACC」「男子アイスホッケー→B1G」「アメフト→インディペンデント」で活動している。
主な所属カンファレンス決定要因
- フットボール部
NCAA D1フットボール校
→Football Bowl Subdivision(FBS)
→→Power 5(ACC/B1G/BIG12/Pac-12/SEC)
→→Group of Five
→→インディペンデント校
→Football Championship Subdivision(FCS)
NCAA D1ノンフットボール校 - 実力
- 地理的距離
- 利益(TV放映権の分配等)
テキサス大学&オクラホマ大学移籍(BIG12→SEC)
UCLA&USC移籍(Pac-12→B1G)
最大の決め手はアメフト部の有無だ。例えば、ゴンザガ大学は全米トップ級の男子バスケ部を有しながらアメフト部を持たないためにパワーカンファレンスへ移籍できていない。フットボール部の有無の振り分け後、各校は往々にして自身の「実力(運動部への注力具合)」「地理的距離」の近しい場所に収まる。そして、近年では超強豪校の収益面での不合意によっての大型移籍が目立つ。
先述の通り、NCAA D1内でも大きな格差が存在する。運動部予算の中央値は「パワー5校: $123M」「グループ・オブ・ファイブ校: $37M」「FCS校: $16.7M」だ。そのため、近年はFBSやパワー5の独立案が度々議題に上がっている。
メジャー
- ハイメジャー: 強豪
- ミッドメジャー: 中堅
- ローメジャー: 中堅未満
NCAA D1では「強豪→ハイメジャー」「中堅→ミッドメジャー」「中堅未満→ローメジャー」と表現される。
カンファレンスの重要性
強いカンファレンス | 弱いカンファレンス | |
カンファレンストーナメント 優勝 (Automatic Bid) 32→31(2024)校* | 難しい | 簡単 |
招待 (At-Large Bid) 36→37(2024)校* | 簡単 | 難しい |
カンファレンスはNCAAトーナメント出場に大きく関わっている。NCAAトーナメント出場の条件は「カンファレンストーナメント優勝」or「選考委員会に戦いぶりを評価されての招待」だ。端的に言えば、NCAAトーナメント出場の可能性は「弱カンファレンス→カンファレンストーナメント優勝(高)/招待(低)」「強カンファレンス→カンファレンストーナメント優勝(低)/招待(高)」となる。
NCAA D1選手(男子バスケ)
- 総数: 約5,500名
- スポーツ奨学生
人数(男子バスケ部): 13名
補償: 全額
更新: 1年 - ウォークオン(奨学金無し)
プリファードウォークオン: 将来の奨学金内定
トライアウト組 - 選手資格
時間: 高校卒業後1年以内の入学/大学入学後5年以内/合計4季等
学力: GPAや単位所得数
経験: プロ経験の有無
NCAA D1バスケ部員は米国高校バスケ部員の約1%程しかいない。NCAA D1の男子バスケ部は最大13名にしかスポーツ奨学金を渡せない。ウォークオンも往々にして将来の奨学金に内定済みだ。無論、極僅かにトライアウト組もチームに在籍している。しかも、NCAAには厳しい選手資格も存在する。そのため、コーチ達は安易に選手をリクルートしない。
NCAA D1所属の長所と短所
長所: ブランド価値
NCAA D1所属の意義はブランド価値とインセンティブだ。NCAA D1校運動部は世間の認知度向上、地元や卒業生からのサポート、グッズ収益、入学希望者増加等を見込める。そのため、総生徒数4,000名程度の小規模校もNCAA D1にしがみついている。
長所: インセンティブ
インセンティブが大きい。NCAAトーナメント出場は絶好のアピールの場だ。実際、ミッドメジャー校は1回のアップセットで翌年の入学希望者数やグッズ売上を爆増させている。しかも、男子バスケの場合、全出場校はパフォーマスに応じて分配金を貰える。また、フットボール部はバイゲーム(Buy Game)/ギャランティーゲーム(Guarantee Game)で大きな収益を得られる。強豪校は弱小校に最大$200万を支払って文字通りホームゲームの勝利を買うのだ。強豪校のフットボール部の試合はTV放映権料、チケット代、飲食代、グッズ収益、駐車場代等で莫大な収益を生んでいる。無論、試合は八百長では無い。バイゲームロスは結構な割合で起こっている。
一応、男子バスケのバイゲーム/ギャランティーゲームも存在する。ファイトマネーは最大でも数十万程度だ。歴史的黒人大学HBCUは往々にしてノンカンファレンス期をほぼアウェイゲームで終える。
短所: 高い維持費
NCAA D1所属は大きな予算を必要とする。米国の連邦法「タイトルⅨ」は男女の教育の機会平等を定めている。そのため、NCAA D1校は男女同数の運動部計14部の運営を義務付けられている。そんな中、黒字競技はフットボール部と男子バスケ部だけだ。野球部はトントン程度である。一応、女子バスケと女子バレーは次期黒字競技として期待されている。
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アジアのNCAA D1選手
現役NCAA D1日本人選手
選手 | 経歴 |
須藤タイレル拓 | ノーザンイリノイ大学(2022-23) ガードナー・ウェブ大学(2023-) |
山之内ウィリアムス勇登 | ラマー大学(2022-23) ポートランド大学(2023-24) ネバダ大学(2024-) |
山崎イブ | ラドフォード大学(2022-)* ※レッドシャツ(2023-24) |
菅野ブルース | NJCAAエルスワース短大(2022-23) ステットソン大学(2023-) 編入模索中(2024) |
ジェイコブス昌 | ハワイ大学(2023-) |
Roy Igwe | ハワイ大学(2024-) |
トロイ大(2024-) ウォークオン? | |
ウィーバーステイト大学(2024-) |
元NCAA D1日本人選手
選手 | 経歴 |
高橋マイケル | カリフォルニアステイト大学ノースリッジ校(1994-95?) |
桜木JR | UCLA(1994-98) |
ニック・ファジーカス | ネバダ大学(2003-07) |
松井啓十郎 | コロンビア大学(2005-09) |
伊藤大司 | ポートランド大学(2006-10) |
渡邉雄太 | ジョージ・ワシントン大学(2014-18) |
シェーファー幸樹 | ジョージア工科大(2017-18&2018-19途中) ※ウォークオン |
八村塁 | ゴンザガ大学(2016-19) |
テーブス海 | ノースカロライナ大学ウィルミントン校(2017-18&2018-19途中) |
ヒュー・ホグランド(渡辺飛勇) | ポートランド大学(2017-20) ※2017-18レッドシャツ カリフォルニア大学デイビス校(2020-21) |
弓波英人 | ジョージアサザン大学(2018-21) ※ウォークオン |
富永啓成 | NJCAAレンジャー短大(2019-21) ネブラスカ大学(2021-24) |
ロバーツケイン | ニューヨークステイト大学ストニーブルック校(2021-23) 編入模索→プロ転向(2023) |
マックニールキシャーン大河 | セントフランシス大学(ペンシルベニア)(2022-24) ※2022-23レッドシャツ NAIAセントフランシス大学(フォートウェイン)(2024-) |
2010年代
【ヒュー・ホグランド(渡辺飛勇)選手】
渡辺飛勇選手は2017年にポートランド大学に入学し、2017-18をレッドシャツで過ごした後、2018-19にローテーション入りを果たしたものの、2019-20途中にチームを離れた。そして、2020年、同選手はカリフォルニア大学デイビス校に大学院生として編入し、2020-21をプレーした後、選手資格1シーズ分を残して日本でプロに転向した。
【弓波英人選手】
弓波英人選手は2018‐19~2020-21にジョージアサザン大学でウォークオンとして合計21試合に出場した。同選手も3年間で大学を卒業している。
アジア人留学生(ホームタウン→アジア国表記)
選手 | 経歴 |
Hyunjung Lee(韓国) | Lake Ginninderra(豪) デビッドソン大学(2019-22) |
Jun Seok Yeo(韓国) | 高麗大学 ゴンザガ大学(2022-23途中-) |
Jeff Wu(台湾) | Modesto Christian HS(CA) サクラメントステイト大学(2015-18) |
Oscar Kao(台湾) | サウスイーストミズーリステイト大学(2018-20) |
Benson Lin(台湾) | ブライアント大学(2019-20) |
Louis Tang(台湾) | VMI(2019-22) |
Chien-Hao Ma(台湾) | The Skills Prep Factory(GA) ジョージアステイト大学(2021-22) |
Jonny Wang(中国) | Santa Margarita Catholic HS CSUフラートン校(2017-21) |
Kevin Zhang(中国) | Montverde Academy(FL) テュレーン大学(2018-20) |
Michael Wang(中国) | Mater Dei HS(CA) ペンシルベニア大学(2018-19&2021-22) |
Xiaolong Xu(中国) | ウェイク・フォレスト大学(2022-) ※ウォークオン |
Kai Yu(中国) | リバティ大学(2023-) |
Mike Sharavjamts(モンゴル) | デイトン大学(2022-23) サンフランシスコ大学(2023-) |
コービー・パラス(比) | クレイトン大学(2016-17) CSUノースリッジ校(2017-18) |
Derrick Michael Xzavierro(インドネシア) | グランドキャニオン大学(2023-) |
アジア系(ルーツ/国籍取得)
選手 | 出身/ルーツ | 経歴 |
Jay Yoon() | 韓国/米国 | ペッパーダイン大学(2018-23) ※ウォークオン |
Jinwoo Kim | ネイビー(2023-) | |
ジョー・アレクサンダー() | 台湾 | ウェストバージニア大学(2005-08) |
ジェレミー・リン() | 米国/台湾 | ハーバード大学 |
Myles Che | 米国 | テネシー大学チャタヌーガ校(2023-) |
Kane Ma() | 米国/中国 | ノースカロライナ大学(2014-18)* |
Roy Yuan() | 米国/中国 | スタンフォード大学(2022-) ※マネージャー(2019-22) ※ウォークオン |
ゼイビアン・リー(Xaivian Lee) | カナダ/中国 | |
Danny Seigle() | 米/比 | ワーグナー大学(1994-98) |
Marcus Douthit) | 米/比 | プロビデンス大学(2000-04) フィリピン代表 |
アンドレ・ブラッチ | 米/比 | NBAドラフト(2005)* |
Stanley Pringle) | 米/比 | ペンステイト大学(2007-09) |
ジョーダン・クラークソン | 米/比 | タルサ大学 ミズーリ大学 |
キヘイ・クラーク(Kihei Clarke) | 米/比 | バージニア大学(2018-23) |
Brandon Jawato() | 米/インドネシア | ハワイ大学(2011-15) インドネシア代表 |
Tyler Lamb | 米/タイ | UCLA(2010-13) LBSU(2013-15) タイ代表 |
Moses Morgan | 米/タイ | デポール大学(2011-13) CSUフラートン校(2013-15) タイ代表 |
Justin Bassey | 米/タイ | U18タイ代表 ハーバード大学(2016-20) |
Jonny Juzang() | 米/ベトナム | ケンタッキー大学(2019-20) UCLA(2020-22) |
Jaylin Williams | 米/ベトナム | アーカンソー大学(2020-22) |
Josh Sharma() | 米/インド | スタンフォード大学(2015-19) |
【ジェイ・ユーン】
ジェイ・ユーンは、韓国出身の両親の韓国生まれではあるものの、アメリカ国籍を取得しているようだ。同選手はペッパーダイン大学で48試合/5シーズンに出場した。
【ジョー・アレクサンダー】
ジョー・アレクサンダーは、アジア人の血は流れていないものの、台湾で生まれた後、8~16歳までは香港や中国本土のアメリカ人居住区で生活を送っていた。ちなみに、同選手は祖父のユダヤルーツからイスラエル国籍を取得している。
【ケイン・マ】
ケイン・マは2014年にノースカロライナ大学に入学し、基本的には2軍に所属しつつ、2017-18(4年次)に1軍で全12試合に出場した。
ノースカロライナ大学はNCAA D1でほぼ唯一ジュニアバーシティチームを持っている。JVチームは近所の大学、短大、プレップ、高校と試合を行っている。
【アンドレ・ブラッチ】
アンドレ・ブラッチは高校時にシラキュース大学、コネチカット大学、ジョージタウン大学、ウェストバージニア大学からオファーを貰っていた。
【ジョシュ・シャ―マ】
ジョシュ・シャ―マは、父親(インド出身)と母親(イングランド出身)の間に生まれ、マサチューセッツ州で育った。
米国の大学への留学方法
米国の大学への進学は一般的に「エッセイ(自己PR文)」「高校の成績(GPA)」「テストスコア(TOEFL/SAT/ACT等)」「推薦状」「銀行口座の残高証明書」が求められる。エッセイは「高校生活で何を頑張ってきたか」「大学で何を学びたいか」「将来の夢」等の自己アピール文である。高校成績は日本の高校の10段階評価をGPAに換算する。テストスコアは英語力の証明としてよく求められる。時に推薦状も必要だ。一方、大半の日本の高校教員は米国の大学の正規入学の方法を知らないだろう。実際、俺の場合(公立高校→米国四年制大学卒業)も「提出物: 高校の担任教諭が留学エージェントのサンプルを参考に作成」「エッセイ/テスト/面接: 留学エージェントの対策講座」「奨学金獲得(合計500万円程度): 留学エージェントのコネ」でやり遂げた。詰まる所、留学は留学エージェントが必須だ。相談だけでも思いもよらない案の教示で価値はある。
実は多くの留学エージェントは東南アジアの語学学校しか取り扱っていない。そんな中、上記の通り、留学情報館は多様なパターンの留学に対応している。最近は「短大→名門大学編入」や「海外出稼ぎ」等のサポートもある。留学先も北米-オセアニア-欧州等様々だ。そして、カウンセリングは無料だ。
まとめ
- ディビジョン
D1
D2
D3 - 加盟校: 約360校(増加中)
- カンファレンス: 32→31(2024)*
ハイメジャー: 強豪
ミッドメジャー: 中堅
ローメジャー: 弱小 - スケジュール: 11~4月
- 選手(男子バスケ部)
総数: 約5500名
奨学生: 13名/部
NCAA DivisionⅠ(D1)は最上位ディビジョンだ。現在、NCAA D1には「約360校」「全31カンファレンス(2024-)」「約5,500名」が存在する。
関連記事
NCAA基礎講座
大学一覧
バスケ留学解説
NCAAの視聴方法
参考
NCAA members approve new constitution(ncaa.org)
DI Council adopts proposal for student-athlete representation(ncaa.org)
The Fight Over the Future of College Sports Is Here: ‘It Needs to Implode’(si.com)
Look: Story About Saint Peter’s Cheerleaders Goes Viral(thespun.com)
The New Big 12 Should Be Just Fine in Men’s Basketball(si.com)
Texas, Oklahoma Regents Approve Move to SEC in 2025(si.com)
Underrated(theplayerstribune.com)
Men’s Basketball: Probability of competing beyond high school(ncaa.org)
Auburn, Michigan Paying Nearly $2 Million In Week 1 College Football Guarantee Games(forbes.com)
【アジア系】
Jeff Wu(sacramentostate.prestosports.com)
Chien-Hao Ma(georgiastatesports.com)
Johnny Wang(fullertontitans.com)
Michael Wang(pennathletics.com)
Jay Yoon(pepperdinewaves.com)
Kane Ma(goheels.com)
ANDRAY BLATCHE(rivals.com)
Brandon Jawato(hawaiiathletic.com)
Justin Montri BASSEY(fiba.basketball.com)
台頭するベトナムバスケ、NBA史上初のベトナム系選手が誕生(vieto-jo.com)
Cardinal Capsule: Josh Sharma(gostanford.com)