【NCAA】カレッジバスケ解説: ディビジョンⅠ

※本サイトは広告を含んでいます

概要

  • ディビジョン
    D1
    D2
    D3
  • 加盟校: 約360校(増加中)
  • カンファレンス: 32→31(2024)*
    ハイメジャー: 強豪
    ミッドメジャー: 中堅
    ローメジャー: 弱小
  • スケジュール: 11~4月
  • 選手(男子バスケ部)
    総数: 約5500名
    奨学生: 13名/部
*パック-12・カンファレンスのバスケットボール運営終了(2024年)

NCAA DivisionⅠ(D1)は最上位ディビジョンだ。現在、NCAA D1には「約360校」「全31カンファレンス(2024-)」「約5,500名」が存在する。

基本情報

大学体育協会

米国の大学体育協会
  • NCAA: 全米最大の大学体育協会
  • NAIA: 小規模校中心の大学体育協会
  • NJCAA: 全米最大の短大体育協会
  • CCCAA: カリフォルニア州の短大体育協会
  • NCCAA: 小規模のキリスト教系大学体育協会

大学体育協会は競技大会の運営組織だ。米国の大学は運動部を大学体育協会に加盟させる。そして、大学運動部は加盟協会運営の競技大会やシーズンに参加する。NCAAは全米最大の四年制大学向けの大学体育協会だ。

NCAAのディビジョン

ディビジョン所属校スポーツ奨学金制度カンファレンス(男女バスケ部)
DivisionⅠ(D1)約360校有り32→31(2024-)*
DivisionⅡ(D2)約300校有り23
DivisionⅢ(D3)約300校無し43
*パック-12・カンファレンスのバスケットボール運営終了(2024)

現在、NCAAは3ディビジョン制に分かれている。各ディビジョンはNCAA共通規則+独自のディビジョン規則で半自律的に運営されている。近年、ディビジョンの独立化傾向は強まっている。例えば、2023年4月、各ディビジョンはプレイングルールを採用可能になった。そして、最も象徴的な違いはスポーツ奨学金制度の有無だ。結論、ディビジョンの志向性は「競技≧学業(D1&D2)」「学業>競技(D3)」である。

所属ディビジョンの決定

運動部予算(大学の意向次第)
上位ディビジョンの出費
  • 運営部活数(増)
    →試合や競技会(増)
    →施設(増)
    →エクイップメント(増)
    →スタッフ数(増)
  • スポーツ奨学金(必須)

所属ディビジョンは大学の意向(運動部の予算)で決まる。当然、ディビジョンは所属条件を設けている。例えば、NCAA D1は男女計14部以上の運営を条件としている。概して上位ディビジョンはより大きな予算を求められる。大きな大学の運動部予算は大きく、小さな大学の運動部予算は小さい。そのため、大学規模と所属ディビジョンは相関関係にある。つまり、運動部の競技力と所属ディビジョンは無関係だ。例えば、シカゴステイト大学は毎年5勝25敗程度にも関わらずNCAA D1に居続け、ノースウェストミズーリステイト大学はNCAA D1中堅以上の実力にも関わらずNCAA D2に所属している。入れ替え戦も無い。

NCAA競技種目
NCAAの競技性別ディビジョン
バスケットボール男女D1-3
クロスカントリー男女D1-3
ゴルフ男女D1-3
体操男女D1&2
アイスホッケー男女D1-2統合&D3
ラクロス男女D1-3
ライフル男女D1-3統合
スキー男女D1-3統合
サッカー男女D1-3
水泳男女D1-3
テニス男女D1-3
陸上男女D1-3
バレーボール男女男D1-2統合&D3
女D1-3
水球男女D1-3統合
野球D1-3
アメリカンフットボールD1-3
レスリングD1-3
ビーチバレーD1-3統合
陸上ホッケーD1-3
ボートD1-3
ソフトボールD1-3

ディビジョンの所属は大学単位だ。つまり、同一の大学運動部は原則的に全て同一ディビジョンの所属となる。一部の競技は競技人口や部数の少なさから統合されている。

ディビジョンの昇降
NCAA D1昇格制限緩和
  • ステップバイステップ昇格廃止
    セントトーマス大学のD3→D1飛び級特認(2020年7月)
    「D3→D2→D1」昇格制限廃止(2021年4月)
  • 移行期間短縮(2025年1月)
    NCAA D2→D1(4→3年)
    NCAA D3→D1(5→4年)
    NCAA D1→D2(2年)
    NCAA D3/別の大学体育協会→NCAA D2(2~3年)
    NCAA D1/D2→D3(3年)
    別の大学体育協会→NCAA D3(4年)

ディビジョンの昇降は大学の意向で決まる。NCAA D1校は「昇格校→毎年数校/降格→数年に1校」で微増傾向にある。そして、昇格の制限も緩和されている。例えば、2021年4月、ステップバイステップの昇格が廃止された。その後、2025年1月、昇格直後の数年間の移行期間も短縮されている。移行期間はチャンピオンシップ大会出場資格保留等の試用扱いの期間だ。

バスケ部員数

ディビジョン選手数対米国高校バスケ部員比
DivisionⅠ約6,000名(男)
約5,000名(女)
約1.0%(男)
約1.3%(女)
DivisionⅡ約6,000名(男)
約5,000名(女)
約1.0%(男)
約1.2%(女)
DivisionⅢ約7,000名(男)
約6,500名(女)
約1.4%(男)
約1.7%(女)

NCAA D1~3バスケ部員は男1,9000名弱/女16,500名程度だ。NCAAの2020年の報告によれば、全ディビジョンの選手数は米国の高校バスケ部員数の約3.5%(男)/約4.1%(女)程である。

ルール

主なディビジョン間の相違点
  • 各チームのスポーツ奨学生数
  • エリジビリティ(プレー資格)
  • リクルート

ルールはディビジョン間で若干異なる。例えば、スポーツ奨学金枠数(男子バスケ)は「NCAA D1校:13名」「NCAA D2校:10名」「NCAA D3:0名」までと決められている。一方、近年、NCAAはディビジョンの独立性の強化を目指している。2021年11月、組織改編の草案は3つのディビジョン各々のへの権利移譲を謳っている。

スケジュール(男女バスケ部)

ディビジョンノンカンファレンス期カンファレンス期ポストシーズン
DivisionⅠ11試合前後
(10~12月下)
18試合前後
(1~3月中)
2月下~4月上
DivisionⅡ8試合前後
(11~12月中)
18試合前後
(1~2月中)
2月下~3月中
DivisionⅢ5試合前後
(11~12月上)
18試合前後
(1~2月中)
2月下~3月中
レギュラーシーズン: ノンカンファレンス期(11月中~12月下旬)

ノンカンファレンス期は自由スケジュール期間だ。各校は大学体育協会、ディビジョン、カンファレンスの垣根を超えて試合を組める。一応、些細な制限は設けられている。例えば、対戦相手は四年制大学に限られる。つまり、NCAA D1校 vs. NCAA D2/D3/NAIA校の試合も行われる。

レギュラーシーズン: カンファレンス期(12月下~3月上旬)

カンファレンス期はカンファレンス内のリーグ戦期間だ。カンファレンスシーズンの成績はカンファレンストーナメントのシード順位に影響する。

ポストシーズン: カンファレンストーナメント(2月下~3月中旬)

カンファレンストーナメントはカンファレンスのNCAAトーナメント出場校決定戦だ。各カンファレンスのカンファレンストーナメント優勝校はNCAAトーナメント出場権を獲得できる。

ポストシーズン: ポストシーズントーナメント(3月中~4月上旬)
NCAAトーナメント(男子バスケ)
  • NCAA D1(68校)
  • NCAA D2(64校)
  • NCAA D3(64校)

NCAAトーナメントはディビジョンごとに開催されている。各大会の出場校数はほとんど同じだ。NCAA D1のみ4つのプレーインラウンドを設けている。一方、会場移動は「NCAA D1→2ラウンドごと」「NCAA D2&D3→3ラウンドごと」と違う。

ディビジョンの歴史

ディビジョン制の歴史
  • バスケットボールのディビジョン制(1957)
    ユニバーシティディビジョン: 大中規模校156校
    カレッジディビジョン: 中小規模校285校
  • フットボールのディビジョン制(1960年頃)
  • ディビジョン制再編(1972)
    ディビジョン1: スポーツ奨学金提供
    ディビジョン2: スポーツ奨学金提供(限定)
    ディビジョン3: スポーツ奨学金提供(無)

ディビジョン制は1955-57にバスケットボール専用の区分として誕生した。当初、NCAA加盟校の男子バスケ部は大学の規模でユニバーシティーディビジョンとカレッジディビジョンに振り分けられた。その後、ディビジョンの昇格や降格は大学の意向次第となった。そして、1972年、ディビジョンはスポーツ奨学金提供の具合で現在の3部制に再編された。

ディビジョンⅠ(D1)

基本情報
*パック-12・カンファレンスのバスケットボール運営終了(2024年)

NCAA D1校

現在、NCAA D1の男子バスケ部は大きな予算にも関わらず360校以上にのぼる。NCAA D1ブランド価値は世間の認知度向上、地元や卒業生からのサポート、入学希望者増加等を見込める。そのため、総生徒数4,000名程度の小規模校もNCAA D1にしがみついている。一方、予算制限は存在しない。一部の大学運動部は州政府、地元ファンベース、大企業、超大物卒業生からの支援で莫大な予算を持っている。その結果、NCAA D1校はピンからキリまで存在する。例えば、「公立マンモス校&パワーカンファレンス所属のパデュー大学とケンタッキー大学」と「小規模校&ミッドメジャーカンファレンス所属のマリーステイト大学とセントピーターズ大学」の運動部予算は上記の通り段違いだ。

@b_o_bros
@b_o_bros

実際、2022年、セントピーターズ大学は資金難でNCAAトーナメントの会場にチアリーディング部の派遣を見送っている。

カンファレンス(アスレティックカンファレンス)

カンファレンス(バスケットボールの場合)
NCAA D1カンファレンス(男女バスケ部有)
  • カンファレンス: 運動競技用大学連盟
  • カンファレンス数: 32→31組(2024-)*
    ※男女バスケットボール部の場合
  • 所属校数: 8~16校
  • インディペンデント: 無所属
*パック-12・カンファレンスのバスケットボール運営終了(2024年)

カンファレンスは大学間のスポーツ競技のための連盟だ。NCAA D1男子バスケの場合、カンファレンス所属が義務付けられている。通常、同じ大学の運動部は同じカンファレンスに所属してリーグ戦やポストシーズントーナメントを戦う。一方、いくつかの部活は様々な事情で別カンファレンス所属やインディペンデントとなる。例えば、ノートルダム大学は「大半の部活→ACC」「男子アイスホッケー→B1G」「アメフト→インディペンデント」で活動している。

主な所属カンファレンス決定要因
主な所属カンファレンス決定要因
  • フットボール部
    NCAA D1フットボール校
    →Football Bowl Subdivision(FBS)
    →→Power 5(ACC/B1G/BIG12/Pac-12/SEC)
    →→Group of Five
    →→インディペンデント校
    →Football Championship Subdivision(FCS)
    NCAA D1ノンフットボール校
  • 実力
  • 地理的距離
  • 利益(TV放映権の分配等)
    テキサス大学&オクラホマ大学移籍(BIG12→SEC)
    UCLA&USC移籍(Pac-12→B1G)

最大の決め手はアメフト部の有無だ。例えば、ゴンザガ大学は全米トップ級の男子バスケ部を有しながらアメフト部を持たないためにパワーカンファレンスへ移籍できていない。フットボール部の有無の振り分け後、各校は往々にして自身の「実力(運動部への注力具合)」「地理的距離」の近しい場所に収まる。そして、近年、超強豪校の収益面での不合意によっての大型移籍が目立つ。

@b_o_bros
@b_o_bros

先述の通り、NCAA D1内でも大きな格差が存在する。運動部予算の中央値は「パワー5校: $123M」「グループ・オブ・ファイブ校: $37M」「FCS校: $16.7M」だ。そのため、近年はFBSやパワー5の独立案が度々議題に上がっている。

メジャー
メジャー
  • ハイメジャー: 強豪
  • ミッドメジャー: 中堅
  • ローメジャー: 中堅未満

NCAA D1では「強豪→ハイメジャー」「中堅→ミッドメジャー」「中堅未満→ローメジャー」と表現される。

カンファレンスの重要性
強いカンファレンス弱いカンファレンス
カンファレンストーナメント
優勝
(Automatic Bid)
32→31(2024)校*
難しい簡単
招待
(At-Large Bid)
36→37(2024)校*
簡単難しい
*パック-12・カンファレンスのバスケットボール運営終了(2024)

カンファレンスはNCAAトーナメント出場に大きく関わっている。NCAAトーナメント出場の条件は「カンファレンストーナメント優勝」or「選考委員会に戦いぶりを評価されての招待」だ。端的に言えば、NCAAトーナメント出場の可能性は「弱カンファレンス→カンファレンストーナメント優勝(高)/招待(低)」「強カンファレンス→カンファレンストーナメント優勝(低)/招待(高)」となる。

NCAA D1選手(男子バスケ)

基本情報
  • 総数: 約5,500名
  • スポーツ奨学生
    人数(男子バスケ部): 13名→15名(2025年見込み)
    補償: 全額
    更新: 1年
  • ウォークオン(奨学金無し)
    プリファードウォークオン: 将来の奨学金内定
    トライアウト組
  • 選手資格
    時間: 高校卒業後1年以内の入学/大学入学後5年以内/合計4季等
    学力: GPAや単位所得数
    経験: プロ経験の有無

NCAA D1バスケ部員は米国高校バスケ部員の約1%程だ。NCAA D1の男子バスケ部は最大13名にしかスポーツ奨学金を渡せない。ウォークオンも往々にして将来の奨学金に内定済みだ。無論、極僅かにトライアウト組もチームに在籍している。しかも、NCAAには厳しい選手資格も存在する。そのため、コーチ達は安易に選手をリクルートしない。2025-26、男子バスケ部の奨学金枠はNCAAと元アリゾナステイト大学水泳部員のグラント・ハウスらの示談によって15名に増加予定だ。

NCAA D1所属の長所と短所

長所: ブランド価値

NCAA D1所属の意義はブランド価値とインセンティブだ。NCAA D1校運動部は世間の認知度向上、地元や卒業生からのサポート、グッズ収益、入学希望者増加等を見込める。そのため、総生徒数4,000名程度の小規模校もNCAA D1にしがみついている。

長所: インセンティブ

インセンティブが大きい。NCAAトーナメント出場は絶好のアピールの場だ。実際、ミッドメジャー校は1回のアップセットで翌年の入学希望者数やグッズ売上を爆増させている。しかも、男子バスケの場合、全出場校はパフォーマスに応じて分配金を貰える。また、フットボール部はバイゲーム(Buy Game)/ギャランティーゲーム(Guarantee Game)で大きな収益を得られる。強豪校は弱小校に最大$200万を支払って文字通りホームゲームの勝利を買うのだ。強豪校のフットボール部の試合はTV放映権料、チケット代、飲食代、グッズ収益、駐車場代等で莫大な収益を生んでいる。無論、試合は八百長では無い。バイゲームロスは結構な割合で起こっている。

@b_o_bros
@b_o_bros

一応、男子バスケのバイゲーム/ギャランティーゲームも存在する。ファイトマネーは最大でも数十万程度だ。歴史的黒人大学HBCUは往々にしてノンカンファレンス期をほぼアウェイゲームで終える。

短所: 高い維持費

NCAA D1所属は大きな予算を必要とする。米国の連邦法「タイトルⅨ」は男女の教育の機会平等を定めている。そのため、NCAA D1校は男女同数の運動部計14部の運営を義務付けられている。そんな中、黒字競技はフットボール部と男子バスケ部だけだ。野球部はトントン程度である。一応、女子バスケと女子バレーは次期黒字競技として期待されている。

アジアのNCAA D1選手

現役NCAA D1日本人選手

日本人
須藤タイレル拓
ノーザンイリノイ大学(2022-23)
ガードナー・ウェブ大学(2023-)
山之内ウィリアムス勇登
ラマー大学(2022-23)
ポートランド大学(2023-24)
ネバダ大学(2024-25)
-レッドシャツ(2024-25)
オーラル・ロバーツ大学入学予定(2025)
山崎一渉
ラドフォード大学(2022-24)
-レッドシャツ(2023-24)
ノーザンコロラド大学(2024-25)
ジェイコブス昌
ハワイ大学(2023-25)
フォーダム大学(2025-)
テーブス流河
ボストンカレッジ(2024-)
川島悠翔
シアトル大学(2024-)
-レッドシャツ(2024-25)
伊久江ロイ
ハワイ大学(2024-)
-レッドシャツ(2024-25)
ロロルドルフ
カリフォルニアステイト大学(2024-)
粟田光
トロイ大(2024-)
-レッドシャツ(2024-25)
ハウエットナイル
ウィーバーステイト大学(2024-)
-レッドシャツ(2024-25)
*2023-24全休

元NCAA D1日本人選手

2000年代以前
日本人
高橋マイケル
カリフォルニアステイト大学ノースリッジ校(1994-95?)
松井啓十郎
コロンビア大学(2005-09)
伊藤大司
ポートランド大学(2006-10)
日本人(帰化)
桜木JR
UCLA(1994-98)
ニック・ファジーカス
ネバダ大学(2003-07)
2010年代*
*高校卒業年(2010~19年)
日本人
渡邉雄太
ジョージ・ワシントン大学(2014-18)
シェーファー幸樹
ジョージア工科大(2017-18&2018-19途中)
※ウォークオン
八村塁
ゴンザガ大学(2016-19)
テーブス海
ノースカロライナ大学ウィルミントン校(2017-18&2018-19途中)
ヒュー・ホグランド(渡辺飛勇)
ポートランド大学(2017-20)
-レッドシャツ(2017-18)
カリフォルニア大学デイビス校(2020-21)
弓波英人
ジョージアサザン大学(2018-21)
※ウォークオン
富永啓成
NJCAAレンジャー短大(2019-21)
ネブラスカ大学(2021-24)

ヒュー・ホグランド(渡辺飛勇)選手
渡辺飛勇選手は2017年にポートランド大学に入学し、2017-18をレッドシャツで過ごした後、2018-19にローテーション入りを果たしたものの、2019-20途中にチームを離れた。そして、2020年、同選手はカリフォルニア大学デイビス校に大学院生として編入し、2020-21をプレーした後、選手資格1シーズ分を残して日本でプロに転向した。

弓波英人選手
弓波英人選手は2018‐19~2020-21にジョージアサザン大学でウォークオンとして合計21試合に出場した。同選手も3年間で大学を卒業している。

2020年代*
*高校卒業年(2020~29年)
日本人
ロバーツケイン
ニューヨークステイト大学ストニーブルック校(2021-23)
編入模索→プロ転向(2023)
マックニールキシャーン大河
セントフランシス大学(ペンシルベニア)(2022-24)
-レッドシャツ(2022-23)
NAIAセントフランシス大学(フォートウェイン)(2024-)
菅野ブルース
NJCAAエルスワース短大(2022-23)
ステットソン大学(2023-24)
編入模索→プロ転向(2024)

アジア人留学生(ホームタウン→アジア国表記)

韓国
韓国
韓国
ヒョンジョン・リー(Hyunjung Lee)
Lake Ginninderra(豪)
デビッドソン大学(2019-22)
ジュンソク・ヨ(Jun Seok Yeo)
高麗大学
ゴンザガ大学(2022-23途中-)
-RS2年生扱い(2022-23)
台湾
台湾
台湾
ジェフ・ウー(Jeff Wu)
Modesto Christian HS(CA)
サクラメントステイト大学(2015-18)
オスカー・カオ(Oscar Kao)
サウスイーストミズーリステイト大学(2018-20)
ベンソン・リン(Benson Lin)
ブライアント大学(2019-20)
ルイス・タン(Louis Tang)
VMI(2019-22)
チェイン-ハオ・マ(Chien-Hao Ma)
The Skills Prep Factory(ジョージア州)
ジョージアステイト大学(2021-22)
ジェリー・フアン(Jerry Huang)
Wasatch Academy(ユタ州)
ユタ大学(2023-)
-レッドシャツ(2023-24)
ウォレン・イェイ(Warren Yeh)
Bridgton Academy(メイン州)
アラバマA&M大学(2024-)

ベンソン・リン
ベンソン・リンは2019-20に1年生ながら32試合に出場して平均8.6点を挙げた。そんな中、翌シーズン以降の先行きが新型コロナウィルスによって不透明となった。そのため、同選手は中国CBAドラフトにエントリーし、全体3位指名で天津パイオニアズに加入した。

中国
中国
中国
ジョニー・ワン(Jonny Wang)
Santa Margarita Catholic HS(カリフォルニア州)
CSUフラートン校(2017-21)
ケビン・ジャン(Kevin Zhang)
Montverde Academy(FL)
テュレーン大学(2018-20)
マイケル・ワン(Michael Wang)
Mater Dei HS(CA)
ペンシルベニア大学(2018-19&2021-22)
-コロナ禍不明
シャオロン・ジュ(Xiaolong Xu)
ウェイク・フォレスト大学(2022-23)
※ウォークオン
カイ・ユウ(Kai Yu)
Link Academy(ミズーリ州)
リバティ大学(2023-)
-レッドシャツ(2023-24)
シンイー・リー(Xinyi Li)
St. John’s Bosco High School(カリフォルニア州)
マンハッタン大学(2023-24)
ロングアイランド大学(2024-)
ジュンジイ・ウォング(Junjie Wang)
サンフランシスコ大学(2023-)
フーラン・ダン(Houran Dan)
Canyon International Academy(アリゾナ州)
シアトル大学(2024-)
エリック・ジャン(Eric Zheng)
シアトル大学(2024-)
※ウォークオン

その他
その他
その他
マイク・シャラブジャンツ(Mike Sharavjamts)
モンゴル
Legacy Christian Academy(2018-19)
Prolific Prep(2019-20)
モンゴル帰国(コロナ禍)
International Sports Academy(2021-22)
デイトン大学(2022-23)
サンフランシスコ大学(2023-24)
ユタ大学(2024-25)
転校意思表明(2025)
コービー・パラス(Kobe Paras)
フィリピン
Cathedral High School(2013途中-15)
Middlebrooks Academy(2015-16)
クレイトン大学(2016-17)
CSUノースリッジ校(2017-18)
-レッドシャツ(2017-18)
デリック・マイケル・ゼビアロ(Derrick Michael Xzavierro)
インドネシア
NBAグローバルアカデミー(豪)
グランドキャニオン大学(2022-24)
カリフォルニアステイト大学ロングビーチ校(2024-)
プーパ・ワラクルナクロ(Poohpha Warakulnukroh)
タイ
Montverde Academy(フロリダ州)
セントラルフロリダ大学(2021-)
-学生マネージャー(2021-22)
アマーン・サンドゥ(Amaan Sandhu)
インド
NBAグローバルアカデミー(インド)
モンマス大学(2023-)

マイク・シャラブジャンツ
マイク・”モンゴリアン・マイク”・シャラブジャンツはハーレム・グローブトロッターズ初のアジア人団員の父を持ち、アリゾナ州フェニックスで生まれ、高校時代も米国で過ごし、2022年にモンゴル国籍保有者初のNCAA D1スポーツ奨学生となった。

アマーン・サンドゥ
アマーン・サンドゥはNBAグローバルアカデミー(インド)初のNCAA D1スポーツ奨学生となった。

アジア系(ルーツ/国籍取得)

韓国系
韓国系
韓国系
アイラ・リー(Ira Lee)
韓国系米国人
アリゾナ大学(2017-21)
ジェイ・ユーン(Jay Yoon)
韓国系米国人
ペッパーダイン大学(2018-23)
※ウォークオン
ゼイビアン・リー(Xaivian Lee)
韓国系カナダ人
プリンストン大学(2022-25)
フロリダ大学(2025-)
ジンウー・キム(Jinwoo Kim)
韓国系アメリカ人
ネイビー(2023-)

ジェイ・ユーン
ジェイ・ユーンはペッパーダイン大学で計48試合に出場した。

台湾系
台湾系
台湾系
ジョー・アレクサンダー
ウェストバージニア大学(2005-08)
ジェレミー・リン
台湾系米国人
ハーバード大学
アダム・ヒントン(Adam Hinton)
台湾系米国人
コーネル大学(2022-)
マイルズ・チェイ(Myles Che)
台湾系米国人*
テネシー大学チャタヌーガ校(2023-24)
カリフォルニア大学アーバイン校(2024-25)
ロバート・ヒントン(Robert Hinton)
台湾系米国人
ハーバード大学(2024-)

ジョー・アレクサンダー
ジョー・アレクサンダーは台湾で生まれ、8~16歳間に香港や中国本土のアメリカ人居住区で生活を送っていた。アジア人の血は流れていない。

アダム・ヒントン&ロバート・ヒントン
アダム・ヒントンとロバート・ヒントン兄弟は2023年と2024年のウィリアム・ジョーンズ・カップに台湾代表として出場している。元NBAのリチャード・ハミルトンが叔父にいる。

中国系
中国系
中国系
ウィリー・ウォン(Willie “Woo Woo” Wong)
中国系米国人
サンフランシスコ大学(1948-50)
ケイン・マ(Kane Ma)
中国系アメリカ人
ノースカロライナ大学(2014-18)
ロイ・ユーン(Roy Yuan)
スタンフォード大学(2022-)
-マネージャー(2019-22)
※ウォークオン
ザック・イーディー
中国系カナダ人
パデュー大学(2020-24)

ウィリー・ウォン
ウィリー・ウォンは1948年にサンフランシスコ大学に入学し、1949-50に当時全米No.1決定戦の1つのNITに出場し、MSGの舞台に立った。

ケイン・マ
ケイン・マは2014年にノースカロライナ大学に入学し、基本的には2軍に所属しつつ、2017-18(4年次)に1軍で全12試合に出場した。

@b_o_bros
@b_o_bros

ノースカロライナ大学はNCAA D1でほぼ唯一ジュニアバーシティチームを持っている。JVチームは近所の大学、短大、プレップ、高校と試合を行っている。

フィリピン系
フィリピン系
フィリピン系
ダニー・シーグル(Danny Seigle)
フィリピン系米国人
ワーグナー大学(1994-98)
マーカス・ダウシトゥ (Marcus Douthit)
フィリピン系米国人(フィリピン代表)
プロビデンス大学(2000-04)
スタンリー・プリングル(Stanley Pringle)
フィリピン系米国人(フィリピン代表)
パスコ-ヘルナンドステイト短大(2005-07)
ペンステイト大学(2007-09)
ジョーダン・クラークソン
フィリピン系米国人(フィリピン代表)
タルサ大学(2010-12)
ミズーリ大学(2012-15)
クリスチャン・スタンドハーディンガー(Christian Standhardinger)
フィリピン系ドイツ人(フィリピン代表)
ネブラスカ大学(2009-11)
ハワイ大学(2011-14)
キヘイ・クラーク(Kihei Clarke)
フィリピン系米国人
バージニア大学(2018-23)

その他
その他
その他
ブランドン・ジャワト(Brandon Jawato)
インドネシア系米国人(インドネシア代表)
ハワイ大学(2011-15)
タイラー・ラム(Tyler Lamb)
タイ系米国人(タイ代表)
UCLA(2010-13)
LBSU(2013-15)
モーゼス・モーガン(Moses Morgan)
タイ系米国人(タイ代表)
デポール大学(2011-13)
CSUフラートン校(2013-15)
ジャスティン・バッシー(Justin Bassey)
タイ系米国人(U18タイ代表)
ハーバード大学(2016-20)
ジョニー・ジュゼン(Jonny Juzang)
ベトナム系米国人
ケンタッキー大学(2019-20)
UCLA(2020-22)
ジェイリン・ウィリアムス(Jaylin Williams)
ベトナム系米国人
アーカンソー大学(2020-22)
ジョシュ・シャ―マ(Josh Sharma)
インド系米国人
スタンフォード大学(2015-19)

ジョシュ・シャーマ
ジョシュ・シャ―マは、父親(インド出身)と母親(イングランド出身)の間に生まれ、マサチューセッツ州で育った。

まとめ

  • ディビジョン
    D1
    D2
    D3
  • 加盟校: 約360校(増加中)
  • カンファレンス: 32→31(2024)*
    ハイメジャー: 強豪
    ミッドメジャー: 中堅
    ローメジャー: 弱小
  • スケジュール: 11~4月
  • 選手(男子バスケ部)
    総数: 約5500名
    奨学生: 13名/部
*パック-12・カンファレンスのバスケットボール運営終了(2024年)

NCAA DivisionⅠ(D1)は最上位ディビジョンだ。現在、NCAA D1には「約360校」「全31カンファレンス(2024-)」「約5,500名」が存在する。

@b_o_bros
@b_o_bros

アパレルはNBAグッズに限ず基本的に初回生産のみだ。アパレル業界は商品の売れ残りを恐れている。そのため、新商品は初回生産(少)&追加生産(無)のリスク回避全振りで作られる。しかも、工場の製造ラインは常に予約で埋まっている。そのため、急な確保が難しい。その結果、人気品すらも滅多に追加生産されない。つまり、河村勇輝選手のグッズはほぼほぼ現品限りだ。

関連記事

NCAA基礎講座

大学一覧

大学一覧
NCAA D1大学一覧(当ブログ掲載のみ)

バスケ留学解説

【バスケ留学解説】富永啓生選手編(完全版)
富永啓生選手、レンジャーカレッジ、NJCAA、ネブラスカ大学について解説!!

NCAAの視聴方法

アメリカのインターネットテレビの利用方法
日本からアメリカのインターネットテレビと契約する方法の解説!!
MAX(旧HBO Max)の利用方法
NBAとNCAAトーナメントのライブ視聴の方法を紹介!!
Paramount+の利用方法
NCAAトーナメントの視聴方法を紹介!!
TSNの利用方法(カナダのESPN系サービス)
カナダのESPN系サービスの利用方法を紹介!!
ESPN+の利用方法
日本から「ESPN+」を利用する方法について紹介&解説!!
ESPN PLAYERの利用方法(サービス終了)
日本からのESPN PLAYER利用方法を紹介!!

参考

基本
NCAA members approve new constitution(ncaa.org)
Draft of the new NCAA constitution(ncaaorg.s3.amazonaws.com)
DI Council adopts proposal for student-athlete representation(ncaa.org)
NCAA approves St. Thomas for unprecedented jump directly from Division III to Division I(cbssports.com)
Division I to return to recruiting activities June 1(ncaa.org)
Division I adopts new reclassification criteria(ncaa.org)
Becoming a Division II member institution(ncaa.org)
Four schools to become active DII members on Sept. 1(ncaa.org)
NCAA Division III New Member Process Frequently Asked Questions(ncaaorg.s3.amazonaws.com)
The Fight Over the Future of College Sports Is Here: ‘It Needs to Implode’(si.com)
New NCAA roster limits for football, baseball and other sports almost finalized: Sources(nytimes.com)
Look: Story About Saint Peter’s Cheerleaders Goes Viral(thespun.com)
The New Big 12 Should Be Just Fine in Men’s Basketball(si.com)
Texas, Oklahoma Regents Approve Move to SEC in 2025(si.com)
Underrated(theplayerstribune.com)
Men’s Basketball: Probability of competing beyond high school(ncaa.org)
Auburn, Michigan Paying Nearly $2 Million In Week 1 College Football Guarantee Games(forbes.com)

アジア人留学生
Jeff Wu(sacramentostate.prestosports.com)
Chien-Hao Ma(georgiastatesports.com)
Jerry Huang(utahutes.com)
Warren Yeh(aamusports.com)
Johnny Wang(fullertontitans.com)
Michael Wang(pennathletics.com)
Liberty Men’s Basketball Announces Addition of Yu(libertyflames.com)
Xinyi Li(gojaspers.com)
Xinyi Li(liuathletics.com)
Houran Dan(goseattleu.com)
Eric Zheng(goseattleu.com)
Mike Sharavjamts(daytonflyers.com)
Poohpha Warakulnukroh(ucfknights.com)
Amaan Sandhu(monmouthhawks.com)

アジア系
Arizona Wildcats Forward Ira Lee Finds His Voice in Protesting Police Violence(tucson.com)
Jay Yoon(pepperdinewaves.com)
Kane Ma(goheels.com)
Adam Hinton()
Robert Hinton(gocrimson.com)
ANDRAY BLATCHE(rivals.com)
Brandon Jawato(hawaiiathletic.com)
Billups fan Bassey thrilled to be playing for Thailand(fiba.basketball.com)
台頭するベトナムバスケ、NBA史上初のベトナム系選手が誕生(vieto-jo.com)
Cardinal Capsule: Josh Sharma(gostanford.com)

カテゴリー

タイトルとURLをコピーしました