概要
- 通称: Pro-Am League/Summer league
- 期間: オフシーズン(5月下旬~8月中旬)
- 開催地: 全米各地
- 参加者: NBA選手、プロ選手、元プロ、大学生、高校生、ラッパーやユーチューバー等
- 形式: リーグ戦&プレーオフトーナメント
- レベル: ピンキリ
- 観戦: 無料
プロアマリーグは夏開催のリーグ戦だ。各チームはプロとアマチュアの即席チームである。NBA選手の参加は2022年の例外的な爆増を除いて基本的にはレアだ。ほとんどの選手はリコ・ハインズ(Rico Hines)@UCLA等の非公開合同練習のプライベートランに参加している。そして、プロアマリーグは全米中で出来ては潰れている。多くは数年で資金難で潰れる。主要リーグはNCAAのNCAA D1選手のサマーリーグ参加制限の関係でNCAAの公認大会一覧に掲載されている。各リーグの情報はそれぞれのインスタグラムアカウントで発信されている。
NBA選手は労働協約(Collective Bargaining Agreement)によってプロアマリーグへの参加を制限されている。
近年の話
- アディダスのスポンサード傾向
- リーグ対抗戦
- NBAのプロアマリーグ試合配信
2022年はプロアマリーグが非常に盛り上がった。まず、アディダスがドリューリーグやAEBLのスポンサーに就任した。また、レッドブルがラッカーパーク、ラムフ、ブロンソンリーグ、AEBL、マイアミ・プロ・リーグ、ドリューリーグのリーグ対抗戦を開催した。そして、NBAが「多数のNBA選手の参加」+「ドリューリーグとクロスオーバーの試合配信」でプロアマリーグへの歩み寄りを見せた。一方、NBA選手のアウトドアコート試合の参加は引き続きほぼ見られなかった。
東海岸
ラッカーパーク
- TBT開催(2022)
- アディダスのスポンサー就任(2022)
- 改修工事(2021)
ラッカーパークはプロアマリーグの元祖だ。同リーグは「1950年: ホルコム・ラッカーのユースリーグ」→「成人リーグ開始」→「1980年代: バスケ×ヒップホップのブロックパーティー化」→「憧れの場所(=聖地)」の道を辿っている。現在、運営Rucker Park Streetballは「成人男性」「高校生」「中学生」「女子」部門のリーグやトーナメントを開催している。成人男性部門は2023年に公式にプロアマリーグとなった。NCAAの認可も受けている。2024年大会はトライステイト公園共同開催となっている。一方、近年、プロレベルの参加はアウトドアコート忌避によってほぼ絶滅状態だ。NBAの認可も不明である。そのため、近年の中心は子ども達の機会の場に立ち返っている。
近年、聖地ラッカーパークとダイクマンの中心はユース世代だ。両運営は独自のユースリーグを開催している。また、両公園は「NIKE NY vs NY」と「スラム・サマー・クラシック(SLAM SUMMER CLASSIC)」の会場となっている。前者は2017年初開催のNY高校生選抜大会だ。同大会はNYエリアの高校生達をプレイグラウンド(ダイクマン、トライ-ステイト、ウェスト4番街、ガーシュ、ワトソン、リンカーン)の代表に見立てて夏のNY1位を決めている。後者は2018年スタートのスラム紙主催高校生オールスターゲームである。初代大会はThe City vs. The Statesと題してNYの有望な高校生達と全米オールスターチームの試合となった。2019年以降は全米のトップ高校生(高校最終学年中心)のオールスターゲームとなっている。
多数のイベントがラッカーパークとダイクマンパークで開催されている。前者は「The Basketball Tournament(2022)」「ラッカーパーク vs ブラザリー・ラブ・リーグ選抜戦(2023~24)」等だ。後者は「BIG3主催の3on3大会(2024)」である。
NIKE PRO CITY NYC
ナイキ・プロ・シティ・ニューヨークは現NY地域最高峰のプロアマリーグだ。NBA関係者はアウトドアコートのラッカーパークとダイクマンへの選手参加を渋っている。2022年はジュリアス・ランドル、オビ・トッピン、ジェイレン・ブロンソン、コール・アンソニー、ホセ・アルバラード、カイル・アンダーソン等が参加した。過去にはトバイアス・ハリス、カイリー・アービング、ケンバ・ウォーカーらの出場している。
Hoopsville Summer Pro-Am
フープスビル・サマー・プロアマはニュージャージー州ジャージーシティのプロアマリーグだ。プロアマリーグ自体は2016年に始まった。知名度は低い。ロニー・ウォーカー、ジャスティン・ライト-フォーマン、アイザイア・ブリスコー、マリーク・ニューマン、アイザイア・ワシントン等のNYC出身者の参加が目立つ。
Danny Rumph Classic(フィラデルフィア)
ダニー・ラフ・クラシックはフィラデルフィアのプロアマリーグだ。NBA選手の参加が多い。2022年の参加者はタイリース・マキシー、ジェイレン・ブロンソン、エリック・パスカル等と豪華だ。モリス兄弟はシーズン通して出場している。過去にはジェームス・ハーデン、ジョン・ウォール、ジェイソン・テイタム、ルー・ウィリアムス等も出場している。アレン・アイバーソンやジョエル・エンビートの観戦もあった。
Brotherly Love League(フィラデルフィア)
ブラザリー・ラブ・リーグは2021年に始まった。現役/元NBA選手の参加もちょいちょいある。2023年11月、運営ブラザリー・ラブ・ファンデーションと富山グラウジーズが富山でユースクリニックを行っている。
ブロンソンリーグ
ブロンソンリーグは2014年発足のボルチモアのリーグだ。2022年、クイン・クック、ダミオン・リー、ボーンズ・ハイランドが参加した。2019年には元スーパー高校生のアキール・カーがMVPを獲得している。過去にはウィル・バートンも出場している。
一応、ボルチモアにはAnnapolis Summer League(@Truxton Park)もある。レベルは高くはない。
NIKE PRO CITY D.C.(Kenner League)
NIKE PRO CITY D.C.(Kenner League)もワシントンD.C.の名物として知られている。ジョージタウン大学関係者の参加が目立つ。
Goodman League
グッドマンリーグは1977年開始の老舗だ。2010年代前半頃まではケビン・デュラントやジョン・ウォールのワシントンD.C.所縁の選手達やAND ONE MIXTAPE vs.グッドマンリーグ代表の試合等で盛況を見せていた。
南部
AEBL(アトランタ)
アトランタ・エンターテインメント・バスケットボール・リーグは”the Next Big Thing”だ。兎にも角にジョージア州アトランタ所縁の選手が積極的に参加している。同リーグは2013年にジャウ・ロウリングス(Jah Rawlings)によって起こされ、2019年のアトランタ・ホークスのトレイ・ヤング、ジョン・コリンズ、ジェイレン・ブラウン、シャリーフ・クーパーの参加で知名度を上げ、2022年にはモントレルズ・ハレル、オニェカ・オコング、ホセ・アルバドロ、ポール・ミルサップ、ボーンズ・ハイランド、ジョー・ジョンソン、ブランドン・グドウィン等の誘致に成功している。ルー・ウィリアムスは2013年の発足時からほぼ皆勤賞で出場している。
2021年、AEBLは新たにHBCU選手キャンプ、女子大会、高校生部門を開始し、選手達がNCAA D1の奨学金やプロキャリアのチャンスを掴める場の提供を積極的に行っている。
マイアミ・プロリーグ
マイアミ・プロ・リーグは最も豪華なリーグの1つだ。
A.C.E League Orlando
エース・リーグ・オーランドは2018年発足した。2021年はRJ・ハンプトンとドウェイン・ベイコンが参加して盛り上がりを見せた。
Nashville Pro-Am Basketball League
No Excuse Pro League(ヒューストン)
ノー・イクスキューズ・プロリーグはヒューストン所縁の選手達が参加している。過去にはジョナサン・シモンズとアイザイア・テイラーが参加した。2021年にはシャノン・ショーター(千葉)が参加している。
中西部
Chicago United Pro-Am
シカゴ・ユナイテッド・プロアマは2020年にウェスト・ヘブン・セーフ・サマーリーグ(West Heaven Safe Summer League)とシカゴ・エリート・プロアマの統合によって誕生した。前者は2007年に子どもや若者達の危険からの回避として市民団体によって起ち上げられた。後者は2019年に誕生した。2021年はケビン・ポーターJr、ジャバリ・パーカー、アロンゾ・マッキーニーが参加した。
PRO League Chicago(旧Matteson Pro Am)
マッテソン・プロアマはシカゴ郊外で行われている。2019年にはジャバリ・パーカーが参加していた。2021年はNBA選手の参加はなかったようだ。
Milwaukee Summer Pro-Am
スカイジェン・ミルウォーキー・サマー・プロアマは開店休業気味だ。過去にはウェスリー・マシューズが参加している。最近はNBAプレーヤーの参加は無い。
ツイン・シティズ・プロアマ(ミネアポリス)
2022年はタイウス・ジョーンズ、デイビッド・ロディー、ウェンデル・ムーアらが参加した。
Skinz League(オクラホマシティ)
スキンズリーグは2015年に発足した。同リーグは2020年夏の世界がコロナについて暗中模索状態の時期にトレイ・ヤングが参加して一気に知名度を上げた。主催者クリス・スキナー(Chris Skinner)はリーグをドリューリーグ並みに引き上げるとやる気に満ち溢れている。今後の発展が期待される。
西海岸
Crawsover Pro-Am League(シアトル)
名称: Crawsover Pro-Am League
会場: Seattle Pacific University
住所: 3307 3rd Ave W, Seattle, WA
クロスオーバー・プロ-アマ・リーグは地元出身のジャマール・クロフォード主催のプロアマリーグだ。兎にも角にもNBA選手の参加が多い。2022年にはレブロン・ジェームス、ジェイソン・テイタム、チェット・ホルムグレンが一堂に会した。
シアトルエリアではアイザイア・トーマス主催のトーナメントZeke-Endも行われている。
ポートランド・プロアマ・サマーリーグ
ポートランド・プロアマ・サマーリーグは2021年に誕生した。初年度、ペイトン・プリチャードの92得点が話題を呼んだ。その他の参加者はナシーア・リトルやマイク・ジェームスだ。北西部は過去にプロアマリーグの中心地だった。2005~2014年、セミプロリーグのインターナショナル・バスケットボール・リーグが3~7月にバンクバー(カナダ)、シアトル、ポートランドを中心に活動していた。その後、2015年、テレンス・ジョーンズとIBL運営陣がポートランド・プロアマを開催した。
2009年、2012年、2013年にはジャパン・バスケットボール・アカデミーがNBLやbjリーグ選手達をニッポン・トルネードとしてIBLに送り込んでいた。
サンフランシスコ・ベイ・プロアマ・バスケットボール・リーグ
サンフランシスコ・ベイ・プロアマ・バスケットボール・リーグは1979年から続く老舗だ。過去には地元出身のゲイリー・ペイトンやジェイソン・キッドからゴールデンステイト・ウォリアーズのステフィン・カリー等が参加していた。近年はNBA選手は2017年にデイミアン・ジョーンズとジョーダン・ベルを最後に参加していない。2022年にファン・トスカーノ-アンダーソンが参加した。
Drew League
概要
ドリューリーグは世界で最も有名なサマーリーグだ。無論、最大の理由はNBA選手が多数参加するからに他ならない。過去にはコービー・ブライアント、レブロン・ジェームス、ジェームス・ハーデン、クレイ・トンプソン等のスーパースターもプレーした。地元出身のデマー・デローザンやモントレルズ・ハレルはほぼ毎年1シーズンに何試合も参加している。その他、元NBA選手、プロプレーヤー、カレッジスター、スーパー高校生、ラッパー(The Gameとクリス・ブラウン)等も参加している。
近年、ドリューリーグはキング・ドリュー・マグネット高校を拠点としている。2021年度はSt.ジョン・ボスコ高校やLAノースウェスト短期大学も会場になっていた。名物はドリューエイドと呼ばれる特製ドリンクだ。
近年の話
- スポンサー交代: NIKE→Adidas
- 新チーム
ジョーダン・ベル
カティーノ・モーブリー - ストリーミング放送: Caffein
2022年、ドリューリーグは「ナイキからアディダスへのスポンサー交代」「ストリーミング放送」「新チームの追加」で新たな一歩を踏み出した。
歴史
ドリューリーグは1973年にアルビン・ウィルス(Alvin Wills)がチャールズ・ドリュー中学校の卒業生大会の際に「若者達がバスケットボールを通じて人格形成や人生訓を学べる場所を創出したい」と思い立ったことに端を発している。その後、同リーグは二代目運営者ディノ・スマイリー(Dino Smiley)が若者のロールモデルとしてNBA選手やカレッジスターの参加を呼びかけたことで現在の原型が完成した。そして、2011年、ドリューリーグはNBAロックアウトによってNBA選手達が自由にサマーリーグに参加できるようになってことでその名を世界に轟かせた。
ベニスビーチ・バスケットボール・リーグ(LA)
概要
ベニス・バスケットボール・リーグは聖地ベニスビーチのコートを拠点としたリーグだ。NBA選手の参加はほとんど無い。直近では2022年にコール・アンソニーの参加だけだ。最終日は決勝戦+ダンクコンテスト+セレブリティーゲームが行われている。
特徴
VBLはベニスビーチコートの場所柄でイベントがメインとなっている。レブロン・ジェームスやドワイト・ハワード等のスーパースターがコートを訪れていることもある。VBLは地域活動に積極的だ。例えば、2019年にニスピー・ハッスルが銃殺された際、VBLは地元の小学校にニスピー・ハッスルの似顔絵がペイントされたコートを作り、最近では別の小学校の屋外コートを宇宙が描かれたコートに改修している。また、ニック・アンサムとクリス・ステイプルズは上記の動画で粗大ごみからフープを作って街角に設置する活動を行っている。
歴史
- NABC(National Outdoor Basketball Championship)
- ケン・ヒックス(Kenn Hicks): NOBC発起人
- ニック・アンサム(Nick Ansom): VBL発起人
- ロン・ビールズ(Ron Beals): ベニスビーチコートの主
VBLはナショナル・アウトドア・バスケットボール・チャンピオンシップの後継としている。NOBCは1981年から毎年レイバーデイ(毎年9月第一月曜日)の週末にベニスビーチで開催されていた。同大会は1996年にコービー・ブライアントが試合中に左手首を負傷して直後のロサンゼルス・レイカーズのトレーニングキャンプを休む事態となったことで自然消滅してしまった。
スウィッシュ・プロアマ・リーグ(サンディエゴ)
スウィッシュ・プロアマ・リーグは2019年新設の大会だ。NCAA D1のサンディエゴステイト大学、サンディエゴ大学、カリフォルニア大学サンディエゴ校、カリフォルニアステイト大学サンディエゴ校の選手達の参加が目立つ。
パウダーリーグ(ソルトレイクシティ)
パウダーリーグは2020年に新設されたリーグだ。2022年はスコティ・バーンズ、カイル・クーズマ、デロン・ライト等が参加した。
デザート・レイン・プロシティ・サマーリーグ(LV)
デザート・レイン・プロシティ・サマーリーグはラスベガスのリーグだ。近年ではデマーカス・カズンズ、タイラー・ベイ、アイザイア・オースティン、ピエール・ジャクソン、ジュリアン・ニューマンが参加した。
スウィッシュ・プロアマ・リーグ(フェニックス)
2021年、スウィッシュ・プロアマ・リーグがアリゾナ州フェニックスでもリーグを開催した。
プロアマリーグ(休止/廃止)
Crown League
まではPro-AmリーグのCrown Leagueが開催されていた。2018年にはケリー・オリニクとオシェイ・ブリセットが参戦し、第三週にはU19ワールドカップのカナダ代表メンバーのRJバレットやシェイ・ジル・アレキサンダーの激励が行われたが、2019年は未開催となった後、2020年と2021年はコロナの影響で開催は見送られた。
Wallace Prather Jr Pro-Am
- アトランタ・セルティックスOB
ジョシュ・スミス/デリック・フェイバース - ジョージア工科大学
ジャレッド・ジャック/イマン・シャンパート - 地元出身
ルー・ウィリアムス/ジェイレン・ブラウン - その他(ゲスト)
ジェリー・スタックハウス/カイリー・アービング
ウォレス・プレイサーJr・プロアマ(Wallece Prather Jr Pro-Am)は2008~2019年までジョージア州アトランタで開催されていた。ウォレス・プレイサーJrはAAUクラブチームのアトランタ・セルティックスを知人と創設し、多くのNBA選手やNCAA D1選手の育成に携わり、ジョージア州のバスケットボール界に貢献した人物だ。同リーグは妻ジェニファー・プレイサーが亡き夫の功績を後世に残すために起ち上げられた。主な参加者はアトランタ・セルティックスOB、アトランタ・ホークス、ジョージア工科大学等の選手だった。
アトランタ・セルティックス(2003年)はドワイト・ハワード、ジョシュ・スミス、ジャービス・クリテントン、ブランドン・ラッシュ、ランドルフ・モリスを擁していた。
The Greater NC Pro-Am(終了)
ザ・グレイター・NC・プロ-アマは2008年~2013年まで元NBA選手が自身のトレーニングのために開催していた。最大の特徴はノースカロライナ大学-デューク大学-ノースカロライナステイト大学のデルタ地帯での開催だ。そのため、上記3校所縁の選手が多く参加していた。ハリソン・バーンズ、ジョン・ヘンソン、PJ・ハーストン、カイリー・アービング、マイルズ・プラムリー、ライアン・ケリー、カイル・シングラー、JJ・ヒクソンは大学時代に参加している。元カレッジスターのレイ・フェルトン、ジャワッド・ウィリアムス、ルーク・メイ、ジュリアス・ホッジ等の凱旋もあった。また、クリス・ポール(ウェイク・フォレスト大学)やジョン・ウォール等の地元出身者も出場している。その後、2013年、同大会は主催者の選手引退によって意義を失ったため終了となった。
UBA
Orlando Pro Am(終了?)
NBA選手の大量参加(2012)
ジェイソン・ウィリアムス&オースティン・リバース(2014)
ジェイソン・ウィリアムスだけ(2015&2016)
Time 2 Shine Pro-Am Summer League
タイム・2・シャイン・プロアマ・サマー・リーグは2013年頃まではシカゴの南部で活動していたリーグだ。
Next level Pro-Am
ネクスト・レベル・プロ-アマは2017年まで活動していたリーグだ。過去にはジャバリ・パーカーやウィル・バイナムが参加し、スポーツドリンクのボディー・アーマーがスポンサーを務めていたこともあった。
ACGI
ACGI(Anybady Can Get It)は2018年と2019年に活動していたプロアマリーグだ。
ザ・ファクトリー
ザ・ファクトリー・インディ・プロアマ(The Factory Indy Pro Am)はインディアナ州インディアナポリスのプロアマリーグだ。最大の特徴はティーグ一家が運営している点だ。
Knox Indy Pro-Am
概要
ノックス・インディ・プロアマ(Knox Indy Pro-Am)は2009~2016年までインディアナ州インディアナポリスで開催されていたプロアマリーグだ。同リーグは2009年にスキルトレーナーのカルロス・ノックス(Calros Knox)によって運営が始まった。同氏は地元インディアナ大学-パーディー大学インディアナポリス校出身でNCAA D2の得点王や最優秀選手賞を獲得した程の選手だった。その後、WNBAインディアナ・フィーバーのアシスタントコーチと自身のトレーニングプログラムの両輪で選手の育成に携わっている中で「選手とファンが繋がりを継続できる場所を創りたい」といった想いが強まり、プロアマリーグの発足に至った。
歴史
2011年、NBAロックアウト中、「ノックス・インディ・プロ-アマ vs. グッドマンリーグ(ワシントンD.C.の老舗リーグ)」のオールスターゲームが実現し、ジェフ・ティーグ(インディアナ州出身)、マイク・コンリー(インディアナ出身)、エリック・ゴードン(インディアナ大学出身)、ポール・ジョージ(インディアナ・ペイサーズ)、ジョシュ・マクロバーツ(インディアナ・ペイサーズ)がジョン・ウォールやデマーカス・カズンズらと対戦した。最終年2016年にはヨギ・フェレル(NBA選手/インディアナ大学)、ゲイリー・ハリス、トレイ・ライルズ、グレン・ロビンソン三世等の多くのNBA選手が参加する豪華な大会だった。2017年、同リーグの休止が決まった。理由は主催者がノーステキサス大学女子バスケ部のアシスタントコーチ就任が決まったからだ。
パトリック・マカウ・プロアマ
HoopCity Dalls ProAm
ゴット・ゲーム・イン・ザ・バレー・プロアマ
2017~19年、アリゾナ州フェニックスではゴット・ゲーム・イン・ザ・バレー・プロアマ(Got Game in the Valley Pro Am)が開催されていた。参加者は2017年はデビン・ブッカーとエリック・ブレッドソー+BdotAdot(NBAモノマネ系)、2018年はアマレ・スタウダマイヤーやタイラー・ウリス、2019年はトニー・ローテンJrと結構豪華だった。
まとめ
- 通称: Pro-Am League/Summer league
- 期間: オフシーズン(5月下旬~8月中旬)
- 開催地: 全米各地
- 参加者: NBA選手、プロ選手、元プロ、大学生、高校生、ラッパーやユーチューバー等
- 形式: リーグ戦&プレーオフトーナメント
- レベル: ピンキリ
- 観戦: 無料
プロアマリーグは夏開催のリーグ戦だ。各チームはプロとアマチュアの即席チームである。NBA選手の参加は2022年の例外的な爆増を除いて基本的にはレアだ。ほとんどの選手はリコ・ハインズ(Rico Hines)@UCLA等の非公開合同練習のプライベートランに参加している。そして、プロアマリーグは全米中で出来ては潰れている。多くは数年で資金難で潰れる。主要リーグはNCAAのNCAA D1選手のサマーリーグ参加制限の関係でNCAAの公認大会一覧に掲載されている。各リーグの情報はそれぞれのインスタグラムアカウントで発信されている。
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夏開催
イベント | 時期(例年) | 場所 |
NBAサマーリーグ | 7月上旬 | ラスベガス サクラメント ソルトレイクシティ |
アメリカ代表 | 7月下旬以降 | ラスベガス+他の都市 |
ビッグ3 | 6~9月 | 全米各地 |
TBT(The Basketball Tournament) | 6~8月 | 全米各地 |
プロアマリーグ | 6~8月 | 全米各地 |
AAUサーキット | 4&7月 | 全米各地 |
その他(セレブリティゲーム/ツアー) | 通年 | 全米各地 |
現地観戦の準備
ガイドブック(エリア)
参考
【東海岸】
#ラッカー50(netflix.com)
ヒップホップ・エボリューション(netflix.com)
The Entertainers Basketball Classic(allthingshoops.com)
NBPA BEGINS RENOVATION OF NYC PARKS’ GREG MARIUS COURT AT HOLCOMBE RUCKER PARK IN HARLEM(nbpa.com)
NBA exploring ‘Field of Dreams’-style game(nba.nbcsports.com)
SLAM ANNOUNCES INITIAL GROUP OF PLAYERS FOR FIRST SUMMER CLASSIC GAME(slamonline.com)
ORIGINAL OLD SCHOOL: STREET MOVES(slamonline.com)
Elite 24: Rucker Park legends(espn.com)
The 25 Greatest Streetball Players of All Time(complex.com)
When Fly Got Swatted(si.com)
James Fly Williams(sports-reference.com)
Playground legends no more(espn.com)
IN A LEAGUE OF HIS OWN(valt.si.com)
About Us(hblprogram.com)
Remembering Summer Basketball in the Fabled Baker League(nba.com)
Sonny Hill(phillyhall.org)
Play in the Charles Baker summer basketball league has…(upi.com)
Playground Basketball is Dying(espn.com)
B.I.G. claims seventh Annapolis Summer Basketball League title(capitalgazzette.com)
【中西部】
Trae Young and The Skinz League Providing High Caliber Entertainment(si.com)
【西海岸】
ABOUT(portlandproam.com)
About the IBL(iblhoopsonline.com)
NIPPON TORNADOES(jbadreams.com)
SF BAY AREA PRO-AM BASKETBALL AT KEZAR(youtube.com)
Jon Greenberg’s SF Pro Am thriving in 41st year(sfexaminer.com)
the history(drewleague.com)
Inside LA’s Summer Pro-Am Hoops Institutions, the Drew League and Venice Beach(bleacherreport.com)
RAYMOND LEWIS L.A. LEGEND(raymondlewis.com)
11 College Cagers Are ‘Hardship’(news.google.com)
Drew League enters new era with familiar faces, live streaming and a new Adidas partnership(theathletic.com)
Dwight Howard Has a CRAZY DUNK OFF vs Pro Dunker Chris Staples at Venice Beach!!(youtube.com)
Ron Beals A Venice Legend(veniceball.com)
Kobe Bryant Broke Wrist In Beach Basketball Game, Lakers Legend Shares How(heavy.com)
Show LA Love Experience presented by Veniceball & Pigalle(veniceball.com)
The Galaxy Court is Born(veniceball.com)
Does Utah-based Powder League have staying power?(deseret.com)