※2020-21シーズン=イレギュラースケジュール(コロナ禍)
基本情報
- 名称: University of Southern California
- 愛称: Trojans/USC
- 所属: B1G
- 成績
近年の話: HC交代&カンファレンス移籍
- HC交代(2024)
- カンファレンス移籍(2024)
Pac-12→B1G
ロスター(2024-25) |
DJ・ロドマン ワシントンステイト大学(2019-23) USC(2023-) →選手資格満了? |
Kijani Wright ★4 USC(2022-) →編入意思表明 |
デズモンド・クロード(Desmond Claude) ゼイビア大学(2022-24) トップ編入生(2024) USC(2024-) |
セント・トーマス(Saint Thomas) ロヨラ大学シカゴ(2021-23) ノーザンコロラド大学(2023-24) 上位編入生(2024) NBAドラフトエントリー撤回(2024) USC(2024-) |
チブゾー・アボー(Chibuzo Agbo) テキサス工科大学(2020-22) ボイシステイト大学(2022-24) NBAドラフトエントリー撤回(2024) 優良編入生(2024) USC(2024-) |
テレンス・ウィリアムス2世(Terrance Williams II) ミシガン大学(2020-24) NBAドラフトエントリー撤回(2024) 優良編入生(2024) |
ジョシュ・コーエン セントフランシス大学(ペンシルベニア)(2019-23) マサチューセッツ大学(2023-24) 優良編入生(2024) |
クラーク・スラッシャート(Clark Slajchert) ペンシルベニア大学(2021-24) 優良編入生(2024) |
ラショーン・エイジー(Rashaun Agee) ニューメキシコ大学(2020-22) ボウリンググリーンステイト大学(2022-24) 優良編入生(2024) |
ブライス・ポープ(Bryce Pope) UCサインディエゴ(2019-24) |
マット・ノウリング(Matt Knowling) イェール大学(2021-24) |
脱退(2024) |
ブギー・エリス メンフィス大学(2019‐21) USC(2021-24) →選手資格満了 |
アイザイア・コリアー→NBAドラフトエントリー |
ブロニー・ジェームス→NBAドラフトエントリー |
コービー・ジョンソン→UCLA |
ビンセント・イチュクウ(Vincent Iwechukwu) ★4-5リクルート USC(2022-24) →セントジョーンズ大学 |
アーリントン・ペイジ(Arrinten Page)→シンシナティ大学 |
2024年、USCはHCアンディー・エンフィールド(Andy Enfield)のSMU転職を受けてエリック・マッスルマン(Eric Musselman)をHCに迎えた。同氏は超豊富なコーチ経験と超優秀なリクルート力を持っている。2024年5月現在、昨シーズン平均二桁得点の選手9名が編入予定だ。
ビッグ・10・カンファレンス
- 名称: Big 10 Conference
- 愛称: B1G
- 設立: 1896年
- 所属校: 18校
- 放送: CBS/FOX/NBC
- HP: www.bigten.org
所属校(大まかな所在地) |
ラトガース大学(ニュージャージー州)は2020‐21に1991年以来のNCAAトーナメント出場を果たした。 |
メリーランド大学(ワシントンD.C.)は同大のNBAドラフト高順位指名者はバストになる傾向がある。 |
ペンシルベニアステイト大学は1954年にファイナル4に進出している。 |
オハイオステイト大学(コロンバス)は一昔前まではグレッグ・オデン、マイク・コンリー、エバン・ターナー、ディアンジェロ・ラッセルなどトッププロスペクトをリクルートしていた。近年はブランド力に陰りが見られる。 |
ミシガン大学(デトロイト)は元ファブファイブのジュワン・ハワードが指揮を執っている。 |
ミシガンステイト大学(デトロイト)はマジック・ジョンソンとドレイモンド・グリーンの母校だ。 |
パデュー大学(インディアナ州)は近年は3年連続でアップセットを喰らっている。 |
インディアナ大学は名将ボブ・ナイト(1971-2000)が率いて3度のNCAAチャンピオンに輝いた。 |
ウィスコンシン大学は2015年に38勝0敗のケンタッキー大学を破ってNCAAトーナメント決勝に進出した。 |
ノースウェスタン大学(シカゴ)は現HCクリス・コリンズの就任でNCAAトーナメント初出場&初勝利を果たして”じゃない方”の脱却に成功した。 |
イリノイ大学は2005年にデロン・ウィリアムスらがNCAAトーナメント準優勝を果たした。 |
ミネソタ大学(ミネアポリス)は1980年代のボストン・セルティックスとロサンゼルス・レイカーズ時代にそれぞれにケビン・マクヘイルとマイカル・トンプソンを送り込んだ。 |
アイオワ大学はルカ・ガルーザが在籍していた。 |
ネブラスカ大学(リンカーン)は2019年にフレッド・ホイバーグがHCに就任し、2021年秋から富永選手がプレーしている。 |
ワシントン大学(シアトル)は多数の地元のキッズをNBAに送り込んでいる。 |
オレゴン大学(ユージーン)は初代NCAAトーナメント王者&NIKEのお膝元だ。 |
UCLAは計11回のNCAAトーナメント制覇を誇る。 |
USC(ロサンゼルス)はリクルートに優れている。 |
ビッグ・10・カンファレンスは北東部と中西部の大規模大学計14校が所属している。近年は乱世だ。最近ではB1Gの”じゃない方”のノースウェスタン大学、ラトガース大学、ネブラスカ大学、ペンステイト大学ですら上位に食い込んでいる。最大の特徴はフィジカル強度だ。そのため、各校は競うようにビッグマンをリクルートしている。そして、2024年、パック-12・カンファレンスの4校が加盟してきた。
パック-12・カンファレンス(2024年ほぼ解散)
- 名称: Pac-12 Conference
- 設立: 1915年
- 所属校: 12校
- 放送: Pac-12 Network/ESPN/CBS
- HP: pac-12.com
所属校(大まかな所在地) |
ワシントン大学**(シアトル)は多数の地元のキッズをNBAに送り込んでいる。 |
ワシントンステイト大学****(スポーケン)は2000年代のトニー・ベネット就任時に瞬間的に強かった。最も有名な選手はクレイ・トンプソンだろう。 |
オレゴン大学**(ユージーン)は初代NCAAトーナメント王者&NIKEのお膝元だ。 |
オレゴンステイト大学****(コーバリス)はゲイリー・ペイトン父子を輩出した。 |
カリフォルニア大学バークレー校*(ベイエリア)はケビン・ジョンソン、ジェイソン・キッド、アブドゥル-ラヒーム、ジェイレン・ブラウン等を輩出している。 |
スタンフォード大学*(ベイエリア)は1980年代後半~00年代前半まではNCAAトーナメント常連校だった。今でもNBA選手の輩出率は高い。 |
UCLA**は1967~73年の7連覇を含む合計11回のNCAAトーナメント制覇を誇る超名門だ。 |
USC**(ロサンゼルス)はリクルートに優れている。 |
コロラド大学***(デンバー)はチャウンシー・ビラップスの母校だ。 |
ユタ大学***(ソルトレイクシティ)は1990年代にアンドレ・ミラーやキース・バン・ホーンらを擁して最盛を迎えた。日系人NBA選手ワッツ・ミサカ氏も同校出身だ。 |
アリゾナステイト大学***(フェニックス)はジェームス・ハーデンの母校として知られている。 |
アリゾナ大学***(ツーソン)は1990年代に西海岸随一のパワーハウスとなった。現在、元ゴンザガ大学ACのトミー・ロイドがHCを務めている。 |
パック-12・カンファレンスは2024年に100年以上の歴史に幕を閉じる。同カンファレンスは西海岸~西部各州の代表校で組織され、数多の競技の全米王者を輩出し、最盛期にはトップカンファレンス”Conference of Champions”の名をほしいままにしていた。一方、近年、収益が悩みだねとなっていた。そして、唯一の稼ぎ頭のUCLAとUSCがビッグ・テン・カンファレンス移籍を決めた。その後、ドミノ倒しが始まった。2024年8月、全校がカンファレンス移籍を予定している。
チーム史
サム・バリー時代(1929-41): バスケをエキサイティングに!!
サム・バリー(Sam Barry)は現在のバスケットボールの面白さと深みの開祖だ。当時、バスケットボールは思考停止の走力重視だった。そんな中、同氏はいち早く戦術的なバスケットボールを追求し、トライアングルオフェンスの基礎概念を編み出した。そして、1939-40、USCは西海岸随一の強豪となって「NCAAトーナメント招待」+「全米1位評価 by エルメス財団(Helms Athletic Foundation)」を勝ち取った。一方、同氏は「センターライン導入」「10秒ルール」「得点後のジャンプボール廃止」等を数々のルール整備を発案してバスケットボールをエキサイティングなスポーツにブラッシュアップした。
ボブ・ボイド時代(1966-1979)
ボブ・ボイドは1966年にサザンカリフォルニア大学HCに就任し、1969年3月8日にUCLAに1968年1月20日のゲーム・オブ・センチュリーのヒューストン大学戦以来&ルー・アルシンドラー(カリーム・アブドゥル-ジャバー)のキャリア2敗目の黒星を与え、1979年まで任期を全うした。
ジョージ・ラベリング(1986-94)
眉唾物
1986年、USCはジョージ・ラベリング(George Raveling)のコーチングキャリア挫折から救った。同氏は初のパック-10・カンファレンス黒人HCとしてワシントンステイト大学を約40年振り2度目のNCAAトーナメント出場に導き、1983年にアイオワ大学にルート・オルソン(Lute Olson)の後を任され、翌1984年にLA五輪の米国代表ACとして金メダルを獲得し、マイケル・ジョーダンと親密な関係を築き、キャリアを駆け上っていた。一方、実績の大半は運や人間関係構築力によってもたらされていた。僅か2年後、3季連続のイマイチな成績の結果、人々はコーチングの力量に疑念を抱き始めていた。つまり、メッキが剝がれつつあった。
ジョージ・ラベリングはサニー・バッキャーロにマイケル・ジョーダンを紹介している。
唯一の実績: ベビージョーダンのリクルート
案の定、ハイメジャー校の器は存在しなかった。最初の4シーズンは負越しに終わっている。唯一の功績はNBAスラムダンクコンテスト2回制覇のハロルド・マイナーのリクルートだけだ。同選手は1年次から平均20点以上を記録し、2年次にチームを6シーズン振りの勝ち越しとNCAAトーナメント出場に導き、最終3年次にコンセンサス・オール-アメリカンの1stチーム選出の大活躍でPac-10内15勝3敗、AP最終8位、NCAAトーナメント第2シードをもたらし、ベイビージョーダンの愛称通りのパフォーマスを見せた。
ハロルド・マイナーは残念ながら膝の故障で僅か4シーズンでNBAキャリアを終えてしまった。
限界の自覚
ハロルド・マイナー以降、成績はイマイチに戻った。そんな中、1994年9月、ジョージ・ラベリングは交通事故に見舞われ、リハビリで長期離脱を余儀なくされ、11月にHCを辞任した。
ジョージ・ラベリングはコーチ復帰を考えていた。一方、第一線のオファーはなかったようだ。結局、次の仕事はナイキのコンサルタントだった。以降、コーチ復帰は達成されていない。そして、2015年、同氏はバスケットボール殿堂入りとなった。
ヘンリー・ビビー時代(1995途中-2005途中)
ティム・フロイド時代(2005-09): ジェットコースターのような4年間
#TBT July 7th, 2006. A great piece on OJ Mayo before his senior year at the ABCD Camp, which was written by @AdamZagoria. pic.twitter.com/DyQMyg5HOX
— Dave’s Joint (@daves_joint) April 10, 2020
計画とん挫
2005年、USCは急遽ティム・フロイド(Tim Floyd)をHCに迎え入れた。当初、次期HCはリック・マジェラス(Rick Majerus)に決まっていた。同氏は1998年にユタ大学をNCAAトーナメント決勝に導いている。人柄も申し分無しだった。そんな矢先、本人からの辞退の申し出があった。理由は健康状態の悪化だ。
まさかの躍進
当初、ティム・フロイドは本命までの繋ぎとして見られていた。そんな中、2006-07、同氏は前任者ヘンリー・ビビーの置き土産残ニック・ヤング、タージ・ギブソン、ゲイブ・プリットを十二分に活用してNCAAトーナメント出場を果たし、2回戦でケビン・デュラントとテキサス大学を下し、久しぶりのスウィート16にチームを導いた。一方、最大の驚きはリクルートだった。当時、既にトップリクルートのOJ・メイヨ+トップ100選手2名のコミットがあった。また、翌2008年、地元LAのスーパー高校生デマー・デローザンの勧誘も成功している。その結果、USCは一気に全米の注目の的となった。
不正発覚
しかし、幸せは長くは続かなかった。2009年夏、OJ・メイヨとLAのプロモーター間の金品の授受が発覚した。そして、ティム・フロイドも事件の関与から解雇となった。
アンディ・エンフィールド時代(2013-24): トップリクルーター!!
USC is Back!!
- ジョーダン・マクラーリン(2014-18)
- チミジー・メトゥ(2015-18)
- ディアンソニー・メルトン(2016-17)
- デリック・ソーントン(2016-19): ★5
2013年に現HCのアンディ・エンフィールドをHCに採用して再びリクルートに強い学校になった。
アディダスリクルート不正事件
主な人物 | 処分 |
アディダス ACトニー・ブランド ディアンソニー・メルトン +選手2名 | 観察処分(2021-23) 罰金$5,000 奨学金枠2名分削減(2018-19)* リクルート日20日削減(2018-19)* 公式訪問自粛(2018-19)* 当該ACショーコーズ3年(2018-21) |
2017年9月27日、ACトニー・ブランドはフィナンシャルアドバイザーのサービスを選手に斡旋して見返りを受け取っていた。ディアンソニー・メルトンは金品授受で選手資格停止に追い込まれた後に自主退部した。その後、USCは自罰として2018-19に2名分の奨学金枠、合計20日のリクルート活動可能日、選手の公式訪問(大学負担でのキャンパス案内)等の自粛を行った。そして、2021年4月、NCAAはUSCに「観察処分(2年間)」「罰金$5,000」の処分を下した。一方、ブランドは2018年に3年間のショーコーズ処分が下された。
禊期間
- チャールズ・オバノンJr(2017-20): マクドナルド・オールアメリカン
- イライジャ・ウィーバー(2018-20): ★4-5
- オニェカ・オコング(2019-20)
モーブリー兄弟(2020-21)
- アイザイア・モーブリー(2019-22)
- エバン・モーブリー(2020-21)
HCアンディー・エンフィールド(Andy Enfield)は2018年にエリック・モーブリーをスタッフに抱え、息子アイザイア・モーブリーとエバン・モーブリーのリクルートに成功し、2020-21にエリート8進出を果たした。
リクルート力爆発
- ビンセント・イチュクウ(2022-24)
- アイザイア・コリアー(2023-24): 2024年1巡目29位
- ブロニー・ジェームス(2023-24): 2024年2巡目55位
その他
ハーマン・ヒル(1929-30)
ハーマン・ヒル(Herman Hill)は同大初の黒人プレーヤーだ。ハーマンは1929-30にバスケ部員になったことだけは記録されている。保守的な南部の大学では1960年代後半まで黒人学生の入学すら許可されていなかった。如何に南カリフォルニア大学が先進的だったかが伺える。ちなみに、ハーマンは1931年に大学を卒業した後にジャーナリスト兼活動家となり、1949年にはNFLのロサンゼルス・ラムスの初の黒人選手となったウッディ・ストローデとケニー・ワシントンの契約の後押しをする等、黒人の地位向上に大きく貢献した。
テックス・ウィンター(1947-48)
テックス・ウィンターは1960年代にカンザスステイト大学でトライアングルオフェンスを実戦導入して成功を収めた後、フィル・ジャクソンのメンターとしてシカゴ・ブルズとロサンゼルス・レイカーズの黄金期を陰ながら支えた。
ビル・シャーマン(1946-50)
NBA優勝(1957、59-61/ボストン・セルティックス)
NBA25周年&50周年チーム
ガス・ウィリアムス(1972-75)
NBA優勝(1979/シアトル・スーパーソニックス)
NBA1stチーム(1980)
現地観戦
ホームアリーナ
- 名称: Galen Center
- 住所: 3400 S Figueroa St, Los Angeles, CA
ホームアリーナはギャレン・センターだ。アクセスは良い。ダウンタウンからは路面電車、ローカルバス、徒歩(危険ではあるが)で行ける。
※電子書籍: ○○年版→最新版の可能性有り(「データについて(目次の数P後)」参照)
※Yahoo!ショッピング電子書籍無し
チケット
強豪校のチケットは事前のオンライン購入で良いだろう。満席率は概ね60~70%程度だ。チケット自体は強豪校同士の試合でも基本的には定価で購入可能である。一方、チケット売り場は結構混み合う。そして、伝統の一戦やスーパースター選手出場試合は例外的に高騰or売切れとなる。例えば、デューク大学-ノースカロライナ大学戦は毎年高い。また、ザイオン・ウィリアムソンやケイトリン・クラークはアウェイゲームでも普段の倍以上の集客をしてしまう。
グッズ
カレッジグッズの種類
- 一般ファングッズ
ジャージー(選手名+番号無し)/Tシャツ/ショーツ/スウェット/日用雑貨等 - NIL
選手名+番号入りジャージー/Tシャツ/実着品/サイン/写真/NFT/トレーディングカード/プレーヤーオウンブランド品/ビデオメッセージ等
公式サプライヤー品(アパレル)
公式サプライヤー品は当該大学運動部の実用品提供メーカーの製品だ。NCAA D1校の運動部はナイキ(ジョーダン)、アディダス、アンダーアーマー、ニューバランスのいずれかと公式サプライヤー契約を結んでいる。2010年代後半まではラッセル(Russell Athletic)もいくつかのサプライヤーを務めていた。一般的に契約は数年単位だ。鞍替えも起こる。各校のサプライヤーの確認はユニフォームのロゴで可能だ。
公式ライセンス品(アパレル/日用雑貨)
数多のメーカーが大学からロゴ等の商業利用許可を貰って商品を販売している。最たる例が日本でも定番のカレッジトレーナーだろう。そして、競合メーカーのライセンス品も当たり前だ。例えば、デューク大学(ナイキ校)のアディダスやアンダーアーマー社製品がキャンパス内で売られている。
NIL商品
NILは選手関連商品だ。2021年7月、NCAAは学生アスリート達のNIL(Name-Image-Likeness)のマネタイズを解禁した。主要メーカー製の選手名+番号のジャージー販売は「2022‐23: 超人気校のフットボール」「2023-24: 人気校のバスケットボール」と始まったばかりである。販路は「大学公式店(実店舗/オンラインストア)」「選手個人サイト/SNS」「サードパーティーマーケットプレイス」と多岐に渡る。
コレクターズアイテム(流通品)
コレクターズアイテムは読んで字のごとく収集目的の製品だ。特に人気の収集対象はイヤーブック(雑誌)だろう。
スニーカー
特に地方限定販売/支給オンリーのカレッジカラー版は高い人気を誇っている。
レプリカ
現存のカレッジジャージーはカスタム品(大学名のみのジャージーに自身で番号と選手名を追加) or 非公式レプリカ品だ。NCAAは2021年7月まで現役選手の名前&番号記載商品の販売を禁止していた。そのため、NIL解禁以前、ファンは大学名のみのジャージ(番号&名前無し)に専門業者やDIYで番号と選手名を張り付けるか、あるいは非公式レプリカジャージを購入していた。過去の選手のジャージは販売されている。例えば、ナイキはアンソニー・デイビス(ケンタッキー大学)のジャージやベン・シモンズ(LSU)のTシャツを販売している。
NCAAグッズ販売店
- 直営店
NCAAショップ*: NCAA D1全校
カンファレンスストア*: カンファレンス所属校
ブックストア(カレッジストア)
チームストア - ECサイト
- 一般小売店
スポーツ用品店
-DICK’S SPORTING GOODS
デパート
-Macy’s/JCPenny/Kohl’s/Nordstrom
ファンショップ
-Locker Room By Lids/Fanzz/Just Sports/Rally House
直営店
NCAAはNCAAショップを運営している。品揃えはNCAA D1全校だ。また、多くのカンファレンスストアもカンファレンスストアを申し訳程度で構えている。モチベーションは軒並み低い。そして、ブックストア(カレッジストア)は教科書+アパレル+日用品+土産の雑貨屋だ。米国の大学生は基本的に寮やキャンパス付近で生活している。そのため、品揃えはカレッジロゴや名前入りの生活必需品だ。場所はキャンパス内or付近にある。一部の強豪校はアリーナやスタジアムにチームストアも持っている。品揃えはブックストア(カレッジストア)に劣る。
ファナティクス
ファナティクス社は世界中のスポーツチームのグッズ販売の裏方企業だ。実際、NCAAショップ+カンファレンスストア+チームストアはファナティクス式の設計になっている。一方、同社は世界各エリア向けの自社サイトでそれぞれのエリアの人気スポーツリーグのグッズを販売している。そして、北米系サイトは全NCAA D1校のグッズを取り扱っている。
例えば、ファナティクスでは大谷翔平選手(MLB)と八村塁選手(NBA)と角田裕毅(F1)のグッズのまとめ買いが可能だ。
選手個人サイト/SNSアカウント
NILグッズは選手個人のホームページやSNSアカウント等でも売られている。
一般小売店
最大手ディックズ・スポーティンググッズは「地元プロチーム」「同州の代表的な大学」「最寄り大学」のアパレルを置いている。狙い目は型落ち品のセールだ。大手デパートチェーン4社はそれぞれのファングッズ/アスレティックアパレルコーナーでカレッジグッズを売っている。ファンショップは全米の人気校のグッズを置いている。
関連記事
カリフォルニアエリア
ベイエリア(カリフォルニア州)
- NBA: ゴールデン・ステイト・ウォリアーズ
- Gリーグ: サンタクルーズ・ウォリアーズ
- NCAA D1(強豪): カリフォルニア大学バークレー校
- NCAA D1(強豪): スタンフォード大学
- NCAA D1(中堅): セントメアリーズ大学(カリフォルニア)
- NCAA D1(中堅): サンフランシスコ大学
- NCAA D1(中堅): サンタクララ大学
- NCAA D1(中堅): サンノゼステイト大学
- プロアマリーグ: San Francisco Bay Pro Am Basketball League
サクラメント/ストックトン(カリフォルニア州)
- NBA: サクラメント・キングス
- Gリーグ: ストックトン・キングス
- NCAA D1(中堅): UCデイビス
- NCAA D1(中堅): サクラメントステイト大学
- NCAA D1(中堅): パシフィック大学
- NBAサマーリーグ: カリフォルニア・クラシック
リノ(ネバダ州)
- NCAA D1(中堅): ネバダ大学リノ校
- 観光: カジノタウン
サンホアキンバレー(カリフォルニア州)
- NCAA D1(中堅): フレズノステイト大学
- NCAA D1(中堅): CSUベイカーズフィールド校
セントラルコースト(カリフォルニア州)
- NCAA D1(中堅): カリフォルニア大学サンタバーバラ校
- NCAA D1(中堅): カリフォルニア・ポリテクニック・ステイト大学
ロサンゼルス(カリフォルニア州)
- NBA: ロサンゼルス・レイカーズ
- NBA: ロサンゼルス・クリッパーズ
- Gリーグ: サウスベイ・レイカーズ
- WNBA: ロサンゼルス・スパークス
- NCAA D1(名門): UCLA
- NCAA D1(名門): サザンカリフォルニア大学
- NCAA D1(中堅): ミッドメジャー8校
- プロアマリーグ: Drew League
- プロアマリーグ: VBL
サンディエゴ(カリフォルニア州)
- Gリーグ: サンディエゴ・クリッパーズ
- NCAA D1(実力校): サンディエゴステイト大学
- NCAA D1(中堅): サンディエゴ大学
- NCAA D1(中堅): カリフォルニアステイト大学サンディエゴ校
- NCAA D1(中堅): カリフォルニア大学サンディエゴ校
- プロアマリーグ: Swish Pro-Am League
ラスベガス(ネバダ州)
- WNBA: ラスベガス・エースズ
- NCAA D1(古豪): ネバダ大学ラスベガス校(UNLV)
- NBAサマーリーグ
- NBAインシーズントーナメント準決勝/決勝
- アメリカ代表戦
- イベント(NCAA): 小規模大会(11月)/カンファレンストーナメント(3月)
- AAU/高校大会
- プロアマリーグ: Desert Reign ProCity Summer League
リザベーションエリア(複数州)
- NCAA D1(中堅): サザンユタ大学
- NCAA D1(中堅): ユタ工科大学
- NCAA D1(中堅): ノーザンアリゾナ大学
フェニックス(アリゾナ州)
- NBA: フェニックス・サンズ
- Gリーグ: バリー・サンズ
- WNBA: フェニックス・マーキュリー
- NCAA D1(強豪): アリゾナステイト大学
- NCAA D1(中堅): グランドキャニオン大学
- 高校: ヒルクレストプレップ
- プロアマリーグ: Swish Pro-AM League
トゥーソン(アリゾナ州)
- NCAA D1(強豪): アリゾナ大学
NCAA基礎講座
大学一覧
バスケ留学解説
NCAAの視聴方法
参考
Southern California Trojans School History(sports-reference.com)
Justin M. “Sam” Barry(hoophall.com)
Sam Barry (1892-1950)(coachesdatabase.com)
Sam Barry Dies, Returned to LA(news.google.com)
Remembering former USC basketball coach Bob Boyd(espn.com)
Retracing the Histories of “The Next Michael Jordans”(theringer.com)
Raveling step down at SC(The-Spokesman-Review)
Majerus cites health as reason for USC exit(Seattletimes.com)
DEMAR DEROZAN(rivals.com)
2007 Rivals150 Prospect Ranking(rivals.com)
Mayo denies ex-confidant’s claims of gifts, including TV, cash(espn.com)
Herman Hill; USC’s First Black Basketball Player Was Activist(latimes.com)
Bill Sharman(hoophall.com)
NCAA Hits USC With Two-Year Probation After Ethical Conduct Violation(si.com)
Eric Mobley(usctrojans.com)