海外のNBA配信サービスの利用方法(中東&アフリカ編)

※本サイトは広告を含んでいます

概要

概要
  • NBA放映権(2025-26~2035-36)
    Amazon+どこか
    ※日本: Amazon+docomo
    ※一部例外有り
  • MENA
    Amazon: Prime Video(〇)
    beIN Sports: beIN Connect(×)
  • サブサハラ
    Amazon: Prime Video(〇)
    Canal+: Canal+(×)
    WDC: ESPN
    -Disney+(△)
    -インターネットTV(〇)

2025-26以降、NBA放映権は世界共通でAmazon+どこかの所有となっている。そして、結論、2025年9月現在の中東&アフリカのサービスの利用は微妙だ。MENAの支配者「beIN SPORTS」はストリーミングサービス「beIN Connect」を有線or衛星放送契約者に限定している。一方、サブサハラ地域のTVプロバイダーは東欧や中南米のサービスに劣る。

基本情報

スポーツコンテンツ=高い

スポーツコンテンツの特徴
  • 顧客の特徴
    贔屓球団やリーグへの固執→高いサービス契約率
    シーズン中の契約継続→半年以上の契約
  • メディアの都合
    圧倒的ライブ視聴率→TV局の砦
    ドキュメンタリー作品+競技観戦→サービスの足掛かり
    低コスト(対ドラマや映画製作)

結論、スポーツ視聴は世界的に高い。人気スポーツはドル箱だ。まず、スポーツコンテンツの顧客はカモである。スポーツファンは贔屓チームやリーグの視聴をやめない。だから、強気な価格も問題無い。しかも、シーズンは半年以上に及ぶ。つまり、シーズン単位の放映権獲得は大量の長期優良顧客の増加に繋がる。また、コンテンツ的特徴がメディアの都合にかなっている。試合や競技大会はライブ視聴傾向が強く、「ドキュメンタリー作品→実際の競技観戦」の消費傾向も見られ、製作コストも低い。そのため、TV局もストリーミングサービスもスポーツを欲しがっている。その結果、スポーツコンテンツ争奪戦は過熱の一途を辿り、放映権は高騰し、コンテンツ価格も上昇している。

映像配信サービスの種類

ビデオオンデマンドサービス
公式スポーツ専門一般
NBAリーグパス
ユーロリーグTV
コートサイド1891
DAZN
ESPN+
TSN等
Amazon Prime Video
Disney+
HBO Max
Netflix等
コンテンツ
狭く深く
特定のリーグ限定
完全網羅
コンテンツ
広く浅く
数多の競技
人気カード中心
コンテンツ
複数の競技
人気カード中心
映像作品数千本
ライブ&オンデマンドライブ&オンデマンドライブ&オンデマンド
※スポーツ: ライブ限定(傾向)
価格: 高価格: 高価格: 安

VODサービスはコンテンツをライブ&オンデマンドで配信している。つまり、コンテンツは利用者のタイミングで視聴可能な状態になっている。公式サービスは自身の管轄試合をライブ&オンデマンドで配信している。スポーツ専門VODサービスは複数の競技をライブ&オンデマンド配信している。そして、近年、一般のVODサービスもスポーツのライブ配信に進出している。

インターネットTV
インターネットTV
コンテンツ
100ch程度
配信: ライブ
※番組録画機能(クラウド保存)
※追っかけ再生機能(番組中)
米国の人気TVプロバイダー(一例)
YouTube TV: 人気チャンネルの網羅
Hulu + Live TV: Disney+&ESPN+付随
DirecTV Stream: スマホや家庭用インターネットのセット割
fuboTV: スポーツ充実/録画容量無制限
SlingTV: 格安
料金
先進国(米国): $60~70(1万円程度)
先進国(欧州+豪): €30~40(6~7千円程度)
中進国(中東+欧州): 3~4千円程
発展途上国(東南アジア+欧州+南米): 2千円程

インターネットTVはテレビ放送のインターネット配信版だ。つまり、コンテンツはTVチャンネルからライブ配信される。利用者は数多のTVプロバイダーのプランから自分好みのチャンネルや料金のプランを契約する。一部のサービスは番組録画機能や追っかけ再生の機能を提供している。スポーツチャンネルはしばしばアドオンや上位プラン限定になっている。

@b_o_bros
@b_o_bros

近年、VODサービスはTVチャンネルを搭載し、インターネットTVは映像作品を常備し、バンドルプランを組み、互いに接近している。

VPN: 自身の通信をサービス圏内に変更

引用: 海外から日本のIPで接続できる(interlink.or.jp)
主要業者月契約年契約サーバー/国数
NordVPN1,705円429円/月(2年)5,600/50国
MillenVPN(日系)1,496円396円/月(2年)1,300/70国
AVAST(Norton)$4.59/月(1年)55/35国
PureVPN$10.95$2.08/月(2年)6,500/71国
Private Internet Access1,480円250円/月(2年)?/91国
ExpressVPN$12.95$6.67/月(1年)?/105国
CyberGhostVPN1,425円320円/月(2年)9,300/91国
Surfshark VPN1,741円321円/月(2年)3,200/100国
※税込価格(2024年8月時点)

VPNは通信の暗号化技術だ。通信者はVPNを用いて「現在の滞在国のIPアドレス→VPNサーバーのIPアドレス(別国)」に変更してインターネットに接続できる。例えば、「自身のIPアドレス(日本)→VPNサーバーのIPアドレス(アメリカ)」の変更が可能だ。そのため、日本滞在者も自身の日本からの通信をVPNでサービス圏内の通信に変更して日本未上陸のサービスを利用できる。無論、VPNは日本では合法だ。料金は往々にして4~5か月分=2年分に設定されている。

オススメ

NBAの視聴の選択肢

NBAの視聴方法の選択肢
  1. NBAリーグパス(日本版)
  2. NBAリーグパス(海外版) 
  3. 映像配信サービス(日本)
    ※アマプラ+docomo
  4. 映像配信サービス(海外)

NBAリーグパス(日本or海外)

NBAリーグパス
運営: NBA(2025年10月以降)
コンテンツ
NBA試合
-プレシーズン
-レギュラーシーズン
-ポストシーズン
-サマーリーグ
Gリーグの試合(一部)
WNBAの試合(一部)
NBAスポンサードイベント: プロアマリーグ/
過去の試合
専門番組
映像作品: ミニドキュメンタリー等
配信: ライブ&オンデマンド
※現地別メディアのライブ配信試合: アーカイブ限定
価格: 国次第
先進国
リーグプラン(NBA全試合): 約4,500円/月
チームプラン(特定1チーム全試合): 約1,500円/月
途上国orバスケ不人気国
リーグプラン: 約1,500~/月
チームプラン: 無し
サブスクリプション
公式:
現地メディアハブ(日本の場合: アマゾン)
サービス圏外国
北朝鮮、中国、イラン、シリア、ロシア、ウクライナ、ベラルーシ

NBAリーグパスは公式ストリーミングサービスだ。プランはリーグプランとチームプランとなる。サブスクリプションは世界共通で本家と各国現地メディアハブから可能だ。そして、価格とプランは国と地域で異なる。例えば、チームプランは特定の国でしか提供されていない。価格も物価とNBA人気で調整されている。最安値は低物価&NBA不人気国の1,500円以下だ。例えば、2022-23、ベトナムのリーグプランはđ220,000(1,300円弱)/月だった。

世界の映像配信サービス(NBA放映権)

NBAの放映権
  1. 大半の国: アマゾン+どこか
  2. 一部の国: アマゾン以外+どこか
アマゾン(プライムビデオ)
  • 通常版
  • 拡張版
NBAとアマゾンの放映権契約(11年間)
期間: 11年(2025-26~2035-36)
地域: 世界各国
※一部例外有り
価格: アマゾンプライム会員(国次第)
日本: amazon.co.jp
シンガポール: amazon.sg
豪州: amazon.com.au
サウジアラビア: amazon.sa
UAE: amazon.ae
米国: amazon.com
地域ドメイン無し国: amazon.com/近隣の地域ドメイン
※アマゾン通信販売圏外のプライムビデオ視聴可
配信予定
日程: 金/土+木(1月半ば以降)
※木曜日: NFL配信日
RS: 66試合(NBAカップ本戦全試合込み)/1230試合
PS: PIT+プレーオフ1~3回戦
※ポストシーズン隔年配信
備考
NBAサマーリーグ半分
WNBA+Gリーグの配信有り
アマゾン経由のNBAリーグパス契約可
NBAとアマゾンの放映権契約(11年間)
期間: 11年(2025-26~2035-36)
地域: 9か国
インド: amazon.in
英国: amazon.co.uk
アイルランド: amazon.com/amazon.co.uk
フランス: amazon.fr
ドイツ: amazon.de
イタリア: amazon.it
スペイン: amazon.es
メキシコ: amazon.com.mx
ブラジル: amazon.com.br
価格: アマゾンプライム会員(国次第)
配信予定
日程: 金/土+木(1月半ば以降)
※木曜日: アマゾンのNFL配信日
RS: 66試合(NBAカップ本戦全試合込み)+20試合以上
PS: PIT*+PO1~2回戦*+カンファレンス決勝+決勝戦*
備考
NBAサマーリーグ半分
WNBA+Gリーグの配信有り

2025-26以降、アマゾンは世界中でNBA試合をプライムビデオで配信する。基本スケジュールは世界共通でレギュラーシーズンの2~3日/週+ポストシーズン(隔年)となる。配信日は金土のゴールデンタイムだ。1月の半ば以降、木曜日がNFL配信の終了に伴ってNBA配信日になる。一部の国は拡張版の配信スケジュールになっている。

アマゾン圏外
アマゾン圏外
現地メディア圏
アジア: 中華圏
北米: カナダ
ワーナー・ブラザース・ディスカバリー圏
北欧: スウェーデン/ノルウェー/フィンランド/デンマーク
中欧: ポーランド
ウォルト・ディズニー・カンパニー圏
中欧: オランダ
米国の政敵国
アジア: 北朝鮮
中東: イラン
欧州: ロシア/ベラルーシ
中米: キューバ

いくつかの国はアマゾン圏外となっている。中国はそもそも出禁である。カナダは現地メディアの契約だ。欧州6カ国はWBD社とWDC社のサービス圏となっている。米国の政敵国は米国企業のサービス圏外になっている。

どこか(国次第)
余り分
  • RS: 1100+試合/計1230試合
  • プレーイントーナメント(隔年)
  • プレーオフ1~3回戦(隔年)
  • NBAファイナルNBAオールスター
  • NBAサマーリーグ半分

残りの試合の配信は国や地域次第となる。日本の場合、docomoが名乗りを上げた。そして、実際、相当数が余っている。そのため、バスケ人気国の場合、200~300試合/年がどこかしらによって放送配信されている。

NBA TV(TVチャンネル)

NBA TV
運営: NBA(2025年10月以降)
コンテンツ
NBA/Gリーグの試合
WNBAの試合
過去の試合
専門番組
映像作品: ミニドキュメンタリー等
価格: 国次第
別途契約
TVプロバイダーのパッケージ内

NBA TVはNBA専門TVチャンネルだ。海外版NBA TV Internationalは世界中でTVプロバイダーのパッケージ内or別途契約の形でサービス展開されている。日本の場合は楽天TVの無料配信チャンネルだった。プログラムは国次第である。NBA試合は世界的に少ない。大半は「Inside the NBA」の繰り返し放送だ。存在意義は薄い。

@b_o_bros
@b_o_bros

2025年10月1日以降、NBA TVとNBA.com(NBAリーグパス含)の運営権がワーナー・ブラザース・ディスカバリーからNBAに戻る。つまり、2025-26以降、運営元が変わる。サービス終了の可能性もある。

海外サービスのメリット&デメリット

長所: 総合的な安さ

安さ1: バスケセット
  • 世界
  • オセアニア
  • 中東
  • アフリカ

国際プロリーグ
FIBA Intercontinental Cup(9月): 世界一決定戦

国代表
FIBAワールドカップ本戦
五輪本戦

国際プロリーグ
FIBA Basketball Champions League Asia(6月): アジアクラブ王者決定戦
FIBA BCL Asia – East(3-5月): BCL Asia予選
FIBA West Asia Super League: BCL Asia予選
East Asia Super League(10~2月): 東アジアのトップリーグ

地域/国内リーグ(主要)
韓国: KBL
モンゴル: The League
中国: CBA
フィリピン: PBA

国代表
大陸王者決定戦: FIBA Asia Cup(夏/4年)
ワールドカップ予選
五輪予選

国際プロリーグ

地域/国内リーグ(主要)
オーストラリア: NBL
ニュージーランド: NBL

国代表
大陸王者決定戦: FIBA Asia Cup(夏/4年)
ワールドカップ予選
五輪予選

国際プロリーグ
EuroLeague: 欧州名門球団リーグ*
FIBA Basketball Champions League Asia: アジアクラブ王者決定戦
FIBA West Asia Super League: BCL Asia予選
*ドバイ拠点球団始動(2025-26)

地域/国内リーグ
レバノン
イラン

国代表
大陸王者決定戦: FIBA Asia Cup(夏/4年)
ワールドカップ予選
五輪予選

国際プロリーグ
BAL

地域/国内リーグ

国代表
大陸王者決定戦: AfroBasket
ワールドカップ予選
五輪予選

国際プロリーグ
EuroLeague: 欧州名門球団リーグ
EuroCup: 欧州強豪球団リーグ
FIBA Basketball Champions League(9-5月): 欧州クラブ王者決定戦
FIBA Europe Cup: 欧州中堅球団リーグ
FIBA European North Basketball League: 欧州交流リーグ

地域/国内リーグ(主要)
旧ソ連諸国: VTB United League(10-4月)
イスラエル: Ligat HaAl (10-5月)
トルコ: Türkiye Sigorta Basketbol Süper Ligi(10-6月)
ギリシャ: Greek Basketball League(10-6月)
リトアニア: Lietuvos krepšinio lyga
旧ユーゴ諸国等: ABA League(9-6月)
セルビア: Košarkaška liga Srbije(10-6月)
フランス: LNB Élite(9-5月)
イタリア: Lega Basket Serie A(9-6月)
ドイツ: Basketball Bundesliga(9-6月)
スペイン: Liga ACB(9-5月)

国代表
大陸王者決定戦: EuroBasket(夏/4年)
ワールドカップ予選
五輪予選

国際プロリーグ
FIBA Basketball Champions League Americas(12-4月): 中南米クラブ王者決定戦
FIBA: South American Basketball League(10-12月): 南米強豪クラブリーグ

地域/国内リーグ(主要)
カナダ: CEBL/NBL
アメリカ: NBA/Gリーグ
メキシコ: Liga Nacional de Baloncesto Profesional(7-11月)
プエルトリコ:
ブラジル: Novo Basquete Brasil(10-3月)
アルゼンチン: Liga Nacional de Básquetbol(9-6月)

国代表
大陸王者決定戦: FIBA AmeriCup(夏/4年)
ワールドカップ予選
五輪予選

大半のサービスは全カテゴリーのバスケットボールの放送配信を行っている。例えば、欧州のバスケ人気国のサービスはNBA+国際プロリーグ+国内/地域リーグ+ヨーロッパの国代表試合の放映権を持っている。しかも、過半数以上の国内リーグや国代表の親善試合は国内限定だ。つまり、海外サービスはNBAリーグ+ユーロリーグTV+コートサイド1891を兼ねる。総額も安い。

安さ2: 人気コンテンツ網羅
世界的人気コンテンツ
サッカー
UEFA大会: チャンピオンズリーグ
欧州五大リーグ: 英プレミアリーグ/独ブンデスリーガ/西ラリーガ/伊セリエA/仏リーグアン+カップ戦
格闘技
ボクシング/WWE/UFC等
モータースポーツ
F1/NASCAR等
ゴルフ
PGA/LIV Golf等
テニス
五大大会/ATPツアー等
国際大会
五輪/FIFAワールドカップ本戦/ラグビーワールドカップ本戦

人気のスポーツの視聴環境が1サービスで整う。世界の大多数の国は中堅国家であり、国内のメディアも少なく、1つのサービスが自身の商圏で人気コンテンツを独占的に配信している。例えば、韓国の場合、クーパンプレイ(Coupang Play)が北米四大リーグのNBAとNFL、欧州五大リーグとUEAF大会、モータースポーツのF1とNASCAR、ゴルフやテニスのメジャー大会等+多数の映画やドラマを配信している。日本の場合、人気コンテンツの網羅は複数のサブスクの契約を余儀なくされる。つまり、トータルの費用と面倒は軽減される。

安さ3: 人気動画配信サービス付き
付随
  • TVチャンネル100ch
  • 映像作品ストック数千本
    ハリウッド映画/日本アニメ/現地の映像作品等
  • 人気動画配信サービス付随
    Disney+/HBO Max/Hulu/Netflix等

スポーツ以外も充実する。スポーツチャンネルは往々にして上位プランに入っている。そのため、スポーツファンの選択肢は自ずと上位プランとなる。そして、大抵の上位プランはVODサービスや映像作品数や100種以上のTVチャンネルを含んでいる。

安さ4: 安価

価格自体がそもそも安い。価格は国内の需要に基づいている。つまり、狙い目は発展途上国やバスケ不人気国だ。

短所: 海外サービス利用の注意点

特定カテゴリーの網羅性

全国放送試合数上位(数)
T1位: GSW(34)
T1位: LAL(34)
T1位: NYK(34)
T1位: OKC(34)
T5位: HOU(28)
T5位: MIN(28)

全国放送試合数下位(数)
T24位: CHA(3)
T24位: CHI(3)
T26位: BKN(2)
T26位: NOP(2)
T26位: TOR(2)
T26位: UTH(2)
T26位: WAS(2)

結局、特定のリーグの網羅性は公式サービスに及ばない。大半のサービスはマイナー試合を配信しない。例えば、2025-26、米国のNBAの全国放送試合数は球団の人気で露骨に違う。無論、人気の中身は国や地域で異なる。実際、docomoは日本人選手在籍試合中心の配信を発表している。そのため、映像配信サービスの場合、人気カード中心の配信が基本となる。

インターネットTVの契約の難しさ
インターネットTVの壁
  • 現地の番号
    個人番号、住宅番号、電話番号等
  • 抱き合わせ
    ケーブルや衛星のテレビ契約のおまけ的扱い
    家庭用インターネット回線とセット契約

インターネットTVの契約は半々位の確率で不可能だ。そして、発展途上国の場合、インターネットTV自体が存在しない。電気やモバイル回線の基地局がようやく農村部に行き届いた。一方、家庭のインターネット回線の普及はまだだ。つまり、インターネットTVやVODサービスの視聴環境が整っていない。そのため、テレビの衛星放送が絶大な支持を得ている。国の経済発展具合はストリーミングサービスのスポーツの充実度と相関する。低所得国はサッカー以外の競技の土壌を持ち合わせていない。インフラも無い。

VPN
アンチVPN
  • 反VPN国
    中国/ロシア/トルクメニスタン/イラン等
  • 反VPN企業
    DAZN: DAZN等
    WDC: Disney+/ESPN/ESPN+/hulu等

一部の国はVPNを規制している。また、一部のサービスはVPNのIPアドレスをブロックしている。一方、VPNブロックの回避は然程難しくない。ブロックの対象は往々にして大手VPN業者の人気サーバーだけだ。そのため、サーバー変更や中堅VPN業者サーバーで突破可能な場合が結構ある。また、一部のVPNサービスはsurfsharkのNo Borders機能等でネットワーク制限回避の機能を提供している。

支払方法

一部のサービスは商圏外発行のクレジットカードをブロックしている。理由は不正利用の疑いだ。ペイパルの利用がオススメだ。

言語
現地言語への対応策
  • サービスHP: ブラウザの翻訳機能の活用
  • 映像作品の言語: オリジナル言語に変更
    日本の作品: 日本語
    英米の映画やドラマ: 英語
    ※日本語字幕有(稀)

英語圏or親切なサービス以外は現地の言語でしか表記されていない。

チャット

一部のサービスはサブスクリプションの入会と退会時にオペレーターとのやり取りを求めてくる。

MENA

  • 利用可能サービス無し

MENAのスポーツ市場

※イスラエル: ヨーロッパ扱い
人気スポーツ

サッカーが圧倒的な人気を誇っている。最も象徴的な出来事がクリスティアーノ・ロナウドのサウジリーグ所属だろう。一方、現在、中東はフロンティアとなっている。新設球団ドバイ・バスケットボールは2025-26からユーロリーグとABAリーグを戦っている。NBAグローバルゲームやバスケットボール・チャンピオンズリーグ・アジア本戦の会場もドバイだ。そして、ベイスボール・ユナイテッドが2025年から本格始動する。

バスケットボールリーグ
NBA放映権
NBA放映権所
Amazon: 通常版
beIN Sports(MENA): 400試合/シーズン
NBA TV International: 6試合/週

MENAのスポーツ放映権はカタールのスポーツ放送局「ビーインスポーツbeIN Sports)」に独占されている。実際、後述の南アフリカの「スーパースポート(SuperSport)」、ESPN、仏発「CANAL+」はサブサハラ地域に以北に進出できていない。

@b_o_bros
@b_o_bros

ビーイン・スポーツはMENA以外では地味なマイナースポーツ局に甘んじている。

MENA

MENA
NBA放映権: beIN Sports
ハブ: beIN Sports(TVチャンネル)/beIN CONNECT(VODサービス)
バスケ
NBA:
国内リーグ: 不明
国代表: FIBAアジア地域大会/WC本戦/五輪本戦等
スポーツ
欧州サッカー: UEFA主管大会/プレミアリーグ/ブンデスリーガ/セリエA/AFCチャンピオンズリーグエリート
代表サッカー: ワールドカップ
国内サッカー:
他: テニス五大大会/F1/ハンドボール等
映像作品
ドキュメンタリー等
一般映像作品
五大映画スタジオ作品
価格: TVプロバイダー/4,500円~
言語: 英語/アラビア語/仏語
配信: ライブ
HP: beinsports.com

現在、「ビーイン・スポーツ(beIN SPORTS)」チャンネル(MENA版)は実質的に視聴不可能だ。現地のTVプロバイダーサービスは有線or衛星放送だけである。VODサービス「beIN CONNECT」もサブスクライバー限定だ。NBA TVもおそらく入る。

サブサハラ: サハラ砂漠以南全域

サブサハラのスポーツ市場

人気スポーツ

サッカーが圧倒的な人気を誇る。ラグビーとモータースポーツも人気だ。

NBAの放映権
NBA放映権
Amazon: 通常版
ESPN Africa: 5試合/週*
CANAL+: 5試合/週*
NBA TV International: 4試合/週*
SABC(南アTV): 1試合/週*

サブサハラ諸国のNBA放映権はアマゾンとESPNアフリカ支局で共有されている。一部の試合は仏発動画配信サービス「CANAL+」のアフリカ版「CANAL+Afrique」でNBA TVからサブリース配信されている。一応、南アフリカ共和国の放送局SABCもNBA試合を放送している。

メディアの動向

サブサハラ地域のスポーツ放映権はざっくり3社で分割されている。南アフリカの「スパ―スポート(SuperSport)」がサブサハラ地域では絶対王者だ。人気の欧州スポーツが数多の競技やリーグ専門チャンネルで独占的に放送配信されている。そのため、ESPNアフリカ支局は米国スポーツの布教に留まっている。そして、近年、仏発「CANAL+」が欧州と米国スポーツのハイブリットとして台頭してきた。

サブサハラ諸国全域

【不可】CANAL+(旧CANAL+Afrique)

近年、仏発ハイブリッドサービス「CANAL+」はサブサハラ地域のスポーツ放送配信に参戦している。

DStv(インターネットTV)
TVプロバイダー/配信サービス
プレミアム(約4,500円): ESPN×2+SuperSport×16(全)
プレミアムプラス(約3,000円): ESPN×2+SuperSport×12
コンパクト(約2,000円): ESPN×2+SuperSport×8
※HPでプラン比較可能

オススメは最安のナイジェリア版だ。コンパクトプラスとコンパクトプランもESPN両チャンネルとSuperSportチャンネル×10ch程度を搭載している。南アフリカ共和国版は現地放送局SABCのチャンネルも入る。

GOtv(TVプロバイダー)
GOtv
NBA放映権: ESPN
サービス: ESPN&ESPN2(TVチャンネル)
バスケ
NBA:
国際リーグ: BAL
国内リーグ: 不明
代表: 不明
サッカー
欧州: UEFA主管大会*/五大リーグ(英*/伊*/西*)/カップ戦/下部リーグ
+蘭/スコットランド/サウジ等
国内: 不明
国代表
その他
北米: MLB/NFL/NHL/NCAAスポーツ
英国: ラグビー(豪/日)/クリケット
モータースポーツ: F1*
格闘技: UFC*/WWE*
映像作品
不明
プラン: Supa+(スポーツファン向け)
価格: 5,300円(国次第)
サービス圏
モザンビーク(オススメ)/マラウィ/ガーナ/ケニア/ナミビア/ザンビア/ナイジェリア/南ア(アクセス不可)
言語: 英語/ポルトガル語
配信: ライブ
HP: beinsports.com
*SuperSportチャンネル

オススメはモザンビークだ。スポーツチャンネルがESPN×2chとスーパースポート×11chで全国最大数となっている。ポルトガル語チャンネル(SuperSport Maximo)は人気コンテンツを包括的に放送配信している。他の国版はESPNチャンネルの片落ち、スポーツチャンネル総数の少なさ、ポルトガル語チャンネル無し等で劣る。

南アフリカ: Disney+(難)

2025年10月、ディズニー+(アフリカ版)は南アフリカ共和国でESPN on Disney+をスタートさせた。Disney+ PremiumとMobileのプラン加入者はESPN Africaの2チャンネルを視聴できる。

サービス契約の流れ

  1. 支払い方法の準備
  2. VPN契約
  3. VPNアプリダウンロード&起動
  4. サービス契約

支払方法の準備

クレジットカード

多くの海外サイトは支払方法にクレジットカードを指定している。そして、クレジットカードは原則的に本人名義でなければならない。海外のまともなサイトは「会員登録者とクレジットカードの名前が異なる」→「不正利用の疑い」の判断で決済を止めてしまう。つまり、親のクレジットカードの使用は不要なトラブル回避のためにも好ましくない。

@b_o_bros
@b_o_bros

初クレカは楽天カードで良い。兎にも角にもポイントが貯まる。楽天Pは「楽天Pay(1%)+楽天カードチャージ(0.5%)+楽天ポイントカード/他ポイントカード提示(0.5~1%)」の三重取りで還元率2~2.5%以上になる。「入会特典」「スーパーポイントアッププログラム」「ボーナスポイント」等の大量ポイント獲得機会も多い。詰まる所、入会特典数千Pだけでも得だ。年会費も永年無料なので損も無い。

ペイパル(PayPal)

世界的決済サービスのペイパルは非常に多くの決済に利用可能だ。最大の使い所は米国発行クレジットカード制限の突破である。一部のウェブサイトは海外発行のクレジットカードを防犯上の理由で拒否している。また、クレジットカードも国外サイトの決済時に不正利用の判断で止まってしまう。同サービスは代替の決済方法として役に立つ。アカウントの開設&維持は無料だ。

VPN契約(主要VPN業者)

主要業者月契約年契約サーバー/国数
NordVPN1,705円429円/月(2年)5,600/50国
MillenVPN(日系)1,496円396円/月(2年)1,300/70国
AVAST(Norton)$4.59/月(1年)55/35国
PureVPN$10.95$2.08/月(2年)6,500/71国
Private Internet Access1,480円250円/月(2年)?/91国
ExpressVPN$12.95$6.67/月(1年)?/105国
CyberGhostVPN1,425円320円/月(2年)9,300/91国
Surfshark VPN1,741円321円/月(2年)3,200/100国
※税込価格(2024年8月時点)

最初にやるべきことはVPNとの契約だ。VPN業者は星の数程存在する。相場は「1,500円/月(月契約)」+「数百円/月(複数年契約)」だ。一方、一部のサービスはVPNサーバーのブロックを始めている。そのため、サーバーと国数は多ければ多い程良い。例えば、サービス加入が「サーバーA×」「サーバーB〇」で突破可能になる。そして、大半のサービスは一カ月程度の無料体験期間を含んでいる。ハズレの場合も即解除で損失回避可能だ。

オススメ

VPNアプリのダウンロード&起動

VPN契約後、次にすべきがVPNアプリのダウンロードだ。ダウンロード方法は契約完了通知メールやHPに記載されている。そして、VPNアプリの使い方は往々にして非常にシンプルだ。自身の通信の変更は「ロケーション設定(国指定)」→「スイッチオン」で完了する。

サービスの契約

サービスの契約の流れは概ね「アカウント作成→プラン選択→支払い」となる。

VPNの活用方法

VPNの活用方法
  • 海外配信動画視聴
  • 海外限定サービス加入
  • 低物価国価格のサブスクリプション加入

海外サービスの利用

海外サービスの利用
  • インターネットテレビ
  • 動画配信サービス
    米アマゾン・プライム: NBA試合&映像作品等
    海外Disney+: ESPN放映権所有の試合&映像作品
    HBO Max: NCAAトーナメント男子大会(下位回戦)等
    Paramount+: NCAAトーナメント男子大会(上位回戦)等
    Peacock: NBA&NCAA
    TSN: NBA+NCAA+映像作品
詳細
アメリカのインターネットテレビ
主なストリーミングテレビジョンサービス
  • hulu with LIVE TV: 動画配信+TV
  • YoutubeTV: 動画配信+TV
  • Sling TV: TVサービス界のLCC
  • DirecTV Strem: 衛生放送DirecTVのインターネットテレビ版
  • FuboTV: アメフトとサッカー強化

アメリカのインターネットテレビではNBAとNCAA in 1サービスで視聴が可能だ。そして、TVプロバイダーは唯一のFOXとCBS放送試合の視聴方法である。TVプロバイダー業者は無数に存在する。相場は$80/月程度だ。

アメリカのインターネットテレビの利用方法
日本からのアメリカのインターネットテレビの利用方法を紹介!!
米アマゾン

アマゾンは2025-26以降のNBA放映権を持っている。数多のバスケ系映像作品がアマゾン・プライム・ビデオで配信されている。日本未配信の作品のレンタルや購入も可能だ。

B1G+

B1G+はビッグ10・カンファレンスのサブスクリプションサービスだ。プランはフルカバー版と特定の1校版の2択となる。

ディズニー+
ESPN on Disney+
  • 中南米(2024年6月~)
  • 米国(2024年12月~)
  • オセアニア(2025年3月~)

現在、ウォルト・ディズニー・カンパニーは自社ブランドのESPNとディズニーのファンの相互流入を図り、「ESPN on Disney+」と題し、一部地域でディズニー+(Disney+)で試合のライブ配信と映像作品のオンデマンド搭載を行っている。

海外版「Disney+」の利用方法
スポーツのライブ配信「ESPN on Disney+」の利用方法を紹介!!
HBO Max(ワーナー・ブラザース・ディスカバリー)

HBO Max(旧MAX)はワーナー・ブラザース・ディスカバリーの動画配信サービスだ。2023年10月、ようやくスポーツのライブ配信が始まった。バスケットボールは「NBA: TNT放送分(2024-25終了)」「NCAA: NCAAトーナメント男子大会(約半分)」の配信となる。2024年3月現在、スポーツコンテンツのライブ配信は追加料金無しで視聴可能になっている。一方、近い将来、スポーツアドオンは要追加料金になる。

米国版HBO Max(旧MAX)の利用方法
日本からのHBO Max(旧MAX)の利用方法を紹介!!
Paramount+(CBS)

パラマウント+は米国大手TV局CBSの動画配信サービスだ。近年、スポーツのライブ配信が「ドキュメンタリー作品→実際の競技観戦」の消費行動を受けて「Paramount+ with SHOWTIME」プラン限定で始まった。バスケットボールはNCAAレギュラーシーズン試合(少数)とNCAAトーナメント男子大会(約半数)と少ない。また、スポーツ系のオリジナル番組や映像作品も強化されている。そして、日本でのサービス展開は「WOWOWオンデマンド」「プライムビデオ」経由となっている。一方、日米のコンテンツは完全に同じではない。そのため、米国版の契約(要VPN)が必要になるかもしれない。

301 Moved Permanently
Peacock

ピーコックはNBCの動画配信サービスだ。ビッグ10・カンファレンスの試合が極稀に配信されている。

Home
We are one of the world’s leading media and entertainment companies in the development, production, and marketing of ent...
TSN

「TSN&TSN+」はカナダのスポーツ専門局「TSN(The Sports Network)」の配信サービスだ。同局はESPNのバックアップを受けている。そのため、主要コンテンツはESPN放映権所有の「人気スポーツ」「ESPN制作番組」「ドキュメンタリー作品」だ。一方、配信スタイルは残念ながらテレビ型である。つまり、試合と番組は基本的にライブ配信or再配信のみだ。

TSNの利用方法
カナダのESPN系動画配信サービスの利用方法を紹介!!

海外価格でサービス加入

詳細
Courtside 1891
Cortside 1891
運営: FIBA
形態: VODサービス
コンテンツ: FIBA管轄試合
ワールドカップ本戦&予選
五輪予選
バスケットボール・チャンピオンズ・リーグ
ヨーロッパカップ
BAL(Basketball Africa League)
ユース大会
3×3等
配信: ライブ&オンデマンド
料金: 国次第
備考
※親善試合&五輪本戦無し(非FIBA管轄)
*

コートサイド1891(Courtside 1891)はFIBAのサブスクリプションサービスだ。世界中のFIBA管轄試合がライブ&オンデマンド配信されている。料金は低物価&バスケ不人気国で安い。例えば、年額は「日本: $44.99」「ベトナム: $30.99」となっている。

NBAリーグパス

楽天NBA以降、日本からのNBAリーグパス加入は不可能になっている。そんな中、VPNはNBAリーグパス加入をも可能にする。しかも、月額料金は低物価&NBA不人気国の場合は1,500円以下になる。例えば、2022-23、ベトナムの月額料金はđ220,000(1,300円弱)だった。

地域限定配信動画の視聴

詳細
ネットフリックス

ネットフリックスのコンテンツは国や地域で異なる。例えば、ジブリ作品はヨーロッパ等で配信されている。逆に、日本の作品は日本でしか配信されていない。

YouTube
YouTube
  • Bリーグフルゲーム(無料)
  • 映像作品
  • YouTube Premiumの安価加入: アルゼンチン等

YouTubeの相当数の動画は特定の地域限定で配信されている。例えば、Bリーグは海外向けに試合をライブ&アーカイブ配信している。映画やドキュメンタリー作品が入れ替わりで無料公開されている。そして、YouTube Premiumの価格はアルゼンチン等で安い。

海外無料動画配信サービス
海外無料動画配信サービス
  • Victory+: スポーツコンテンツ特化
  • tubi: 映画やドラマ中心

海外限定の無料動画配信サービスも利用可能だ。

まとめ

関連記事

  • NBA軸
  • NCAA軸
  • サ終

参考

中東&アフリカ
beIN MENA (Middle East & North Africa)(beinmediagroup.com)
beIN EXTENDS BROADCAST AND DIGITAL PARTNERSHIP WITH NBA ACROSS THE MIDDLE EAST AND NORTH AFRICA THROUGH 2024-25 SEASON(beinsports.com)
Disney+ Expands In South Africa With The Launch Of ESPN Africa Channels(news.broadcastmediaafrica.com)

カテゴリー

タイトルとURLをコピーしました