【NCAA】カレッジバスケ解説: ルールと制限-練習&試合編

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概要

制限1: 練習内容

チーム練習

チームアクティビティ

  • カウンタブル活動: 制限
    バスケットボール用具の使用
    作戦会議
    試合や練習の映像の使用
  • アンカウンタブル活動: 無制限
    チームミーティング
    奉仕活動
    プロモーション活動
    移動

NCAAはチームの活動を厳しく制限している。チームの活動は内容で「カウンタブル」と「アンカウンタブル」に定義づけられている。カウンタブルの活動は所謂チーム練習のような活動だ。一方、アンカウンタブルは練習以外のチームの活動である。カウンタブルは練習時間制限(後述)の制約を受けるが、アンカウンタブルは制約を受けない。基本的に各チームはオフシーズン中にチーム練習を行えない

自主練習

自主練習

  • 定義
    練習の内容がコーチに報告されない
    コーチの指導を受けていない
    他人を強制されていないetc
  • カウンタブルアクティビティ
  • 分類
    スキルの練習
    コンディショニング

NCAAは自主練習についても明確な定義を示している。NCAAの見解としては「コーチから指導を受けていない」「練習の内容がコーチに報告されない」「他人から強制されていない」等が自主練習の定義だ。自主練習もカウンタブルアクティビティ(=時間制限の制約を受ける活動)としてみなされる。具体的には自主練習は「スキルの練習」と「コンディショニング」に大別される。

制限2: 練習時間

主な制限
  • 最大練習時間
    オフシーズン: 8時間/週(4時間/日)
    プレシーズン:
    オンシーズン: 20時間/週(4時間/日)
  • オフ日の設定
    オフシーズン: 1~2日/週
    プレシーズン: 1~2日/週
    オンシーズン: 1日/週+14日

各選手の練習時間

各選手はカウンタブルアクティビティへの参加時間が制限されている。練習時間は1日に最大4時間までと制限されている。また、オンシーズンは合計時間が1週間に20時間を超えてはならない。オフシーズンは週に最大8時間までとなっている。

オフ日

オフ日にも決まりがある。各チームはオンシーズン中は週に1度以上はオフ日を設けなければならず、なお且つそれらに加えて14日以上のオフ日を追加しなければならない。オフシーズン中は週に2日のオフが必要となる。

その他

深夜から早朝5時までの間に練習を行うことは禁止されている。但し、ミッドナイトマッドネスは例外的にOKだ。練習と試合の空きにも決まりがある。翌日の練習や試合は前日の練習や試合終了後の21時~翌朝6時の間で8時間以上の空きを設けなければならない。加えて、移動で21時以降に到着した場合も同様に8時間以上の空きを設けなければならない。

制限3: 期間

スポーツ学期
8月下旬
~9月下旬
オフシーズン学期中
10月上旬
~11月中旬
プレシーズン学期中
11月下旬プレイングシーズン休暇中
12月上旬プレイングシーズン学期中
12月中旬
~1月上旬
プレイングシーズン休暇中
1月中旬
~4月上旬
プレイングシーズン学期中
4月中旬
~5月上旬
オフシーズン学期中
5月中旬
~8月中旬
オフシーズン休暇中

シーズン

制限は期間で異なる。NCAAは各スポーツの「プレシーズン」「プレイングシーズン(オンシーズン)」「オフシーズン」の大枠を定めている。往々にしてオフシーズンは各種の行為が厳しく制限されているが、プレシーズンで少し解禁され始め、オンシーズンで緩くなる。

アカデミックカレンダー

アカデミックカレンダーの「学期」と「休暇」でもルールに違いがある。例えば、学期中は期末テストの期間中は活動に制限がかかる。

オフシーズン

最初のチーム練習開始まで

主なOK事項

自主練習

基本的にオフシーズン中は自主練期間となる。各選手はウェイトトレーニング、コンディショニング、スキルの練習しか許可されていない。時間制限は「最大4時間/日」「最大8時間/週」「スキルの練習は最大4時間/週」と決められている。

スキルの練習(Skill-related Activity)はキャンパス外でも許されている。但し、バスケットボールの場合は公の前で練習をすることは禁止されている。

プロモーション活動

専らオフシーズン中にチームとしての活動はチームのプロモーション活動だけである。具体的にはファンとの交流、学内の激励会、対外用の宣材写真の撮影(メディアデイ)位だ。

チームコンディショニング(新学期開始後)

新学期開始後、チームでコンディショニングが解禁になる。新学期開始後からはS&Cコーチによるコンディショニングだけは解禁となる。

NCAAは試合形式の活動であってもその競技の用具を使用していなければコンディショニングアクティビティとしている。だから、各チームはバスケットボールで使用する用具以外を用いてこの縫い目をかいくぐってチーム練習を行っている。

バスケットボールのルール講義

コーチの指導が許可されているのはバスケットボールのルールについての講義だけだ。

主な禁止事項

チームアクティビティ

オフシーズン中はチーム練習は全面的に禁止されている。

コーチの指導

原則的にオフシーズン中のコーチの指導は禁止されている。「チームの戦術を伝える」「試合の映像を見せる」「ホワイトボードに何かを描いて見せる」といった座学も禁止だ。

サマースクールでバスケットボールの授業を取る事自体は8週間までは可能だ。但し、時間制限は同じだ。

例外

チームトラベル

各チームは4年に1度だけ海外にチームで旅行に行くことが許されている。一般的に旅行中は観光と試合が行われる。バスケットボールの場合は夏休み中に行われることが多い。旅行中の試合数は最大10試合までとなっている。出発前の練習は10回までだ。

代表合宿

選手はオリンピックや国別対抗戦の代表合宿ではチーム練習やコーチからの指導を受けることができる。但し、同じ大学の選手3名以上が同時に同じチームに参加することはできない。

ドラフトコンバイン

選手は所属する大学から許可を得た場合はプロチームのドラフトコンバインに参加することができる。

サマーリーグ

選手は大学近く or 実家近くのサマーリーグに参加できる。サマーリーグとはロサンゼルスのドリューリーグやニューヨークのラッカーパークのようなプロとアマチュアがチームを組んで参加する大会のことだ。但し、各リーグ運営者はNCAAから許可を得なければならない。

オフ

休暇中のオフシーズンは1日をオフにしなければならない。新学期開始後のオフシーズン中は各選手は毎週2日間のオフを設けなければならない。

コロナの救済措置

2021年、NCAAはサマークラス期間中に限ってノンコーチングスタッフ(学生マネージャー等)が選手のスキル指導を行えることを許可している。NCAAはコーチのリクルート活動をかなり厳しく制限しているのだが、2020-21はコロナの影響を懸念して選手とコーチの対面を長い間禁止していたため、そのしわ寄せが今夏に押し寄せ、コーチングスタッフはリクルート活動で既存の選手に手が回らない状態になっている。今回の措置はこういったコーチ達への考慮だ。

プレシーズン(pre-season)

最初のチーム練習~開幕戦

練習開始

各チームは開幕戦の42日前からチーム練習ができる。バスケットボールの場合は9月下旬~10月上旬だ。プレシーズン中はその内30日しかカウンタブルアクティビティを行うことはできない。

スクリメージ&エキシビションゲーム

スクリメージとエキシビションゲームも可能だ。但し、スクリメージは「無観客」&「得点無し」等の条件がある。一方、エキシビションゲームは観客を動員することが可能だが、対戦相手はNCAA D1以外の大学(NCAA D2、D3、NAIA校等)に限定されている。

オフ

プレシーズン中、各チームは週に1日以上のオフを設けなければならない。

学期開始前はオフを設ける必要はない。但し、バスケットボールの場合はプレシーズンが学期中に始まるのでこのルールとはほとんど関係がない。

プレイングシーズン(Playig Season)

開幕戦~最後の試合

レギュラーシーズン

各チームはレギュラーシーズン中に合計30試合前後までしか行えない。開幕戦は最短でも11月中旬からだ。

カンファレンストーナメント

プレイングシーズンはカンファレンストーナメントまでとしなければならない。カンファレンストーナメントは各カンファレンスのポストシーズントーナメントだ。一般的にカンファレンストーナメントは2月下旬~3月上旬に行われる。各トーナメントの優勝校にはオートマティック・ビッド(Automatic Bid)と呼ばれるNCAAトーナメント出場権が与えられる。


各チームはNCAAトーナメント出場校が確定するまでは練習を行える。NCAAトーナメントの組み合わせは全カンファレンスのカンファレンストーナメントが終了後のセレクションサンデーに発表される。つまり、各チームはカンファレンストーナメント敗退後もセレクションサンデーまでは練習が可能だ。


セレクションサンデー直後、その他のポストシーズントーナメントも出場校を発表する。もしそれらに参加する場合、各チームは引き続き練習を行うことが可能だが、不参加の場合はその時点でそのシーズンは終了(=オフシーズン突入)となる。

ポストシーズン

NCAAトーナメント中、各チームは無制限に練習することが可能だ。敗退したチームはその時点でオフシーズンへと突入する。

オフ

レギュラーシーズン中

レギュラーシーズン中、各チームは「週に1日+14日」のオフ日を設けなければならない。但し、7日間で3試合のスケジュールの場合は事前か事後に2日間のオフを設定することで週に1度のルールを免れることが可能だ。

期末テスト

期末テスト期間(主に12月上旬)はオフシーズン中と同じ制限になる。各選手はウェイトトレーニング、コンディショニング、スキルの練習しか許可されていない。時間制限は「最大4時間/日」「最大8時間/週」「スキルの練習は最大4時間/週」と決められている。

冬休み中

各校は初学期終了後から次の学期開始までの冬休み中に3日連続のオフを設けなければならない。一般的な冬休みは12月中旬~1月初旬だ。例外的に4年に1度のみ大会に参加中は3連休の免除が可能だ。

ポストシーズン

カンファレンストーナメントやNCAAトーナメント中は上記のルールの対象にならない。

その他

授業の欠席

原則的にチーム練習によって選手が授業を欠席するようなことがあってはならない。但し、カンファレンストーナメントやNCAAトーナメントのようなキャンパスから離れた場所で練習をしなければならない場合は例外的に認められている。

練習場所

プレシーズン中にキャンパス外で練習する場合は予め場所を公表しなければならない。

まとめ

  • 活動内容
  • 活動時間
  • 時期

NCAAは「活動内容」「活動時間」「時期」で厳しく制限を掛けている。

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