【現地観戦術】仕組みを理解して賢く使う: モバイルWi-Fi(インターネット編1/4)

うい。


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そして、「現地観戦術」は「仕組みを理解して賢く使う」をコンセプトに現地観戦関連の解説&紹介を行っているカテゴリーである。

と言うことで、今回は海外旅行用モバイルWi-Fiルーター(レンタル)についてだ。

概要(Wi-Fi戦略)

結論、現地観戦を無料の公衆Wi-Fiだけやり過ごすことは可能だ。


と言うのも、アメリカとカナダは無料Wi-Fiが至る所にあるからである。通信速度も悪くはない。ほとんどの場所で動画視聴にも困らない速度はある。


しかし、ローカルバスと地下鉄の車内やアリーナ内にはWi-Fiが無い場所も存在する。だから、無料Wi-Fiだけでは不便なのは確かだ。


そして、自身で通信環境を整える場合、選択肢は「海外旅行用モバイルWi-Fiルーター(レンタル)」「データローミング」「海外SIMの購入」「クラウドWi-Fi(クラウドSIM)」の主に四択だ。

基本情報: 北米の無料Wi-Fi環境

北米の無料Wi-Fi: 日本よりも遥かに充実!!

結論、現地観戦を無料の公衆Wi-Fiだけやり過ごすことは可能だ。と言うのも、アメリカとカナダは無料Wi-Fiが至る所にあるからだ。通信速度も悪くはない。ほとんどの場所で動画視聴にも困らない速度はある。実際、俺は毎回の現地観戦で2週間程度は滞在するが、無料Wi-Fiだけでも何とかなっている。

無料Wi-Fiの有る場所

  • 宿泊施設全般
    ホテル、モーテル、ユースホステル、AirBnB
  • 飲食店全般
    レストラン、カフェ、ファストフード店
  • 公共交通機関
    空港、鉄道の駅、バスステーション(長距離バス)、鉄道内
  • その他
    ショッピングモール、コインランドリー、ホットスポット

サービス業界では無料Wi-Fiは当たり前となっている。宿泊施設は高級ホテルは言うまでもないが、格安のユースホステルやAir BnBですら無料Wi-Fiを完備している。公共交通機関では空港、鉄道の駅、バスステーション(一部のド田舎の古い場所以外)には無料Wi-Fiがある。飲食業界も無料Wi-Fiの提供は最低限のサービスとなっている。ショッピングモールやコインランドリーにすら無料Wi-Fiはある。

無料Wi-Fiが無い場所

  • 交通機関
    飛行機、地下鉄、ローカルバス、長距離バスの車内、タクシー、UBERやLyftの車内
  • 店舗
    ガソリンスタンド、コンビニ、スポーツ用品店
  • その他
    アリーナ

一方、最も無料Wi-Fiが欠乏しているのは移動中だ。飛行機の機内は有料があるが、地下鉄とローカルバスの車内には有料すらも無い。長距離バスは車内のWi-Fi設置を謳っていても実際には無い場合が多い。タクシーや配車サービスのUBERやLyftは車次第だ。


次に現地観戦者として困るのはアリーナと大学や高校といった教育機関だ。アリーナは無料Wi-Fiはアリーナ次第である。大学のキャンパス内や高校は気前の良い大学はゲストWi-Fiがあるが、無い場所も多い。

選択肢: 通信サービス

  • モバイルWi-Fi
  • 海外SIM
  • データローミング
  • クラウドWi-Fi(クラウドSIM)

海外旅行用モバイルWi-Fiルーター(レンタル)

最も一般的な方法が海外旅行用モバイルルーターのレンタルだ。


海外旅行用モバイルルーターのレンタルとは文字通り海外で使用できるWi-Fiルーターをレンタルする方法である。おそらく一度は広告で目にしたことはあるであろう「イモトのWi-Fi」や「グローバルWi-Fi」はまさに海外旅行用モバイルルーターのレンタル業者だ。最近流行りの総合レンタルサービスでも海外旅行用のモバイルルーターの貸し出しは行われている。


メリットは何と言っても手軽さだ。使い方はモバイルルーターのスイッチを入れて携帯端末にパスワードを入力するだけである。レンタル方法もネットで申し込んで空港で受け取るだ。料金も1日に500MB~1GBで1000円程度と理不尽さはない。


しかも、デメリットも特には無い。「長期滞在(2週間以上)」や「クラウドWi-Fiを普段から使っている」場合はモバイルWi-Fiの方が高くなるが、手軽さが抑えられる費用を上回っているため、損ではない。

データローミング(海外パケット)

データローミングは通信キャリアのサービスエリア外(=日本国外)で通信した際に現地の通信キャリアの通信網での通信を可能にするサービスだ。最大のメリットは新たに契約する手間が無いことが挙げられる。データローミングは利用者が自身のスマートフォンの設定でデータローミングをON/OFFに設定するだけで通信が可能になる。一方、デメリットは通信費が高額である点だ。通信費は3000円/日程度になることもザラにある。

最近では各通信会社が海外旅行用にお手頃価格のパケットサービス(事前申し込みが必要)を提供している。

海外SIM(プリペイド)

そして、海外SIM(プリペイド)の購入は旅先の国の通信キャリアのSIMカードをスマホに差し込む方法だ。


SIMカードとは契約者の情報が入ったICチップのことである。モバイル回線の場合、通信にはSIMカードが必要になる。モバイル回線の通信は通信キャリア(ドコモ、AU、ソフトバンク等)の基地局が各端末内のSIMカードの契約情報を基に容量や速度を決めて行われているからだ。しかも、現在は色々な事情でSIMカードは購入した国でしか使えない。つまり、日本の通信キャリアのドコモやソフトバンク等のSIMカードは海外では使えないのだ。


しかし、逆に言えば、旅先でその国の通信キャリアのSIMカードをスマホに差し込めば通信ができる。アメリカとカナダの通信会社は「$2/日」や「$30/月」といったプリペイド式のSIMカードを空港や家電量販店や大型スーパーで売っている。これらは本来は旅行者のためではないのだが、旅行者も利用できてしまうため「折角だから利用してしまおう」という訳なのだ。


メリットは長期滞在(2週間以上)ではモバイルWi-Fiやデータローミングよりも安いことだ。そもそも”海外SIM”の実際は旅先の通信会社が自国民に向けて販売している普通のサービスである。だから、一般論ではあるが、日本でも多くのサービスがそうであるように、海外SIMも契約期間が長ければ長い程、1日あたりの費用は安くなる。


一方、デメリットはSIMフリーのスマートフォンが必須である点だ。先述した通り、SIMカードは各通信会社との契約情報が書き込まれているのだが、日本の携帯通信キャリアは携帯端末に他社のSIMカードでは通信ができないようにロック(SIMロック)を掛けている。例えば、ドコモで購入した携帯端末はドコモのSIMカードしか機能しないようになっているのだ。だから、SIMロックの掛かっている端末では海外SIMは利用できない。

現在は各通信キャリアでSIMロックの解除ができる

クラウドWi-Fi(クラウドSIM)

クラウドWi-Fi(クラウドSIM)は日本で使っているモバイルルーターを設定変更無しに海外でも使えるサービスである。


そもそもクラウドとはデータを端末内では無くインターネットのサーバーに保管するシステムだ。代表例としてはグーグルフォトが挙げられる。グーグルフォトはスマホで撮影した写真をスマホのハードディスク内では無く、クラウド(インターネットのサーバー)に保存するサービスだ。クラウド上に保存された写真はそのサーバーにアクセスすれば別のパソコンやスマホからも見ることができる。


つまり、クラウドSIMは契約者の情報(本来はSIMカード内に入っている)がクラウドに保管されているという訳だ。ちなみに、SIMカードは端末内に実体として挿入されているが、クラウドSIMは実体として専用ルーター内に入っている訳では無い。


クラウドWi-Fiの専用ルーターはその場所で最適なSIMカードをクラウド上から用いて通信を行う。例えば、クラウド上にドコモとAT&TのSIMカードがある場合、専用ルーターは日本ではドコモのSIMカードで通信を行い、アメリカではAT&TのSIMカードで通信を行う。だから、クラウドWi-Fiは日本から別の国に行ってもそのまま使えるのだ。


メリットは言わずもがな日本で使用しているWi-Fiルーターをそのまま海外に持って行っても使用できる点に他ならない。デメリットは強いて言えば普段から契約金を払う必要がある点だ。もし自宅に既に据え置き型のWi-Fiがある場合、あるいは携帯通信キャリアの契約プランで満足の場合、単純にモバイルルーターの月賦が無駄になる。

モバイルWi-Fi

レンタルの手順

  1. 申し込み(ウェブ or 空港)
  2. 受け取り(宅配/来店/空港)
  3. 設定
  4. 返却

申し込み

申し込みは各社のウェブサイトと空港のカウンターで可能だ。但し、空港のカウンターは混雑している場合もあるので事前にウェブサイトから申し込むのが良いだろう。ちなみに、予約は搭乗時間の〇時間前と定めている業者も多い。

料金体系

相場

  • レンタル料(4G LTE)
    500MB/日: 1,500円
    1GB/日: 2,000円
    無制限/日: 2,500円
  • 渡航国数(アメリカ&カナダ): 一か国の場合と変わらない
  • 受取手数料: 500円程度

※1早割やキャンペーンセール等で1000円程度の割引有
※2通信速度を3Gにした場合は3割弱安い

レンタル料金は「レンタル料/日」「渡航国数」「受取手数料」で決まる。


1日のレンタル料は通信容量と通信速度で決まる。相場は500MB/日(4G LTE)が1500円強だ。


加えて、総費用は渡航国の数だけ増える。理由は各国でSIMカードが異なるからだ。SIMカードは1ヵ国の場合は1枚で十分だが、2ヵ国の場合は2枚必要になる。しかし、現地観戦のアメリカ(ハワイ州&アラスカ州含む)とカナダの訪問の場合、アメリカだけの場合と料金はほとんど変わらない。


そして、多くの業者は受け渡しの手数料として500円程度を加えている。

支払い方法

  • クレジットカード
  • 請求書支払い
  • 電子決済

基本的にレンタル業者はクレジットカード、請求書支払い、電子決済に対応しているが、クレジットカードの支払いがオススメだ。


まず、クレジットカードは、適切なカードであれば、マイルやポイントが貯まる分だけ得だ。次に、請求書支払いは手間が掛かる。そして、電子決済は各業者があらゆる決済サービスに対応している訳では無い。


ちなみに、クレジットカードはESTA/eTA(電子渡航証認証)の申請時に必要なので現地観戦の必須アイテムだ。だから、俺達はクレジットカードの基礎知識からマイルやポイントが貯まる現地観戦者向けのカードの紹介を行っている。

【現地観戦術】仕組みを理解して賢く使う: クレジットカード
現地観戦に必須のクレジットカードの仕組み解説&オススメ紹介!!

受け取り

レンタル用品の受け取り方法は「宅配」「来店」「空港」がある。個人的にオススメなのは空港での受け取りだ。各社は羽田空港や成田空港にカウンターを設けている。

使い方

使い方は「ルーターの電源を入れる」「自分のスマホで通信を確認する」「パスワードを入力する」だけである。

返却

そして、忘れてはならないのが返却だ。返却方法は空港のカウンターや返却ボックスに直接返すか、あるいは受け取り時に同封されているレターパックで郵送なのだが、返却期限が到着日翌日の消印有効まで等と短く、返却が遅れれば延滞料金が発生する場合もあるので、注意が必要だ。

鉄板のレンタル業者

レンタル業者はどこも料金体系もサービスも似たり寄ったりなので無難に定番の業者の中からどこかを選ぶのが無難だ。最も有名所と言えば、「グローバルWi-Fi」と「イモトのWi-Fi」だろうが、強いて挙げるならば、グローバルWi-Fiには最安値の「300MB/日」のプランがある。

まとめ

現地観戦の基礎知識

  • 北米は無料Wi-Fiが多い
  • 選択肢
    海外用モバイルWi-Fiルーターのレンタル
    データローミング
    海外SIM
    クラウドWi-Fi(クラウドSIM)

海外旅行用モバイルWi-Fiルーター

  • メリット: 手軽
  • デメリット: 安くはない(割り勘がオススメ)

結論、モバイルWi-Fiのレンタルの最大の利点は手軽さだ。海外SIMやクラウドWi-Fiと比較した場合、難しいことを考える必要が無い。但し、料金は決して高い訳でも無いが安い訳では無い。むしろ最近はデータローミングとほとんど変わらない。だから、利用には2人以上の割り勘がオススメだ。

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参考

【2021年4月】モバイル回線と光回線を元販売員が徹底比較!(internet-kyokasho.com)
「データローミング」はONにすべき? OFFにすべき? – いまさら聞けないiPhoneのなぜ(news.myniavi.jp)
SIMフリー、SIMロックって何?(dream.jp)
アメリカで格安プリペイドスマホを買って楽しもう(weekly.ascii.jp)
常時ネット接続時代の海外出張手配、進化したWi-Fiルーターが旅行手配の新たな商機に -グローバルWiFi(PR)(travelvoice.jp)
クラウドに預けたデータはどこに保管される?セキュリティやメリットは?(pi-pe.co.jp)

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