NCAAの視聴方法
主な視聴方法1: ESPN PLAYER($13.99/月)+VPN(無料期間)

NCAAトーナメント(2023年)はESPN PLAYERで全試合ライブ&オンデマンド(数週間のみ)視聴可能!!
概要
- VPNを契約(無料期間)
- ロケーションをヨーロッパ等(ESPN PLAYERのサービス圏内)に設定
- ESPN PLAYERのサブスクリプションと契約
- VPNを無料期間中に解約
最も簡単に多くの試合を観る方法は「ESPN PLAYER」&「VPN(無料期間)」だ。ESPN PLAYERは主にヨーロッパや南米向けのカレッジスポーツの視聴サービスである。
コンテンツ
ESPN PLAYERはハイメジャーからローメジャー校まで1シーズンに最低でも5試合程度+NCAAトーナメント全試合を放送している。特にACC、アメリカン、B1G、SEC、BIG12とWCCの人気校は10試合程度ある。カレッジフープスの場合、主要校だけでも50校程度はあるため1校の試合は精々5試合を見るのがやっとだ。そのため、試合数は十分以上である。配信はライブとアーカイブ(1~2カ月)が基本だ。また、他競技、ドキュメンタリー、高校の試合も放送される。試合のダウンロードは不可能だ。
日本からのサブスクリプション加入不可

しかし、残念ながらESPN PLAYERは2020年11月からアジア圏でのサービスを止めてしまったため、現在は「視聴」は日本からVPN無しでも可能なものの、上記の様にサブスクリプションへの「加入」は日本からでは不可能な状態になっている。つまり、ESPN PLAYERとの契約時にのみVPN(=ロケーションを変更するサービス)が必要になる。
VPN=ロケーションを変更できるシステム
VPNは通信者の国のIPアドレスを変更できるサービスだ。要するに、VPNで自分があたかもヨーロッパ等のESPN PLAYERサービス圏内からの通信に見せかけてESPN PLAYERを利用するという訳である。無論、VPNの利用は日本の法律上は合法だ。
VPN業者(日本語サイト有)
月額料金 | 年額料金 | 国数 | 無料/返金期間 | |
セカイVPN | 1,100円 | – | 10ヵ国 | 2カ月 |
Private Internet Access | 1,304円 | 636円/月 | 不明 | 30日間 |
Nord VPN | 1,256円 | 517円/月 | 50ヵ国以上 | 30日間 |
Millen VPN | 1,628円 | 1,078円/月 | 不明 | 不明 |
Surfshark | 1,415円 | – | 不明 | 30日間 |
AVAST | – | 7,030円 | 35ヵ国以上 | 30日間 |
ExpressVPN | $12.95 | $8.32 | 90ヵ国以上 | 30日間 |
CyberGhost VPN | 1,425円 | 425円 | 90ヵ国以上 | 14日間 |
まず最初にやるべきことはVPNと契約だ。VPNは数多くの業者がサービスを提供している。相場は「月額1000円前後」+「約1カ月程の無料体験期間」といったところだ。ESPN PLAYERの場合、VPNが必要になるのは契約時だけなので、無料期間(あるいは返金期間)のある業者ならどこでも問題無い。強いて言うならば、どこの業者も無料期間を用意しているので気に入らなければすぐに他社に乗り換えれば良い。ちなみに、ここでは日本語のサイトの業者だけを厳選したが、この中で運営会社が日本企業なのはセカイVPNだけである。何かトラブルがあった場合に最も日本的な対応が期待できる。
VPNの契約後

VPNの契約後、次はVPNのアプリのダウンロード&起動(ロケーションの選択)だ。ロケーションは無論ESPN PLAYERサービス圏内のヨーロッパやアフリカの諸国でなければならない。VPN起動中、ESPN PLAYERのサイトにはプランの選択画面が出現する。そして、その後は「プランの選択→アカウント作成→支払い方法」の順に情報を入力して加入完了となる。

主な視聴方法2: インターネットテレビ($50以上)+VPN
インターネットテレビ(TVプロバイダー)はアメリカのTV放送をインターネットでライブ視聴できるサービスだ。TVプロバイダー業者は数多存在する。相場はニュース、スポーツ、映画、アニメ、バラエティ番組の各種専門チャンネル+オリジナルコンテンツで$50/月以上だ。NBAとNCAAの試合もスポーツチャンネル等で放送される。そして、基本的にはTVプロバイダーは「テレビ放送」だ。そのため、試合は「ライブ視聴」or「録画視聴(DVR)」となる。多くのTVプロバイダーは有料/無料で番組をクラウドに保存できるサービスを提供している。

その他
ESPN PLUS($6.99/月)+VPN

結論、ESPN+は単体ではほとんど意味を成さない。ESPN+は「TV放送有りの試合のライブ&オンデマンド配信」と「TV未放送試合とESPN制作の映像作品の配信」を主としたサブスクリプションサービスなのだが、TV放送有りの試合はTVプロバイダーとの紐付けをしなければ見ることが出来ず、ESPN+限定配信の試合もTV放送ができないマニア向けの試合しかないのだ。詰まる所、ESPN+はあくまでもTVの補助的な立ち位置である。また、そもそもの話、ESPN+は2021年11月時点では加入時に米国の郵便番号が必要になるため普通の日本人では契約が難しい。

カンファレンスのサブスク+VPN
NCAAでは各カンファレンスが放映権を持っている。ネブラスカ大学の富永啓成選手だけが見たい場合、B1G+が良い。B1G+はビッグ・10・カンファレンスのサブスクリプションサービスだ。ESPN PLAYERではネブラスカ大学の男子バスケ部の試合は1シーズンに多くても8試合程度だろう。一方、B1G+のスクールパスのネブラスカ大学の場合は公式戦は全試合が放送される。料金は「$9.95/月」+VPN代だ。加入手順は「VPN契約→VPNアプリダウンロード→ロケーションをアメリカで設定→B1G+契約」となる。
カンファレンスHP

各カンファレンスのホームページでも極々まれではあるが、ストリーミングとアーカイブで試合を放送していることがある。特にビッグ・12・カンファレンスは公式HPで試合のアーカイブを残す気前の良さで有名だ。VPNも不要である。
YOUTUBE(無料)
最近、March Madnessのユーチューブチャンネルが2021年大会のフルゲームをちょいちょいアップロードしている。同チャンネルでは過去の名勝負もフルゲームである。ACC Digital NetworkもYouTubeチャンネルで試合を数日後にアップロードしてくれている場合がある。パック-12・カンファレンスもYフルゲームのライブ放送をしている時がある。
FloHoops($12.50/月)
フローフープス(FloHoops)はコロニアル・アスレティック・アソシエーション(CAA)の試合をどうしても見たければ登録する必要がある。その他に高校バスケ、Jr. NBA、ユーロリーグなどもある。

March Madness Live(無料)+VPN

NCAAトーナメントのライブ視聴だけならばMarch Madness Live(無料)とVPN(無料期間)いう手もある。但し、アーカイブ(見逃し配信)は無く、なお且つTVプロバイダー無しの視聴は3時間までとなっている。

Stadium
スタジアム(Stadium)はライブストリーミングで試合を放送している。

SNS
たまにFacebookやTwitterのカンファレンスやチームのアカウントが試合を放送している場合がある。試合は少なくともシーズンが終了するまでの数カ月間はアーカイブで残している。
参考
The 2020-21 Mid-Major Basketball TV Streaming Guide(midmajormadness.com)